JPH1067053A - 繊維強化樹脂成形品の成形装置 - Google Patents
繊維強化樹脂成形品の成形装置Info
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- JPH1067053A JPH1067053A JP8228503A JP22850396A JPH1067053A JP H1067053 A JPH1067053 A JP H1067053A JP 8228503 A JP8228503 A JP 8228503A JP 22850396 A JP22850396 A JP 22850396A JP H1067053 A JPH1067053 A JP H1067053A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂含浸槽に浸漬された長繊維がガイド部材
から導出されて芯型に巻回して管継手が成形される。し
かし、長繊維が弛んだり、大きな緊張状態が生じると、
管継手の品質が低下する。このため、長繊維に所定の張
力が加えられるようにした装置が開発されているが、そ
の装置は複雑であった。 【解決手段】 長繊維10に張力を加えるローラ8を樹
脂含浸槽2の入口側に配置する。長繊維10を下方に押
し下げるスライダー5を、樹脂含浸槽2の出口側に配置
する。スライダー5の下端部には、長繊維を挿通する貫
通孔5aを穿設する。長繊維10にはスライダー5の自
重によって最適な張力が加えられる。
から導出されて芯型に巻回して管継手が成形される。し
かし、長繊維が弛んだり、大きな緊張状態が生じると、
管継手の品質が低下する。このため、長繊維に所定の張
力が加えられるようにした装置が開発されているが、そ
の装置は複雑であった。 【解決手段】 長繊維10に張力を加えるローラ8を樹
脂含浸槽2の入口側に配置する。長繊維10を下方に押
し下げるスライダー5を、樹脂含浸槽2の出口側に配置
する。スライダー5の下端部には、長繊維を挿通する貫
通孔5aを穿設する。長繊維10にはスライダー5の自
重によって最適な張力が加えられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂含浸槽内の液
状の樹脂に浸漬された長繊維を、芯型に巻回する繊維強
化樹脂成形品の成形装置に関し、詳しくは、簡易な設備
で長繊維に所定の張力が加えられるようにした繊維強化
樹脂成形品の成形装置に関するものである。
状の樹脂に浸漬された長繊維を、芯型に巻回する繊維強
化樹脂成形品の成形装置に関し、詳しくは、簡易な設備
で長繊維に所定の張力が加えられるようにした繊維強化
樹脂成形品の成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】繊維強化樹脂製の管や管継手の成形方法
の一つとして、フィラメントワインディング(FW)法
が知られている。FW法による管継手等の成形方法は、
マンドレルと称される芯型が所望の方向に回転し、かつ
芯型から離隔してガイド部材が移動し、そのガイド部材
から導出された長繊維が芯型に巻回されるようにするも
のである。
の一つとして、フィラメントワインディング(FW)法
が知られている。FW法による管継手等の成形方法は、
マンドレルと称される芯型が所望の方向に回転し、かつ
芯型から離隔してガイド部材が移動し、そのガイド部材
から導出された長繊維が芯型に巻回されるようにするも
のである。
【0003】すなわち、FW法は図6に示すような成形
装置を使用して、長繊維10を芯型11に巻回する。こ
の繊維強化樹脂成形品の成形装置は1個又は数個の長繊
維のロール1(端部を引くことにより、長繊維は円滑に
解け出る)から引き出された1本又は数本の長繊維10
に液状の樹脂を連続的に含浸させる樹脂含浸槽2と、芯
型11の近傍にあって前記樹脂含浸槽2から引き出され
た長繊維10を任意の位置に移動させるロボット3と、
ロボット3に取り付けられたガイド部材4とを具備した
ものである。
装置を使用して、長繊維10を芯型11に巻回する。こ
の繊維強化樹脂成形品の成形装置は1個又は数個の長繊
維のロール1(端部を引くことにより、長繊維は円滑に
解け出る)から引き出された1本又は数本の長繊維10
に液状の樹脂を連続的に含浸させる樹脂含浸槽2と、芯
型11の近傍にあって前記樹脂含浸槽2から引き出され
た長繊維10を任意の位置に移動させるロボット3と、
ロボット3に取り付けられたガイド部材4とを具備した
ものである。
【0004】樹脂含浸槽2には複数のガイドローラ2a
が配列され、長繊維10が樹脂含浸槽2内の樹脂に浸漬
するようにされている。ロボット3は多関節のアーム3
aによって、任意の姿勢に方向転換することができ、先
