JPH1076015A - 植設された内部人工器官を取り出すための装置 - Google Patents
植設された内部人工器官を取り出すための装置Info
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/22—Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
- A61B17/221—Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
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- A61B2017/2215—Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions having an open distal end
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- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
- A61F2002/9528—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts for retrieval of stents
Abstract
(57)【要約】
【課題】 係合時に妨げになると思われる、引張りエレ
メントと植設された内部人工器官との永久結合が不要で
あり、血管内壁を損傷することなく比較的単純な手段を
用いて内部人工器官を中空体から取り出すことができる
装置を提供する。 【解決手段】 すでに植設された内部人工器官５を取り
出すために、圧縮装置５０が、内部人工器官と繰り返し
係合可能であり、かつ各係合の間においては内部人工器
官から完全に解離可能である。
メントと植設された内部人工器官との永久結合が不要で
あり、血管内壁を損傷することなく比較的単純な手段を
用いて内部人工器官を中空体から取り出すことができる
装置を提供する。 【解決手段】 すでに植設された内部人工器官５を取り
出すために、圧縮装置５０が、内部人工器官と繰り返し
係合可能であり、かつ各係合の間においては内部人工器
官から完全に解離可能である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体の中空器官に
植設された内部人工器官、特に自己拡張型の内部人工器
官を取り外すための装置であって、中空器官に導入する
ことができる搬送カテーテルと、このカテーテル内に軸
線方向に移動可能に配置された圧縮装置とを備えてお
り、これによって内部人工器官が半径方向でテーパする
ことができ、ほぼ圧縮された状態で搬送カテーテル内に
引き込み、この搬送カテーテルと共に中空器官から取り
出すことができるようになっている形式のものに関す
る。
植設された内部人工器官、特に自己拡張型の内部人工器
官を取り外すための装置であって、中空器官に導入する
ことができる搬送カテーテルと、このカテーテル内に軸
線方向に移動可能に配置された圧縮装置とを備えてお
り、これによって内部人工器官が半径方向でテーパする
ことができ、ほぼ圧縮された状態で搬送カテーテル内に
引き込み、この搬送カテーテルと共に中空器官から取り
出すことができるようになっている形式のものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】血管または同様のものに植設された内部
人工器官の位置を補正するために、欧州特許出願公開第
０５７５７１９号明細書より公知の装置の場合、入口チ
ューブに細長い線材部材の形で構成された引張りエレメ
ントが配置されており、この引張りエレメントは、遠位
端部にほぼバスケットを形成するために半径方向に配置
可能な線材部分を有しており、この線材部分は、（近位
端部で）引張るために、線材部材に配置されたフックを
用いて内部人工器官に係合することができる。この装置
の場合、内部人工器官を半径方向で圧縮させる手段は有
しておらず、また内部人工器官の収容および取出し、お
よび血管の内壁の保護のための搬送カテーテルも設けら
れていない。この装置は専ら、血管内部における内部人
工器官の僅かな位置補正を行うために構成されている。
人工器官の位置を補正するために、欧州特許出願公開第
０５７５７１９号明細書より公知の装置の場合、入口チ
ューブに細長い線材部材の形で構成された引張りエレメ
ントが配置されており、この引張りエレメントは、遠位
端部にほぼバスケットを形成するために半径方向に配置
可能な線材部分を有しており、この線材部分は、（近位
端部で）引張るために、線材部材に配置されたフックを
用いて内部人工器官に係合することができる。この装置
の場合、内部人工器官を半径方向で圧縮させる手段は有
しておらず、また内部人工器官の収容および取出し、お
よび血管の内壁の保護のための搬送カテーテルも設けら
れていない。この装置は専ら、血管内部における内部人
工器官の僅かな位置補正を行うために構成されている。
【０００３】血管または同様のものに植設された内部人
工器官（ステント）の位置決めおよび／または取出しの
ための装置が米国特許第５０９８４４０号明細書より公
知であり、この装置は、搬送カテーテルと、この搬送カ
テーテルに同軸的に配置された内部カテーテルと、互い
に別個に軸線方向に摺動可能に内部カテーテルに配置さ
れた２つの引張りエレメントとを有しており、これらの
引張りエレメントは、それぞれ遠位端部にループとして
構成された掴み部材が設けられている。この装置の欠点
は、取り出したい内部人工器官が、ループによって部分
的にしか収縮されず、ひいては大部分が拡張した状態
で、傷つきやすい血管内壁に沿って、相応に大きく寸法
決めしなければならないことに基づき内部人工器官にま
で直接達することが不可能な搬送カテーテル内へ引き込
まれることである。その上、この搬送カテーテルは内部
人工器官を導入するために比較的大きな穿刺を必要とす
るので、この装置の使用範囲は比較的大きく制限され
る。
工器官（ステント）の位置決めおよび／または取出しの
ための装置が米国特許第５０９８４４０号明細書より公
知であり、この装置は、搬送カテーテルと、この搬送カ
テーテルに同軸的に配置された内部カテーテルと、互い
