JPH1068212A - 石材タイルの施工方法 - Google Patents
石材タイルの施工方法Info
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- JPH1068212A JPH1068212A JP22516296A JP22516296A JPH1068212A JP H1068212 A JPH1068212 A JP H1068212A JP 22516296 A JP22516296 A JP 22516296A JP 22516296 A JP22516296 A JP 22516296A JP H1068212 A JPH1068212 A JP H1068212A
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- Japan
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- stone
- tile
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大理石または御影石等の天然石材を建造物の
壁面に装飾壁として施工するにあたり、施工性を容易に
すること及び仕上がりがきれいであること。 【解決手段】 板状に加工された天然石材タイルを用い
て、建造物の壁面等を装飾する施工方法であって、石材
タイルと、その石材タイルを支持する加工が容易な材料
で形成された固定部材とを交互に配設するようにした施
工方法であり、比較的加工が困難な天然石材には複雑で
且つ精密な加工を施さないで適用し、加工性が容易な材
料で固定部材を形成しているので、石材タイルを支持す
るための複雑な構成でも寸法精度良く簡単に形成でき、
しかも壁面への取り付けも簡単に行え、石材タイルをラ
フに形成しても、固定部材によってカバーでき、全体と
して外観を損ねることなくきれいに仕上げることができ
る。
壁面に装飾壁として施工するにあたり、施工性を容易に
すること及び仕上がりがきれいであること。 【解決手段】 板状に加工された天然石材タイルを用い
て、建造物の壁面等を装飾する施工方法であって、石材
タイルと、その石材タイルを支持する加工が容易な材料
で形成された固定部材とを交互に配設するようにした施
工方法であり、比較的加工が困難な天然石材には複雑で
且つ精密な加工を施さないで適用し、加工性が容易な材
料で固定部材を形成しているので、石材タイルを支持す
るための複雑な構成でも寸法精度良く簡単に形成でき、
しかも壁面への取り付けも簡単に行え、石材タイルをラ
フに形成しても、固定部材によってカバーでき、全体と
して外観を損ねることなくきれいに仕上げることができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、御影石または大理
石等の天然石材タイルを用いて建造物の壁面等を装飾す
るための施工方法に関するものである。
石等の天然石材タイルを用いて建造物の壁面等を装飾す
るための施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の石材タイルを壁面の装
飾用として施工する場合に、壁面に対してモルタルそ
の他の接着用材料を用いて直接取り付けるか、または
適宜の桟部材を壁面に取り付け、該桟部材に対して適宜
のアンカーボルト等の取付金具を用いて組み付ける構成
のものが従来例として知られている。
飾用として施工する場合に、壁面に対してモルタルそ
の他の接着用材料を用いて直接取り付けるか、または
適宜の桟部材を壁面に取り付け、該桟部材に対して適宜
のアンカーボルト等の取付金具を用いて組み付ける構成
のものが従来例として知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の施工方
法は、その都度接着用材料を塗り付け前後左右の位置合
せをしながら石材タイルを貼り付ける作業であり、施工
の作業性が著しく悪いと言う問題点を有している。
法は、その都度接着用材料を塗り付け前後左右の位置合
せをしながら石材タイルを貼り付ける作業であり、施工
の作業性が著しく悪いと言う問題点を有している。
【0004】また、前記従来例の施工方法は、所定の
寸法精度をもって壁面に取り付けた桟部材に対して石材
タイルを取り付ける点で前記従来例よりは作業性は良
くなるが、それでも各石材タイルに対してそれぞれ取付
金具を一体に取り付けておく必要があると共に、隣接す
る石材タイル同士の接合部をきれいに整えるために、比
較的精密で且つ寸法精度良く加工する必要があり、石材