端側のアーム3aに取り付けられたガイド部材4が芯型
11と対向するようにされている。
が配列され、長繊維10が樹脂含浸槽2内の樹脂に浸漬
するようにされている。ロボット3は多関節のアーム3
aによって、任意の姿勢に方向転換することができ、先
端側のアーム3aに取り付けられたガイド部材4が芯型
11と対向するようにされている。
【0005】長繊維10はロール1から引き出され、樹
脂含浸槽2内で樹脂に浸漬され、ガイド部材4から導出
されて、回転している芯型11に巻回される。長繊維1
0に含浸した樹脂が硬化して、芯型11が抜き出される
と、繊維強化樹脂製の管継手が完成する。
脂含浸槽2内で樹脂に浸漬され、ガイド部材4から導出
されて、回転している芯型11に巻回される。長繊維1
0に含浸した樹脂が硬化して、芯型11が抜き出される
と、繊維強化樹脂製の管継手が完成する。
【0006】管継手がT字管のような複雑な形状をして
いると、長繊維10をT字形の芯型11に巻回するため
に、芯型11及びロボット3の多関節のアーム3a及び
ガイド部材4の動作が複雑になる。すると、長繊維10
に一時的なたるみ、あるいは大きな緊張状態が生じ、膨
らんだ部分や強度が低下した部分のある管継手ができて
しまう。このような不具合に鑑み、長繊維10に常に一
定の張力が加えられるようにした成形装置が特開昭63
−30234号公報に開示されている。
いると、長繊維10をT字形の芯型11に巻回するため
に、芯型11及びロボット3の多関節のアーム3a及び
ガイド部材4の動作が複雑になる。すると、長繊維10
に一時的なたるみ、あるいは大きな緊張状態が生じ、膨
らんだ部分や強度が低下した部分のある管継手ができて
しまう。このような不具合に鑑み、長繊維10に常に一
定の張力が加えられるようにした成形装置が特開昭63
−30234号公報に開示されている。
【0007】この装置は図7に示すように、サーボモー
タ101により駆動された長繊維10を強制的に送るロ
ーラ対102を樹脂含浸槽2内に沈め、長繊維10の張
力を測定する張力測定器103を樹脂含浸槽2の出口側
に配設し、サーボモータ101の回転速度を検出する速
度検出器104をサーボモータ101に接続し、張力測
定器103と速度検出器104とからの信号に基づいて
サーボモータ101の回転速度を制御する制御装置10
5を設けたことを特徴とするものである。
タ101により駆動された長繊維10を強制的に送るロ
ーラ対102を樹脂含浸槽2内に沈め、長繊維10の張
力を測定する張力測定器103を樹脂含浸槽2の出口側
に配設し、サーボモータ101の回転速度を検出する速
度検出器104をサーボモータ101に接続し、張力測
定器103と速度検出器104とからの信号に基づいて
サーボモータ101の回転速度を制御する制御装置10
5を設けたことを特徴とするものである。
【0008】上記の成形装置によれば、張力測定器10
3が長繊維10に発生する張力を直接に測定し、制御装
置105によってローラ対102の回転速度が制御され
るため、長繊維10は理想的な張力で芯型11に巻回さ
れる。しかもローラ対102の駆動手段であるサーボモ
ータ101の回転速度は、制御装置105によってフィ
ードバックされるため、制御性が高まり、装置の信頼性
も向上する。
3が長繊維10に発生する張力を直接に測定し、制御装
置105によってローラ対102の回転速度が制御され
るため、長繊維10は理想的な張力で芯型11に巻回さ
れる。しかもローラ対102の駆動手段であるサーボモ
ータ101の回転速度は、制御装置105によってフィ
ードバックされるため、制御性が高まり、装置の信頼性
も向上する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の繊維強化樹
脂成形品の成形装置は、長繊維10に適切な張力が付与
され、望ましい構成であるといえる。しかしながら、従
来技術の繊維強化樹脂成形品の成形装置は、サーボモー
タ101、張力測定器103、速度検出器104および
制御装置105を具備し、ローラ対102の回転速度を
制御するようにしているため、成形装置が複雑化し、メ
ンテナンスにも手間がかかり、結果的に製品のコストア
ップをもたらすといった不具合があった。
脂成形品の成形装置は、長繊維10に適切な張力が付与
され、望ましい構成であるといえる。しかしながら、従
来技術の繊維強化樹脂成形品の成形装置は、サーボモー
タ101、張力測定器103、速度検出器104および
制御装置105を具備し、ローラ対102の回転速度を
制御するようにしているため、成形装置が複雑化し、メ
ンテナンスにも手間がかかり、結果的に製品のコストア
ップをもたらすといった不具合があった。