に別個に軸線方向に摺動可能に内部カテーテルに配置さ
れた２つの引張りエレメントとを有しており、これらの
引張りエレメントは、それぞれ遠位端部にループとして
構成された掴み部材が設けられている。この装置の欠点
は、取り出したい内部人工器官が、ループによって部分
的にしか収縮されず、ひいては大部分が拡張した状態
で、傷つきやすい血管内壁に沿って、相応に大きく寸法
決めしなければならないことに基づき内部人工器官にま
で直接達することが不可能な搬送カテーテル内へ引き込
まれることである。その上、この搬送カテーテルは内部
人工器官を導入するために比較的大きな穿刺を必要とす
るので、この装置の使用範囲は比較的大きく制限され
る。
【０００４】生体の中空器官に植設された自己拡開型の
内部人工器官を取り出すために、欧州特許出願公開第０
４２３９１１６号明細書より、搬送カテーテルと、この
搬送カテーテルに同軸的に配置されてこれに対して軸線
方向に相対摺動可能な内部カテーテルとを有する装置が
公知であり、この装置には、軸線方向に向けられた少な
くとも２つの引張りエレメントが、糸または同様のもの
の形式で配置されている。これらの引張りエレメント
は、内部人工器官と継続的に作用結合されていて、使用
例に応じて異なる長さで構成されている。これらの引張
りエレメントを用いて近位端部で引くことによって、た
とえばＺ字形の配置で線材から形成された内部人工器官
が、たとえば折り畳まれることによって半径方向でテー
パして圧縮され、内部カテーテルと共に取り出すために
搬送カテーテル内に引き込まれ、この搬送カテーテルと
共に中空器官から取り出される。この装置の場合、個々
の引張りエレメントが、内部人工器官の植設および拡張
時にも係合時全体に亘っても内部人工器官に永久に結合
されている必要があり、これにより内部人工器官の使用
範囲が比較的大きく制限されており、その上一時的な使
用にしか適していない。
内部人工器官を取り出すために、欧州特許出願公開第０
４２３９１１６号明細書より、搬送カテーテルと、この
搬送カテーテルに同軸的に配置されてこれに対して軸線
方向に相対摺動可能な内部カテーテルとを有する装置が
公知であり、この装置には、軸線方向に向けられた少な
くとも２つの引張りエレメントが、糸または同様のもの
の形式で配置されている。これらの引張りエレメント
は、内部人工器官と継続的に作用結合されていて、使用
例に応じて異なる長さで構成されている。これらの引張
りエレメントを用いて近位端部で引くことによって、た
とえばＺ字形の配置で線材から形成された内部人工器官
が、たとえば折り畳まれることによって半径方向でテー
パして圧縮され、内部カテーテルと共に取り出すために
搬送カテーテル内に引き込まれ、この搬送カテーテルと
共に中空器官から取り出される。この装置の場合、個々
の引張りエレメントが、内部人工器官の植設および拡張
時にも係合時全体に亘っても内部人工器官に永久に結合
されている必要があり、これにより内部人工器官の使用
範囲が比較的大きく制限されており、その上一時的な使
用にしか適していない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、冒頭で述べた形式の装置を改良して、係合時に
妨げになると思われる、引張りエレメントと植設された
内部人工器官との永久結合が不要であり、血管内壁を損
傷することなく比較的単純な手段を用いて内部人工器官
を中空体から取り出すことができる装置を提供すること
である。
課題は、冒頭で述べた形式の装置を改良して、係合時に
妨げになると思われる、引張りエレメントと植設された
内部人工器官との永久結合が不要であり、血管内壁を損
傷することなく比較的単純な手段を用いて内部人工器官
を中空体から取り出すことができる装置を提供すること
である。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、すでに植設された内部人工器官を
取り出すために、圧縮装置が、内部人工器官と繰り返し
係合可能であり、かつ各係合の間においては内部人工器
官から完全に解離可能であるようにした。
に本発明の構成では、すでに植設された内部人工器官を
取り出すために、圧縮装置が、内部人工器官と繰り返し
係合可能であり、かつ各係合の間においては内部人工器
官から完全に解離可能であるようにした。
【０００７】
【発明の効果】前記手段により、中空器官または同様の
ものに植設された内部人工器官、特に中空器官の内壁と
形状結合的に当接するまで自己拡開形式で拡開する内部
人工器官を、個々の機能エレメントの相対運動により取
り出す前に、有利な形式で中空器官の内壁から連続的に
解離して半径方向で減径し、同時に搬送カテーテル内に
引き込むことができ、次いでこの搬送カテーテルを、引
張りエレメントおよび内部カテーテルと共に中空器官か
ら取り出すことができる。
ものに植設された内部人工器官、特に中空器官の内壁と
形状結合的に当接するまで自己拡開形式で拡開する内部
人工器官を、個々の機能エレメントの相対運動により取
り出す前に、有利な形式で中空器官の内壁から連続的に
解離して半径方向で減径し、同時に搬送カテーテル内に
引き込むことができ、次いでこの搬送カテーテルを、引
張りエレメントおよび内部カテーテルと共に中空器官か
ら取り出すことができる。
【０００８】圧縮装置の構造上の構成により、係合時の
比較的簡単な操作と、取り出したい内部人工器官の確実
な捕捉とが保証される。本発明の範囲内において、中空
器官に導入したいエレメント（搬送カテーテル、内部カ
テーテルおよび引張りエレメント）は穿刺開口からの距
離が長い場合にも有利にはフレキシブルな材料、たとえ
ば適当なプラスチック材料から製造することができるの
で、内壁を損傷することなく中空器官の内側形状に対応
してこれらのエレメントを導入時に適応させることがで
きることが判明した。穿刺開口からの距離が短い場合に
は、個々のエレメントは比較的剛性の材料から製造する
こともできる。
比較的簡単な操作と、取り出したい内部人工器官の確実
な捕捉とが保証される。本発明の範囲内において、中空
器官に導入したいエレメント（搬送カテーテル、内部カ
テーテルおよび引張りエレメント）は穿刺開口からの距
離が長い場合にも有利にはフレキシブルな材料、たとえ
ば適当なプラスチック材料から製造することができるの
