JPH1063624A - 分散拡張記憶装置 - Google Patents

分散拡張記憶装置

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JPH1063624A
JPH1063624A JP21897896A JP21897896A JPH1063624A JP H1063624 A JPH1063624 A JP H1063624A JP 21897896 A JP21897896 A JP 21897896A JP 21897896 A JP21897896 A JP 21897896A JP H1063624 A JPH1063624 A JP H1063624A
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JP21897896A
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Noriaki Sakai
則彰 境
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチ計算機システムにおいて各計算機の間
の高速なデータ共有を実現する上でコストの上昇を抑
え、高いアクセス性能を実現することができる分散拡張
記憶装置を提供する。 【解決手段】 複数の計算機1−1〜1−3に拡張記憶
装置4−1〜4−3を分散して実装し、各計算機1−1
〜1−3の間をスイッチ7で接続する。各計算機1−1
〜1−3に内蔵する拡張記憶装置4−1〜4−3の拡張
記憶メモリ部6−1〜6−3はそれを内蔵する計算機固
有のデータを格納する領域と、他の計算機と共有するデ
ータを格納する領域とからなる。拡張記憶制御部5−1
〜5−3はその共有データのコピーを拡張記憶メモリ部
6−1〜6−3に保持させることで他の計算機と共有す
るデータを実現し、拡張記憶メモリ部6−1〜6−3の
データに対する書込みがあった時にコピーを含めたデー
タ全てを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散拡張記憶装置に
関し、特に複数の計算機で構成されるマルチ計算機シス
テムに用いられる拡張記憶装置におけるデータ共有の高
速化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主記憶装置と外部二次記憶装置と
の記憶階層のギャップを埋めるために拡張記憶装置と呼
ばれる記憶装置を用いることがある。また、性能のスケ
ーラビリティや可用性の向上を実現するために、複数の
計算機を互いに結合したマルチ計算機システムを構成す
ることがあり、このようなマルチ計算機システムにおい
て複数の計算機の間で高速なデータ共有を実現する手段
として拡張記憶装置が用いられることがある。
【0003】この場合、拡張記憶装置は各計算機からの
アクセスを一括して引き受けるので、その拡張記憶装置
を含むシステムは集中型といえる。このような集中型シ
ステム構成では拡張記憶装置という専用の記憶装置を必
要とし、また信頼性を高めるために拡張記憶装置を二重
化する必要がある。
【0004】しかしながら、拡張記憶装置の用途はペー
ジング用の補助記憶のように必ずしもマルチ計算機シス
テムを構成する各計算機で共有される必要のないデータ
もある。このような各計算機固有のデータをアクセスす
る場合にも拡張記憶装置のアクセスが必要であり、拡張
記憶装置へのアクセス集中によって競合が発生するとい
う問題がある。また、各計算機固有のデータを格納し、
しかも信頼性を高めるために二重化された拡張記憶装置
を使用することはコストの点でも問題がある。
【0005】上記の問題を解決する方法としては、マル
チ計算機システムを構成する各計算機に拡張記憶装置を
分散して実装する方法がある。この方法では各計算機に
分散される拡張記憶装置に各計算機固有のデータを格納
することで、アクセス集中による競合問題を解決してい
る。この方法については、特開平4−18658号公報
に詳述されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の拡張記
憶装置では、データを共有するために計算機間の専用パ
スを用いて他の計算機の内蔵拡張記憶を直接アクセスす
るか、あるいは各計算機からアクセス可能な独立の別の
拡張記憶装置を設けている。
【0007】他の計算機の内蔵拡張記憶を直接アクセス
する場合には共有データのアクセス毎に自計算機の拡張
記憶装置をその都度アクセスする必要があり、性能上の
オーバへッドが大きい。
【0008】一方、専用の別の拡張記憶装置を設ける場
合にはやはり独立した拡張記憶装置が必要である上に、
2種類の拡張記憶装置を用意する必要があるので、アク
セス制御が複雑になるとともにコスト面でも問題があ
る。
【0009】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、マルチ計算機システムにおいて各計算機の間の高
速なデータ共有を実現する上でコストの上昇を抑えるこ
とができ、高いアクセス性能を実現することができる分
散拡張記憶装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による分散拡張記
憶装置は、各々中央処理装置と主記憶装置とを備えた複
数の計算機を接続してなるマルチ計算機システムにおい
てデータ共有を実現するための拡張記憶装置が前記複数
の計算機各々に分散されて内蔵される複数の分散拡張記
憶手段からなる分散拡張記憶装置であって、前記複数の
分散拡張記憶手段各々の間でデータ転送を行う通信パス
手段と、自装置内の前記分散拡張記憶手段の記憶領域内
に他装置内の前記分散拡張記憶手段のデータを複写する
複写領域を割当る割当て手段と、前記複写領域が他装置
内の前記分散拡張記憶手段のどのデータが複写されたも
のかを管理する管理手段と、自装置内の前記中央処理装
置からのアクセス要求が自装置内の前記分散拡張記憶手
段へのアクセスか否かを判定する判定手段と、前記判定
手段が自装置内の前記分散拡張記憶手段へのアクセスと
判定した時に前記アクセス要求に応じて当該分散拡張記
憶手段へのアクセスを行う第1のアクセス実行手段と、
前記判定手段が他装置内の前記分散拡張記憶手段へのア
クセスと判定した時に当該分散拡張記憶手段へのアクセ
スの対象が前記複写領域に存在するか否かを判断する判
断手段と、前記判断手段が前記複写領域に存在すると判
断した時に前記アクセス要求に応じて前記複写領域への
アクセスを行う第2のアクセス実行手段と、前記判断手
段が前記複写領域に存在しないと判断した時に前記アク
セス要求に応じて他装置内の前記分散拡張記憶手段への
アクセスを前記通信パス手段を介して行う第3のアクセ
ス実行手段とを備えている。
【0011】上記の目的を達成するために本発明では、
拡張記憶装置を各計算機に分散して内蔵するとともに、
各計算機間で共有するデータにアクセスするために通信
パスを設けている。中央処理装置の拡張記憶アクセス要
求に応じて、自計算機内蔵の拡張記憶装置あるいは通信
パスを介して他の計算機内蔵の拡張記憶装置をアクセス
する。
【0012】また、自計算機内蔵の拡張記憶装置の一部
の領域に他の計算機内蔵の拡張記憶装置のデータのコピ
ーを維持することにより、他の計算機内蔵の拡張記憶装
置のデータのアクセスを高速にする。
【0013】上記のように、拡張記憶装置を各計算機に
分散して内蔵することで、主記憶装置と外部二次記憶装
置との速度ギャップを埋める記憶装置として拡張記憶装
置を効率よく利用することが可能となる。
【0014】また、通信パス手段を使用して他の計算機
内蔵の拡張記憶装置のデータをアクセスすることが可能
となり、しかもこの通信パスを用いることで各計算機間
で共有するデータを格納することが可能となる。
【0015】さらに、自計算機内蔵の拡張記憶装置の一
部に共有データの格納領域を設定し、他の計算機内蔵の
拡張記憶装置に格納されている共有データのコピーを格
納することで、共有データのアクセスを高速にかつ効率
良く行うことが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るマルチ計算機システムの構成を示すブロック図であ
る。図において、計算機1−1〜1−3は夫々マルチ計
算機システムを構成する要素計算機である。
【0017】また、計算機1−1〜1−3各々は中央処
理装置(CPU)2−1〜2−6と、主記憶装置3−1
〜3−3と、拡張記憶装置4−1〜4−3と、それらを
相互に接続するシステムバス101〜103とから構成
されている。
【0018】計算機1−1〜1−3各々に分散内蔵され
る拡張記憶装置4−1〜4−3は拡張記憶制御部5−1
〜5−3と拡張記憶メモリ部6−1〜6−3とによって
構成されている。各拡張記憶制御部5−1〜5−3はス
イッチ7で相互に接続されている。各計算機1−1〜1
−3では中央処理装置2−1〜2−6各々がシステムバ
ス101〜103を介して主記憶装置3−1〜3−3を
直接アクセスするようになっている。
【0019】また、中央処理装置2−1〜2−6各々は
予め定められた方法によって、拡張記憶装置4−1〜4
−3と主記憶装置3−1〜3−3との間でデータ転送を
行う。このとき対象となるデータの転送元及び転送先の
アドレスは夫々中央処理装置2−1〜2−6から直接的
または間接的に予め定められた方法で指定される。
【0020】拡張記憶装置4−1〜4−3は各計算機1
−1〜1−3に分散されて実装されているが、夫々のメ
モリ部には一意的にアドレスが割当てられる。中央処理
装置2−1〜2−6各々から指定された拡張記憶装置4
−1〜4−3のアドレスが同じ計算機1−1〜1−3内
に実装される拡張記憶制御部5−1〜5−3に送られる
と、そのアドレスが同じ計算機1−1〜1−3内に実装
される拡張記憶装置4−1〜4−3に割当てられたアド
レスかどうかの判定を行う。
【0021】その結果、同じ計算機1−1〜1−3内に
実装される拡張記憶装置4−1〜4−3に割当てられた
アドレスであった場合には、拡張記憶メモリ部6−1〜
6−3の該当アドレスをアクセスする。
【0022】逆に、他の計算機1−1〜1−3内に実装
されるアドレスであった場合には、このアドレスが割当
てられる拡張記憶装置4−1〜4−3の内蔵される計算
機1−1〜1−3にスイッチ7を介してアクセス要求が
送られる。
【0023】このアクセス要求を受け取った計算機1−
1〜1−3に内蔵される拡張記憶装置4−1〜4−3
は、そのアクセス要求に応じて該当するアドレスのデー
タをアクセスする。
【0024】そのアクセス要求が書込み要求の場合には
拡張記憶メモリ部6−1〜6−3にデータの書込みが行
われ、そのアクセス要求が読出し要求の場合には拡張記
憶メモリ部6−1〜6−3からデータが読出されて要求
元の計算機1−1〜1−3に転送される。その際、転送
されるデータは転送先の拡張記憶メモリ部6−1〜6−
3の予め定められた領域にコピーされる。
【0025】このコピーを管理するために、転送元の計
算機1−1〜1−3と転送先の計算機1−1〜1−3の
両方の拡張記憶制御部5−1〜5−3にあるディレクト
リ部(図示せず)にそのアドレス情報が登録される。そ
の後のアクセス要求についてはこのコピーが使用され
る。
【0026】アクセス要求のあったアドレスが他の計算
機1−1〜1−3内に実装される拡張記憶装置4−1〜
4−3のアドレスであった場合にも、ディレクトリ部の
索引によって該当アドレスの登録が確認されると、ディ
レクトリ部から指示されたアドレスに格納されているコ
ピーをアクセスする。
【0027】このアドレスに書込みがある場合にはその
コピーを更新するとともに、他の計算機1−1〜1−3
の拡張記憶装置4−1〜4−3内の拡張記憶メモリ部6
−1〜6−3に格納されているデータ(実体)にも書込
みが行われる。
【0028】本実施例では、計算機1−1〜1−3をス
イッチ7によって接続しているが、各計算機1−1〜1
−3間の通信パスを実現する手段であればスイッチ7以
外のバス等による実現方法でもよい。また、マルチ計算
機システムを構成する計算機1−1〜1−3の台数は本
実施例では3台であるがこれに限らない。
【0029】図2は図1の拡張記憶制御部5−1の構成
を示すブロック図である。図において、拡張記憶制御部
5−1はバス制御部11−1と、自/他判定部12−1
と、ディレクトリ管理部13−1と、自拡張記憶アクセ
ス処理部14−1と、他拡張記憶アクセス処理部15−
1とから構成されている。
【0030】これら図1及び図2を用いて、上記の拡張
記憶装置4−1〜4−3のアクセス方法及びコピーの管
理方法の詳細について説明する。
【0031】バス制御部11−1はシステムバス101
とのインタフェースをとり、中央制御装置2−1,2−
2からの要求により拡張記憶装置4−1と主記憶装置3
−1との間のデータ転送を制御する。自/他判定部12
−1はバス制御部11−1を介して中央処理装置2−
1,2−2から送られてきた拡張記憶装置4−1のアク
セス要求アドレスを基にアクセス対象となる拡張記憶装
置4−1が自計算機1−1に内蔵されるものか、他のい
ずれかの計算機1−2,1−3に内蔵されるものかを判
定する。
【0032】本実施例では各計算機1−1〜1−3の拡
張記憶装置4−1〜4−3に予め割当てられたアドレス
範囲と比較することで、自計算機1−1に内蔵されるも
のか、あるいは他のどの計算機1−2,1−3に内蔵さ
れるものかの判定を行っている。
【0033】尚、本実施例では拡張記憶装置4−1〜4
−3のアドレスの領域によって、分散して実装される拡
張記憶装置4−1〜4−3のどれにアクセスすることが
必要かを判定しているが、中央処理装置1−1〜1−3
によって直接的に拡張記憶装置4−1〜4−3の識別子
を指定することで指定する方法も可能である。
【0034】自拡張記憶アクセス処理部14−1及び他
拡張記憶アクセス処理部15−1は夫々自計算機1−1
に内蔵される拡張記憶装置4−1へのアクセス処理と、
他の計算機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4
−2,4−3へのアクセス処理を行う。
【0035】ディレクトリ管理部13−1は他の計算機
1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−
3をアクセスし、そのデータのコピーを自計算機1−1
に維持するための機構である。
【0036】尚、図示していないが、他の拡張記憶制御
部5−2,5−3も拡張記憶制御部5−1の構成と同様
の構成となっており、その動作も上記の拡張記憶制御部
