JPH1066601A - スポーツ靴 - Google Patents

スポーツ靴

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JPH1066601A
JPH1066601A JP9153612A JP15361297A JPH1066601A JP H1066601 A JPH1066601 A JP H1066601A JP 9153612 A JP9153612 A JP 9153612A JP 15361297 A JP15361297 A JP 15361297A JP H1066601 A JPH1066601 A JP H1066601A
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sole
transverse
shoe
flexible sheet
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クレティノン フレデリク
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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B7/00Footwear with health or hygienic arrangements
    • A43B7/14Footwear with health or hygienic arrangements with foot-supporting parts
    • A43B7/18Joint supports, e.g. instep supports
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B13/00Soles; Sole-and-heel integral units
    • A43B13/38Built-in insoles joined to uppers during the manufacturing process, e.g. structural insoles; Insoles glued to shoes during the manufacturing process
    • A43B13/41Built-in insoles joined to uppers during the manufacturing process, e.g. structural insoles; Insoles glued to shoes during the manufacturing process combined with heel stiffener, toe stiffener, or shank stiffener
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/002Mountain boots or shoes

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題と解決】 足部の緊締機能と保護機能とが、靴胴
部2の外側に設けられ、かつこの靴胴部に押し付けられ
る、少なくとも1の可動フラップ10と共働する緊締装
置8を使用して実現するスポーツ靴を提供する。本発明
によるスポーツ靴の特徴的な構成は、横断方向切り込み
部13を、靴胴部2の側面6、7上で、上記可動フラッ
プ10と向かい合わせに設けること、および撓曲可能な
薄板18によって、靴胴部2の内側からこの開口部13
を閉じることであり、締め付け作用を行うと、上記可動
フラップ10は横断方向切り込み部13内に収容され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スポーツ靴に関し、より詳しく
述べると、足部の締め付けと保護の機能を、靴胴部の外
側に配設されて該胴部に押し付けられる少なくとも1の
可動フラップと共働する緊締装置を利用することによっ
て実現するスポーツ靴に関する。
【0002】イギリス特許第363,008号、フラン
ス特許第569694号、フランス特許第269416
7号およびイギリス特許第1,545,475号各明細
書に記載されているようなこの種の公知のスポーツ靴
は、一般に、その胴部上に前部長手方向の開口部を備
え、かつ、少なくとも1の可動フラップを使用するのに
適した緊締装置を用いて、開口部の両縁部(すなわち、
胴部の両側面)を近付けることにより足部に対する調節
が可能である。教示されているように、この1または複
数の可動フラップは、前部長手方向開口部から離れてい
て、かつ靴底の箇所に位置する取付区域から、靴胴部の