【0010】また実際上、従来技術の繊維強化樹脂成形
品の成形装置は、過剰品質である場合が多い。すなわち
FW法においては、経験上、長繊維にたるみさえ発生さ
せなければ、品質上問題のない成形が行われる場合が多
い。そこで本発明は、簡易な設備によって長繊維のたる
みをとり、品質が良好な成形品を成形することができる
繊維強化樹脂成形品の成形装置を提供することを目的と
する。
品の成形装置は、過剰品質である場合が多い。すなわち
FW法においては、経験上、長繊維にたるみさえ発生さ
せなければ、品質上問題のない成形が行われる場合が多
い。そこで本発明は、簡易な設備によって長繊維のたる
みをとり、品質が良好な成形品を成形することができる
繊維強化樹脂成形品の成形装置を提供することを目的と
する。
【0011】また本発明のもう一つの目的は、樹脂含浸
槽に入る長繊維に適度の張力を付与することにある。す
なわちFW法においては、長繊維は、端部を引くことに
より円滑に解け出る巻物状態で配備されたロールから順
次引き出されて樹脂含浸槽に入る。ここで従来技術にお
いては、樹脂含浸槽に入る長繊維には何らの張力も与え
られていなかった。そのためロボットが急激な動作をす
ると、長繊維が勢い良く引き出され、樹脂含浸槽内や、
出口部分で絡まってしまう問題があった。そこで本発明
は、簡単な設備によって樹脂含浸槽に入る長繊維に適度
の張力を付与し、成形作業を円滑に行うことができる繊
維強化樹脂成形品の成形装置を提供することを目的とす
る。
槽に入る長繊維に適度の張力を付与することにある。す
なわちFW法においては、長繊維は、端部を引くことに
より円滑に解け出る巻物状態で配備されたロールから順
次引き出されて樹脂含浸槽に入る。ここで従来技術にお
いては、樹脂含浸槽に入る長繊維には何らの張力も与え
られていなかった。そのためロボットが急激な動作をす
ると、長繊維が勢い良く引き出され、樹脂含浸槽内や、
出口部分で絡まってしまう問題があった。そこで本発明
は、簡単な設備によって樹脂含浸槽に入る長繊維に適度
の張力を付与し、成形作業を円滑に行うことができる繊
維強化樹脂成形品の成形装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の手段は、長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸
させる樹脂含浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガ
イド部材を有し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊
維を芯型に巻回する繊維強化樹脂成形品の成形装置にお
いて、貫通孔を有すると共に上下方向に自由移動可能に
ガイドされたスライダーが前記樹脂含浸槽とガイド部材
との間に設けられ、前記樹脂含浸槽から引き出された長
繊維はスライダーの貫通孔に挿通され、スライダーの重
力による下方向への付勢力をもって長繊維のたるみをと
ることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
めの第1の手段は、長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸
させる樹脂含浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガ
イド部材を有し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊
維を芯型に巻回する繊維強化樹脂成形品の成形装置にお
いて、貫通孔を有すると共に上下方向に自由移動可能に
ガイドされたスライダーが前記樹脂含浸槽とガイド部材
との間に設けられ、前記樹脂含浸槽から引き出された長
繊維はスライダーの貫通孔に挿通され、スライダーの重
力による下方向への付勢力をもって長繊維のたるみをと
ることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
【0013】上記の第1の手段によれば、長繊維の張力
が弱いときはスライダーが下降し、長繊維の張力が強い
ときはスライダーが上昇するため、長繊維にたるみは発
生しない。
が弱いときはスライダーが下降し、長繊維の張力が強い
ときはスライダーが上昇するため、長繊維にたるみは発
生しない。
【0014】上記の課題を解決するための第2の手段
は、スライダーは幅を有し、貫通孔は水平方向に長い長
孔であって長繊維は前記長孔に挿通されることを特徴と
する請求項1記載の繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
は、スライダーは幅を有し、貫通孔は水平方向に長い長
