JPH1060847A - 流雪溝用排雪器 - Google Patents

流雪溝用排雪器

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JPH1060847A
JPH1060847A JP8218599A JP21859996A JPH1060847A JP H1060847 A JPH1060847 A JP H1060847A JP 8218599 A JP8218599 A JP 8218599A JP 21859996 A JP21859996 A JP 21859996A JP H1060847 A JPH1060847 A JP H1060847A
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JP
Japan
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snow
bucket body
handle
ditch
pushing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8218599A
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English (en)
Inventor
Okimune Kanazawa
興宗 金沢
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KANAZAWA JUSHI KOGYO KK
Original Assignee
KANAZAWA JUSHI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルドーザーのように雪を押動して流雪溝に
押し落とす簡単な手動押動タイプの流雪溝用排雪器を提
供すること。 【解決手段】 押柄1の上端に握持部2を設け、この押
柄1の長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき
腰を曲げなくともよい長さに構成し、この押柄1の下端
に透明若しくは半透明のバケット体3を付設し、このバ
ケット体3の下端前縁部を地面若しくは雪面に密接する
ストレート縁4に形成し、且つ、バケット体3を前面側
が後方側へ凹んだ凹壁5に構成したことを特徴とする流
雪溝用排雪器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流雪溝に雪を押し
落とす流雪溝用排雪器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】雪国に
おいては、雪を除去するときに流雪溝が用いられてい
る。
【0003】この流雪溝とは、道路の脇などに設けられ
ている側溝のようなもので、雪塊を川に流下させるため
に普通の側溝よりも幅広く、而かも深く構成され、流雪
溝内には溶雪水が流されている。
【0004】また、流雪溝はもともと上部が開放され、
雪を落とさない箇所には蓋を設けて人が誤って落下する
ことを防止しており、雪を流雪溝内に落とすところだけ
蓋を取り除いて流雪溝内に雪を捨て、流れている溶雪水
によって、雪を少しずつ溶かしながら下流に運び、最終
的には河川に排雪している。
【0005】しかし、雪を流雪溝内に落とし入れるため
には、シャベルやスノーダンプなどを用いて雪を流雪溝
の開口部分まで運ばなければならないが、雪国に降る湿
った雪は重く、しかもシャベルやスノーダンプなどを使
用するときには腰をかがめたりしなければならず、何度
も繰り返し雪を運んでいると非常に疲れる作業であっ
た。
【0006】また、流雪溝の開口部分は雪を落とし入れ
易い大きさに構成されているため、子供や老人が上記の
ような作業をしているときに誤って流雪溝に落ちてしま
う危険性が有り、この危険を避けるため蓋を外す開口部
分を小さくすると雪を落としにくい欠点が生ずる。
【0007】出願人は、ブルドーザーのように雪を押動
して流雪溝に押し落とす簡単な手動押動タイプの排雪器
に着眼して、上記の問題点を解決できないかと考え、本
発明を完成させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】押柄1の上端に握持部2を設け、この押柄
1の長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰
を曲げなくともよい長さに構成し、この押柄1の下端に
透明若しくは半透明のバケット体3を付設し、このバケ
ット体3の下端前縁部を地面若しくは雪面に密接するス
トレート縁4に形成し、且つ、バケット体3を前面側が
後方側へ凹んだ凹壁5に構成したことを特徴とする流雪
溝用排雪器に係るものである。
【0010】また、バケット体3の凹壁5の左右中間部
に左右を区分する前面側に膨出した補強条6を形成し、
この補強条6の左右両側に後面側に凹設した傾斜補強条
7を設けたことを特徴とする請求項1記載の流雪溝用排
雪器に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】好適な本発明の実施の形態(発明
をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用
効果を示して簡単に説明する。
【0012】請求項1記載の発明のおいては、押柄1の
