JPH1061601A - 増圧装置 - Google Patents

増圧装置

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Publication number
JPH1061601A
JPH1061601A JP21455596A JP21455596A JPH1061601A JP H1061601 A JPH1061601 A JP H1061601A JP 21455596 A JP21455596 A JP 21455596A JP 21455596 A JP21455596 A JP 21455596A JP H1061601 A JPH1061601 A JP H1061601A
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JP
Japan
Prior art keywords
piston
rod
pressure
piston rod
cylinder tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP21455596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Takasaki
邦彦 高崎
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Taiyo Steel Co Ltd
Taiyo Ltd
Original Assignee
Taiyo Steel Co Ltd
Taiyo Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Steel Co Ltd, Taiyo Ltd filed Critical Taiyo Steel Co Ltd
Priority to JP21455596A priority Critical patent/JPH1061601A/ja
Publication of JPH1061601A publication Critical patent/JPH1061601A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動流体と加圧される流体とが混ざることがな
く、しかも小型化された増圧装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】シリンダチューブ11内に流入する作動流
体によって駆動されて移動するピストン14、及びピス
トン14と一体的に移動し且つピストン14よりも小さ
い有効断面積を有するピストンロッド15を備え、ピス
トンロッド15の一部を含んで形成される増圧室内の流
体がピストンロッド15の移動によって加圧されるよう
に構成された増圧装置1であって、増圧室が、ピストン
ロッド15の先端側に開放するようピストンロッド15
に形成された孔38内に設けられて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧又は油圧な
どの作動流体の圧力を増圧して他の流体を加圧するため
に用いられる増圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、作動流体によって駆動されて
移動するピストンと一体的に移動し且つピストンよりも
小さい有効断面積を有するピストンロッドの移動によっ
て加圧されるように構成された増圧装置が用いられてい
る。
【0003】図2は従来の増圧装置80の断面図であ
る。図2において、増圧装置80は、シリンダチューブ
81、シリンダチューブ81の一方の端面を閉塞するエ
ンドカバー82、シリンダチューブ81の他方の端面を
閉塞するロッドカバー83、ロッドカバー83と一体に
なったロッドチューブ84、ピストン85、ピストンロ
ッド86、ピストンロッド86と一体になったプランジ
ャロッド87、高圧シリンダチューブ88、及び押さえ
カバー89などから構成されている。
【0004】高圧シリンダチューブ88には高圧室91
が形成されており、高圧室91には、チェック弁CV1
を介して吸入ラインLN1が、チェック弁CV2を介し
て吐出ラインLN2が、それぞれ接続されている。
【0005】シリンダチューブ81内に油圧又は空気圧
などの作動流体が供給され、ピストン85が図の左方へ
移動すると、ピストンロッド86及びプランジャロッド
87が同様に移動し、プランジャロッド87が高圧室9
1内に嵌入する。
【0006】高圧室91内にプランジャロッド87が嵌
入すると、高圧室91内の流体が加圧され、出力ライン
LN2から吐出される。増圧装置80に供給される作動
流体が切り替えられてピストン85が逆の方向に移動す
ると、プランジャロッド87は高圧室91から抜け出る
方向に移動する。このとき、チェック弁CV1及び吸入
ラインLN1を介して流体が高圧室91内に吸入され
る。
【0007】増圧装置80において、ピストンロッド8
6とロッドカバー83との摺動部分から外部に漏れる作
動流体は、ロッドチューブ84の分離室93内に入り、
抜き穴92から外部に排出される。これによって、増圧
装置80の作動のための作動流体が高圧室91内に混入
することが防止されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の増圧装置80では、全長がロッドチューブ84又は分
離室93の分だけ長くなり、それだけ大型化してしま
