JPH1064222A - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JPH1064222A JPH1064222A JP21489396A JP21489396A JPH1064222A JP H1064222 A JPH1064222 A JP H1064222A JP 21489396 A JP21489396 A JP 21489396A JP 21489396 A JP21489396 A JP 21489396A JP H1064222 A JPH1064222 A JP H1064222A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cartridge
- shutter
- coil spring
- disk
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャッターを開閉する際にシャッタースプリ
ングが撓んでディスクを損傷する危険性を除去する。 【解決手段】 ディスクカートリッジ1は、ディスク2
と、ディスク2を回転可能に収容したカートリッジ4
と、カートリッジ4に設けたヘッド挿入用の開口部3を
開閉するスライド式のシャッター5と、シャッター5を
上記開口部3を閉じた状態にセットしているシャッター
スプリング6を備えている。上記シャッタースプリング
6は、シャッター5に一端部が係止された第1の捩りコ
イルスプリング部11と、カートリッジ4に一端部が係
止された第2の捩りコイルスプリング部12と、上記第
1,第2の捩りコイルスプリング部11,12の他端部
を連結している連結用のコイル部13とで構成されてい
る。上記第1の捩りコイルスプリング部11のばね定数
は、第2の捩りコイルスプリング部12のばね定数より
も大に設定されている。
ングが撓んでディスクを損傷する危険性を除去する。 【解決手段】 ディスクカートリッジ1は、ディスク2
と、ディスク2を回転可能に収容したカートリッジ4
と、カートリッジ4に設けたヘッド挿入用の開口部3を
開閉するスライド式のシャッター5と、シャッター5を
上記開口部3を閉じた状態にセットしているシャッター
スプリング6を備えている。上記シャッタースプリング
6は、シャッター5に一端部が係止された第1の捩りコ
イルスプリング部11と、カートリッジ4に一端部が係
止された第2の捩りコイルスプリング部12と、上記第
1,第2の捩りコイルスプリング部11,12の他端部
を連結している連結用のコイル部13とで構成されてい
る。上記第1の捩りコイルスプリング部11のばね定数
は、第2の捩りコイルスプリング部12のばね定数より
も大に設定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体としての
磁気ディスクや光ディスク等のディスクを、情報処理装
置等の記憶装置(以下、ドライブ装置という)のスピン
ドルモータに直接、固定せずに、上記ディスクをカート
リッジに収容し、該カートリッジを介して上記ドライブ
装置に着脱自在としたディスクカートリッジに関するも
のである。
磁気ディスクや光ディスク等のディスクを、情報処理装
置等の記憶装置(以下、ドライブ装置という)のスピン
ドルモータに直接、固定せずに、上記ディスクをカート
リッジに収容し、該カートリッジを介して上記ドライブ
装置に着脱自在としたディスクカートリッジに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置のドライブ装置等に用いら
れるディスクカートリッジとして図9に示したものが知
られている。上記ディスクカートリッジ201は、記録
媒体としての磁気ディスクや光ディスク等のディスク2
02と、該ディスク202を回転可能に収容していると
ともに、前端面(次に説明するドライブ装置301への
挿入方向の前端面)にヘッド挿入用の開口部203を有
しているカートリッジ(ケース)204と、該カートリ
ッジ204にスライド可能に取り付けられていて、上記
開口部203を開閉するスライド式のシャッター205
と、該シャッター205を上記開口部203を閉塞する
方向に付勢しているシャッタースプリング206を備え
ている。
れるディスクカートリッジとして図9に示したものが知
られている。上記ディスクカートリッジ201は、記録
媒体としての磁気ディスクや光ディスク等のディスク2
02と、該ディスク202を回転可能に収容していると
ともに、前端面(次に説明するドライブ装置301への
挿入方向の前端面)にヘッド挿入用の開口部203を有
しているカートリッジ(ケース)204と、該カートリ
ッジ204にスライド可能に取り付けられていて、上記
開口部203を開閉するスライド式のシャッター205
と、該シャッター205を上記開口部203を閉塞する
方向に付勢しているシャッタースプリング206を備え
ている。
【0003】一方、ドライブ装置301は、上記ディス
クカートリッジ201を装填するカートリッジ装填部3
02と、該カートリッジ装填部302に装填された上記
ディスクカートリッジ201のディスク202を回転さ
せるスピンドルモータ303と、上記ディスク202へ
の情報の記録・再生を行う回動型アクチュエータ304
と、該回動型アクチュエータ304の待機場所であるラ
ンプ305を備えている。そして、上記ディスクカート
リッジ201をカートリッジ装填部302内に装填する
と、図10に示したように、上記ヘッド挿入用の開口部
203から上記ランプ305およびこれに支持されてい
る回動型アクチュエータ304の一端側が上記カートリ
ッジ204内に侵入する。上記ディスクカートリッジ2
01がカートリッジ装填部302の所定の位置にセット
されると、上記スピンドルモータ303は上方に移動し
て上記ディスク202を機械的に結合固着(以下、チャ
ッキングと称する)するとともに、上記回動型アクチュ
エータ304は、支点軸304aを中心にして反時計方
