JPH1068630A - Avmシステム - Google Patents

Avmシステム

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JPH1068630A
JPH1068630A JP24417196A JP24417196A JPH1068630A JP H1068630 A JPH1068630 A JP H1068630A JP 24417196 A JP24417196 A JP 24417196A JP 24417196 A JP24417196 A JP 24417196A JP H1068630 A JPH1068630 A JP H1068630A
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JP
Japan
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base station
avm
mobile station
station
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JP24417196A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Fukuda
哲郎 福田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置情報の精度向上を計るため、GPS受信機
にビーコン受信機あるいはFM多重受信機等から構成さ
れるリファレンス受信機を備えることが行われていた。
しかしながら、この方式では、各移動局にリファレンス
情報受信専用のアンテナと受信機を装備しなければなら
ず、装置の小型化、低コスト化の妨げとなっていた。ま
た、AVMシステムを実現するためには、GPS受信機
と接続可能なAVM専用の無線機を車両等の移動局に装
備しなければならず、既存の無線通信設備に大幅な変更
を加える必要があった。 【解決手段】無線機のマイク、スピーカ、PTTスイッ
チの伝送路にAVM付加器を接続することにより、従来
一般的な無線機をAVM用の無線機と同様に機能させる
ことによって、通常時の音声無線通信機能を損なうこと
なくAVMシステムを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星からの電
波を受信して得られる測位情報を用いたAVMシステム
(車両位置等自動表示システム)に関し、詳しくは、移
動局のより高い位置精度の測位を可能としたAVMシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】AVMシステム(Automatic
Vehicle Monitoring Syste
m:車両位置等自動表示システム)は、例えば基地局の
表示装置の電子地図上に移動局の位置等を表示するシス
テムであり、複数の車両、船舶等の運行を管理するタク
シー会社、運送業者、官公庁等において多用されてい
る。AVMシステムは、走行中の車両の位置および動態
を中央の車両管理センターへ自動的に伝送し、車両管理
センターにおいて常時把握するシステムである。
【0003】初期のAVMシステムにおける車両位置の
検出方法としては、分散送信方式、分散受信方式、反自
動方式が用いられていた。分散送信方式は、サービスエ
リア内の要所に、位置信号電波を常時発射する無線送信
機(サインポスト)を複数個分散配置し、これに近づい
た車両が位置信号を受信後、それを車両管理センターへ
送信することにより位置を把握する方式である。分散受
信方式は、サービスエリア内の要所に無線受信局を複数
配置すると共に、各受信局を有線を介して車両管理セン
ターに接続し、車両から車両番号と動態情報が間欠的に
自動送信されると、近くの受信局がこれら信号を受信
し、車両管理センターに伝送することにより位置を把握
する方式である。半自動方式は、サービスエリアをユー
ザの運行管理などの条件により適宜分割し、車両には分
割ゾーンに対応するボタンを備えた設定器を用意し、車
両乗務員が現在位置を手動でボタン操作し、その情報を
車両管理センターへ自動送信することにより位置を把握
する方式である。しかし、上述したサインポスト方式で
は、移動局の現在位置をカバーエリア単位でしか把握で
きず、設備費用との兼ね合いから、一般的にはせいぜい
500m〜1Km毎にサインポストを設けているので、
その範囲の位置検出精度に止まっていた。
【0004】そこで、近年、移動局の位置検出手段とし
て、例えばGPS衛星が利用されるようになった。GP
S衛星を利用したAVMシステムは、地球を周回する複
数(3個以上)の航法衛星が送信する電波を受けてポジ
ショニングを行うシステムであるが、システム上、以下
に示すような測位誤差が発生し、移動局の現在位置を正
