JPH1075391A - 被写体形状構成装置及び被写体形状構成方法 - Google Patents

被写体形状構成装置及び被写体形状構成方法

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JPH1075391A
JPH1075391A JP8246936A JP24693696A JPH1075391A JP H1075391 A JPH1075391 A JP H1075391A JP 8246936 A JP8246936 A JP 8246936A JP 24693696 A JP24693696 A JP 24693696A JP H1075391 A JPH1075391 A JP H1075391A
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shape
subject
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image
coarse
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JP8246936A
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English (en)
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Katsuhiko Mori
克彦 森
Katsumi Iijima
克己 飯島
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Image Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の全体形状の誤差を少なくすることが
できる被写体形状構成装置及び被写体形状構成方法を提
供する。 【解決手段】 パッド15の特徴点17に基づいて求め
たステレオカメラ11の位置及び向きに基づいて被写体
12の複数の部分形状を統合し、被写体12の一応の全
体形状を求めた(ステップS25)後に、ステレオカメ
ラ11の焦点距離を変更し(ステップS26)、再び複
数の部分形状を抽出し(ステップS28)、焦点距離変
更前に得られた一応の全体形状と焦点距離変更後に得ら
れた複数の部分形状とを統合し全体形状を得る(ステッ
プS31)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体形状構成装
置及び被写体形状構成方法に関し、特に、任意の複数の
地点で被写体の部分形状を撮影し、当該各地点で撮影さ
れた被写体の各部分形状を統合して被写体の全体形状を
構成する被写体形状構成装置及び被写体形状構成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステレオカメラにより撮影された
画像間の視差を用いてステレオカメラと被写体との距離
を求める方法が一般に知られている。その一例として、
ステレオカメラを用いて撮影された左右の画像間の視差
を求めて、式(1)に示す三角測量則に基づきステレオ
カメラと被写体との距離を求める方法がある。
【0003】
【数1】 ここで式(1)中、zは距離、fは焦点距離、Bは基線
長、dは視差を示す。
【0004】そして、被写体上の各地点で上記のように
ステレオカメラと距離を求めることにより、被写体の各
地点で被写体上の部分形状を求めることができる。さら
に、各部分形状の面の傾きや曲率を利用したり、又は画
像の表面特性(以下「テクスチャ」という)を用いるこ
とで、被写体上の各地点で求められた部分形状を統合
し、被写体の全体形状を構成する方法がある。また、既
知の特徴点を有するパッドの上に載せられた被写体をパ
ッドと共に撮影し、そのパッドの特徴点の位置に基づい
てステレオカメラの位置及び向きを求めて被写体上の各
地点で求められた部分形状を統合し、被写体の全体形状
を構成する方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、被
写体上の各地点で求められた部分形状を統合する際に、
当該部分形状間の重なりの量が少なく、且つ多くの前記
部分形状を統合すると被写体の全体形状の誤差が多く蓄
積されることになる。また、被写体のごく一部を撮影し
た場合には、パッドの特徴点が少ししか写らず求めるカ
メラ位置の精度が悪化するので、前記部分形状を統合す
ると被写体の全体形状の誤差が多く蓄積されることにな
る。
【0006】さらに、ステレオカメラの焦点距離が短い
場合、又はステレオカメラと被写体との距離が長い場合
に被写体上の各地点で求められる部分形状は粗いので、
当該部分形状を統合すると被写体の全体形状の誤差が多
く蓄積されることになる。
【0007】よって、本発明の目的は、被写体の全体形
状の誤差を少なくすることができる被写体形状構成装置
及び被写体形状構成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、請求項1の発明は、画像入力装置より入力
された被写体の画像を用いて前記被写体の全体形状を構
成する被写体形状構成装置において、前記被写体の各部
分を粗く撮影し、前記撮影された複数の画像から前記被
写体の粗の部分形状の複数を決定する粗部分形状決定手
段と、前記粗部分形状決定手段により決定された前記被
写体の粗の部分形状の複数を統合し前記被写体の粗の全
体形状を作成する粗全体形状作成手段と、前記被写体の