5−1の動作と同様である。
【0037】図3は図2のディレクトリ管理部13−1
の構成を示すブロック図である。図において、ディレク
トリ管理部13−1は要求アドレスレジスタ21−1
と、ディレクトリ部22−1と、比較器23−1と、ヒ
ットフラグレジスタ(Hit)24−1と、アクセスア
ドレスレジスタ25−1とから構成されている。
【0038】ディレクトリ部22−1には他の計算機1
−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−3
のデータのコピーを管理するための複数の拡張記憶領域
エントリが含まれている。
【0039】それらの拡張記憶領域エントリにはその役
割に応じて2種類のものが使用される。一つは他の計算
機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4
−3のデータのコピーを自計算機1−1に内蔵する拡張
記憶装置4−1の予め定められた領域に保持する際に、
他のどの計算機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装
置4−2,4−3のデータを自計算機1−1に内蔵する
拡張記憶装置4−1のどこに格納したかを管理するため
のもので、以下Cタイプとする。
【0040】Cタイプの拡張記憶領域工ントリは有効ビ
ット(V)、コピービット(C)、他拡張記憶アドレス
部、自拡張記憶アドレス部の4つのフィールドで構成さ
れている。
【0041】有効ビットはその拡張記憶領域エントリが
有効であることを示しており、コピービットは2種類あ
る拡張記憶領域エントリのうちコピー領域を自計算機内
に保持することを示している。
【0042】他拡張記憶アドレス部は転送元の他の計算
機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4
−3のアドレスを示しており、自拡張記憶アドレス部は
コピー先の自計算機1−1の拡張記憶装置4−1のアド
レスを示している。
【0043】一方、もう一つは他の計算機1−2,1−
3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−3のいずれか
に、自計算機1−1に内蔵する拡張記憶装置4−1の領
域のコピーを保持しているかを管理するためのものであ
り、以下Oタイプとする。
【0044】他の計算機1−2,1−3から自計算機1
−1に内蔵する拡張記憶装置4−1に対するアクセス要
求を受け取ったとき、他の計算機1−2,1−3にデー
タを転送するとともに、ディレクトリ部22−1に拡張
記憶領域エントリを登録する。
【0045】Oタイプの拡張記憶領域エントリは有効ビ
ット(V)、所有ビット(0)、自拡張記憶アドレス
部、他拡張記憶アドレス部の4つのフィールドで構成さ
れている。
【0046】有効ビットはその拡張記憶領域エントリが
有効であることを示しており、所有ビットは2種類ある
拡張記憶領域エントリのうち他の計算機1−2,1−3
にコピー領域が保持されていることを示している。
【0047】自拡張記憶アドレス部は転送元の自計算機
1−1に内蔵する拡張記憶装置4−1のアドレスを示し
ており、他拡張記憶アドレス部はコピー先の他の計算機
1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−
3のアドレスを示している。
【0048】ディレクトリ制御部22−1はバス制御部
11−1からアクセス要求のあった拡張記憶装置4−1
〜4−3のアドレスがディレクトリ部22−1に登録さ
れているかどうかを検索する。
【0049】本実施例ではディレクトリ部22−1がフ
ルアソシアティブ方式のCAM(Contet Add
ressable Memory)によって構成されて
おり、該当するアドレスが登録されている場合にはヒッ
トフラグレジスタ24−1にヒットフラグがセットされ
る。検索の結果、該当するアドレスが登録されていない
場合は特に何の処理も行わない。自計算機1−1に内蔵
する拡張記憶装置4−1をアクセスする場合にはディレ
クトリ部22−1に対する登録処理を行わない。
【0050】他の計算機1−2,1−3に内蔵される拡
張記憶装置4−2,4−3に対するアクセス要求があ
り、自計算機1−1にそのデータのコピーを保持してい
る場合、そのコピーの転送元の計算機1−2,1−3に
内蔵される拡張記憶制御部5−2,5−3のディレクト
リ管理部13−2,13−3(図示せず)にOタイプの
拡張記憶領域エントリが登録され、またそのコピーを保
持している自計算機1−1に内蔵する拡張記憶制御部5
−1のディレクトリ管理部13−1にCタイプの拡張記
憶領域エントリが登録される。
【0051】また、検索の結果、Cタイプの拡張記憶領
域エントリが登録されていた場合はそのアクセス要求が
読出し要求か書込み要求かにより処理が異なる。そのア
クセス要求が読出し要求の場合には自計算機1−1内の
拡張記憶装置4−1に該当するデータのコピーが保持さ
れているため、他の計算機1−2,1−3への拡張記憶
アクセス要求が抑止される。自計算機1−1に内蔵する
拡張記憶装置4−1のコピーに対するアクセスはアクセ
スアドレスレジスタ25−1に読出したアドレスを基に
行われる。
【0052】一方、Oタイプの拡張記憶領域エントリが
登録されていた場合にもアクセス要求が読出し要求か書
込み要求かにより処理が異なる。そのアクセス要求が読
出し要求の場合には自計算機1−1に内蔵する拡張記憶
装置4−1からデータが読出される。そのアクセス要求
が書込み要求の場合には自計算機1−1に内蔵する拡張
記憶装置4−1のデータが更新されるとともに、アクセ
スアドレスレジスタ27−1に読出した他拡張記憶アド
レス部の情報を用いて他の計算機1−2,1−3に保持
されているコピーに対するデータ更新処理も行われる。
【0053】尚、図示していないが、他の計算機1−
2,1−3のディレクトリ管理部13−2,13−3も
ディレクトリ管理部13−1の構成と同様の構成となっ
ており、その動作も上記のディレクトリ管理部13−1
の動作と同様である。
【0054】このように、拡張記憶装置4−1〜4−3
を各計算機1−1〜1−3に分散して内蔵するととも
に、各計算機1−1〜1−3間で共有するデータにアク
セスするためにスイッチ7を設け、中央処理装置2−1
〜2−6の拡張記憶アクセス要求に応じて自計算機1−
1に内蔵する拡張記憶装置4−1あるいはスイッチ7を
介して他の計算機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶
装置4−2,4−3をアクセスし、自計算機1−1に内
蔵する拡張記憶装置4−1の一部の領域に他の計算機1
−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−3
のデータのコピーを維持することによって、他の計算機
1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−
3のデータのアクセスを高速にすることができる。
【0055】上記のように、拡張記憶装置4−1〜4−
3を各計算機1−1〜1−3に分散して内蔵すること
で、主記憶装置3−1〜3−3と外部二次記憶装置(図
示せず)との速度ギャップを埋める記憶装置として拡張
記憶装置4−1〜4−3を効率よく利用することが可能
となる。
【0056】また、スイッチ7を使用して他の計算機1
−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4−2,4−3
のデータをアクセスすることが可能となり、しかもスイ
ッチ7を用いることで各計算機1−1〜1−3間で共有
するデータを格納することが可能となる。
【0057】さらに、自計算機1−1に内蔵する拡張記
憶装置4−1の一部に共有データの格納領域を設定し、
他の計算機1−2,1−3に内蔵される拡張記憶装置4
−2,4−3に格納されている共有データのコピーを格
納することで、共有データのアクセスを高速にかつ効率
良く行うことが可能となる。
【0058】よって、独立した専用の拡張記憶装置が不
要になるので、安価に拡張記憶装置4−1〜4−3を備
えるマルチ計算機システムを構成することができるとと
もに、マルチ計算機システムにおいて各計算機1−1〜
1−3の間の高速なデータ共有を実現する上でコストの
上昇を抑えることができ、高いアクセス性能を実現する
ことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々中央処理装置と主記憶装置とを備えた複数の計算機を
接続してなるマルチ計算機システムにおいてデータ共有
を実現するための拡張記憶装置が複数の計算機各々に分
散されて内蔵される複数の分散拡張記憶手段からなる分
散拡張記憶装置において、複数の分散拡張記憶手段各々
の間で通信パス手段を介してデータ転送を行い、自装置
内の分散拡張記憶手段の記憶領域内に他装置内の分散拡
張記憶手段のデータを複写する複写領域を割当るととも
に、複写領域が他装置内の分散拡張記憶手段のどのデー
タが複写されたものかを管理し、自装置内の中央処理装
置からのアクセス要求が自装置内の分散拡張記憶手段へ
のアクセスと判定した時にアクセス要求に応じて当該分
散拡張記憶手段へのアクセスを行い、そのアクセス要求
が他装置内の分散拡張記憶手段へのアクセスと判定しか
つ複写領域に存在すると判断した時にアクセス要求に応
じて複写領域へのアクセスを行い、複写領域に存在しな
いと判断した時にアクセス要求に応じて他装置内の分散
拡張記憶手段へのアクセスを通信パス手段を介して行う
ことによって、マルチ計算機システムにおいて各計算機
の間の高速なデータ共有を実現する上でコストの上昇を