で、内壁を損傷することなく中空器官の内側形状に対応
してこれらのエレメントを導入時に適応させることがで
きることが判明した。穿刺開口からの距離が短い場合に
は、個々のエレメントは比較的剛性の材料から製造する
こともできる。
【０００９】本発明の別の特徴は、図面で示した実施例
および各請求項と関連した以下の記述より明らかであ
る。
および各請求項と関連した以下の記述より明らかであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
につき詳しく説明する。
につき詳しく説明する。
【００１１】本発明を説明するために図１には圧縮装置
の遠位端部が縦断面図で示されており、この圧縮装置
は、中空器官、たとえば生体の血管に導入するための細
長い外科用器械の形式でほぼ構成されている。図示の実
施例では、圧縮装置は、取出し（引抜き）時に内部人工
器官が内壁に引掛かったままになり、これにより望まし
くない損傷を生ぜしめるおそれなく、中空器官に植設さ
れた自己拡張型の内部人工器官（ステント）を取り出す
ように構成されている。しかしながら、本発明による圧
縮装置は、前記条件を維持しながら付加的な手段を用い
ずに、中空器官または同様のものに組み込まれた内部人
工器官の近位端部分の再位置決めのために使用すること
もできる。
の遠位端部が縦断面図で示されており、この圧縮装置
は、中空器官、たとえば生体の血管に導入するための細
長い外科用器械の形式でほぼ構成されている。図示の実
施例では、圧縮装置は、取出し（引抜き）時に内部人工
器官が内壁に引掛かったままになり、これにより望まし
くない損傷を生ぜしめるおそれなく、中空器官に植設さ
れた自己拡張型の内部人工器官（ステント）を取り出す
ように構成されている。しかしながら、本発明による圧
縮装置は、前記条件を維持しながら付加的な手段を用い
ずに、中空器官または同様のものに組み込まれた内部人
工器官の近位端部分の再位置決めのために使用すること
もできる。
【００１２】全体を符号５０で示し、拡大して図示した
圧縮装置は主に、遠位側に配置された掴み装置１５を備
えた引張りエレメント１０と、内部カテーテル２０とを
有している。組み立てられた状態では、引張りエレメン
ト１０は、内部カテーテル２０とほぼ同軸的に配置され
ており、引張りエレメント１０を備えた内部カテーテル
２０は搬送カテーテル３０とほぼ同軸的に配置されてい
る。作動装置（詳しく図示せず）と作用結合されてい
て、互いに相対的に軸線方向に摺動可能なエレメント１
０，１５，２０，３０を、以下に図１〜図４に関連して
さらに詳しく説明する。
圧縮装置は主に、遠位側に配置された掴み装置１５を備
えた引張りエレメント１０と、内部カテーテル２０とを
有している。組み立てられた状態では、引張りエレメン
ト１０は、内部カテーテル２０とほぼ同軸的に配置され
ており、引張りエレメント１０を備えた内部カテーテル
２０は搬送カテーテル３０とほぼ同軸的に配置されてい
る。作動装置（詳しく図示せず）と作用結合されてい
て、互いに相対的に軸線方向に摺動可能なエレメント１
０，１５，２０，３０を、以下に図１〜図４に関連して
さらに詳しく説明する。
【００１３】引張りエレメント１０は、近位端部に軸線
方向に向けられた運動のためにたとえばグリップ部分
（作動装置）（図示せず）が設けられている。遠位端部
には、図１に閉鎖位置で示された掴み装置１５が端面１
２に配置されている。掴み装置１５は、端面１２に均一
に分配され、図示しない形式で取り付けられた少なくと
も２つの、有利には３つ以上の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′を有
している（図２）。引張りエレメント１０は、中空円筒
状のチューブから製造することもできる。変化実施例
（図示せず）では、掴み装置１５を取り付けるために、
引張りエレメント１０の遠位端部にプレートが配置され
取り付けられている。
方向に向けられた運動のためにたとえばグリップ部分
（作動装置）（図示せず）が設けられている。遠位端部
には、図１に閉鎖位置で示された掴み装置１５が端面１
２に配置されている。掴み装置１５は、端面１２に均一
に分配され、図示しない形式で取り付けられた少なくと
も２つの、有利には３つ以上の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′を有
している（図２）。引張りエレメント１０は、中空円筒
状のチューブから製造することもできる。変化実施例
（図示せず）では、掴み装置１５を取り付けるために、
引張りエレメント１０の遠位端部にプレートが配置され
取り付けられている。
【００１４】中空円筒状の内部カテーテル２０には、斜
め面取りまたは丸く面取りされた環状の当接縁部２３が
先端面２２に設けられている。掴み装置１５を開く場合
に、外側の端面２２から内向きに斜め面取りされたまた
は丸く面取りされた当接縁部２３により、個々の掴みエ
レメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１８′；
１９，１９′が当接縁部２３に沿って滑動し、半径方向
外向きのばね力によって半径方向外向きに均一に拡開す
ることが保証される（図２）。掴み装置１５を引き込む
場合には、個々の掴みエレメント１６，１６′；１７，
１７′；１８，１８′；１９，１９′が当接縁部２３に
沿って滑動して、ばね力に抗して半径方向に均一に畳み
合わされて内部カテーテル２０内に引き込まれる。引き
込まれた状態では、個々の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′は、
ほぼ内部カテーテル２０の内壁２１の遠位領域において
固く密接して配置されており、一体成形されたフック１
４（一度だけ示す）が、閉鎖位置（図１）では内部カテ
ーテル２０の環状の端面２２に対して引張られている。
め面取りまたは丸く面取りされた環状の当接縁部２３が
先端面２２に設けられている。掴み装置１５を開く場合
に、外側の端面２２から内向きに斜め面取りされたまた
は丸く面取りされた当接縁部２３により、個々の掴みエ
レメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１８′；
１９，１９′が当接縁部２３に沿って滑動し、半径方向
