JPH106320A - 空胴プレキャストコンクリート板の製造装置及びこの装置の使用方法 - Google Patents

空胴プレキャストコンクリート板の製造装置及びこの装置の使用方法

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JPH106320A
JPH106320A JP17860996A JP17860996A JPH106320A JP H106320 A JPH106320 A JP H106320A JP 17860996 A JP17860996 A JP 17860996A JP 17860996 A JP17860996 A JP 17860996A JP H106320 A JPH106320 A JP H106320A
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JP
Japan
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cavity
concrete
cotter
belt
endless
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JP17860996A
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English (en)
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Takeshi Miyajima
健 宮嶋
Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
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MIYOUJIYOU CEMENT KK
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MIYOUJIYOU CEMENT KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B11/00Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
    • B28B11/08Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for reshaping the surface, e.g. smoothing, roughening, corrugating, making screw-threads
    • B28B11/0818Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for reshaping the surface, e.g. smoothing, roughening, corrugating, making screw-threads for roughening, profiling, corrugating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/08Producing shaped prefabricated articles from the material by vibrating or jolting
    • B28B1/084Producing shaped prefabricated articles from the material by vibrating or jolting the vibrating moulds or cores being moved horizontally for making strands of moulded articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/22Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded by screw or worm
    • B28B3/228Slipform casting extruder, e.g. self-propelled extruder

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空胴コンクリート板の表面に窪みが順次正確
に形成出来き、また空胴プレキャストコンクリート板を
圧密成形する動力がそのまま移動台を移動する力に利用
した装置及びこの装置を用いた空胴コンクリート板の製
造方法を市場に提供する 【解決手段】 長尺の成形ベッド10と、これに跨架し
て、この長手方向に沿って移動可能な移動台11が設け
てある。移動台11に設けてあるホッパー12の下方
に、これに片持ち支持した複数本の押出しスクリュー2
0設けてある。前記各押出しスクリュー20の各自由端
には、移動台11に対して、回転不能な空胴成形コア2
2がそれぞれ連結してある。ホッパー12の吐出口か
ら、前記空胴成形コア22の先端部分外にまで達する上
方には、打設されたコンクリート面の全幅に圧接する表
面に多数の突起がある無端コッターベルト30が装備し
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空胴プレキャスト
