JPH1073004A - ガスタービン - Google Patents

ガスタービン

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JPH1073004A
JPH1073004A JP22826196A JP22826196A JPH1073004A JP H1073004 A JPH1073004 A JP H1073004A JP 22826196 A JP22826196 A JP 22826196A JP 22826196 A JP22826196 A JP 22826196A JP H1073004 A JPH1073004 A JP H1073004A
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cooling system
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Fumio Otomo
文雄 大友
Yoshitaka Fukuyama
佳孝 福山
Yuji Nakada
裕二 中田
Iwataro Sato
岩太郎 佐藤
Takanari Okamura
隆成 岡村
Masafumi Fukuda
雅文 福田
Masaharu Utsunomiya
正治 宇都宮
Giichi Dosono
義一 堂園
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない冷却媒体量でタービン翼を効果的に冷却
することができ、システム全体の出力効率を一層向上さ
せることができ、しかも翼面温度の均一化を図って翼本
体の長寿命化も実現できるガスタービンを提供する。 【解決手段】低圧の冷却媒体をタービン翼45の内部に
設けられた冷却流路55,56,57に通流させた後に
翼の表面部から外部へ吹出す流路構造に形成された低圧
冷却系統53と、高圧の冷却媒体をタービン翼45の内
部に設けられた冷却流路81に通流させた後にタービン
外へ導く流路構造に形成された高圧冷却系統54と、低
圧冷却系統53には低圧の冷却媒体を、高圧冷却系統5
4には高圧の冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段と、
高圧冷却系統54を介してタービン外に導かれた冷却媒
体からエネルギを回収するエネルギ回収手段84とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンに係
り、特に、より少ない量の冷却媒体でタービン翼を効率
よく冷却できるガスタービンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガスタービンでは、燃焼ガスに
より駆動されるタービン自身が燃焼器へ空気を供給する
ための送風機または圧縮機を駆動する自立的駆動方式を
採用している。このため、ガスタービンの出力効率を高
める最も有効な方法は、タ一ビン入口における燃焼ガス
温度を高めることである。
【0003】しかし、この燃焼ガス温度の上限は、タ一
ビン翼、特に第一段の動翼や静翼を構成している材料の
耐熱応力性や高温下での酸化、腐食等の耐性によって制
限される。
【0004】そこで従来は、図5および図6に示すよう
に、タービン翼を内側から冷却空気で強制的に冷却する
リターンフロータイプの翼を用いるようにしている。な
お、これらの図は動翼の一例を示すもので、図5は翼の
縦断面図を示し、図6は同じく翼の横断面図を示してい
る。
【0005】この動翼は、翼本体1と、この翼本体1を
支持する翼根部2と、プラットホーム部3とから構成さ
れている。翼根部2内と翼本体1内には、翼本体1の高
さ方向に延びる2つの冷却流路11,12が仕切壁13
によって形成されており、これら冷却流路11,12の
翼根部2内に位置する端部は図示しない回転軸に設けら
れた冷却空気供給路に接続されている。
【0006】冷却流路11は、翼根部2から翼本体1の
先端部近傍まで延びるように仕切壁13と前縁部14側
に設けられた仕切壁15とによって形成された流路16
と、仕切壁15と前縁部14との間に形成された空洞1
7と、仕切壁15に複数設けられた小孔18と、空洞1
7と前縁部14との間に存在する前縁壁19に複数設け
られたフィルム冷却用の噴出し孔20と、流路16を構
