JPH1065778A - 開閉装置並びにこの開閉装置を取り付けた携帯用電話器 - Google Patents

開閉装置並びにこの開閉装置を取り付けた携帯用電話器

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JPH1065778A
JPH1065778A JP21896196A JP21896196A JPH1065778A JP H1065778 A JPH1065778 A JP H1065778A JP 21896196 A JP21896196 A JP 21896196A JP 21896196 A JP21896196 A JP 21896196A JP H1065778 A JPH1065778 A JP H1065778A
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亮 反町
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道生 永井
Fumito Imai
文人 今井
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Katoh Electrical Machinery Co Ltd
NEC Corp
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Katoh Electrical Machinery Co Ltd
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 二つ折りであり相対的に開閉される一対の開
閉体に用いられるものであって、とくに二つ折りの携帯
用電話器に用いて好適な開閉体の開閉装置とこの開閉装
置を用いた携帯用電話器を提供する。 【解決手段】 相対的に開閉される二つ折りの開閉体の
開閉動作を制御するために、その一方の取付部に回転シ
ャフト11を固定させ、もう一方の開閉体に軸受部9を
設けると共に、前記回転シャフト11をその中心部に挿
通させて一方向へ摺動附勢されている摺動カム16と、
この摺動カム16と圧接する前記軸受部9に設けられた
固定カムから成るカム手段を設けたものにおいて、前記
回転シャフト11の回転を制御するフリクション手段を
設け、開閉体の一方を立ててもう一方の開閉体に対する
ロック手段を解いた時には、このもう一方の開閉体を自
動的に開成せしめ、一方の開閉体を水平状態においても
う一方の開閉体を開いた際には、それが所定の開成角度
範囲においてフリーストップに停止できるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、二つ折りに折り
畳まれた携帯用電話器の受話部と送話部のような開閉体
を、相対的に開閉する際に用いて好適な開閉装置とこの
開閉装置を用いた携帯用電話器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この二つ折りの携帯用電話器
の開閉装置として、受話部に対して送話部を(或はその
逆の場合もある、以下同じ)、ワンタッチで開くことが
できるようにしたり、或はフリーストップに開くことの
できるさまざまなタイプのものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】二つ折りの携帯用電話
器においては、何と言っても受話部に対して送話部をワ
ンタッチで開くことができる構造簡単で安価な開閉装置
が求められている。それはこの二つ折りの携帯用電話器
をとくに受信時に片手で操作することができるからであ
る。
【0004】しかるに、上述した従来公知のものは、構
造が複雑に過ぎたり、或は組み込みに時間と手間を要す
るなどして、製作コストが高くつき、故障も多いという
問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、二つ折りであ
り相対的に開閉される一対の開閉体に用いられるもので
あって、可及的に簡単な構造を有し、かつ、携帯用電話
器への組み込みにも時間と手間を要しないことから、安
価に製造することのできる、とくに二つ折りの携帯用電
話器に用いて好適な開閉体の開閉装置とこの開閉装置を
用いた携帯用電話器を提供せんとするにある。
【0006】以下にこの発明をその主たる用途である二
つ折り式の携帯用電話器に実施した場合について説明す
るが、この発明は二つ折りの開閉体で、相対的に開閉さ
れる開閉体に広く実施できるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、相対的に開閉される二つ折りの開閉
体の開閉動作を制御するために、その一方の取付部に回
転シャフトを固定させ、もう一方の開閉体にこの回転シ
ャフトを軸受けさせる軸受部を設けると共に、前記回転
シャフトをその中心部に挿通させて一方向へ摺動附勢さ
