JPH1062122A - 位置センサ - Google Patents

位置センサ

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JPH1062122A
JPH1062122A JP26112396A JP26112396A JPH1062122A JP H1062122 A JPH1062122 A JP H1062122A JP 26112396 A JP26112396 A JP 26112396A JP 26112396 A JP26112396 A JP 26112396A JP H1062122 A JPH1062122 A JP H1062122A
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JP
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axis
light source
point light
optical axis
point
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JP26112396A
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Takao Tawara
隆雄 俵
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OPT ELECTRON KK
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光を利用し、しかも如何なる光学的レンズを
も使用すること無しに、第1の物体上の座標原点からの
第2の物体(工作機械の可動部等)の偏位を検知するこ
と。同様にして移動する薄板の表面から突出する微小突
起の突出位置を自動的に検知し記録すること。低コスト
の位置センサを提供すること。 【解決手段】 第1の物体上の原点にピンゲージ2を、
第2の物体上に点光源1とホトセンサ31、32を取付
け、点光源1とホトセンサ31、32とがピンゲージ2
を挟む位置関係となるように第2の物体を復帰させたと
き、第2の物体の上記原点からの偏位を、ホトセンサ3
1、32間の受光量の大小関係によって、検知するもの
である。又、ロールRに接触して移動する紙板Pの一側
に点光源1を他側にホトセンサ3と配置し、ホトセンサ
3の受光量の減少によって、薄板Pの微小突起を自動的
に検知し記録するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、光を利用
して対象物の座標位置を検出するための位置センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】光を利用して対象物の座標位置を検出す
るための手段・方法については、枚挙するに暇がない程
多数の提案が、これ迄になされている。例えば、特開平
5−107025号公報には、光通信用LD(レーザダ
イオード)モジュールの結合点(光ファイバとの結合
点、即ちレーザダイオード光の集光スポットの空中像)
位置と同LDモジュールの外径との間の同軸度を測定す
るための、同軸度測定装置が開示され、その同軸度測定
装置には、そのサブシステムとして、(1)対物レンズ
が取り付けられた顕微鏡と、この顕微鏡の光軸と同軸の
状態に円筒形状のワーク(光通信用用Dモジュール)を
保持するワーク供給ユニットと、前記ワークの端面の対
象点(光ファイバとの結合点)が配置される範囲の前記
顕微鏡による像を光電変換するカメラと、このカメラに
撮像される前記対象点の中心位置を算出する画像処理装
置とから成る、前記対象点の中心位置を測定する装置
(同公報請求項1の欄)や、(2)互いに前記ワークを
挟んで向い合う第1のレーザ外径測定器投光ユニットお
よび第1のレーザ外径測定器受光ユニットと、これら第
1のレーザ外径測定器投光ユニット及び第1のレーザ外
径測定器受光ユニットと垂直な方向に互いに前記ワーク
を挟んで向い合う第2のレーザ外径測定器投光ユニット
及び第2のレーザ外径測定器受光ユニットと、前記第1
のレーザ外径測定器投光ユニット及び第1のレーザ外径
測定器受光ユニットならびに前記第2のレーザ外径測定
器受光ユニット及び第2のレーザ外径測定器受光ユニッ
トに接続され前記ワークの中心位置を算出するレーザ外
径測定器コントローラとから成る、前記ワークの中心位
置を測定する装置(同公報請求項1の欄)や、(3)そ
れぞれが前記ワークの側面上で前記ワークの中心軸に垂
直な面上の異なる点である第1〜第3の点の位置を測定
する第1〜第3の測長手段と、これら第1〜第3の測長
手段に接続され前記第1〜第3の点の位置から前記ワー
クの中心位置を算出するコントローラとから成る、前記
ワークの中心位置を測定する装置(同公報請求項2の
欄)、が使用されている。
【0003】又、特開平6−104330号公報には、
(4)各個に異なる寸法を有する、円板(例えばウエ
ハ)の自動芯出しをなすための、自動芯出し装置が開示
されている。その自動芯出し装置には、投光手段と受光
手段からなるビームセンサが少なくとも3対(好ましく
は7対)設けられると共に、これらのセンサは、各投光
手段から投射される各ビームが、仮想正円錐体の母線を
なすものとなる所要の配置となされている。一方では、
板状体を把握するためのチャックを、前記仮想円錐体の
中心軸の方向へ、及びその中心軸と交差した面上の任意
の位置へ、移動させるものとしたアームロボットが設け
ると共に、このロボットを前記センサの検出信号に基づ
いて作動させるための制御装置が設けられて成るもので
ある。
【0004】
【従来の技術の問題点】然るところ、前記(1)〜
(3)の測定装置は何れも、構成が極めて複雑であり、
又、精密な光学レンズを必要とする。従って、コストダ
ウン等は、原理的に困難である。前記(4)の測定装置
は、その測定対象が、原理的に、円板(ウエハ)に限ら
れている。それ故、前記(1)〜(4)の測定装置は何
れも、工作機械等の可動部(例えばテーブル)の座標位
置を検知する用途等には適していない。ここに掲記し切
れなかったその他の従来の技術についても、事情は大同
小異である。これを要するに、従来の技術においては、
光を利用した測定装置に光学レンズを使用することは、
謂わば当たり前のこととして、何らの抵抗感も無く、受
け止められて来たのである。
【0005】
【発明の目的】それ故、この出願の発明の第1の目的
は、光を利用し、しかも如何なる光学的レンズをも使用
すること無しに、機械一般、特に工作機械における可動
部(例えばテーブル)の座標位置を検出する事が出来
る、低コストの位置センサを提供する事にある。この出
願の発明の第2の目的は、光を利用し、しかも如何なる
光学的レンズをも使用することなしに、移動する薄板
(例えば紙板)の表面から突出する微小突起の存在を自
動的に探知すると共に、その突出位置(座標位置)を自
動的に検知し、記録する事が出来る、低コストの位置セ
ンサを提供する事にある。
【0006】
【目的を達成するための手段】前記の諸問題を解決し、
且つ前記の諸目的を達成するために、この出願の発明の
第1の位置センサは、第1の物体及び第2の物体の一方
又は双方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平
行に運動可能であるときに、上記第1の物体に対する上
記第2の物体の相対的な位置関係を検知するための、位
置センサであって、点光源1と、ピンゲージ2と、1対
のホトセンサ31・32と、差動増幅器4と、信号処理
・演算回路5とを含有し、上記ピンゲージ2は、その中
心軸線が上記三次元直交座標系のZ軸と合致するよう
に、第1の物体上に取付けられ、上記点光源1は、その
光軸が上記三次元直交座標系のX軸に対して平行関係を
成すように、又、上記1対のホトセンサ31・32は、
その中点が上記点光源1の光軸上にあるように、且つこ
の光軸と直交するY軸と平行関係を成すように、それぞ
れ第2の物体上に取付けられ、上記第2の物体に対する
上記点光源1の取付位置は、上記第1の物体と上記第2
の物体との間の相対運動に伴って、上記点光源1の光軸
が上記ピンゲージ2と交差することが出来るように、選
択され、上記1対のホトセンサ31・32の二つの出力
端子には、上記差動増幅器4の二つの入力端子が、それ
ぞれ接続され、上記差動増幅器4は、上記点光源1の光
軸が上記ピンゲージ2と交差しているときは0値を出力
するように、それがY軸の正の向きに偏位しているとき
は極性が正(又は負)で絶対値が偏位距離の関数を成す
値を出力するように、それが負の向きに偏位していると
きは極性が負(又は正)で絶対値が偏位距離の関数を成