成する壁で腹側および背側の壁21,22に複数設けら
れたフィルム冷却用の噴出し孔23で構成されている。
【0007】したがって、この冷却流路11に供給され
た冷却空気は、翼根部2から流入し、流路16を翼の高
さ方向に流れて先端壁付近に達し、その間に、一部が噴
出し孔23から翼外に噴き出して翼本体1における前縁
部の腹側表面および背側表面をフィルム冷却する。ま
た、残りの冷却空気が仕切壁15に設けられた複数の小
孔18から空洞17内に噴射流入して前縁壁19に衝突
し、この前縁壁19の内面をインピンジメント冷却し、
さらに前縁壁19に設けられた複数の噴出し孔20を通
過して、翼外部に流出して前縁部14の表面をフィルム
冷却する。
【0008】この冷却流路11の冷却性能は、主に、流
路16における対流冷却効果と、流路16から小孔18
を通過して前縁壁19の内面に噴流として衝突すること
によるインピンジメント冷却効果と、噴出し孔20を介
して翼外に噴き出した冷却空気が翼本体1の前縁部14
ならびに前縁部の背側,腹側に沿って流れることによる
フィルム冷却効果と、噴出し孔23を介して翼外に噴き
出した冷却空気が翼本体1の背側,腹側に沿って流れる
ことによるフィルム冷却効果との相乗効果で与えられ
る。
【0009】一方、冷却流路12は、仕切壁13と仕切
壁24との間に形成されて翼本体1の先端壁近傍まで延
びた流路25と、この流路25に続いて一旦、後縁部2
6側回りにリターンしてプラットホーム部3の近くまで
延びた後に再び後縁部26側回りにリターンして先端壁
の近傍まで延びる屈折流路27と、この屈折流路27の
最終流路部分の壁28に複数設けられた噴出し孔29
と、この噴出し孔29から噴き出された冷却空気と接触
する複数のピンフィン30を備えた冷却路31と、屈折
流路27を構成する腹側の壁21に複数設けられた噴出
し孔32(図6参照)とを主体にして構成されている。
【0010】したがって、この冷却流路12に導かれた
冷却空気は、流路25内を翼根部2から翼本体1の先端
部へ向けて流れた後、後縁部26側回りにリターンして
屈折流路27を流れ、壁28に設けられた噴出し孔29
から冷却路31へと流れる。また、屈折流路27を流れ
る間に、一部が屈折流路27を構成する腹側の壁21に
設けられた噴出し孔32から翼外へと流れる。なお、図
6中、33は乱流促進リブを示している。
【0011】この冷却流路12の冷却性能は、屈折流路
27での対流冷却効果と、噴出し孔29,32内での対
流冷却効果と、噴出し孔32から吹出した冷却空気が翼
の腹側外面に沿って流れることによるフィルム冷却効果
と、ピンフィン30による対流冷却効果との相乗作用と
して与えられる。
【0012】このような冷却構造であると、主流ガス温
度(燃焼ガス温度)が1200℃級のガスタービンの場合、
主流ガス流量の数パーセントの冷却空気量でタービン翼
の表面平均温度を850 ℃程度に保つことが可能である。
【0013】しかしながら、最近では出力効率を一層向
上させるために、主流ガス温度を1300℃〜1500℃級、も
しくはそれ以上に高めることが望まれている。このよう
な高温条件、たとえば主流ガス温度が1300℃級の条件で
従来のタービン翼を用いた場合、翼の温度を設計条件に
抑え込むことはできるが、抑え込むためには多量の冷却
空気が必要となる。このため、システム全体の出力効率
を著しく低下させてしまい、主流ガス温度を上昇させた
意味がなくなる。なお、最近では冷却空気を抽気して強
制冷却することも考えられているが、この方式で1500℃
級もしくはそれ以上の超高温ガスタービンの冷却設計を
満たすことは極めて困難である。
【0014】さらに、翼の平均温度や最高局所温度の設
計条件を満たしている1200℃級程度のタービン翼にあっ
ても、翼面温度分布の不均一性が翼本体の寿命に大きく
影響することが文献(ASME94−GΤ−65)等に
よって明らかとなっており、次世代の高温ガスタービン
のタービン翼だけではなく、従来のタービン翼において
も翼面温度の均一化が冷却設計上重要な問題となってい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の冷
却方式を採用したガスタービンにあっては、燃焼ガス温
度をさらに高めようとすると、タービン翼を効率良く冷
却することができないという問題があった。
