JPH106926A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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Publication number
JPH106926A
JPH106926A JP16611196A JP16611196A JPH106926A JP H106926 A JPH106926 A JP H106926A JP 16611196 A JP16611196 A JP 16611196A JP 16611196 A JP16611196 A JP 16611196A JP H106926 A JPH106926 A JP H106926A
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JP
Japan
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door
deadlock
vehicle
signal
actuator
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Application number
JP16611196A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Saito
史郎 齋藤
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両への不正侵入を困難にするとともに、例え
車両内に不正侵入したとしても、対策場所が発見し難
く、車両運転までに長時間を要し、不正侵入者による盗
難行為が見付かり易く盗難を有効に防止する。 【解決手段】イグニッションスイッチ3をOFF位置に
するとOFF信号でリレー回路RYD,RYCが通電
し、シフトロックソレノイド14が動作しセレクトレバ
ーをPレンジから移動不能にすると共にデッドロックコ
ントローラ9への給電が行われる。ドアキーシリンダ2
をDON位置にするとデッドロックON信号が発信さ
れ、デッドロックコントローラ9はデッドロックアクチ
ュエータ7を駆動しラッチをデッドロック状態にする。
また、イグニッションスイッチ3のOFF信号とドアキ
ーシリンダ2のデッドロックON信号でリレー回路RY
F,RYSが通電し、燃料ポンプ12とスタータモータ
13への通電が遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の盗難を有効
に防止する車両用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両の盗難を防止するため、様
々な技術が案出されている。例えば、特開平3−284
78号公報では、キーにより全てのドアが閉鎖されロッ
クされた状態で、さらにラッチの操作ができない状態に
維持するデッドロック機能を備えたドアロック装置が示
されている。この技術を採用すれば車内への不正侵入
を、より難しくすることができる。しかしウインドガラ
スの破壊やドアロック装置の破壊が行われ、車内への不
正侵入が行われることに対しては十分ではない。
【0003】このため、例え車内への不正侵入が行われ
たとしても、車両の盗難を有効に防止する必要がある。
実開昭63−176756号公報では、盗難検出手段か
ら盗難検出信号が送出されたとき及びドアをキーにてア
ンロックすることなくイグニッションスイッチのACC
信号が送出されたときの少なくとも1つの信号が送出さ
れたことによりスタータカット信号を出力し、盗難を防
止するようにしている。
【0004】また、実開昭64−58352号公報で
は、イグニッションスイッチのキーシリンダがキーを抜
き取ったロック位置を占めている場合、シフトレバーを
駐車位置以外にシフトできないようにして、盗難の防止
を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来技術の盗難防止策が一つである場合、不正侵入者
により直ちにその原因が解明されて、必要部分に対する
不正接続やロック箇所の破壊等の対策が講じられてしま
う可能性が高い。
【0006】また、複数の盗難防止策を講じるとして
も、適用するそれぞれの防止策を効果的に選択する必要
がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、車両に盗難防止策を複数効果的に様々な部位に施し
て、車両への不正侵入を困難にするとともに、例え車両
内に不正侵入したとしても、対策場所が発見し難く、車
両運転までに長時間を要し、不正侵入者による盗難行為
が見付かり易く盗難を有効に防止することのできる車両
用盗難防止装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明の車両用盗難防止装置は、車両の
ドアのドアラッチをロック状態で操作不能のデッドロッ
ク状態にするデッドロックアクチュエータを各ドアに設
け、少なくとも運転席ドアのドアキーシリンダに車両を
デッドロック状態にするデッドロック作動位置を形成し
て、上記ドアキーシリンダをデッドロック作動位置に設
定し、かつイグニッションスイッチからのオフ信号で、
上記デッドロックアクチュエータをデッドロック状態に
作動させるとともに、少なくともエンジン運転系負荷と
エンジン始動系負荷への電源回路を遮断するものであ
る。
【0009】また、請求項2記載の本発明の車両用盗難
防止装置は、車両のドアのドアラッチをロック状態で操
作不能のデッドロック状態にするデッドロックアクチュ
エータを各ドアに設け、少なくとも運転席ドアのドアキ
ーシリンダに車両をデッドロック状態にするデッドロッ
ク作動位置を形成して、イグニッションスイッチからの
オフ信号で、シフトレバーを設定位置で移動操作不能に
ロックする一方、上記ドアキーシリンダをデッドロック
作動位置に設定し、かつ上記イグニッションスイッチか
らのオフ信号で、上記シフトレバーのロックに加え、上
記デッドロックアクチュエータをデッドロック状態に作
動させるとともに、少なくともエンジン運転系負荷とエ
ンジン始動系負荷への電源回路を遮断するものである。
【0010】さらに、請求項3記載の本発明の車両用盗
難防止装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用盗難
防止装置において、上記車両の各ドアのラッチは上記ド
アキーシリンダと接続したドアロックコントローラから
の信号で駆動するアクチュエータを有し、このアクチュ
エータによってロック、アンロックを行うものである。
【0011】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
少なくとも運転席ドアのドアキーシリンダをデッドロッ
ク作動位置に設定し、かつイグニッションスイッチをオ
フ信号を発信する位置にすると、車両のドアのドアラッ
チをロック状態で操作不能のデッドロック状態にするデ
ッドロックアクチュエータがデッドロック状態に作動さ
れるとともに、少なくともエンジン運転系負荷とエンジ
ン始動系負荷への電源回路が遮断される。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、イグ
ニッションスイッチをオフ信号を発信する位置にする
と、シフトレバーを設定位置で移動操作不能にロックす
る一方、少なくとも運転席ドアのドアキーシリンダをデ
ッドロック作動位置に設定し、かつ上記イグニッション
スイッチをオフ信号を発信する位置にすると、上記シフ
トレバーのロックに加え、車両のドアのドアラッチをロ
ック状態で操作不能のデッドロック状態にするデッドロ
ックアクチュエータがデッドロック状態に作動されると
ともに、少なくともエンジン運転系負荷とエンジン始動
系負荷への電源回路が遮断される。
【0013】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項1又は請求項2記載の発明において、上記ドアキー
シリンダと接続したドアロックコントローラからの信号
で上記車両の各ドアのラッチのアクチュエータが駆動さ
れ、このアクチュエータによりドアのロック、アンロッ
クが行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の形態
1を示し、図1は盗難防止装置の全体構成の説明図、図
2はロック状態のラッチの正面図、図3はラッチとデッ
ドロックアクチュエータの位置を説明する図2のIII
−III断面図、図4はシフトレバーとシフトロックソ
レノイドの説明図である。
【0015】図1において、符号1は自動変速機付車両
に適用される車両用盗難防止装置を示し、符号2は運転