す値を出力するように、構成され、上記差動増幅器4の
後段には、信号処理・演算回路5が接続され、信号処理
・演算回路5の後段には、位置信号出力点が形成され、
上記位置信号出力点には、上記差動増幅器4の出力に基
づいて形成されたところの、上記点光源1の光軸のY座
標を表す信号が、即ち上記第1の物体に対する上記第2
の物体のY軸方向の位置関係を表す信号が出力される、
ものである。
【0007】この出願の発明の第2の位置センサは、前
記第1の位置センサにおいて、前記点光源1と前記1対
のホトセンサ31・32との間に、筒状ガラスカバー7
が、Z軸と平行関係を成すように、配設されているもの
である。
【0008】この出願の発明の第3の位置センサは、第
1の物体及び第2の物体の一方又は双方が三次元直交座
標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運動可能であると共
にX軸と平行にも運動可能であるときに、上記第1の物
体に対する上記第2の物体の相対的な位置関係を検知す
るための、位置センサであって、1個のピンゲージ2
と、第1の点光源11と、第1の1対のホトセンサ31
・32と、第1の差動増幅器41と、第1の信号処理・
演算回路51と、第2の点光源12と、第2の1対のホ
トセンサ33・34と、第2の差動増幅器42と、第2
の信号処理・演算回路52と、を含有し、上記ピンゲー
ジ2は、その中心軸線が上記三次元直交座標系のZ軸と
合致するように、第1の物体上に固定され、上記第1の
点光源11は、その光軸が上記三次元直交座標系のX軸
に対して平行関係を成すように、又、上記第1の1対の
ホトセンサ31・32は、その中点が上記第1の点光源
11の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交するY
軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に取
付けられ、上記第2の点光源12は、その光軸が上記三
次元直交座標系のY軸に対して平行関係を成すように、
又、上記第2の1対のホトセンサ33・34は、その中
点が上記第2の点光源12の光軸上にあるように、且つ
この光軸と直交するX軸と平行関係を成すように、それ
ぞれ第2の物体上に取付けられ、上記第2の物体に対す
る上記第1の点光源11の取付位置及び上記第2の点光
源12の取付位置はそれぞれ、上記第1の物体と上記第
2の物体との間のY軸方向の相対運動に伴って上記第1
の点光源11の光軸が上記ピンゲージ2と交差すること
が出来るように、又上記第1の物体と上記第2の物体と
の間のX軸方向の相対運動に伴って上記第2の点光源1
2の光軸が上記ピンゲージ2と交差することが出来るよ
うに、選択され、上記第1の1対のホトセンサ31・3
2の二つの出力端子には、上記第1の差動増幅器41の
二つの入力端子が、それぞれ接続され、上記第2の1対
のホトセンサ33・34の二つの出力端子には、上記第
2の差動増幅器42の二つの入力端子が、それぞれ接続
され、上記第1の差動増幅器41は、上記第1の点光源
11の光軸が上記ピンゲージ2と交差しているときは0
値を出力するように、それがY軸の正の向きに偏位して
いるときは極性が正(又は負)で絶対値が偏位距離の関
数を成す値を出力するように、それが負の向きに偏位し
ているときは極性が負(又は正)で絶対値が偏位距離の
関数を成す値を出力するように、構成され、上記第2の
差動増幅器42は、上記第2の点光源12の光軸が上記
ピンゲージ2と交差しているときは0値を出力するよう
に、それがX軸の正の向きに偏位しているときは極性が
正(又は負)で絶対値が偏位距離の関数を成す値を出力
するように、それが負の向きに偏位しているときは極性
が負(又は正)で絶対値が偏位距離の関数を成す値を出
力するように、構成され、上記第1の差動増幅器41の
後段には、上記第1の信号処理・演算回路51が接続さ
れ、上記第1の信号処理・演算回路51の後段には、第
1の位置信号出力点が形成され、上記第2の差動増幅器
42の後段には、上記第2の信号処理・演算回路52が
接続され、上記第2の信号処理・演算回路52の後段に
は、第2の位置信号出力点が形成され、上記第1の位置
信号出力点には、上記第1の差動増幅器41の出力に応
じて形成されたところの、上記第1の点光源11の光軸
のY座標を表す信号が、即ち上記第1の物体に対する上
記第2の物体のY軸方向の位置関係を表す信号が出力さ
れ、上記第2の位置信号出力点には、上記第2の差動増
幅器42の出力に応じて形成されたところの、上記第2
の点光源12の光軸のX座標を表す信号、即ち上記第1
の物体に対する上記第2の物体のX軸方向の位置関係を
表す信号が出力される、ものである。
【0009】この出願の発明の第4の位置センサは、前
記第3の位置センサにおいて、前記第1の点光源11と
前記第1の1対のホトセンサ31・32との間であっ
て、且つ前記第2の点光源12と前記第2の1対のホト
センサ33・34との間に、筒状ガラスカバー7が、Z
軸と平行関係を成すように、配設されている、ものであ
る。
【0010】この出願の発明の第5の位置センサは、第
1の物体及び第2の物体の一方又は双方が三次元直交座
標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運動可能であるとき
に、上記第1の物体に対する上記第2の物体の相対的な
位置関係を検知するための、位置センサであって、点光
源1と、ピンゲージ2と、ラインイメージセンサ3c
と、増幅器4aと、二値化回路5bと、計数演算手段5
cとを含有し、ピンゲージ2は、その中心軸線が上記三
次元直交座標系のZ軸と合致するように、第1の物体上
に取付けられ、上記点光源1は、その光軸が上記三次元
直交座標系のX軸に対して平行関係を成すように、又、
ラインイメージセンサ3cは、受光面の中心が上記点光
源1の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交するY
軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に取
付けられ、上記第2の物体に対する上記点光源1の取付
位置は、上記第1の物体と上記第2の物体との間のY軸
方向の相対運動に伴って、上記点光源1の光軸がピンゲ
ージ2と交差することが出来るように、選択され、ライ
ンイメージセンサ3cと、増幅器4aと、二値化回路5
bと、計数演算手段5cとは、この順で、縦続接続さ
れ、該計数演算手段5cの後段には、位置信号出力点が
形成され、上記位置信号出力点には、ラインイメージセ
ンサ3cの出力に基づいて形成されたところの、点光源
1の光軸のY座標を表す信号が、即ち上記第1の物体に
対する上記第2の物体のY軸方向の位置関係を表す信号
が出力される、ものである。
【0011】この出願の発明の第6の位置センサは、第
1の物体及び第2の物体の一方又は双方が三次元直交座
標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運動可能であると共
に、X軸と平行にも運動可能であるときに、上記第1の
物体に対する上記第2の物体の相対的な位置関係を検知
するための、位置センサであって、ピンゲージと、第1
の点光源と、第1のラインイメージセンサと、第1の増
幅器と、第1の二値化回路と、第1の計数演算手段と、
第2の点光源と、第2のラインイメージセンサと、第2
の増幅器と、第2の二値化回路と、第2の計数演算手段
と、を含有し、上記ピンゲージは、その中心軸線が上記
三次元直交座標系のZ軸と合致するように、第1の物体
上に取付けられ、上記第1の点光源は、その光軸が上記
三次元直交座標系のx軸に対して平行関係を成すよう
に、又、上記第1のラインイメージセンサは、受光面の
中心が第1の点光源の光軸上にあるように、且つこの光
軸と直交するY軸と平行関係を成すように、それぞれ第
2の物体上に取付けられ、上記第2の点光源は、その光
軸が上記三次元直交座標系のY軸に対して平行関係を成
すように、又、上記第2のラインイメージセンサは、受
光面の中心が第2の点光源の光軸上にあるように、且つ
この光軸と直交するX軸と平行関係を成すように、それ
ぞれ第2の物体上に取付けられ、上記第2の物体に対す
る上記第1の点光源の取付位置は、上記第1の物体と上
記第2の物体との間のY軸方向の相対運動に伴って、上
記第1の点光源の光軸が上記ピンゲージと交差すること
が出来るように、選択され、上記第2の物体に対する上
記第2の点光源の取付位置は、上記第1の物体と上記第
2の物体との間のX軸方向の相対運動に伴って、上記第
2の点光源の光軸が上記ピンゲージと交差することが出