向に回動して、一端側に設けたディンプルプレート30
4bが上記ランプ305から滑り降りて、浮上スライダ
ー304cを上記ディスク202に接触させる。そし
て、上記スピンドルモータ303で上記ディスク202
を回転させるとともに、上記浮上スライダー304cを
上記ディスク202の半径方向に移動させながら、該浮
上スライダー304cに設けた磁気ヘッドで記録・再生
を行うようになっている。
クカートリッジ201を装填するカートリッジ装填部3
02と、該カートリッジ装填部302に装填された上記
ディスクカートリッジ201のディスク202を回転さ
せるスピンドルモータ303と、上記ディスク202へ
の情報の記録・再生を行う回動型アクチュエータ304
と、該回動型アクチュエータ304の待機場所であるラ
ンプ305を備えている。そして、上記ディスクカート
リッジ201をカートリッジ装填部302内に装填する
と、図10に示したように、上記ヘッド挿入用の開口部
203から上記ランプ305およびこれに支持されてい
る回動型アクチュエータ304の一端側が上記カートリ
ッジ204内に侵入する。上記ディスクカートリッジ2
01がカートリッジ装填部302の所定の位置にセット
されると、上記スピンドルモータ303は上方に移動し
て上記ディスク202を機械的に結合固着(以下、チャ
ッキングと称する)するとともに、上記回動型アクチュ
エータ304は、支点軸304aを中心にして反時計方
向に回動して、一端側に設けたディンプルプレート30
4bが上記ランプ305から滑り降りて、浮上スライダ
ー304cを上記ディスク202に接触させる。そし
て、上記スピンドルモータ303で上記ディスク202
を回転させるとともに、上記浮上スライダー304cを
上記ディスク202の半径方向に移動させながら、該浮
上スライダー304cに設けた磁気ヘッドで記録・再生
を行うようになっている。
【0004】上記ディスクカートリッジ201は、長い
ヘッド挿入用の開口部203を必要とする。何故なら
ば、図10に示したように、上記ディスクカートリッジ
201をドライブ装置301に装填し、ディスク202
がスピンドルモータにチャッキングされるまでは、上記
回動型アクチュエータ304の浮上スライダー304c
をディスク202に接触しない位置(図10の実線位
置)に待機させ、記録・再生時には、上記回動型アクチ
ュエータ304の浮上スライダー304bをディスク2
02の最内周位置(図10の2点鎖線位置)まで移動
(スウィング)させる必要があるからである。(上述の
ようなことを考慮するとヘッド挿入用の開口部203
は、ディスク202の半径を超える長さが必要とな
る)。このため、スライド式のシャッター205は、上
記ヘッド挿入用の開口部203を開いたときに、図11
に示したようにカートリッジ204の外側にはみ出して
しまう。また、上述のような、はみ出しを防止するため
には、図12に示したようにカートリッジ204の幅W
を大きくしなければならない。
ヘッド挿入用の開口部203を必要とする。何故なら
ば、図10に示したように、上記ディスクカートリッジ
201をドライブ装置301に装填し、ディスク202
がスピンドルモータにチャッキングされるまでは、上記
回動型アクチュエータ304の浮上スライダー304c
をディスク202に接触しない位置(図10の実線位
置)に待機させ、記録・再生時には、上記回動型アクチ
ュエータ304の浮上スライダー304bをディスク2
02の最内周位置(図10の2点鎖線位置)まで移動
(スウィング)させる必要があるからである。(上述の
ようなことを考慮するとヘッド挿入用の開口部203
は、ディスク202の半径を超える長さが必要とな
る)。このため、スライド式のシャッター205は、上
記ヘッド挿入用の開口部203を開いたときに、図11
に示したようにカートリッジ204の外側にはみ出して
しまう。また、上述のような、はみ出しを防止するため
には、図12に示したようにカートリッジ204の幅W
を大きくしなければならない。
【0005】上記スライド式のシャッター205のはみ
出しやカートリッジ204の幅を大きくしないでも済む
ようにするために、図13に示したように、回動型アク
チュエータ304のアーム部304dの支点軸304a
の近傍に所謂逃げ部304eを設け、ディスク202の
最内周に移動したときに上記逃げ部304eにより、上
記アーム部304dがカートリッジ204のヘッド挿入
用の開口部203の周縁部と干渉しないようにして、上
記ヘッド挿入用の開口部203をできるだけ短くし、上
記カートリッジ204の幅の約1/2弱にすることによ
り、上記シャッター205のはみ出し等を防止したディ
スクカートリッジ201も開発されている。
出しやカートリッジ204の幅を大きくしないでも済む
ようにするために、図13に示したように、回動型アク
チュエータ304のアーム部304dの支点軸304a
の近傍に所謂逃げ部304eを設け、ディスク202の
最内周に移動したときに上記逃げ部304eにより、上
記アーム部304dがカートリッジ204のヘッド挿入
用の開口部203の周縁部と干渉しないようにして、上
記ヘッド挿入用の開口部203をできるだけ短くし、上
記カートリッジ204の幅の約1/2弱にすることによ
り、上記シャッター205のはみ出し等を防止したディ
スクカートリッジ201も開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディスクカートリッジ201にあっては、図14に示し
たように、上記シャッタースプリング206は、中央部
のコイル部206aと、該コイル部206aの両端部に
連設された一対のアーム部206b,206cとによっ
て、所謂捩りコイルスプリング状に形成されていて、そ
の全長lは、上記カートリッジ204の幅の約1/2に
形成されている。
ディスクカートリッジ201にあっては、図14に示し
たように、上記シャッタースプリング206は、中央部
のコイル部206aと、該コイル部206aの両端部に
連設された一対のアーム部206b,206cとによっ