確に把握できないという問題点が存在する。 (1)GPSシステムでは、各衛星から発信される電波
の到達所要時間を正確に測定する必要がある。しかし、
各衛星から発信される電波の地上への到達所要時間は電
離層における電子密度の分布状況および雲の存在状況
等、伝搬経路の状態如何によって影響を受ける。よって
伝搬経路の状態により測位精度が変動する。 (2)GPS衛星からは、電波発射時刻信号および各G
PS衛星の軌道上の位置を示す信号が発信されるが、軍
事的理由から前記信号の発信タイミングが定期的に作為
的にずらされるようになっている。したがって、従来の
GPS−AVMシステムにより測位したGPS測位位置
には、前記作為的測位誤差が含まれているので正確な測
位が不可能である。
【0005】一方、従来からこの誤差を補正し、位置情
報の精度を向上させるため、全国各地にリファレンス情
報を送信するための送信所を備え、各GPS受信機に前
記リファレンス情報を受信するためのビーコン受信機又
はFM多重受信機等を接続し、該各々受信機から受信さ
れた前記リファレンス情報をGPS受信機に入力するこ
とによって前記作為的測位誤差を排除して高精度な測位
を行うことができる。
【0006】以下従来技術を利用したAVMシステムに
ついて説明する。図4は従来のAVMシステムの例を示
すブロック図である。この図において101は基地局で
あり、無線機112、制御器113、および表示器11
4等から構成され、更に前記無線機112にはアンテナ
116が接続されている。同図4の102は移動局であ
り、GPS受信機121、無線機122、制御器12
3、およびリファレンス受信機126等から構成されて
いる。GPS受信機121、無線機122、およびリフ
ァレンス受信機126にはそれぞれ別々のアンテナ12
4、125、127が接続されている。GPS衛星10
6は、測位情報を地上に向けて送出する衛星である。リ
ファレンス情報送信局107は個々の衛星のもつ測位誤
差補正情報をFM多重放送電波あるいはビーコン電波に
乗せて配信する送信局である。尚、GPS衛星を利用し
た測位方法が3個以上のGPS衛星を使用することは以
前から知られていることであるので、説明の煩雑を避け
るため図4においては衛星の数を省略した。
【0007】上記の如く構成された従来のAVMシステ
ムの動作を図4に基づいて説明する。 (1)基地局101は所要の移動局102に対してポー
リングを行い、夫々の移動局の位置等の情報を収集す
る。 (2)このとき移動局102は同時に前記リファレンス
情報送信局107から送信される個々の人工衛星のもつ
測位誤差補正データを含むFM多重放送電波あるいはビ
ーコン電波をリファレンス受信機126にて受信する。 (3)リファレンス受信機126において復調された測
位誤差補正データは、制御器123を介してGPS受信
機121のデファレンシャル端子に供給される。 (4)GPS受信機121においては、GPS衛星10
6から送信される電波をGPS受信機121により受信
し復調し、得られたGPS測位データと前記(2)より
得られた測位誤差補正データとによってデファレンシヤ
ルGPS測位計算を行い、自局の正確な位置を算出す
る。 (5)GPS受信機121において正確に算出した自局
の位置データは、制御器123、無線機122およびア
ンテナ125を介して基地局101に送信する。 (6)基地局101の無線機112では、移動局102
からの応答信号をアンテナ116を介して受信し復調す
る。復調された信号は、制御器113に入力され、応答
信号に含まれる位置情報データを抽出し、移動局102
の所在位置データを算出する。 (7)前記(6)により抽出された移動局102の所在
位置データは電子マップ式の表示器114に他の情報と
共に表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来のAVMシステムにおいては、測位誤差を補正し、位
置情報の精度向上を計るため、GPS受信機にビーコン
受信機あるいはFM多重受信機等から構成されるリファ
レンス受信機を備えることが行われていた。しかしなが
ら、この方式では、各移動局にリファレンス情報受信専
用のアンテナと受信機を装備しなければならず、装置の
小型化、低コスト化の妨げとなっていた。特に移動局が
多数になるとAVMシステムとしてのコスト高が問題と
なっていた。また、AVMシステムを実現するために
は、GPS受信機と接続可能なAVM専用の無線機を車
両等の移動局に装備しなければならず、既存の無線通信
設備に大幅な変更を加える必要があった。
【0009】本発明は、上述したような従来のAVMシ
ステムの問題を解決するためになされたものであって、
移動局側は、リファレンス情報受信専用のアンテナと受
信機等を装備することなくデファレンシャルGPSによ
る測位を実施することができ、移動局の小型・低コスト
化が可能となり、また、AVM専用の無線機を使用しな
くても、データ伝送が可能で、よりシステム全体の低コ
スト化を計ったAVMシステムを提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るAVMシステムは、既存の無線機のマイ
ク、スピーカ、PTTの伝送路にAVM付加器を接続す
ることにより、既存の無線機をAVM用の無線機と同様
の機能にさせ、通常時の音声通信機能を損なうことなく
AVMシステムを構成するものであり、少なくとも一つ
の移動局と、該移動局の位置情報を収集する基地局とか
らなるAVMシステムにおいて、前記移動局は、人工衛
星から送信される電波を受信して自局の位置情報を得る
位置取得手段と、基地局と通信する無線通信手段と、前
記無線通信手段の音声入力伝送路中に挿入するデータ及
び音声信号を識別して送受信を行う信号識別制御手段
と、前記基地局から送信される誤差補正DIFF情報を
得る手段と、前記基地局には、前記移動局と通信可能な
無線通信手段と、前記人工衛星から送信される電波に重
畳された情報の誤差を補正するDIFF情報を得る手段
と、該DIFF情報を前記移動局に送信する手段と、前
記移動局から送信される情報に基づいて該移動局の位置
情報を得る手段と、データ及び音声信号を識別して送受
信を行うための信号識別制御手段と、を備えることによ
り、前記基地局は所要の移動局に質問信号を送信し、該
移動局は応答信号に前記DIFF情報に基づき補正した
自局の位置情報信号を含めて前記基地局に伝送し、且
つ、質問信号と音声信号とを区別し、音声による通信を
行うことを特徴とする。更に、前記基地局が、当該シス
テム以外の地上設備から送信されるFM多重放送電波又
はビーコン電波等に含まれる前記DIFF情報を取得す
る手段を備えたことを特徴とする。また、前記基地局
が、前記人工衛星からの電波を受信し、該人工衛星から
送信される測位情報に含まれる前記DIFF情報を得る
手段を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態と実施例】以下、図示した実施形態
を参照して本発明を詳細に説明する。図1は本発明の一
実施例を示すブロック図である。この図において1は基
地局であり、リファレンス情報発生装置11、無線機1
2、制御器13、および表示器14等から構成され、更
に前記リファレンス情報発生装置11にはアンテナ15
が、無線機12にはアンテナ16がそれぞれ接続されて
いる。なお、前記リファレンス情報発生装置11は、F
M多重放送電波あるいはビーコン電波等に含まれるリフ
ァレンス情報、例えば、人工衛星のもつ固有の誤差情報
等を受信することにより誤差信号を算出し、RTCM等
の符号形式に成形する装置である。2は移動局であり、
AVM付加器21、無線機22、マイク23、PTTス
イッチ24、およびスピーカ25等から構成され、更に
前記AVM付加器21にはアンテナ26、無線機22に
はアンテナ27がそれぞれ接続されている。また、同図
1の3、4は移動局であり、前記移動局2と同じ機器構
成を持つものである。GPS衛星6は、測位情報を地上
に向けて送出するGPS衛星である。更に、同図1の7
はリファレンス情報送信局であって、個々の衛星のもつ
測位誤差補正情報をFM多重放送電波あるいはビーコン
電波に乗せて配信する送信局である。尚、GPS衛星を
利用した測位方法が3個以上のGPS衛星を使用するこ
とは以前から知られていることであるので、説明の煩雑
を避けるため図1においては衛星の数を省略した。
【0012】図1に示すAVMシステムは次のように動
作する。 (1)基地局1は、移動局2に対して通信の開設をポー
リングにより指示する。 (2)基地局1は、ポーリング方式により移動局2に対
しリファレンス情報発生装置11で得られた個々の人工
衛星のもつ測位誤差補正データをリファレンス情報とし
て質問信号に含め、制御器13および無線機12を介し
てアンテナ16より移動局2へ送信する。なお、このリ
ファレンス情報は、地上設備であるリファレンス情報送
信局7からのFM多重放送電波又はビーコン電波から得
られる個々の人工衛星のもつ測位誤差補正データであ
る。 (3)移動局2は、基地局1より送られるリファレンス
情報を含む電波をアンテナ27により受信し、無線機2
2において復調を行う。復調された信号はAVM付加器
21に送られる。 (4)AVM付加器21においては、測位情報を持つ人
工衛星、例えば、GPS衛星6から送信される電波を移
動局2のアンテナ26より受信し復調する。そして復調
信号から抽出されたGPS測位データと上記(3)より
得られたリファレンス情報データとによってデファレン
シヤルGPS測位計算を行い、自局の正確な位置を算出
する。 (5)自局の位置を正確に算出したデータは、AVM付
加器の出力端子から無線機22に入力され、ポーリング
の応答信号の一部として、アンテナ27を介して基地局
1に送信される。 (6)基地局1では、該基地局1のポーリングによる移
動局2からの応答信号を基地局1のアンテナ16により
受信する。受信した信号は無線機12において復調され
制御器13に入力する。制御器13においては、応答信
号に含まれる位置情報データを抽出し、移動局2の位置
を算出する。 (7)前記(6)によって算出された移動局2の位置は
電子マップ式の表示器14に他の情報と共に表示され
る。 (8)上記(1)から(7)に記述した方法で移動局
3、4に対してもポーリングを行い、夫々の移動局3、
4の位置情報が基地局1の電子式の表示器14に表示さ
れる。
【0013】以上、図1に示す実施例のポーリング方式
によるAVMシステムの動作を説明したが、図1に示す
ように移動局2には、マイク23、PTT(PRESS
TO TALK)スイッチ24、およびスピーカ25
がAVM付加器21に接続され、例えば後述する制御に
よって、ポーリング方式によるデータ通信だけでなく、
基地局1と夫々の移動局2、3、4との音声による無線
通信することも可能である。
【0014】図2は、本発明に係るAVMシステムの移
動局の動作を説明するためのブロック図である。更に、
図1に示す実施例を図2に基づいてより詳細に説明す
る。AVM付加器は、GPS受信機21a、モデム21
b、トーンエンコーダ21c、21d、制御回路21
e、PTT制御回路21f、トーンスケルチ21g、2
1h、解読回路21iおよびGPSアンテナ26から構
成される。GPS衛星から送信される電波を移動局2の
アンテナ26介してGPS受信機21aに入力する。G
PS受信機21aによって測位された位置情報データ
は、モデム21bで変調され、トーンエンコーダ21d
によってAVM用のデータ信号を示すトーン信号を付加
する。一方、基地局より送信された電波は、アンテナ2
7を介して無線機22において復調され、スピーカ端子
(SP)からAVM付加器の制御回路21e、PTT制
御回路21f、トーンスケルチ21gおよびトーン21
スケルチ21hに夫々入力される。基地局より送信され
たAVM用のポーリング信号には、トーンスケルチ21
hの回路を動作させるためのデータ用トーン周波数およ
びトーンスケルチ21gの回路を動作させるための音声
用トーン周波数が夫々付加されている。トーンスケルチ
21hにおいて、受信した信号にAVM用のデータ信号
のトーン周波数を検出すると、信号は解読回路21iに
送られる。解読回路21iでは、ポーリングが自局向け
であるかを判断し、自局向けである場合は、PTT制御
回路21fにおいて自局の測位データの送信を要求する
信号を制御回路21eに出力する。更に、無線機22の
PTT端子(PTT)に接続されているPTT制御回路
21fでは、無線機22の受信状態を監視して音声によ
る無線通信が行われておらず、かつPTTスイッチ24
が送信状態でない場合に、無線機22を送信状態にして
制御回路21eに自局の測位データの送出を要求する。
制御回路21eでは、自局の測位データの送出要求に従
い無線機22のマイク端子(マイク)にトーンエンコー
ダ21dにおいて形成された測位データを送出る。マイ
ク端子に入力された測位データは無線機22のアンテナ
27を介して基地局に送信される。次に音声通信時の動
作を説明すると、音声通信動作時は、トーンスケルチ2
1gにおいて音声用のトーン周波数を検出すると、音声
信号はスピーカ25に送られ、スピーカ25から音声を
出す。マイク23を使用して音声通信を行うためPTT
スイッチ24が操作された場合は、PTT制御回路21
fで無線機22の受信状態及びAVM付加器21の動作
状態を監視し、無線通信が行われておらず、かつ自局が
位置情報を送信中でないことを制御回路21eで確認さ
れた場合に、マイク23から送られた音声にトーンエン
コーダ21cで音声用のトーン信号を付加した信号を無
線機22に送り、アンテナ27を介して基地局に送信す
る。
【0015】次に、本発明の他の実施形態を図面に示し
た実施例を参照して説明する。図3は本発明の他の実施
例を示すブロック図である。この実施例が前記図1に示
した実施例と異なる点は、DIFF情報を地上設備のリ
ファレンス情報送信局から得る代わりに、GPS衛星か
らの電波を受信して、DIFF情報を取得することであ
る。即ち、この実施例では、基地局を絶対基準点として
GPS衛星6からの電波を受信することにより基地局自
ら個々の人工衛星のもつ測位誤差を解析・算出し、RT
SM等の符号形式に成形するリファレンス情報発生装置
11を基地局1側に設置し、無線等の通信手段によって
リファレンス情報を移動局に伝達し、従来と同様のデフ
ァレンシャルGPSによる測位を行うものである。
【0016】以上説明したように、本発明は無線機のマ
イク、スピーカ、PTTの伝送路にAVM付加器を接続
することにより、従来一般的な無線機をAVM用の無線
機と同様に機能させることによって、通常時の音声無線
通信機能を損なうことなくAVMシステムを構成するこ
とができる。従って、人工衛星を用いない従来の既存の
AVMシステムをシステムアップしてGPS利用のAV
Nシステムを構築することができる。また、この実施例
では、移動局側においてDIFF情報受信専用のアンテ
ナと受信機を装備することなくデファレンシャルGPS
による測位を実施することができ、移動局の小型・低コ
スト化が可能となり、システム全体の低コスト化が計ら
れる。
【0017】以上は車両について説明したが、移動局
は、車両だけでなく船舶、航空機等のあらゆる移動体に
対して有効である。また、データと音声信号の識別手段
は、トーンスケルチだけでなく、コードスケルチ等の選
択識別手段であってもよく、AVM付加器は、移動局ば
かりでなく、基地局での使用も可能である。この場合、
AVM付加器に表示装置を接続することにより、移動局
の位置を表示することができる。更に、DIFF情報を
FM多重放送あるいはビーコンの電波等によりアンテナ
を介して受信していたが、有線による通信手段でもDI
FF情報を取得することができる。
【0018】
【発明の効果】上記に説明したように本発明を実施する
ことによって、既存の無線機をAVM用の無線機と同様
の機能を持つことができ、通常時の音声通信機能を損な
うことなく低コストでAVMシステムを構築することが
できる。また本発明を使用することにより移動局側は、
DIFF情報受信専用のアンテナと受信機等を装備する
ことなくデファレンシャルGPSによる測位を実施する
ことができ、移動局の小型・低コスト化が可能となり、
また、AVM専用の無線機を使用しなくても、データ伝
送が可能で、よりシステム全体の低コスト化を計ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAVMシステムの実施例を示すブ
ロック図
【図2】本発明に係るAVMシステムの実施例を示すブ
ロック図
【図3】本発明に係るAVMシステム他の実施例を示す
ブロック図
【図4】従来のAVMシステムの実施例を示すブロック
【符号の説明】
1・・・基地局、 2、3、4・・・移動局、 6・・
・GPS衛星、7・・・リファレンス情報送信局、 1
1・・・リファレンス情報発生装置 12、22・・・無線機、 13・・・制御器、 14
・・・表示器、15、16、26、27・・・アンテ
ナ、 21・・・AVM付加器、23・・・マイク、
24・・・PTTスイッチ、 25・・・スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの移動局と、該移動局の
    位置情報を収集する基地局とからなるAVMシステムに
    おいて、 前記移動局は、 人工衛星から送信される電波を受信して自局の位置情報
    を得る位置取得手段と、 基地局と通信する無線通信手
    段と、 前記無線通信手段の音声入力伝送路中に挿入するデータ
    及び音声信号を識別して送受信を行う信号識別制御手段
    と、 前記基地局から送信される誤差補正DIFF情報を得る
    手段と、 前記基地局には、前記移動局と通信可能な無線通信手段
    と、 前記人工衛星から送信される電波に重畳された情報の誤
    差を補正するDIFF情報を得る手段と、 該DIFF情報を前記移動局に送信する手段と、 前記移動局から送信される情報に基づいて該移動局の位
    置情報を得る手段と、 データ及び音声信号を識別して送受信を行うための信号
    識別制御手段と、 を備えることにより、 前記基地局は所要の移動局に質問信号を送信し、該移動
    局は応答信号に前記DIFF情報に基づき補正した自局
    の位置情報信号を含めて前記基地局に伝送し、且つ、質
    問信号と音声信号とを区別し、音声による通信を行うこ
    とを特徴とするAVMシステム。
  2. 【請求項2】 前記基地局が、当該システム以外の地上
    設備から送信されるFM多重放送電波又はビーコン電波
    等に含まれる前記DIFF情報を取得する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のAVMシステム。
  3. 【請求項3】 前記基地局が、前記人工衛星からの電波
    を受信し、該人工衛星から送信される測位情報に含まれ
    る前記DIFF情報を得る手段を有することを特徴とす
    る請求項1記載のAVMシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147859A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Osaki Electric Co Ltd 音声通話システムおよびデータ変換装置
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