JPH1059652A - エレベータのテールコード吊り装置 - Google Patents
エレベータのテールコード吊り装置Info
- Publication number
- JPH1059652A JPH1059652A JP21738496A JP21738496A JPH1059652A JP H1059652 A JPH1059652 A JP H1059652A JP 21738496 A JP21738496 A JP 21738496A JP 21738496 A JP21738496 A JP 21738496A JP H1059652 A JPH1059652 A JP H1059652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tail cord
- plug
- coupler
- car
- hoistway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はテールコードが塔内機器に引掛るこ
とがあっても、復旧が短時間で行なえ、エレベータ納入
顧客に与える迷惑を低減するエレベータのテールコード
吊り装置を提供する。 【解決手段】 乗かご側テールコード７内の電線と導体
８を接続し、導体８を有するカプラ６を吊り金具２ａに
固定手段５で設置した。昇降路側テールコード４ａ内の
電線と導体１２を接続し、プラグ１１に固定手段１３で
昇降路側テールコード４ａを固定する。カプラ６とプラ
グ１１を接続すると、カプラ６とプラグ１１の導体は接
触する。カプラ６、又はプラグ１１等のテールコード吊
り金具２ａ付近の部品よりピンで支持したレバー１５
と、レバー１５をカプラ６、又はプラグ１１に押し付け
るように配置した弾性体１６を設け、プラグ１１をカプ
ラ６に保持する。テールコード７とテールコード４ａが
対応するカプラ６とプラグ１１には、それぞれ同じ記号
２１を設けた。
とがあっても、復旧が短時間で行なえ、エレベータ納入
顧客に与える迷惑を低減するエレベータのテールコード
吊り装置を提供する。 【解決手段】 乗かご側テールコード７内の電線と導体
８を接続し、導体８を有するカプラ６を吊り金具２ａに
固定手段５で設置した。昇降路側テールコード４ａ内の
電線と導体１２を接続し、プラグ１１に固定手段１３で
昇降路側テールコード４ａを固定する。カプラ６とプラ
グ１１を接続すると、カプラ６とプラグ１１の導体は接
触する。カプラ６、又はプラグ１１等のテールコード吊
り金具２ａ付近の部品よりピンで支持したレバー１５
と、レバー１５をカプラ６、又はプラグ１１に押し付け
るように配置した弾性体１６を設け、プラグ１１をカプ
ラ６に保持する。テールコード７とテールコード４ａが
対応するカプラ６とプラグ１１には、それぞれ同じ記号
２１を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は昇降路側テールコー
ド吊り金具と、乗かご側吊り金具の間に吊られて設置し
たテールコードを有する全てのエレベータのテールコー
ド吊り装置に関する。
ド吊り金具と、乗かご側吊り金具の間に吊られて設置し
たテールコードを有する全てのエレベータのテールコー
ド吊り装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、エレベータの乗かごが走行中
に、地震や強風などでテールコードが塔内機器に引掛り
切断し、エレベータが走行不能になった場合、現地で作
業者が、数本あるテールコードのうち、切断したテール
コードの切断面に数十本ある電線を一本ずつ接続し復旧
を行なっていた。
に、地震や強風などでテールコードが塔内機器に引掛り
切断し、エレベータが走行不能になった場合、現地で作
業者が、数本あるテールコードのうち、切断したテール
コードの切断面に数十本ある電線を一本ずつ接続し復旧
を行なっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術ではテール
コードの切断が発生するたびに、テールコード内にある
数十本の電線を一本ずつ接続しなくてはならず、復旧に
非常に時間がかかり、エレベータを納入した顧客に迷惑
をかけてしまうことがあつた。
コードの切断が発生するたびに、テールコード内にある
数十本の電線を一本ずつ接続しなくてはならず、復旧に
非常に時間がかかり、エレベータを納入した顧客に迷惑
をかけてしまうことがあつた。
【０００４】また切断したテールコードを接続する場
合、他のテールコードと間違えて接続する可能性があっ
た。
合、他のテールコードと間違えて接続する可能性があっ
た。