抑えることができ、高いアクセス性能を実現することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるマルチ計算機システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の拡張記憶制御部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図2のディレクトリ管理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1−1〜1−3 計算機 2−1〜2−6 中央処理装置 3−1〜3−3 主記憶装置 4−1〜4−3 拡張記憶装置 5−1〜5−3 拡張記憶制御部 6−1〜6−3 拡張記憶メモリ部 7 スイッチ 11−1 バス制御部 12−1 自/他判定部 13−1 ディレクトリ管理部 14−1 自拡張記憶アクセス処理部 15−1 他拡張記憶アクセス処理部 22−1 ディレクトリ部 24−1 ヒットフラグレジスタ 25−1 アクセスアドレスレジスタ 101〜103 システムバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々中央処理装置と主記憶装置とを備え
    た複数の計算機を接続してなるマルチ計算機システムに
    おいてデータ共有を実現するための拡張記憶装置が前記
    複数の計算機各々に分散されて内蔵される複数の分散拡
    張記憶手段からなる分散拡張記憶装置であって、 前記複数の分散拡張記憶手段各々の間でデータ転送を行
    う通信パス手段と、 自装置内の前記分散拡張記憶手段の記憶領域内に他装置
    内の前記分散拡張記憶手段のデータを複写する複写領域
    を割当る割当て手段と、 前記複写領域が他装置内の前記分散拡張記憶手段のどの
    データが複写されたものかを管理する管理手段と、 自装置内の前記中央処理装置からのアクセス要求が自装
    置内の前記分散拡張記憶手段へのアクセスか否かを判定
    する判定手段と、 前記判定手段が自装置内の前記分散拡張記憶手段へのア
    クセスと判定した時に前記アクセス要求に応じて当該分
    散拡張記憶手段へのアクセスを行う第1のアクセス実行
    手段と、 前記判定手段が他装置内の前記分散拡張記憶手段へのア
    クセスと判定した時に前記管理手段を索引して当該分散
    拡張記憶手段へのアクセスの対象が前記複写領域に存在
    するか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が前記複写領域に存在すると判断した時に
    前記アクセス要求に応じて前記複写領域へのアクセスを
    行う第2のアクセス実行手段と、 前記判断手段が前記複写領域に存在しないと判断した時
    に前記アクセス要求に応じて他装置内の前記分散拡張記
    憶手段へのアクセスを前記通信パス手段を介して行う第
    3のアクセス実行手段とを有することを特徴とする分散
    拡張記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記アクセス要求がデータの書込みを示
    す時に前記通信パス手段を介して他装置内の前記分散拡
    張記憶手段の更新を行う手段を含むことを特徴とする請
    求項1記載の分散拡張記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、前記複写領域に他装置
    内の前記分散拡張記憶手段のどのデータが複写されてい
    るのかを管理するための情報を保持する保持手段を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の分散拡
    張記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記アクセス要求で指
    定されたアドレスと前記複数の計算機各々に内蔵される
    前記複数の分散拡張記憶手段各々に予め割当てられたア
    ドレス範囲とを比較する比較手段を含むことを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか記載の分散拡張記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の分散拡張記憶手段各々は、自
    装置固有のデータを格納する領域と、他装置と共有する
    データを格納する前記複写領域とからなることを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれか記載の分散拡張記
    憶装置。
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