孔であって長繊維は前記長孔に挿通されることを特徴と
する請求項1記載の繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
【0015】上記の第2の手段によれば、帯状あるいは
多数の線状の長繊維のたるみとりをまとめて行うことが
できる。
多数の線状の長繊維のたるみとりをまとめて行うことが
できる。
【0016】上記の課題を解決するための第3の手段
は、長繊維は線状であり、複数のスライダーが並列に配
置され、スライダーの貫通孔には長繊維の一つ一つが挿
通されている請求項1記載の繊維強化樹脂成形品の成形
装置である。
は、長繊維は線状であり、複数のスライダーが並列に配
置され、スライダーの貫通孔には長繊維の一つ一つが挿
通されている請求項1記載の繊維強化樹脂成形品の成形
装置である。
【0017】第3の手段によると、各長繊維のたるみを
とることができるばかりでなく、各長繊維に適切な張力
を付与することができる。
とることができるばかりでなく、各長繊維に適切な張力
を付与することができる。
【0018】上記の課題を解決するための第4の手段
は、樹脂含浸槽の入口側に、長繊維に張力を加える軸を
具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の繊維強化樹脂成形品の成形装置である。
は、樹脂含浸槽の入口側に、長繊維に張力を加える軸を
具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載の繊維強化樹脂成形品の成形装置である。
【0019】また上記の課題を解決するための第5の手
段は、長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸させる樹脂含
浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガイド部材を有
し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊維を芯型に巻
回する繊維強化樹脂成形品の成形装置において、前記樹
脂含浸槽の入口側で、長繊維に張力を加える軸を具備し
たことを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
段は、長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸させる樹脂含
浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガイド部材を有
し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊維を芯型に巻
回する繊維強化樹脂成形品の成形装置において、前記樹
脂含浸槽の入口側で、長繊維に張力を加える軸を具備し
たことを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形装置であ
る。
【0020】上記した第4及び第5の手段によると、長
繊維は軸に引っ張られ、常に所定の張力が加えられた状
態で、樹脂含浸槽内に浸漬される。
繊維は軸に引っ張られ、常に所定の張力が加えられた状
態で、樹脂含浸槽内に浸漬される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下さらに、本発明の実施の形態
を図1から図5を参照して説明する。図1は、本発明の
実施形態に係る繊維強化樹脂成形品の成形装置の要部正
面図である。図2は、図1の繊維強化樹脂成形品の成形
装置の樹脂含浸槽の入口側に設けられた軸の斜視図であ
る。図3は、第1の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形
品の成形装置を構成するスライダーの斜視図である。図
4は、図3とは異なる第1の実施の形態に係るスライダ
ーの斜視図である。図5は、図2とは異なる実施の形態
に係る軸の正面図である。なお、従来と同一部分は同一
の符号を付してその説明を省略する。
を図1から図5を参照して説明する。図1は、本発明の
実施形態に係る繊維強化樹脂成形品の成形装置の要部正
面図である。図2は、図1の繊維強化樹脂成形品の成形
装置の樹脂含浸槽の入口側に設けられた軸の斜視図であ
る。図3は、第1の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形
品の成形装置を構成するスライダーの斜視図である。図
4は、図3とは異なる第1の実施の形態に係るスライダ
ーの斜視図である。図5は、図2とは異なる実施の形態