て、所謂捩りコイルスプリング状に形成されていて、そ
の全長lは、上記カートリッジ204の幅の約1/2に
形成されている。
【0007】上記シャッタースプリング206の一方の
アーム部206bの先端は、上記シャッター205の一
端部(カートリッジ204の中央部側の端部)に設けた
第1のスプリング係止部211aに係止され、他方のア
ーム部206cの先端は、上記カートリッジ204の一
端部の内面に設けた第2のスプリング係止部211bに
係止されている。上述したように、上記シャッタースプ
リング206は、上記カートリッジ204の幅の約1/
2の長さを必要とし、また一方のアーム部206bをシ
ャッター205の一端部のスプリング係止部211aに
係止し、他方のアーム部206cをカートリッジ204
の一端部に設けたスプリング係止部211bに係止する
という性質上、シャッター205を開閉する際に、2点
鎖線で示したように、上記コイル部206aの移動軌跡
がディスク202の内周側に大きく入りこんで、ディス
ク202の表面に接触して情報記録面を傷つけてしまう
という問題点があった。
アーム部206bの先端は、上記シャッター205の一
端部(カートリッジ204の中央部側の端部)に設けた
第1のスプリング係止部211aに係止され、他方のア
ーム部206cの先端は、上記カートリッジ204の一
端部の内面に設けた第2のスプリング係止部211bに
係止されている。上述したように、上記シャッタースプ
リング206は、上記カートリッジ204の幅の約1/
2の長さを必要とし、また一方のアーム部206bをシ
ャッター205の一端部のスプリング係止部211aに
係止し、他方のアーム部206cをカートリッジ204
の一端部に設けたスプリング係止部211bに係止する
という性質上、シャッター205を開閉する際に、2点
鎖線で示したように、上記コイル部206aの移動軌跡
がディスク202の内周側に大きく入りこんで、ディス
ク202の表面に接触して情報記録面を傷つけてしまう
という問題点があった。
【0008】上記問題点を解決するために、図15に示
したように、カートリッジ204内にスプリング収容室
221を設け、該スプリング収容室221でシャッター
スプリング206とディスク202の間を仕切ることに
より、シャッタースプリング206がディスク202に
接触するのを防止することも考えられるが、上記スプリ
ング収容室221とディスク202との隙間δが小さく
なるために、上記ディスク202をスピンドルモータ3
03にチャッキングした際に、寸法精度の誤差等により
上記ディスク202が傾くと、該ディスク202が上記
スプリング収容室221の底面に接触してしまう危険性
がある。上記危険性を除去するためには、上記隙間Sを
大きくすればよいのであるが上記隙間δを大きくする
と、そのぶんカートリッジ204が厚くなって、小型高
性能化に逆行する結果となる。
したように、カートリッジ204内にスプリング収容室
221を設け、該スプリング収容室221でシャッター
スプリング206とディスク202の間を仕切ることに
より、シャッタースプリング206がディスク202に
接触するのを防止することも考えられるが、上記スプリ
ング収容室221とディスク202との隙間δが小さく
なるために、上記ディスク202をスピンドルモータ3
03にチャッキングした際に、寸法精度の誤差等により
上記ディスク202が傾くと、該ディスク202が上記
スプリング収容室221の底面に接触してしまう危険性
がある。上記危険性を除去するためには、上記隙間Sを
大きくすればよいのであるが上記隙間δを大きくする
と、そのぶんカートリッジ204が厚くなって、小型高
性能化に逆行する結果となる。
【0009】また、図16に示したように、ディスク2
02をカートリッジ204内で後方(図16では上方)
に移動させることによって、シャッタースプリング20
6がディスク202に接触するのを回避することも考え
られるが、このようにすると、そのぶんカートリッジ2
04が大型になるとともに、回動アクチュエータ304
の支点軸304aから上記ディスク202が離間したぶ
んだけ、上記アーム部304dを長くしなければなら
ず、上記アーム部304dを長くすることはトラッキン
グ特性を低下させる原因になるという問題点が発生す
る。
02をカートリッジ204内で後方(図16では上方)
に移動させることによって、シャッタースプリング20
6がディスク202に接触するのを回避することも考え
られるが、このようにすると、そのぶんカートリッジ2
04が大型になるとともに、回動アクチュエータ304
の支点軸304aから上記ディスク202が離間したぶ
んだけ、上記アーム部304dを長くしなければなら
ず、上記アーム部304dを長くすることはトラッキン
グ特性を低下させる原因になるという問題点が発生す
る。
【0010】本発明は、シャッタースプリングを特殊な
形状の捩りコイルスプリングとすることにより上記従来
の問題点を解決することができるようにしたものであ
る。
形状の捩りコイルスプリングとすることにより上記従来
の問題点を解決することができるようにしたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体とし
てのディスクと、上記ディスクを回転可能に収容したカ
ートリッジと、上記カートリッジの端面に設けたヘッド
挿入用の開口部を開閉するスライド式のシャッターと、
上記シャッターに一端部が係止され、他端部が上記カー
トリッジに係止されていて、上記シャッターを上記ヘッ
ド挿入用の開口部を閉塞する位置にセットしているシャ
ッタースプリングとを備えたディスクカートリッジにお
いて、上記シャッタースプリングを、上記シャッターに
一端部が係止された第1の捩りコイルスプリング部と、
上記カートリッジに一端部が係止された第2の捩りコイ
ルスプリング部と、上記第1の捩りコイルスプリング部
の他端部と第2の捩りコイルスプリング部の他端部を連
結している連結用のコイル部で構成するとともに、上記