粗の部分形状の複数から所定の粗の部分形状を選択する
粗部分形状選択手段と、前記粗部分形状選択手段により
選択された被写体の粗の部分形状に対応する前記被写体
の所定の部分を密に撮影し、前記撮影された画像から前
記被写体の密の部分形状を決定する密部分形状決定手段
と、前記粗部分形状選択手段により選択された前記所定
の粗の部分形状を前記密部分形状決定手段により決定さ
れた前記被写体の密の部分形状に交換する部分形状交換
手段と、前記部分形状交換手段により交換された前記被
写体の密の部分形状を前記粗全体形状作成手段により作
成された前記被写体の粗の全体形状に統合する全体形状
統合手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の被写体
形状構成装置において、前記粗部分形状決定手段が、前
記画像入力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変
更手段を備え、前記密部分形状決定手段が前記画像入力
装置の焦点距離を長くする第2の焦点距離変更手段を備
えることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
被写体形状構成装置において、前記粗部分形状決定手段
が、前記画像入力装置と前記被写体との間の距離を長く
する第1の距離変更手段を備え、前記画像入力装置と前
記被写体との間の距離を短くする第2の距離変更手段を
備えることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れか1項記載の被写体形状構成装置において、前記部分
形状交換手段が前記所定の粗の部分形状を決定するのに
使用した前記画像を前記被写体の密の部分形状を決定す
るのに使用した前記画像に一致させるように前記所定の
粗の部分形状を決定するのに使用した前記画像の画像サ
イズを変更する画像サイズ変更手段と、前記所定の粗の
部分形状と前記被写体の密の部分形状とを交換するのに
必要な前記被写体の密の部分形状の平行移動量及び回転
移動量を決定する移動量決定手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】請求項5の発明は、画像入力装置より入力
された被写体の画像を用いて前記被写体の全体形状を構
成する被写体形状構成方法において、前記被写体の各部
分を粗く撮影し、前記撮影された複数の画像から前記被
写体の粗の部分形状の複数を決定する粗部分形状決定工
程と、前記粗部分形状決定工程において決定された前記
被写体の粗の部分形状の複数を統合し前記被写体の粗の
全体形状を作成する粗全体形状作成工程と、前記被写体
の粗の部分形状の複数から所定の粗の部分形状を選択す
る粗部分形状選択工程と、前記粗部分形状選択工程にお
いて選択された被写体の粗の部分形状に対応する前記被
写体の所定の部分を密に撮影し、前記撮影された画像か
ら前記被写体の密の部分形状を決定する密部分形状決定
工程と、前記粗部分形状選択工程において選択された前
記所定の粗の部分形状を前記密部分形状決定工程におい
て決定された前記被写体の密の部分形状に交換する部分
形状交換工程と、前記部分形状交換工程において交換さ
れた前記被写体の密の部分形状を前記粗全体形状作成工
程において作成された前記被写体の粗の全体形状に統合
する全体形状統合工程とを含むことを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項5記載の被写体
形状構成方法において、前記粗部分形状決定工程が、前
記画像入力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変
更工程を含み、前記密部分形状決定工程が前記画像入力
装置の焦点距離を長くする第2の焦点距離変更工程を含
むことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項5又は6記載の
被写体形状構成方法において、前記粗部分形状決定工程
が、前記画像入力装置と前記被写体との間の距離を長く
する第1の距離変更工程を含み、前記画像入力装置と前
記被写体との間の距離を短くする第2の距離変更工程を
含むことを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項5乃至7のいず
れか1項記載の被写体形状構成方法において、前記部分
形状交換工程が前記所定の粗の部分形状を決定するのに
使用した前記画像を前記被写体の密の部分形状を決定す
るのに使用した前記画像に一致させるように前記所定の
粗の部分形状を決定するのに使用した前記画像の画像サ
イズを変更する画像サイズ変更工程と、前記所定の粗の
部分形状と前記被写体の密の部分形状とを交換するのに
必要な密の部分形状の平行移動量及び回転移動量を決定
する移動量決定工程とを含むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)以下、図1を参照し
ながら、本発明の第1の実施の形態に係る被写体形状構
成装置を説明する。ここで、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る被写体形状構成装置の構成図である。
【0018】本被写体形状構成装置は、画像入力装置と
してのステレオカメラ11と、ステレオカメラ11を支
持すると共に平面上を移動し得る移動装置14と、ケー
ブル16を介してステレオカメラ11に接続されたステ