れている摺動カムと、この摺動カムと圧接する前記軸受
部に設けられた固定カムから成るカム手段を設けたもの
において、前記回転シャフトの回転を制御するフリクシ
ョン手段を設け、もって、開閉体の一方を立てて、もう
一方の開閉体に対するロック手段を解いた時には、この
もう一方の開閉体を自動的に開かしめ、前記一方の開閉
体を水平状態において、もう一方の開閉体を開いた際に
は、このもう一方の開閉体が所定の開成角度範囲におい
てフリーストップに停止できるように構成したことを特
徴とする。
【0008】その際にこの発明は、一方の開閉体に取り
付けられる回り止め付きの軸受体と、もう一方の開閉体
に取り付けられ、前記軸受体の軸受部に回転自在に軸受
けされる回転シャフトと、前記軸受部の一方の側に前記
回転シャフトをその中心部に挿通させて該回転シャフト
と共に回転するように設けられた前記軸受部に圧接させ
られるフリクションプレートと、前記軸受部の他方の側
に設けられた固定カムと、この固定カムと対向し、前記
回転シャフトをその中心部に挿通させて設けられた該回
転シャフトと共に回転しつつ摺動する摺動カムと、この
摺動カムを固定カムの方向へ押圧させる弾性手段とで構
成することができる。
【0009】この発明はまた、相対的に開閉される二つ
折りの開閉体の開閉動作を制御するものであって、一方
の開閉体に取り付けられる回り止め付きの軸受体と、も
う一方の開閉体に取り付けられ、前記軸受体の軸受部に
回転自在に軸受けされる回転シャフトと、前記軸受部の
一方の側に前記回転シャフトをその中心部に挿通させて
該回転シャフトと共に回転するように設けられた前記軸
受部に圧接させられるフリクションプレートと、前記軸
受部の他方の側に設けられた固定カムと、この固定カム
と対向し、前記回転シャフトをその中心部に挿通させて
設けられた該回転シャフトと共に回転しつつ摺動する摺
動カムと、この摺動カムを固定カムの方向へ押圧させる
弾性手段とで構成し、もって、開閉体の一方を立てて、
もう一方の開閉体に対するロック手段を解いた時には、
このもう一方の開閉体を自動的に開かしめ、前記一方の
開閉体を水平状態において、もう一方の開閉体を開いた
際には、このもう一方の開閉体が所定の開成角度範囲に
おいてフリーストップに停止できるように構成すること
ができる。
【0010】さらにこの発明は、上述した請求項1〜3
に記載した開閉装置を、開閉体の一方を構成する受話部
の取付部と、開閉体のもう一方を構成する送話部の取付
部との間に取り付け、もって、二つ折りの携帯用電話器
の相対的に開閉される受話部と送話部の開閉動作を制御
するように構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1のように構成すると、開閉体の重量と
カム手段とフリクション手段のトリプル効果によって、
開閉体の一方を片手に立てて保持し、もう一方の開閉体
に対するロック手段を解くと、このもう一方の開閉体は
その自重とカム手段により自動的に所定の開成角度まで
開かれる。他方、一方の開閉体を片手に略水平に保持し
て、もう一方の開閉体に対するロック手段を解いて、こ
の一方の開閉体を開くと、カム手段とフリクション手段
により、このもう一方の開閉体を所定の開成角度の範囲
内において、一方の開閉体に対してフリーストップに停
止保持させることができるものである。
【0012】請求項2のように構成すると、回転シャフ
トの回転と共に、フリクションプレートと軸受部との間
にフリクショントルクが創出され、軸受部に設けた固定
カムと、この固定カムの方向へ摺動附勢された摺動カム
との間にカムトルクが創出され、いずれも軸受体と回転
シャフトとの間の相対的回転、しかして、一方の開閉体
ともう一方の開閉体との間の相対的回転が制御されるこ
とになる。
【0013】請求項3のように構成すると、回転シャフ
トの回転と共に、フリクションプレートと軸受部との間
にフリクショントルクが創出され、軸受部に設けた固定
カムと、この固定カムの方向へ摺動附勢された摺動カム
との間にカムトルクが創出され、いずれも軸受体と回転
シャフトとの間の相対的回転、しかして、一方の開閉体
ともう一方の開閉体との間の相対的回転が制御されるこ
とにより、開閉体の一方を片手に立てて保持し、もう一
方の開閉体に対するロック手段を解くと、このもう一方
の開閉体は、その自重とカム手段により自動的に所定の
開成角度まで開かれる。他方、一方の開閉体を片手に略
水平に保持して、もう一方の開閉体に対するロック手段
を解いて、この一方の開閉体を開くと、カム手段とフリ
クション手段により、このもう一方の開閉体を所定の開
成角度の範囲内において、一方の開閉体に対してフリー
ストップに停止保持させることができるものである。
【0014】請求項4のように構成すると、二つ折りの
携帯用電話器において、開閉体の一方を構成する受話部
を片手に立てて持ち、指でもう一方の開閉体を構成する
送話部に対するロックを解くと、この送話部は固定カム