第1の捩りコイルスプリング部のばね定数を、上記第2
の捩りコイルスプリング部のばね定数よりも大に設定す
ることにより、上記ヘッド挿入用の開口部を開放する方
向にシャッターをスライドさせる際には、先ず、上記シ
ャッタースプリングの第2の捩りコイルスプリング部が
ばね力を蓄勢する方向に撓んで、次に、上記第1の捩り
コイルスプリング部が撓むようにして、シャッターを閉
じる際に上記第1の捩りコイルスプリング部がディスク
に接触するのを防止するとともに、上記ヘッド挿入用の
開口部を閉塞する方向にシャッターをスライドさせる際
には、先ず、上記第1の捩りコイルスプリング部がばね
力を開放する方向に撓んで、次に、第2の捩りコイルス
プリング部が撓むようにして、シャッターを開く際にも
上記第1の捩りコイルスプリング部がディスクに接触す
るのを防止することができるようにしたものである。
てのディスクと、上記ディスクを回転可能に収容したカ
ートリッジと、上記カートリッジの端面に設けたヘッド
挿入用の開口部を開閉するスライド式のシャッターと、
上記シャッターに一端部が係止され、他端部が上記カー
トリッジに係止されていて、上記シャッターを上記ヘッ
ド挿入用の開口部を閉塞する位置にセットしているシャ
ッタースプリングとを備えたディスクカートリッジにお
いて、上記シャッタースプリングを、上記シャッターに
一端部が係止された第1の捩りコイルスプリング部と、
上記カートリッジに一端部が係止された第2の捩りコイ
ルスプリング部と、上記第1の捩りコイルスプリング部
の他端部と第2の捩りコイルスプリング部の他端部を連
結している連結用のコイル部で構成するとともに、上記
第1の捩りコイルスプリング部のばね定数を、上記第2
の捩りコイルスプリング部のばね定数よりも大に設定す
ることにより、上記ヘッド挿入用の開口部を開放する方
向にシャッターをスライドさせる際には、先ず、上記シ
ャッタースプリングの第2の捩りコイルスプリング部が
ばね力を蓄勢する方向に撓んで、次に、上記第1の捩り
コイルスプリング部が撓むようにして、シャッターを閉
じる際に上記第1の捩りコイルスプリング部がディスク
に接触するのを防止するとともに、上記ヘッド挿入用の
開口部を閉塞する方向にシャッターをスライドさせる際
には、先ず、上記第1の捩りコイルスプリング部がばね
力を開放する方向に撓んで、次に、第2の捩りコイルス
プリング部が撓むようにして、シャッターを開く際にも
上記第1の捩りコイルスプリング部がディスクに接触す
るのを防止することができるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のディスクカート
リッジ1とドライブ装置101の斜視図である。上記デ
ィスクカートリッジ1は、記録媒体としてのディスク2
と、該ディスク2を回転可能に収容しているとともに、
前端面にヘッド挿入用の開口部3を有しているカートリ
ッジ(ケース)4と、該カートリッジ4にスライド可能
に取り付けられていて、上記開口部3を開閉するスライ
ド式のシャッター5と、該シャッター5を付勢して、上
記開口部3を閉塞する位置にセットしているシャッター
スプリング6を備えている。
リッジ1とドライブ装置101の斜視図である。上記デ
ィスクカートリッジ1は、記録媒体としてのディスク2
と、該ディスク2を回転可能に収容しているとともに、
前端面にヘッド挿入用の開口部3を有しているカートリ
ッジ(ケース)4と、該カートリッジ4にスライド可能
に取り付けられていて、上記開口部3を開閉するスライ
ド式のシャッター5と、該シャッター5を付勢して、上
記開口部3を閉塞する位置にセットしているシャッター
スプリング6を備えている。
【0013】図2は、上記ディスクカートリッジ1の分
解斜視図であり、上記シャッタースプリング6は、上記
シャッター5の一側部に設けたスプリング係止部5aに
一端部が係止される第1の捩りコイルスプリング部11
と、上記カートリッジ4の一端部に設けたスプリング係
止部4aに一端部が係止される第2の捩りコイルスプリ
ング部12と、上記第1の捩りコイルスプリング部11
の他端部と上記第2の捩りコイルスプリング部12の他
端部を連結している連結用のコイル部13をと備えてい
る。
解斜視図であり、上記シャッタースプリング6は、上記
シャッター5の一側部に設けたスプリング係止部5aに
一端部が係止される第1の捩りコイルスプリング部11
と、上記カートリッジ4の一端部に設けたスプリング係
止部4aに一端部が係止される第2の捩りコイルスプリ
ング部12と、上記第1の捩りコイルスプリング部11
の他端部と上記第2の捩りコイルスプリング部12の他
端部を連結している連結用のコイル部13をと備えてい
る。
【0014】上記第1の捩りコイルスプリング部11
は、中央部のコイル部11aと、該コイル部11aの両
端部に連設された一対のアーム部11b,11cとから
なっていて、一方のアーム部11bの先端が上記シャッ
ター5の一側部に設けたスプリング係止部5aに係止さ
れている。
は、中央部のコイル部11aと、該コイル部11aの両
端部に連設された一対のアーム部11b,11cとから
なっていて、一方のアーム部11bの先端が上記シャッ
ター5の一側部に設けたスプリング係止部5aに係止さ
れている。
【0015】また、上記第2の捩りコイルスプリング部
12は、中央部のコイル部12aと、該コイル部12a
の両端部に連設された一対のアーム部12b,12cと
からなっていて、一方のアーム部12bが上記カートリ
ッジ4に設けたスプリング係止部4aに係止されてい
る。従って、上記シャッタースプリング5は、4本のア
ーム部11b,11c,12b,12cと3個のコイル
部11a,12a,13を有する特殊な形状をした捩り
コイルスプリングとして構成されている。
12は、中央部のコイル部12aと、該コイル部12a
の両端部に連設された一対のアーム部12b,12cと
からなっていて、一方のアーム部12bが上記カートリ
ッジ4に設けたスプリング係止部4aに係止されてい
る。従って、上記シャッタースプリング5は、4本のア
ーム部11b,11c,12b,12cと3個のコイル
部11a,12a,13を有する特殊な形状をした捩り
コイルスプリングとして構成されている。
【0016】上記第1の捩りコイルスプリング部11の
一対のアーム部11b,11cの長さは、上記第2の捩
りコイルスプリング部12の一対のアーム部12b,1
2cの長さよりも短小に形成されている。
一対のアーム部11b,11cの長さは、上記第2の捩
りコイルスプリング部12の一対のアーム部12b,1
2cの長さよりも短小に形成されている。
【0017】上記第1の捩りコイルスプリング部11の
コイル部11aの直径は、上記第2の捩りコイルスプリ
ング部12のコイル部12aの直径よりも小径に形成さ
れているとともに、上記第1の捩りコイルスプリング部
11のコイル部11aのばね定数(曲げモーメントに対
するコイル部のばね強さ)は、上記第2の捩りコイルス
プリング部12のコイル部12aのばね定数よりも大に
設定されている。
コイル部11aの直径は、上記第2の捩りコイルスプリ
ング部12のコイル部12aの直径よりも小径に形成さ
れているとともに、上記第1の捩りコイルスプリング部
11のコイル部11aのばね定数(曲げモーメントに対
するコイル部のばね強さ)は、上記第2の捩りコイルス
プリング部12のコイル部12aのばね定数よりも大に
設定されている。
【0018】上記連結用のコイル部13の直径は、上記
第2の捩りコイルスプリング部12のコイル部12aの
直径と略同径に形成されているとともに、上記連結用の
コイル部13のばね定数は、上記第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aのばね定数と上記第2の
捩りコイルスプリング部12のコイル部12aのばね定
数の略中間の値に設定されている。
第2の捩りコイルスプリング部12のコイル部12aの
直径と略同径に形成されているとともに、上記連結用の
コイル部13のばね定数は、上記第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aのばね定数と上記第2の
捩りコイルスプリング部12のコイル部12aのばね定
数の略中間の値に設定されている。
【0019】図2に示したように、上記ディスク2は、
磁気ディスク或は光ディスク等のディスク本体2aの中
心部に設けた孔部2bに鉄等の磁性体で作られたセンタ
ーコア2cを取り付けることにより構成されている。上
記カートリッジ4は、上ハーフ4bと下ハーフ4cとか
らなっていて、下ハーフ4cには、上記ディスク2のセ
ンターコア2cが臨むスピンドルモータ導入用の孔部4
dが設けられている。
磁気ディスク或は光ディスク等のディスク本体2aの中
心部に設けた孔部2bに鉄等の磁性体で作られたセンタ
ーコア2cを取り付けることにより構成されている。上
記カートリッジ4は、上ハーフ4bと下ハーフ4cとか
らなっていて、下ハーフ4cには、上記ディスク2のセ
ンターコア2cが臨むスピンドルモータ導入用の孔部4
dが設けられている。
【0020】次に、上記ディスクカートリッジ1を使用
して記録・再生を行うドライブ装置について説明する。
図1に示したように、ドライブ装置101は、上記ディ
スクカートリッジ1を装填するカートリッジ装填部10
2と、該カートリッジ装填部102に装填された上記デ
ィスクカートリッジ1のディスク2を回転させるスピン
ドルモータ103と、該スピンドルモータ103を上下
動させるスピンドルモータ移動手段(図示省略)と、上
記ディスク2への情報の記録・再生を行う回動型アクチ
ュエータ104と、該回動型アクチュエータ104の待
機場所であるランプ105と備えている。
して記録・再生を行うドライブ装置について説明する。
図1に示したように、ドライブ装置101は、上記ディ
スクカートリッジ1を装填するカートリッジ装填部10
2と、該カートリッジ装填部102に装填された上記デ
ィスクカートリッジ1のディスク2を回転させるスピン
ドルモータ103と、該スピンドルモータ103を上下
動させるスピンドルモータ移動手段(図示省略)と、上
記ディスク2への情報の記録・再生を行う回動型アクチ
ュエータ104と、該回動型アクチュエータ104の待
機場所であるランプ105と備えている。
【0021】上記スピンドルモータ103は、ディスク
チャッキング用のマグネット106を有していて、上記
カートリッジ装填部102にディスクカートリッジ1が
装填されると、上記スピンドルモータ移動手段によって
上動し、上記マグネット106で上記センターコア2c
を吸着してディスク2をチャッキングするようになって
いる。
チャッキング用のマグネット106を有していて、上記
カートリッジ装填部102にディスクカートリッジ1が
装填されると、上記スピンドルモータ移動手段によって
上動し、上記マグネット106で上記センターコア2c
を吸着してディスク2をチャッキングするようになって
いる。
【0022】上記回動型アクチュエータ104は、磁気
ヘッドを取り付けた浮上スライダー111と、該浮上ス
ライダー111を設定の荷重で上記ディスク2に押し付
ける板ばねのサスペンション112と、アクチュエータ
長を規定の長さにするための回動アーム113と、該回
動アーム113の一端部(基端部)に取り付けられたコ
イル114aやマグネット114b等からなるVCM
(Voice Coil Motor)114と、上記回動アーム113
の他端部(先端部)に取り付けられたディンプルプレー
ト115と、FPC(Flexible Printed Circuit)11
6を備えていて、上記VCM114により、上記回動ア
ーム113を支点軸117を中心にして回動させるよう
になっている。
ヘッドを取り付けた浮上スライダー111と、該浮上ス
ライダー111を設定の荷重で上記ディスク2に押し付
ける板ばねのサスペンション112と、アクチュエータ
長を規定の長さにするための回動アーム113と、該回