レオカメラ11を制御する制御処理装置13とからな
る。
【0019】一方、上記平面上には、格子点状に配列さ
れた特徴点17を有するパッド15が置かれており、パ
ッド15の上には、円筒状の被写体12が置かれてい
る。
【0020】画像入力装置11はズーム機能を有し、被
写体12及びパッド15を撮影する。なお、このステレ
オカメラ11は移動装置14から切り離して、手で持ち
ながら移動させることもできる。
【0021】制御処理装置13は、ケーブル16を介し
てステレオカメラ11で撮影された画像を受容し、この
受容した画像から複数の部分形状を求める処理を行うと
ともに、ステレオカメラ11に焦点距離を変更させる命
令及び移動装置14に移動させる(図1中の破線)命令
を出力し、またステレオカメラ11の位置及び向きをパ
ッド15の特徴点17の位置に基づいて求め、複数の部
分形状を統合する処理を行う。制御処理装置13は、粗
部分形状決定手段、密部分形状決定手段、粗全体形状作
成手段、部分形状交換手段、全体形状統合手段、画像サ
イズ変更手段、移動量決定手段、第1の焦点距離変更手
段、第2の焦点距離変更手段、第1の距離変更手段及び
第2の距離変更手段を構成する。
【0022】以下、図2を参照しながら、本発明の第1
の実施の形態に係る制御処理装置13の制御処理動作を
説明する。ここで、図2は、本発明の第1の実施の形態
に係る制御処理装置13の制御処理動作を説明するフロ
ーチャートである。
【0023】まず、ステップS21において、図3
(A)のようにパッド15の上に置かれた被写体12に
所定の距離間隔をあけて対向して配置されており、焦点
距離が短いステレオカメラ11により、被写体12の全
体及びパッド15を数地点で撮影し、当該撮影された左
右画像を制御処理装置13へ出力する。ここで、図3
(A)は、パッド15上に置かれた被写体12とステレ
オカメラ11との配置関係を説明するための平面図であ
り、ステレオカメラ11の焦点距離が短い場合である。
【0024】次に、制御処理装置13は撮影されたステ
レオカメラ11の左右画像の左画像と右画像との対応点
をテンプレートマッチング法等の手法で求め、その対応
点の視差より(1)式に基づき部分形状を抽出し、同時
に撮影されたパッド15の特徴点17を、予め記憶され
たパッド15の特徴点17と比較することにより後述す
る図4の空間座標軸を利用してステレオカメラ11の位
置及び向きを求める(ステップS22)。このとき抽出
される部分形状の範囲は図3(A)で示される部分形状
32である。
【0025】ステップS23では、被写体12の全体の
概ねの部分形状が得られたか否かを判別し、被写体12
の全体の概ねの部分形状が得られていない場合は、上記
抽出された部分形状とこれから抽出する部分形状が少し
重なるように移動装置14を移動させ(ステップS2
4)、ステップS21からS23を繰り返し、平面上の
数地点から被写体12の複数の部分形状を抽出する。
【0026】ステップS23において、被写体12全体
の概ねの部分形状が得られている場合は、パッド15の
特徴点17を利用して求めたステレオカメラ11の位置
及び向きを用いて複数の部分形状を統合し、一応の全体
形状を求める(ステップS25)。
【0027】その後、ステレオカメラ11の焦点距離を
長くする(ステップS26)。その結果、被写体12の
一部分だけの範囲で部分形状が抽出される。このとき抽
出される部分形状の範囲は図3(B)で示される部分形
状33である。ここで、図3(B)は、パッド上に置か
れた被写体12とステレオカメラ11との配置関係を説
明するための平面図であり、ステレオカメラ11の焦点
距離が長い場合である。
【0028】次いで、焦点距離を長くしたステレオカメ
ラ11により、被写体12の一部及びパッド15を数地
点で撮影し、撮影された左右画像を制御処理装置13へ
出力する(ステップS27)。
【0029】次に、制御処理装置13はステレオカメラ
11により撮影された左右画像の左画像と右画像との対
応点をテンプレートマッチング法等の手法で求め、その
対応点の視差より(1)式に基づき部分形状を抽出する
(ステップS28)。
【0030】ステップS29では、被写体12の全体の
部分形状が得られたか否かを判別し、被写体12の全体
の部分形状が得られていない場合は、上記抽出された部
分形状とこれから抽出する部分形状が少し重なるように
移動装置14を移動させ(ステップS30)、ステップ
S27からS29を繰り返し、平面上の数地点から複数
の部分形状を抽出する。
【0031】ステップS29において、被写体12の全
体の部分形状が得られている場合は、後述する図5の処
理により、制御処理装置13は焦点距離変更前に得られ
た一応の全体形状と焦点距離変更後に得られた複数の部
分形状とを統合し全体形状を得て(ステップS31)、
本動作処理を終了する。この統合では、画像のテクスチ
ャ及び被写体12の複数の部分形状を利用することによ
り、焦点距離変更前後におけるステレオカメラ11の位
置及び向きの精度を向上させることができ、又はパッド
15が十分な広さにわたって撮影されステレオカメラ1
1の位置及び向きが求めることができ、その結果複数の
部分形状が統合される。
【0032】以下、図4を参照しながら、ステップS2
2でステレオカメラ11の位置及び向きを求める際に使
用する空間座標軸を説明する。図4は、ステップS22
でステレオカメラ11の位置及び向きを求める際に使用
する空間座標軸の説明図である。
【0033】全体座標系O−XYZ及び左右画像系o−