に係る軸の正面図である。なお、従来と同一部分は同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0022】本実施形態の繊維強化樹脂成形品の成形装
置は、図1に示すように、長繊維10に張力を加えるた
めの軸8を樹脂含浸槽2の入口側に配置したことを特徴
とするものである。また本実施形態のもう一つの特徴
は、樹脂含浸槽2の出口と、ロボット3に取り付けられ
たガイド部材4との間にスライダー5,6を設けた点で
も特徴的である。
置は、図1に示すように、長繊維10に張力を加えるた
めの軸8を樹脂含浸槽2の入口側に配置したことを特徴
とするものである。また本実施形態のもう一つの特徴
は、樹脂含浸槽2の出口と、ロボット3に取り付けられ
たガイド部材4との間にスライダー5,6を設けた点で
も特徴的である。
【0023】すなわち本実施形態の繊維強化樹脂成形品
の成形装置では、図2のように樹脂含浸槽2の入口側に
2本の軸8が段違いで平行に設けられている。軸8は側
板20に固定されて回転しないようにした固定ロッドの
ようなものである。ただし、軸8は、軸受けを介して回
転することができるようにすることも可能である。ロー
ル1から引き出された長繊維10は、こ二つの軸8を経
由して樹脂含浸槽2に入る。長繊維10は、二つの軸8
によってジグザク経路を経るため、および軸8の摩擦力
のため、僅かに張力が与えられた状態で、樹脂含浸槽2
に入ることとなる。
の成形装置では、図2のように樹脂含浸槽2の入口側に
2本の軸8が段違いで平行に設けられている。軸8は側
板20に固定されて回転しないようにした固定ロッドの
ようなものである。ただし、軸8は、軸受けを介して回
転することができるようにすることも可能である。ロー
ル1から引き出された長繊維10は、こ二つの軸8を経
由して樹脂含浸槽2に入る。長繊維10は、二つの軸8
によってジグザク経路を経るため、および軸8の摩擦力
のため、僅かに張力が与えられた状態で、樹脂含浸槽2
に入ることとなる。
【0024】また本実施形態では、図1,3,4に示す
ように、長繊維10の張力に応じて昇降動するスライダ
ー5,6を樹脂含浸槽2の出口側、すなわち樹脂含浸槽
2とガイド部材4の間に配置している。スライダー5
は、長繊維10が1本のときは図3に示すように幅の狭
い板状の下端部に丸い貫通孔5aを穿設したものとす
る。この貫通孔5aに長繊維10が挿通され、スライダ
ー5の自重によって長繊維10が下方へ押し下げられて
たるみがとられる。ただし、図3の仮想線に示すよう
に、複数のスライダー5,5…を直列に配置することに
より、複数本の長繊維10にそれぞれの最適な大きさの
張力を加え、たるみをとる構成とすることもできる。
ように、長繊維10の張力に応じて昇降動するスライダ
ー5,6を樹脂含浸槽2の出口側、すなわち樹脂含浸槽
2とガイド部材4の間に配置している。スライダー5
は、長繊維10が1本のときは図3に示すように幅の狭
い板状の下端部に丸い貫通孔5aを穿設したものとす
る。この貫通孔5aに長繊維10が挿通され、スライダ
ー5の自重によって長繊維10が下方へ押し下げられて
たるみがとられる。ただし、図3の仮想線に示すよう
に、複数のスライダー5,5…を直列に配置することに
より、複数本の長繊維10にそれぞれの最適な大きさの
張力を加え、たるみをとる構成とすることもできる。
【0025】また、図4に示すような幅の広いスライダ
ー6を使用することにより、複数本の長繊維10に張力
を加えることもできる。この幅の広いスライダー6は軽
量化を図り、長繊維10に過度の張力を与えないよう
に、内側を必要な重量分だけ切除した枠形状とし、下端
部に複数本の長繊維10を挿通するための長細い貫通孔
6aを穿設する。図4に示すスライダー6は、帯状の長
繊維のたるみをとる場合にも好適である。
ー6を使用することにより、複数本の長繊維10に張力
を加えることもできる。この幅の広いスライダー6は軽
量化を図り、長繊維10に過度の張力を与えないよう
に、内側を必要な重量分だけ切除した枠形状とし、下端
部に複数本の長繊維10を挿通するための長細い貫通孔
6aを穿設する。図4に示すスライダー6は、帯状の長
繊維のたるみをとる場合にも好適である。
【0026】このようなスライダー5,6はその両側部
がガイドレール7に摺動自在に保持されて上下方向に自
由に昇降動する。またスライダー5,6は樹脂含浸槽2
の出口部分に設けられた二つの固定ガイド11,12の
間に設けられている。固定ガイド11,12の高さは、
樹脂含浸槽2の高さに略等しく、床面との間には相当の
距離がある。スライダー5,6は、最も上端に位置した
場合の貫通孔5a,6aの高さが前記した固定ガイド1
1,12の高さに等しく、従ってスライダー5,6は、
