JPH1068667A - 回転体の自動バランス装置 - Google Patents

回転体の自動バランス装置

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Publication number
JPH1068667A
JPH1068667A JP8244095A JP24409596A JPH1068667A JP H1068667 A JPH1068667 A JP H1068667A JP 8244095 A JP8244095 A JP 8244095A JP 24409596 A JP24409596 A JP 24409596A JP H1068667 A JPH1068667 A JP H1068667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
rotating shaft
rotor
balance
rotary shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8244095A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Hisai
治 久井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8244095A priority Critical patent/JPH1068667A/ja
Publication of JPH1068667A publication Critical patent/JPH1068667A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の回転体の自動バランス装置の課題は
回転体の自動バランス装置を提供することにある。 【解決手段】 回転機械の回転軸に取付けられ回転体の
アンバランスに起因する振れによって油圧が変化する油
リング1と、前記回転軸に前記油リングに連通されたシ
リンダに嵌合されたピストン3を介して前記回転軸の外
周に支持されたバランス用リング2とを有して成ること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転機械のロータの
動的不釣合を自動的に修正する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図7によって説明する。図7
(a)は一軸に3個のロータを取付けた回転機械の釣合
せ要領図、図7(b)は回転軸の振れの検出記録線図、
図7(c)は回転体のバランス修正面の正面図、図7
(d)は図7(c)に対応する側面図である。図におい
て21,22,23はそれぞれロータで単独で静的及び
動的にバランスされて回転軸に取付けられている。前記
のように複数のロータを回転軸に取付けると軸荷重、ア
ライメント、熱変形の影響を受け振動が発生することが
ある。そのため試運転時や定期点検後にフィールドバラ
ンスと呼ばれる現地での動的釣合試験が行われる。
【0003】その方法は図7(a)に示すとおりロータ
21,22,23の各軸受24の近傍に取付けられた振
動計ピックアップ25で振動を検出して図7(b)に示
す振動波形Eを画き、前記回転軸に取付けられた位相形
ピックアップ26によって検出した基準位相信号Fを図
7(b)に同時に記録する。振動波形Eのハイスポット
Cと基準位相FとのずれXを位相角に換算したものが図
7(c)の位相角Y°である。
【0004】前記ロータのバランス修正面にはねじ穴2
7が24〜26個設けられて居り、前記試験に依り求め
られた釣合せ錘を前記ねじ穴に取付けて釣合せが行われ
る。前記のものが従来一般に行われている大形ロータの
釣合せ技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術には次
の問題がある。 (1)回転機械を止めなければ修正ができない。 (2)回転体のどの個所に何程の錘を取付けるかは経験
及び熟練した勘が要求される。 (3)運転中の摩耗、スケールの付着等による経年のバ
ランス変化に対応できな い。
【0006】本発明の目的は前記問題点を解決し、回転
体の自動バランス装置を提供する事にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の回転体の自動バ
ランス装置は回転機械の回転軸4に取付けられ前記回転
機械のアンバランスに起因する回転軸の振れにより油圧
が変化する油リング1と、前記油リングに連結された油
圧シリンダ8に嵌合するピストン3を介して前記回転軸
の外周に支持され前記変化する油圧により前記回転軸の
振れを反対側に偏心させ前記アンバランスを自動的にバ
ランスさせるバランス用リング2とを有してなることを
特徴としている。
【0008】本発明の作用は、回転体のアンバランスに
起因する回転軸の振れによって変化する油圧の高圧と低
圧をそれぞれ反対側のピストンに作用させ、バランス用
リングを前記回転軸の振れと反対側へ偏心させてアンバ
ランスを修正するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を図1〜
6を用いて説明する。図1は本発明に係る第1実施の形
態の回転体の自動バランス装置の側面図、図2は図1に
おける(2)−(2)断面図、図3は図1における
(3)−(3)断面図、図4は本発明に係る第1実施の
形態の作用説明図である。
【0010】図において1は油リングで回転軸4の外周
にそって固定されたリングで断面形が外に開いたU字形
で放射状仕切壁BによってC1 ,C2 ,C3 ,C4 の室
に区分されて居り、それぞれの室に供給口Dが設けられ
ている。Aは断面U字形の脚にあたる側壁部である。5
は外筒で前記油リングの外に緩く嵌合し、複数の放射状
穴を具え機械の基礎に固定されている。
【0011】8は油圧シリンダで前記油リング1の近く
の回転軸4に放射方向に4個取付けられた筒である。6
は油導管で前記油リングに設けられた供給口Dと反対周
方向側の前記油圧シリンダ8を連通する。
【0012】2はバランス用リングで回転軸4に貫通さ