動アーム113の一端部(基端部)に取り付けられたコ
イル114aやマグネット114b等からなるVCM
(Voice Coil Motor)114と、上記回動アーム113
の他端部(先端部)に取り付けられたディンプルプレー
ト115と、FPC(Flexible Printed Circuit)11
6を備えていて、上記VCM114により、上記回動ア
ーム113を支点軸117を中心にして回動させるよう
になっている。
【0023】上記ランプ105は、先端部に上記ディン
プルプレート115が接触する傾斜面部105aを有し
ていて、該傾斜面部105aの最上部又はこれに連続し
て設けたディンプルプレート支持面で上記ディンプルプ
レート115を支持して、上記回動型アクチュエータ1
04を待機させている。
プルプレート115が接触する傾斜面部105aを有し
ていて、該傾斜面部105aの最上部又はこれに連続し
て設けたディンプルプレート支持面で上記ディンプルプ
レート115を支持して、上記回動型アクチュエータ1
04を待機させている。
【0024】次に作用について説明する。図3に示した
ようにディスクカートリッジ1のシャッター5は、シャ
ッタースプリング6のばね力によってカートリッジ4に
設けられたシャッターフライドエリア(凹部)の一側部
4eに押し付けられ、ヘッド挿入用の開口部3を閉塞し
た状態になっている。
ようにディスクカートリッジ1のシャッター5は、シャ
ッタースプリング6のばね力によってカートリッジ4に
設けられたシャッターフライドエリア(凹部)の一側部
4eに押し付けられ、ヘッド挿入用の開口部3を閉塞し
た状態になっている。
【0025】上記ディスクカートリッジ1をドライブ装
置101のカートリッジ装填部102に挿入すると、該
カートリッジ装填部102のカートリッジ挿入口の近傍
に設けられたシャッター開放部材(図示省略)によりシ
ャッター5が矢印A方向に押圧されてスライドする。シ
ャッター5が矢印A方向にスライドすると、図4に示し
たように、上記シャッタースプリング6の第2の捩りコ
イルスプリング部12がばね力を蓄勢する方向に撓む。
シャッター5が更に矢印A方向にスライドすると今度は
図5に示したように、第1の捩りコイルスプリング部1
1がばね力を蓄勢する方向に撓んで上記ヘッド挿入用の
開口部3は全開状態になる。
置101のカートリッジ装填部102に挿入すると、該
カートリッジ装填部102のカートリッジ挿入口の近傍
に設けられたシャッター開放部材(図示省略)によりシ
ャッター5が矢印A方向に押圧されてスライドする。シ
ャッター5が矢印A方向にスライドすると、図4に示し
たように、上記シャッタースプリング6の第2の捩りコ
イルスプリング部12がばね力を蓄勢する方向に撓む。
シャッター5が更に矢印A方向にスライドすると今度は
図5に示したように、第1の捩りコイルスプリング部1
1がばね力を蓄勢する方向に撓んで上記ヘッド挿入用の
開口部3は全開状態になる。
【0026】更に、上記ディスクカートリッジ1をドラ
イブ装置101のカートリッジ装填部102内に挿入す
ると、上記開口部3から上記ランプ105および回動型
アクチュエータ104の先端側が上記ディスクカートリ
ッジ1内に侵入する。そして、ディスクカートリッジ1
が上記カートリッジ装填部102に完全に装填された状
態になると、図6〜図7に示したように上記スピンドル
モータ103がスピンドルモータ移動手段により上動
し、マグネット106でセンターコア2cを吸着してデ
ィスク2をチャッキングするとともに、該ディスク2を
下ハーフ4cから浮き上がらせて回転自由な状態にした
のちに、上記回動型アクチュエータ104の回動アーム
113が支点軸117を中心にして回動し、図8に示し
たようにディンプルプレート115が上記ランプ105
の傾斜面部105aを滑り降りて、上記浮上スライダー
111をディスク2に接触させて、記録・再生を可能な
状態にするのである。
イブ装置101のカートリッジ装填部102内に挿入す
ると、上記開口部3から上記ランプ105および回動型
アクチュエータ104の先端側が上記ディスクカートリ
ッジ1内に侵入する。そして、ディスクカートリッジ1
が上記カートリッジ装填部102に完全に装填された状
態になると、図6〜図7に示したように上記スピンドル
モータ103がスピンドルモータ移動手段により上動
し、マグネット106でセンターコア2cを吸着してデ
ィスク2をチャッキングするとともに、該ディスク2を
下ハーフ4cから浮き上がらせて回転自由な状態にした
のちに、上記回動型アクチュエータ104の回動アーム
113が支点軸117を中心にして回動し、図8に示し
たようにディンプルプレート115が上記ランプ105
の傾斜面部105aを滑り降りて、上記浮上スライダー
111をディスク2に接触させて、記録・再生を可能な
状態にするのである。
【0027】図面に示した実施の形態において、シャッ
タースプリング6の第1の捩りコイルスプリング部11
のアーム部11b,11cよりも第2の捩りコイルスプ
リング部12のアーム部12b,12cを長くしたの
で、図4に示したように、上記第2の捩りコイルスプリ
ング部12が撓んだときに、上記第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aは、ディスク2から充分
に離れた位置に移動するので、次の段階で上記第1の捩
りコイルスプリング部11が撓むときに、上記コイル部
11aがディスク2に接触するのを確実に防止すること
ができる。また、シャッタースプリング6の第1の捩り
コイルスプリング部11のコイル部11aの直径を第2
の捩りコイルスプリング部12のコイル部12aの直径
よりも小径に形成したので、図3に示したシャッター5
が閉じられている状態において、上記コイル部11aが
カートリッジ4の内周壁等に接触するのを防止すること
ができる。なお、第1の捩りコイルスプリング部11の
コイル部11aと第2の捩りコイルスプリング部12の
コイル部12aのばね定数を変えるための手段として