上下方向に相当の自由度を持つ。長繊維10は、樹脂含
浸槽2を出た後、固定ガイド11を経てスライダー5,
6の貫通孔5a,6aに挿通され、さらに固定ガイド1
2を経てロボット3に取り付けられたガイド部材4に挿
通される。
がガイドレール7に摺動自在に保持されて上下方向に自
由に昇降動する。またスライダー5,6は樹脂含浸槽2
の出口部分に設けられた二つの固定ガイド11,12の
間に設けられている。固定ガイド11,12の高さは、
樹脂含浸槽2の高さに略等しく、床面との間には相当の
距離がある。スライダー5,6は、最も上端に位置した
場合の貫通孔5a,6aの高さが前記した固定ガイド1
1,12の高さに等しく、従ってスライダー5,6は、
上下方向に相当の自由度を持つ。長繊維10は、樹脂含
浸槽2を出た後、固定ガイド11を経てスライダー5,
6の貫通孔5a,6aに挿通され、さらに固定ガイド1
2を経てロボット3に取り付けられたガイド部材4に挿
通される。
【0027】そしてスライダー5,6の下端部に穿設し
た貫通孔5a,6aに挿通されている長繊維10に、強
い張力が加えられているときは、スライダー5,6は固
定ガイド11,12の間で上昇し、長繊維10がたるん
でいるときはスライダー5,6は下降する。したがっ
て、スライダー5,6の自重によって長繊維10のたる
みをとることができる。スライダー5,6の自重は長さ
や内側を切除する大きさによって調整することができ
る。
た貫通孔5a,6aに挿通されている長繊維10に、強
い張力が加えられているときは、スライダー5,6は固
定ガイド11,12の間で上昇し、長繊維10がたるん
でいるときはスライダー5,6は下降する。したがっ
て、スライダー5,6の自重によって長繊維10のたる
みをとることができる。スライダー5,6の自重は長さ
や内側を切除する大きさによって調整することができ
る。
【0028】本実施形態の繊維強化樹脂成形品の成形装
置では、長繊維10はロール1から引き出され、軸8を
介して樹脂含浸槽2内で樹脂に浸漬され、さらに固定ガ
イド11、スライダー5,6の貫通孔5a,6a及び固
定ガイド12を経てロボット3に取り付けられたガイド
部材4に導かれ、ガイド部材4から導出されて、回転し
ている芯型11に巻回される。そして本実施形態の繊維
強化樹脂成形品の成形装置では、ロール1から引き出さ
れて樹脂含浸槽2内の樹脂に浸漬される間の長繊維10
は、軸8によって最適な大きさの張力が加えられている
ため、たるんだり、塊状となることはない。また樹脂含
浸槽2の出口側にスライダー5,6を配置したことによ
り、スライダー5,6の貫通孔5a,6aを挿通した長
繊維10が、下方に押し下げられ、樹脂含浸槽2を出た
長繊維10のたるみがとられる。したがって、ガイド部
材4が複雑な動きをしても、長繊維10はたるんだ状態
や大きな緊張状態が生じることなく、ガイド部材4から
導出されて芯型11に巻回される。
置では、長繊維10はロール1から引き出され、軸8を
介して樹脂含浸槽2内で樹脂に浸漬され、さらに固定ガ
イド11、スライダー5,6の貫通孔5a,6a及び固
定ガイド12を経てロボット3に取り付けられたガイド
部材4に導かれ、ガイド部材4から導出されて、回転し
ている芯型11に巻回される。そして本実施形態の繊維
強化樹脂成形品の成形装置では、ロール1から引き出さ
れて樹脂含浸槽2内の樹脂に浸漬される間の長繊維10
は、軸8によって最適な大きさの張力が加えられている
ため、たるんだり、塊状となることはない。また樹脂含
浸槽2の出口側にスライダー5,6を配置したことによ
り、スライダー5,6の貫通孔5a,6aを挿通した長
繊維10が、下方に押し下げられ、樹脂含浸槽2を出た
長繊維10のたるみがとられる。したがって、ガイド部
材4が複雑な動きをしても、長繊維10はたるんだ状態
や大きな緊張状態が生じることなく、ガイド部材4から
導出されて芯型11に巻回される。
【0029】以上の実施形態では、樹脂含浸槽2に入る
長繊維10に張力を付与するために、樹脂含浸槽2の手
前部分に二本の固定された軸8を設けた構成を開示し
た。このように張力付与部材として、固定された軸8を
採用したのは、前記したように、長繊維10が巻物状で
あることが多く、無張力状態で引き出される場合が多い
ためである。また長繊維10にある程度の張力がある場
合には、他に図5に示すような張力付与構造を樹脂含浸
槽2の手前部分に設けることも可能である。図5に示す
構成は、軸8をもって一定の位置で長繊維10を下方に
引っ張る構成である。図5の構成では、軸8に引っ張り
バネ9が取り付けられ、長繊維10は軸8に引っ張られ
ることによって所定の張力が加えられる。
長繊維10に張力を付与するために、樹脂含浸槽2の手
前部分に二本の固定された軸8を設けた構成を開示し