外向きのばね力によって半径方向外向きに均一に拡開す
ることが保証される（図２）。掴み装置１５を引き込む
場合には、個々の掴みエレメント１６，１６′；１７，
１７′；１８，１８′；１９，１９′が当接縁部２３に
沿って滑動して、ばね力に抗して半径方向に均一に畳み
合わされて内部カテーテル２０内に引き込まれる。引き
込まれた状態では、個々の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′は、
ほぼ内部カテーテル２０の内壁２１の遠位領域において
固く密接して配置されており、一体成形されたフック１
４（一度だけ示す）が、閉鎖位置（図１）では内部カテ
ーテル２０の環状の端面２２に対して引張られている。
【００１５】取り出したい内部人工器官を導入し易くす
るために、中空円筒状の搬送カテーテル３０には遠位端
部に斜め面取りされた端面３２が設けられている。端面
３２の斜め面取り部は、中空器官１の内部空間２への導
入時に内部人工器官５に近い方に位置する上側前縁部３
２′を起点にして、下側前縁部３２″に向かって後方に
傾斜するように形成されている（図５〜図８）。環状の
端面３２の斜め面取りは、約１０゜〜２５゜の範囲の鋭
角で構成されていると有利である。
るために、中空円筒状の搬送カテーテル３０には遠位端
部に斜め面取りされた端面３２が設けられている。端面
３２の斜め面取り部は、中空器官１の内部空間２への導
入時に内部人工器官５に近い方に位置する上側前縁部３
２′を起点にして、下側前縁部３２″に向かって後方に
傾斜するように形成されている（図５〜図８）。環状の
端面３２の斜め面取りは、約１０゜〜２５゜の範囲の鋭
角で構成されていると有利である。
【００１６】図２には圧縮装置５０が示されており、こ
の圧縮装置５０の場合には、内部カテーテル２０が搬送
カテーテル３０に対して軸線方向に、掴みエレメント１
０が内部カテーテル２０に対して軸線方向に相対摺動さ
せられた状態で示されている。内部カテーテル２０に対
する引張りエレメント１０の相対摺動時には、個々の掴
みエレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′は所定のばね力によって、内部カテ
ーテル２０の面取りされた当接縁部２３に沿って最大係
合位置に到達する。この位置では、引張りエレメント１
０の端面に配置された掴みエレメント１６，１６′；１
７，１７′；１８，１８′；１９，１９′は、内部カテ
ーテル２０の斜め面取りされた当接縁部２３に対しても
はや緊張させられていない。
の圧縮装置５０の場合には、内部カテーテル２０が搬送
カテーテル３０に対して軸線方向に、掴みエレメント１
０が内部カテーテル２０に対して軸線方向に相対摺動さ
せられた状態で示されている。内部カテーテル２０に対
する引張りエレメント１０の相対摺動時には、個々の掴
みエレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′は所定のばね力によって、内部カテ
ーテル２０の面取りされた当接縁部２３に沿って最大係
合位置に到達する。この位置では、引張りエレメント１
０の端面に配置された掴みエレメント１６，１６′；１
７，１７′；１８，１８′；１９，１９′は、内部カテ
ーテル２０の斜め面取りされた当接縁部２３に対しても
はや緊張させられていない。
【００１７】図１および図２に示したように、内部カテ
ーテル２０は、搬送カテーテル３０の内壁と内部カテー
テル２０との間に十分な中空円筒状の内部空間３０′が
形成されるように、搬送カテーテル３０内に同軸的に配
置されていると有利である。内部空間３０′には、中空
器官１から取り出したい内部人工器官５を搬送カテーテ
ル３０内に引き込んだ時、内部人工器官５の近位端部が
搬送カテーテル３０内に突入することができる（図
８）。
ーテル２０は、搬送カテーテル３０の内壁と内部カテー
テル２０との間に十分な中空円筒状の内部空間３０′が
形成されるように、搬送カテーテル３０内に同軸的に配
置されていると有利である。内部空間３０′には、中空
器官１から取り出したい内部人工器官５を搬送カテーテ
ル３０内に引き込んだ時、内部人工器官５の近位端部が
搬送カテーテル３０内に突入することができる（図
８）。
【００１８】図３には、図２の矢印Ｘの方向で見た、引
張りエレメント１０の端面１２に配置された掴み装置１
５が示されている。この図から判るように、個々の掴み
エレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′が周方向に分配して配置され、外側
の端部に各１つのフック１４を備えている。これらの掴
みエレメントは、引張りエレメント１０の長手方向軸線
（詳しく図示せず）に対して斜め外向きに引張りエレメ
ントの端面１２に配置されており、図示しない手段によ
って取り付けられている。
張りエレメント１０の端面１２に配置された掴み装置１
５が示されている。この図から判るように、個々の掴み
エレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′が周方向に分配して配置され、外側
の端部に各１つのフック１４を備えている。これらの掴
みエレメントは、引張りエレメント１０の長手方向軸線
（詳しく図示せず）に対して斜め外向きに引張りエレメ
ントの端面１２に配置されており、図示しない手段によ
って取り付けられている。
【００１９】図４には実施例として、フック１４として
構成された、掴みエレメント１６の部分が拡大して示さ
れている。成形されたフック１４には、棒状の掴みエレ
メント１６の直線的な部分１６″に対して、湾曲したア
ーチ状部分１４′が設けられており、このアーチ状部分
１４′は少なくとも９０゜、有利には約１２０゜〜１８
０゜の範囲の角度を有している。アーチ状部分１４′の
自由端部１４″は損傷を回避するために、詳しく図示し
ない形式で丸く面取りして形成されている。直線的な部
分１６″とアーチ状部分１４′との間に設けられた距離
１３は、内部人工器官５の個々のフィラメント６の確実
な捕捉および保持（図７）と、懸吊された掴みエレメン
トのフィラメント６からの解離とが保証されるように寸
法決めされている。個々の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′に一