と一方向へ摺動附勢された摺動カムによるカム作用と自
重により、自動的に開かれ、片手によるワンタッチ操作
で受話態勢を取ることが可能となる。そして、その際の
送話部の開成動作は、フリクションプレートと軸受部と
の間に生ずるフリクショントルクによって、適当に制御
され、急激となることがない。
【0015】他方、送話時においては、受話部を略水平
に片手で持って、同じく送話部に対するロック手段を解
き、もう一方の手で送話部を開く際には、フリクション
プレートと軸受部との間のフリクショントルクと、固定
カムと摺動カムとの間のカムトルクにより、所定の開成
角度範囲において、フリーストップに停止保持させるこ
とが可能となるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図面はこの発明を二つ折りの携帯
用電話器に実施した場合の実施例を示し、図1におい
て、1は一方の開閉体を構成する受話部であり、表面に
レシーバー部1aとディスプレー部1bが設けられてい
る。その他、2はアンテナ、4aはロック手段4の押釦
である。尚、このロック手段4は、一例として後述する
ように磁力吸着手段を示したが、この実施例のものに限
定されるものではなく、その他の構成の係止手段から成
るロック手段に代えることができる。この係止手段から
成るロック手段は、例えば、スプリングを作用させた係
止爪で、一方が他方を係止し、この係止を解くことで、
開成させることができるように構成したものが考えられ
よう。
【0017】5はもう一方の開閉体を構成する送話部で
あり、その表面にマイク部5aとキーボード部5bが設
けられている。
【0018】受話部1と送話部5は、とくに図2に示し
たように、各々の端部に設けた取付部1c,1cと5c
の間に設置された開閉装置6,7を介して相対的に開閉
自在に連結されている。この開閉装置6,7の設置部分
は、図1において表示すると、矢印AとBで示された部
分になる。このようにして、受話部1と送話部5は、左
右一対の開閉装置6,7を介して相対的に開閉される
が、この開閉装置6,7の構成は、左右対称となってい
るだけで、構造は同じであるので、以下に左側の開閉装
置6について説明する。尚、3,3は後述する収装孔1
dと変形取付穴5dに圧入される蓋体である。この圧入
は捻子着でも良い。
【0019】図3乃至図10において、8は中央部を軸
受部9で仕切ってなる丸ケース状の軸受体であり、外周
軸方向に90°間隔で4本の係止溝8aが設けられてい
る。この軸受体8は受話部1の取付部1cに設けた収装
孔1d内に挿入されることによって収納され、各係止溝
8aを収装孔1dに設けた同じく4本の突条1eと嵌合
させることにより受話部1と一緒に回転するように構成
されている。受話部9には軸受孔9aが設けられると共
に、その左側面は平坦に構成されているが、右側面に
は、180°間隔を置いて一対のカム突起9b,9bか
ら成る固定カム10が設けられている。尚、この軸受部
8は取付部1c内に例えば成型等の手段で一体に形成さ
せても良い。
【0020】11は回転シャフトであり、この回転シャ
フト11は、両側を削り取ることによって形成された変
形取付部12と、この変形取付部12に続いて設けられ
た大径部13と、この大径部13に続いて設けられた変
形中径部14と、この変形中径部14に続いて設けられ
た変形小径部15から成り、変形取付部12を送話部5
の取付部5cに設けた変形取付穴5dに挿入係止させる
と共に、変形中径部14の一側部側を軸受部9の軸受孔
9aへ軸受させている。変形中径部14には、中心部に
設けた変形孔16aへ挿通させて、摺動カム16が回転
シャフト11と共に回転するように、かつ摺動自在に軸
挿されており、この摺動カム16と回転シャフト11の
大径部13との間には、変形中径部14の回りに環巻き
されつつコンプレッションスプリング17が弾設され、
摺動カム16を固定カム10側へ押圧させている。
【0021】この摺動カム16には、とくに図9と図1
0に示したように、固定カム10と対向する側に180
°間隔で設けられた一対のカム溝16b,16bと、こ
のカム溝16a,16a間を結ぶ、なだらかな起伏を有
するカム面16c,16cとから成るカム部19が設け
られ、固定カム10のカム突起9b,9bと圧接してい
る。
【0022】軸受体8の平坦な左側面側には、変形中径
部14をその中心部に設けた変形孔18aに挿通させつ
つ、例えば燐青銅製のフリクションプレート18が設け
られており、このフリクションプレート18は回転シャ
フト11の変形小径部15にその変形孔20aを挿通さ
せつつ、該変形小径部15の端部をかしめることによっ
て、該変形小径部15に固着された押えワッシャー20
を介して、軸受体8に対し面接触している。
【0023】そして、このフリクションプレート18
は、コンプレッションスプリング17を介して、回転シ
ャフト11が一方向(図面では右方向)へ摺動附勢され