xyzは、共にステレオカメラ11の位置及び向きの変
化を求める際に使用する空間座標軸である。左右画像系
o−xyzは、ステレオカメラ11の基長線の中心oを
通り、光軸に平行なz軸とそれに直交すると共に水平な
x軸と鉛直なy軸とからなる。
【0034】ステレオカメラ11の左右画像系の原点o
が全体座標系O−XYZのどこに位置するのかを確定す
べく、位置移動量(a,b,c)、回転角(α、β、
γ)、及び(2)式を用いて左右画像系のxyzを全体
座標系のXYZに変換する。
【0035】
【数2】 この結果、左右画像系o−xyzと全体座標系O−XY
Zとの対応が明確になり、ステレオカメラ11の位置及
び向きを求めることができる。
【0036】以下、図5を参照しながら、図2のステッ
プS31における一応の全体形状と焦点距離変更後の複
数の部分形状との統合処理を説明する。ここで、図5
は、図2のステップS31における一応の全体形状と焦
点距離変更後の複数の部分形状との統合処理を説明する
フローチャートである。
【0037】まず、焦点距離変更前後の画像を制御処理
装置13に入力する(ステップS41)。次に、ステッ
プ41で入力した画像の画像サイズを焦点距離変更前の
画像51(図6(A))、焦点距離変更後の画像52
(図6(B))、画像51を拡大した画像53(図6
(C))のように変更する(ステップS42)。図6
(A)は焦点距離変更前の画像51の説明図であり、図
6(B)は焦点距離変更後の画像52の説明図であり、
図6(C)は画像51を拡大した画像53の説明図であ
る。
【0038】次に、画像52(図6(B))の中心点5
6に対応する対応点54を画像53(図6(C))中で
求め、続いて対応点54に対応する対応点55を画像5
3(図6(C))を圧縮した画像51(図6(A))中
で求める(ステップS43)。
【0039】次に、画像52(図6(B))の一部分5
8をテンプレートとして画像53の画像52と一致した
部分57内でマッチングさせる。これを複数回行い、中
心点56の移動量よりx,y方向への移動量の正接の平
均値を求め、z軸回りの回転角dγを求める(ステップ
S44)。
【0040】次いで、焦点距離変更前の複数の部分形状
をXYZ座標系に変換した複数の部分形状と焦点距離変
更後の複数の部分形状とを制御処理装置13に入力する
(ステップS45)。ステップS45で、制御処理装置
13に入力した焦点距離変更後の複数の部分形状が焦点
距離が短いために粗く認識されてしまう場合には、再
度、制御装置13に焦点距離変更後の複数の部分形状を
入力する。
【0041】次に、ステップ45で入力した焦点距離変
更前後に求めた複数の部分形状にスムージング処理等の
ローパス処理を行う(ステップS46)。ステップS4
6でローパス処理を行うのは、焦点距離変更前後で、焦
点距離が短いときの部分形状61は粗く認識され、焦点
距離が長いときの部分形状62は密に認識されるので、
これらの部分形状を一致させるためである。画像51に
対応する、ステレオカメラ11の焦点距離が短いときの
部分形状61は図7(A)に示され、画像52に対応す
る、ステレオカメラ11の焦点距離が長いときの部分形
状62は図7(B)に示されている。
【0042】次に、ステップS47で、図8に示すよう
に画像52の中心点56に対応するローパス処理後の部
分形状中の対応点71と画像51中の対応点55に対応
するローパス処理後の部分形状中の対応点72とを重ね
合わせるように焦点距離変更後の部分形状を焦点距離変
更前の部分形状に向かって平行移動させる。ここで、図
8はローパス処理がなされた焦点距離変更前後の部分形
状の統合を示す図である。そして、焦点距離変更後の部
分形状をx,y軸回りに回転させ、焦点距離変更前後に
おける部分形状の距離の差がもっとも小さい回転角d
α、dβを求める。
【0043】ステップS47で回転角dα、dβを求め
た後、焦点距離変更後の部分形状をz軸方向に移動量d
zで移動させ、焦点距離変更前後の部分形状の距離の差
が最小になる焦点距離変更後の位置を求める(ステップ
S48)。
【0044】ここで、ステップS41からステップS4
8までの処理は、xyz軸の回転量をdα、dβ、d
γ、焦点距離変更前後の部分形状の対応点の画像のテク
スチャから求められる平行移動量を(u,v,w)とす
るとき、(3)式のような評価式を最小にするdα、d
β、dγ、dzを求めていることになる。例えば、ステ
ップS44で回転角dγを求めたときの画像52(図6
(B))及び画像53(図6(C))の対応点を5点用
いて最小距離を求めるとする。画像52中の点の座標を
(x’,y’,z’)、画像53中の対応点の座標を
(X’,Y’,Z’)とするとそれらの点の最小距離を
求める式は、(3)式となり、回転角dα、dβ、d
γ、移動量dzを少しずづ変化させながら、最小となる
回転角dα、dβ、dγ、移動量dzを求める。
【0045】
【数3】 その後、図2のステップ25で得られた一応の全体形状
のうち、ステップS47及びステップS48で求められ
た移動量dzと回転角dα、dβ、dγとを使用して焦
点距離変更前の部分形状を焦点距離変更後の部分形状に
交換し一応の全体形状に統合させ、全体形状を完成させ
る(ステップS49)。
【0046】ステップ50では、ステップS41からス
テップS49までの処理を全ての部分形状で行ったか否
かを判別し、全ての部分形状で処理が終わっていない場
合にはステップS41に戻り、全ての部分形状で処理が
終わっている場合には本処理を終了する。