コンクリート板の製造装置に係わるものであって、特
に、その表面に現場打ちコンクリーと結合を強固にする
多数の窪みを有する前記空胴プレキャストコンクリート
板の製造装置及びこの装置を用いた空胴プレキャストコ
ンクリート板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、特公昭6
2−42766公報によって知られており、その概要は
長尺のコンクリート成形ベットに跨架して、この長手方
向に沿って移動可能な移動台が設けてあり、この移動台
に前記成形ベットの両側部と摺動接触する左右一対の起
立スリップ成形壁が設けてあり、また前記コンクリート
成形ベット面に平行で、この成形ベット面より離反し、
この長手方向に延びる空胴成形コアが複数本前記移動台
にそれぞれ片持ち支持してあり、更に、前記移動台には
各空胴成形コアの支持部より更に上流側の前記各空胴成
形コアのない前記ベット上に混練した生コンクリートを
供給する第1のホッパーと、各空胴成形コアの上部に生
コンクリートを供給する第2のホッパーが設けてあり、
前記第2のホッパーより前記空胴成形コアの先端寄りの
上部には、これらの支持部側より先端方向にコンクリー
ト圧密装置が設けてある走行式の空胴プレストレストコ
ンクリート板製造装置であり、特にコンクリート板の表
面に窪みを多数設ける装置しては、前記各空胴成形コア
が抜けた後のコンクリート板の表面に放射状に多数の突
起が突出した窪み成形ローラーを転動接触させ、前記放
射状突起により、コンクリート板表面に多数の窪みを形
成する装置が知られている。
【0003】ところが、この先行技術のものは、前述の
通り、前記窪み成形ローラーを前記各空胴成形コアが抜
けた後のコンクリート板の表面に押圧するものであるか
ら、押圧力が強いと、今成形したばかりの空胴を潰して
しまう恐れがあり、またローラーの回転により、窪みの
肩部分を前記各突起で蹴り上げる状態となり、各窪み肩
部分のコンクリート組織が粗になる傾向になり、コンク
リート製品の運搬中にこの部分から、コンクリート板に
クラックが生じるおそれもある。また施工時に上面に打
設する現場打ちコンクリート層との結合力も低下するお
それがある。更に前記の移動台を移動するため、及びコ
ンクリートを圧密するための動力源を別個に要する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は成
形中の空胴プレキャストコンクリート板の表面に窪みを
多数成形する時、空胴プレキャストコンクリート板の空
胴を押し潰すことなく、コンクリート板表面の密度が粗
になったり、窪み肩部分が削り落されず、くぼみ成形用
の突起の形状が順次正確に空胴プレキャストコンクリー
ト板の表面に押し込まれれ、前記突起の形状が正確に転
写されて窪みが形成でき、また空胴プレキャストコンク
リート板を圧密成形する動力がそのまま移動台を移動す
る力に利用した装置及びこの装置を用いた空胴プレキャ
ストコンクリート板の製造方法を市場に提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
めにこの発明は、長尺のコンクリート成形ベットと、こ
れに跨架して、この長手方向に沿って移動可能な移動台
とが設けてあり、この移動台には前記成形ベッドの両側
部と摺動接触する左右一対の起立スリップ成形壁が設け
てあり、また移動台の上部には生コンクリートを供給す
るホッパーが設けてあるプレキャストコンクリート板の
製造装置において、前記ホッパーの下方であって、前記
成形ベットに接近し、これと平行な複数本の押出しスク
リューが前記移動台の前部に片持ち支持して平行に設け
てあり、前記押出しスクリューの各自由端は移動台の後
方に延び、これらの各自由端には、移動台に対して、回
転不能な所望断面形状の空胴成形コアがそれぞれ連結し
てあり、前記ホッパーの吐出口から、前記空胴成形コア
の先端部分外にまで達する上方には、打設されたコンク
リート面の全幅に圧接する表面に突起が分布してある無
端コッターベルトが装備してあることを特徴とする空胴
プレキャストコンクリート板の製造装置とする。
【0006】また前記の課題を達成するために、この発
明の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置の前記
無端コッターベルトは合成ゴム製であって、その表面に
は突起の一種である横断方向に長い突条が任意の間隔を
於いて設けてあることを特徴とすることが好ましい。
【0007】また前記の課題を達成するために、この発
明の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置の前記
無端コッターベルトのうちの下側の前記コンクリート面
との接触面は、その前端部分に於いては、無端コッター
ベルトの前記突条が前記コンクリート面に充分に押し込
まれる位置としてあり、また前記無端コッターベルトの
後端近傍においては、前記コンクリート面から離反した
位置にしてあることを特徴とすることがこの好ましい。
【0008】また前記の課題を達成するために、この発
明の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置の前記
各押出しスクリューは根元側から自由端に向けて径が大
きいテーパーとしてあることを特徴とすることが好まし
い。
【0009】また前記の課題を達成するために、この発