対応する側面上に自由に延在する。このような各種の配
置構成により、可動フラップに対して締め付け作用が及
ぶと、該可動フラップは靴胴部の対応する側面に押し付
けられ、これにより該側面に対して足部の方向に締め付
け付勢を行い、この結果、胴部の前部長手方向開口部の
両縁部が近付けられる。また、可動フラップに対してこ
の同じ締め付け作用が行われるので、靴の壁面はフラッ
プの箇所において二重の厚みを与えられることになる。
その理由は、靴の壁面が互いに重なり合った靴胴部の側
壁面とフラップの壁面とで構成されるからである。した
がって、靴の壁面は、各々の可動フラップの箇所におい
てその強度が増大し、外部に対する(特に衝撃に対す
る)足の保護を顕著に改善する。
【0003】さらに、可動フラップの使用はまた、ひも
部材が靴胴部に対して直接引張作用を及ぼす従来型の靴
の場合のように靴胴部に対して基本的かつ全体的に引張
作用を及ぼす代わりに、このフラップが延在する靴胴部
の区域に応じて選択的に、このフラップに対して締め付
け応力の大部分を配分可能にする。すなわち、少なくと
も1の可動フラップを有するこのような靴は、緊締装置
の制御を受けるのがフラップであるため、この可動フラ
ップ(単数および/または複数)の箇所で胴部に対して
直接引張作用を及ぼすことなしに、足部の良好な保護と
緊締を確保できるようにする。しかしながら、これらの
フラップは、とりわけ足部に対する締め付け応力の配分
と、急速な摩耗および損傷といった諸問題に関していく
つかの欠点を有する。すなわち、この種の靴において
は、胴部の壁面と可動フラップ(単数および/または複
数)との間に生じる摩擦および変形が、胴部を介して足
部にかかる緊締力の一部を吸収してしまう。
【0004】この欠点は、胴部およびフラップの少なく
とも一方が、一般的に使われる皮革のような弾性率の高
い材料でできている場合には、なおさら顕著なものとな
る。その上、このような靴の可動フラップは、胴部の側
壁面上に厚み代をもって配置されるので、結果としてこ
れらの可動フラップが、外的要因や有害作用に際立って
曝される突出部分となり、引っかかったり、破れたり、
さらには引きちぎられたりさえすることがあり、したが
って靴全体として見た場合早く摩耗する可能性がある。
【0005】本発明は、上述したような靴の欠点を除去
することを目的とし、とりわけ、可動フラップに加わる
ほぼ全体的な緊締力を靴胴部の方向(すなわち、足部の
方向)に伝達できるようにし、かつ靴胴部の壁面上に突
出する部分を有しないような、可動フラップと共働する
緊締装置を提案する。
【0006】もう1つの目的は、可動フラップの箇所
で、胴部から独立して(すなわち、胴部に直接作用を及
ぼさないで)かつ、フラップの取り付け区域を靴底近く
に位置させることによって、該靴底により大きな基準を
置く締め付け機能を維持することである。
【0007】また、本発明は、可動フラップと胴部との
間に生ずる摩擦を減少させて、緊締装置の効率を最適に
することをも目的とする。
【0008】さらに、他の一目的は、寸法が異なる靴の
ために標準的な締め付けモデルを構成できるような締め
付けセットを実現することである。
【0009】これらの目的を達成するために、本発明の
靴は底部を含み、該底部上には、前部長手方向開口部を
備えた胴部が取り付けられ、該胴部は、靴底の箇所に位
置する取付区域から胴部の側面上に自由に延在する少な
くとも1の可動フラップを使用する緊締装置により該長
手方向開口部の両縁部を近付けて、足部に対する調節を
可能にする。この靴の特徴は、該胴部が、可動フラップ
が位置する側面上に、少なくとも前述のフラップの幅よ
りも広い幅の横断方向切り抜き部を有し、この切り抜き
部は、靴底から、該切り抜き部が連通する前部長手方向
開口部にまで達することである。この横断方向切り抜き
部は、胴部の内側から、例えばプラスチックのような比
較的強度の高い材料で作られた撓曲可能な薄板によって
閉じられる。このような特徴により、可動フラップは、
緊締装置によってフラップが締め付けられるとき、この
撓曲可能な薄板に押し付けられることによって、横断方
向切り抜き部内に収容され、したがって、全体として見
た場合、靴よりも早く摩耗する可能性のある胴部の側面
上の突出部分をもはや構成しなくなる。
【0010】可動フラップは、一方では、対応する胴部
の壁面(すなわち、撓曲可能な薄板)と該フラップとの
間に生じる摩擦を減少させるために、また他方では、外
部からの締め付けによって生じる可能性のある襞のよう
な変形の恐れを減少させるために、プラスチック材料製
の撓曲可能な薄板として作るのが有利である。この結
果、緊締装置に加えられる緊締力のほとんど全部が胴部