体成形されたフック（詳しく図示せず）は、前記フック
１４と同様に構成されている。
構成された、掴みエレメント１６の部分が拡大して示さ
れている。成形されたフック１４には、棒状の掴みエレ
メント１６の直線的な部分１６″に対して、湾曲したア
ーチ状部分１４′が設けられており、このアーチ状部分
１４′は少なくとも９０゜、有利には約１２０゜〜１８
０゜の範囲の角度を有している。アーチ状部分１４′の
自由端部１４″は損傷を回避するために、詳しく図示し
ない形式で丸く面取りして形成されている。直線的な部
分１６″とアーチ状部分１４′との間に設けられた距離
１３は、内部人工器官５の個々のフィラメント６の確実
な捕捉および保持（図７）と、懸吊された掴みエレメン
トのフィラメント６からの解離とが保証されるように寸
法決めされている。個々の掴みエレメント１６，１
６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′に一
体成形されたフック（詳しく図示せず）は、前記フック
１４と同様に構成されている。
【００２０】本発明による装置の操作形式を図５〜図８
に関連して以下に詳しく説明する。
に関連して以下に詳しく説明する。
【００２１】図５には第１の段階が示されており、この
段階では、搬送カテーテル３０を備えた圧縮装置５０
が、図示しない手段を用いて中空器官１の内部空間２内
に導入され、植設された内部人口器官５のほぼ前部領域
内にまで摺動されている。この段階では、掴み装置１５
は、依然として半径方向に畳み合わされた状態で、矢印
Ｚの方向に搬送カテーテル３０に対して相対的に内部人
工器官５の内部空間７内へ部分的に押し込まれた内部カ
テーテル２０に配置されている。
段階では、搬送カテーテル３０を備えた圧縮装置５０
が、図示しない手段を用いて中空器官１の内部空間２内
に導入され、植設された内部人口器官５のほぼ前部領域
内にまで摺動されている。この段階では、掴み装置１５
は、依然として半径方向に畳み合わされた状態で、矢印
Ｚの方向に搬送カテーテル３０に対して相対的に内部人
工器官５の内部空間７内へ部分的に押し込まれた内部カ
テーテル２０に配置されている。
【００２２】図６に概略的に示したような第２の段階で
は、引張りエレメント１０は矢印Ｚの方向に内部カテー
テル２０に対して相対摺動させられている。内部カテー
テル２０から連続的に解放される掴みエレメント１６，
１６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９は、
ばね力によって半径方向外向きに拡開して内部人工器官
の内壁（図示せず）に押し付けられ、これにより個々の
掴みエレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′は、掴みエレメントに一体成形され
たフック１４を用いて、軸線方向に間隔を置かれた、内
部人工器官５の２つのフィラメント６の間に係合する
（図６）。
は、引張りエレメント１０は矢印Ｚの方向に内部カテー
テル２０に対して相対摺動させられている。内部カテー
テル２０から連続的に解放される掴みエレメント１６，
１６′；１７，１７′；１８，１８′；１９，１９は、
ばね力によって半径方向外向きに拡開して内部人工器官
の内壁（図示せず）に押し付けられ、これにより個々の
掴みエレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′は、掴みエレメントに一体成形され
たフック１４を用いて、軸線方向に間隔を置かれた、内
部人工器官５の２つのフィラメント６の間に係合する
（図６）。
【００２３】図７に概略的に示したように、個々の掴み
エレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′に対応したフィラメント６を懸吊さ
れた状態で捕捉するために、引張りエレメント１０は、
矢印Ｚ′の方向で内部カテーテル２０内に引張られる。
この場合、個々の掴みエレメント１６，１６′；１７，
１７′；１８，１８′；１９，１９′によって捕捉され
た手前側のフィラメント６は、詳しく示していない形式
で中空器官１の内壁１′から解放される。
エレメント１６，１６′；１７，１７′；１８，１
８′；１９，１９′に対応したフィラメント６を懸吊さ
れた状態で捕捉するために、引張りエレメント１０は、
矢印Ｚ′の方向で内部カテーテル２０内に引張られる。
この場合、個々の掴みエレメント１６，１６′；１７，
１７′；１８，１８′；１９，１９′によって捕捉され
た手前側のフィラメント６は、詳しく示していない形式
で中空器官１の内壁１′から解放される。
【００２４】図８に示した段階では、個々の掴みエレメ
ント１６，１６′；１７，１７′；１８，１８′；１
９，１９′によって捕捉された、内部人工器官５の手前
側の端部５′が、連続的に半径方向にテーパした、理論
上の線で示された包絡線状に、斜め面取りされた端面３
２に沿って搬送カテーテル内３０へ引き込まれる。この
場合、遠位の端面３２を備えた搬送カテーテル３０を内
部人工器官５の方向に、内部カテーテル２０と引張りエ
レメント１０とに対して相対的に矢印Ｚの方向に前方へ
押し出すか、または内部カテーテル２０を引張りエレメ
ントと一緒に搬送カテーテル３０に対して相対的に矢印
Ｚ′の方向に引き戻すことができる。内部人工器官５が
その全長を搬送カテーテル３０内に引き込まれるとすぐ
に、圧縮装置５０は引き込まれた内部人工器官と共に中
空器官１から取り出すことができる。
ント１６，１６′；１７，１７′；１８，１８′；１
９，１９′によって捕捉された、内部人工器官５の手前
側の端部５′が、連続的に半径方向にテーパした、理論
上の線で示された包絡線状に、斜め面取りされた端面３
２に沿って搬送カテーテル内３０へ引き込まれる。この
場合、遠位の端面３２を備えた搬送カテーテル３０を内
部人工器官５の方向に、内部カテーテル２０と引張りエ
レメント１０とに対して相対的に矢印Ｚの方向に前方へ
押し出すか、または内部カテーテル２０を引張りエレメ
ントと一緒に搬送カテーテル３０に対して相対的に矢印
Ｚ′の方向に引き戻すことができる。内部人工器官５が
その全長を搬送カテーテル３０内に引き込まれるとすぐ
に、圧縮装置５０は引き込まれた内部人工器官と共に中
空器官１から取り出すことができる。
【００２５】圧縮装置５０全体の構造上の構成により、