明の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置の前記
各空胴成形コアは2箇以内の個数が前記押出しスクリュ
ーの自由端側に連ねて設けてあり、このうち前記押出し
スクリューと隣接する空胴成形コアは押出しスクリュー
軸線に対して、僅かに偏心公転振動するものであること
を特徴とすることが好ましい。
【0010】また前記の課題を達成するために、この発
明の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置の前記
複数箇の押出しスクリュー軸及び空胴成形コア軸は、共
に前記移動台に対し更に前後方向に移動可能な副移動枠
に支持してあり、この副移動枠と前記移動台とは前後方
向に振動する往復振動装置を介して連結してあることを
特徴とする場合もある。
【0011】また前記の課題を達成するために、この方
法発明は、前記請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4又は請求項5記載の装置を運転し、前記ホッパーから
混練コンクリートを各押出しスクリューの根元付近に供
給し、前記各押出しスクリューによって、生コンクリー
トを前記各押出しスクリューの自由端方向に押出し、生
コンクリートを成形ベットと移動台の左右一対の前記起
立スリップ成形壁及び、コッターベルト間に押し込み、
その反力によって移動台を順次成形ベッド上を移動さ
せ、これと共に、左右一対の前記起立スリップ成形壁及
び、押出しスクリューを成形ベッド及びこの上に打設し
たコンクリートに対して前進させて、前記無端コッター
ベルトの各突起間にコンクリートを押し込み、更に押出
しスクリューの自由端に面なる前記空胴成形コアをコン
クリート層中に引込み、前記移動台の前進に伴って、前
記無端コッターベルトを伴れ移動させて、前記無端コッ
ターベルトの各突起をこのコンクート面に一時的に留ま
らせ、移動台と共に押出しスクリュー及び空胴成形コ
ア、並びに前記無端コッターベルトの移動に伴い、前記
無端コッターベルトの各突起をコンクリート面より順次
離反させて、且つ空胴成形コアをコンクリート層から順
次抜き、成形ベット上に空胴コンクリート板を残留させ
て成形して空胴プレキャストコンクリート板を製造する
ことを特徴とする空胴プレキャストコンクリート板の製
造装置の使用方法。
【0012】また前記の課題を達成するために、空胴プ
レキャストコンクリート板の製造装置の使用方法に於い
て、前記各押出しスクリューを回転すると共に、前記空
胴成形コアを軸線周りに僅かに偏心公転させることを特
徴とすることが好ましい。
【0013】また前記の課題を達成するために、空胴プ
レキャストコンクリート板の製造装置の使用製造方法に
於いて、前記各押出しスクリューを回転すると共に、こ
れら各押出しスクリュー及び空胴成形コアを成形ベッド
上の打設された混練コンクリートに対して前後方向に振
動させることを特徴とする場合もある。
【0014】発明の作用請求項1記載の装置発明の作用
を請求項6記載の方法発明と共に説明する。先ず移動台
を押出しスクリュー側を先頭として成形ベッドのスター
ト位置に設置し、成形ベッドの長手方向に必要に応じ
て、PCより鋼線を所定位置に張設し、ホッパーに混練
コンクリートを供給して、全ての押出しスクリューを回
転すると、各押出しスクリューの付け根部分に供給され
た生コンクリートは順次この自由端方向に搬送される。
【0015】押し出された生コンクリートは成形ベット
と移動台の左右一対の前記起立スリップ成形壁及び、無
端コッターベルト間に押し込まれ、その反力によって移
動台を順次成形ベッド上を図1において右方向に前進さ
せる。これと共に、左右一対の前記起立スリップ成形壁
及び、押出しスクリューが成形ベッド及びこの上に打設
したコンクリートに対して前進し、前記無端コッターベ
ルトの突起間の谷にも生コンクリートが押し込まれ、更
に押出しスクリーの自由端に面なる前記空胴成形コアを
生コンクリート層中に引き込む。
【0016】前記移動台の前進に伴って、前記無端コッ
ターベルトを伴れ移動させて、前記無端コッターベルト
の各突起をこのコンクート表面に一時的に順次留まら
せ、移動台と共に押出しスクリュー及び空胴成形コア、
並びに前記無端コッターベルトは移動し、前記無端コッ
ターベルトの各突起をコンクリート面より順次離反さ
せ、コンクリート面に無端コッターベルトの突起形状が
転写されたシャコッターの役目を為す窪みが成形され、
且つ空胴成形コアがコンクリート層から順次抜け、成形
ベット上に空胴コンクリート板を残留させて成形され
る。
【0017】したがって、この装置においては、各押出
しスクリューの駆動以外に移動台の移動のための動力は
すべて不要となる作用をなす。
【0018】請求項2記載の発明に於いては、前述の請
求項1記載の発明の作用のほか、前記無端コッターベル
トは合成ゴム製であって、その表面に横断方向に長い突
条が任意の間隔を於いて設けてあるから、この下面全面
で打設されたコンクリート面を均しながら、その横断方
向に長い突条によって、横断方向の溝を順次形成する。
【0019】請求項3記載の発明に於いては、前述の請
求項1又は請求項2記載の発明の作用のほか、前記無端
コッターベルトのうちの下側の前記コンクリート面との
接触面は、その前端部分に於いては、無端コッターベル
トの前記突条が前記コンクリート面に充分に押し込まれ