た。このように張力付与部材として、固定された軸8を
採用したのは、前記したように、長繊維10が巻物状で
あることが多く、無張力状態で引き出される場合が多い
ためである。また長繊維10にある程度の張力がある場
合には、他に図5に示すような張力付与構造を樹脂含浸
槽2の手前部分に設けることも可能である。図5に示す
構成は、軸8をもって一定の位置で長繊維10を下方に
引っ張る構成である。図5の構成では、軸8に引っ張り
バネ9が取り付けられ、長繊維10は軸8に引っ張られ
ることによって所定の張力が加えられる。
【0030】
【実施例】実際に上記の機能を実現するためには、長繊
維の経路の摩擦の大きさや、スライダーの重さと昇降動
する範囲とを適切に決定する必要がある。一例として、
スライダーに対して含浸槽側の摩擦力を約6kgf、長繊維
の送り側の摩擦力を約0.5kgf、スライダーの重さを約20
0gf 、スライダーの昇降動する範囲を約800mm とすれ
ば、良好に弛みを取ることができる。
維の経路の摩擦の大きさや、スライダーの重さと昇降動
する範囲とを適切に決定する必要がある。一例として、
スライダーに対して含浸槽側の摩擦力を約6kgf、長繊維
の送り側の摩擦力を約0.5kgf、スライダーの重さを約20
0gf 、スライダーの昇降動する範囲を約800mm とすれ
ば、良好に弛みを取ることができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の繊維強化樹脂成形品の成形装置
は、きわめて簡単な構造であるにもかかわらず、確実に
長繊維のたるみをとることができる効果があり、品質が
良好な成形品を成形することができる。また本発明の繊
維強化樹脂成形品の成形装置では、装置が極めて簡素化
されるので、故障が生じにくく、メンテナンスも容易に
なるため、製品のコストダウンを図ることができる。
は、きわめて簡単な構造であるにもかかわらず、確実に
長繊維のたるみをとることができる効果があり、品質が
良好な成形品を成形することができる。また本発明の繊
維強化樹脂成形品の成形装置では、装置が極めて簡素化
されるので、故障が生じにくく、メンテナンスも容易に
なるため、製品のコストダウンを図ることができる。
【0032】また本発明の繊維強化樹脂成形品の成形装
置は、樹脂含浸槽に入る長繊維に適度の張力を付与する
ことが可能であり、樹脂含浸槽内やその周辺で長繊維が
滞ることがなく、成形作業を円滑に行うことができる効
果がある。
置は、樹脂含浸槽に入る長繊維に適度の張力を付与する
ことが可能であり、樹脂含浸槽内やその周辺で長繊維が
滞ることがなく、成形作業を円滑に行うことができる効
果がある。
【図1】本発明の実施形態に係る繊維強化樹脂成形品の
成形装置の要部正面図である。
成形装置の要部正面図である。
【図2】図1の繊維強化樹脂成形品の成形装置の樹脂含
浸槽の入口側に設けられた軸の斜視図である。
浸槽の入口側に設けられた軸の斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る繊維強化樹脂成形品の
成形装置を構成するスライダーの斜視図である。
成形装置を構成するスライダーの斜視図である。
【図4】図3とは異なる第1の実施の形態に係るスライ
ダーの斜視図である。
ダーの斜視図である。
【図5】図2とは異なる実施の形態に係る軸の正面図で
ある。
ある。
【図6】従来の繊維強化樹脂成形品の成形装置の構成図
である。
である。
【図7】従来の繊維強化樹脂成形品の成形装置の系統図
である。
である。
2 樹脂含浸槽 5 スライダー 6 スライダー 8 軸 10 長繊維
Claims (5)
- 【請求項1】 長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸させ
る樹脂含浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガイド
部材を有し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊維を
芯型に巻回する繊維強化樹脂成形品の成形装置におい
て、貫通孔を有すると共に上下方向に自由移動可能にガ
イドされたスライダーが前記樹脂含浸槽とガイド部材と
の間に設けられ、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊
維はスライダーの貫通孔に挿通され、スライダーの重力
による下方向への付勢力をもって長繊維のたるみをとる
ことを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成形装置。 - 【請求項2】 スライダーは幅を有し、貫通孔は水平方