タイル自体の加工性が厄介であると言う問題点を有して
いる。
寸法精度をもって壁面に取り付けた桟部材に対して石材
タイルを取り付ける点で前記従来例よりは作業性は良
くなるが、それでも各石材タイルに対してそれぞれ取付
金具を一体に取り付けておく必要があると共に、隣接す
る石材タイル同士の接合部をきれいに整えるために、比
較的精密で且つ寸法精度良く加工する必要があり、石材
タイル自体の加工性が厄介であると言う問題点を有して
いる。
【0005】更に、従来例においては、取付金具と桟
部材との結合が石材タイルの背面側で行われることか
ら、結合の作業性に問題があって、取付金具の結合と接
着手段とを併用していることが多く、そのために部品点
数並びに使用材料が多くなると言う問題点を有してい
る。
部材との結合が石材タイルの背面側で行われることか
ら、結合の作業性に問題があって、取付金具の結合と接
着手段とを併用していることが多く、そのために部品点
数並びに使用材料が多くなると言う問題点を有してい
る。
【0006】従って、従来例の石材タイルの施工におい
ては、石材タイル自体の加工性並びに作業性の向上と、
施工に使用される材料の軽減とに解決しなければならな
い課題を有している。
ては、石材タイル自体の加工性並びに作業性の向上と、
施工に使用される材料の軽減とに解決しなければならな
い課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、板状に加工された天然
石材タイルを用いて、建造物の壁面等を装飾する施工方
法であって、石材タイルと、その石材タイルを支持する
加工容易な材料で形成された固定部材とを交互に配設す
ることを特徴とする石材タイルの施工方法を提供するも
のであり、前記固定部材は、木材であること、及び固定
部材には、石材タイルを支える支え部と、石材タイルを
押さえる押え部とが形成されていることも含むものであ
る。
する具体的手段として本発明は、板状に加工された天然
石材タイルを用いて、建造物の壁面等を装飾する施工方
法であって、石材タイルと、その石材タイルを支持する
加工容易な材料で形成された固定部材とを交互に配設す
ることを特徴とする石材タイルの施工方法を提供するも
のであり、前記固定部材は、木材であること、及び固定
部材には、石材タイルを支える支え部と、石材タイルを
押さえる押え部とが形成されていることも含むものであ
る。
【0008】本発明においては、石材タイルと加工容易
な材料、例えば木材で形成された固定部材を用いること
で、比較的加工が困難な石材タイル側においては、固定
部材との係合部分の加工については、それ程複雑で且つ
精度を要さずに加工することができ、また、加工が容易
な固定部材側においては、支え部及び押え部の加工につ
いて、比較的複雑で且つ精度良く形成することができる
ので、両者の交互の配設により、石材タイル側において
比較的ラフに加工してあっても、そのラフな加工部分を
充分カバーして、全体的に体裁良く施工できるのであ
る。
な材料、例えば木材で形成された固定部材を用いること
で、比較的加工が困難な石材タイル側においては、固定
部材との係合部分の加工については、それ程複雑で且つ
精度を要さずに加工することができ、また、加工が容易
な固定部材側においては、支え部及び押え部の加工につ
いて、比較的複雑で且つ精度良く形成することができる
ので、両者の交互の配設により、石材タイル側において
比較的ラフに加工してあっても、そのラフな加工部分を
充分カバーして、全体的に体裁良く施工できるのであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施例につ
いて説明する。図1に示した第1実施例に係る天然石材
タイル1は、例えば、大理石、御影石等を長方形の板状
に形成したものであり、図2に示した固定部材2との組
み合わせで施工されるものである。
いて説明する。図1に示した第1実施例に係る天然石材
タイル1は、例えば、大理石、御影石等を長方形の板状
に形成したものであり、図2に示した固定部材2との組
み合わせで施工されるものである。
【0010】この場合の天然石材タイル1は長方形であ
って、全体としてまたは一部に複雑な若しくは精密な加
工をする必要はないし、また、その幅寸法Wについても
正確であることが要求されない。
って、全体としてまたは一部に複雑な若しくは精密な加
工をする必要はないし、また、その幅寸法Wについても
正確であることが要求されない。
【0011】図2に示した固定部材2は、例えば、加工
が容易な木材であり、前記天然石材タイル1を支持して
建造物の壁面に取り付けるものである。この固定部材2