る位置としてあり、また前記無端コッターベルトの後端
近傍においては、前記コンクリート面から離反した位置
にしてあるから、前無端コッターベルトの前端部におい
て、その突条は順次コンクリート面に食い込み、移動台
の移動に伴い、前記各突条はコンクリート表面に暫時留
まり、更に移動台の移動に伴い次第に垂直方向に抜ける
作用なし、前記各突条の形状が正確にコンクリート表面
に転写される作用をなす。
【0020】請求項4記載の発明に於いては、前述の請
求項1、請求項2又は請求項3記載の発明の作用のほ
か、前記各押出しスクリューは根元側から自由端に向け
て径が大きいテーパーとしてあるから、押し込まれるコ
クリート密度は各押出しスクリューの先端に至るほど密
になり、巣が出来ること無く、無端コッターベルトの各
谷の部分にも充分にコンクリートは押し込まれ、これら
谷部分於いても、コンクリート表面を圧密する作用をな
し、表面密度も充分に高い空胴フレキャストコンクリー
ト板が成形出来る。
【0021】請求項1乃至請求項4記載の発明の装置を
運転することによって、請求項7記載の方法発明が実施
される。
【0022】請求項5記載の発明に於いては、前述の請
求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の発明の
作用のほか、各空胴成形コアは押出しスクリュー軸線に
対して、僅かに偏心公転振動するから、軸線周りに全方
位振動し、コンクリートとの摩擦を切ると共に、空胴内
面を空胴成形コアで叩き乃至擦り、この空胴内周面を滑
らかにする作用をなし、請求項8記載の方法発明が実施
される。
【0023】請求項6記載の発明に於いては、前述の請
求項1、請求項2、請求項3又は請求項4記載の発明の
作用のほか、押出しスクリュー及び空胴成形コアが軸方
向に往復振動するから、混練コンクリートの充填効率を
高め、巣の発生を阻止し、且つ空胴成形コアと混練コン
クリートとの摩擦を切る作用をなし、請求項9記載の発
明が実施される。
【0024】請求項7記載の方法発明に於いては、これ
を実施することによって、請求項1、請求項2、請求項
3、請求項4記又は請求項5記載の装置発明を運転した
ときと同様の空胴プレキャストコンクリート板が成形さ
れる。
【0025】請求項8記載の方法発明に於いては、これ
を実施することによって、請求項5記載の装置発明を運
転したときと同様の空胴プレキャストコンクリート板が
成形される。
【0026】請求項9記載の方法発明に於いては、これ
を実施することによって、請求項6記載の装置発明を運
転したときと同様の空胴プレキャストコンクリート板が
成形される。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 請求項1乃至5記載の装置発明を含む実施の形態であ
る。請求項1乃至請求項5記載の発明を含むものであ
り、図中10は成形ベッドであり、通常鋼製であり、長
さは150m程度である。11はこれに跨架する移動台
であり、前記の成形ベッド10に対してその長さ方向に
往復移動可能に装備してある。また移動台11の上部に
は混練した生コンクリートを供給するホッパー12が設
けてある。
【0028】前記ホッパー12の下方であって、前記成
形ベット10に接近し、これと平行な複数本の押出しス
クリュー20が前記移動台11の前部に片持ち支持して
平行に設けてある。前記各押出しスクリュー20は根元
側から自由端21に向けて径が次第に大きいテーパーと
してある。またスクリュー27のピッチは根元寄が大き
く先端程ピッチが細かくなり、スクリュー27の高さは
根元側が高く、先端寄りが次第に低く形成してある(図
1参照)。また前記各押出しスクリュー20の各自由端
21は移動台11の後方に延び、これらの各自由端21
には、移動台11に対して、回転不能な所望断面形状
(図3参照)の空胴成形用の空胴成形コア22がそれぞ
れ連結してある。
【0029】前記押出しスクリュー20中を貫通した第
2の回転軸20aに中空偏芯軸23が固定してあり、こ
の中空偏芯軸23に押出しスクリュー20に隣接する第
1の空胴成形コア22aの一端が回転自在に嵌合してあ
る(ベアリングを介するものを含む)。第2の回転軸2
0aの更に内側には移動台11に固定して回転しない固
定軸25が設けてあり、この固定軸25に前記第1の空
胴成形コア22aの先端部が自動調心型ベアリング24
を介して結合してあり、前記の空胴成形コア22a自体
は固定軸周りに傾斜偏芯公転はするが、軸線周りに自転
しないようにしてある。偏心寸法が小さいものにおいて
は、空胴成形コア22全体が偏芯公転し、自転しないよ
うにしてある場合もある。押出しスクリュー20と第2
の回転軸20aとは別々のモーターM1とM2で駆動さ
れる。
【0030】前述の押出しスクリュー20、第2の回転
軸20a、空胴成形コア22a、中空偏芯軸23の半径
方向の寸法は図示の説明上の誇張して記載してある。前
記空胴成形コア22が軸方向に順次2箇連結してある場
合は、先端側の空胴成形コア22bは前記固定軸25に
完全に固定してあり、偏芯公転も自転もしない。押出し
スクリュー20と空胴成形コア22a及び22bの間に
は弾性のあるリング状のパッキン材を介在させておくこ
とが好ましい。
【0031】前記複数箇の押出しスクリュー20部分に
於いては、それぞれ断面U字型のガイド樋26が設けて
あり、これらは前記移動台11に固定してあり、押出し