う。
【0009】もし、ロッドチューブ84及び分離室93
を省略し、ピストンロッド86が直接に高圧室91内に
嵌入するように構成した場合には、漏れた作動流体又は
摺動部やパッキンの潤滑のためのグリースが高圧室91
内に混入し、加圧される流体と混ざってしまうこととな
る。したがって、加圧される流体が作動流体と同一のも
のであれば問題ないが、例えば加圧される流体が薬品や
純水などである場合には、作動油やグリースなどが混ざ
ってしまうため使用することができない。
【0010】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、作動流体と加圧される流体とが混ざることがな
く、しかも小型化された増圧装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、シリンダチューブ内に流入する作動流体によって
駆動されて移動するピストン、及び前記ピストンと一体
的に移動し且つ前記ピストンよりも小さい有効断面積を
有するピストンロッドを備え、前記ピストンロッドの一
部を含んで形成される増圧室内の流体が前記ピストンロ
ッドの移動によって加圧されるように構成された増圧装
置であって、前記増圧室が、前記ピストンロッドの先端
側に開放するよう前記ピストンロッドに形成された孔内
に設けられてなる。
【0012】請求項2の発明に係る装置は、シリンダチ
ューブと、前記シリンダチューブの一方の端面を閉塞す
るように設けられたエンドカバーと、前記シリンダチュ
ーブの他方の端面を閉塞するように設けられたロッドカ
バーと、前記シリンダチューブの内周面を摺動するピス
トンと、前記ロッドカバーを密に貫通するように前記ピ
ストンと一体に連結され、先端側に開放する孔が形成さ
れたピストンロッドと、前記孔内に密に挿入されるよう
に前記ロッドカバーに対して固定的に取り付けられ且つ
前記孔内と外部との間で流体を流通させるための流通路
が設けられた増圧ロッドと、を有してなる。
【0013】請求項3の発明に係る装置では、前記ロッ
ドカバーには、前記ロッドカバーが挿入される空間を形
成する中空ケーシングが一体的に設けられ、前記増圧ロ
ッドは前記中空ケーシングに設けられてなる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る増圧装置1の
断面図である。増圧装置1は、シリンダチューブ11、
シリンダチューブ11の一方の端面を閉塞するエンドカ
バー12、シリンダチューブ11の他方の端面を閉塞す
るロッドカバー13、シリンダチューブ11の内周面を
摺動するピストン14、ピストン14と一体的に連結さ
れたピストンロッド15、ロッドカバー13と一体的に
設けられた中空ケーシング16、中空ケーシング16に
取り付けられた増圧ロッド17、及び増圧ロッド17を
固定するナット18などから構成されている。
【0015】シリンダチューブ11には、作動流体を給
排するためのポートPT1,2が設けられている。エン
ドカバー12は、シリンダチューブ11の端部におい
て、止めリング31によって固定されている。エンドカ
バー12には、ピストン14が停止する際の衝撃を和ら
げるためのゴムなどの緩衝部材32が取り付けられてい
る。
【0016】ロッドカバー13は、シリンダチューブ1
1の端部において、止めリング33によって固定されて
いる。ロッドカバー13には、ピストン14が停止する
際の衝撃を和らげるための緩衝部材34が取り付けられ
ている。
【0017】ピストン14は、ピストン部材14a,1
4b、及び摺動部材14cからなっている。ピストン部
材14aには、ピストンロッド15との連結の際に回転
させるための係止穴35が設けられている。ピストン1
4にはパッキン36が装着されている。
【0018】ピストンロッド15は、ロッドカバー13
に設けられたパッキン37を密に貫通する。ピストンロ
ッド15の中心部には、先端側に開放する孔38が形成
されている。孔38の入口には、増圧ロッド17が密に
摺動するためのパッキン39が設けられている。
【0019】中空ケーシング16には、ピストンロッド
15が挿入可能な空間41が設けられており、空気抜き
のための抜き穴42が設けられている。増圧ロッド17
は、中空ケーシング16の底部を貫通してナット18に
よって締結されている。増圧ロッド17の中心部には、
孔38の内部と外部との間で流体を流通させるための流
通路43が設けられている。流通路43には、チェック
弁CV1を介して吸入ラインLN1が、チェック弁CV
2を介して吐出ラインLN2が、それぞれ接続されてい
る。
【0020】増圧ロッド17は、ピストンロッド15の
移動にともなって孔38に嵌入し、孔38内の流体を加
圧する。次に、増圧装置1の動作を説明する。
【0021】ポートPT1から作動流体が供給される
と、その圧力とピストン14の断面積との積で求められ
る推力でピストン14が駆動される。他方の室の作動流
体はポートPT2から排出される。これによって、ピス
トンロッド15は図の左方向へ移動し、増圧ロッド17
が孔38内へ嵌入する。これによって孔38内の流体は
加圧され、流通路43、チェック弁CV2、及び吐出ラ
インLN2を介して吐出する。このときの吐出圧力は、
ピストン14の推力を増圧ロッド17の有効断面積で除
して求められる。つまり、増圧ロッド17の断面積とピ
ストン14の断面積の比に応じて増圧される。
【0022】ポートPT2から作動流体を供給すると、
ピストン14は図の右方向へ移動し、ピストンロッド1
