JPH1061884A - 自己循環式蒸発装置用セパレーター - Google Patents
自己循環式蒸発装置用セパレーターInfo
- Publication number
- JPH1061884A JPH1061884A JP21279296A JP21279296A JPH1061884A JP H1061884 A JPH1061884 A JP H1061884A JP 21279296 A JP21279296 A JP 21279296A JP 21279296 A JP21279296 A JP 21279296A JP H1061884 A JPH1061884 A JP H1061884A
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- JP
- Japan
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- liquid
- separator
- evaporator
- self
- generated steam
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- Withdrawn
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作コストが高くつき、しかも、スペースを
有効に使用することができないセパレータを小型化す
る。 【解決手段】 蒸発器1で蒸発した発生蒸気を導入させ
る発生蒸気入口部2bに、発生蒸気に含まれる液滴を補
集する液滴補集部4を配設し、この液滴補集部4によっ
て蒸発器1から導入される発生蒸気に含まれる液滴を補
集させることにより、セパレーター2に導入される発生
蒸気に含まれる液滴を大幅に減少するようにした。
有効に使用することができないセパレータを小型化す
る。 【解決手段】 蒸発器1で蒸発した発生蒸気を導入させ
る発生蒸気入口部2bに、発生蒸気に含まれる液滴を補
集する液滴補集部4を配設し、この液滴補集部4によっ
て蒸発器1から導入される発生蒸気に含まれる液滴を補
集させることにより、セパレーター2に導入される発生
蒸気に含まれる液滴を大幅に減少するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品工業および化
学工業等の濃縮プロセスに利用されている自己循環式蒸
発装置用セパレーターに関するものである。
学工業等の濃縮プロセスに利用されている自己循環式蒸
発装置用セパレーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、食品工業および化学工業等の
濃縮プロセスに利用されている自己循環式蒸発装置は、
液を加熱蒸気との熱交換により加熱蒸発させる蒸発器
と、この蒸発器で蒸発した発生蒸気(液滴を含む)を導
入して、蒸気と液とに気液分離させるセパレーターとで
構成されている。
濃縮プロセスに利用されている自己循環式蒸発装置は、
液を加熱蒸気との熱交換により加熱蒸発させる蒸発器
と、この蒸発器で蒸発した発生蒸気(液滴を含む)を導
入して、蒸気と液とに気液分離させるセパレーターとで
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記自己潤滑式蒸発装
置のセパレーターは、蒸発器で蒸発した発生蒸気を導入
して気液分離を行なうが、蒸発器で蒸発した発生蒸気に
は多くの液滴が含まれているため、十分な処理能力を持
たすためには大きな容積が要求され、装置が大型化して
製作コストが高騰するばかりでなく、設置スペースにつ
いても別途考慮を払わなければならないという問題があ
った。
置のセパレーターは、蒸発器で蒸発した発生蒸気を導入
して気液分離を行なうが、蒸発器で蒸発した発生蒸気に
は多くの液滴が含まれているため、十分な処理能力を持
たすためには大きな容積が要求され、装置が大型化して
製作コストが高騰するばかりでなく、設置スペースにつ
いても別途考慮を払わなければならないという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みて提案された
もので、その目的とするところは、効率よく気液分離を
行なわせて小型化することを可能とした自己循環式蒸発
装置用セパレーターを提供しようとするものである。
もので、その目的とするところは、効率よく気液分離を
行なわせて小型化することを可能とした自己循環式蒸発
装置用セパレーターを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、蒸発器で蒸発した液滴を含む発生蒸
気を導入して、蒸気と液とに気液分離させる自己循環式
蒸発装置用セパレーターにおいて、蒸発器で蒸発した発
生蒸気を導入させる発生蒸気入口部に、発生蒸気に含ま
れる液滴を補集する液滴補集部を配設したものである。
