JPH1062165A - 高低差測定装置 - Google Patents

高低差測定装置

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JPH1062165A
JPH1062165A JP22262996A JP22262996A JPH1062165A JP H1062165 A JPH1062165 A JP H1062165A JP 22262996 A JP22262996 A JP 22262996A JP 22262996 A JP22262996 A JP 22262996A JP H1062165 A JPH1062165 A JP H1062165A
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JP
Japan
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level sensor
flexible tube
cylinder
pressure
valve
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Pending
Application number
JP22262996A
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English (en)
Inventor
Akio Furuse
昭男 古瀬
Tsuneo Saito
常男 齊藤
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Cosmo Instruments Co Ltd
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Instruments Co Ltd
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面のように広い範囲の高低差を精度よく測
定することができる高低差測定装置を提供する。 【解決手段】 この発明では鉛直姿勢に支持される筒体
と、この筒体の底部に取付けられて筒体に注入した液体
の水頭圧を受圧面に受けて検出信号を出力する圧力検出
器とによってレベルセンサを構成し、このレベルセンサ
を少なくとも2個用意し、2個のレベルセンサの筒体同
士を可撓性チューブによって通過させ、2個のレベルセ
ンサから出力される圧力検出信号を演算手段によって差
を算出させ、その差の値を高低差として表示器に表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば構築物の
床面の平面度を測定することに利用することができる高
低差測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、幅広の織物機械を設置するよう
な場合、床面の平面度は高精度が要求される。このよう
な場合、従来は例えばトランシットのような測量機械を
用いて床の各位置の高低差を測量するか或いは水準器等
を利用して床の各位置の高低差を測定する等している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】測量機械或いは水準器
等の従来から用いられている測定器では、半径数メート
ルの範囲内で0.1mmの高さの違いを測定できる精度はな
く、もっぱら人間の勘によって設置工事を行っている。
また、レーザ光線を利用した精度の良い測定器も考えら
れているが、レーザ光線を用いる場合には除中に障害物
が存在すると測定ができないことになり、物が置かれた
工場内では使い勝手が悪い欠点がある。
【0004】この発明の目的は精度がよく、しかも使い
勝手がよい高低差測定装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では鉛直姿勢に
支持される筒体と、この筒体の底部に取り付けられ、受
圧面に筒体に注入された液体の水頭圧を受けて検出信号
を出力する圧力検出器とによってレベルセンサを構成す
ると共に、このレベルセンサを少なくとも2個用意し、
この2個のレベルセンサを構成する筒体の基端側の相互
を可撓性チューブによって連通させてレベルセンサの相
互間において液体を流通させると共に、可撓性チューブ
で連通されたレベルセンサのいずれか一方を基準レベル
センサと定め、この基準レベルセンサと他方のレベルセ
ンサの圧力検出器の検出信号の差を算出する演算手段を
設け、この演算手段で算出した差の値を基準レベルセン
サと他のレベルセンサを配置した位置の相互間における
