JPH1062129A - 膜厚測定方法 - Google Patents

膜厚測定方法

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JPH1062129A
JPH1062129A JP21650396A JP21650396A JPH1062129A JP H1062129 A JPH1062129 A JP H1062129A JP 21650396 A JP21650396 A JP 21650396A JP 21650396 A JP21650396 A JP 21650396A JP H1062129 A JPH1062129 A JP H1062129A
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JP
Japan
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film thickness
film
wafer
reflected
laser
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JP21650396A
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English (en)
Inventor
Megumi Takatsu
恵 高津
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成膜中に膜厚のモニターが可能で、膜厚の管理
が確実にできる膜厚測定方法を提供する。 【手段】成膜中のウエハにレーザ光を照射させ、該ウエ
ハから反射したレーザ光の反射光量とウエハに照射され
る前のレーザ光の入射光量とを比較することにより、該
ウエハに成膜中の膜の膜厚を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVDなどで成膜
中の膜厚を直接測定することができる膜厚測定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CVD、スパッタリング
などの真空雰囲気で使用する成膜装置では、膜厚の管理
は、時間管理にて行っている。しかし、使用状況により
成膜速度が異なり、膜厚の時間管理を行うためには、定
期的なメンテナンスを行い、成膜条件の維持が必要であ
る。
【0003】また、時間管理においては、突発的にトラ
ブルが発生した場合、膜厚検査工程にまで進まないとト
ラブルは判明せず、そのため、大量の損失を与えるケー
スが発生している。従って、成膜中に膜厚を測定可能な
膜厚測定方法が要望されている。
【0004】本発明は、上記要望に鑑みなされたもの
で、成膜中に膜厚のモニターが可能で、膜厚の管理が確
実にできる膜厚測定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、成膜中のウエハにレーザ光を照射させ、該
ウエハから反射したレーザ光の反射光量とウエハに照射
される前のレーザ光の入射光量とを比較することによ
り、該ウエハに成膜中の膜の膜厚を測定することを特徴
とする膜厚測定方法を提供する。
【0006】この場合、内部にウエハを収納し、該ウエ
ハに成膜するチャンバにレーザ光が入射する入射窓とウ
エハに当たったレーザ光の反射光をチャンバ外に出射さ
せる出射窓とを設けることが好ましい。また、該チャン
バの入射窓と出射窓とに補正用レーザ光を通過させ、こ
れらの窓を透過した該補正用レーザ光の光量を入射光量
とし、上記反射光量と比較することが好ましい。
【0007】本発明の膜厚測定方法は、レーザ光を成膜
中のウエハに当てて、その反射光量と反射する前の入射
光量とを反射率として比較することにより、後述する多
重干渉反射の式より反射率と膜厚には一定の関係がある
ので、容易に膜厚を測定でき、非接触で、成膜中に膜厚
をモニターすることができ、所望の膜厚になったときに
成膜を中止すれば、確実に望みの膜厚を得ることができ
る。
【0008】また、レーザ光の出射部、反射する前の光
量の検知部、反射したレーザ光の検知部は、これらに堆
積物が付着しないように、成膜を行うチャンバーの外部
に配置することが好ましいが、そのためには、入射光と
反射光を通すそれぞれの窓がチャンバに必要である。
【0009】しかし、チャンバに入射用と出射用の窓を
それぞれ設けた場合、成膜中にこれらの窓に堆積物が付
着し、これにより成膜中に反射光量が減少すると、膜厚
の測定に誤差が生じることになる。そのため、補正用の
レーザ光をこれらの窓に通し、通したレーザ光を入射光
として反射光と比較することにより、窓の汚れなどによ
るレーザ光の透過率の変化をキャンセルすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、本発明は、下記の実施の形態に限定され
るものではない。 [第1実施形態]図1は、本発明の膜厚測定方法を示す
概念図である。図1のチャンバ10では、内部でCV
D、又は真空蒸着,スパッタリング等のPVDを行い、
必要により真空にされる。チャンバ10には、ウエハ1
1を載置する基盤12が設置され、必要により、基盤1
2の加熱装置によりウエハ11を加熱できるようになっ
ている。また、チャンバ10は、CVD、PVD等の堆
積膜形成手段、更にはウエハの熱酸化、エピタキシャル
成長等あらゆる成膜装置を含む。また、CVD法におい
ても、原料ガスの導入部に高熱部を設け、活性化状態を
作る熱分解CVD法、原料ガスの導入部に高周波を印加
し、高周波によってプラズマを形成させることによって
活性化状態を作り出す高周波プラズマCVD法、高周波
の代わりにマイクロ波を用いるマイクロ波プラズマCV
D法、直流電流を印加してプラズマを形成させる直流プ
ラズマCVD法、イオンビームによって原料ガスを活性
化状態にするイオンビームCVD法等を採用することが
できる。そのため、例えば、高周波プラズマCVD法で
は、チャンバ10内には、図示しないが、基盤12と対
向する対向電極を設け、高周波を印加できる機構を備え
る。
【0011】また、チャンバ10にはウエハ11に形成
される膜厚のモニター用のレーザ光を通すための第1ビ
ューポート(入射窓)13と第2ビューポート(出射
窓)14の2つの窓が設けられ、一方は入射光を通すた
め、他方は出射光を通すためのガラス窓である。
【0012】一方、チャンバの外側には、第1ビューポ
ート13側に、レーザ光を出射するレーザ21と、光学
部品22に取り付けられた第1フォトディテクター23
とが配置され、第2ビューポート14側に第2フォトデ