係合時の比較的単純な取扱いおよび操作と、内部人工器
官５の確実な捕捉および取出し（引抜き）とが保証され
る。いわゆる捕集チューブ（collecting tube ）として
構成された搬送カテーテル３０の、矢印Ｚの方向に向い
た前方は、手前側の領域において中空器官１の内壁１′
から内部人工器官５を解離し、後ろ側の領域において内
壁１′に対してほぼ半径方向外向きに作用する緊張力を
緩和する。個々の掴みエレメントが設けられた掴み装置
１５は、付加的な補助手段なしに、植設された内部人工
器官５と繰り返し係合することができ、各係合の間にお
いては内部人工器官５から完全に解離することができ
る。
係合時の比較的単純な取扱いおよび操作と、内部人工器
官５の確実な捕捉および取出し（引抜き）とが保証され
る。いわゆる捕集チューブ（collecting tube ）として
構成された搬送カテーテル３０の、矢印Ｚの方向に向い
た前方は、手前側の領域において中空器官１の内壁１′
から内部人工器官５を解離し、後ろ側の領域において内
壁１′に対してほぼ半径方向外向きに作用する緊張力を
緩和する。個々の掴みエレメントが設けられた掴み装置
１５は、付加的な補助手段なしに、植設された内部人工
器官５と繰り返し係合することができ、各係合の間にお
いては内部人工器官５から完全に解離することができ
る。
【００２６】引張りエレメント１０および両カテーテル
２０，３０は、たとえば適当なプラスチック材料または
メッシュで補強されたプラスチック材料から製造されて
いるので、引張りエレメントおよび両カテーテルは、長
手方向軸線に対してフレキシブルであり、また、植設さ
れた内部人工器官５を捕捉するために、生体の中空器官
１の内部空間２に問題なく適合して導入することができ
る。
２０，３０は、たとえば適当なプラスチック材料または
メッシュで補強されたプラスチック材料から製造されて
いるので、引張りエレメントおよび両カテーテルは、長
手方向軸線に対してフレキシブルであり、また、植設さ
れた内部人工器官５を捕捉するために、生体の中空器官
１の内部空間２に問題なく適合して導入することができ
る。
【００２７】内部人工器官５は、たとえば線材からコイ
ル状に巻成されたフィラメント６等の、互いに反対向き
に編み合わされたグループから成っており、内部人工器
官が、内部人工器官に軸線方向に作用する小さい引張力
によって半径方向に自動的に収縮することができ、ひい
ては、捕集チューブとして構成された搬送カテーテル３
０の内部空間にこの内部人工器官を問題なく引き込むこ
とができるように構成されている。内部人工器官５は本
発明の対象ではないので、図５〜図８に概略的にしか示
しておらず、詳しく説明されていない。
ル状に巻成されたフィラメント６等の、互いに反対向き
に編み合わされたグループから成っており、内部人工器
官が、内部人工器官に軸線方向に作用する小さい引張力
によって半径方向に自動的に収縮することができ、ひい
ては、捕集チューブとして構成された搬送カテーテル３
０の内部空間にこの内部人工器官を問題なく引き込むこ
とができるように構成されている。内部人工器官５は本
発明の対象ではないので、図５〜図８に概略的にしか示
しておらず、詳しく説明されていない。
【図１】掴み装置が閉鎖位置で示された、本発明による
装置の遠位端部の拡大縦断面図である。
装置の遠位端部の拡大縦断面図である。
【図２】掴み装置が半径方向に拡開した係合位置で示さ
れた、図１の装置の遠位端部を示す縦断面図である。
れた、図１の装置の遠位端部を示す縦断面図である。
【図３】掴みエレメントが半径方向外向きに拡開した、
図２の矢印Ｘの方向で見た掴み装置の正面図である。
図２の矢印Ｘの方向で見た掴み装置の正面図である。
【図４】掴み装置のための個々の掴みエレメントを示す
部分的な拡大図である。
部分的な拡大図である。
【図５】掴み装置が閉鎖位置で示されている、内部人工
器官の近位端部に部分的に導入された図１の圧縮装置の
縦断面図である。
器官の近位端部に部分的に導入された図１の圧縮装置の
縦断面図である。
【図６】掴み装置が半径方向に拡開した係合位置で示さ
れている、内部人工器官の近位端部内へ軸線方向にさら
に導入された圧縮装置の縦断面図である。
れている、内部人工器官の近位端部内へ軸線方向にさら
に導入された圧縮装置の縦断面図である。
【図７】掴み装置の掴みエレメントがフィラメントに掛
合して示されている、内部人工器官の近位端部に配置さ
れた図６の圧縮装置の縦断面図である。
合して示されている、内部人工器官の近位端部に配置さ
れた図６の圧縮装置の縦断面図である。
【図８】フックによって係合した掴みエレメントによっ
て理論上の包絡線状に半径方向にテーパして、搬送カテ
ーテル内に部分的に引き込まれている、内部人工器官の
近位端部の縦断面図である。
て理論上の包絡線状に半径方向にテーパして、搬送カテ
ーテル内に部分的に引き込まれている、内部人工器官の
近位端部の縦断面図である。
１ 中空器官、 ２ 内部空間、 ５ 内部人工器官、
６ フィラメント、７ 内部空間、 ８ 理論上の
線、 １０ 引張りエレメント、 １４ フック、 １
５ 掴み装置、 １６，１６′，１７，１７′，１８，
１８′，１９，１９′ 掴みエレメント、 ２０ カテ
ーテル、 ２２ 先端面、 ２３ 当接縁部、 ３０
カテーテル、 ３１ 内壁、 ３２ 端面、 ３２′
上側前縁部、 ３２″ 下側前縁部
６ フィラメント、７ 内部空間、 ８ 理論上の
線、 １０ 引張りエレメント、 １４ フック、 １
５ 掴み装置、 １６，１６′，１７，１７′，１８，
１８′，１９，１９′ 掴みエレメント、 ２０ カテ
ーテル、 ２２ 先端面、 ２３ 当接縁部、 ３０
カテーテル、 ３１ 内壁、 ３２ 端面、 ３２′
上側前縁部、 ３２″ 下側前縁部
Claims (7)
- 【請求項１】 生体の中空器官に植設された内部人工器
官を取り出すための装置であって、中空器官に導入可能
な搬送カテーテルと、該搬送カテーテル内に軸線方向に
移動可能に配置された圧縮装置とを備えており、該圧縮
装置によって内部人工器官を半径方向にテーパすること
ができ、十分に圧縮された状態で搬送カテーテル内に引
き込むことができ、該搬送カテーテルと共に中空器官か
ら取り出すことができるようになっている形式のものに
おいて、 すでに植設された内部人工器官（５）を取り出すため