はその長さ方向に沿う両端部(図では上下の端部)に支
え部3と押え部4とからなる段差部5が形成される。
が容易な木材であり、前記天然石材タイル1を支持して
建造物の壁面に取り付けるものである。この固定部材2
はその長さ方向に沿う両端部(図では上下の端部)に支
え部3と押え部4とからなる段差部5が形成される。
【0012】この固定部材2においては、(A)図に示
したように、前記天然石材タイル1と同様に、長方形に
形成したものを示したが、幅方向については天然石材タ
イルとの組み合わせであることからその広さにある程度
の制限はあるが、長さ方向については制限がない。そし
て、全体的に幅方向及び長さ方向については、寸法精度
が要求されない。即ち、図示したように、長さ方向両側
に形成した段差部5における支え部3間と押え部4とに
よってラフに加工された石材タイル1の外側が隠れれば
良いのである。
したように、前記天然石材タイル1と同様に、長方形に
形成したものを示したが、幅方向については天然石材タ
イルとの組み合わせであることからその広さにある程度
の制限はあるが、長さ方向については制限がない。そし
て、全体的に幅方向及び長さ方向については、寸法精度
が要求されない。即ち、図示したように、長さ方向両側
に形成した段差部5における支え部3間と押え部4とに
よってラフに加工された石材タイル1の外側が隠れれば
良いのである。
【0013】また、固定部材2の第2実施例を図3
(A)及び(B)に示してある。この実施例における固
定部材2は、段差部5における支え部3の構成と固定部
材2自体の厚みが僅かに相違するのみで、他の構成部分
は実質的に図2の第1実施例と同様である。即ち、支え
部3を溝状に形成し、その背面側にも第2の押え部4a
を形成したものである。
(A)及び(B)に示してある。この実施例における固
定部材2は、段差部5における支え部3の構成と固定部
材2自体の厚みが僅かに相違するのみで、他の構成部分
は実質的に図2の第1実施例と同様である。即ち、支え
部3を溝状に形成し、その背面側にも第2の押え部4a
を形成したものである。
【0014】前記第1実施例の天然石材タイル1と固定
部材2とを使用して施工する第1の施工例を図4に示し
てある。この施工例において、建造物の壁面6に対して
上下方向に天然石材タイル1と固定部材2とを交互に配
設したものであり、固定部材2に設けた段差部5間で天
然石材タイル1を上下から挟んで支持し、施工するもの
である。
部材2とを使用して施工する第1の施工例を図4に示し
てある。この施工例において、建造物の壁面6に対して
上下方向に天然石材タイル1と固定部材2とを交互に配
設したものであり、固定部材2に設けた段差部5間で天
然石材タイル1を上下から挟んで支持し、施工するもの
である。
【0015】この場合に使用される固定部材2は、長尺
のものであり、下部から順次施工するものである。そし
て、最下部に位置する固定部材2は、少なくとも上方に
位置する端縁に段差部5が形成されていれば足りるので
ある。この施工の一例としては、まず、最下部の固定部
材2を壁面6に対して適宜の固定手段(釘、ボルト、ビ
ス及び/または接着手段等の一つの手段または組み合わ
せ)により固定し、その上部の段差部5の押え部4の内
側に落とし込むようにして、天然石材タイル1を横方向
に隣接させて配設し、その上部に2段目の固定部材2を
配設して前記と同様の固定手段で固定する。
のものであり、下部から順次施工するものである。そし
て、最下部に位置する固定部材2は、少なくとも上方に
位置する端縁に段差部5が形成されていれば足りるので
ある。この施工の一例としては、まず、最下部の固定部
材2を壁面6に対して適宜の固定手段(釘、ボルト、ビ
ス及び/または接着手段等の一つの手段または組み合わ
せ)により固定し、その上部の段差部5の押え部4の内
側に落とし込むようにして、天然石材タイル1を横方向
に隣接させて配設し、その上部に2段目の固定部材2を
配設して前記と同様の固定手段で固定する。
【0016】この時に、2段目の固定部材2は、天然石
材タイル1の上端縁を押え部4で押え込むようになるの
で、実質的に天然石材タイル1は、その前面側において
上下に配設した固定部材2の押え部4で上下両端縁が押
さえつけられるので、天然石材タイル自体は他の固定手
段を用いなくても、安定した取り付けができる。もし必
要があれば、例えば壁面6との間で接着剤等を用いて固
定しても良い。
材タイル1の上端縁を押え部4で押え込むようになるの
で、実質的に天然石材タイル1は、その前面側において
上下に配設した固定部材2の押え部4で上下両端縁が押