【0047】尚、本実施の形態では、移動量dzと回転
角dα、dβを2回に分けて求めたが(3)式を用いて
一度に求めてもよい、また、回転角dγは画像のテクス
チャから求めるのではなく、回転角dα、dβと同様に
部分形状から求めることもできる。
【0048】また、本実施の形態では、被写体12を固
定しステレオカメラ11を移動させたが、ステレオカメ
ラ11を固定し被写体12を回転等の移動をさせて撮影
し、部分形状を抽出してもよい。
【0049】次に、上記ステップS41で入力した画像
の画像サイズの調整について、図6(A)、図6
(B)、及び図6(C)を参照しながら説明する。
【0050】画像51、画像52、及び画像53に表示
されている丸や三角等は被写体12のテクスチャであ
る。焦点距離変更後の方が変更前と比較すると画角が狭
いため、画像52は画像51の一部を拡大したものとな
っている。そのため、このまま画像52の中心点56に
対応する対応点を画像51中に求めても位置精度は低
い。そこで、図6(A)の画像51を得たときの焦点距
離をf1、図6(B)の画像52を得たときの焦点距離
をf2としたときに、画像51をf2/f1倍に拡大す
る(図6(C))。もしくは、画像52をf1/f2倍
に縮小する。これで、ステップ41で入力した画像の画
像サイズの調整を行う。
【0051】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、パッド15の特徴点17に基づいて求めたステレオ
カメラ11の位置及び向きに基づいて被写体12の複数
の部分形状を統合し、被写体12の一応の全体形状を求
めた(ステップS25)後に、ステレオカメラ11の焦
点距離を変更し(ステップS26)、再び複数の部分形
状を抽出し(ステップS28)、焦点距離変更前に得ら
れた一応の全体形状と焦点距離変更後に得られた複数の
部分形状とを統合し全体形状を得る(ステップS31)
ので、焦点距離変更後にパッドが少ししか写っていなく
てカメラ位置の精度が悪い時やカメラ位置が求まらない
時に何度でも部分形状を統合し直し被写体の全体形状を
得ることができ、被写体の全体形状の形状誤差を少なく
することができる。
【0052】(第2の実施の形態)以下、図9を参照し
ながら、本発明の第2の実施の形態に係る制御処理装置
13の制御処理動作を説明する。ここで、図9は、本発
明の第2の実施の形態に係る制御処理装置13の制御処
理動作を説明するフローチャートである。尚、本発明の
第2の実施の形態に係る被写体形状構成装置の構成は、
第1の実施の形態に係る被写体形状構成装置の構成と同
様である。
【0053】まず、ステップS81において、図3
(A)のようにパッド15の上に置かれた被写体12に
所定の距離間隔をあけて対向して配置されており、焦点
距離が短いステレオカメラ11により、被写体12の全
体及びパッド15を数地点で撮影し、撮影された左右画
像を制御処理装置13へ出力する。
【0054】次に、制御処理装置13はステレオカメラ
11の左右画像の左画像と右画像との対応点をテンプレ
ートマッチング法等の手法で求め、その対応点の視差よ
り(1)式に基づき部分形状を抽出し、同時に撮影され
たパッド15の特徴点17を、予め記憶されたパッド1
5の特徴点17と比較することにより後述する図4の空
間座標軸を利用してステレオカメラ11の位置及び向き
を求める(ステップS82)。このとき抽出される部分
形状の範囲は図3(A)で示される部分形状32であ
る。
【0055】ステップS83では、被写体12の全体の
概ねの部分形状が得られたか否かを判別し、被写体12
の全体の概ねの部分形状が得られていない場合は、上記
抽出された部分形状とこれから抽出する部分形状が少し
重なるように移動装置14を移動させ(ステップS8
4)、ステップS81からS83を繰り返し、平面上の
数地点から複数の部分形状を抽出する。
【0056】ステップS83において、被写体12全体
の概ねの部分形状が得られている場合は、パッド15の
特徴点17を利用して求めたステレオカメラ11の位置
及び向きを用いて複数の部分形状を統合し、一応の全体
形状を求める(ステップS85)。
【0057】次に、ステレオカメラ11を被写体12に
近づけるように移動手段14を移動させる(ステップS
86)。その結果、このとき抽出される部分形状の範囲
は図3(C)で示される部分形状34である。ここで、
図3(C)は、パッド15上に置かれた被写体12とス
テレオカメラ11との配置関係を説明するための平面図
であり、ステレオカメラ11の焦点距離が短く且つステ
レオカメラ11を被写体12に近づけた場合である。
【0058】次いで、被写体12に近づけたステレオカ
メラ11により、被写体12の一部及びパッド15を数
地点で撮影し、撮影された左右画像を制御処理装置13
へ出力する(ステップS87)。
【0059】次に、制御処理装置13は撮影された左右
画像の左画像と右画像との対応点をテンプレートマッチ
ング法等の手法で求め、その対応点の視差より(1)式
に基づき部分形状を抽出する(ステップS88)。
【0060】ステップS89では、被写体12の全体の
部分形状が得られたか否かを判別し、被写体12の全体
の部分形状が得られていない場合は、上記抽出された部
分形状とこれから抽出する部分形状が少し重なるように
移動装置14を移動させ(ステップS90)、ステップ
S87からS89を繰り返し、平面上の数地点から複数
の部分形状を抽出する。
【0061】ステップS89において、被写体12の全
体の部分形状が得られている場合は、制御処理装置13
はステレオカメラ11を被写体12に近づける前に得ら
れた一応の全体形状とステレオカメラ11を被写体12
に近づけた後に得られた複数の部分形状とを統合し全体
形状を得て(ステップS91)、本処理動作を終了す
る。この統合では、画像のテクスチャ及び被写体12の
複数の部分形状を利用することにより、ステレオカメラ
11を被写体12に近づける前後のステレオカメラ11
の位置及び向きの精度を向上させることができ、又はパ
ッド15が十分な広さにわたって撮影されステレオカメ
ラ11の位置及び向きを求めることができ、その結果複
数の部分形状が統合される。
【0062】以下、図9のステップS91における一応
の全体形状とステレオカメラ11を被写体12に近づけ
た後に得られた複数の部分形状との統合処理を説明す
る。
【0063】ここで、本統合処理が上述した第1の実施
の形態の図5に示したフローチャートと異なるのは、上
記ステップS42において、画像サイズの調整に焦点距
離の比を使用するのではなく、ステレオカメラ11から
被写体12までの距離の比を使用するように構成した点
である。それ以外の処理は、図5のフローチャートに示
した処理と同様である。
【0064】尚、本実施の形態では、被写体12を固定
しステレオカメラ11を移動させたが、ステレオカメラ
11を固定し被写体12を回転等の移動をさせて撮影
し、部分形状を抽出してもよい。
【0065】また、本実施の形態では、ステレオカメラ
11を被写体12に近づけるのみで、ステレオカメラ1
1の焦点距離を長くすることはしていないが、ステレオ
カメラ11を被写体12に近づけること及びステレオカ
メラ11の焦点距離を長くすることを同時に行うことも
できる。
【0066】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、パッド15の特徴点17に基づいて求めたステレオ
カメラ11の位置及び向きに基づいて被写体12の複数
の部分形状を統合し、被写体12の一応の全体形状を求
めた(ステップS85)後に、ステレオカメラ11を被
写体12に近づけ(ステップS86)、再び複数の部分
形状を抽出し(ステップS88)、ステレオカメラ11
を被写体12に近づける前に得られた一応の全体形状と
ステレオカメラ11を被写体12に近づけた後に得られ
た複数の部分形状とを統合し全体形状を得る(ステップ
S91)ので、ステレオカメラ11を被写体12に近づ
けた後にパッドが少ししか写っていなくてカメラ位置の
精度が悪い時やカメラ位置が求まらない時に何度でも部
分形状を統合し直し被写体の全体形状を得ることがで
き、被写体の全体形状の形状誤差を少なくすることがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、画像入力装置より入力された被写体の画
像を用いて被写体の全体形状を構成する被写体形状構成
装置において、被写体の各部分を粗く撮影し、撮影され
た複数の画像から被写体の粗の部分形状の複数を決定す
る粗部分形状決定手段と、粗部分形状決定手段により決
定された被写体の粗の部分形状の複数を統合し被写体の
粗の全体形状を作成する粗全体形状作成手段と、被写体
の粗の部分形状の複数から所定の粗の部分形状を選択す
る粗部分形状選択手段と、粗部分形状選択手段により選
択された被写体の粗の部分形状に対応する被写体の所定
の部分を密に撮影し、撮影された画像から被写体の密の
部分形状を決定する密部分形状決定手段と、粗部分形状
選択手段により選択された所定の粗の部分形状を密部分
形状決定手段により決定された被写体の密の部分形状に
交換する部分形状交換手段と、部分形状交換手段により
交換された被写体の密の部分形状を粗全体形状作成手段
により作成された被写体の粗の全体形状に統合する全体
形状統合手段とを備えるので、カメラ位置の精度が悪い
時やカメラ位置が求まらない時に何度でも被写体の部分
形状を統合し直し被写体の全体形状を得ることができ、
被写体の全体形状の形状誤差を少なくすることができ
る。
【0068】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
被写体形状構成装置において、粗部分形状決定手段が、
画像入力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変更
手段を備え、密部分形状決定手段が画像入力装置の焦点
距離を長くする第2の焦点距離変更手段を備えるので、
被写体の密の部分形状を得ることができ、被写体の全体
形状の形状誤差を少なくすることができる。
【0069】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
記載の被写体形状構成装置において、粗部分形状決定手
段が、画像入力装置と被写体との間の距離を長くする第
1の距離変更手段を備え、画像入力装置と被写体との間
の距離を短くする第2の距離変更手段を備えるので、被
写体の密の部分形状を得ることができ、被写体の全体形
状の形状誤差を少なくすることができる。
【0070】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれか1項記載の被写体形状構成装置において、部
分形状交換手段が所定の粗の部分形状を決定するのに使
用した画像を被写体の密の部分形状を決定するのに使用
した前記画像に一致させるように所定の粗の部分形状を
決定するのに使用した画像の画像サイズを変更する画像
サイズ変更手段と、所定の粗の部分形状と被写体の密の