は、両方のコイル部11a,12aの巻数を同じにし
て、直径を変えたり、或は直径を同径にして巻数を変え
るなどの方法が探られる。また、第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aのばね定数よりも第2の
捩りコイルスプリング部12のコイル部12aのばね定
数を小さくして、第1の捩りコイルスプリング部12よ
りも先に第2の捩りコイルスプリング部12が先に撓む
ようにしたが、実施の形態のように、第1の捩りコイル
スプリング部11のアーム部11b,11cの長さより
も第2の捩りコイルスプリング部12のアーム部12
b,12cの長さを長くすれば、上記第1,第2の捩り
コイルスプリング部11,12のコイル部11a,12
aのばね定数を同等にした場合でも、第1の捩りコイル
スプリング部11よりも先に第2の捩りコイルスプリン
グ部12を撓ませることができる。
タースプリング6の第1の捩りコイルスプリング部11
のアーム部11b,11cよりも第2の捩りコイルスプ
リング部12のアーム部12b,12cを長くしたの
で、図4に示したように、上記第2の捩りコイルスプリ
ング部12が撓んだときに、上記第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aは、ディスク2から充分
に離れた位置に移動するので、次の段階で上記第1の捩
りコイルスプリング部11が撓むときに、上記コイル部
11aがディスク2に接触するのを確実に防止すること
ができる。また、シャッタースプリング6の第1の捩り
コイルスプリング部11のコイル部11aの直径を第2
の捩りコイルスプリング部12のコイル部12aの直径
よりも小径に形成したので、図3に示したシャッター5
が閉じられている状態において、上記コイル部11aが
カートリッジ4の内周壁等に接触するのを防止すること
ができる。なお、第1の捩りコイルスプリング部11の
コイル部11aと第2の捩りコイルスプリング部12の
コイル部12aのばね定数を変えるための手段として
は、両方のコイル部11a,12aの巻数を同じにし
て、直径を変えたり、或は直径を同径にして巻数を変え
るなどの方法が探られる。また、第1の捩りコイルスプ
リング部11のコイル部11aのばね定数よりも第2の
捩りコイルスプリング部12のコイル部12aのばね定
数を小さくして、第1の捩りコイルスプリング部12よ
りも先に第2の捩りコイルスプリング部12が先に撓む
ようにしたが、実施の形態のように、第1の捩りコイル
スプリング部11のアーム部11b,11cの長さより
も第2の捩りコイルスプリング部12のアーム部12
b,12cの長さを長くすれば、上記第1,第2の捩り
コイルスプリング部11,12のコイル部11a,12
aのばね定数を同等にした場合でも、第1の捩りコイル
スプリング部11よりも先に第2の捩りコイルスプリン
グ部12を撓ませることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のディスクカートリッジには次に
述べるような効果がある。
述べるような効果がある。
【0029】(1)請求項1のディスクカートリッジ
は、カートリッジに設けたヘッド挿入用の開口部を開放
する方向にシャッターをスライドさせると、上記シャッ
ターから遠く離れた位置にあるシャッタースプリングの
第2の捩りコイルスプリング部が先ず撓み、次にシャッ
ターに近い位置にある第1の捩りコイルスプリング部が
撓むので、該第1の捩りコイルスプリング部のコイル部
がディスクに接触するのを防止することができる。ま
た、上記ヘッド挿入用の開口部を開放した状態から上記
開口部を閉塞する方向にシャッターをスライドさせる
と、上記第2の捩りコイルスプリング部が伸びる前に、
先ず第1の捩りコイルスプリング部が伸びるので、シャ
ッターを閉じる場合においても、上記第1の捩りコイル
スプリング部のコイル部等がディスクに接触するのを防
止することができる。
は、カートリッジに設けたヘッド挿入用の開口部を開放
する方向にシャッターをスライドさせると、上記シャッ
ターから遠く離れた位置にあるシャッタースプリングの
第2の捩りコイルスプリング部が先ず撓み、次にシャッ
ターに近い位置にある第1の捩りコイルスプリング部が
撓むので、該第1の捩りコイルスプリング部のコイル部
がディスクに接触するのを防止することができる。ま
た、上記ヘッド挿入用の開口部を開放した状態から上記
開口部を閉塞する方向にシャッターをスライドさせる
と、上記第2の捩りコイルスプリング部が伸びる前に、
先ず第1の捩りコイルスプリング部が伸びるので、シャ
ッターを閉じる場合においても、上記第1の捩りコイル
スプリング部のコイル部等がディスクに接触するのを防
止することができる。
【0030】(2)請求項2のディスクカートリッジ
は、シャッターに近い第1の捩りコイルスプリング部の
アーム部よりも第2の捩りコイルスプリング部のアーム
部を長くしたので、該アーム部が撓んだときに、上記ア
ーム部の長くしたぶん、上記第1の捩りコイルスプリン
グ部のコイル部をディスクから遠ざけることができる。
は、シャッターに近い第1の捩りコイルスプリング部の
アーム部よりも第2の捩りコイルスプリング部のアーム
部を長くしたので、該アーム部が撓んだときに、上記ア
ーム部の長くしたぶん、上記第1の捩りコイルスプリン
グ部のコイル部をディスクから遠ざけることができる。
【0031】(3)請求項3のディスクカートリッジ
は、シャッターに近い位置にある第1の捩りコイルスプ
リング部のコイル部を小径に形成したので、シャッター
を閉じた状態において、上記第1の捩りコイルスプリン
グ部のコイル部がカートリッジの内周面に接触するのを
防止することができる。
は、シャッターに近い位置にある第1の捩りコイルスプ
リング部のコイル部を小径に形成したので、シャッター
を閉じた状態において、上記第1の捩りコイルスプリン
グ部のコイル部がカートリッジの内周面に接触するのを
防止することができる。
【図1】斜視図。
【図2】分解斜視図。