席のドアキーシリンダ、符号3はイグニッションスイッ
チを示す。
【0016】また、車両の各ドアのラッチ4(運転席側
ラッチ4FR,助手席側ラッチ4FL,運転席後部座席
側ラッチ4RR,助手席後部座席側ラッチ4RL)は、
それぞれドアロックノブ5(運転席側ドアロックノブ5
FR,助手席側ドアロックノブ5FL,運転席後部座席
側ドアロックノブ5RR,助手席後部座席側ドアロック
ノブ5RL)、図示しないアウトサイドハンドル、イン
サイドハンドル、等とリンク機構6(運転席側リンク機
構6FR,助手席側リンク機構6FL,運転席後部座席
側リンク機構6RR,助手席後部座席側リンク機構6R
L)で連結されている。
【0017】上記運転席側リンク機構6FRは、前記ド
アキーシリンダ2に連結されており、このドアキーシリ
ンダ2を操作することによっても、運転席側ドアのロッ
ク、アンロックが行われるようになっている。このた
め、乗員が車両をロック状態にして降車するには、助手
席,運転席後部座席,助手席後部座席の各ドアを、それ
ぞれのドアロックノブ5で内部からロックをした後、運
転席側ドアのドアキーシリンダ2をロックすることによ
り行われる。
【0018】上記各ドアのラッチ4(4FR,4FL,
4RR,4RL)は、図2、3に示すように孔4aがそ
れぞれ穿設されており、これら孔4aにデッドロックア
クチュエータ7(運転席側デッドロックアクチュエータ
7FR,助手席側デッドロックアクチュエータ7FL,
運転席後部座席側デッドロックアクチュエータ7RR,
助手席後部座席側デッドロックアクチュエータ7RL)
のピンが挿通され、それぞれのラッチ4がストライカ8
と略フルラッチ位置でかみ合う状態を保持して、上記ラ
ッチ4をロック状態で操作不能のデッドロック状態にす
るようになっている。
【0019】上記デッドロックアクチュエータ7は、電
源がリレー回路RYDの常開接点を介して供給されるデ
ッドロックコントローラ9と接続され、このデッドロッ
クコントローラ9により、そのON(アクチュエータの
ピンを孔4aに挿入:デッドロック状態作動),OFF
(孔4aからアクチュエータのピンを抜去:デッドロッ
ク状態解除)が行われるようになっている。
【0020】また、上記ドアキーシリンダ2には、中立
位置Nと、上記運転席側リンク機構6FRをアンロック
するように動作させるとともに、上記デッドロックコン
トローラ9にデッドロック状態を解除する信号(デッド
ロックOFF信号)を送信するOFF位置と、上記運転
席側リンク機構6FRをロックするように動作させるO
N位置と、上記デッドロックコントローラ9とAND回
路10にデッドロック状態にする信号(デッドロックO
N信号)を送信するDON位置の4位置が設けられてい
る。尚、上記デッドロックON信号は、上記デッドロッ
クOFF信号が出力されるまで出力され続ける。
【0021】一方、バッテリBからの電源は上記イグニ
ッションスイッチ3のACC位置からライト、オーディ
オ等のアクセサリ負荷11に供給され、ON位置からリ
レー回路RYFの常閉接点を介してエンジン運転系負荷
としての燃料ポンプ12に供給され、ST位置からリレ
ー回路RYSの常閉接点を介してエンジン始動系負荷と
してのスタータモータ13に供給されるようになってい
る。換言すれば、イグニッションスイッチがOFF位置
にあるときは、ライト・オーディオ等のアクセサリ負荷
11、エンジン運転系負荷としての燃料ポンプ12、エ
ンジン始動系負荷としてのスタータモータ13等へバッ
テリBからの電源は供給されない(以下この状態を“通
常の停止状態”という)。さらに、バッテリBからの電
源は、リレー回路RYCの常開接点を介しシフトロック
ソレノイド14に供給される。
【0022】また、上記イグニッションスイッチ3のO
FF接点からのOFF信号は、上記リレー回路RYD、
RYCと上記AND回路10に入力されるように接続さ
れている。
【0023】上記AND回路10は、上記ドアキーシリ
ンダ2からのデッドロックON信号と上記イグニッショ
ンスイッチ3からのOFF信号とが入力されると、上記
リレー回路RYF,RYSの常閉接点を開くように信号
出力する回路に形成されている。
【0024】上記シフトロックソレノイド14は、図4
に示すように、ロックプレート15を押圧自在に設けら
れている。セレクトレバー16には、運転者により操作
される図示しないボタンにより上下動自在なガイドピン