さえつけられるので、天然石材タイル自体は他の固定手
段を用いなくても、安定した取り付けができる。もし必
要があれば、例えば壁面6との間で接着剤等を用いて固
定しても良い。
【0017】施工の他の例としては、施工される壁面6
に対して、予め必要な数の固定部材2を上下方向に所定
の間隔をもって取り付け、その端部側を一部開放してお
いて、その開放端部側から、上下の固定部材2間に天然
石材タイル1を差し込むようにし、長さ方向に順次ずら
して行って必要な枚数を設置する。このような施工を行
えば、その施工はいとも簡単に行えるのである。
に対して、予め必要な数の固定部材2を上下方向に所定
の間隔をもって取り付け、その端部側を一部開放してお
いて、その開放端部側から、上下の固定部材2間に天然
石材タイル1を差し込むようにし、長さ方向に順次ずら
して行って必要な枚数を設置する。このような施工を行
えば、その施工はいとも簡単に行えるのである。
【0018】また、図3に示した固定部材2の第2実施
例の施工の場合も、前記第1の施工例と略同一である。
そして、前記いづれの実施例においても、壁面6に固定
された固定部材2の押え部4が、天然石材タイル1の前
面側を支持することで、固定部材2よりも内側に天然石
材タイル1が位置する状態で取り付けられる。このよう
な取り付けが行われる天然石材タイル1は、全体を略長
方形に形成するのみであって、取り付けのための余分な
精密切削加工を施さないで済むのである。
例の施工の場合も、前記第1の施工例と略同一である。
そして、前記いづれの実施例においても、壁面6に固定
された固定部材2の押え部4が、天然石材タイル1の前
面側を支持することで、固定部材2よりも内側に天然石
材タイル1が位置する状態で取り付けられる。このよう
な取り付けが行われる天然石材タイル1は、全体を略長
方形に形成するのみであって、取り付けのための余分な
精密切削加工を施さないで済むのである。
【0019】図5に示した天然石材タイル1の第2実施
例は、少なくとも表面側に位置する長さ方向両側縁に沿
って、段差部7を切削加工したものである。この程度の
段差部7の切削加工はそれ程厄介なものではなく、しか
もその段差部7は、前記固定部材2の押え部4に略対応
する深さまたは高さに形成することで、図6に示したよ
うに、施工状態において固定部材2と略面一になって、
趣の違った施工ができるのである。
例は、少なくとも表面側に位置する長さ方向両側縁に沿
って、段差部7を切削加工したものである。この程度の
段差部7の切削加工はそれ程厄介なものではなく、しか
もその段差部7は、前記固定部材2の押え部4に略対応
する深さまたは高さに形成することで、図6に示したよ
うに、施工状態において固定部材2と略面一になって、
趣の違った施工ができるのである。
【0020】この実施例の場合も、段差部7を浅く形成
するかまたは固定部材2の押え部4を厚く形成すれば、
仮想線で示したように、固定部材2の内側に天然石材タ
イル1が位置するようになる。そして、ここで重要なこ
とは、段差部7間における寸法Sを精密にすることであ
り、天然石材タイル1の全体の幅Wについては、寸法精
度がそれ程厳しく要求されない。例えば、固定部材2と
の間で僅かな空隙8があっても差し障りがない。
するかまたは固定部材2の押え部4を厚く形成すれば、
仮想線で示したように、固定部材2の内側に天然石材タ
イル1が位置するようになる。そして、ここで重要なこ
とは、段差部7間における寸法Sを精密にすることであ
り、天然石材タイル1の全体の幅Wについては、寸法精
度がそれ程厳しく要求されない。例えば、固定部材2と
の間で僅かな空隙8があっても差し障りがない。
【0021】また、天然石材タイル1を固定部材2より
も積極的に前面側に突出させたい場合には、天然石材タ
イル1を厚く形成すれば簡単に施工できるが、天然石材
自体が高価であること、及び他の施工例にも適用できる
ように汎用性をもたせるために、略一定の厚みをもって
形成しておくことが望ましい。従って、このような場合
には、図7に示したように、段差部7を固定部材2の押
え部4よりも深く形成するか、または押え部4を薄く形
成するようにして、固定部材2よりも前面側に天然石材
タイル1を突出させるようにすることができる。
も積極的に前面側に突出させたい場合には、天然石材タ
イル1を厚く形成すれば簡単に施工できるが、天然石材
自体が高価であること、及び他の施工例にも適用できる
ように汎用性をもたせるために、略一定の厚みをもって
形成しておくことが望ましい。従って、このような場合
には、図7に示したように、段差部7を固定部材2の押
え部4よりも深く形成するか、または押え部4を薄く形