ていることにより、軸受体8へ圧接させられている。し
たがって、この圧接力、したがって、フリクリョントル
クは、固定カム10に対する摺動カム16の位置によっ
て、その強弱の変化が生じる構成である。
【0024】勿論、ここのところは、常に均一の圧接
力、したがって、フリクショントルクを得たい場合に
は、回転シャフト11に軸受部によって係止される段部
を設けることによって、これを達成できる。
【0025】図10は、固定カム10のカム突起9b,
9bに対する摺動カム16のカム部19の圧接位置が、
受話部と送話部の相対的開成位置によって、どのように
変化するかを表わしたものであり、受話部1と送話部5
を図11に示したように2つ折りにして閉じた状態にお
いて、固定カム10のカム突起9b,9bは、摺動カム
16のカム部19の(a)の位置にありこれを0°とす
る。この時、送話部5の上端側に取り付けたロック手段
4の永久磁石4bは、受話部1側に移動可能に取り付け
た磁性片4dを磁力吸着していることから、送話部5と
受話部1は二つ折りして閉じた状態でロックされてい
る。
【0026】この状態から、受話部1を片手に立てた状
態で片手に持ち、指(人差し指)で、ロック手段4の押
釦4aを押すと、磁性片4dがスプリング4cの弾力に
抗して摺動し、永久磁石4bとの相対位置によりずれる
ので、磁力吸着によるロックが解除される。すると、キ
ーボード部5bを有する送話部5は、図9と図10に示
したように、カム突起9b,9bが(a)位置からカム
面16c,16cの傾斜面を滑り降りる附勢力に伴う回
転トルクと、自重によって自動的に160°まで開かれ
る。この時のカム突起9b,9bのカム面16c,16
cに対する位置は(c)の位置である。この時、カム突
起9b,9bは初動時にはカム面16c,16cの傾斜
面を滑り降りるが、カム面16c,16cの(b)の位
置から該カム面16c,16cは昇り傾斜となるので、
徐々にブレーキがかかることになることと、より強く軸
受部9へ押圧されることになるフリクションプレート1
8によるフリクション抵抗により、送話部5の重量に伴
う附勢力に拘らず、急激に開かれることがない。そし
て、上述したようにカム突起9b,9bがカム面16
c,16cの(c)の位置に来ると、カム溝16b,1
6b内に落ち込み、この位置でクリック停止する。
【0027】したがって、この位置で外部よりかかって
くる電話を受け、或は外部へ電話をするために、片手で
送話部を持ち、もう一方の手でキーボード部を操作し
て、外部へ電話をかけることが可能となるものである。
【0028】さらに、送話部5をもっと開きたい場合に
は、送話部5或は受話部1の一方を片手で保持して、他
方を開成方向へ押すと、カム突起9b,9bはコンプレ
ッションスプリング17の押圧力に抗してカム溝16
b,16bより脱出して180°の開成を可能とするも
のである。この位置を図10に(d)として示した。1
80°まで開かれると、受話部1と送話部5のそれぞれ
の連結端部が当接して、それ以上の開成を阻止する。
【0029】受話部1のディスプレー部1bを操作者の
見易い角度にするために、開成角度の調節を図12に示
したようにする場合には、図10に示したように、90
°〜145°の間は、フリクションプレート18のフリ
クションと固定カム10及び摺動カム16によるカムト
ルクによりフリーストップが可能となり、任意の開成角
度で停止することができるものである。
【0030】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
【0031】請求項1のように構成すると、片手のみで
ワンタッチで開閉体を開くことができ、必要な開成角度
で任意に停止保持させておくことができるので、これを
請求項4に示したように二つ折り式の携帯用電話器の開
閉装置に用いると、受信時において、受話部を片手で持
って顔に近づけ、送話部に対するロック手段を解除させ
ると、送話部が自動的に開いて、会話が可能な状態とす
ることができる。
【0032】請求項2のように構成すると、開閉体の一
方を片手で持って、他方の開閉体の開成角度を任意に調
節することができるので、これを請求項4に示したよう
に二つ折りの携帯用電話器に用いると、送信時において
は、送話部を片手で持って、ディスプレー部のある受話
部の角度を、液晶表示ディスプレーが見易い角度に調節
することができるものである。
【0033】請求項3のように構成すると、請求項1と
請求項2を合わせたのと同じ作用効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した二つ折り式の携帯用電話器
を開いた状態の正面図である。
【図2】この発明に係る開閉装置を二つ折り式の携帯用
電話器へ取り付ける場合を説明する分解斜視図である。
【図3】この発明に係る開閉装置の取付状態を説明する
ための断面図である。
【図4】この発明に係る開閉装置の内部構造を示す断面