ために、本発明は、蒸発器で蒸発した液滴を含む発生蒸
気を導入して、蒸気と液とに気液分離させる自己循環式
蒸発装置用セパレーターにおいて、蒸発器で蒸発した発
生蒸気を導入させる発生蒸気入口部に、発生蒸気に含ま
れる液滴を補集する液滴補集部を配設したものである。
【0006】本発明によれば、蒸発器で蒸発した発生蒸
気を導入させる発生蒸気入口部に、発生蒸気に含まれる
液滴を補集する液滴補集部を配設してあることにより、
液滴補集部によって発生蒸気に含まれる液滴が補集さ
れ、導入される発生蒸気に含まれる液滴が大幅に減少し
て効率よく気液分離を行なうことができ、容積が小さく
ても十分な処理能力が得られてセパレーターの小型化を
図ることができる。
気を導入させる発生蒸気入口部に、発生蒸気に含まれる
液滴を補集する液滴補集部を配設してあることにより、
液滴補集部によって発生蒸気に含まれる液滴が補集さ
れ、導入される発生蒸気に含まれる液滴が大幅に減少し
て効率よく気液分離を行なうことができ、容積が小さく
ても十分な処理能力が得られてセパレーターの小型化を
図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例を示すも
ので、1は液を加熱蒸発させる蒸発器、2は蒸発器1で
蒸発した液滴を含む発生蒸気を気液分離するセパレータ
ーである。
ので、1は液を加熱蒸発させる蒸発器、2は蒸発器1で
蒸発した液滴を含む発生蒸気を気液分離するセパレータ
ーである。
【0008】前記蒸発器1は、例えばプレート式熱交換
器等で構成されており、液入口ノズル1aがセパレータ
2の液出口ノズル2aに管路3を介して接続されるとと
もに、発生蒸気出口ノズル1bがセパレータ2の発生蒸
気入口ノズル2bに液滴補集ダクト4を介して接続さ
れ、セパレータ2との間で液が自己循環される。前記管
路3の途中には、液を供給するための給液口5が設けら
れ、この給液口5から適宜液が供給される。一方、蒸発
器1の内部には、加熱蒸気入口ノズル6から加熱蒸気が
供給され、この加熱蒸気との熱交換により液が加熱蒸発
される。蒸発器1で加熱蒸気と熱交換された液は、液滴
を含む発生蒸気となって発生蒸気出口ノズル1bから液
滴補集ダクト4へ流れるとともに、液と熱交換された加
熱蒸気は、ドレンとなってドレン出口ノズル7から外部
に取り出される。前記液滴補集ダクト4は、蒸発器1で
蒸発して発生蒸気出口ノズル1bから流れてくる液滴を
含む発生蒸気から液滴の補集を行なわせるもので、セパ
レータ2の液出口ノズル2aに液戻し管8を介して接続
され、補集された液滴が液となって液戻し管8を経てセ
パレータ2の液出口ノズル2aへ流れる。前記セパレー
ター2は、蒸発器1で蒸発して液滴補集ダクト4を経て
流れてくる液滴を含む発生蒸気の気液分離を行なわせる
もので、内部に邪魔板9が配設してあり、この邪魔板9
に液滴を含む発生蒸気を当てることにより蒸気と液とに
気液分離させる。こうして気液分離された蒸気は、蒸気
出口ノズル2cから外部に取り出され、一方、液は液滴
補集ダクト4から液戻り管8を経て流れてくる液ととも
に液出口ノズル2aから管路3を経て蒸発器1に再び送
られて所定濃度になるまで上記動作を繰り返し、所定濃
度になると液出口ノズル2aの液取出口10から外部に
取り出される。尚、図1中、11は蒸発器1内に液入口
ノズル1aから供給される液を均等に分散させる液分散
管、12は蒸発器1内に溜まった蒸気ガスを外部に排出
させるガス抜きノズル、13はセパレーター2の内部上
部に溜まった液をセパレーター2の内部下部に抜取る液
抜き管である。
器等で構成されており、液入口ノズル1aがセパレータ
2の液出口ノズル2aに管路3を介して接続されるとと
もに、発生蒸気出口ノズル1bがセパレータ2の発生蒸
気入口ノズル2bに液滴補集ダクト4を介して接続さ
れ、セパレータ2との間で液が自己循環される。前記管
路3の途中には、液を供給するための給液口5が設けら
れ、この給液口5から適宜液が供給される。一方、蒸発
器1の内部には、加熱蒸気入口ノズル6から加熱蒸気が
供給され、この加熱蒸気との熱交換により液が加熱蒸発
される。蒸発器1で加熱蒸気と熱交換された液は、液滴
を含む発生蒸気となって発生蒸気出口ノズル1bから液
滴補集ダクト4へ流れるとともに、液と熱交換された加
熱蒸気は、ドレンとなってドレン出口ノズル7から外部
に取り出される。前記液滴補集ダクト4は、蒸発器1で
蒸発して発生蒸気出口ノズル1bから流れてくる液滴を
含む発生蒸気から液滴の補集を行なわせるもので、セパ
レータ2の液出口ノズル2aに液戻し管8を介して接続
され、補集された液滴が液となって液戻し管8を経てセ
パレータ2の液出口ノズル2aへ流れる。前記セパレー
ター2は、蒸発器1で蒸発して液滴補集ダクト4を経て
流れてくる液滴を含む発生蒸気の気液分離を行なわせる
もので、内部に邪魔板9が配設してあり、この邪魔板9
に液滴を含む発生蒸気を当てることにより蒸気と液とに