来るように、選択され、上記第1のラインイメージセン
サと、上記第1の増幅器と、上記第1の二値化回路と、
上記第1の計数演算手段とは、この順で縦続接続され、
上記第1の計数演算手段の後段には、第1の位置信号出
力点が形成され、上記第2のラインイメージセンサと、
上記第2の増幅器と、上記第2の二値化回路と、上記第
2の計数演算手段とは、この順で縦続接続され、上記第
2の計数演算手段の後段には、第2の位置信号出力点が
形成され、上記第1の位置信号出力点には、上記第1の
ラインイメージセンサの出力に基づいて形成されたとこ
ろの、上記第1の点光源の光軸のY座標を表す信号が、
即ち上記第1の物体に対する上記第2の物体のY軸方向
の位置関係を表す信号が出力され、上記第2の位置信号
出力点には、上記第2のラインイメージセンサの出力に
基づいて形成されたところの、上記第2の点光源の光軸
のX座標を表す信号が、即ち上記第1の物体に対する上
記第2の物体のX軸方向の位置関係を表す信号が出力さ
れる、ものである。
【0012】この出願の発明の第7の位置センサは、長
尺の紙板Pが、紙送りシステムのローラRに接触せしめ
られた状態で、長手方向に移動せしめられているとき
に、上記紙板Pの表面から法線方向に突出している微小
突起の存在を自動的に探知すると共に、その突出位置
(座標位置)を自動的に検知し、記録するための、位置
センサであって、点光源1と、ホトセンサ3と、信号処
理・演算回路5と、紙板部位算出回路8と、メモリMと
を含有し、上記点光源1は、紙板PとロールRとの接触
領域に即して短手方向に延びる一の線分の左側(又は右
側)に配置され、その光軸は該線分と合致せしめられ、
上記ホトセンサ3は、上記線分の右側(又は左側)に配
置され、上記信号処理・演算回路5は、上記ホトセンサ
3の出力電圧(電流)を増幅して、2値信号(2元信
号)に変換するように構成され、上記紙板部位算出回路
8は、上記紙送りシステムから時々刻々到来する紙板走
行速度又は紙板走行距離に基づいて、上記点光源1の光
軸位置に次々に差し掛かる紙板部位をその都度算出する
ように構成され、上記メモリMは、上記ホトセンサ3か
ら上記微小突起の検出信号が出力され、これを受けた上
記信号処理・演算回路5から書き込み指令が与えられた
時点々々で、上記紙板部位算出回路8から出力された紙
板部位が書き込まれるように構成されている、ものであ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】この出願の発明の第1の実施の形
態の位置センサについて説明する。第1の実施の形態
は、第1の物体及び第2の物体(図示しない)の一方又
は双方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平行
に運動可能であるときに、上記第1の物体に対する上記
第2の物体の相対的な位置関係を検知するための、位置
センサである。ここに、第1の物体とは、例えば工作機
械のベッド、コラム又はアーム等のことであり、第2の
物体とは、例えば同工作機械のテーブルのことである。
図1は、上記第1の実施の形態の模式図である。図1の
図の右上には、説明の便のため、三次元直交座標系
(X,Y,Z)におけるX軸とY軸とが示されている。
Z軸は、紙面に垂直となる(従って、図示されない)。
図1において、1は点光源、2はピンゲージ、31及び
32は1対のホトセンサ、4は差動増幅器、5は信号処
理・演算回路である。ピンゲージ2以外の部分(1,3
1・32,4,5)は、共同してセンサ本体を構成す
る。そして、6は表示器である。
【0014】この出願の発明に使用する点光源1は、レ
ーザダイオード(LD)又は発光ダイオード(LED)
であって、発光領域の面積を可及的に極小化し、光量密
度を可及的に極大化したものである。この出願の発明に
使用するLED光源は、例えば、発光領域の面積を従来
のLED光源の百分の一以下に極少化すると共に、その
光量密度を百倍程度に高くしたものである。従来のLE
D光源の発光領域の面積は、90000μm程度であ
り、その光量密度は、0.03μW/μmであるが、
この実施例に使用するLED光源1の発光領域の面積
は、300〜2000μm若しくはそれ以下であり、
その光量密度は、1.5〜3μW/μm若しくはそれ
以上である。発光領域の形状は、略円形状である。この
様なLED光源1は、原理的には、例えば、面発光形構
造のLEDに微小径のメサ構造を用いて実現される(例
えば、「電子情報通信ハンドブック第1分冊」第992
頁(昭和63年3月30日オーム社発行)参照)。将来
的には、端面発光形や、プレーナ構造でも実現されよ
う。
【0015】ピンゲージ2は、細い棒状を成し、その直
径は、例えば3mm程度である。ピンゲージ2の中心軸
線は、上記三次元直交座標系(X,Y,Z)のZ軸と合
致せしめられる(尤も、図1では、ピンゲージ2等を見
易くするため、その中心軸線とZ軸とは未だ合致せしめ
られていない。以下も同様である)。ピンゲージ2の基
部は、例えば、Z軸に即して進出自在のピンゲージホル
ダ(図示しない)を介して、第1の物体(例えば工作機
械のベッド、コラム又はアーム等)の適宜の部位に取付
けられる。ピンゲージ2は、非計測時(例えば工作時)
には、センサ本体並びに第2物体の移動の邪魔にならな
い位置まで、ピンゲージホルダによって引っ込められ、
待機せしめられる。計測時(例えば工作開始の直前又は
工作終了の直後)には、光源1の光軸と交差することが
出来る位置まで、即ちその先端部が原点(0,0,0)
を越える位置まで、ピンゲージホルダによって突出せし
められる。1対のホトセンサ31・32は、その中点が
点光源1の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交す
るY軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上
に取付られれる。上記第2の物体に対する点光源1の取
付位置は、上記第1の物体と上記第2の物体との間の相
対運動に伴って、点光源1の光軸がピンゲージ2と交差
することが出来るように、選択される。1対のホトセン
サ31・32の二つの出力端子には、差動増幅器4の二
つの入力端子が、それぞれ接続される。好ましくは、点
光源1の発光面側の近傍と一対のホトダイオード31・
32の受光面側の近傍とに、塵埃の付着を防止するた
め、カバーガラスが配設される。差動増幅器4は、点光
源1の光軸がピンゲージ2の中心軸線と交差していると
きは0値を出力するように、それがY軸の正の向きに偏
位しているときは極性が正で絶対値が偏位距離の関数を
成す値を出力するように、それが負の向きに偏位してい
るときは極性が負で絶対値が偏位距離の関数を成す値を
出力するように、構成される。差動増幅器4の後段に
は、信号処理・演算回路(5)が接続され、信号処理・
演算回路(5)の後段には、位置信号出力点(図示しな
い)が形成される。この位置信号出力点には、表示器6
が接続される。信号処理・演算回路(5)は、差動増幅
器4から出力されたアナログ信号を増幅して、ディジタ
ル信号に変換する。表示器6は、差動増幅器4の出力に
応じて、即ち信号処理・演算回路5の出力に基づいて、
光源1の光軸のY座標を、即ち上記第1の物体に対する
上記第2の物体のY軸方向の位置関係を表示する。
【0016】この出願の発明の第1の実施の形態の動作
について説明する。点光源1の光軸がピンゲージ2と交
差しているときは、ホトセンサ31及び33に入射する
光量は、互いに同一である。従って、差動増幅器4の出
力は0となり、表示器6は0を表示する。第2の物体が
Y軸の正の向きに微小距離偏位すると、従って光源1の
光軸がY軸の正の向きに微小距離偏位すると、ホトセン
サ31に入射する光量が増大し、ホトセンサ32に入射
する光量が減少する。従って、差動増幅器4の出力は、
図2の動作特性曲線に従って、振幅が微小偏位距離にほ
ぼ比例した正のアナログ信号となる。信号処理・演算回
路5は、この信号を、正のディジタル信号に変換する。
表示器6は、このディジタル信号に基づいて、偏位の向
きと大きさとを表示する。第2の物体がY軸の正の向き
に更に偏位し、光源1とホトセンサ32の中心を結ぶ直
線がピンゲージ2と交差する点に到達すると、ホトセン
サ32の出力の絶対値が0もしくは極小となり、従って
差動増幅器4の出力は、図2の動作特性曲線に示す通
り、絶対値が極大となる。以下、この点を「極大点」と
いう。
【0017】第2の物体が極大点を過ぎて更に大きく偏
位すると、今度は差動増幅器4の出力が、徐々に減少
し、終(つい)には0となる。第2の物体がY軸の負の
向きに偏位したとき、即ち点光源1の光軸がY軸の負の
向きに偏位したときは、差動増幅器4の出力は、負極性