向に長い長孔であって長繊維は前記長孔に挿通されるこ
とを特徴とする請求項1記載の繊維強化樹脂成形品の成
形装置。 - 【請求項3】 長繊維は線状であり、複数のスライダー
が並列に配置され、スライダーの貫通孔には長繊維の一
つ一つが挿通されている請求項1記載の繊維強化樹脂成
形品の成形装置。 - 【請求項4】 樹脂含浸槽の入口側に、長繊維に張力を
加える軸を具備したことを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の繊維強化樹脂成形品の成形装置。 - 【請求項5】 長繊維を連続的に液状の樹脂に含浸させ
る樹脂含浸槽と、回転する芯型の近傍を移動するガイド
部材を有し、前記樹脂含浸槽から引き出された長繊維を
芯型に巻回する繊維強化樹脂成形品の成形装置におい
て、前記樹脂含浸槽の入口側で、長繊維に張力を加える
軸を具備したことを特徴とする繊維強化樹脂成形品の成
形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8228503A JPH1067053A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 繊維強化樹脂成形品の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8228503A JPH1067053A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 繊維強化樹脂成形品の成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067053A true JPH1067053A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16877473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8228503A Pending JPH1067053A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 繊維強化樹脂成形品の成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1067053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095734A (ja) * | 2010-02-01 | 2010-04-30 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 金属ハイブリッドプリプレグの製造方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167961U (ja) * | 1979-05-16 | 1980-12-03 | ||
JPS58138618A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-17 | Nhk Spring Co Ltd | Frp帯状体の製造方法 |
JPS59159316A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-08 | Kubota Ltd | Frp製曲管の成形方法 |
JPS62263027A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-16 | Toyota Motor Corp | 繊維強化プラスチツクの成形装置 |
JPH04189125A (ja) * | 1990-11-22 | 1992-07-07 | Nkk Corp | 繊維弛み防止装置 |
JPH06285999A (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 繊維補強樹脂積層体の製造方法 |
JPH0716937A (ja) * | 1993-07-01 | 1995-01-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | フィラメントワインディングマシン |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP8228503A patent/JPH1067053A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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