ィテクター24とが配置されている。レーザ21からの
レーザ光Lは、第1ビューポート13を通過してチャン
バ10内の基盤12上に載置されているウエハ11に角
度φで入射し、成膜されている膜の表面と下地で反射し
た反射光は、第2ビューポート14を通過して第2フォ
トディテクター24で反射光L”の光量が測定される。
また、レーザ21と第1ビューポート13の間の光路に
は第1フォトディテクター23が配置され、第1ビュー
ポート13に入射する前の入射光Lの光量を検出できる
ようになっている。図示しないが、第1フォトディテク
タ23の出力と第2フォトディテクタ24の出力との出
力差を測定し、反射率を測定できる装置が配置されてい
る。
【0013】次に、このような装置でウエハに成膜され
ていく膜の膜厚を測定する原理について説明する。図3
に示すように、屈折率を1とした雰囲気中におかれ、成
膜されたウエハにレーザ光が入射し、成膜中の膜表面及
び下地表面で反射され、これらの反射光が干渉する場合
を考える。多重干渉反射の式により、反射率Rは、 λ:波長 φ:入射角 d:膜厚 F:膜の屈折率 S:下地の屈折率 とすると、
【0014】
【数1】
【0015】垂直入射の場合、φ=0゜として、 D=4π・d・F/λ (1)
【0016】
【数2】
【0017】と表される。式(2)より、
【0018】
【数3】
【0019】(1)、(3)より、膜厚dは、
【0020】
【数4】
【0021】となり、各々の屈折率が既知の場合、反射
率Rの関数として計算することができる。このような多
重反射の式より、反射率Rと膜厚は、図4に示すよう
に、COSカーブとして表される。
【0022】具体的に、通常のCVD法を用いて、Si
4とO2ガスを用いて450℃で得られるSiO2膜の
膜厚を波長6328ÅのHe−Neレーザ光でモニター
した。成膜を開始した後、図4に示すように、膜厚が増
加するに従い反射率は低下するが、また、上昇し、CO
Sカーブに従うことが認められた。所望の膜厚dになっ
たとき、つまり所定の反射率Rになったときに成膜を停
止することにより、In−Situでの膜厚管理を行う
ことができた。 [第2実施形態]この実施形態で用いるチャンバと測定
系を図2に示す。この形態では、ウエハ11に入射する
前の入射光の光量は、チャンバ10の第1ビューポート
13と第2ビューポート14とを通過した補正用レーザ
光L’の光量としている。具体的には、第1フォトディ
テクタ23を第2フォトディテクタ24側に配置し、ハ
ーフミラー31により第1ビューポート13に向かうレ
ーザ光Lの一部を分岐して、この分岐したレーザ光を更
に反射ミラー32で反射させて第1ビューポート13と
第2ビューポート14を通過させ、第1フォトディテク
ター23で補正用レーザ光L’の光量を検出する。一
方、ハーフミラー31を通過したレーザ光は、第1ビュ
ーポート13を通り、ウエハ11で反射して第2ビュー
ポート14を通過し、その反射光L”は、第2フォトデ
ィテクター24で検出される。
【0023】この形態によれば、チャンバ10のビュー
ポート13、14の内面に堆積物やその分解物などが付
着してビューポート13、14の光透過率の低下などが
生じても、ウエハで反射してきた反射光L”と、ウエハ
に入射する前の入射光L’とは、同じく第1ビューポー
ト13と第2ビューポート14を通過しているため、こ
れらのビューポート13、14の光透過率の変化を補償
することができる。
【0024】上記第2形態では、補正用レーザ光は、ウ
エハを照射する光を分岐させて得ているが、補正用レー
ザ光用の独立したレーザを用いてもよい。本発明は、上
記態様に限定されるものではない。例えば、上記態様で
はウエハ1枚に対してレーザを1台用いているが、複数
のウエハに同時に成膜してこれらのウエハそれぞれに複
数のレーザを照射してもよい。この場合、レーザ光を分
岐させて複数のウエハに同時にレーザ光を照射するよう
にしてもよい。このように、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種種変更することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の堆積膜の膜厚測定方法によれ
ば、実際に成膜中の堆積膜の膜厚を測定することがで
き、膜厚の管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の堆積膜の膜厚測定方法に用いる装置の
一形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の堆積膜の膜厚測定方法に用いる装置の
他の形態を示す概略構成図である。
【図3】本発明方法により膜厚を測定する原理を説明す
るための模式図である。
【図4】膜厚と反射率の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…チャンバ、11…ウエハ、12…基盤、13…第
1ビューポート、14…第2ビューポート、21…レー
ザ、23…第1フォトディテクタ、24…第2フォトデ
ィテクタ、L…入射光、L”…反射光、L’…補正入射

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成膜中のウエハにレーザ光を照射させ、該
    ウエハから反射したレーザ光の反射光量とウエハに照射
    される前のレーザ光の入射光量とを比較することによ
    り、該ウエハに成膜中の膜の膜厚を測定することを特徴
    とする膜厚測定方法。
  2. 【請求項2】内部にウエハを収納し、該ウエハに成膜す
    るチャンバにレーザ光が入射する入射窓とウエハに当た
    ったレーザ光の反射光をチャンバ外に出射させる出射窓
    とを設けている請求項1記載の膜厚測定方法。
  3. 【請求項3】該チャンバの入射窓と出射窓とに補正用レ
    ーザ光を通過させ、これらの窓を透過した該補正用レー
    ザ光の光量を入射光量とし、上記反射光量と比較する請
    求項1記載の膜厚測定方法。
  4. 【請求項4】補正用レーザ光がウエハに照射されるレー
    ザ光を分岐したものである請求項3記載の膜厚測定方
    法。
JP21650396A 1996-08-16 1996-08-16 膜厚測定方法 Pending JPH1062129A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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