を介して復元され、かつ外部に対する胴部の壁面の強度
は、撓曲可能な薄板のためにプラスチック材料を使用す
ることによって保たれるので、締め付けに対する靴胴部
の適応性が改善される。
【0011】このように案出された靴は、上述したよう
な可動フラップを使用する緊締装置を含む公知の靴の長
所をそのまま受け継ぎ、足部に対する締め付け応力の配
分ならびに可動フラップの損耗に関する短所を有しな
い。
【0012】横断方向切り抜き部と可動フラップは、締
め付け効果を高めるように、また、とりわけ締め付けに
よって装着者の踵部が靴の後部のシート部に戻されるよ
うに、靴の先端部と後部間で、ほぼ足甲部区域に相当す
る位置にあるのが好ましい。
【0013】本発明の一特徴によれば、撓曲可能な薄板
と可動フラップの各々は、靴底側を向いた固定用脚部を
含み、この固定用脚部は、靴底の箇所で靴底と係合して
これらの部材を組み立て可能にするためのものである。
靴底との係合によるこれら部材の組み立ては、インソー
ル(敷き革)上で行われるのが好ましい。これにより、
締め付け装置が可動フラップを使用する際に、フラップ
によって胴部に伝達される締め付け作用が、靴底の箇所
から足甲部まで徐々に足部上で感じ取られる。
【0014】可動フラップと撓曲可能な薄板に用いられ
るプラスチック材料は、これらの部材を一般的な接着法
方によって組み立てる場合に、靴底の構成材料と適合で
きるようにするのはもちろんである。
【0015】別の一特徴によれば、撓曲可能な薄板は、
一方では、横断方向切り抜き部を画定する縁部の下方に
延在し、かつ、ミシン縫い、接着等何らかの公知の手段
によってこの薄板を固定できるようにするための側方縁
取り部を有し、また他方では、胴部の前部長手方向開口
部の対応する縁部の少なくとも一部分を構成する上部縁
取り部を有する。撓曲可能な薄板のこの上部縁取り部
は、該横断方向開口部の両側に伸び出ていて、可動フラ
ップが占める区域以外の所に、緊締装置のひもによる締
め付けのための少なくとも1の環金(すなわち、アイレ
ット)を含むのが好ましい。一実施態様によれば、本発
明はとりわけ、前部長手方向開口部の全長に亙って延在
し、この開口部の縁部の1を構成する上部縁取り部を有
する撓曲可能な薄板を製作することから成る。このよう
な構造の場合には、撓曲可能な薄板の上部縁取り部は、
特に靴の先端部側および通常屈曲襞部と呼ばれる足甲部
の上方区域に、複数の環金(すなわち、アイレット)を
備えている。この配置構成により、撓曲可能な薄板と可
動フラップによって担持される環金(すなわち、アイレ
ット)の箇所に加わる締め付け応力が靴胴部の対応する
側面の広い面積に亙って(とりわけ、縫い目、接着部等
に沿って)、また靴底箇所の取付け・係止区域の広い面
積に亙って配分されるので、局所的に大きく圧力が加わ
るのを防止できる。
【0016】一実施態様によれば、撓曲可能な薄板は、
少なくとも横断方向切り抜き部を画定する縁部の輪郭に
沿うすくなくとも1のパッド(bourrelet)を含み、こ
のパッドは横断方向切り抜き部と可動フラップのそれぞ
れの縁部間に介在し、かつ該横断方向切り抜き部の箇所
における胴部の壁面の厚みと、該可動フラップの壁面の
厚みとにほぼ相当する高さを有する。
【0017】好ましい一実施態様によれば、上で説明し
たような撓曲可能な薄板によって閉じられる横断方向切
り抜き部上で少なくとも1の可動フラップを使用する緊
締装置が、靴胴部の各側面上に位置する。したがって、
靴全体は3の部分から構成される。すなわち、爪先を覆
う先端部、踵を包み込む後部、および先端部と後部との
間に挿入されて胴部全体の接合を確実に行う締め付けセ
ットである。このような構造の結果として、靴の先端部
と後部、そしてもちろん靴底の寸法を変えるだけで、締
め付けセットの寸法を変更する必要なしに複数の寸法を
カバーすることができる。したがって、締め付けセット
は、寸法の異なる靴について標準的な締め付けモデルを
構成することができる。
【0018】同じく上記の構造によれば、「インソール
(敷き革)」を構成する足部の輪郭にほぼ対応する輪郭
の平らで細長い部分と一体の2の撓曲可能な薄板を得る
ことができて有利である。言うまでもなく、この平らで
細長い部分は、少なくともその輪郭の一部分に、胴部の
ための補強用側方へり部を含むことができ、このへり部
は、場合により、このへり部が踵区域に位置するとき、
かかと革を形成する。このような形状においては、締め
付けセットと、実際に靴の「床」となる「インソール」
部分との間に真の相乗作用および/または相互作用が生
じるので、極めて効果の高い締め付けセットが得られ
る。
【0019】もちろん、靴は、インソールを構成する部
分と一体的に得られる唯一の撓曲可能な薄板を用いて製
作してもよい。
【0020】いずれにせよ、本発明は、例として本発明
を含む靴の一実施態様を示す添付の概略図を参照して以
下に述べる説明を読むことによりさらに良く理解するこ
とができよう。
【0021】図1に例として示す靴は「マルチ・アクテ
ィビティ」型と呼ばれるもので、公知の要領で外底1を
含み、この外底上には、爪先部を覆う先端部11と踵部
を包み込む後部12とを有する胴部2が取り付けられ
る。胴部2は、上部に、該胴部の側面6および7の上端
を形成する縁部4および5で画定される前部長手方向開
口部3を備えている。この開口部3は、靴の着脱時に、
装着者の足(図示されていない)の通過を可能にすると
ともに、側面6および7の各々に可動フラップ10を作
動させるひも9とアイレット(環金)22、23、2
4、25を備えた緊締装置8を用いて胴部2の縁部4お
よび5を近付けることにより、足部に対して胴部を調節
可能にするためのものである。各々の可動フラップ10
は、靴底1の箇所に位置する(すなわち、長手方向開口
部3から離れた位置にある)取付区域41から、胴部2
の対応する側面6、7上に自由に延在する。このように
して、フラップ10がそのアイレット25を介して連結
されているひも9を備えた緊締装置8の締め付け作用を
受けると、フラップは側面6、7に押し付けられて、胴
部2に直接引張作用を及ぼすことなしに、足部の方向に
この側面を締め付ける。
【0022】特に図2に見られる1の特徴によれば、胴
部2は各々の側面6、7上で、各々の可動フラップ10
と向き合って、胴部2の内部から撓曲可能な薄板18で
閉じられる横断方向切り抜き部13を含む。この横断方
向切り抜き部13の縁部14、15は、少なくとも可動
フラップ10の両側縁部16、17間の幅A’よりも広
い幅Aだけ離れており、この結果フラップ10に締め付
け作用が加わると、該フラップは切り抜き部13内に収
容されて胴部の外面と同じ高さに位置するとともに、図
3に詳細に示されるように、下側に配置される撓曲可能
な薄板部材18に支承されることによって胴部2の側面
6、7を締め付ける。
【0023】撓曲可能な薄板18は、フラップ10と同
じく、プラスチックのような比較的強度の高い材料で製
作され、かつこの薄板の側縁部19、20は、接着、ミ
シン縫い等何らか公知の手段によってこの薄板を固定で
きるように、切り抜き部13の縁部14、15の下部に
延在する。各々の撓曲可能な薄板18の上縁部21は、
横断方向切り抜き部13の縁部14、15の両側に伸び
出て、長手方向開口部3の対応する縁部4または5のほ
ぼ全体を構成し、環金あるいはアイレット22、23お
よび/または24をこの上縁部に取付・固定できるよう
にすると有利である。これにより、これらの環金あるい
はアイレット22、23および/または24に加わる締
め付け応力は、縫い目、接着部等に沿って、撓曲可能な
薄板18から胴部2の対応する側面6、7上の広い範囲
に亙って分配されるので、胴部2に対する局所的な過度
の圧力を防止することができる。
【0024】例として、図示されているこの実施態様に
おいて、撓曲可能な薄板18の上縁部21は、とりわ
け、胴部2の先端の一方側に位置する環金22と、屈曲
襞部28の区域で12(すなわち、足甲部の上方)に位
置する環金23とを備える。横断方向切り抜き部13
は、図2に示すように、靴底1から長手方向開口部3ま
で延在し、撓曲可能な薄板18ならびに可動フラップ1
0を、靴底1の位置で、例えば、それぞれ固定用脚部2
6、27を介して、靴底1と結合させて取り付け41で
できるようにするのが好ましい。また、撓曲可能な薄板
18と可動フラップ10は、「インソール(敷き革)」
42上に取り付けられるのが好ましい。このような配置
構成により、緊締装置8が可動フラップ10を作動させ
るとき、締め付け作用が、基準となる靴底1の箇所から
足上で感じ取られる。この同じ配置構成により、靴胴部
2は実際上異なる3の部分に分割される。すなわち、靴
の先端部分11、後部分12、および各々の側面6、7
上の「締め付けセット」によって構成される中間部分で
ある。この締め付けセットは切り抜き部13と、薄板1
8と、可動フラップ10とを含む。
【0025】したがって、先端部11および/または靴
胴部の後部分12ならびに靴底1の寸法を変えるだけ
で、唯一の締め付けセットで複数の寸法を充分カバーす
ることができる。
【0026】締め付けを効果的に行うために、各々の横
断方向切り抜き部13は、各々の側面6、7上で、先端
部11と足甲部区域に相当する靴胴部2の後部12との
間に設けられる。この結果、締め付けは、装着者の踵を
靴の後部分12ときっちりと嵌合させる効果を有する。
【0027】図1ないし図4に見られる構造の詳細によ