れ且内側に軸方向の長方形溝11が油圧シリンダ8に対
向して設けられている。3はピストンで油圧シリンダ8
に嵌合し且つ端にバランス用リング2の周方向にならぶ
2個のローラ10を支持している。ローラ10はピスト
ン3に回転可能に支持され、ピストンが外側へ十分動け
ば長方形溝11の底に当接する。
【0013】回転軸4を回転させると、該回転軸4に取
付けられた図示しないロータがアンバランスのため回転
軸が振れた場合、図4に示すように油リング1が同時に
振れ前記ロータの振れ側の室C1 の外周と外筒5との隙
間Xが小さくなり反対側の室C3 側の隙間X′が大きく
なる。前記状態で外筒5の各穴から圧油を供給すると隙
間X′から油が洩れて室C3 の圧力は上らず、隙間Xか
らの油の洩れは少なく室C1 の圧力は上り、その圧油は
供給口D油導管6を通って反対側の油圧シリンダ8につ
たわりピストン3を押し出すので、バランス用リング2
は前記ロータの振れと反対側に偏心し該バランス用リン
グには回転による遠心力が発生し、この遠心力が図3に
おけるYが負側のピストンとシリンダ底の接触点を介し
て回転軸に作用し、自動的にロータのアンバランスをバ
ランスすることになる。バランス用リング2はピストン
3、ローラ10を介して軸4により回転駆動される。
【0014】第2実施の形態を図5,6によって説明す
る。図5は第2実施の形態の断面図、図6は第2実施の
形態の取付図である。油圧リングと配管は前記第1実施
の形態と同様である。油圧シリンダ8は回転軸4の一つ
の直径方向に対称に外向きに2個取付けられている。バ
ランス用リング2には軸方向長方形溝11が油圧シリン
ダ8に対向する位置に設けられている。油圧シリンダ8
に嵌合するピストンの端は平面で長方形溝11の底面に
対向して設けられている。
【0015】前記油圧シリンダ8とバランス用リング2
とを回転軸4の別々の平面上に互に直角に2個宛設け
る。前記2個のバランス用リングはそれぞれの方向のア
ンバランスを修正する。油圧シリンダ8とピストンの作
用は前記第1実施の形態と同様であるから説明を省く。
【0016】
【発明の効果】本発明の回転体の自動バランス装置には
次の効果がある。ロータを停止することなく又、熟練や
経験や勘を要せずロータを自動的にバランスさせる。そ
の上経時によるバランス変化にも対応できるのでバラン
ス作業を排除できメンテナンスを大幅に改善できその効
果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態の回転体の自動バ
ランス装置の側面図。
【図2】図1における(2)−(2)断面図。
【図3】図1における(3)−(3)断面図。
【図4】本発明に係る第1実施の形態の作用説明図。
【図5】本発明に係る第2実施の形態の断面図。
【図6】本発明に係る第2実施の形態の取付図。
【図7】従来例の一軸に3個のロータを取付けた回転機
械の釣合せ要領図。
【符号の説明】
1 油リング 2 バランス用リング 3 ピストン 4 回転軸 5 外筒 6 油導管 8 油圧シリンダ 21,22,23 ロータ A 側壁部 B 仕切壁 C1,C2,C3,C4 室 X 隙間 X′ 隙間 D 供給口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転機械の回転軸4に取付けられ前記回
    転機械のアンバランスに起因する回転軸の振れにより油
    圧が変化する油リング1と、前記油リングに連結された
    油圧シリンダ8に嵌合するピストン3を介して前記回転
    軸の外周に支持され前記変化する油圧により前記回転軸
    の振れと反対側に偏心させ前記アンバランスを自動的に
    バランスさせるバランス用リング2とを有してなること
    を特徴とする回転体の自動バランス装置。
JP8244095A 1996-08-27 1996-08-27 回転体の自動バランス装置 Withdrawn JPH1068667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244095A JPH1068667A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 回転体の自動バランス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244095A JPH1068667A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 回転体の自動バランス装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1068667A true JPH1068667A (ja) 1998-03-10

Family

ID=17113682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8244095A Withdrawn JPH1068667A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 回転体の自動バランス装置

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JP (1) JPH1068667A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008508507A (ja) * 2004-07-27 2008-03-21 フランツ・ハイマー・マシーネンバウ・カーゲー バランスリング、ならびに、回転部材のバランスを維持するための方法
CN102721510A (zh) * 2012-06-18 2012-10-10 西安交通大学 一种电磁‐永磁混合型旋转机械在线主动平衡头结构及其控制方法
CN102967413A (zh) * 2012-11-16 2013-03-13 哈尔滨电机厂有限责任公司 水轮机转轮静平衡试验同步升降装置

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Effective date: 20031104