スクリュー20の周りに供給された生コンクリートが確
実に空胴成形コア22方向押し出されるようにしてあ
る。
【0032】前記ホッパー12の吐出口13から、前記
空胴成形コア22の先端部分にまで達する上方には、打
設されたコンクリート面Cの全幅に圧接する無端コッタ
ーベルト30が装備してある。この前記無端コッターベ
ルト30は合成ゴム製であって、その表面に突起の一種
として横断方向に長い突条31が任意の間隔を於いて設
けてある。前述の各突条31は図2に示すように同一幅
と高さの直線の場合、部分的に広幅部32と狭幅部33
が設けてある場合(図5参照)と、部分的に背丈が若干
高い凸部34と凹部35が設けてある場合(図6参照)
がある。
【0033】また前記無端コッターベルト30のうちの
下側の前記コンクリート面Cとの接触面は、その前端部
分に於いては、無端コッターベルト30の前記突条31
が前記コンクリート面Cに充分に押し込まれる位置とし
てあり、また前記無端コッターベルト30の後端近傍の
空胴成形コア22の自由端位置部分の上方においては、
前記コンクリート面から次第に離反した位置にしてあ
る。これら前記無端コッターベルト30の位置はこれが
掛合してある調べローラ36及び無端コッターベルト3
0の内面に接触させてある複数箇のバックアップローラ
37の位置(上下)によって調整可能にしてある(図1
参照)。
【0034】実施の形態1の作用 実施の形態1の作用を請求項7及び請求項8記載の発明
の方法の実施の形態として説明する。先ず成形ベッド1
0上に必要に応じて、プレストレス導入用の複数本のP
C鋼より線Bを張設する。次に前記移動台11の空胴成
形コア22側を成形ベッド10の一端に寄せ、これをス
タート位置する。
【0035】次に前記ホッパー12に生コンクリートを
供給し、この装置全体を運転すると、ホッパーの吐出口
のから生コンクリートを各押出しスクリュウー20の根
元付近に供給しすると、生コンクリートは各押し込みス
クリュー20の周り及び、前記各ガイド樋24の中にも
充満し、前記各押し込みスクリュー20の各軸線周りの
回転によって、生コンクリートを前記各押出しスクリュ
ー20の自由端21方向に押出し、生コンクリートを成
形ベット10と移動台11の左右一対の前記起立スリッ
プ成形壁14及び、無端コッターベルト30で囲まれた
空間に押し込む。この時各押出しスクリュー20の外径
寸法は自由端21に近ずく程外径が大きくなっているテ
ーパー形状であるから、供給された生コンクリート充分
に圧密され、その反力によって移動台11を順次成形ベ
ッド10に添って前進移動させる。
【0036】この移動台の移動に伴い、左右一対の前記
起立スリップ成形壁14及び、押出スクリュー20は成
形ベッド10及びこの上に打設した生コンクリートに対
して前進することとなり、前記無端コッターベルト30
の突条31間の谷38の部分に生コンクリートを押し込
み、更に押出スクリュー20の自由端21に連なる前記
空胴成形コア22を生コンクリート層中に引込む。
【0037】前記移動台11の前進に伴って、前記無端
コッターベルト30を伴れ移動させて、前記無端コッタ
ーベルトの各突条31をこのコンクート表面Cに一時的
に留まらせる。無端コッターベルト30の各谷38の部
分は肉厚が薄いから容易に湾曲し、無端コッターベルト
30は円滑に伴れ移動する。コンクリート層の中に引き
込まれた空胴成形コア22は押出しスクリュー20軸線
に対して僅かに偏芯公転し、その周りの打設したばかり
の、生コンクリートとの摩擦を切ると共に、周りのコン
クリート層を圧密し、且つ前記空胴成形コア22の断面
形状に対応した空胴をそれぞれコンクリート層に形成す
る。更に形成した空胴内面を叩打乃至擦り滑らかにす
る。
【0038】しかし、この部分においては、コンクリー
ト面Cは無端コッターベルトによって押さえられている
から、前記空胴成形コア22の振動によって、コンクリ
ート面の凹凸形状は崩れることはない。前記空胴成形コ
ア22の偏芯寸法は空胴成形コア22直径が180cm
のとき、0.5mm乃至6mm程度が好ましいが、また
偏芯公転数は60rpm乃至300rpmとしたがこの
寸法及び回転数自体に限定的意味はない。
【0039】移動台11と共に押出しスクリュー20及
び空胴成形コア22、並びに前記無端コッターベルト3
0の移動に伴い、前記無端コッターベルト30の各突起
31は前記空胴成形コア22の自由端を過ぎる部分か
ら、順次コンクリート表面Cより離反し、コンクリート
面Cに無端コッターベルト30の各突条31と谷38の
形状が転写されて、表面部分も密度の高いものとなり、
前記各突条31によって、シャコッターの役目をなす窪
みがコンクリート面Cに順次形成され、各空胴成形コア
22はコンクリート層から抜け、成形ベット上に空胴成
形コア22の断面形状に対応した形状の空胴が形成され
た空胴コンクリート板Aを残留させて成形する。
【0040】この作用を成形ベッド10の終端に至るま
で順次行う。突条31が部分的に幅が広幅部32狭幅部
33のあるもの、又は高低のある凸部34と凹部35も
のに於いては、空胴プレキャストコンクリート板の幅方
向にも凹凸のある強固なシャコッターの役目を為す窪み
が成形される。
【0041】実施の形態2 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項6記
載の発明を含む実施の形態であり、これを運転すること
によって請求項7及び請求項9の方法発明の実施の形態