【0016】そこで本発明は、少ない冷却媒体量でター
ビン翼を効果的に冷却することができ、システム全体の
出力効率を一層向上させることができ、しかも翼面温度
の均一化を図って翼本体の長寿命化も実現できるガスタ
ービンを提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、タービン翼の内部に冷却流路を設け、こ
の冷却流路に冷却媒体を通流させるようにしたガスター
ビンにおいて、供給された冷却媒体を前記タービン翼の
内部に設けられた冷却流路に通流させた後に上記タービ
ン翼の表面部から外部へ噴出す流路構造に形成された第
1の冷却系統と、供給された冷却媒体を前記タービン翼
の内部に設けられた冷却流路に通流させるとともに該冷
却流路を通流した上記冷却媒体の少なくとも一部をター
ビン外へ導く流路構造に形成された第2の冷却系統と、
前記第1の冷却系統に冷却媒体を供給するとともに前記
第2の冷却系統には上記第1の冷却系統より圧力の高い
冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段と、前記第2の冷
却系統を介してタービン外に導かれた冷却媒体からエネ
ルギを回収するエネルギ回収手段とを備えている。
【0018】なお、前記冷却媒体供給手段は、前記第2
の冷却系統に供給される圧力の高い冷却媒体を圧力調整
用絞り手段で減圧して得た冷却媒体を前記第1の冷却系
統に供給する流路を備えていてもよい。
【0019】また、前記冷却媒体供給手段は、少なくと
も前記第2の冷却系統に対して、冷却媒体としての水ま
たは水蒸気の単相流体、もしくは両者の気液2相流体を
供給するものでもよい。
【0020】また、前記第1の冷却系統に属する前記翼
内の冷却流路は、1つの翼について複数設けてあり、そ
のうちの少なくとも1つは通流した冷却媒体を動翼と静
翼との間をシールするためのシール流体として供給する
流路構成に形成されていてもよい。
【0021】さらに、前記第2の冷却系統に属する前記
翼内の冷却流路は、途中に前記冷却媒体の一部を動翼と
静翼との間をシールするためのシール流体として供給す
る分岐路を備えていてもよい。
【0022】さらにまた、前記第2の冷却系統は、前段
に位置している翼内の冷却流路を通過した冷却媒体を後
段に位置している翼内の冷却流路に通流させる流路構成
に形成されていてもよい。
【0023】本発明に係るガスタービンでは、(1) ター
ビン翼の内部に設けられた冷却流路で、第2の冷却系統
に属する冷却流路には、対流冷却効果の大きい圧力の高
い冷却媒体を通流させて主として対流冷却を行わせ、冷
却後にこの冷却媒体をタービン外に導いてエネルギ回収
手段でエネルギを回収している。したがって、圧力の高
い冷却媒体の使用による対流冷却効果の向上で従来のガ
スタービンに比べてタービン翼を良好に冷却できる。ま
た、主流ガスに混ざる冷却媒体量を大幅に抑えることが
でき、しかも冷却媒体から熱エネルギを回収することが
できる。
【0024】また、(2) タービン翼の内部に設けられた
冷却流路で、第1の冷却系統に属する冷却流路には、第
2の冷却系統より圧力の低い冷却媒体を流し、この冷却
媒体をタービン翼の表面部から外部へ吹出すようにして
いる。したがって、この第1の冷却系統を翼外面で熱伝
達率の高い翼前縁近傍や冷却媒体の回収が困難である翼
後縁部に適用することによって、これらの外面での熱流
束を効果的に低減させることが可能となる。
【0025】このように、上述した(1) と(2) との併用
によって、主流ガスの温度を高めた状態で、なおかつ翼
表面を均一に良好に冷却でき、しかもシステム全体の出
力効率を向上させることができる。したがって、たとえ
ば1500℃級のガスタービンに適用した場合でも熱的な設
計条件を満たし、しかも高い出力効率の確保が可能とな
る。
【0026】なお、第2の冷却系統に供給される圧力の
高い冷却媒体を圧力調整用絞り手段で減圧して得た冷却
媒体を第1の冷却系統に供給する構成を採用すると、流
量配分の容易化を図れるばかりか、システム全体の単純
化を図ることができる。
【0027】また、少なくとも第2の冷却系統に対し
て、冷却媒体としての水または水蒸気の単相流体、もし
くは両者の気液2相流体を供給することによって冷却媒
体として空気を用いた場合に比べて冷却効率を飛躍的に