図である。
【図5】この発明に係る開閉装置の動作を説明するため
の断面図である。
【図6】この発明に係る開閉装置の分解斜視図である。
【図7】軸受体の右側面図である。
【図8】軸受体の断面図である。
【図9】摺動カムの左側面図である。
【図10】摺動カムのカムの部分の展開図である。
【図11】この発明に係る開閉装置の動作を説明する説
明図である。
【図12】この発明に係る開閉装置の他の動作を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 受話部(開閉体) 1c 取付部 4 ロック手段 5 送話部(開閉体) 5c 取付部 6 開閉装置 7 開閉装置 8 軸受体 9 軸受部 10 固定カム 11 回転シャフト 16 摺動カム 16b カム溝 16c カム面 17 コンプレッションスプリング 18 フリクションプレート 19 カム部 20 押えワッシャー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 文人 東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に開閉される二つ折りの開閉体の
    開閉動作を制御するために、その一方の取付部に回転シ
    ャフトを固定させ、もう一方の開閉体にこの回転シャフ
    トを軸受けさせる軸受部を設けると共に、前記回転シャ
    フトをその中心部に挿通させて一方向へ摺動附勢されて
    いる摺動カムと、この摺動カムと圧接する前記軸受部に
    設けられた固定カムから成るカム手段を設けたものにお
    いて、前記回転シャフトの回転を制御するフリクション
    手段を設け、もって、開閉体の一方を立てて、もう一方
    の開閉体に対するロック手段を解いた時には、このもう
    一方の開閉体を自動的に開かしめ、前記一方の開閉体を
    水平状態において、もう一方の開閉体を開いた際には、
    このもう一方の開閉体が所定の開成角度範囲においてフ
    リーストップに停止できるように構成したことを特徴と
    する、開閉装置。
  2. 【請求項2】 一方の開閉体に取り付けられる回り止め
    付きの軸受体と、もう一方の開閉体に取り付けられ、前
    記軸受体の軸受部に回転自在に軸受けされる回転シャフ
    トと、前記軸受部の一方の側に前記回転シャフトをその
    中心部に挿通させて該回転シャフトと共に回転するよう
    に設けられた前記軸受部に圧接させられるフリクション
    プレートと、前記軸受部の他方の側に設けられた固定カ
    ムと、この固定カムと対向し、前記回転シャフトをその
    中心部に挿通させて設けられた該回転シャフトと共に回
    転しつつ摺動する摺動カムと、この摺動カムを固定カム
    の方向へ押圧させる弾性手段とで構成したことを特徴と
    する、開閉装置。
  3. 【請求項3】 相対的に開閉される二つ折りの開閉体の
    開閉動作を制御するものであって、一方の開閉体に取り
    付けられる回り止め付きの軸受体と、もう一方の開閉体
    に取り付けられ、前記軸受体の軸受部に回転自在に軸受
    けされる回転シャフトと、前記軸受部の一方の側に前記
    回転シャフトをその中心部に挿通させて該回転シャフト
    と共に回転するように設けられた前記軸受部に圧接させ
    られるフリクションプレートと、前記軸受部の他方の側
    に設けられた固定カムと、この固定カムと対向し、前記
    回転シャフトをその中心部に挿通させて設けられた該回
    転シャフトと共に回転しつつ摺動する摺動カムと、この
    摺動カムを固定カムの方向へ押圧させる弾性手段とで構
    成し、もって、開閉体の一方を立てて、もう一方の開閉
    体に対するロック手段を解いた時には、このもう一方の
    開閉体を自動的に開かしめ、前記一方の開閉体を水平状
    態において、もう一方の開閉体を開いた際には、このも
    う一方の開閉体が所定の開成角度範囲においてフリース
    トップに停止できるように構成したことを特徴とする、
    開閉装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載した開閉装置を、開閉
    体の一方を構成する受話部の取付部と開閉体のもう一方
    を構成する送話部の間に取り付け、もって、相対的に開
    閉される受話部と送話部の開閉動作を制御するように構
    成したことを特徴とする、携帯用電話器。
JP21896196A 1996-08-20 1996-08-20 開閉装置並びにこの開閉装置を取り付けた携帯用電話器 Expired - Lifetime JP3751692B2 (ja)

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