長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰を曲
げなくともよい長さに構成したから、雪を押し落とす作
業が楽に行われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲
れない流雪溝用排雪器となる。
【0013】また、バケット体3を透明若しくは半透明
に構成したから、押柄1を持って作業者が流雪溝に向け
て雪を押し落とす際、バケット体3を通して前方に流雪
溝が見えるから流雪溝の存在を目で確認できることにな
り、従って、雪が降っていたり、吹雪いていたりして見
通しが悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落とすときに
その勢いで流雪溝に作業者(特に子供や老人など)が落
ちる危険を未然に防止できる流雪溝用排雪器となる。
【0014】また、バケット体3の下端前縁部を地面若
しくは雪面に密接するストレート縁4に形成し、且つ、
バケット体3を前面側が後方側へ凹んだ凹壁5に構成し
たから、地面若しくは雪面への押動性が良好となり、雪
を残すことなく、流雪溝へ押し落とすことができ、且
つ、バケット体3の凹壁5の存在により雪を流雪溝へ適
確に押し落とすことができる流雪溝用排雪器となる。
【0015】請求項2記載の発明においては、バケット
体3の中間部に補強条6を、その左右に傾斜補強条7を
設けたから、バケット体3の凹壁5は上下方向の力に対
しても、左右方向の力に対しても特に傾斜補強条7がバ
イヤス状に設けられているため歪むことのない丈夫な流
雪溝用排雪器となる。
【0016】
【実施例】図面は本発明の好適な実施の一例を示すもの
で、押柄1の上端に握持部2を設け、この押柄1の長さ
を握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げな
くともよい長さに構成し、この押柄1の下端に透明若し
くは半透明のバケット体3を付設し、このバケット体3
の下端前縁部を地面若しくは雪面に密接するストレート
縁4に形成し、且つ、バケット体3を前面側が後方側へ
凹んだ凹壁5に構成し、バケット体3の凹壁5の左右中
間部に左右を区分する前面側に膨出した補強条6を形成
し、この補強条6の左右両側に後面側に凹設した傾斜補
強条7を設けたことを特徴とする流雪溝用排雪器に係る
ものである。
【0017】また、バケット体3の凹壁5の上部寄り背
面に三角形状の翼片8・9を設け、左右に同じく三角形
状の支持片10・11を設け、この翼片8・9並びに支持片
10・11に支持された取付筒12を斜め上方に向けてプラス
チック成形で一体に突設し、この取付筒12に押柄1の下
端の挿入部1'を挿入し、この挿入部1'の先端(下端)
に取り付けた係止具13と取付筒12の下端径小開口部12'
を係止して取付固定した実施例を図示している。
【0018】このことにより、押柄1とバケット体3と
は別々に製造され、バケット体3の方は透明カラー付、
例えば紫,青,緑などの透明カラー体にして体裁を良好
にし、商品性を向上させている。
【0019】また、押柄1や握持部2もプラスチック成
形により形成し、押柄1と握持部2とを差し込み止着す
るような構造にすると軽量で扱い易い流雪溝用排雪器と
なる。
【0020】図中符号14,14'は補強リブ、15はバケッ
ト体3のストレート縁4を歪まないようにした横設補強
条、16はバケット体3の周辺補強鍔であって、これらの
相乗作用によりバケット体3はどの方向から力が加わっ
ても歪まない状態に補強される。
【0021】また、握持部2には出願人が考案した実公
平3−44823を使用しており軽量化が図られてい
る。
【0022】また、横設補強条15の後方に、バケット体
3のストレート縁4を補強し、且つバケット体3の押動
角度を規制する支承板部17を設け、雪を押動していると
きにバケット体3内に雪が溜まって、雪の重さによって
バケット体3、即ち排雪器が手前に傾いてしまうことを
防いでおり、雪の押動時に握持部2を持ち上げるような
余分な力を使わなくとも良いように設計されている。
【0023】また、押柄1の傾斜角度を変えることによ
り握持部2の高さを調節することができるから、身長の
高低を問わず、誰にでも操作し易いこととなる。
【0024】尚、使用例である図1では、右手で握持部
2を握持し左手で押柄1を下から支承するようにして握
持しているが、左手を押柄1の上から握持するようにし
ても、また両手を並べるようにして握持部2を握持して
両手で排雪器を押すようにして使用しても良い。
【0025】
【発明の効果】本発明は上述のように、押柄の長さを握
持部を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げなくとも
よい長さに構成したから、雪を押し落とす作業が楽に行
われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲れない実用
性に秀れた流雪溝用排雪器となる。
【0026】また、バケット体を透明若しくは半透明に
構成したから、押柄を持って作業者が流雪溝に向けて雪
を押し落とす際、バケット体を通して前方に流雪溝が見
えるから流雪溝の存在を目で確認できることになり、従
って、雪が降っていたり、吹雪いていたりして見通しが
悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落とすときにその勢
いで流雪溝に作業者(特に子供や老人など)が落ちる危