向上させることができる。
【0028】また、第1の冷却系統に属する翼内の冷却
流路を複数に分岐し、そのうちの少なくとも1つを通流
した冷却媒体を動翼と静翼との間をシールするためのシ
ール流体として供給する構成を採用すると、冷却媒体に
冷却機能とシール機能との両方を発揮させることができ
るので、冷却媒体の全使用量を節減することが可能とな
る。同様に、第2の冷却系統に属する翼内の冷却流路の
途中に冷却媒体の一部を動翼と静翼との間をシールする
ためのシール流体として供給する分岐路を設ける構成を
採用しても、冷却媒体に冷却機能とシール機能との両方
を発揮させることができるので、冷却媒体の全使用量を
節減することが可能となる。
【0029】また、第2の冷却系統について、前段に位
置している翼内の冷却流路を通過した冷却媒体を後段に
位置している翼内の冷却流路に通流させる構成を採用す
ると、使用冷却媒体流量を抑えることが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施形態を説明する。図1には本発明の一実施形態に係
るガスタービン、ここには蒸気タービンと組合せてハイ
ブリッド型発電プラントの一要素を構成するガスタービ
ンの要部を局部的に取出した模式図が示されている。
【0031】同図において、番号41は静止部を示し、
42は回転部を示している。これら静止部41と回転部
42との間に図中太矢印43で示す方向に主流ガスが図
示しない燃焼器より噴射される。
【0032】静止部41はケーシング44を備えてお
り、このケーシング44の内周部には主流ガスの流れ方
向を基準にして上流側から順に第一段静翼45,第二段
静翼46,第三段静翼47が相互間に所定の間隔をあけ
て取付けられている。なお、これらの静翼は周方向に複
数個ずつ設けられている。一方、回転部42は回転軸4
8を備えており、この回転軸48の外周部で第一段静翼
45と第二段静翼46との間に位置する部分および第二
段静翼46と第三段静翼47との間に位置する部分に
は、それぞれ第一段動翼49と第二段動翼50とが取付
けられている。なお、これらの動翼も周方向に複数個ず
つ設けられている。
【0033】この例において、各静翼は静翼冷却系統5
1によって冷却され、各動翼は動翼冷却系統52によっ
て冷却される。静翼冷却系統51は、低圧冷却系統(第
1の冷却系統)53と、高圧冷却系統(第2の冷却系
統)54とで構成されている。
【0034】低圧冷却系統53は、基本的には供給され
た冷却媒体を第一段静翼45および第二段静翼46の内
部に設けられた冷却流路に通流させた後に各静翼の表面
部から外部へ噴出す流路構造に形成されている。
【0035】すなわち、低圧冷却系統53は、図示しな
い蒸気タービン系のたとえば蒸気供給系統から分岐して
導かれた低圧の水蒸気(温度は数100 ℃)を第一段静翼
45の内部に3系統に分離して設けられた低圧冷却流路
55,56,57に通流させるとともに第二段静翼46
の内部に2系統に分離して設けられた低圧冷却流路5
8,59に通流させる。
【0036】低圧冷却流路55は、第一段静翼45の前
縁部に設けてあり、図2に示すように、ケーシング44
側に位置している翼根部から回転軸48側に位置してい
る翼の先端部近傍まで延びるように仕切壁60と前縁6
1側に設けられた仕切壁62とによって形成された流路
63と、仕切壁62と前縁61との間に形成された空洞
64と、流路63のたとえば中心軸を中心にして仕切壁
62に放射状に複数設けられた小孔65と、空洞64と
前縁61との間に存在する前縁壁66に複数設けられた
フィルム冷却用の噴出し孔67と、流路63を構成する
壁で背側の壁68に複数設けられたフィルム冷却用の噴
出し孔69で構成されている。
【0037】この低圧冷却流路55に供給された低圧の
水蒸気は、翼根部側から流入し、流路63を翼の先端方
向に流れて先端壁付近に達し、その間に、一部が噴出し
孔69から翼外に噴き出して翼における前縁部の背側表
面をフィルム冷却する。また、残りの水蒸気が仕切壁6
2に設けられた複数の小孔65から空洞64内に噴射流
入して前縁壁66に衝突し、この前縁壁66の内面をイ
ンピンジメント冷却し、さらに前縁壁66に設けられた
複数の噴出し孔67を通過し、翼外部に流出して前縁6
1の表面をフィルム冷却する。
【0038】この低圧冷却流路55の冷却性能は、主
に、流路63における対流冷却効果と、流路63から小
孔65を通過して前縁壁66の内面に噴流として衝突す
ることによるインピンジメント冷却効果と、噴出し孔6
7を介して翼外に噴き出した水蒸気が前縁61ならびに
前縁部の背側,腹側に沿って流れることによるフィルム
冷却効果と、噴出し孔69を介して翼外に噴き出した水
蒸気が翼の背側に沿って流れることによるフィルム冷却
効果と、噴出し孔67,69内における対流冷却効果と
の相乗効果で与えられる。
【0039】低圧冷却流路56は、第一段静翼45の中
間部に設けてあり、図2に示すように、翼根部から翼の
先端部近傍まで延びるように形成された流路70と、こ
の流路70の先端部を外部、つまり第一段静翼45と回
転軸48との間に形成された空間71(図1参照)に通
じさせるようにシールリング72の内部に設けられた図
示しない案内路とで構成されている。
【0040】この低圧冷却流路56に供給された低圧の
水蒸気は、翼根部側から流入し、流路70を翼の先端方
向に流れて先端壁付近に達した後に案内路を通って空間
71へと流れ、静翼の先端部と動翼の基端側との間をシ
ールして主流ガスが回転軸48に触れるのを阻止するた
めのシール流体として使われる。
【0041】この低圧冷却流路56の冷却性能は、主に
流路70における対流冷却効果で与えられる。低圧冷却
流路57は、第一段静翼45の後縁部に設けてあり、図
2に示すように、翼根部から翼の先端部近傍まで延びる
ように形成された流路73と、この流路73を構成して
いる壁で腹側および背側の壁に設けられたフイルム冷却
用の噴出し孔74と、流路73を構成している壁で後端
側の壁に複数設けられた図示しない噴出し孔と、この噴
出し孔から噴き出された水蒸気と接触する複数のピンフ
ィンを備えた冷却路75とを主体にして構成されてい
る。
【0042】この低圧冷却流路57に導かれた低圧の水
蒸気は、流路73内を翼根部から翼先端部へ向けて流れ
る間に一部が噴出し孔74から翼外へ噴出し、残りが冷
却路75を介して翼外へと流れる。
【0043】この低圧冷却流路57の冷却性能は、流路
73での対流冷却効果と、噴出し孔74内での対流冷却
効果と、噴出し孔74から噴き出した水蒸気が翼の腹側
および背側の外面に沿って流れることによるフィルム冷
却効果と、冷却路75内におけるピンフィンによる対流
冷却効果との相乗効果として与えられる。
【0044】低圧冷却流路58は、第二段静翼46の中
間部に設けてあり、図2に示した第一段静翼45の低圧
冷却流路56と同様に構成されている。また、低圧冷却
流路59は、第二段静翼46の後縁部に設けてあり、図
2に示した第一段静翼45の低圧冷却流路57と同様に
構成されている。したがって、これら低圧冷却流路5
8,59における冷却性能は、第一段静翼46における
低圧冷却流路56,57と同様の冷却効果として与えら
れる。
【0045】高圧冷却系統54は、基本的には供給され
た冷却媒体を第一段静翼45および第二段静翼46の内
部に設けられた冷却流路に通流させた後に回収系に導く
流路構造に形成されている。
【0046】すなわち、高圧冷却系統54は、図示しな
い蒸気タービン系のたとえば蒸気供給系統から分岐して
導かれた高圧(低圧冷却系統53より高い圧力)の水蒸
気(温度は数100 ℃)を第一段静翼45,第二段静翼4
6,第三段静翼47の内部にそれぞれ設けられた高圧冷
却流路81,82,83に直列に通流させる。
【0047】高圧冷却流路81は、第一段静翼45の中
間部に設けてあり、図2に示すように、低圧冷却流路7
0を構成している背側および腹側の壁に翼根部と先端部
との間を複数回に亘って蛇行するように形成されてい
る。高圧冷却流路82,83も高圧冷却流路81と同様
に第二段静翼46,第三段静翼47のたとえば中間部で
背および腹に近い位置に翼根部と先端部との間を複数回
に亘って蛇行するように形成されている。
【0048】これら高圧冷却流路81,82,83にお
ける冷却性能は、主として対流冷却効果によって与えら
れる。高圧冷却流路81,82,83を通流した高圧の
水蒸気は、図1に示すように、蒸気タービン系の蒸気加
熱系84に戻されてエネルギの回収が行われる。
【0049】一方、動翼冷却系統52は、基本的には回
転軸48内に形成された流路を介して供給された冷却媒