に、圧縮装置（５０）が、内部人工器官と繰り返し係合
可能であり、かつ各係合の間においては内部人工器官か
ら完全に解離可能であることを特徴とする、植設された
内部人工器官を取り出すための装置。 - 【請求項２】 圧縮装置（５０）が、搬送カテーテル
（３０）に配置された内部カテーテル（２０）と、該内
部カテーテルに配置された引張りエレメント（１０）
と、掴み装置（１５）とを有しており、該掴み装置が、
引張りエレメント（１０）の遠位端部（１２）に配置さ
れていて、内部カテーテル（２０）によって畳み合わさ
れた閉鎖位置に保持されており、かつ内部カテーテル
（２０）に対する引張りエレメント（１０）の、または
引張りエレメント（１０）に対する内部カテーテル（２
０）の軸線方向相対摺動によって、半径方向に拡開した
係合位置を占めることができるようになっている、請求
項１記載の装置。 - 【請求項３】 掴み装置（１５）が、半径方向外向きの
ばね力によって内部カテーテル（２０）の内壁（２１）
に対して緊張させられていてそれぞれにフック（１４）
を備えた複数の掴みエレメント（１６，１６′；１７，
１７′；１８，１８′；１９，１９′）を有しており、
該掴みエレメントが、内部カテーテル（２０）に対する
引張りエレメント（１０）の軸線方向相対摺動によって
閉鎖位置から係合位置へ拡開可能であり、フック（１
４）を内部人工器官（５）に懸吊することによって該内
部人工器官と係合可能である、請求項２記載の装置。 - 【請求項４】 内部カテーテル（２０）の遠位端部に、
掴みエレメント（１６，１６′；１７，１７′；１８，
１８′；１９，１９′）の摺動による当接および案内の
ために、斜めにまたは丸く面取りされたまたは丸く形成
された当接縁部（２３）が内側に設けられている、請求
項２記載の装置。 - 【請求項５】 個々の掴みエレメント（１６，１６′；
１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′）に一体成
形されたフック（１４）にアーチ状部分（１４′）が設
けられており、該アーチ状部分が、少なくとも９０゜の
角度を有している、請求項３記載の装置。 - 【請求項６】 個々の掴みエレメント（１６，１６′；
１７，１７′；１８，１８′；１９，１９′）に一体成
形されたフック（１４）が、アーチ状部分（１４′）の
端部（１４″）において丸く面取りされている、請求項
３記載の装置。 - 【請求項７】 搬送カテーテル（３０）が、遠位端部に
おいて斜め面取りされている、請求項１記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP96113229A EP0829242A1 (de) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | Vorrichtung zum Entfernen einer implantierten Endoprothese |
| CH96113229.7 | 1996-08-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076015A true JPH1076015A (ja) | 1998-03-24 |
| JP3466432B2 JP3466432B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=8223117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22152497A Expired - Lifetime JP3466432B2 (ja) | 1996-08-19 | 1997-08-18 | 植設された内部人工器官を取り出すための装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0829242A1 (ja) |
| JP (1) | JP3466432B2 (ja) |
| AU (1) | AU2560997A (ja) |
| CA (1) | CA2213291A1 (ja) |
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2003530143A (ja) * | 1999-10-29 | 2003-10-14 | シー・アール・バード・インク | スリーブ内にステントを装着する方法及びその装置 |
| JP2006312057A (ja) * | 2005-05-03 | 2006-11-16 | Ethicon Endo Surgery Inc | 吻合リング装置を摘出するための外科器具 |
| JP2007222630A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Ethicon Endo Surgery Inc | ファスナ取出し方法および器具 |
Families Citing this family (12)
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|---|---|---|---|---|
| US6143021A (en) | 1998-07-10 | 2000-11-07 | American Medical Systems, Inc. | Stent placement instrument and method of assembly |
| US6802846B2 (en) | 2001-02-12 | 2004-10-12 | Ams Research Corporation | Foreign body retrieval device and method |
| US6926732B2 (en) | 2001-06-01 | 2005-08-09 | Ams Research Corporation | Stent delivery device and method |
| US6821291B2 (en) | 2001-06-01 | 2004-11-23 | Ams Research Corporation | Retrievable stent and method of use thereof |