【図3】要部の平面図。
【図4】要部の平面図。
【図5】要部の平面図。
【図6】チャッキング前の断面図。
【図7】チャッキング後の断面図。
【図8】回動アクチュエータとランプの関係を示す断面
図。
図。
【図9】従来例の斜視図。
【図10】従来例の要部の平面図。
【図11】従来例の問題点を示す平面図。
【図12】従来例の問題点を示す平面図。
【図13】他の従来例の平面図。
【図14】他の従来例の問題点を示す平面図。
【図15】他の従来例の断面図。
【図16】他の従来例の平面図。
1…ディスクカートリッジ、2…ディスク、3…ヘッド
挿入用の開口部、4…カートリッジ(ケース)、5…シ
ャッター、6…シャッタースプリング、11…第1の捩
りコイルスプリング部、11a…コイル部、11b,1
1c…一対のアーム部、12…第2の捩りコイルスプリ
ング部、12a…コイル部、12b,12c…一対のア
ーム部、13…連結用のコイル部。
挿入用の開口部、4…カートリッジ(ケース)、5…シ
ャッター、6…シャッタースプリング、11…第1の捩
りコイルスプリング部、11a…コイル部、11b,1
1c…一対のアーム部、12…第2の捩りコイルスプリ
ング部、12a…コイル部、12b,12c…一対のア
ーム部、13…連結用のコイル部。
Claims (3)
- 【請求項1】 記録媒体としてのディスクと、 上記ディスクを回転可能に収容したカートリッジと、 上記カートリッジの端面に設けたヘッド挿入用の開口部
を開閉するスライド式のシャッターと、 上記シャッターに一端部が係止され、他端部が上記カー
トリッジに係止されていて、上記シャッターを上記ヘッ
ド挿入用の開口部を閉塞する位置にセットしているシャ
ッタースプリングとを備えていて、 上記シャッタースプリングは、 上記シャッターに一端部が係止された第1の捩りコイル
スプリング部と、 上記カートリッジに一端部が係止された第2の捩りコイ
ルスプリング部と、 上記第1の捩りコイルスプリング部の他端部と第2の捩
りコイルスプリング部の他端部を連結している連結用の
コイルと、 で構成されているとともに、 上記第1の捩りコイルスプリング部のばね定数は、 上記第2の捩りコイルスプリング部のばね定数よりも大
に設定されていることを特徴とするディスクカートリッ
ジ。 - 【請求項2】 請求項1において、 第1の捩りコイルスプリング部のアーム部の長さは、 第2の捩りコイルスプリング部のアーム部の長さよりも
短小に形成されていることを特徴とするディスクカート
リッジ。 - 【請求項3】 請求項1において、 第1のコイルスプリング部のコイル部の直径は、 第2のコイルスプリング部のコイル部および連結用のコ
イル部の直径により小径に形成されていることを特徴と
するディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21489396A JPH1064222A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21489396A JPH1064222A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | ディスクカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1064222A true JPH1064222A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16663315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21489396A Pending JPH1064222A (ja) | 1996-08-15 | 1996-08-15 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1064222A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0944083A1 (en) * | 1998-03-16 | 1999-09-22 | Hitachi Maxell Ltd. | Recording medium cartridge with spring-biased shutter |
WO2002025663A1 (fr) * | 2000-09-22 | 2002-03-28 | Tdk Corporation | Cartouche |
-
1996
- 1996-08-15 JP JP21489396A patent/JPH1064222A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0944083A1 (en) * | 1998-03-16 | 1999-09-22 | Hitachi Maxell Ltd. | Recording medium cartridge with spring-biased shutter |
US6125012A (en) * | 1998-03-16 | 2000-09-26 | Hitachi Maxell, Ltd. | Recording medium cartridge with a twin-coiled torsional spring-biased shutter |
KR100334175B1 (ko) * | 1998-03-16 | 2002-04-25 | 사토 도리 | 기록매체용 카트리지 |
WO2002025663A1 (fr) * | 2000-09-22 | 2002-03-28 | Tdk Corporation | Cartouche |
US6702216B2 (en) | 2000-09-22 | 2004-03-09 | Tdk Corporation | Tape cartridge |
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