成するようにして、固定部材2よりも前面側に天然石材
タイル1を突出させるようにすることができる。
【0022】この場合に、例えば天然石材タイル1の背
面側において壁面6との間に空間が生ずるようになる
が、この空間については、適宜の材料(例えば加工し易
い木材等)で埋めるか、または、図示したように、壁面
6に取り付けたバネ材等のガタツキ防止手段9等によ
り、天然石材タイル1を前面側に押し出すようにすれば
良い。要するに、施工された状態で、天然石材タイル1
にガタツキが生じないようにすれば良いのである。
面側において壁面6との間に空間が生ずるようになる
が、この空間については、適宜の材料(例えば加工し易
い木材等)で埋めるか、または、図示したように、壁面
6に取り付けたバネ材等のガタツキ防止手段9等によ
り、天然石材タイル1を前面側に押し出すようにすれば
良い。要するに、施工された状態で、天然石材タイル1
にガタツキが生じないようにすれば良いのである。
【0023】さらに、天然石材タイル1と固定部材2と
の交互の配列において、図8に示したように、表面に出
る状態において、両者の幅を略同一にし、且つ天然石材
タイル1を上下において整列する位置に配設するように
施工する。
の交互の配列において、図8に示したように、表面に出
る状態において、両者の幅を略同一にし、且つ天然石材
タイル1を上下において整列する位置に配設するように
施工する。
【0024】また、図9に示したように、固定部材2の
幅を天然石材タイル1よりも狭くしたり、若しくはその
逆であってもよく、そして、天然石材タイル1は、上下
において半幅をずらした、所謂レンガ積み方式に配設し
て施工することもできる。そしてまた、使用される固定
部材2に関しても、その長さが天然石材タイル1と略同
一であって、天然石材タイル1との間において、レンガ
積みスタイルをとるようにすれば、前記とは趣の違った
装飾ができる。
幅を天然石材タイル1よりも狭くしたり、若しくはその
逆であってもよく、そして、天然石材タイル1は、上下
において半幅をずらした、所謂レンガ積み方式に配設し
て施工することもできる。そしてまた、使用される固定
部材2に関しても、その長さが天然石材タイル1と略同
一であって、天然石材タイル1との間において、レンガ
積みスタイルをとるようにすれば、前記とは趣の違った
装飾ができる。
【0025】いづれにしても、天然石材タイル1と、例
えば木材で形成された固定部材2とが、交互に配設され
て建造物等の壁面を装飾するものであるので、比較的精
密加工が困難な天然石材は簡単な加工で済むようにな
り、比較的精密加工が容易な固定部材2は、天然石材タ
イル1を支持するために支え部3及び押え部4等を精密
に加工することができるので、施工性が著しく向上する
のである。
えば木材で形成された固定部材2とが、交互に配設され
て建造物等の壁面を装飾するものであるので、比較的精
密加工が困難な天然石材は簡単な加工で済むようにな
り、比較的精密加工が容易な固定部材2は、天然石材タ
イル1を支持するために支え部3及び押え部4等を精密
に加工することができるので、施工性が著しく向上する
のである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る石材タ
イルの施工方法は、板状に加工された天然石材タイルを
用いて、建造物の壁面等を装飾する施工方法であって、
石材タイルと、その石材タイルを支持する石材以外の材
料で形成された固定部材とを交互に配設するようにした
ことにより、比較的加工が困難な天然石材には複雑で且
つ精密な加工を施さないで適用し、加工性が容易な材料
で固定部材を形成しているので、石材タイルを支持する
ための複雑な構成でも寸法精度良く簡単に形成でき、し
かも壁面への取り付けも簡単に行え、石材タイルをラフ
に形成しても、固定部材によってカバーでき、全体とし
て外観を損ねることなく、簡単で安価に施工できると言
う優れた効果を奏する。
イルの施工方法は、板状に加工された天然石材タイルを
用いて、建造物の壁面等を装飾する施工方法であって、
石材タイルと、その石材タイルを支持する石材以外の材
料で形成された固定部材とを交互に配設するようにした
ことにより、比較的加工が困難な天然石材には複雑で且
つ精密な加工を施さないで適用し、加工性が容易な材料
で固定部材を形成しているので、石材タイルを支持する
ための複雑な構成でも寸法精度良く簡単に形成でき、し
かも壁面への取り付けも簡単に行え、石材タイルをラフ
に形成しても、固定部材によってカバーでき、全体とし
て外観を損ねることなく、簡単で安価に施工できると言