れば、撓曲可能な薄板18は、少なくとも横断方向切り
抜き部13の縁部14、15の輪郭に沿う隆起縁部(パ
ッド)31を含む。この隆起縁部31は、切り抜き部3
1の縁部14、15と可動フラップ10の縁部16、1
7との間で側方に介装され、かつ、該切り抜き部13の
箇所における靴胴部2の壁面の厚みと可動フラップ10
の壁面の厚みにほぼ等しい高さを有する。
【0028】言うまでもなく、本発明による靴は、図2
および図3に示されるように、快適性のためのライニン
グ(内張り)33を含んでもよい。
【0029】もちろん、本発明の範囲を逸脱することな
く、換気−通気用手段(あるいはシステム)のような特
定の装置を、上述した締め付けセット、特に撓曲可能な
薄板18に適合させることも可能である。同様に、例と
して図5に示すように、少なくとも1の撓曲可能な薄板
18を、「敷き革」と成る足部の輪郭にほぼ等しい輪郭
を有する平らで細長い部分43と一体的に製作すること
も可能である。可動フラップ10と撓曲可能な薄板18
を備えた締め付け装置8を各々の側面6、7上に配設す
る図1から図4までを参照して上述した靴の構造の場
合、敷き革を形成する部分43と一体的に製作されるの
が両方の撓曲可能な薄板18であると有利である。これ
により、締め付けセットの様々な構成要素(すなわち、
フラップ10、薄板18、緊締装置8およびソック・ラ
イニング(清潔用敷き革)43)が互いに作用し合うた
め、非常に均質な締め付けセットが得られる。
【0030】切り抜き部13および/または可動フラッ
プ10の形状は、縁部14、15および16、17によ
って限定されるが、これらの縁部は好みに応じて、一方
(単数)14、16が他方(単数)15、17に対し
て、あるいは一方(複数)14、15が他方(複数)1
6、17に対して平行であってもよいし、平行でなくて
もよい。
【0031】開口部13はフラップ10と同様に、靴底
1から開口部3へ向けて、先端部11および/または胴
部2の後部分12あたりで次第に幅広となる形状を有し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉じた位置で靴胴部の各側面上に可動フラップ
を有する緊締装置を備えた靴を示す斜視図である。
【図2】図1の靴をその特徴のいくつかとともに示す要
部の分解斜視図である。
【図3】図1の靴のIII−III線に沿って見た断面図で、
構造の詳細を示すものである。
【図4】図1の靴のIV−IV線に沿って見た横断面図で、
胴部の対応する側面に押し付けられた位置にある可動フ
ラップと、離れた位置にある可動フラップとを示すもの
である。
【図5】本発明の一特徴的要素を示す実施態様である。
【符号の説明】
1 靴底 2 靴胴部 3 前部長手方向開口部 4、5 縁部 6、7 側面部 8 緊締装置 9 ひも部材 10 可動フラップ 11 (靴の)先端部 12 (靴の)後部 13 横断方向切り込み部 14、15 (横断方向切り込みの)縁部 16、17 側方縁部 18 撓曲可能な薄板 19、20 側方縁取り部 21 上部縁取り部 22、23、25 環金(アイレット) 26、27 固定部分 31 隆起縁部(パッド) 41 取付区域 42 敷き革 43 平坦で細長い部分

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部(1)を含み、該底部上には前部長
    手方向開口部(3)を備えた胴部(2)が取り付けら
    れ、前記胴部は、前記靴底(1)の箇所に位置する取付
    区域(41)から該胴部の側面(6,7)上に自由に延
    在する少なくとも1の可動フラップ(10)を使用する
    緊締装置(8)により、該前部長手方向開口部(3)の
    両縁部(4,5)を近付けることによって足部に対し調
    節可能であるスポーツ靴において、 前記胴部(2)は、前記可動フラップ(10)が位置す
    る側面(6,7)上に横断方向切り抜き部(13)を有
    し、前記横断方向切り抜き部の縁部(14,15)は、
    少なくとも前記可動フラップの縁部(16,17)の幅
    (A’)よりも広い幅(A)の間隔をおいて設けられ、
    かつ該横断方向切り抜き部は、靴底(1)から、該切り
    抜き部が連通する前記前部長手方向開口部(3)にまで
    達すること:および前記横断方向切り抜き部(13)は
    プラスチック等の比較的強度の高い材料で作られる撓曲
    可能な薄板(18)によって前記胴部の内側から閉じら
    れ、前記可動フラップは、前記緊締装置(8)によって
    該フラップに加わる締付け作用に際して、前記撓曲可能
    な薄板(18)に押し付けられることにより前記横断方