5は増圧ロッド17が孔38から抜け出る方向に移動す
る。これによって、外部の流体は、吐出ラインLN1、
チェック弁CV1、及び流通路43を介して孔38内に
吸入される。
【0023】このような動作の間において、シリンダチ
ューブ11の内部に供給された作動流体はパッキン37
から漏れることがある。漏れた作動流体は、空間41内
に溜まり、適時抜き穴42から排出される。したがっ
て、漏れた作動流体が孔38の内部に混入することはな
い。また、パッキン39から漏れた孔38内の流体も空
間41内に溜まり、これがシリンダチューブ11の内部
へ混入することもない。つまり、作動流体と加圧される
流体とが混ざることはない。したがって、加圧される流
体として、純水や薬品などを用いることが可能である。
【0024】しかも、ピストンロッド15に孔38を設
け、孔38内に増圧ロッド17が嵌入するように構成さ
れているので、ピストンロッド15の長さが長くなら
ず、増圧装置1の全長が短くなって小型化される。
【0025】また、ピストンロッド15及び増圧ロッド
17が中空ケーシング16によって覆われているため、
外部に露出することがない。したがって、漏れた流体又
は作動流体が周辺を汚すことを容易に防止することがで
き、また外部からピストンロッド15又は増圧ロッド1
7への機械的な衝撃や温度の影響を防ぐことができる。
【0026】上述の実施形態において、ロッドカバー1
3と中空ケーシング16とを別体に形成し、これらをネ
ジ結合又はボルトによる締結などによって一体化しても
よい。孔38内への吸入と吐出とを異なる流通路により
行ってもよい。ピストン14の戻りの行程を作動流体の
圧力によらず、圧縮コイルバネなどによって行ってもよ
い。増圧装置1の全体又は各部の構造、形状、寸法、個
数、又は材質などは、本発明の主旨に沿って上述した以
外に適宜変更することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3の発明によると、
作動流体と加圧される流体とが混ざることがなく、しか
も小型化された増圧装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増圧装置の断面図である。
【図2】従来の増圧装置の断面図である。
【符号の説明】
1 増圧装置 11 シリンダチューブ 12 エンドカバー 13 ロッドカバー 14 ピストン 15 ピストンロッド 16 中空ケーシング 17 増圧ロッド 38 孔 41 空間 43 流通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダチューブ内に流入する作動流体に
    よって駆動されて移動するピストン、及び前記ピストン
    と一体的に移動し且つ前記ピストンよりも小さい有効断
    面積を有するピストンロッドを備え、前記ピストンロッ
    ドの一部を含んで形成される増圧室内の流体が前記ピス
    トンロッドの移動によって加圧されるように構成された
    増圧装置であって、 前記増圧室が、前記ピストンロッドの先端側に開放する
    よう前記ピストンロッドに形成された孔内に設けられて
    なることを特徴とする増圧装置。
  2. 【請求項2】シリンダチューブと、 前記シリンダチューブの一方の端面を閉塞するように設
    けられたエンドカバーと、 前記シリンダチューブの他方の端面を閉塞するように設
    けられたロッドカバーと、 前記シリンダチューブの内周面を摺動するピストンと、 前記ロッドカバーを密に貫通するように前記ピストンと
    一体に連結され、先端側に開放する孔が形成されたピス
    トンロッドと、 前記孔内に密に挿入されるように前記ロッドカバーに対
    して固定的に取り付けられ且つ前記孔内と外部との間で
    流体を流通させるための流通路が設けられた増圧ロッド
    と、 を有してなることを特徴とする増圧装置。
  3. 【請求項3】前記ロッドカバーには、前記ロッドカバー
    が挿入される空間を形成する中空ケーシングが一体的に
    設けられ、 前記増圧ロッドは前記中空ケーシングに設けられてなる
    請求項2記載の増圧装置。
JP21455596A 1996-08-14 1996-08-14 増圧装置 Pending JPH1061601A (ja)

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JP21455596A JPH1061601A (ja) 1996-08-14 1996-08-14 増圧装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002053920A3 (de) * 2001-01-05 2004-03-18 Guenter Reiplinger Druckübersetzer
CN104074810A (zh) * 2014-07-03 2014-10-01 天津优瑞纳斯液压机械有限公司 双出杆油水增压缸
CN104074811A (zh) * 2014-07-03 2014-10-01 天津优瑞纳斯液压机械有限公司 连续增压站
CN115962185A (zh) * 2022-11-24 2023-04-14 上海羿弓氢能科技有限公司 一种新型分体式液驱隔膜压缩机用高频换向减压缸

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000328