JPH1074592A - トランス及びインバータ電源装置 - Google Patents

トランス及びインバータ電源装置

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JPH1074592A
JPH1074592A JP23212596A JP23212596A JPH1074592A JP H1074592 A JPH1074592 A JP H1074592A JP 23212596 A JP23212596 A JP 23212596A JP 23212596 A JP23212596 A JP 23212596A JP H1074592 A JPH1074592 A JP H1074592A
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JP
Japan
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primary coil
voltage
transformer
discharge
coil
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Application number
JP23212596A
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English (en)
Inventor
Muneo Chiba
宗男 千葉
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Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率化が可能で、安全性の高いトランス及
びインバータ電源装置を提供する。 【解決手段】 一次コイルに中間端子4,5を設けて、
一次コイルと二次コイルとの巻数比を変えられるように
したトランス2と、このトランス2の負荷の変動に対応
した出力電流または出力電圧、あるいは双方を検知して
出力を帰還する帰還回路14,15と、帰還回路出力に
より動作する制御回路16と、制御回路16からの制御
信号により一次コイルの中間端子または二次コイルの中
間端子、あるいは双方の中間端子を切り替える切替回路
12とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷変動に対応す
ることのできるトランス及びインバータ電源装置に係
り、特に液晶ディスプレイのバックライト光源用陰極管
のインバータ電源装置の高効率化と、安全性に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイのバックライトの光源
に用いられている陰極管は放電管で、この放電管点灯装
置は高周波点灯回路に電磁変換方式の高周波インバータ
トランスを使用している。
【0003】図2は、従来の自励発振インバータ方式に
おける放電管点灯装置の回路図である。図中の1は入力
端子、8は起動時にトランジスタ9あるいはトランジス
タ10を導通させる起動抵抗、11は共振コンデンサ、
13は放電管、17は高周波インバータトランス、18
はバラストコンデンサである。
【0004】入力端子1からの直流入力電圧により、起
動抵抗8を通してトランジスタ9あるいはトランジスタ
10をオンさせる。すると巻数の同じ一次コイル
N′11,N′12と三次コイルN′3 との間の電磁誘導に
よりトランジスタ9,10が交互にオン、オフを繰り返
し、共振コンデンサ11により安定して自励発振が生
じ、トランス17が励振されて、二次コイルN′2 に高
電圧が発生し、放電管13を点灯する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】放電点灯時、放電管1
3は高電圧が必要で、点灯後はインピーダンスが低下
し、放電点灯時の約1/2〜1/3の電圧で接続放電す
る特性を持っている。例えば、直径3mm、長さ180
mmの冷陰極管の場合、点灯電圧1000〜1500V
O-P 、放電持続電圧350〜400VO-P を必要とす
る。
【0006】ところで、この高周波インバータトランス
17を使用すると、放電管13を点灯させるための高電
圧を確保するため、必然的に前記トランス17の一次コ
イルN′11,N′12と二次コイルN′2 との巻数比N′
2 /N′11=N′2 /N′12が大きくなる。このため一
次コイルと二次コイルの磁気結合が悪くなり、効率の低
下を招く。
【0007】また、点灯後、放電管13の持続放電する
に必要な電圧が点灯電圧の1/2〜1/3に減少したに
もかかわらず、トランス17は二次コイルN′2 に高電
圧を発生しており、放電管13に印加される放電持続電
圧との電位差をバラストコンデンサ18で吸収し、放電
管13のインピーダンスの変化に対応して出力電圧の均
衡を図っている。
【0008】このため、放電管13の点灯後もトランス
17は常に高電圧を出力しており、二次コイルN′2
レアショートが発生する可能性が高く、発煙や発火の恐
れがあり、安全性の面で問題がある。
【0009】また、一次コイルN′11,N′12と二次コ
イルN′2 の巻数比を大きくするのに二次コイルN′2
の巻数を多くしており、このため二次コイルN′2 の抵
抗が大きくなり、抵抗損失が増大し、高効率化を図る上
で不利である。
【0010】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、高効率化が可能で、安全性の高いトランス
及びインバータ電源装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一次コイルと二次コイルの巻数比を変え
るため、一次コイルに中間端子を設けたトランスと、そ
のトランスから出力された高電圧により点灯する放電管
とを備えたインバータ電源装置を対象とするものであ
る。
【0012】そしてこのインバータ電源装置は、前記ト
ランスの出力電圧または放電管の管電流あるいは双方を
検知、帰還して前記トランスの一次コイルの端子を切り
替えて、点灯時には一次コイルと二次コイルの巻数比を
大きくして高電圧を発生させる。また、点灯後は一次コ
イルと二次コイルの巻数比を小さくして、放電持続電圧
を発生させる。このようにして、バラストコンデンサを
削除して放電管を点灯するように構成したことを特徴と
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
のインバータ電源装置(放電管点灯装置)の回路図に基
づいて説明する。同図において1は入力端子、2は一次
コイルに中間端子を設けたトランスで、3は一次コイル
の入力端子、4,5は一次コイルに設けた中間端子、
6,7は一次コイルの端子で、端子3−4間と端子3−