となる。
【0042】図4に示すものであり、実施の形態と異な
るところは、押出しスクリュー20の内側にはそれぞれ
回転しない固定軸25が設けてあって、この固定軸25
に前記空胴成形コア22が着脱自在に装備してある。空
胴成形コア22は主として円筒体でなく、断面縦長円、
蒲鉾型などの異形断面形のものを用いるものである。前
記の押出しスクリュー20の軸受部及び固定軸25は共
通の副移動台11aに片持ち支持してあり、副移動台1
1aは移動台11に対して、この前後方向に移動自在に
設けてあり、移動台11と副移動台11aは押出しスク
リュー20の回転軸と連動する往復振動装置29例えば
偏心輪若しくはクランクなどを介して連結してある。従
って、副移動台11aは移動台11に対して、2乃至2
0mm前後に振動する。また振動数は60回/分乃至3
00回/分としたが、これら寸法及び振動数に限定的な
意味はない。
【0043】その他、無端コッターベルト30及びこの
支持構造は実施の形態1と同様であり、実施の形態1と
同一符号のところは、同一の構成部分であり、同一の作
用をなす。
【0044】実施の形態2の作用 この装置を運転すると、各押出しスクリュー20は回転
し、同時に往復振動装置27も駆動され、副移動枠11
aが前後に2乃至20mm振動し、この各押出しスクリ
ュー20はそれぞれの空胴成形コア22と共に軸方向に
振動する。ホッパーから投入された生コンクリートは実
施の形態1と同様に各スクリューの根元部分に供給さ
れ、ガイド樋24の中にも充満し、押出しスクリュー2
0の回転及び軸方向の振動の相乗作用により、生コンク
リートは順次圧密されて、空胴成形コア22方向に押し
出され、その上面は無端コッターベルト30に押さえら
れ、その反力で移動台11は移動を開始し、実施の形態
1と同様に各空洞成形コア22を生コンクリート中に引
込み、これら各空洞成形コア22によって、生コンクリ
ート中に空胴を成形すると共に、これら各空洞成形コア
22も軸方向に振動しているから、各空胴内面との摩擦
を切ると共に空洞内面を擦り、これらを滑らかに成形す
る。
【0045】この各空胴成形コア22の丁度上側に無端
コッターベルト30が設けてあるから、これによる圧力
がコンクリート面に加えられても、空胴が潰れず成形さ
れる作用は実施の形態1と同様である。この実施の形態
に於いては、空胴成形コアの断面形状に特に限定はない
が、異形断面の成形に適する。
【0046】
【実施例】
実施例1 実施の形態1の実施例であり、前述の各押出しスクリュ
ー20の数は5本とし、その小径及び大径はそれぞれ1
80mmと200mmとしテーパー部分の長さを400
mmとし、テーパー部にのみスクリュー27が形成して
ある。この大径端の自由端には根元側がやゝ径の小さい
テーパー形状の第1の空洞成形コア22aと全長全く等
径の第2の空胴成形コア22bが連ねてある。第1の空
胴成形コア22aと第2の空胴成形コア22bによって
一連の空胴成形コア22が形成してある。
【0047】第2の空胴成形コア22bの断面は円筒形
でもよいが、断面蒲鉾型(図3参照)のものと交換可能
としてある。従ってこの蒲鉾型の第2の空胴成形コア2
2bの根元つまり押出しスクリュー20又は第1の空胴
成形コア22aと接続する部分は円形としてあり、先端
に至るに従い蒲鉾型になっている。空胴成形コア22の
長さは押出しスクリュー20の自由端の直径の約1.5
倍としてある。前述の第2の空胴成形コア22bは外周
面の断面形状の異なるものを数種用意し、目的に応じ
て、交換可能にしてある。断面形状は、前述の他、円
筒、縦長円筒、角の丸みのある角筒等である。
【0048】第1の空胴成形コア22aは回転せず、偏
芯軸23の周りに第1の空胴成形コア22aの押出しス
クリュー20に隣接した端部が約6mm偏心公転振動だ
けするように設けてある。第2の空胴成形コア22bは
全く回転も、偏心公転振動もしない。
【0049】無端コッターベルト30は合成ゴム製であ
り、突起としては横断方向に幅30mm、高さ20mm
の突条31が60mmピッチで形成してある。前記無端
コッターベルト30の下側の水平部分の長さは50mm
とし、後端部分おいては、無端コッターベルト30が略
水平状態のままコンクリート面Cから離反するように、
バックアップローラー37の位置及び後側の調べローラ
ー36の位置が定めてある。
【0050】実施例2 実施の形態2の実施例である。各押出しスクリュー20
としては実施例1と同一としてあり、それぞれの内側に
固定軸25が軸方向に貫通させてあり、この片持ち支持
部は移動台11に更に前後方向に移動可能な副移動台1
1aに支持してある。この移動台11と副移動台11a
は前後方向に往復振動する偏心輪の往復振動装置29を
介して連結してある。前記の副移動台11aの振幅は約
5mmとした。
【0051】各空胴成形コア22は押出しスクリュー2
0が一箇に対し一箇であり、断面型は円筒体でなく、断
面縦長蒲鉾型であり、その後半の頂部22cは押出しス
クリュー20の大径よりも高く上方に突出して、各押出
しスクリュー22の大径端から滑らかな傾斜面22dで
連なって形成してある。この空胴成形コア22はそれぞ
れ回転しない固定軸25に着脱自在に固定してある。
【0052】無端コッターベルト30の平坦部分は前記
空胴成形コア22の上側であり、その長さも前記空胴成
形コア22の長さと対応させてあり、前記傾斜面22d