険を未然に防止できる安全性に秀れた流雪溝用排雪器と
なる。
【0027】また、バケット体の下端前縁部を地面若し
くは雪面に密接するストレート縁に形成し、且つ、バケ
ット体を前面側が後方側へ凹んだ凹壁に構成したから、
地面若しくは雪面への押動性が良好となり、雪を残すこ
となく、流雪溝へ押し落とすことができ、且つ、バケッ
ト体の凹壁の存在により雪を流雪溝へ適確に押し落とす
ことができる流雪溝用排雪器となる。
【0028】請求項2記載の発明においては、バケット
体の中間部に補強条を、その左右に傾斜補強条を設けた
から、バケット体の凹壁は上下方向の力に対しても、左
右方向の力に対しても特に傾斜補強条がバイヤス状に設
けられているため歪むことのない丈夫な流雪溝用排雪器
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明側断面図である。
【図3】本実施例の説明裏面図である。
【図4】本実施例の説明正面図である。
【符号の説明】
1 押柄 2 握持部 3 バケット体 4 ストレート縁 5 凹壁 6 補強条 7 傾斜補強条
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 流雪溝用排雪器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流雪溝に雪を押し
落とす流雪溝用排雪器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】雪国に
おいては、雪を除去するときに流雪溝が用いられてい
る。
【0003】この流雪溝とは、道路の脇などに設けられ
ている側溝のようなもので、雪塊を川に流下させるため
に普通の側溝よりも幅広く、而かも深く構成され、流雪
溝内には溶雪水が流されている。
【0004】また、流雪溝はもともと上部が開放され、
雪を落とさない箇所には蓋を設けて人が誤って落下する
ことを防止しており、雪を流雪溝内に落とすところだけ
蓋を取り除いて流雪溝内に雪を捨て、流れている溶雪水
によって、雪を少しずつ溶かしながら下流に運び、最終
的には河川に排雪している。
【0005】しかし、雪を流雪溝内に落とし入れるため
には、シャベルやスノーダンプなどを用いて雪を流雪溝
の開口部分まで運ばなければならないが、雪国に降る湿
った雪は重く、しかもシャベルやスノーダンプなどを使
用するときには腰をかがめたりしなければならず、何度
も繰り返し雪を運んでいると非常に疲れる作業であっ
た。
【0006】また、流雪溝の開口部分は雪を落とし入れ
易い大きさに構成されているため、子供や老人が上記の
ような作業をしているときに誤って流雪溝に落ちてしま
う危険性が有り、この危険を避けるため蓋を外す開口部
分を小さくすると雪を落としにくい欠点が生ずる。
【0007】出願人は、ブルドーザーのように雪を押動
して流雪溝に押し落とす簡単な手動押動タイプの排雪器
に着眼して、上記の問題点を解決できないかと考え、本
発明を完成させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0009】押柄1の上端に握持部2を設け、この押柄
1の長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰
を曲げなくともよい長さに構成し、この押柄1の下端に
透明若しくは半透明のバケット体3を付設し、このバケ
ット体3の下端前縁部を地面若しくは雪面に密接するス
トレート縁4に形成し、且つ、バケット体3を前面側が
後方側へ凹んだ凹壁5に構成したことを特徴とする流雪
溝用排雪器に係るものである。
【0010】また、バケット体3の凹壁5の左右中間部
に左右を区分する前面側に膨出した補強条6を形成し、
この補強条6の左右両側に後面側に凹設した傾斜補強条
7を設けたことを特徴とする請求項1記載の流雪溝用排
雪器に係るものである。
【0011】また、前面側を後方側へ凹ませた凹壁5を
有するバケット体3を押柄1の下端に設けたバケット体
3として、透明若しくは半透明のバケット体3を採用し
たことを特徴とする流雪溝用排雪器に係るものである。
【0012】また、請求項3記載の流雪溝用排雪器にお
いて、押柄1の長さを握持部2を手で握持して雪を押動
するとき腰を曲げなくともよい長さに構成したことを特
徴とする流雪溝用排雪器に係るものである。
【0013】また、請求項4記載の流雪溝用排雪器にお
いて、バケット体3の下端全縁を地面若しくは雪面に接
触するように構成したことを特徴とする流雪溝用排雪器
に係るものである。
【0014】また、請求項5記載の流雪溝用排雪器にお
いて、バケット体3の凹壁5の左右の中間部に左右を区
分する前面側に膨出した補強条6を形成し、この補強条
6の左右両側に後面側に凹設した傾斜補強条7を設けた
ことを特徴とする流雪溝用排雪器に係るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】好適な本発明の実施の形態(発明
をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用
効果を示して簡単に説明する。
【0016】請求項1記載の発明のおいては、押柄1の
長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰を曲
げなくともよい長さに構成したから、雪を押し落とす作
業が楽に行われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲
れない流雪溝用排雪器となる。
【0017】また、バケット体3を透明若しくは半透明
に構成したから、押柄1を持って作業者が流雪溝に向け
て雪を押し落とす際、バケット体3を通して前方に流雪
溝が見えるから流雪溝の存在を目で確認できることにな
り、従って、雪が降っていたり、吹雪いていたりして見
通しが悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落とすときに
その勢いで流雪溝に作業者(特に子供や老人など)が落
ちる危険を未然に防止できる流雪溝用排雪器となる。
【0018】また、バケット体3の下端前縁部を地面若
しくは雪面に密接するストレート縁4に形成し、且つ、
バケット体3を前面側が後方側へ凹んだ凹壁5に構成し
たから、地面若しくは雪面への押動性が良好となり、雪
を残すことなく、流雪溝へ押し落とすことができ、且
つ、バケット体3の凹壁5の存在により雪を流雪溝へ適
確に押し落とすことができる流雪溝用排雪器となる。
【0019】請求項2記載の発明においては、バケット
体3の中間部に補強条6を、その左右に傾斜補強条7を
設けたから、バケット体3の凹壁5は上下方向の力に対
しても、左右方向の力に対しても特に傾斜補強条7がバ
イヤス状に設けられているため歪むことのない丈夫な流
雪溝用排雪器となる。
【0020】請求項3記載の発明においては、透明若し
くは半透明のバケット体3を採用したから、作業者が流
雪溝に向けて雪を押し落とす際、バケット体3を通して
前方に流雪溝が見えるから流雪溝の存在を目で確認でき
ることになり、従って、雪が降っていたり、吹雪いてい
たりして見通しが悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落
とすときにその勢いで流雪溝に作業者(特に子供や老人
など)が落ちる危険を未然に防止できる流雪溝用排雪器
となる。
【0021】請求項4記載の発明においては、押柄1の
長さを握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰を曲
げなくともよい長さに構成したから、雪を押し落とす作
業が楽に行われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲
れない流雪溝用排雪器となる。
【0022】請求項5記載の発明においては、バケット
体3の下端全縁を地面若しくは雪面に接触するように構
成したから、地面若しくは雪面への押動性が良好とな
り、雪を残すことなく、流雪溝へ押し落とすことができ
る流雪溝用排雪器となる。
【0023】請求項6記載の発明においては、バケット
体3の中間部に補強条6を、その左右に傾斜補強条7を
設けたから、バケット体3の凹壁5は上下方向の力に対
しても、左右方向の力に対しても特に傾斜補強条7がバ
イヤス状に設けられているため歪むことのない丈夫な流
雪溝用排雪器となる。
【0024】
【実施例】図面は本発明の好適な実施の一例を示すもの
で、押柄1の上端に握持部2を設け、この押柄1の長さ
を握持部2を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げな
くともよい長さに構成し、この押柄1の下端に透明若し
くは半透明のバケット体3を付設し、このバケット体3
の下端前縁部を地面若しくは雪面に密接するストレート
縁4に形成し、且つ、バケット体3を前面側が後方側へ
凹んだ凹壁5に構成し、バケット体3の凹壁5の左右中
間部に左右を区分する前面側に膨出した補強条6を形成
し、この補強条6の左右両側に後面側に凹設した傾斜補
強条7を設けたことを特徴とする流雪溝用排雪器に係る
ものである。
【0025】また、バケット体3の凹壁5の上部寄り背
面に三角形状の翼片8・9を設け、左右に同じく三角形
状の支持片10・11を設け、この翼片8・9並びに支持片
10・11に支持された取付筒12を斜め上方に向けてプラス
チック成形で一体に突設し、この取付筒12に押柄1の下
端の挿入部1'を挿入し、この挿入部1'の先端(下端)
に取り付けた係止具13と取付筒12の下端径小開口部12'
を係止して取付固定した実施例を図示している。
【0026】このことにより、押柄1とバケット体3と
は別々に製造され、バケット体3の方は透明カラー付、
例えば紫,青,緑などの透明カラー体にして体裁を良好
にし、商品性を向上させている。
【0027】また、押柄1や握持部2もプラスチック成
形により形成し、押柄1と握持部2とを差し込み止着す
るような構造にすると軽量で扱い易い流雪溝用排雪器と
なる。
【0028】図中符号14,14'は補強リブ、15はバケッ
ト体3のストレート縁4を歪まないようにした横設補強
条、16はバケット体3の周辺補強鍔であって、これらの
相乗作用によりバケット体3はどの方向から力が加わっ
ても歪まない状態に補強される。
【0029】また、握持部2には出願人が考案した実公
平3−44823を使用しており軽量化が図られてい
る。
【0030】また、横設補強条15の後方に、バケット体
3のストレート縁4を補強し、且つバケット体3の押動
角度を規制する支承板部17を設け、雪を押動していると
きにバケット体3内に雪が溜まって、雪の重さによって
バケット体3、即ち排雪器が手前に傾いてしまうことを
防いでおり、雪の押動時に握持部2を持ち上げるような
余分な力を使わなくとも良いように設計されている。
【0031】また、押柄1の傾斜角度を変えることによ