17がレバー横からガイドプレート18に形成したガイ
ド溝18a内に突出されている。
【0025】上記ガイド溝18aは、上記セレクトレバ
ーをPレンジにした位置で上記ガイドピン17を下側に
スライドさせなければ他のレンジ位置側に上記セレクト
レバー16を移動できない形状に形成されている。
【0026】また、上記ロックプレート15には切り欠
き溝15aが形成されており、このロックプレート15
が上記シフトロックソレノイド14により押圧され回動
されると、この切り欠き溝15aが、Pレンジの際の上
記ガイドピン17の下側への移動を禁止するようにこの
ガイドピン17を支持する。
【0027】すなわち、上記セレクトレバー16がPレ
ンジにされ、上記シフトロックソレノイド14が通電さ
れて、上記ロックプレート15が押圧され回動される
と、上記ガイドピン17が下側へのスライドが禁止され
るため、上記セレクトレバー16のボタンを押すことが
できず、このセレクトレバー16をPレンジ以外に移動
させることができないようになっている。さらに、加え
てPレンジから他のレンジにセレクトする際、ブレーキ
ペダルを踏まないとレバーの移動ができないようになっ
ている。
【0028】尚、上記各リレー回路RYD,RYF,R
YS,RYCは、例えばエンジンフード、インストルメ
ントパネル内等の車室空間外に配置されている。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、運転者が車両を停止するにはセレクトレバー16
をPレンジにし、イグニッションスイッチ3をOFF位
置にしてキーを抜く。このため、上記イグニッションス
イッチ3のOFF接点からOFF信号が、上記各リレー
回路RYD,RYCおよびAND回路10に入力され
る。すると、この信号により、上記リレー回路RYD,
RYCの常開接点が閉じ、デッドロックコントローラ9
とシフトロックソレノイド14への通電が行われる。
【0030】シフトロックソレノイド14への通電によ
り、ロックプレート15が押圧され回動されて、ガイド
ピン17が下側へのスライドが禁止される(図4
(a))。このため、上記セレクトレバー16のボタン
を押すことができず、このセレクトレバー16をPレン
ジ以外に移動させることができないようになる。
【0031】次に、運転者が降車する際、助手席,運転
席後部座席,助手席後部座席の各ドアを閉じ、それぞれ
のドアロックノブ5で内部からロックをした後、運転席
側ドアのドアキーシリンダ2をON位置にすると、運転
席側リンク機構6FRが運転席側ドアをロックするよう
に動作される(通常のロック状態)。
【0032】さらに、上記ドアキーシリンダ2をDON
位置にすると、デッドロックON信号が上記デッドロッ
クコントローラ9と上記AND回路10とに入力され
る。
【0033】上記AND回路10は、上記イグニッショ
ンスイッチ3からのOFF信号と上記ドアキーシリンダ
2からのデッドロックON信号とを受けて、リレー回路
RYF,RYSに信号入力する。このため、上記リレー
回路RYFの常閉接点が開かれ、燃料ポンプ12のバッ
テリBとの通電が通常の停止状態に加えさらに遮断さ
れ、上記リレー回路RYSの常閉接点が開かれ、スター
タモータ13のバッテリBとの通電が通常の停止状態に
加えさらに遮断される。
【0034】一方、上記デッドロックコントローラ9
は、デッドロックアクチュエータ7(運転席側デッドロ
ックアクチュエータ7FR,助手席側デッドロックアク
チュエータ7FL,運転席後部座席側デッドロックアク
チュエータ7RR,助手席後部座席側デッドロックアク
チュエータ7RL)を、ロック状態にある各ドアのラッ
チ4(4FR,4FL,4RR,4RL)の孔4aに挿
通し、それぞれのラッチ4がストライカ8と略フルラッ
チ位置でかみ合う状態を保持して、上記ラッチ4をロッ
ク状態で操作不能のデッドロック状態にする。
【0035】すなわち、上記ドアキーシリンダ2をDO
N位置にすることにより、車両への不正侵入を困難にす
べく上記デッドロックアクチュエータ7が動作され、ま
た、燃料ポンプ12のバッテリBとの通電が通常の停止
状態に加えさらに遮断され、スタータモータ13のバッ
テリBとの通電が通常の停止状態に加えさらに遮断さ
れ、さらに、セレクトレバー16をPレンジ以外に移動
させることができないようになる。このため、車両への
侵入が困難になり、例え車両内に侵入したとしてもエン