となるが、絶対値は正の向きに偏位したときと同一であ
る。(なお、差動増幅器4の回路形式如何によっては、
出力信号の極性が上記説明文とは反対になり得る。その
場合は、上記説明文中の「正」を「負」、「負」を
「正」と読み替えるものとする。) 信号処理・演算回路5は、上記アナログ信号を、ディジ
タル信号に変換する。表示器6は、このディジタル信号
に基づいて、偏位の向きと大きさとを表示することが出
来る。
【0018】第1の実施の形態の位置センサは、上記両
極大点間で使用するのが望ましい。例えば、工作機械類
では、テーブル等の原点復帰が正しく行われているか否
かを、エンコーダ等を用いてチェックしなければならな
い。しかし、エンコーダ等によるチェックでは、ミクロ
ン単位の誤差が残る。上記の位置センサは、このような
場合における原点復帰状態の再チェックに有効である。
工作機械等の低速すべり案内機構においては、付着すべ
り(stick−slip)現象の発生の故に、機械座
標系における原点からの偏位(ミクロン単位の偏位)が
正しくに検知されたとしても、完全なる原点復帰の困難
な場合が無いでもない。そのような場合は、上記位置セ
ンサの位置信号出力点から出力されるディジタル信号に
よって、プログラム上のワーク座標系における原点を自
動的に調節(オフセット)するようにすれば良い。その
ようにした場合は、表示器6を省略することが出来る。
なお、信号処理・演算回路5及び表示器6は、アナログ
形式に留めることが出来る。
【0019】この出願の発明の第2の実施の形態の位置
センサについて説明する。図3は、第2、第4の実施の
形態の位置センサに使用される筒状ガラスカバーの水平
断面図である。図3において、1は点光源、2はピンゲ
ージである。7はガラス乃至透明材料から成る筒状のカ
バー(以下単に「筒状ガラスカバー」という。)であ
る。筒状ガラスカバー7は、通常、位置センサの本体側
に取り付けられる。図3(a)の筒状ガラスカバー7
は、内表面及び外表面を共に円筒状に形成したものであ
る(以下これを「円筒状カバー」という)。又、図3
(b)の筒状ガラスカバー7は、外表面を角筒状に、内
表面を円筒状に形成したものである(以下これを「角円
筒状カバー」という)。点光源1から出発して円筒状ガ
ラスカバー7の(光源側から見て)右半部(図3(a)
では上半部)に入射した光線は、その筒壁部を前後2回
(最右端では1回)通過することになるが、その際、よ
り右側(上側)を進行する光線は、より大きく右側(上
側)に屈折せしめられる。何故かならば、円筒状ガラス
カバー7は、より右側(上側)の筒壁面ほどY軸に対す
る傾きが大きくなるから、より右側(上側)を進行する
光線ほどガラス内の光路が長くなり、従ってそこを通過
した後の波面が相対的に遅れることとなるからである。
点光源1から出発して円筒状ガラスカバー7の(光源側
から見て)左半部(図3(a)では下半部)に入射した
光線については、より左側(下側)を進行する光線ほ
ど、より大きく左側(下側)に屈折せしめられる。その
理由は、上記の場合の裏返しである。
【0020】図3(b)の角円筒状ガラスカバー7は、
入射する光路がより右側(図では上側)になればなるほ
ど対応部位の壁厚が増大し、又、より左側(下側)にな
ればなるほど壁厚が増大する。このことは、同図(b)
を一見すれば明らかである。従って、角円筒状ガラスカ
バー7の右半部(上半部)に入射した光線は、より右側
(上側)を進行する光線ほど、より大きく右側(上側)
に屈折せしめられ、左半部(下半部)に入射した光線
は、より左側(下側)を進行する光線ほど、より大きく
左側(下側)に屈折せしめられることとなる。即ち、図
3の如く、筒状ガラスカバー7が挿入されると、ピンゲ
ージ2の右側(上側)を通る光線は、より右側(上側)
に屈折せしめられ、ピンゲージ2の左側(下側)を通る
光は、より左側(下側)に屈折せしめられることとな
る。その結果、ピンゲージ2の近傍を通過する光が分散
し、検出が容易になる。なお、筒状ガラスカバー7は、
ピンゲージ2と共に、ピンゲージホルダHに取り付ける
ことも出来る。この場合は、屈折作用のみを果す。この
出願の発明の第2の実施の形態のその余の事項は、第1
の実施の形態と同様である。
【0021】この出願の発明の第3の実施の形態の位置
センサについて説明する。第3の実施の形態は、第1の
物体及び第2の物体の一方又は双方が三次元直交座標系
(X,Y,Z)のY軸と平行に運動可能であると共にX
軸と平行にも運動可能であるときに、上記第1の物体に
対する上記第2の物体の相対的な位置関係を検知するた
めの、位置センサである。ここに、第1の物体とは、例
えば工作機械のベッド、コラム又はアーム等のことであ
り、第2の物体とは、例えば同工作機械のテーブルのこ
とである。図4は、この出願の発明の第3の実施の形態
の位置センサの説明図であって、同図(a)は正面図、
(b)は水平断面図、(c)は側面図である。図4
(b)の左側には、三次元直交座標系(X,Y,Z)の
X軸とY軸とが示されている。Z軸は、紙面に垂直であ
る(従って図示されない)。図5は、同第3の実施の形
態の位置センサの要部の縦断面図である。図5の右側に
は、同じく説明の便のため、三次元直交座標系(X,
Y,Z)のX軸とZ軸とが示されている。Y軸は、紙面
に垂直である(従って図示されない)。図6は、同第3
の実施の形態の位置センサの回路図であって、同図
(a)はX座標検知用の回路図、同図(b)はY座標検
知用の回路図である。
【0022】図4〜6において、11は第1の点光源、
2はピンゲージ、31及び32は第1の1対のホトセン
サ、41は第1の差動増幅器、51は第1の信号処理・
演算回路、61は第1の表示器である。そして、12は
第2の点光源、33及び34は第2の1対のホトセン
サ、42は第2の差動増幅器、52は第2の信号処理・
演算回路、62は第2の表示器、Hはピンゲージホルダ
である。なお、Bは電池、Sはスイッチ、Iは同スイッ
チに係る表示ランプである。第3の実施の形態に使用さ
れる第1の点光源11及び第2の点光源12は、第1の
実施の形態に使用される点光源1と同一である。第3の
実施の形態に使用されるピンゲージ2も、第1の実施の
形態に使用されるピンゲージ2と同一である。ピンゲー
ジ2の中心軸線は、上記三次元直交座標系(X,Y,
Z)のZ軸と合致せしめられる。その基部は、例えば、
Z軸に即して進出自在のピンゲージホルダ(H)を介し
て、第1の物体(例えば工作機械のベッド、コラム又は
アーム等)の適宜の部位に取付けられる。ピンゲージ2
は、計測時(例えば工作開始前又は工作終了後)には、
図5の如く、光源1の光軸と交差することが出来る位置
まで、ピンゲージホルダによって進出せしめられる。非
計測時(例えば工作時)には、第2の物体の移動の妨げ
にならない位置まで、同ホルダによって引っ込められ
る。
【0023】第1の点光源11は、その光軸が三次元直
交座標系のX軸に対して平行関係を成すように、又、第
1の1対のホトセンサ31・32は、その中点が第1の
点光源11の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交
するY軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体
上に取付けられる。第2の点光源12は、その光軸が三
次元直交座標系のY軸に対して平行関係を成すように、
又、第2の1対のホトセンサ33・34は、その中点が
第2の点光源12の光軸上にあるように、且つこの光軸
と直交するX軸と平行関係を成すように、それぞれ第2
の物体上に取付けられる。第2の物体に対する第1の点
光源11の取付位置及び第2の点光源12の取付位置は
それぞれ、第1の物体と第2の物体との間のY軸方向の
相対運動に伴って点光源11の光軸がピンゲージ2と交
差することが出来るように、又第1の物体と第2の物体
との間のX軸方向の相対運動に伴って点光源12の光軸
がピンゲージ2と交差することが出来るように、選択さ
れる。
【0024】第1の1対のホトセンサ31・32の二つ
の出力端子には、差動増幅器41の二つの入力端子が、
それぞれ接続され、第2の1対のホトセンサ33・34
の二つの出力端子には、差動増幅器42の二つの入力端
子が、それぞれ接続される。第1の差動増幅器41は、
点光源11の光軸がピンゲージ2と交差しているときは
0値を出力するように、それがY軸の正の向きに偏位し
ているときは偏位距離に応じた正の値を出力するよう
に、それが負の向きに偏位しているときは偏位距離に応
じた負の値を出力するように、構成される。第2の差動
増幅器42は、点光源12の光軸がピンゲージ2の中心
軸線と交差しているときは0値を出力するように、それ