に対応して、移動台11には傾斜した案内天井面15が
設けてあって、生コンクリートが無端コッターベルト3
0の下側に潜り込み易く、且つ充分に圧密できるように
してある。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明に於いては、前述通
りに構成し作用を為すから、各押出しスクリューを回転
して混練した生コンクリートをホッパーから供給すれ
ば、生コンクリートは各押出しスクリューによって、こ
れら自由端方向に押し出され、成形ベツド、左右の起立
スリップ成形壁及び無端コッターベルトで囲まれた空間
で圧密される。
【0054】特に前記移動台を駆動する動力がなくと
も、前述のコンクリートの圧密作用の反力によって、移
動台は前進し、この前進にともなって、無端コッターベ
ルトの突起と谷による凹凸形状がコンクリート面に転写
され、シャコッターの役目をなす丈夫な窪みがコンクリ
ート面に形成され、且つ各押出しスクリューの自由端に
連なる空胴成形コアによって、それぞれ前記空胴成形コ
アの断面形に対応した形状の空胴が形成される効果を有
する。またこの請求項1記載の発明を実施することによ
って、請求項6記載の方法発明が実施される効果を有す
る。
【0055】請求項2記載の発明に於いては、前述通り
に構成し作用を為すから、請求項1記載の効果の他、前
記無端コッターベルトは合成ゴム製であり、その表面に
突起の一種の横断方向に長い突条が任意の間隔を於いて
設けてあるから、曲がり易く、無端コッターベルトの運
転は円滑となる。
【0056】請求項3記載の発明に於いては、前述通り
に構成し作用を為すから、請求項1又は請求項2記載の
発明の効果の他、前記無端コッターベルトのうちの下側
の前記コンクリート面との接触面は、その前端部分に於
いては、無端コッターベルトの前記突条が前記コンクリ
ート面に充分に押し込まれる位置としてあり、また前記
無端コッターベルトの後端近傍においては、前記コンク
リート面から離反した位置にしてあることを特徴とする
から、各突起と谷による凹凸部によって形成されたコン
クリート面の凹凸形状から、無端コッターベルトの各突
起はそのままの姿勢でコン上方に抜けるため、コンクリ
ート面の凹凸形状は崩れること無く、無端コッターベル
トの各突起がその侭窪みとして形成される効果を有す
る。
【0057】請求項4記載の発明に於いては、前述通り
に構成し作用を為すから、請求項1請求項2又は請求項
3記載の発明の効果の他、前記各押出しスクリューは根
元側から自由端に向けて径が大きいテーパーとしてある
から、成形ベッド、両側の起立スリップ成形壁、無端コ
ッターベルト及び押出しスクリューで囲まれた空間の断
面積は、各押出しスクリューの大径部分に至るほど狭く
なり、コンクリートは確実に圧密され、更に空胴成形コ
アの振動により、コンクリート密度は平均化し、所期の
コンクリート板が形成出来る。
【0058】請求項5記載の発明に於いては、前述通り
に構成し作用を為すから、請求項1請求項2、請求項3
又は請求項4記載の発明の効果の他、前記各空胴成形コ
アは自転せず僅かに偏芯公転振動するから、混練コンク
リートの成形形態を破壊せず、且つコンクリートとの摩
擦を切り、移動台の移動を用意にすると共に、空胴内面
を擦り、空胴内面部の密度を高める。また空胴成形コア
は回転しないから断面形は円形に限定されず、任意の形
状のものが使用出来る。
【0059】請求項6記載の発明に於いては、前述通り
に構成し作用を為すから、請求項1請求項2、請求項3
又は請求項4記載の発明の効果の他、押出しスクリュー
と空胴成形コアが共に前後方向に振動するから、混練コ
ンクリートの充填効率が向上し、巣の発生はなく、且つ
コンクリートとこれら押出しスクリューと空胴成形コア
との摩擦が切れ、回転駆動動力が軽減できる。
【0060】請求項7記載の方法に於いては、前記の請
求項1乃至請求項4記載の発明の装置を運転することに
よって出来る空胴コンクリート板と同様の空胴コンクリ
ートが成形できる。
【0061】請求項8記載の方法に於いては、前記の請
求項5の発明の装置を運転することにって出来る空胴コ
ンクリート板と同様の空胴コンクリートが成形できる。
【0062】請求項9記載の方法に於いては、前記の請
求項5の発明の装置を運転することにって出来る空胴コ
ンクリート板と同様の空胴コンクリートが成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置発明の代表的に実施の形態1の縦断側面図
である。
【図2】図1のポッパーを除き、一部無端コッターベル
トを破断した状態の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】実施の形態2の要部縦断側面図である。
【図5】無端コッターベルトの一部斜視図である。
【図6】無端コッターベルトの他の実施の形態の一部斜
視図である。
【符号の説明】
10 成形ベッド 11 移動台 11a 副移動台 12 ホッパー 20 押出しスクリュー 22,22a,22b 空胴成形コア 23 中空偏心軸 25 固定軸 30 無端コッターベルト 31 突状

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺のコンクリート成形ベッドと、これに
    跨架して、この長手方向に沿って移動可能な移動台とが
    設けてあり、この移動台には前記ベットの両側部と摺動