ジン運転系とエンジン始動系並びにセレクト操作系等複
数の場所で盗難防止対策を行うようにしているため、対
策場所が発見し難く、車両運転までに長時間を要し、不
正侵入者による盗難行為が見付かり易く盗難を有効に防
止することができる。
【0036】また、上記各リレー回路RYD,RYF,
RYS,RYCは、例えばエンジンフード、インストル
メントパネル内等の車室空間外に配置されているので、
不正侵入者による発見、不正結線がより困難になってい
る。
【0037】次いで、上述の状態を解除するには、上記
ドアキーシリンダ2をOFF位置にする。すると、上記
デッドロックコントローラ9にデッドロックOFF信号
が出力され、上記デッドロックコントローラ9は、上記
デッドロックアクチュエータ7を、上記各ドアのラッチ
4の孔4aから抜去してデッドロック状態を解除すると
ともに、上記運転席側リンク機構6FRが運転席側ドア
をアンロックするように動作される。
【0038】また、上記ドアキーシリンダ2からのデッ
ドロックON信号も停止され、上記AND回路10は、
上記リレー回路RYF,RYSへの信号出力も停止す
る。これにより、上記リレー回路RYFの常閉接点が閉
じ、燃料ポンプ12のバッテリBとの通電が通常の停止
状態に戻り、上記リレー回路RYSの常閉接点が閉じ、
スタータモータ13のバッテリBとの通電が通常の停止
状態に戻る。
【0039】そして、運転者が乗車し、OFF位置にあ
るイグニッションスイッチ3にキーを差し込み他の位置
にすると、このイグニッションスイッチ3から送信され
ていた上記リレー回路RYD,RYCおよびAND回路
10へのOFF信号が停止され、上記リレー回路RY
D,RYCの常開接点が開かれ、それぞれデッドロック
コントローラ9、シフトロックソレノイド14への通電
が停止される。
【0040】上記シフトロックソレノイド14への通電
が停止されると、ロックプレート15が上記シフトロッ
クソレノイド14側に回動され、切り欠き溝15aがガ
イドピン17から外れて、ガイドピン17はセレクトレ
バー16のボタンにより上下動自在になる。このため、
運転者は、ブレーキペダルを踏んだ状態でセレクトレバ
ー16のボタンを押し上記ガイドピン17を下にスライ
ドさせて、Pレンジ以外にセレクトレバー16を移動さ
せることができる。
【0041】尚、本発明の実施の形態1では、デッドロ
ック状態を実現するドアキーシリンダは運転席側ドアの
みに設けるようにしているが、運転席側ドアと助手席側
ドア、あるいは、すべての座席のドアに設けるようにし
ても良い。
【0042】次に、図5は本発明の実施の形態2による
盗難防止装置の全体構成の説明図である。尚、本発明の
実施の形態2は、車両の各ドアのラッチはドアキーシリ
ンダと接続したドアロックコントローラからの信号で駆
動するアクチュエータを有し、このアクチュエータによ
ってロック、アンロックを行うように構成するととも
に、ドアのロック、アンロックを行うドアキーシリンダ
を助手席側ドアにも設ける一方、上記ドアロックコント
ローラからの出力を全ドア/運転席側ドアのみに切り換
える連動切換スイッチを設けたものである。また、前記
発明の実施の形態1と同様の部分には同じ符号を記し、
詳しい説明は省略する。
【0043】すなわち、図5において、符号20は自動
変速機付車両に適用される車両用盗難防止装置を示し、
符号21は運転席のドアキーシリンダ、符号22は助手
席のドアキーシリンダを示す。
【0044】上記運転席側ドアキーシリンダ21は、中
立位置Nと、前記デッドロックコントローラ9にデッド
ロックOFF信号を送信するとともに、ドアロックコン
トローラ23にドアロックをアンロックさせるドアロッ
クOFF信号を送信するOFF位置と、上記ドアロック
コントローラ23にドアロックさせるようにドアロック
ON信号を送信するON位置と、上記デッドロックコン
トローラ9とAND回路10にデッドロックON信号を
送信するDON位置の4位置が設けられている。
【0045】また、上記助手席側ドアキーシリンダ22
には、中立位置Nと、上記ドアロックコントローラ23
にドアロックOFF信号を送信するOFF位置と、上記
ドアロックコントローラ23にドアロックON信号を送
信するON位置の3位置が設けられている。
【0046】車両の各ドアのラッチ24(運転席側ラッ
チ24FR,助手席側ラッチ24FL,運転席後部座席
側ラッチ24RR,助手席後部座席側ラッチ24RL)
は、それぞれドアロックノブ25(運転席側ドアロック
ノブ25FR,助手席側ドアロックノブ25FL,運転
席後部座席側ドアロックノブ25RR,助手席後部座席
側ドアロックノブ25RL)、図示しないアウトサイド
ハンドル、インサイドハンドル、等とリンク機構26
(運転席側リンク機構26FR,助手席側リンク機構2
6FL,運転席後部座席側リンク機構26RR,助手席
後部座席側リンク機構26RL)で連結されている。
【0047】また、上記各ラッチ24FR,24FL,
24RR,24RLは、それぞれ上記デッドロックコン
トローラ9と接続されたデッドロックアクチュエータ7
FR,7FL,7RR,7RLを備えるとともに、上記
ドアロックコントーラ23と接続され、このドアロック
コントローラ23により、ON状態(ロック状態)、O
FF状態(アンロック状態)に駆動されるドアロックア
クチュエータ27(運転席側ドアロックアクチュエータ
27FR,助手席側ドアロックアクチュエータ27F
L,運転席後部座席側ドアロックアクチュエータ27R
R,助手席後部座席側ドアロックアクチュエータ27R
L)を有している。
【0048】さらに、上記運転席側ドアロックアクチュ
エータ27FRと、他のドアロックアクチュエータ27
FL,27RR,27RLとを接続する電源ラインに
は、上記ドアロックコントローラ23からの信号で動作
する連動スイッチ28が介装され、上記運転席側デッド
ロックアクチュエータ7FRと、他のデッドロックアク
チュエータ7FL,7RR,7RLとを接続する電源ラ
インには、上記デッドロックコントローラ9からの信号
で動作する連動スイッチ29が介装されている。これら
連動スイッチ28,29は、上記運転席側ドアキーシリ
ンダ21からの信号により上記ドアロックコントローラ
23、デッドロックコントローラ9が動作される場合
に、その接点を閉じるようになっている。
【0049】そしてドアをロックする場合、運転席側ド
アキーシリンダ21を、ON位置にする。すると、上記
運転席側ドアキーシリンダ21からドアロックON信号
がドアロックコントローラ23に送信される。この信号
により、連動スイッチ28の接点が閉じられ、上記ドア
ロックコントローラ23は、車両の全ドアのドアロック
アクチュエータ27を駆動させ、全ラッチ24をロック
状態にする。
【0050】また、助手席側ドアキーシリンダ22をO
N位置にしてロックする場合は、上記助手席側ドアキー
シリンダ22からドアロックON信号がドアロックコン
トローラ23に送信され、上記ドアロックコントローラ
23は、車両の運転席側ドアロックアクチュエータ27
FR以外のドアロックアクチュエータ27FL,27R
R,27RLを駆動させ、各ラッチ24FL,24R
R,24RLをロック状態にする。
【0051】さらに、運転席側ドアキーシリンダ21を
OFF位置にしてアンロックする場合、上記運転席側ド
アキーシリンダ21からドアロックOFF信号がドアロ
ックコントローラ23に送信され、この信号により、連
動スイッチ28の接点が閉じられ、上記ドアロックコン
トローラ23は、車両の全ドアのドアロックアクチュエ
ータ27を駆動させ、全ラッチ24をアンロック状態に
する。
【0052】また、助手席側ドアキーシリンダ22をO
FF位置にしてアンロックする場合は、上記助手席側ド
アキーシリンダ22からドアロックOFF信号がドアロ
ックコントローラ23に送信され、上記ドアロックコン
トローラ23は、車両の運転席側ドアロックアクチュエ
ータ27FR以外のドアロックアクチュエータ27F
L,27RR,27RLを駆動させ、各ラッチ24F
L,24RR,24RLをアンロック状態にする。
【0053】このように、車両の各ドアのラッチにドア
キーシリンダと接続したドアロックコントローラからの
信号で駆動するアクチュエータを備え、このアクチュエ
ータによってロック、アンロックを行うように構成する
ことにより、キーシリンダに複雑なリンク機構を設けな
くてもすみ、装置の簡素化、小型化が図れる。
【0054】また、ドアロックコントローラにより各ド
アのドアロックアクチュエータの動作を制御できるた
め、複雑なドアロック制御も容易に実現できる。例え
ば、車速が設定値(15km/h)以上になった際に、アン
ロック状態のドアロックアクチュエータを自動ロックさ
せる制御、キープレートを用いずに赤外線リモコンでロ
ック、アンロックをする制御等。
【0055】尚、上記各発明の実施の形態では、車両は
オートマチックトランスミッション車でセレクトレバー
をPレンジに固定するようにしたが、車両がマニュアル
トランスミッション車の場合は、ギヤシフトレバーをR
位置またはL位置に固定するように構成しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両への侵入が困難になり、例え車両内に侵入したとして
もエンジン運転系とエンジン始動系の複数の場所で盗難
防止対策を行うようにしているため、対策場所が発見し
難く、車両運転までに長時間を要し、不正侵入者による
盗難行為が見付かり易く盗難を有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による盗難防止装置の全
体構成の説明図
【図2】本発明の実施の形態1によるロック状態のラッ
チの正面図
【図3】本発明の実施の形態1によるラッチとデッドロ
ックアクチュエータの位置を説明する図2のIII−I
II断面図
【図4】本発明の実施の形態1によるシフトレバーとシ
フトロックソレノイドの説明図
【図5】本発明の実施の形態2による盗難防止装置の全
体構成の説明図
【符号の説明】
1 車両用盗難防止装置 2 ドアキーシリンダ 3 イグニッションスイッチ 4 ラッチ 5 ドアロックノブ 6 リンク機構 7 デッドロックアクチュエータ 9 デッドロックコントローラ 10 AND回路 12 燃料ポンプ(エンジン運転系負荷) 13 スタータモータ(エンジン始動系負荷) 14 シフトロックソレノイド 16 セレクトレバー RYD リレー回路 RYF リレー回路 RYS リレー回路 RYC リレー回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアのドアラッチをロック状態で
    操作不能のデッドロック状態にするデッドロックアクチ
    ュエータを各ドアに設け、少なくとも運転席ドアのドア
    キーシリンダに車両をデッドロック状態にするデッドロ
    ック作動位置を形成して、上記ドアキーシリンダをデッ
    ドロック作動位置に設定し、かつイグニッションスイッ
    チからのオフ信号で、上記デッドロックアクチュエータ
    をデッドロック状態に作動させるとともに、少なくとも
    エンジン運転系負荷とエンジン始動系負荷への電源回路
    を遮断することを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 車両のドアのドアラッチをロック状態で
    操作不能のデッドロック状態にするデッドロックアクチ
    ュエータを各ドアに設け、少なくとも運転席ドアのドア
    キーシリンダに車両をデッドロック状態にするデッドロ
    ック作動位置を形成して、イグニッションスイッチから
    のオフ信号で、シフトレバーを設定位置で移動操作不能
    にロックする一方、上記ドアキーシリンダをデッドロッ
    ク作動位置に設定し、かつ上記イグニッションスイッチ
    からのオフ信号で、上記シフトレバーのロックに加え、
    上記デッドロックアクチュエータをデッドロック状態に
    作動させるとともに、少なくともエンジン運転系負荷と
    エンジン始動系負荷への電源回路を遮断することを特徴
    とする車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 上記車両の各ドアのラッチは上記ドアキ
    ーシリンダと接続したドアロックコントローラからの信
    号で駆動するアクチュエータを有し、このアクチュエー
    タによってロック、アンロックを行うことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の車両用盗難防止装置。
JP16611196A 1996-06-26 1996-06-26 車両用盗難防止装置 Pending JPH106926A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110481426A (zh) * 2019-07-11 2019-11-22 合肥亿力机械制造有限公司 一种工程车辆驾驶室用登车系统

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