がX軸の正の向きに偏位しているときは偏位距離に応じ
た正の値を出力するように、それが負の向きに偏位して
いるときは偏位距離に応じた負の値を出力するように、
構成される。
【0025】第1の差動増幅器41の後段には、第1の
信号処理・演算回路51が接続され、第1の信号処理・
演算回路51の後段には、第1の位置信号出力点(図示
しない)が形成され、この第1の位置信号出力点には、
第1の表示器61が接続される。第2の差動増幅器42
の後段には、第2の信号処理・演算回路52が接続さ
れ、第2の信号処理・演算回路52の後段には、第2の
位置信号出力点(図示しない)が形成され、この第2の
位置信号出力点には、第2の表示器62が接続される。
第1の表示器61には、第1の差動増幅器41の出力に
基づいて、第1の点光源11の光軸のY座標が、即ち第
1の物体に対する第2の物体のY軸方向の位置関係が表
示される。第2の表示器62には、第2の差動増幅器4
2の出力に基づいて、第2の点光源12の光軸のX座標
が、即ち第1の物体に対する第2の物体のX軸方向の位
置関係が表示される。この出願の発明の第3の実施の形
態のその余の事項は、第1の実施の形態と同様である。
【0026】この出願の発明の第4の実施の形態の位置
センサについて説明する。同第4の実施の形態の位置セ
ンサは、前記第3の実施の形態の位置センサにおいて、
第1の点光源11と第1の1対のホトセンサ31・32
との間であって、且つ第2の点光源12と第2の1対の
ホトセンサ33・34との間に、筒状ガラスカバー7
が、Z軸と平行関係を成すように、配設されているもの
である。ここに使用される筒状ガラスカバー7は、前記
第2の実施の形態に使用されたもの(図3参照)と同一
である。この出願の発明の第4の実施の形態のその余の
事項は、第3の実施の形態と同様である。
【0027】この出願の発明の第5の実施の形態の位置
センサについて説明する。同第5の位置センサは、第1
の物体及び第2の物体の一方又は双方が三次元直交座標
系(X,Y,Z)(X軸は紙面の横方向に平行、Y軸は
紙面の縦方向に平行。)のY軸と平行に運動可能である
ときに、上記第1の物体に対する上記第2の物体の相対
的な位置関係を検知するための、位置センサである。図
7は、この出願の発明の第5の実施の形態の位置センサ
の説明図であって、同図(a)の左半部は、同位置セン
サを構成する光学系の模式図、同右半部は、同位置セン
サに使用したラインイメージセンサの出力波形(の一例
を示す)図、同図(b)は、同位置センサの要部の回路
図である。図7において、1は点光源、2はピンゲー
ジ、3cはラインイメージセンサ、4aは増幅器、5b
は二値化回路、5cは計数演算手段、Dはドライブ回路
である。ピンゲージ2以外の部分(1,31・32,3
c,4a,5b,5c,D)は、共同してセンサ本体を
構成する。そして、6は表示器である。ピンゲージ2
は、その軸線が上記三次元直交座標系のZ軸(Z軸は紙
面に対して垂直とする。)と合致するように、第1の物
体上に取付けられる。点光源1は、その光軸が上記三次
元直交座標系のX軸に対して平行関係を成すように、第
2の物体上に取付けられる。ラインイメージセンサ3c
は、CCD(電荷結合素子)形又はMOS形から成る。
そして、その受光面の中心が点光源1の光軸上に位置す
るように、且つ該光軸に直交するY軸と平行関係を成す
ように、第2の物体上に取付けられる。上記第2の物体
に対する点光源1の取付位置は、上記第1の物体と上記
第2の物体との間のY軸方向の相対運動に伴って、点光
源1の光軸がピンゲージ2と交差することが出来るよう
に、選択される。ラインイメージセンサ3cと、増幅器
4aと、二値化回路5bと、計数演算手段5cとは、こ
の順で縦続接続され、計数演算手段5cの後段には、位
置信号出力点が形成される。この位置信号出力点には、
表示器6が接続される。
【0028】ドライブ回路Dは、ラインイメージセンサ
3cに対してシフトパルスと読み出しクロックパルス
(転送パルス)とを供給すると共に、計数演算手段5c
に対してもそれらのパルスを供給する。ラインイメージ
センサ3cは、周知の通り、感光部及び転送部を含有す
る。感光部の信号電荷列Qは全て、シフトパルスのオン
時に、転送部にパラレルに移送される。転送部の信号電
荷列Qは、読出しクロックパルス(転送パルス)によっ
て、シリアルに転送され、出力端子から順次出力され
る。ラインイメージセンサ3c内の電子的走査の向き
(順序)は、簡単のため、Y軸の向き(下から上へ)と
合致せしめられる(合致せしめないときは、ダウンカウ
ンタを使用するが、回路構成がやや複雑となる)。点光
源1とラインイメージセンサ3cとの間にピンゲージ2
が介在する時は、ラインイメージセンサ3cの受光面の
長手方向(即ちY軸と平行な方向)に即して、例えば、
明部−暗部−明部が、交番的に、出現する。かかる明部
と暗部の空間的分布は、ラインイメージセンサ3c内の
読出しクロックパルスによる電子的走査によって、一般
には、時間軸上で強−弱−強の分布を成す電気的アナロ
グ信号に変換される。ここでは、ラインイメージセンサ
3cに奇数段のプリアンプが付加されているために出力
電圧の極性が反転され、図7(a)右半部の出力波形図
の如く、時間軸上で弱−強−弱の分布となる。ラインイ
メージセンサ3cから出力されたアナログ信号は、増幅
器4aで増幅され、二値化回路5bで二値化される。ラ
インイメージセンサ3cの受光面上の明部に対応する二
値化信号の値は、図7(a)右半部の出力波形図の如
く、論理0となり、ラインイメージセンサ3cの暗部に
対応する二値化信号の値は、反対に論理1となる。
【0029】図7(c)は、前記計数演算手段5cの回
路構成の一例を示す図である。計数演算手段5cは、図
示の如く、少なくとも、1個のパルスカウンタ、1個の
減算回路(又は加減算回路)及び1個のレジスタを含有
する。パルスカウンタは、ドライブ回路Dから読出しク
ロックパルスを受け取って、これを計数する。計数動作
の開始時点は、ラインイメージセンサ3cの電子走査が
受光面の一端のピクセル(画素)に差し掛かった時点と
同時であり、計数動作の終了時点は、ラインイメージセ
ンサ3cが論理1信号を出力した時点、従って計数演算
手段5cが二値化回路5bから論理1信号を受け取った
時点とほぼ同時である。パルスカウンタの計数動作の開
始・終了は、同カウンタの直前に接続されているゲート
回路の導通・不導通状態に従う。上記ゲート回路の導通
・不導通状態は、図示の如く、1段のSRフリップフロ
ップによって制御され、該SRフリップフロップのセッ
トは、ドライブ回路Dから受け取ったシフトパルスの立
下り(後縁)のタイミング(又は適宜遅延させたタイミ
ング)によってなされ、そのリセットは、二値化回路5
bからの論理1信号によってなされる。かくして、パル
スカウンタは、計数動作終了時点における計数値を出力
することと成る。減算回路(又は加減算回路)は、受け
取った計数値から所定値yを減算して成る値を、レジ
スタに与える。上記の所定値yは、点光源1の光軸が
ピンゲージ2の中心軸線と交差したときに(即ち第2の
物体の基準点が原点にあるときに)、0値を出力するよ
うに、予め校正(calibrate)される。計数演
算手段5cの出力値は、位置信号出力点を介して、例え
ば表示器6に表示される。上記パルスカウンタは、次の
計数動作開始前までに、リセットされる。リセット信号
としては、例えば、ドライブ回路Dから受け取ったシフ
トパルスの立上り部位が利用される。
【0030】第2の物体がY軸方向ばかりでなくX軸方
向にも変動する場合は、電子走査による論理1信号の幅
(持続時間)が変動するため、上記の回路構成では、原
点表示に誤差を生じる。かかる場合は、上記パルスカウ
ンタのクロックパルス入力端子の直前に挿入されていた
上記ゲート回路を除去し、代りに1個の切換スイッチ
(図示しない)を挿入し、この切換スイッチの第1の出
力端子と上記クロックパルス入力端子との間を直接的に
接続し、第2の出力端子と上記クロックパルス入力端子
との間を、別のゲート回路と1/2分周器との縦続接続
回路を介して、接続する。上記切換スイッチの第1の出
力端子側への切換は、例えば第1のSRフリップフロッ
プのオン出力によってなし、上記別のゲート回路の導通
状態への切換は、例えば第2のSRフリップフロップの
オン出力によってなすようにする。上記第1のSRフリ
ップフロップのセットは、ドライブ回路Dから受け取っ
たシフトパルスの立下り(後縁)によってなされ、その
リセットは、二値化回路5bからの論理1信号の立上り
(前縁)によってなされる。上記第2のSRフリップフ
ロップのセットは、二値化回路5bからの論理1信号の
立上り(前縁)のタイミングによってなされ、そのリセ