| FR2899096B1 (fr) | 2006-04-04 | 2008-12-05 | Perouse Soc Par Actions Simpli | Dispositif de traitement d'un conduit de circulation du sang et procede de preparation de ce dispositif |
| DE602006004727D1 (de) * | 2006-07-24 | 2009-02-26 | Cardiatis Sa | Vorrichtung zum reversiblen Einbringen einer Endoprothese |
| US8852112B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-10-07 | W. L. Gore & Associates, Inc. | Catheter with deflectable imaging device and bendable electrical conductor |
| US8864675B2 (en) | 2007-06-28 | 2014-10-21 | W. L. Gore & Associates, Inc. | Catheter |
| JP5078462B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2012-11-21 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | ステントシステム |
| US8157853B2 (en) * | 2008-01-24 | 2012-04-17 | Medtronic, Inc. | Delivery systems and methods of implantation for prosthetic heart valves |
| EP3028679A1 (en) * | 2014-12-04 | 2016-06-08 | Rheinisch-Westfälische Technische Hochschule Aachen | Stent removal device |
| CN109199660B (zh) * | 2017-06-29 | 2020-12-01 | 先健科技(深圳)有限公司 | 一种医用输送装置及其输送系统 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2200848B (en) * | 1987-02-25 | 1991-02-13 | Mo Med Inst Pirogova | Intravenous filter, and apparatus and method for preoperative preparation thereof |
| SE8803444D0 (sv) * | 1988-09-28 | 1988-09-28 | Medinvent Sa | A device for transluminal implantation or extraction |
| FR2655839B2 (fr) * | 1989-10-09 | 1994-03-04 | Fondation Avenir Rech Medical | Filtre anti-embolie pulmonaire et son kit de presentation et mise en place. |
| US5098440A (en) * | 1990-08-14 | 1992-03-24 | Cordis Corporation | Object retrieval method and apparatus |
| JP2573612Y2 (ja) * | 1991-12-30 | 1998-06-04 | ハナコメディカル株式会社 | 血栓濾過用フィルター |
| US5474563A (en) * | 1993-03-25 | 1995-12-12 | Myler; Richard | Cardiovascular stent and retrieval apparatus |
| US5480423A (en) * | 1993-05-20 | 1996-01-02 | Boston Scientific Corporation | Prosthesis delivery |
-
1996
- 1996-08-19 EP EP96113229A patent/EP0829242A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-06-19 AU AU25609/97A patent/AU2560997A/en not_active Abandoned
- 1997-08-18 JP JP22152497A patent/JP3466432B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1997-08-18 CA CA 2213291 patent/CA2213291A1/en not_active Abandoned
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| JP2006312057A (ja) * | 2005-05-03 | 2006-11-16 | Ethicon Endo Surgery Inc | 吻合リング装置を摘出するための外科器具 |
| JP2007222630A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Ethicon Endo Surgery Inc | ファスナ取出し方法および器具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0829242A1 (de) | 1998-03-18 |
| JP3466432B2 (ja) | 2003-11-10 |
| AU2560997A (en) | 1998-02-26 |
| CA2213291A1 (en) | 1998-02-19 |
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