体、たとえば低圧の水蒸気(温度は数100 ℃)を第一段
動翼49および第二段動翼50の内部に設けられた低圧
冷却流路85,86に通流させた後に各動翼の表面部か
ら外部へ吹出す流路構造に形成されている。この動翼冷
却系統52に導かれた水蒸気の一部は、流路87を介し
てシール用流体としても使われている。
【0050】なお、図1および図2中、88は各流路の
流量を目標値に合せるための流量調整機構を示してい
る。このように、タービンの翼内に低圧の冷却媒体を通
流させる低圧冷却系統53と高圧の冷却媒体を通流させ
る高圧冷却系統54とを設け、低圧冷却系統53につい
ては圧力の低い冷却媒体を翼内に設けられた低圧冷却流
路に流した後に翼の表面部から外部へ噴き出すようにし
て、翼外面で熱伝達率の高い翼前縁近傍や冷却媒体の回
収が困難である翼後縁部での熱流束を低減させ、高圧冷
却系統54については対流冷却効果の大きい圧力の高い
冷却媒体を通流させて主として対流冷却を行わせ、冷却
後にこの冷却媒体をタービンの外に導いて蒸気加熱系8
4等でエネルギを回収している。
【0051】したがって、高圧冷却系統54での圧力の
高い冷却媒体の使用による対流冷却効果の向上と低圧冷
却系統53での翼外面の熱流速低減効果の向上とで翼表
面を均一に良好に冷却できる。また、高圧冷却系統54
では冷却媒体を回収しているので、主流ガスに混ざる冷
却媒体量を大幅に抑えることができる。さらに、高圧冷
却系統54を流れた冷却媒体から熱エネルギを回収して
いるので、結局、上記各作用と相俟って、翼表面を均一
に良好に冷却した状態で主流ガス温度を高めることがで
き、しかもシステム全体の出力効率を向上させることが
できる。したがって、たとえば1500℃級のガスタービン
に適用した場合でも熱的な設計条件を満たし、しかも高
い出力効率を確保することができる。
【0052】なお、図1および図2に示す例のように、
冷却に用いた冷却媒体、具体的には低圧冷却流路56,
58を通流した後の冷却媒体を空間71に導いて動翼と
静翼との間をシールするためのシール流体として利用す
る構成を採用すると、冷却媒体に冷却機能とシール機能
との両方を発揮させることができるので、冷却媒体の全
使用量を節減することが可能となる。
【0053】また、図1および図2に示す例のように、
翼の前縁部については、前縁壁66の曲率に略合った形
状に仕切壁62を設け、この仕切壁62に流路63のた
とえば中心軸を中心にして放射状に複数の小孔65を設
け、これら小孔65を使って前縁壁66の内面をインピ
ンジメント冷却する構成であると、大きなインピンジメ
ント冷却効果と対流冷却効果とを得ることができる。
【0054】また、図1および図2に示す例のように、
高圧冷却系統54について、前段に位置している翼内の
冷却流路を通過した冷却媒体を後段に位置している翼内
の冷却流路に通流させる構成を採用すると、流路構成を
単純にできるとともに使用冷却媒体流量を抑えることが
可能となる。
【0055】図3には本発明の別の実施形態に係るガス
タービン、ここにも蒸気タービンと組合せてハイブリッ
ド型発電プラントの一要素を構成するガスタービンの要
部を局部的に取出した模式図が示されている。
【0056】なお、この図では図1と同一機能部分が同
一符号で示されている。したがって、重複する部分の詳
しい説明は省略する。この例に係るガスタービンが図1
に示したガスタービンと異なる点は、静翼冷却系統51
aの構成にある。
【0057】すなわち、静翼冷却系統51aは、高圧冷
却系統(第2の冷却系統)54aと、この高圧冷却系統
54aに導かれた高圧の冷却媒体を圧力調整用絞り手段
によって減圧して得た冷却媒体を用いる低圧冷却系統
(第1の冷却系統)53aとで構成されている。
【0058】高圧冷却系統54aは、図示しない蒸気タ
ービン系のたとえば蒸気供給系統から分岐して導かれた
高圧の水蒸気(温度は数100 ℃)を第一段静翼45,第
二段静翼46,第三段静翼47の内部にそれぞれ設けら
れた高圧冷却流路91,92,93に直列に通流させ
る。
【0059】高圧冷却流路91は、第一段静翼45の中
間部に設けてあり、図4に示すように、翼根部から延び
て先端部において折り返すU字状の流路構造に形成され
ている。高圧冷却流路92,93も高圧冷却流路91と
同様に第二段静翼46,第三段静翼47のたとえば中間
部に翼根部から延びて先端部において折り返すU字状の
流路構造に形成されている。なお、高圧冷却流路91,
92で翼の先端部に位置する部分には、それぞれ分岐流
路94,95が設けてあり、これら分岐流路94,95
は流量調整機構96,97およびシールリング98,9
9に設けられた図示しない案内路を介して第一段静翼4
5および第二段静翼46と回転軸48との間にそれぞれ
形成された空間71に通じている。
【0060】これら高圧冷却流路91,92,93にお
ける冷却性能は、主として対流冷却効果によって与えら
れる。一方、低圧冷却系統53aは、高圧冷却系統54
aの供給管100に圧力調整用絞り機構101,10
2,103を接続し、圧力調整用絞り機構101を介し
て得られた低圧の水蒸気を第一段静翼45の前縁部に設
けられた低圧冷却流路55に供給し、圧力調整用絞り機
構102を介して得られた低圧の水蒸気を第一段静翼4
5の後縁部に設けられた低圧冷却流路57に供給し、圧
力調整用絞り機構103を介して得られた低圧の水蒸気
を第二段静翼46の後縁部に設けられた低圧冷却流路5
9に供給するように構成されている。
【0061】このような構成であると、冷却原理は図1
および図2に示したものと同じであるが、この例の場合
には高圧冷却系統54aに導かれた高圧の水蒸気を圧力
調整用絞り機構101,102,103で減圧して得た
水蒸気を冷却媒体として低圧冷却流路55,57,59
に供給しているので、冷却媒体供給系の構成を大幅に単
純化することができる。
【0062】また、この例においては、高圧冷却流路9
1,92を通流する冷却媒体の一部を空間71に導いて
動翼と静翼との間をシールするためのシール流体として
利用する構成を採用しているので、冷却媒体に冷却機能
とシール機能との両方を発揮させることができ、冷却媒
体の全使用量を節減することができる。
【0063】なお、本発明は上述した各例に限定される
ものではない。すなわち、上述した各例は蒸気タービン
と組合せてハイブリッド型発電プラントの一要素を構成
するガスタービンに本発明を適用しているが、単独で用
いられるガスタービンにも適用できる。したがって、冷
却媒体も水蒸気に限定されるものではなく、水、水蒸
気、空気、不活性ガス、その他の液体や気体の単相、混
合媒体を使用でき、冷却設計上最適な冷却媒体を選択で
きる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供給された冷却媒体をタービン翼の内部に設けられた冷
却流路に通流させた後にタービン翼の表面部から外部へ
噴出す流路構造に形成された第1の冷却系統と、供給さ
れた冷却媒体をタービン翼の内部に設けられた冷却流路
に通流させるとともに上記冷却流路を通流した冷却媒体
の少なくとも一部をタービン外へ導く流路構造に形成さ
れた第2の冷却系統と、第1の冷却系統に冷却媒体を供
給するとともに第2の冷却系統には第1の冷却系統より
圧力の高い冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段とを組
合せてタービン翼を冷却しているので、第2の冷却系統
での圧力の高い冷却媒体の使用による対流冷却効果の向
上と第1の冷却系統での翼外面の熱流速低減効果の向上
とで翼表面を均一に良好に冷却できる。しかも第2の冷
却系統では冷却媒体を回収しているので、主流ガスに混
ざる冷却媒体量を大幅に抑えることができ、さらに第2
の冷却系統を流れた冷却媒体から熱エネルギを回収して
いるので、結局、主流ガス温度を高めた状態で翼表面を
均一に良好に冷却でき、しかもシステム全体の出力効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るガスタービンの要部
模式図
【図2】同ガスタービンの第一段静翼の冷却流路構造を
説明するための図
【図3】本発明の別の実施形態に係るガスタービンの要
部模式図
【図4】同ガスタービンの第一段静翼の冷却流路構造を
説明するための図
【図5】冷却流路を備えた従来のガスタービンの動翼縦
断面図
【図6】同動翼の横断面図
【符号の説明】
41…静止部 42…回転部 43…主流ガスの流れ方向 44…ケーシング 45…第一段静翼 46…第二段静翼 47…第三段静翼 48…回転軸 49…第一段動翼 50…第二段動翼 51,51a…静翼冷却系統 52…動翼冷却系統 53,53a…低圧冷却系統 54,54a…高圧冷却系統 55,56,57,58,59…低圧冷却流路 60,62…仕切壁 61…前縁 63,70,73…流路 64…空洞 65…小孔 66…前縁壁 67,74…噴出し孔 71…空間 72,98,99…シールリング 81,82,83,91,92,93…高圧冷却流路 84…蒸気加熱系 85,86…低圧冷却流路 88,96,97…流量調整機構 94,95…分岐流路 100…供給管 101,102,103…圧力調整用絞り機構
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 岩太郎 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 岡村 隆成 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 福田 雅文 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 宇都宮 正治 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 堂園 義一 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービン翼の内部に冷却流路を設け、この
    冷却流路に冷却媒体を通流させるようにしたガスタービ
    ンにおいて、 供給された冷却媒体を前記タービン翼の内部に設けられ
    た冷却流路に通流させた後に上記タービン翼の表面部か
    ら外部へ噴出す流路構造に形成された第1の冷却系統
    と、 供給された冷却媒体を前記タービン翼の内部に設けられ
    た冷却流路に通流させるとともに該冷却流路を通流した
    上記冷却媒体の少なくとも一部をタービン外へ導く流路
    構造に形成された第2の冷却系統と、 前記第1の冷却系統に冷却媒体を供給するとともに前記
    第2の冷却系統には上記第1の冷却系統より圧力の高い
    冷却媒体を供給する冷却媒体供給手段と、 前記第2の冷却系統を介してタービン外に導かれた冷却
    媒体からエネルギを回収するエネルギ回収手段とを具備
    してなることを特徴とするガスタービン。
  2. 【請求項2】前記冷却媒体供給手段は、前記第2の冷却
    系統に供給される圧力の高い冷却媒体を圧力調整用絞り
    手段で減圧して得た冷却媒体を前記第1の冷却系統に供
    給する流路を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載のガスタービン。
  3. 【請求項3】前記冷却媒体供給手段は、少なくとも前記
    第2の冷却系統に対して、冷却媒体としての水または水
    蒸気の単相流体、もしくは両者の気液2相流体を供給し
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス
    タービン。
  4. 【請求項4】前記第1の冷却系統に属する前記タービン
    翼内の前記冷却流路は、1つの翼について複数設けてあ
    り、そのうちの少なくとも1つは通流した冷却媒体を動
    翼と静翼との間をシールするためのシール流体として供
    給する流路構成に形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のガスタービン。
  5. 【請求項5】前記第2の冷却系統に属する前記タービン
    翼内の前記冷却流路は、途中に前記冷却媒体の一部を動
    翼と静翼との間をシールするためのシール流体として供
    給する分岐路を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載のガスタービン。
  6. 【請求項6】前記第2の冷却系統は、前段に位置してい
    るタービン翼内の前記冷却流路を通過した冷却媒体を後
    段に位置しているタービン翼内の前記冷却流路に通流さ
    せる流路構成に形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のガスタービン。
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