部分形状とを交換するのに必要な被写体の密の部分形状
の平行移動量及び回転移動量を決定する移動量決定手段
とを備えるので、粗の部分形状を密の部分形状に正確な
大きさ及び正確な位置で交換することができる。
【0071】請求項5の発明によれば、画像入力装置よ
り入力された被写体の画像を用いて被写体の全体形状を
構成する被写体形状構成方法において、被写体の各部分
を粗く撮影し、撮影された複数の画像から被写体の粗の
部分形状の複数を決定する粗部分形状決定工程と、粗部
分形状決定工程において決定された被写体の粗の部分形
状の複数を統合し被写体の粗の全体形状を作成する粗全
体形状作成工程と、被写体の粗の部分形状の複数から所
定の粗の部分形状を選択する粗部分形状選択工程と、粗
部分形状選択工程において選択された被写体の粗の部分
形状に対応する被写体の所定の部分を密に撮影し、撮影
された画像から被写体の密の部分形状を決定する密部分
形状決定工程と、粗部分形状選択工程において選択され
た所定の粗の部分形状を密部分形状決定工程において決
定された被写体の密の部分形状に交換する部分形状交換
工程と、部分形状交換工程において交換された被写体の
密の部分形状を粗全体形状作成工程において作成された
被写体の粗の全体形状に統合する全体形状統合工程とを
含むので、カメラ位置の精度が悪い時やカメラ位置が求
まらない時に何度でも被写体の部分形状を統合し直し被
写体の全体形状を得ることができ、被写体の全体形状の
形状誤差を少なくすることができる。
【0072】請求項6の発明によれば、請求項5記載の
被写体形状構成方法において、粗部分形状決定工程が、
画像入力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変更
工程を含み、密部分形状決定工程が画像入力装置の焦点
距離を長くする第2の焦点距離変更工程を含むので、被
写体の密の部分形状を得ることができ、被写体の全体形
状の形状誤差を少なくすることができる。
【0073】請求項7の発明によれば、請求項5又は6
記載の被写体形状構成方法において、粗部分形状決定工
程が、画像入力装置と被写体との間の距離を長くする第
1の距離変更工程を含み、画像入力装置と被写体との間
の距離を短くする第2の距離変更工程を含むので、被写
体の密の部分形状を得ることができ、被写体の全体形状
の形状誤差を少なくすることができる。
【0074】請求項8の発明によれば、請求項5乃至7
のいずれか1項記載の被写体形状構成方法において、部
分形状交換工程が所定の粗の部分形状を決定するのに使
用した画像を被写体の密の部分形状を決定するのに使用
した画像に一致させるように所定の粗の部分形状を決定
するのに使用した画像の画像サイズを変更する画像サイ
ズ変更工程と、所定の粗の部分形状と被写体の密の部分
形状とを交換するのに必要な密の部分形状の平行移動量
及び回転移動量を決定する移動量決定工程とを含むの
で、粗の部分形状を密の部分形状に正確な大きさ及び正
確な位置で交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る被写体形状構
成装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る制御処理装置
13の制御処理動作を説明するフローチャートである。
【図3】パッド15上に置かれた被写体12とステレオ
カメラ11との配置関係を説明するための平面図であ
り、(A)はステレオカメラ11の焦点距離が短い場合
であり、(B)はステレオカメラ11の焦点距離が長い
場合であり、(C)は、ステレオカメラ11の焦点距離
が短く且つステレオカメラ11を被写体12に近づけた
場合である。
【図4】ステップS22でステレオカメラ11の位置及
び傾きを求める際に使用する空間座標軸の説明図であ
る。
【図5】図2のステップS31における一応の全体形状
と焦点距離変更後の複数の部分形状との統合処理を説明
するフローチャートである。
【図6】(A)は焦点距離変更前の画像51の説明図で
あり、(B)は焦点距離変更後の画像52の説明図であ
り、(C)は画像51を拡大した画像53の説明図であ
る。
【図7】(A)は画像51に対応する、ステレオカメラ
11の焦点距離が短いときの部分形状61の説明図であ
り、(B)は画像52に対応する、ステレオカメラ11
の焦点距離が長いときの部分形状62の説明図である。
【図8】ローパス処理がなされた焦点距離変更前後の部
分形状の統合を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る制御処理装置
13の制御処理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像入力装置 12 被写体 13 制御処理装置 14 移動装置 15 パッド 16 ケーブル 17 特徴点 32,33,34 部分形状 51,52,53 画像 54,55 対応点 56 中心点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力装置より入力された被写体の画
    像を用いて前記被写体の全体形状を構成する被写体形状
    構成装置において、前記被写体の各部分を粗く撮影し、
    前記撮影された複数の画像から前記被写体の粗の部分形
    状の複数を決定する粗部分形状決定手段と、前記粗部分
    形状決定手段により決定された前記被写体の粗の部分形
    状の複数を統合し前記被写体の粗の全体形状を作成する