【０００５】本発明はテールコードが塔内機器に引掛る
ことがあっても、復旧が短時間で行なえ、エレベータを
納入した顧客に与える迷惑を低減するエレベータのテー
ルコード吊り装置を提供することを目的とする。
ことがあっても、復旧が短時間で行なえ、エレベータを
納入した顧客に与える迷惑を低減するエレベータのテー
ルコード吊り装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では課題を解決す
るために、乗かごの乗かご側テールコード吊り金具と、
昇降路側テールコード吊り金具との間に吊られて設置
し、乗かごへ電気の供給と、制御盤との制御信号の交換
を行なうテールコードを備えたエレベータにおいて、乗
かご側テールコードの吊り金具に固定手段で固定したカ
プラ、乗かご側テールコード内の電線と接触しているカ
プラの導体、カプラに接続しているプラグ、昇降路側テ
ールコード内の電線と接続しカプラとプラグが接続時に
カプラの導体と接触するプラグの導体、昇降路側テール
コードとプラグを固定する固定手段、テールコード吊り
金具付近の部品よりピンで支持されるレバー、レバーを
カプラ、又はプラグに押し付けるように配置した弾性体
を備えたものである。
るために、乗かごの乗かご側テールコード吊り金具と、
昇降路側テールコード吊り金具との間に吊られて設置
し、乗かごへ電気の供給と、制御盤との制御信号の交換
を行なうテールコードを備えたエレベータにおいて、乗
かご側テールコードの吊り金具に固定手段で固定したカ
プラ、乗かご側テールコード内の電線と接触しているカ
プラの導体、カプラに接続しているプラグ、昇降路側テ
ールコード内の電線と接続しカプラとプラグが接続時に
カプラの導体と接触するプラグの導体、昇降路側テール
コードとプラグを固定する固定手段、テールコード吊り
金具付近の部品よりピンで支持されるレバー、レバーを
カプラ、又はプラグに押し付けるように配置した弾性体
を備えたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図１はエレベータのテールコードの配置を示
す。一般的なエレベータは上下に走行可能な乗かご１
に、電気の供給と、制御盤３との制御信号の交換を行な
うテールコード４を備えている。このテールコード４
は、乗かご側テールコード吊り金具２ａと、昇降路側テ
ールコード吊り金具２ｂとの間に吊られて、昇降路１ｂ
内に設置してある。このテールコード４は地震や強風時
の建屋１ａの横揺れに伴い、昇降路１ｂ内を揺動し、昇
降路内の突起物に引掛る場合があり、この状態で乗かご
１が上下に走行した場合、テールコード４が切断してし
まうのは周知のとおりである。
説明する。図１はエレベータのテールコードの配置を示
す。一般的なエレベータは上下に走行可能な乗かご１
に、電気の供給と、制御盤３との制御信号の交換を行な
うテールコード４を備えている。このテールコード４
は、乗かご側テールコード吊り金具２ａと、昇降路側テ
ールコード吊り金具２ｂとの間に吊られて、昇降路１ｂ
内に設置してある。このテールコード４は地震や強風時
の建屋１ａの横揺れに伴い、昇降路１ｂ内を揺動し、昇
降路内の突起物に引掛る場合があり、この状態で乗かご
１が上下に走行した場合、テールコード４が切断してし
まうのは周知のとおりである。
【０００８】図２は本発明の実施の形態を示し、乗かご
側テールコードの吊り金具２ａの位置でテールコード４
を、それぞれ乗かご側テールコード７と昇降路側テール
コード４ａに分離する。乗かご側テールコード７の電線
にカプラの導体８を接続し、カプラ６を乗かご側テール
コード吊り金具２ａに固定手段５で固定する。昇降路側
テールコード４ａの電線にプラグの導体１２を接続し、
昇降路側テールコード４ａとプラグ１１を固定手段１３
で固定する。このカプラ６とプラグ１１はそれぞれ対応
しており、プラグ６とカプラ１１が接続しているとき
は、カプラの導体８とプラグの導体１２は接触し、乗か
ご１と電気の供給、及び制御盤３と制御信号の交換を行
なうことができる。
側テールコードの吊り金具２ａの位置でテールコード４
を、それぞれ乗かご側テールコード７と昇降路側テール
コード４ａに分離する。乗かご側テールコード７の電線
にカプラの導体８を接続し、カプラ６を乗かご側テール
コード吊り金具２ａに固定手段５で固定する。昇降路側
テールコード４ａの電線にプラグの導体１２を接続し、
昇降路側テールコード４ａとプラグ１１を固定手段１３
で固定する。このカプラ６とプラグ１１はそれぞれ対応
しており、プラグ６とカプラ１１が接続しているとき
は、カプラの導体８とプラグの導体１２は接触し、乗か
ご１と電気の供給、及び制御盤３と制御信号の交換を行