高低差として表示器に表示させるように構成したもので
ある。
【0006】レベルセンサの数は2個に限らず、2個以
上の任意の数に選定することができる。レベルセンサの
数を2個以上の数に選定した場合は、その中の任意の1
個を基準レベルセンサと定め、この基準レベルセンサの
検出値と他のレベルセンサの検出値との差を算出し、そ
の差の値によって基準レベルセンサと他のレベルセンサ
の各設置位置相互間の高低差を表示器に表示させるよう
に構成することができる。
【0007】ここで、この発明による高低差測定装置の
測定原理について説明する。図1にこの発明による高低
差測定装置の原理的構造を説明するための概念図を示
す。S 1 ,S2 はレベルセンサを示す。レベルセンサS
1 ,S2 は鉛直姿勢に支持される筒体1と、この筒体1
の底面と受圧面で塞ぐ圧力検出器2とによって構成され
る。
【0008】レベルセンサS1 とS2 を構成する筒体1
の基端部間に可撓性チューブ3を連通させ、筒体1に注
入してある液体4をレベルセンサS1 とS2 の相互にお
いて流通できるように構成している。従って、レベルセ
ンサS2 が レベルセンサS1 の位置よりΔH高い位置
に配置されると、レベルセンサS1 の液位H1 とレベル
センサS2 の液位H2 との関係は、 H1 =H2 +ΔH ……… (1) が成立する。
【0009】従ってΔHを求めれば、レベルセンサS1
とS2 の間の高低差を測定することができる。液体4の
密度をρ(Kg/m3),重力加速度をg(m/S2 ),液位
1 ,液位H 2 (m)とすれば、各レベルセンサS1
2 の圧力検出器2は P1 =ρgH1 (Kg/m ・S2 ) P2 =ρgH2 (Kg/m ・S2 ) を圧力検出値として出力する。
【0010】圧力検出器2の検出出力P1 とP2 を演算
手段5に入力し、その差P1 −P2を求める。従って、
その差圧ΔPは、 ΔP=ρgH1 −ρgH2 =ρgΔH よってΔH=ΔP/ρg(m) ……… (2) となる。(2)式から明らかなように、圧力検出器2で
検出した圧力P1 とP2の差ΔPを求めることにより、
レベルセンサS1 とS2 を設置した場所の高低差ΔHを
求めることができる。ここで演算手段5は、例えば差動
増幅器を用いることができる。基準となるレベルセンサ
1 とし、その検出出力P1 を演算手段5の+極性の入
力端子に供給し、他方のレベルセンサS2 の検出出力を
演算手段5の−極性の入力端子に供給した場合には、演
出出力ΔPはΔP=P1 −P2 となる。P1 −P2 >0
であれば、他方のレベルセンサS2 の位置がレベルセン
サS 1 の位置より高いことを表し、P1 −P2 <0であ
れば、レベルセンサS2 の位置がレベルセンサS1 の位
置より低いことを表す。従って表示器6に演算結果の極
性を表示させることにより、基準レベルセンサS1 の位
置に対してレベルセンサS2 の位置が高いか低いかと、
その量を表示させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図2にこの発明に用いるレベルセ
ンサの実施構造の一例を示す。図2において1は鉛直姿
勢に支持した筒体、2はこの筒体1の底面に取り付けた
圧力検出器を示す。筒体1はこの例では内筒1Aと外筒
1Bとの二重構造とした場合を示す。外筒1Bは下端側
にフランジ1Cを有し、このフランジ1Cをビス1Dに
よってボデー9にネジ止めすることによって内筒1Aを
Oリング8を介してボデー9に抑え付ける。内筒1A及
び外筒1Bは透明な例えばアクリル樹脂製の筒によって
構成し、内部に注入する液体4の量等の状況を外部から
目視できる構造としている。
【0012】ボデー9は例えば金属で形成し、上ボデー
10と下ボデー11とによって構成することができる。
上ボデー10と下ボデー11はボルト12によって互い
に締め付けられ、Oリング13によって上ボデー10と
下ボデー11との間を密封する。上ボデー10には空胴
部分10Aを有し、この空胴部分10Aと筒体1との間
に孔10Bを形成し、空胴部分10Aと筒体1との間を
連通させる。空胴部分10Aの下部に圧力検出器2を装
着する。図示の例では圧力検出器2の受圧面2Aを空胴
部分10Aに対接させ、バネ14によって圧接力を与え
て空胴部分10Aとの間を密封する構造としている。
【0013】上ボデー10の周面には他のレベルセンサ
と連通させるための可撓性チューブ3(図1参照)を接
続するためのネジ孔15が形成される。このネジ孔15
と空胴部分10Aとを連通させる。16は圧力検出器2
の検出出力信号を取り出すためのコネクタを示す。筒体
1の上部開口にキャップ17がネジ込まれて蓋される。
つまり、不使用時にキャップ17は外筒1Bの内周面に
形成した雌ネジにネジ込まれ、Oリング17Aを内筒1
Aの上端に圧接し、液体4の蒸発を防ぐと共に、転倒し
た場合でも液体4がこぼれることを阻止すると共に、非
測定状態において他のレベルセンサが高い位置に持ち上
げられた場合に、他のレベルセンサから液体4が流入し
て筒体1からあふれ出ることを阻止するために設けられ
る。
【0014】圧力検出器2は受圧面2Aにダイヤフラム
が張られ、このダイヤフラムを張った面をシールパッキ
ング7を介してバネ14によって上ボデー10に押し付
けることにより空胴部分10Aを密封する。この実施例
では静電容量式の圧力検出器を用いたものとして概略説
明する。静電容量式圧力検出器は周知のように、表面に
張られたダイヤフラムと対向してケース内に固定電極が
設けられ、ダイヤフラムが液体4から受ける水頭圧の変
化によって変位する量をダイヤフラムと固定電極との間
の静電容量の変化に変換し、この静電容量の変化を例え
ば交流電圧の変化として取り出すように構成される。
【0015】なお、圧力検出器としては静電容量式に限
らず他の例えばストレーンゲージを用いたもの、或いは
半導体から成る感圧素子を利用したもの等も用いること
ができる。液体4は例えばフロロカーボンと呼ばれてい
る不活性で粘性の低い液体を用いることができる。この
フロロカーボンは水よりわずかながら密度が高い性質を
持っている。密度が変わると(2)式に示したように検
出感度が変化するが、液体4の性質(特に密度)が気温
或いは気圧の変動によって変化しなければ一定値に維持
される。従って使用する液体を特定して演算手段と表示
器等を接続した状態で校正を行うことにより、レベルセ
ンサの相互間の高低差の値を表示器に直流表示させるこ
とができる。
【0016】図3を用いて校正を行う様子を説明する。
レベルセンサS1 とS2 を水平な面18に設置する。レ
ベルセンサS1 とS2 の間を可撓性チューブ3によって
互いに連通させる。筒体1の内部及び可撓性チューブ3
には液体4が注入されているものとする。ただし、可撓
性チューブ3には気泡が存在しないようにする。このた
め可撓性チューブ3としては透明なチューブを用いる。
【0017】レベルセンサS1 を基準レベルセンサとす
るならば、レベルセンサS1 の検出出力信号を演算手段
5の+極性の入力端子に供給し、他方のレベルセンサS
2 の検出出力信号を演算手段5の一極性の入力端子に供
給する。演算手段5は例えば差動増幅器を用いることが
できる。差動増幅器の出力を、例えばアナログ−デジタ
ル変換器によってデジタル信号に変換すれば、表示器6
は数値表示型のデジタル表示器を用いることができる。
【0018】演算手段5の入力側にゼロ点調整手段5A
が設けられる。このゼロ点調整手段5Aによって水平面
に置かれている状態のレベルセンサS1 とS2 の出力を
調整し、表示器6の表示が00.0mmを表示するように調
整する。次に、一方のレベルセンサS2 と水平面18の
間に特に図示しないがブロックゲージを挟み込む。ブロ
ックゲージとしては、測定可能な最大高低差を与える厚
みを選定する。測定可能な最大値を例えば±10mmとし
た場合には、厚みが10mmのブロックゲージをレベルセ
ンサS2 の下に挟み込む。この状態で表示器6が+10
mmを表示するように演算手段5に設けた利得調整手段5
Bを調整する。利得調整器5Bの調整が完了すると、レ
ベルセンサS2 の下に挟み込んだブロックゲージを、基
準側のレベルセンサS1 側に挟み込めば表示器6の表示
は−10mmとなる。利得調整手段5Bの調整は校正時だ
け行うものであり、通常の測定開始時はゼロ点調整だけ
でよい。
【0019】±10mmを測定範囲とした場合、測定可能
な分解能は0.1mmとすることができた。つまり0.1mmの
厚みゲージを挟み込んだ場合に、表示器6に0.1mmを表
示させることができた。図3では一対のレベルセンサを
用いた場合を示したが、2個以上のレベルセンサを用い
て一度に複数個所の高低差を測定するように構成するこ
とができる。
【0020】図4にその一例を示す。図4ではレベルセ
ンサS1 を基準レベルセンサとし、他のレベルセンサS
2 とS3 を使って各位置における基準点との高低差を測
定するように構成した場合を示す。このため、レベルセ
ンサS1 の検出出力信号を2台の演算手段5の+極性の
入力端子に供給し、他のレベルセンサS2 とS3 の検出
出力信号を演算手段5の各一極性の入力端子に供給する
ように構成すればよい。図4に示すように、基準レベル
センサS1 に対して2台のレベルセンサS2 とS3 を用
いる場合には、基準レベルセンサS1 には図2に示した
ネジ孔15を2個所に設けて2本の可撓性チューブ3を
接続できるように構成すればよい。ただし、ネジ孔15
は必ずしも複数設けなくても、図5に示すように分岐管
19を用いて可撓性チューブ3を分岐接続してもよい。
【0021】図6はこの発明による高低差測定装置の具
体的な実施例を示す。具体例としては、各レベルセンサ
1 とS2 及びS1 とS3 を連通させる各可撓性チュー
ブ3にバルブ20を介挿し、持ち運びする場合には、こ
のバルブ20を閉じた状態にし、バルブ20によって各
レベルセンサS1 〜S3 の間で液体4が流通することを
阻止することができるように構成した場合を示す。
【0022】このバルブ20を設けたことにより、例え
ば3個のレベルセンサS1 〜S3 の中のいずれか1つを
上方に持ち上げても、その持ち上げたレベルセンサの内
部に大きな負圧が発生することを阻止することができ
る。換言すれば、図2〜図5に示した各実施例におい
て、いずれか一つのレベルセンサだけを持ち上げると、
そのレベルセンサのキャップ17(図2参照)が密封さ
れた状態にあると、その持ち上げたレベルセンサの内部
に大きな負圧が発生する。この負圧は持ち上げた高さを
hとすればP=−ρghで表される。ρghは液体4の
密度ρと、重力加速度gと、高さhとによって決定され
る。−ρghは計測圧値よりも充分大きいから、この負
圧−ρghが圧力検出器2のダイヤフラムに印加される
と、ダイヤフラムが変形してしまう欠点がある。
【0023】その理由としては圧力検出器2は、例えば
最大測定圧力が100mm H2O〜200mm H2Oのように感
度の高いものが用いられる。従って、ダイヤフラムは板
厚が薄い材料で形成される。このように高感度の圧力検
出器を用いた場合に、キャップ17を閉じた状態でレベ
ルセンサを持ち上げると、液体4の重みによって持ち上
げたレベルセンサの内部に大きな負圧−ρghが発生す
る。この負圧によってダイヤフラムが大きく変位し、悪
くすれば測定不能になる場合がある。また測定可能であ
っても、ダイヤフラムの状態が元の状態に戻るまでに時
間が掛かる。従って、この実施例では可撓性チューブ3
にバルブ20を介挿し、液体の流通を阻止して運搬すれ
ば、ダイヤフラムを傷めることを回避することができる
利点が得られる。
【0024】図6の実施例では更に、演算手段5と表示
器6を収納するケースの外観構造の一例を示す。ケース
21の前面パネルに表示器6を2台並設する。表示器6
の下側に例えばゼロ点調整用ツマミ22を2個設け、こ
のゼロ点調整用ツマミ22によってレベルセンサS1
2 の間のゼロ点調整と、レベルセンサS1 とS3 の間
のゼロ点調整を行うことができるように構成している。
【0025】図7はバルブ20の代わりに各レベルセン
サの内部に弁23を設け、この弁23によってレベルセ
ンサを持ち運びする際に自動的に液体4の流れを阻止す
るように構成した場合を示す。図7において、17Bは
キャップ兼把手を示す。このキャップ兼把手17Bは非
測定状態では外筒1Bの内周面に形成した雌ネジにネジ
込まれて内筒1Aの上部を密封しキッャプとして作用す
る。測定状態ではネジを緩めて内筒1Aの上部を大気圧
に解放する。これと共に、キャップ兼把手17Bには弁
23から突出したシャフト24を貫通させ、チョーネジ
25で抜け止めする。弁23の上面の周縁にはOリング
23Aを装着しておく。キャップ兼把手17Bはネジ込
みから外されていることにより、このキャップ兼把手を
持ってレベルセンサを持ち上げると、弁23が持ち上げ
られOリング23Aが上ボデー10に形成した空胴の天
井面に当接する。よって、この状態では筒体1と可撓性
チューブ3との間の液体4の流通は阻止され、空胴部分
10A内の圧力が大きく変動することを阻止することが
できる。
【0026】つまり、圧力検出器2のダイヤフラムに大
きな負圧が与えられることを阻止することができる。そ
の理由としては、弁23によって孔10Bが閉じられて
いる状態では、空胴部分10Aには空気が存在しない。
このため持ち上げられても空胴部分10A内の液体4は
移動しないから、従って空胴部分10A内において圧力
は一定値に維持され、特に圧力検出器2のダイヤフラム
に大きな圧力が与えられることがない。よって高感度の
圧力検出器を用いたとしても、その圧力検出器が破損す
るような事故を防止できる利点が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
圧力検出器2を用いて液体4の水頭圧を測定する原理に
よって、各レベルセンサの各高低差を測定するように構
成したから、圧力検出器2として高感度のものを使用す
れば、わずかな高低差でも測定できる高低差測定装置を
提供することができる。実施例では可撓性チューブ3の
長さを5メートルとした場合に、5メートルの円の範囲
内を0.1mmの分解能で高低差を測定することができた。
この測定は基準レベルセンサを一定位置に固定して配置
し、他のレベルセンサを床面に沿って移動させればよい
から、他の障害物があってもレベルセンサを通すすき間
ががあればよく、従って障害物に影響されずに測定する
ことができる。よって、使い勝手のよい高低差測定装置
を提供することができる。
【0028】また図7に示したように、把手と連動して
筒体1と可撓性チューブ3との間を遮断する弁23を設
けた場合は持ち運びが容易となり、特に測定中にレベル
センサを移動させるごとにバルブ20(図6参照)を閉
じる操作をしなくてもよいため、取扱いが容易な高低差
測定装置を提供することができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による高低差測定装置の動作原理を説
明するための概念図。
【図2】この発明による高低差測定装置に用いるレベル
センサの実施例を説明するための断面図。
【図3】図2に示したレベルセンサを用いてこの発明に
よる高低差測定装置を構成した例を説明するための図。
【図4】図2に示したレベルセンサを3個用いてこの発
明による高低差測定装置を構成した例を説明するための
図。
【図5】図4に示した高低差測定装置の変形例を説明す
るための図。
【図6】図4に示した高低差測定装置を実用する場合の
具体的な実施例を示す平面図。
【図7】図4に示したレベルセンサを改良した構造を説
明するための断面図。
【符号の説明】
1 筒体 2 圧力検出器 3 可撓性チューブ 4 液体 5 演算手段 6 表示器 7 シールパッキング 9 ボデー 10A 空胴部分 20 バルブ 23 弁 S1 〜S3 レベルセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.鉛直姿勢に支持される筒体と、この
    筒体の底部に取り付けられ受圧面に上記筒体に注入した
    液体の水頭圧を受けて検出信号を出力する圧力検出器と
    によって構成したレベルセンサと、 B.このレベルセンサを少なくとも2個用意し、これら
    2個のレベルセンサを構成する上記筒体の相互を連通さ
    せる可撓性チューブと、 C.この可撓性チューブで連通されたレベルセンサの各
    圧力検出器の検出信号の差を算出する演算手段と、 D.この演算手段で算出した差の値を上記レベルセンサ
    を配置した位置の相互間における高低差として表示する
    表示器と、 によって構成したことを特徴とする高低差測定装置。
  2. 【請求項2】 A.鉛直姿勢に支持される筒体と、この
    筒体の底部に取付けられ受圧面に上記筒体に注入した液
    体の水頭圧を受けて検出信号を出力する圧力検出器とに
    よって構成したレベルセンサと、 B.このレベルセンサを3個以上複数設け、各レベルセ
    ンサを構成する上記筒体の相互を連通させる可撓性チュ
    ーブと、 C.この可撓性チューブで連通されたレベルセンサの中
    の1つを基準レベルセンサと定め、この基準レベルセン
    サの検出信号と他のレベルセンサの検出信号の差を求め
    る複数の演算手段と、 D.この複数の演算手段の演算結果を上記基準レベルセ
    ンサと他のレベルセンサの各設置位置の相互間の高低差
    として表示する複数の表示器と、 によって構成したことを特徴とする高低差測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の高低差測定装置
    のいずれかにおいて、上記可撓性チューブにバルブを介
    挿し、持ち運び時にこのバルブを閉じることにより、上
    記筒体の相互において上記液体が流動することを阻止す
    る構造としたことを特徴とする高低差測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の高低差測定装置
    のいずれかにおいて、上記レベルセンサを構成する各筒
    体と可撓性チューブとの連通部分を開閉する弁と、この
    弁を閉位置に移動させる操作と、上記筒体の上記開口部
    分を蓋するキャップとに併用するキャップ兼把手を設け
    たことを特徴とする高低差測定装置。
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