気液分離させる。こうして気液分離された蒸気は、蒸気
出口ノズル2cから外部に取り出され、一方、液は液滴
補集ダクト4から液戻り管8を経て流れてくる液ととも
に液出口ノズル2aから管路3を経て蒸発器1に再び送
られて所定濃度になるまで上記動作を繰り返し、所定濃
度になると液出口ノズル2aの液取出口10から外部に
取り出される。尚、図1中、11は蒸発器1内に液入口
ノズル1aから供給される液を均等に分散させる液分散
管、12は蒸発器1内に溜まった蒸気ガスを外部に排出
させるガス抜きノズル、13はセパレーター2の内部上
部に溜まった液をセパレーター2の内部下部に抜取る液
抜き管である。
【0009】本発明は、セパレーター2の発生蒸気入口
ノズル2bの手前に液滴補集ダクト4を配設してあるこ
とにより、液滴補集ダクト4によって蒸発器1から導入
される発生蒸気に含まれる液滴が補集される。これによ
り、セパレーター2に導入される発生蒸気に含まれる液
滴が大幅に減少し、効率よく気液分離が行なわれる。こ
のように蒸発器1で蒸発した発生蒸気に含まれる液滴が
大幅に減少して効率よく気液分離が行なわれるから、セ
パレーター2の容積が小さくても十分な処理能力が得ら
れ、小型のセパレーターを使用できるようになる。
ノズル2bの手前に液滴補集ダクト4を配設してあるこ
とにより、液滴補集ダクト4によって蒸発器1から導入
される発生蒸気に含まれる液滴が補集される。これによ
り、セパレーター2に導入される発生蒸気に含まれる液
滴が大幅に減少し、効率よく気液分離が行なわれる。こ
のように蒸発器1で蒸発した発生蒸気に含まれる液滴が
大幅に減少して効率よく気液分離が行なわれるから、セ
パレーター2の容積が小さくても十分な処理能力が得ら
れ、小型のセパレーターを使用できるようになる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蒸発器で蒸発した発生蒸気に含まれる液滴を大幅に減少
して効率よく気液分離を行なうから、セパレーターの小
型化を図ることができ、製作コストの低減化を図るとと
もに、スペースの有効利用が可能である。
蒸発器で蒸発した発生蒸気に含まれる液滴を大幅に減少
して効率よく気液分離を行なうから、セパレーターの小
型化を図ることができ、製作コストの低減化を図るとと
もに、スペースの有効利用が可能である。
【図1】本発明の自己循環式蒸発装置用セパレーターの
実施例を示す概略図である。
実施例を示す概略図である。
1 蒸発器 1a 液入口ノズル 1b 発生蒸気出口ノズル 2 セパレーター 2a 液出口ノズル 2b 発生蒸気入口ノズル 3 管路 4 液滴補集ダクト 5 給液口 6 加熱蒸気入口ノズル 7 ドレン出口ノズル 8 液戻し管 9 邪魔板 10 液取出口
Claims (1)
- 【請求項1】 蒸発器で蒸発した液滴を含む発生蒸気を
導入して、蒸気と液とに気液分離させる自己循環式蒸発
装置用セパレーターにおいて、 蒸発器で蒸発した発生蒸気を導入させる発生蒸気入口部
に、発生蒸気に含まれる液滴を補集する液滴補集部を配
設したことを特徴とする自己循環式蒸発装置用セパレー
ター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21279296A JPH1061884A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自己循環式蒸発装置用セパレーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21279296A JPH1061884A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自己循環式蒸発装置用セパレーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061884A true JPH1061884A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16628465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21279296A Withdrawn JPH1061884A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 自己循環式蒸発装置用セパレーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1061884A (ja) |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP21279296A patent/JPH1061884A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |