JPH107200A

JPH107200A - 収納棚付き計量機

Info

Publication number: JPH107200A
Application number: JP16024396A
Authority: JP
Inventors: Shinsuke Maeshiba; 信介前芝
Original assignee: Showa Kiki Kogyo Co Ltd
Current assignee: Showa Kiki Kogyo Co Ltd
Priority date: 1996-06-20
Filing date: 1996-06-20
Publication date: 1998-01-13

Abstract

(57)【要約】【課題】給油用の計量機において、計量機の給油に際
して支障がないように給油等に必要な各種の備品の収納
手段を得ること。【解決手段】地上に固定した固定台の上に、計量のた
めの各種のカウンターと、給油のためのホースを取り付
けた直立したホース・ユニットを設けた固定型の計量機
において、たとえばホース・ユニットの側面に各種の収
納棚を設け、給油作業上、何の支障を与えることがな
く、その上、ガソリンスタンドの景観としても違和感を
与えることがない使い勝手を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明はガソリンスタンド
で使用する固定式の計量機に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ガソリンスタンドでは、給油効率
と使い勝手の良さから、比較的柔軟性に富み、給油車両
の給油口間で無理なく届く長さを持つ、いわゆるロング
ホースを取り付けた固定式の計量機が広く用いられるよ
うになった。

【０００３】ガソリンスタンドでの給油に際しては、外
設カードリーダーやその他の備品が計量機近くに必要で
あり、また、サービスの多様化から、給油時のバッテリ
ー液、洗浄液、冷却液の補給サービスのための商品が計
量機近くにあることが必要である。

【０００４】ところが、固定式の計量機には、地上に固
定した台の上に、計量のための各種のカウンターと、給
油のためのホースを取り付けた直立したホース・ユニッ
トが設けられているために、収納のための箱類を載置す
ることができず、この備品を計量機の天井または空きス
ペースに無造作に置いたり、計量機と別に専用収納ボッ
クスを設置し陳列収納を行っていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このため、以下のよう
な問題がある。

【０００６】（１）計量機の天井及び空きスペースは本
来、品物等を置くための形状となっておらず、風等によ
り商品が落下したり、車や人に当たり非常に危険であ
る。

【０００７】（２）営業終了時には盗難防止のために置
いている商品等を全て事務所内等に移し変え、営業開始
時は再度陳列し直さなければならない等の作業の無駄が
生じる。

【０００８】（３）商品の保護及び営業終了時の盗難防
止を行うためには、専用の収納ケース等を設置する必要
があり、コスト的に大幅な費用アップとなる。

【０００９】（４）計量機と別に商品専用取納ケースを
設置すると、給油作業時の妨げとなり作業効率が著しく
低下する。

【００１０】この発明が解決しようとする課題は、計量
機の給油に際して支障がないように収納するための給油
に必要な各種の備品の収納手段を得ることにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】従来、地上に固定した台
の上に、計量のための各種のカウンターと、給油のため
のホースを取り付けた直立したホース・ユニットを設け
た固定型の計量機においては、ホース・ユニットの側面
は、従来、供給油の種類の表示、あるいは、照明が取り
付けられているに過ぎず、ここに、各種の収納棚を設け
ることができ、また、給油のための各種の備品を収納す
る棚を取り付けても、給油作業上、何の支障を与えるこ
とがなく、その上、ガソリンスタンドの景観としても違
和感を与えることがないという認識の下で完成した。

【００１２】すなわち、この発明は固定型の計量機その
ものに、各種備品や商品のための収納棚を設けたことを
特徴とする。

【００１３】

【発明の実施の形態】計量機に取り付ける収納棚として
は、収納棚に入れる商品の分類との関係で、複数の棚板
が付いたものや扉付きの形態のものが好ましい。

【００１４】また、その取付け箇所は、人間工学的に見
て、給油者の背丈、商品の出し入れの容易化等を考えた
位置であるのが良い。

【００１５】

【実施例】図１は、この発明の固定型の計量機におい
て、ホース・ユニットに３本の給油用のホースを取り付
けたホースの側から見た図を示す正面図、図２は右側面
図、図３は左側面図である。

【００１６】図において、１は、作業者の腰の高さ程度
に、天板２を有する固定台を示し、この固定台１の中に
は、ポンプ及び容量計等が収められている。３は、固定
台１内の油配管と連通した給油のための３本のホース４
をその頂部で懸架した直立ホース・ユニットを示し、こ
のホース・ユニット３の固定台１よりも僅かに高い位置
に、給油ノズル５をフックによって吊り下げている。６
は固定台１上に取り付けた給油カウンターを示す。７
は、この発明に係る収納棚を示す。この例では、収納棚
７は、主として、顧客に販売するための商品及びタオル
等顧客へサービスするための備品を収容するためのもの
である。その収納棚の取付け位置、大きさ、それに、棚
の形状としては、任意のものが採用でき、数多くの変更
例の策定が可能となる。

【００１７】図４は給油カウンター６側から見た棚７の
正面図、図５は直立ホース・ユニット３に対する収納棚
７の組み込み構造の要部を示す図である。

【００１８】収納棚７は、直立ホース・ユニット３の中
に組み込まれるケース箱７ａをボルト・ナット７ｂによ
って着脱可能に固定したもので、その内部に複数の棚板
７ｃを配置して収納空間を上下に区分けしている。収納
棚７の前面には開閉自在な扉を備えることが好ましく、
この場合扉の開閉のためのスペースが殆ど不要な上下昇
降式のシャッター扉とすると都合がよい。そして、この
扉には施錠できるように鍵を備えるようにすれば、営業
終了時等にこの鍵を施錠すれば、営業終了時及び営業開
始時の盗難防止等による商品の移動が不要である。

【００１９】

【発明の効果】

（１）計量機スペース内で商品等を手に取ることが可能
であり、作業効率が大幅に向上する。

【００２０】（２）商品等の座りの安定した陳列が可能
となり、落下による商品の破損が皆無となる。

【００２１】（３）風等による商品等の落下が防止さ
れ、人や車に当たる危険性がなくなり安全性が向上す
る。

【００２２】（４）収納棚は計量機を給油所に放置した
後からでも取付けが可能であり、顧客への要望に柔軟に
対応が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の収納棚を取り付けた給油の計量機の
側面から見た図を示す。

【図２】図１を右側から見た図である。

【図３】図１を左側から見た図である。

【図４】収納棚部分を給油カウンター側から見た図で
ある。

【図５】直立ホース・ユニットへの収納棚の組み込み
構造の要部を示す図である。

【符号の説明】

１固定台２天板３直立ホース・ユニ
ット４ホース５給油ノズル６給油カウン
ター７収納棚

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】地上に固定した固定台の上に、計量のた
めの各種のカウンターと、給油のためのホースを取り付
けた直立したホースユニットを設けた固定型の計量機に
おいて、計量機の外面の遊休位置に収納棚を設けたこと
を特徴とする収納棚付き計量機。
【請求項２】計量機の外面の遊休位置が、固定台の上
面あるいは側面、あるいは、ホース・ユニットの側面で
あることを特徴とする請求項１に記載の収納棚付き計量
機。
【請求項３】収納棚を、取付け・取り外しが簡単に行
える構造としたことを特徴とする請求項１または請求項
２に記載の収納棚付き計量機。