ットは、同論理1信号の立下り(後縁)のタイミングに
よってなされる。これによって、上記パルスカウンタ
は、等価的に、論理1信号の中間時点まで計数動作を続
けたことになるから、仮令第2の物体がX軸方向に変動
したとしても、計数演算手段5cの出力は、その影響を
受けることがなくなる。なお、計数演算手段5cは、デ
ィジタル回路しか含有していないから、マイクロコンピ
ュータ(とプログラム)によって、容易に置換すること
が出来る。この場合には、ドライブ回路Dからの読み出
しクロックパルスの代わりに、マイクロコンピュータの
内部のクロックパルスを使用することが出来るので、読
み出しクロックパルスの受信を省略することが出来る
(図7(b)参照)。
【0031】第5の実施の形態の位置センサの動作につ
いて説明する。ピンゲージ2が、図7(a)の如く、点
光源1の光軸上(即ちX軸上)に存在する時は、二値化
回路5bの出力は、ラインイメージセンサ3cの一端か
ら開始する走査期間の中間領域において、論理1とな
る。この時、前記所定値yは、計数演算手段5cが0
値を出力するように、予め校正(調節)されている。前
記第2の物体がY軸の正方向に微小距離偏位し、従って
点光源1の光軸がY軸の正方向に微小距離偏位すると、
図7(a)右半部の出力波形図における、論理1信号の
出現時点が、時間軸上の正方向に偏位する。従って、計
数演算手段5cは、正方向の偏位距離に応じた正の値を
前記位置信号出力点に出力する。表示器6は、これに基
づいて点光源1の光軸の正の偏位距離を表示する。
【0032】前記第2の物体がY軸の負方向に微小距離
偏位し、従って点光源1の光軸がY軸の負方向に微小距
離偏位すると、図7(a)右半部の出力波形図におけ
る、論理1信号の出現時点が、時間軸上の負方向に偏位
する。従って、計数演算手段5cは、負方向の偏位距離
に応じた負の値を前記位置信号出力点に出力する。表示
器6は、これに基づいて点光源1の光軸の負の偏位距離
を表示する。即ち、表示器6には、ラインイメージセン
サ3cの出力に基づいて、点光源1の光軸のY座標が、
従って上記第1の物体に対する上記第2の物体のY軸方
向の位置関係が表示される。
【0033】第6の実施の形態の位置センサについて説
明する。第6の実施の形態の位置センサの光学系は、第
5の実施の形態の位置センサの光学系と同じものを二組
用意し、これらを互いに直交するように配設して成るも
のである。別言すれば、図4(b)に示した第3の実施
の形態の位置センサにおける第1の1対のホトセンサ3
1・32を第1のラインイメージセンサで置換し、第2
の1対のホトセンサ33・34を第2のラインイメージ
センサで置換したものと同一である。上記第1のライン
イメージセンサ及び上記第2のラインイメージセンサの
後段に続く回路配置(circuit arrange
ment)は何れも、第5の実施の形態における回路配
置と同一である。即ち、上記第1のラインイメージセン
サ及び上記第2のラインイメージセンサの後段には何れ
も、増幅器と二値化回路と計数演算手段とがこの順で縦
続接続され、各計数演算手段の後段にはそれぞれ、位置
信号出力点が形成され、各位置信号出力点にはそれぞ
れ、表示器が接続されている。但し、この実施の形態に
使用される計数演算手段は、先に第5の実施の形態に関
連して説明した二つの回路構成の内の後者、即ち内蔵す
るパルスカウンタが等価的に論理1信号の中間時点まで
計数動作を続けたことになる形式のものでなければなら
ない。上記各光学系、並びに上記各回路配置の動作は、
第5の実施の形態と同様である。
【0034】この出願の発明の第7の実施の形態の位置
センサについて説明する。同第7の実施の形態の位置セ
ンサは、長尺の紙板Pが紙送りシステムのローラRに接
触せしめられた状態で、長手方向に移動せしめられてい
るときに、上記紙板の表面から法線方向に突出している
微小突起の存在を自動的に探知すると共に、その突出位
置(座標位置)を自動的に検知し、且つ記録するため
の、位置センサである。図8は、この出願の発明の第7
の実施の形態の位置センサの説明図であって、同図
(a)は要部の横断面図、同図(b)はその縦断面図、
同図(c)は回路図である。図8において、Rはロー
ラ、Pは長尺の紙板、1は点光源、3はホトセンサ、5
は信号処理・演算回路、8は紙板部位算出回路、Mはメ
モリである。9は紙板Rからその法線方向に突出する微
小突起であって、この際の検出対象を成す。(微小突起
9の高さは、例えばサブミリオーダーであるが、図8で
は、見易くするため、実際よりも大幅に誇張して描いて
ある。)
【0035】点光源1は、紙板Pの表面に即して短手方
向に延びる任意の線分の左側(又は右側)に配置され、
その光軸は該線分と合致せしめられる。そして、ホトセ
ンサ3は、上記線分の右側(又は左側)に配置される。
然るところ、紙板Pは、ローラとローラの間では振動す
る虞があるが、ローラRとの接触領域では振動する虞が
ない。それ故、点光源1とホトセンサ3の配設位置は、
紙板PとローラRの接触領域の左右両側が好適である。
ホトセンサ3は、点光源1からの光が遮られた時、検出
信号を出力する。信号処理・演算回路5は、ホトセンサ
3の出力を先ず増幅し、次いで二元信号に変換して、出
力する。この信号は、メモリMに対する書き込み指令と
なる。紙板部位算出回路8は、上記の紙送りシステムか
ら、時々刻々、紙板走行距離s(t)又は紙板走行速度
v(t)の転送を受ける。紙板走行速度v(t)の転送
を受ける場合は、紙板走行距離s(t)と紙板走行速度
v(t)との間の積分関係s(t)=∫v(t)dtを
利用して、紙板走行速度v(t)を時間tで積分して紙
板走行距離s(t)を算出するように、紙板部位算出回
路を構成する。紙板の先端部に座標原点(基準点)を定
め、且つこの原点が点光源1の光軸位置に差し掛かった
時点から積分動作を開始するものとすれば、点光源1の
光軸位置に次々に差し掛かる紙板各部位の座標位置(即
ち先端部からの距離)を実時間で算出し、出力すること
が出来るようになる。なお、積分動作の開始時点は、積
分定数を加減することによって、任意に選択することが
出来る。
【0036】第7の実施の形態の位置センサの動作につ
いて説明する。点光源1とホトセンサ3との間に微小突
起9が存在しない時は、点光源1からの光はホトセンサ
3に到達する。この時、信号処理・演算回路5の出力
は、例えば論理0となり、メモリMへの書き込み信号を
与えない。点光源1とホトセンサ3との間に微小突起9
が進入した時は、点光源1からの光はこの微小突起9に
よって遮られ、ホトセンサ3に到達しない。この時、信
号処理・演算回路5の出力は、例えば論理1となり、メ
モリMに対して書き込み信号を与えることとなる。メモ
リMには、紙板部位算出回路8から出力された紙板部位
が書き込まれる。以下、この動作が、紙板Pの送り動作
が終了するまで、反復継続される。第7の実施の形態に
よれば、高さが100μm位の微小突起でも、探知する
ことが出来る。第7の実施の形態は、紙板以外の類似の
薄版についても、適用することが出来る。
【0037】第8、第9の実施の形態の位置センサにつ
いて説明する。第8の実施の形態の位置センサは、前記
第1の実施の形態の位置センサ(図1参照)において、
差動増幅器4を除去し、代わりに、2個のアナログ/デ
ィジタル変換器(以下「A/D変換器」という。)と1
個の減算器(又は加減算器)とを導入し、前記一対のホ
トセンサ31,32の後段にはそれぞれ上記A/D変換
器を接続し、それらの変換器の後段には上記減算器(又
は加減算器)を接続して成るものである。減算器(又は
加減算器)の出力側には、上記ホトセンサ31の出力と
上記ホトセンサ32の出力との差の出力が現れることと
なる。更に、上記2個のA/D変換器は、1個の2入力
1出力形切換スイッチと、その出力側に接続した1個の
A/D変換器と、その又出力側に接続した1個の1入力
2出力形切換スイッチとから成る縦続接続回路で置換を
することが出来る。第8の実施の形態のその余の事項
は、第1の実施の形態と同様である。第9の実施の形態
の位置センサは、前記第2の実施の形態の位置センサに
おける前記第1の差動増幅器41及び前記第2の差動増
幅器42をそれぞれ上記と同様に置換して成るものであ
る。第9の実施の形態のその余の事項は、第2の実施の
形態と同様である。
【0038】念のため付言するに、前記第1〜第9の実
施の形態における、ディジタル処理部分は何れも、マイ
クロコンピュータ(とプログラム)によって、容易に構
成することが出来る。
【0039】
【発明の効果】この出願の発明は、以上の様に構成した
から、下記(a)〜(c)の通り、顕著な効果を奏する
ことが出来る。 (a)光を利用し、しかも如何なる光学的レンズをも使
用すること無しに、機械一般、特に工作機械における可