なうことができる。
【０００９】カプラ６にはピン１４で支持されるレバー
１５と、レバー１５をプラグ１１に押し付けるように配
置した弾性体１６を備えている。
１５と、レバー１５をプラグ１１に押し付けるように配
置した弾性体１６を備えている。
【００１０】レバー１５をプラグ１１に押し付けたとき
に発生する摩擦力で、昇降路側テールコード４ａを固定
したプラグ１１を吊り下げている。この摩擦力はテール
コード４ａが切断する張力よりわずかに少なくなるよう
に弾性体１６の弾性力、及びレバー１５の長さを調整し
ている。
に発生する摩擦力で、昇降路側テールコード４ａを固定
したプラグ１１を吊り下げている。この摩擦力はテール
コード４ａが切断する張力よりわずかに少なくなるよう
に弾性体１６の弾性力、及びレバー１５の長さを調整し
ている。
【００１１】地震や強風時の建屋１ａの横揺れに伴い、
昇降路側テールコード４ａが昇降路１ｂ内を揺動し、昇
降路内の突起物に引掛り切断する張力に達する前に、レ
バー１５とプラグ１１の間の摩擦力以上の張力が、昇降
路側テールコード４ａに発生するので、カプラ５とプラ
グ１１が外れる。
昇降路側テールコード４ａが昇降路１ｂ内を揺動し、昇
降路内の突起物に引掛り切断する張力に達する前に、レ
バー１５とプラグ１１の間の摩擦力以上の張力が、昇降
路側テールコード４ａに発生するので、カプラ５とプラ
グ１１が外れる。
【００１２】昇降路側テールコード４ａが昇降路内の突
起物に引掛ることがあっても、カプラ６とプラグ１１が
外れるだけなので、復旧はカプラ６とプラグ１１を接続
するだけでよく、従来の電線をつなぐ作業と比較し、エ
レベータの不可動時間を低減でき、顧客に与える迷惑を
低減できる。
起物に引掛ることがあっても、カプラ６とプラグ１１が
外れるだけなので、復旧はカプラ６とプラグ１１を接続
するだけでよく、従来の電線をつなぐ作業と比較し、エ
レベータの不可動時間を低減でき、顧客に与える迷惑を
低減できる。
【００１３】さらに複数本あるそれぞれのテールコード
のカプラ６とプラグ１１に記号２１を設けることにより
接続の間違いを防止することができる。
のカプラ６とプラグ１１に記号２１を設けることにより
接続の間違いを防止することができる。
【００１４】図３、図４、図５に本実施形態の応用例を
示す。
示す。
【００１５】図３はピン１４とレバー１５をプラグに取
り付けたものであり、ピン１４とレバー１５はテールコ
ード吊り金具３ｂ付近の部品であれば取り付けることが
可能である。
り付けたものであり、ピン１４とレバー１５はテールコ
ード吊り金具３ｂ付近の部品であれば取り付けることが
可能である。
【００１６】図４はプラグ３４に溝３１とレバー３３に
突起３２を設けたものであり、溝３１に突起３２を弾性
体１６で押し付け、昇降路側テールコード４ｂとプラグ
３４を吊り下げている。昇降路側テールコード４ａに加
わる張力が、レバー３３の突起３２が溝３１を乗り上げ
るのに必要な力以上になれば、カプラ６とプラグ３４は
外れる。このレバー３３の突起３２が溝３１を乗り上げ
るのに必要な力は、テールコード４ａが切断する張力よ
りわずかに少なくなるように弾性体１６の弾性力、及び
レバー３３の突起の位置、形状等を調整している。
突起３２を設けたものであり、溝３１に突起３２を弾性
体１６で押し付け、昇降路側テールコード４ｂとプラグ
３４を吊り下げている。昇降路側テールコード４ａに加
わる張力が、レバー３３の突起３２が溝３１を乗り上げ
るのに必要な力以上になれば、カプラ６とプラグ３４は
外れる。このレバー３３の突起３２が溝３１を乗り上げ
るのに必要な力は、テールコード４ａが切断する張力よ
りわずかに少なくなるように弾性体１６の弾性力、及び
レバー３３の突起の位置、形状等を調整している。
【００１７】また図５に示すように、弾性体１６とピン
１４の代わりに、カプラ４０より弾性力のあるレバー４
１を設けてもよい。
１４の代わりに、カプラ４０より弾性力のあるレバー４
１を設けてもよい。
【００１８】
【発明の効果】テールコードが昇降路内の突起物に引掛
ることがあっても、カプラとプラグが外れるだけなの
で、復旧はカプラとプラグを接続するだけでよく、従来
の電線をつなぐ作業と比較し、エレベータの不可動時間
を低減でき、顧客に与える迷惑を低減できる。
ることがあっても、カプラとプラグが外れるだけなの
で、復旧はカプラとプラグを接続するだけでよく、従来
の電線をつなぐ作業と比較し、エレベータの不可動時間
を低減でき、顧客に与える迷惑を低減できる。
【図１】エレベータのテールコードの配置を示す構成図
である。
である。
【図２】本発明の実施形態を示す正面および断面図であ