    粗全体形状作成手段と、前記被写体の粗の部分形状の複
    数から所定の粗の部分形状を選択する粗部分形状選択手
    段と、前記粗部分形状選択手段により選択された被写体
    の粗の部分形状に対応する前記被写体の所定の部分を密
    に撮影し、前記撮影された画像から前記被写体の密の部
    分形状を決定する密部分形状決定手段と、前記粗部分形
    状選択手段により選択された前記所定の粗の部分形状を
    前記密部分形状決定手段により決定された前記被写体の
    密の部分形状に交換する部分形状交換手段と、前記部分
    形状交換手段により交換された前記被写体の密の部分形
    状を前記粗全体形状作成手段により作成された前記被写
    体の粗の全体形状に統合する全体形状統合手段とを備え
    ることを特徴とする被写体形状構成装置。
  2. 【請求項2】 前記粗部分形状決定手段が、前記画像入
    力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変更手段を
    備え、前記密部分形状決定手段が前記画像入力装置の焦
    点距離を長くする第2の焦点距離変更手段を備えること
    を特徴とする請求項1記載の被写体形状構成装置。
  3. 【請求項3】 前記粗部分形状決定手段が、前記画像入
    力装置と前記被写体との間の距離を長くする第1の距離
    変更手段を備え、前記画像入力装置と前記被写体との間
    の距離を短くする第2の距離変更手段を備えることを特
    徴とする請求項1又は2記載の被写体形状構成装置。
  4. 【請求項4】 前記部分形状交換手段が前記所定の粗の
    部分形状を決定するのに使用した前記画像を前記被写体
    の密の部分形状を決定するのに使用した前記画像に一致
    させるように前記所定の粗の部分形状を決定するのに使
    用した前記画像の画像サイズを変更する画像サイズ変更
    手段と、前記所定の粗の部分形状と前記被写体の密の部
    分形状とを交換するのに必要な前記被写体の密の部分形
    状の平行移動量及び回転移動量を決定する移動量決定手
    段とを備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載の被写体形状構成装置。
  5. 【請求項5】 画像入力装置より入力された被写体の画
    像を用いて前記被写体の全体形状を構成する被写体形状
    構成方法において、前記被写体の各部分を粗く撮影し、
    前記撮影された複数の画像から前記被写体の粗の部分形
    状の複数を決定する粗部分形状決定工程と、前記粗部分
    形状決定工程において決定された前記被写体の粗の部分
    形状の複数を統合し前記被写体の粗の全体形状を作成す
    る粗全体形状作成工程と、前記被写体の粗の部分形状の
    複数から所定の粗の部分形状を選択する粗部分形状選択
    工程と、前記粗部分形状選択工程において選択された被
    写体の粗の部分形状に対応する前記被写体の所定の部分
    を密に撮影し、前記撮影された画像から前記被写体の密
    の部分形状を決定する密部分形状決定工程と、前記粗部
    分形状選択工程において選択された前記所定の粗の部分
    形状を前記密部分形状決定工程において決定された前記
    被写体の密の部分形状に交換する部分形状交換工程と、
    前記部分形状交換工程において交換された前記被写体の
    密の部分形状を前記粗全体形状作成工程において作成さ
    れた前記被写体の粗の全体形状に統合する全体形状統合
    工程とを含むことを特徴とする被写体形状構成方法。
  6. 【請求項6】 前記粗部分形状決定工程が、前記画像入
    力装置の焦点距離を短くする第1の焦点距離変更工程を
    含み、前記密部分形状決定工程が前記画像入力装置の焦
    点距離を長くする第2の焦点距離変更工程を含むことを
    特徴とする請求項5記載の被写体形状構成方法。
  7. 【請求項7】 前記粗部分形状決定工程が、前記画像入
    力装置と前記被写体との間の距離を長くする第1の距離
    変更工程を含み、前記画像入力装置と前記被写体との間
    の距離を短くする第2の距離変更工程を含むことを特徴
    とする請求項5又は6記載の被写体形状構成方法。
  8. 【請求項8】 前記部分形状交換工程が前記所定の粗の
    部分形状を決定するのに使用した前記画像を前記被写体
    の密の部分形状を決定するのに使用した前記画像に一致
    させるように前記所定の粗の部分形状を決定するのに使
    用した前記画像の画像サイズを変更する画像サイズ変更
    工程と、前記所定の粗の部分形状と前記被写体の密の部
    分形状とを交換するのに必要な密の部分形状の平行移動
    量及び回転移動量を決定する移動量決定工程とを含むこ
    とを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項記載の被
    写体形状構成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508557A (ja) * 2003-10-15 2007-04-05 アイシス・イノベーション・リミテッド 三次元物体を走査するための装置
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