    向切り抜き部内に収容されることを特徴とするスポーツ
    靴。
  2. 【請求項2】 前記横断方向切り抜き部(13)と前記
    可動フラップ(10)が靴の先端部(11)と後部(1
    2)との間に、足甲部区域に対応して位置することを特
    徴とする請求項1によるスポーツ靴。
  3. 【請求項3】 前記撓曲可能な薄板(18)と前記可動
    フラップ(10)の各々が、靴底(1)の側に向けられ
    て前記靴底(1)と係合し、かつ該靴底の箇所で敷き革
    (42,43)と係合して前記撓曲可能な薄板(18)
    と前記可動フラップ(10)の取付け(41)を可能に
    する固定用脚部(26,27)を含むことを特徴とする
    請求項1または2によるスポーツ靴。
  4. 【請求項4】 前記撓曲可能な薄板(18)が、足部の
    輪郭にほぼ対応する輪郭の、敷き革(43)を構成する
    平坦で細長い部分と一体的に作られることを特徴とする
    請求項3によるスポーツ靴。
  5. 【請求項5】 前記撓曲可能な薄板(18)が、前記横
    断方向切り抜き部(13)を画定する縁部(14,1
    5)の下方に延在し、かつ、ミシン縫い、接着等の手段
    によって、前記撓曲可能な薄板を固定可能にするための
    側方縁取り部(19,20)を有することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1によるスポーツ靴。
  6. 【請求項6】 前記横断方向切り抜き部(13)が、少
    なくとも靴の先端部(11)の方向に幅を広げて、靴底
    (1)から靴胴部(2)の前部長手方向開口部(3)に
    まで達することを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1によるスポーツ靴。
  7. 【請求項7】 前記撓曲可能な薄板(18)が、靴胴部
    (2)の前部長手方向開口部(3)の対応する前記縁部
    (5)の少なくとも一部分を構成する上部縁取り部(2
    1)を有することを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1によるスポーツ靴。
  8. 【請求項8】 前記撓曲可能な薄板(18)の上部縁取
    り部(21)が、前記緊締装置(8)のひも締め部材
    (9)用の少なくとも1の環金(22,23)を含むこ
    とを特徴とする請求項7によるスポーツ靴。
  9. 【請求項9】 前記可動フラップ(10)が、幅を広げ
    て該可動フラップの取付区域(41)から、前記緊締装
    置(8)が設けられるひも締め部材(9)用の少なくと
    も1の環金(25)を備える、靴胴部(2)の前部長手
    方向開口部(3)にまで達することを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれか1によるスポーツ靴。
  10. 【請求項10】 前記撓曲可能な薄板(18)が、少な
    くとも横断方向切り抜き部(13)を画定する縁部(1
    4,15)の輪郭に沿う少なくとも1の隆起縁部(3
    1)を含み、前記隆起縁部(31)は前記横断方向切り
    抜き部(13)と前記可動フラップ(10)のそれぞれ
    の縁部間に介在し、かつ前記横断方向切り抜き部(1
    3)の箇所における胴部の壁面の厚さと、前記可動フラ
    ップ(10)の壁面の厚さとにほぼ相当する高さを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1によ
    るスポーツ靴。
  11. 【請求項11】 前記可動フラップ(10)の側方縁部
    (16,17)が前記横断方向切り抜き部(13)の縁
    部(14,15)の輪郭に、少なくとも部分的に沿うこ
    とを特徴とする請求項10によるスポーツ靴。
  12. 【請求項12】 前記撓曲可能な薄板(18)によって
    閉じられる横断方向切り抜き部(13)上で少なくとも
    1の可動フラップ(10)を使用する緊締装置(8)
    が、該靴胴部(2)の各側面(6,7)上に位置するこ
    とを特徴とする請求項4ないし11のいずれか1による
    スポーツ靴。
  13. 【請求項13】 前記撓曲可能な薄板(18)の各々
    が、敷き革(43)を構成する平坦で細長い部分と一体
    的に作られることを特徴とする請求項12によるスポー
    ツ靴。
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