5間のコイルの巻数n11は等しく、かつ端子4−6間と
端子5−7間のコイルの巻数n12は等しい。
【0014】8は起動抵抗、9,10はトランジスタ、
11は共振コンデンサ、12はトランス2の端子4,
5,6,7をトランジスタ9あるいは10に接続する切
替回路である。13は放電管、14は電圧帰還回路、1
5は電流帰還回路、16は制御回路を示す。
【0015】トランス2の二次コイルN2 に電圧出力が
無いとき、一次コイルの中間端子4,5は切替回路12
を通じてトランジスタ9,10に接続され、端子6,7
は開放になっている。この状態では一次コイルの巻数N
11=N12=n11で一次コイルと二次コイルの巻数比は、 (二次コイル巻数)/(一次コイル巻数)=N2 /N1
=N2 /n11 となり、大きなものとなる。従って、二次コイルN2
放電管13が放電開始するのに必要な高電圧が誘起され
る。
【0016】トランス2の二次コイルN2 に出力された
高電圧により放電管13が放電し、管電流が流れて低イ
ンピーダンスになり、放電管13に印加される電圧は放
電持続電圧となり、低電圧になる。
【0017】この放電持続電圧は電圧帰還回路14を通
して、また管電流は電流帰還回路15を通して制御回路
16に入り、制御回路16の出力信号により切替回路1
1が動作し、トランス2の一次コイル端子6,7とトラ
ンジスタ9,10がそれぞれ接続され、中間端子4,5
は開放になる。
【0018】この状態では一次コイルの巻数N1 =n11
+n12で一次コイルの巻き込み巻数を多くしたことにな
り、一次コイルと二次コイルの巻数比は、 (二次コイル巻数)/(一次コイル巻数)=N2 /N1
=N2 /(n11+n12) となり、小さなものとなる。
【0019】従って、一次コイルと二次コイル間の磁気
結合が密になる。さらに一次コイルの巻数N11=N12
11+n12を、図2に示してある従来の放電管点灯装置
に用いられているトランス17の一次コイルの巻数N′
11=N′12と同じにすると、二次コイルの巻数N2 は従
来のトランス17の二次コイルの巻数N′2 の1/2〜
1/3になり、二次コイルの抵抗の低減が可能となる。
この一次コイルと二次コイル間の磁気結合の改善と二次
コイルの抵抗の低減により、トランス2の高効率化が図
られる。
【0020】また、放電管13の放電開始時のみ、トラ
ンス2は二次側に高電圧を出力し、放電管13が放電中
は、放電維持の低電圧の出力となるので、二次コイルの
レアショート等による発煙や発火の潜在的可能性が低く
なり、安全性の向上が図られる。
【0021】さらには、図2に示す従来の放電管点灯装
置で用いられていた負荷インピーダンス変動による電圧
変動を吸収するためのバラストコンデンサ18が省略さ
れる。
【0022】本実施の形態は自励発振の場合を示してい
るが、他励発振(図示していない)の場合も適用でき
る。
【0023】以上のように本発明の実施の形態では、一
次コイルに中間端子を設けて、負荷インピーダンスの変
化に追随する出力電圧あるいは出力電流の変動に対応し
て、一次コイルの入力端子を切り替える。即ち、点灯時
の高電圧が必要の場合は、一次コイルと二次コイルの巻
数比を大きくして高電圧を出力する。
【0024】また、放電維持の低電圧が必要な場合は、
一次コイルの巻数を多くして、一次コイルと二次コイル
の巻数比を小さくして低電圧を出力すると同時に、一次
コイルと二次コイルの磁気結合を密にして高効率化を図
る。
【0025】さらに、高電圧の出力は必要なときしかト
ランスに発生しないので、二次コイルのレアショートの
生じる潜在的可能性が小さくなり、発煙や発火の恐れも
小さくなり、安全面で有利である。
【0026】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、一次
コイルと二次コイルの巻数比を変えられるようになって
いるので、インバータ電源装置(放電管点灯装置)に好
適なトランスを提供することができる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、負荷の変動
に対応して、トランスの一次コイルと二次コイルとの巻
数比を変えることで、高効率で安全性に優れたインバー
タ電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るトランス及び放電管
点灯装置の回路構成図である。
【図2】従来の放電管点灯装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 トランス 3 トランスの一次コイル入力端子 4,5 トランスの一次コイル中間端子 6,7 トランスの一次コイル端子 8 起動抵抗 9,10 トランジスタ 11 共振コンデンサ 12 切替回路 13 放電管 14 電圧帰還回路 15 電流帰還回路 16 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルに中間端子を設けて、一次コ
    イルと二次コイルとの巻数比を変えられるように構成し
    たことを特徴とするトランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、さらに二次コイ
    ルに中間端子を設けたことを特徴とするトランス。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のトランスの負荷
    の変動に対応した出力電流または出力電圧、あるいは双
    方を検知して出力を帰還する帰還回路と、その帰還回路
    出力により動作する制御回路と、その制御回路からの制
    御信号により一次コイルの中間端子または二次コイルの
    中間端子あるいは双方の中間端子を切り替える切替回路
    とを備えたことを特徴とするインバータ電源装置。
JP23212596A 1996-09-02 1996-09-02 トランス及びインバータ電源装置 Pending JPH1074592A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892430B1 (ko) 2007-08-14 2009-04-10 엘지이노텍 주식회사 엘시디 백라이트용 인버터 장치의 오픈 커넥터 보호회로
JP2010200422A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Funai Electric Co Ltd プッシュプルインバータ、及びプッシュプルインバータに用いられるトランス

Cited By (3)

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Effective date: 20060912

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