    接触する左右一対の起立スリップ成形壁が設けてあり、
    また移動台の上部には混練した生コンクリートを供給す
    るホッパーが設けてあるプレキャストコンクリート板の
    製造装置において、 前記ホッパーの下方であって、前記成形ベットに接近
    し、これと平行な複数本の押出しスクリューが前記移動
    台の前部に片持ち支持して平行に設けてあり、前記押出
    しスクリューの各自由端は移動台の後方に延び、これら
    の各自由端には、移動台に対して、回転不能な所望断面
    形状の空胴成形コアが、それぞれ連結してあり、 前記ホッパーの吐出口から、前記空胴成形コアの先端部
    分外にまで達する上方には、打設されたコンクリート面
    の全幅に圧接する表面に突起が分布させてある無端コッ
    ターベルトが装備してあることを特徴とする空胴プレキ
    ャストコンクリート板の製造装置。
  2. 【請求項2】前記無端コッターベルトは合成ゴム製であ
    って、その表面に突起の一種の横断方向に長い突条が任
    意の間隔を於いて設けてあることを特徴とする請求項1
    記載の空胴プレキャストコンクリート板の製造装置。
  3. 【請求項3】前記無端コッターベルトのうちの下側の前
    記コンクリート面との接触面は、その前端部分に於いて
    は、無端コッターベルトの前記突条が前記コンクリート
    面に充分に押し込まれる位置としてあり、また前記無端
    コッターベルトの後端近傍においては、前記コンクリー
    ト面から離反した位置にしてあることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の空胴プレキャストコンクリート
    板の製造装置。
  4. 【請求項4】前記各押出しスクリューは根元側から自由
    端に向けて径が次第に大きいテーパーとしてあることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の空胴
    プレキャストコンクリート板の製造装置。
  5. 【請求項5】前記各空胴成形コアは2箇以内の個数が前
    記押出しスクリューの自由端側に連ねて設けてあり、こ
    のうち前記押出しスクリューと隣接する空胴成形コアは
    押出しスクリュー軸線に対して、僅かに偏心公転振動す
    るものであることを特徴とする請求項1、請求項2、請
    求項3又は請求項4記載の空胴プレキャストコンクリー
    ト板の製造装置。
  6. 【請求項6】前記複数箇の押出しスクリュー軸及び空胴
    成形コア軸は、共に前記移動台に対し更に前後方向に移
    動可能な副移動枠に支持してあり、この副移動枠と前記
    移動台とは前後方向に振動する往復振動装置を介して連
    結してあることを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4記載の空胴プレキャストコンクリート
    板の製造装置。
  7. 【請求項7】前記請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5又は請求項6記載の装置を運転し、前記
    ホッパーから生コンクリートを各押出しスクリューの根
    元付近に供給し、前記各押出しスクリューによって、生
    コンクリートを前記各押出しスクリューの自由端方向に
    押出し、生コンクリートを成形ベットと移動台の左右一
    対の前記起立スリップ成形壁及び、コッターベルト間に
    押し込み、その反力によって移動台を順次成形ベッド上
    を移動させ、これと共に、左右一対の前記起立スリップ
    成形壁及び、押出しスクリューを成形ベッド及びこの上
    に打設したコンクリートに対して前進させて、前記無端
    コッターベルトの各突起間に生コンクリートを押し込
    み、更に押し込みスクリューの自由端に面なる前記空胴
    成形コアを生コンクリート層中に引込み、前記移動台の
    前進に伴って、前記無端コッターベルトを伴れ移動させ
    て、前記無端コッターベルトの各突起をこのコンクート
    表面に一時的にコンクリート表面に留まらせ、移動台と
    共に押出しスクリュー及び空胴成形コア、並びに前記無
    端コッターベルトの移動に伴い、前記無端コッターベル
    トの各突起を順次コンクリート表面より離反させて、且
    つ空胴成形コアをコンクリート層から抜き、成形ベット
    上に空胴コンクリート板を残留させて成形して空胴プレ
    キャストコンクリート板を製造することを特徴とする空
    胴プレキャストコンクリート板の製造装置の使用方法。
  8. 【請求項8】前記各押出しスクリューを回転すると共
    に、前記空胴成形コアを軸線周りに僅かに偏心公転させ
    ることを特徴とする請求項7記載の空胴プレキャストコ
    ンクリート板の製造装置の使用方法。
  9. 【請求項9】前記各押出しスクリューを回転すると共
    に、これら各押出しスクリュー及び空胴成形コアを成形
    ベッド上の打設された生コンクリートに対して前後方向
    に振動させることを特徴とする請求項7記載の空胴プレ
    キャストコンクリート板の製造装置の使用方法。
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