り握持部2の高さを調節することができるから、身長の
高低を問わず、誰にでも操作し易いこととなる。
【0032】尚、使用例である図1では、右手で握持部
2を握持し左手で押柄1を下から支承するようにして握
持しているが、左手を押柄1の上から握持するようにし
ても、また両手を並べるようにして握持部2を握持して
両手で排雪器を押すようにして使用しても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように、押柄の長さを握
持部を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げなくとも
よい長さに構成したから、雪を押し落とす作業が楽に行
われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲れない実用
性に秀れた流雪溝用排雪器となる。
【0034】また、バケット体を透明若しくは半透明に
構成したから、押柄を持って作業者が流雪溝に向けて雪
を押し落とす際、バケット体を通して前方に流雪溝が見
えるから流雪溝の存在を目で確認できることになり、従
って、雪が降っていたり、吹雪いていたりして見通しが
悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落とすときにその勢
いで流雪溝に作業者(特に子供や老人など)が落ちる危
険を未然に防止できる安全性に秀れた流雪溝用排雪器と
なる。
【0035】また、バケット体の下端前縁部を地面若し
くは雪面に密接するストレート縁に形成し、且つ、バケ
ット体を前面側が後方側へ凹んだ凹壁に構成したから、
地面若しくは雪面への押動性が良好となり、雪を残すこ
となく、流雪溝へ押し落とすことができ、且つ、バケッ
ト体の凹壁の存在により雪を流雪溝へ適確に押し落とす
ことができる流雪溝用排雪器となる。
【0036】請求項2記載の発明においては、バケット
体の中間部に補強条を、その左右に傾斜補強条を設けた
から、バケット体の凹壁は上下方向の力に対しても、左
右方向の力に対しても特に傾斜補強条がバイヤス状に設
けられているため歪むことのない丈夫な流雪溝用排雪器
となる。
【0037】請求項3記載の発明においては、透明若し
くは半透明のバケット体を採用したから、作業者が流雪
溝に向けて雪を押し落とす際、バケット体を通して前方
に流雪溝が見えるから流雪溝の存在を目で確認できるこ
とになり、従って、雪が降っていたり、吹雪いていたり
して見通しが悪いとき、誤って雪を流雪溝に押し落とす
ときにその勢いで流雪溝に作業者(特に子供や老人な
ど)が落ちる危険を未然に防止できる安全性に秀れた流
雪溝用排雪器となる。
【0038】請求項4記載の発明においては、押柄の長
さを握持部を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げな
くともよい長さに構成したから、雪を押し落とす作業が
楽に行われ、作業性が向上し、長時間使用しても疲れな
い実用性に秀れた流雪溝用排雪器となる。
【0039】請求項5記載の発明においては、バケット
体の下端全縁を地面若しくは雪面に接触するように構成
したから、地面若しくは雪面への押動性が良好となり、
雪を残すことなく、流雪溝へ押し落とすことができる流
雪溝用排雪器となる。
【0040】請求項6記載の発明においては、バケット
体の中間部に補強条を、その左右に傾斜補強条を設けた
から、バケット体の凹壁は上下方向の力に対しても、左
右方向の力に対しても特に傾斜補強条がバイヤス状に設
けられているため歪むことのない丈夫な流雪溝用排雪器
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明側断面図である。
【図3】本実施例の説明裏面図である。
【図4】本実施例の説明正面図である。
【符号の説明】 1 押柄 2 握持部 3 バケット体 4 ストレート縁 5 凹壁 6 補強条 7 傾斜補強条

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押柄の上端に握持部を設け、この押柄の
    長さを握持部を手で握持して雪を押動するとき腰を曲げ
    なくともよい長さに構成し、この押柄の下端に透明若し
    くは半透明のバケット体を付設し、このバケット体の下
    端前縁部を地面若しくは雪面に密接するストレート縁に
    形成し、且つ、バケット体を前面側が後方側へ凹んだ凹
    壁に構成したことを特徴とする流雪溝用排雪器。
  2. 【請求項2】 バケット体の凹壁の左右中間部に左右を
    区分する前面側に膨出した補強条を形成し、この補強条
    の左右両側に後面側に凹設した傾斜補強条を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の流雪溝用排雪器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297826A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nirasawa Seihan Kk 手動式除去作業具
JP2017025604A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 三甲株式会社 除雪具

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