動部(例えばテーブル)の座標位置を、ミクロンオーダ
ーの精度で、検知することが出来る。 (b)光を利用し、しかも如何なる光学的レンズをも使
用すること無しに、移動する薄板(例えば紙板)の表面
から突出しているサブミリオーダーの微小突起の存在
を、自動的に探知すると共に、その突出位置(座標位
置)を自動的に検知し、記録することが出来る。 (c)低コストの位置センサを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の第1の実施の形態の位置セン
サの模式図である。
【図2】同第1の実施の形態の位置センサの動作特性を
示す図である。
【図3】この出願の発明の第2、第4の実施の形態の位
置センサに使用される筒状ガラスカバーの水平断面図で
ある。
【図4】この出願の発明の第3の実施の形態の位置セン
サの説明図である。
【図5】この出願の発明の第3の実施の形態の位置セン
サの要部の縦断面図である。
【図6】この出願の発明の第3の実施の形態の位置セン
サの回路図である。
【図7】この出願の発明の第5の実施の形態の位置セン
サの説明図である。
【図8】この出願の発明の第7の実施の形態の位置セン
サの説明図である。
【符号の説明】
1 点光源 11 第1の点光源 12 第2の点光源 2 ピンゲージ 3 ホトセンサ 31 ホトセンサ 32 ホトセンサ 33 ホトセンサ 34 ホトセンサ 3c ラインイメージセンサ 4 差動増幅器 41 第1の差動増幅器 42 第2の差動増幅器 4a 増幅器 5 信号処理・演算回路 51 第1の信号処理・演算回路 52 第2の信号処理・演算回路 5b 二値化回路 5c 計数演算手段 5m マイクロコンピュータ 6 表示器 61 第1の表示器 62 第2の表示器 7 筒状ガラスカバー 8 紙板部位算出回路 9 微小突起 B 電池 D ドライブ回路 H ピンゲージホルダ I 表示ランプ M メモリ P 紙板 R ローラ S スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の物体及び第2の物体の一方又は双
    方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運
    動可能であるときに、上記第1の物体に対する上記第2
    の物体の相対的な位置関係を検知するための、位置セン
    サであって、 点光源(1)と、ピンゲージ(2)と、1対のホトセン
    サ(31・32)と、差動増幅器(4)と、信号処理・
    演算回路(5)とを含有し、 上記ピンゲージ(2)は、その中心軸線が上記三次元直
    交座標系のZ軸と合致するように、第1の物体上に取付
    けられ、 上記点光源(1)は、その光軸が上記三次元直交座標系
    のX軸に対して平行関係を成すように、又、上記1対の
    ホトセンサ(31・32)は、その中点が上記点光源
    (1)の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交する
    Y軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に
    取付けられ、 上記第2の物体に対する上記点光源(1)の取付位置
    は、上記第1の物体と上記第2の物体との間のY軸方向
    の相対運動に伴って、上記点光源(1)の光軸が上記ピ
    ンゲージ(2)と交差することが出来るように、選択さ
    れ、 上記1対のホトセンサ(31・32)の二つの出力端子
    には、上記差動増幅器(4)の二つの入力端子が、それ
    ぞれ接続され、 上記差動増幅器(4)は、上記点光源(1)の光軸が上
    記ピンゲージ(2)と交差しているときは0値を出力す
    るように、それがY軸の正の向きに偏位してしていると
    きは極性が正(又は負)で絶対値が偏位距離の関数を成
    す値を出力するように、それが負の向きに偏位している
    ときは極性が負(又は正)で絶対値が偏位距離の関数を
    成す値を出力するように、構成され、 上記差動増幅器(4)の後段には、上記信号処理・演算
    回路(5)が接続され、上記信号処理・演算回路(5)
    の後段には、位置信号出力点が配置され、 上記位置信号出力点には、上記差動増幅器(4)の出力
    に基づいて形成されたところの、上記点光源(1)の光
    軸のY座標を表す信号が、即ち上記第1の物体に対する
    上記第2の物体のY軸方向の位置関係を表す信号が、出
    力される、 位置センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置センサにおいて、前
    記点光源(1)と前記1対のホトセンサ31・32との
    間に、筒状ガラスカバー(7)が前記Z軸と平行関係を
    成すように配設されている、位置センサ。
  3. 【請求項3】 第1の物体及び第2の物体の一方又は双
    方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運
    動可能であると共にX軸と平行にも運動可能であるとき
    に、上記第1の物体に対する上記第2の物体の相対的な
    位置関係を検知するための、位置センサであって、 1個のピンゲージ(2)と、 第1の点光源(11)と、第1の1対のホトセンサ(3
    1・32)と、第1の差動増幅器(41)と、第1の信
    号処理・演算回路(51)と、 第2の点光源(12)と、第2の1対のホトセンサ(3
    3・34)と、第2の差動増幅器(42)と、第2の信
    号処理・演算回路(52)と、 を含有し、 上記ピンゲージ(2)は、その中心軸線が上記三次元直
    交座標系のZ軸と合致するように、第1の物体上に取付
    けられ、 上記第1の点光源(11)は、その光軸が上記三次元直
    交座標系のX軸に対して平行関係を成すように、又、上
    記第1の1対のホトセンサ(31・32)は、その中点
    が上記第1の点光源(11)の光軸上にあるように、且
    つこの光軸と直交するY軸と平行関係を成すように、そ
    れぞれ第2の物体上に取付られ、 上記第2の点光源(12)は、その光軸が上記三次元直
    交座標系のY軸に対して平行関係を成すように、又、上
    記第2の1対のホトセンサ(33・34)は、その中点
    が上記第2の点光源(12)の光軸上にあるように、且
    つこの光軸と直交するX軸と平行関係を成すように、そ
    れぞれ第2の物体上に取付られ、 上記第2の物体に対する上記第1の点光源(11)の取
    付位置及び上記第2の点光源(12)の取付位置はそれ
    ぞれ、上記第1の物体と上記第2の物体との間のY軸方
    向の相対運動に伴って上記第1の点光源(11)の光軸
    が上記ピンゲージ(2)と交差することが出来るよう
    に、又上記第1の物体と上記第2の物体との間のX軸方
    向の相対運動に伴って上記第2の点光源(12)の光軸
    が上記ピンゲージ(2)と交差することが出来るよう
    に、選択され、 上記第1の1対のホトセンサ(31・32)の二つの出
    力端子には、上記第1の差動増幅器(41)の二つの入
    力端子が、それぞれ接続され、上記第2の1対のホトセ
    ンサ(33・34)の二つの出力端子には、上記第2の
    差動増幅器(42)の二つの入力端子が、それぞれ接続
    され、 上記第1の差動増幅器(41)は、上記第1の点光源
    (11)の光軸が上記ピンゲージ(2)と交差している
    ときは0値を出力するように、それがY軸の正の向きに
    偏位しているときは極性が正(又は負)で絶対値が偏位
    距離の関数を成す値を出力するように、それが負の向き
    に偏位しているときは極性が負(又は正)で絶対値が偏
    位距離の関数を成す値を出力するように、構成され、 上記第2の差動増幅器(42)は、上記第2の点光源
    (12)の光軸が上記ピンゲージ(2)と交差している
    ときは0値を出力するように、それがX軸の正の向きに
    偏位しているときは極性が正(又は負)で絶対値が偏位
    距離の関数を成す値を出力するように、それが負の向き
    に偏位しているときは極性が負(又は正)で絶対値が偏
    位距離の関数を成す値を出力するように、構成され、 上記第1の差動増幅器(41)の後段には、上記第1の
    信号処理・演算回路(51)が接続され、上記第1の信
    号処理・演算回路(51)の後段には、第1の位置信号
    出力点が形成され、 上記第2の差動増幅器(42)の後段には、上記第2の
    信号処理・演算回路(52)が接続され、上記第2の信
    号処理・演算回路(52)の後段には、第2の位置信号
    出力点が形成され、 上記第1の位置信号出力点には、上記第1の差動増幅器
    (41)の出力に基づいて形成されたところの、上記第
    1の点光源(11)の光軸のY座標を表す信号が、即ち
    上記第1の物体に対する上記第2の物体のY軸方向の位
    置関係を表す信号が、出力され、 上記第2の位置信号出力点には、上記第2の差動増幅器
    (42)の出力に基づいて形成されたところの、上記第
    2の点光源(12)の光軸のX座標を表す信号が、即ち
    上記第1の物体に対する上記第2の物体のX軸方向の位
    置関係を表す信号が、出力される、 位置センサ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の位置センサにおいて、前
    記第1の点光源(11)と前記第1の1対のホトセンサ
    (31・32)との間であって且つ前記第2の点光源
    (12)と前記第2の1対のホトセンサ(33・34)
    との間に、筒状ガラスカバー(7)が、前記Z軸と平行
    関係を成すように配設されている、位置センサ。
  5. 【請求項5】 第1の物体及び第2の物体の一方又は双
    方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運
    動可能であるときに、上記第1の物体に対する上記第2
    の物体の相対的な位置関係を検知するための、位置セン
    サであって、 点光源(1)と、ピンゲージ(2)と、ラインイメージ
    センサ(3c)と、増幅器(4a)と、二値化回路(5
    b)と、計数演算手段(5c)とを含有し、 上記ピンゲージ(2)は、その中心軸線が上記三次元直
    交座標系のZ軸と合致するように、第1の物体上に取付
    けられ、 上記点光源(1)は、その光軸が上記三次元直交座標系
    のX軸に対して平行関係を成すように、又、上記ライン
    イメージセンサ(3c)は、受光面の中心が上記点光源
    (1)の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交する
    Y軸と平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に
    取付けられ、 上記第2の物体に対する上記点光源(1)の取付位置
    は、上記第1の物体と上記第2の物体との間のY軸方向
    の相対運動に伴って、上記点光源(1)の光軸が上記ピ
    ンゲージ(2)と交差することが出来るように、選択さ
    れ、 上記ラインイメージセンサ(3c)と、上記増幅器(4
    a)と、上記二値化回路(5b)と、上記計数演算手段
    (5c)とは、この順で縦続接続され、上記計数演算手
    段(5c)の後段には、位置信号出力点が形成され、 上記位置信号出力点には、上記ラインイメージセンサ
    (3c)の出力に基づいて形成されたところの、上記点
    光源(1)の光軸のY座標を表す信号が、即ち上記第1
    の物体に対する上記第2の物体のY軸方向の位置関係を
    表す信号が出力される、 位置センサ。
  6. 【請求項6】 第1の物体及び第2の物体の一方又は双
    方が三次元直交座標系(X,Y,Z)のY軸と平行に運
    動可能であると共に、X軸と平行にも運動可能であると
    きに、上記第1の物体に対する上記第2の物体の相対的
    な位置関係を検知するための、位置センサであって、 ピンゲージと、 第1の点光源と、第1のラインイメージセンサと、第1
    の増幅器と、第1の二値化回路と、第1の計数演算手段
    と、 第2の点光源と、第2のラインイメージセンサと、第2
    の増幅器と、第2の二値化回路と、第2の計数演算手段
    と、 を含有し、 上記ピンゲージは、その中心軸線が上記三次元直交座標
    系のZ軸と合致するように、第1の物体上に取付けら
    れ、 上記第1の点光源は、その光軸が上記三次元直交座標系
    のX軸に対して平行関係を成すように、又、上記第1の
    ラインイメージセンサは、受光面の中心が第1の点光源
    の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交するY軸と
    平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に取付け
    られ、 上記第2の点光源は、その光軸が上記三次元直交座標系
    のY軸に対して平行関係を成すように、又、上記第2の
    ラインイメージセンサは、受光面の中心が第2の点光源
    の光軸上にあるように、且つこの光軸と直交するX軸と
    平行関係を成すように、それぞれ第2の物体上に取付け
    られ、 上記第2の物体に対する上記第1の点光源の取付位置
    は、上記第1の物体と上記第2の物体との間のY軸方向
    の相対運動に伴って、上記第1の点光源の光軸が上記ピ
    ンゲージと交差することが出来るように、選択され、 上記第2の物体に対する上記第2の点光源の取付位置
    は、上記第1の物体と上記第2の物体との間のX軸方向
    の相対運動に伴って、上記第2の点光源の光軸が上記ピ
    ンゲージと交差することが出来るように、選択され、 上記第1のラインイメージセンサと、上記第1の増幅器
    と、上記第1の二値化回路と、上記第1の計数演算手段
    とは、この順で縦続接続され、上記第1の計数演算手段
    の後段には、第1の位置信号出力点が形成され、 上記第2のラインイメージセンサと、上記第2の増幅器
    と、上記第2の二値化回路と、上記第2の計数演算手段
    とは、この順で縦続接続され、上記第2の計数演算手段
    の後段には、第2の位置信号出力点が形成され、 上記第1の位置信号出力点には、上記第1のラインイメ
    ージセンサの出力に基づいて形成されたところの、上記
    第1の点光源の光軸のY座標を表す信号が、即ち上記第
    1の物体に対する上記第2の物体のY軸方向の位置関係
    を表す信号が、出力され、 上記第2の位置信号出力点には、上記第2のラインイメ
    ージセンサの出力に基づいて形成されたところの、上記
    第2の点光源の光軸のX座標を表す信号が、即ち上記第
    1の物体に対する上記第2の物体のX軸方向の位置関係
    を表す信号が、出力される、 位置センサ。
  7. 【請求項7】 長尺の紙板(P)が、紙送りシステムの
    ローラ(R)に接触せしめられた状態で、長手方向に移
    動せしめられているときに、上記紙板(P)の表面から
    法線方向に突出している微小突起の存在を自動的に探知
    すると共に、同突起の突出位置(座標位置)を自動的に
    検知し、記録するための、位置センサであって、 点光源(1)と、ホトセンサ(3)と、信号処理・演算
    回路(5)と、紙板部位算出回路(8)と、メモリ
    (M)とを含有し、 上記点光源(1)は、紙板(P)とロール(R)との接
    触領域に即して短手方向に延びる一の線分の左側(又は
    右側)に配置され、その光軸は該線分と合致せしめら
    れ、 上記ホトセンサ(3)は、上記線分の右側(又は左側)
    に配置され、 上記信号処理・演算回路(5)は、上記ホトセンサ
    (3)の出力電圧(電流)を増幅して、2値信号(2元
    信号)に変換するように構成され、 上記紙板部位算出回路(8)は、上記紙送りシステムか
    ら時々刻々到来する紙板走行速度又は紙板走行距離に基
    づいて、上記点光源(1)の光軸位置に次々に差し掛か
    る紙板部位をその都度算出するように構成され、 上記メモリ(M)は、上記ホトセンサ(3)から上記微
    小突起の検出信号が出力され、これを受けた上記信号処
    理・演算回路(5)から書き込み指令が与えられた時点
    々々で、上記紙板部位算出回路(8)から出力された紙
    板部位が書き込まれるように構成されている、 位置センサ。
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CN112276873A (zh) * 2020-09-28 2021-01-29 中国联合工程有限公司 一种利用传感器检测工件位置偏差和找正的工作台及方法

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