る。
る。
【図３】レバーの位置を変更した例を示す正面図であ
る。
る。
【図４】レバーに突起を付けた例を示す正面図である。
【図５】カプラに弾性体とレバーと突起を付けた例を示
す正面図である。
す正面図である。
１ 乗かご １ａ建屋 １ｂ 昇降路内 ２ａ 乗かご側テールコード吊り金具 ２ｂ 昇降路側テールコード吊り金具 ３ 制御盤 ４ テールコード ４ａ 昇降路側テールコード ５ 固定手段 ６ カプラ ７ 乗かご側テールコード ８ カプラの導体 １１ プラグ １２ プラグの導体 １４ ピン １５ レバー １６ 弾性体 ２１ 記号 ３１ 溝 ３２ 突起 ３３ レバー ３４ プラグ ４０ カプラ ４１ レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 実兼 敦 東京都千代田区神田錦町１丁目６番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内
Claims (3)
- 【請求項１】 乗かごの乗かご側テールコード吊り金具
と、昇降路側テールコード吊り金具との間に吊られて設
置し、乗かごへ電気の供給と、制御盤との制御信号の交
換を行なうテールコードを備えたエレベータにおいて、
乗かご側テールコードの吊り金具に固定手段で固定した
カプラ、乗かご側テールコード内の電線と接触している
カプラの導体、カプラに接続しているプラグ、昇降路側
テールコード内の電線と接続しカプラとプラグが接続時
にカプラの導体と接触するプラグの導体、昇降路側テー
ルコードとプラグを固定する固定手段、テールコード吊
り金具付近の部品よりピンで支持されるレバー、レバー
をカプラ、又はプラグに押し付けるように配置した弾性
体を備えることを特徴とするエレベータのテールコード
吊り装置。 - 【請求項２】 それぞれのテールコードに対応するカプ
ラとプラグに同じ記号を設けることを特徴とする請求項
１記載のエレベータのテールコード吊り装置。 - 【請求項３】 レバーとプラグそれぞれに対応する溝
と、突起を設けることを特徴とする請求項１記載のエレ
ベータのテールコード吊り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21738496A JPH1059652A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | エレベータのテールコード吊り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21738496A JPH1059652A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | エレベータのテールコード吊り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1059652A true JPH1059652A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16703338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21738496A Pending JPH1059652A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | エレベータのテールコード吊り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1059652A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117416832A (zh) * | 2023-12-14 | 2024-01-19 | 湖南工程学院 | 一种用于电梯随行电缆自预紧的旋转吊架 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP21738496A patent/JPH1059652A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117416832A (zh) * | 2023-12-14 | 2024-01-19 | 湖南工程学院 | 一种用于电梯随行电缆自预紧的旋转吊架 |
| CN117416832B (zh) * | 2023-12-14 | 2024-03-29 | 湖南工程学院 | 一种用于电梯随行电缆自预紧的旋转吊架 |
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