う優れた効果を奏する。
【0027】また、固定部材は、木材で形成することに
より、加工性が容易であるので、複雑な構成でも寸法精
度良く加工でき、特に、天然石材との間で美観的な相性
が良いことから、装飾の仕上がりが奇麗になると言う優
れた効果を奏する。
より、加工性が容易であるので、複雑な構成でも寸法精
度良く加工でき、特に、天然石材との間で美観的な相性
が良いことから、装飾の仕上がりが奇麗になると言う優
れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る施工方法に適用される第1実施例
の天然石材タイルを示すものであり、(A)図は斜視
図、(B)図は側面図である。
の天然石材タイルを示すものであり、(A)図は斜視
図、(B)図は側面図である。
【図2】同施工方法に適用される第1実施例の固定部材
を示すものであり、(A)図は斜視図、(B)図は側面
図である。
を示すものであり、(A)図は斜視図、(B)図は側面
図である。
【図3】同固定部材の第2実施例を示すものであり、
(A)図は斜視図、(B)図は側面図である。
(A)図は斜視図、(B)図は側面図である。
【図4】本発明の施工方法の具体例を示す要部の斜視図
である。
である。
【図5】本発明の施工方法に適用される第2実施例の天
然石材タイルの斜視図である。
然石材タイルの斜視図である。
【図6】同実施例の天然石材タイルを用いた一施工例を
説明するための要部の断面図である。
説明するための要部の断面図である。
【図7】同実施例の天然石材タイルを用いた他の施工例
を説明するための要部の断面図である。
を説明するための要部の断面図である。
【図8】本発明に係る施工方法によって得られた装飾壁
の一例を示す正面図である。
の一例を示す正面図である。
【図9】本発明に係る施工方法によって得られた装飾壁
の他の例を示す正面図である。
の他の例を示す正面図である。
1……天然石材タイル、 2……固定部材、 3……支
え部、4……押え部、 5……段差部、 6……壁面、
7……段差部、8……空隙、 9……ガタツキ防止手
段。
え部、4……押え部、 5……段差部、 6……壁面、
7……段差部、8……空隙、 9……ガタツキ防止手
段。
Claims (3)
- 【請求項1】 板状に加工された天然石材タイルを用い
て、建造物の壁面等を装飾する施工方法であって、 石材タイルと、その石材タイルを支持する加工容易な材
料で形成された固定部材とを交互に配設することを特徴
とする石材タイルの施工方法。 - 【請求項2】 固定部材は、木材である請求項1に記載
の石材タイルの施工方法。 - 【請求項3】 固定部材には、石材タイルを支える支え
部と、石材タイルを押さえる押え部とが形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の石材タイル
の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22516296A JPH1068212A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 石材タイルの施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22516296A JPH1068212A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 石材タイルの施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1068212A true JPH1068212A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16824921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22516296A Pending JPH1068212A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 石材タイルの施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1068212A (ja) |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22516296A patent/JPH1068212A/ja active Pending
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