JPH1059340A - 粘着テープの貼付治具 - Google Patents

粘着テープの貼付治具

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JPH1059340A
JPH1059340A JP21274796A JP21274796A JPH1059340A JP H1059340 A JPH1059340 A JP H1059340A JP 21274796 A JP21274796 A JP 21274796A JP 21274796 A JP21274796 A JP 21274796A JP H1059340 A JPH1059340 A JP H1059340A
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JP
Japan
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jig
adhesive tape
adherend
tape
attached
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JP21274796A
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English (en)
Inventor
Daisuke Fujiwara
大輔 藤原
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略平面状の被着体に対して粘着テープを貼付
する際に、作業者の熟練度及び感覚によらずに圧着力の
管理下にテープを容易に圧着することが可能な貼付治具
を提供すること。 【解決手段】 被着体の上面をテープ貼付方向に移動せ
しめられる治具本体と、治具本体の先端から延在したも
のであるかもしくは治具本体の先端に取り付けられたも
のであって、粘着テープの上面に沿って治具を移動した
時、被着体のテープ貼付部位に対して粘着テープを順次
押し付けて密着させることが可能な圧着部材と、治具本
体の粘着テープとは反対の側に取り付けられたものであ
って、治具の移動中に治具本体に押し付けた時、一定の
予め定めれた強さの付勢力を被着体に対して付与するこ
とが可能な加圧部材とを含んでなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被着体に粘着テー
プを貼付するための治具に関する。本発明による粘着テ
ープ貼付治具は、特に、その被着面が概ね一様で略平面
的な被着体に対して粘着テープを貼付する際に有利に使
用することができる。粘着テープの貼付に当たっては、
作業者の感覚によることなく、圧着力の管理下に、すな
わち、テープの貼付に関して規定される所定かつ一定の
圧力あるいはそれを上廻る圧力下に被着体に対してテー
プを圧着することができ、技術的に熟練していない作業
者でも容易かつ確実にテープを貼付することができると
いう点で注目に値する。ここで、「粘着テープ」とは、
テープ、フィルム、シートあるいはそれらに類似する形
状を有する基材と、その基材の片面に施された粘着剤の
層とからなる物品を指し、基材及び粘着剤の種類は限定
されるものではない。さらに具体的に説明すると、本発
明の貼付治具は、例えば、自動車等の車両をはじめ、船
舶、航空機等の乗り物、建築物、その他の構造物等の内
装や外装に使用される各種の粘着テープ、例えばエンブ
レム、ステッカー、ストライプ、マーク等の貼着作業に
有利に使用することができる。なお、このような貼付治
具は、スキージとも呼ばれている。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばステッカー、エンブレム等
の粘着テープを被着体に対して貼着する場合、手作業で
それを行いかつ必要に応じてスキージ等の補助具を利用
するのが一般的である。一例を示すと、例えば図8に示
すように、その表面が略平面である被着体30に対して
粘着テープ20を貼付するため、スキージと呼ばれる貼
付治具10を使用している。貼付治具10は、図示の通
り、治具本体1と、その先端に取り付けられたへら状圧
着部材2からなっている。作業者は、被着体30に粘着
テープ20を貼付するに際して、テープの位置決めの完
了後、貼付治具10の治具本体1を掴み、圧着部材2の
先端を矢印Cで示すようにテープ貼付部位に押し付けな
がら、矢印Aの方向(貼付方向)に治具10を移動させ
る。この作業中は、被着体30と粘着テープ20の中間
にエア噛みが発生したり、テープに皺が寄ったりしない
ように注意を払いながら、圧着部材2の先端をテープ貼
付部位に強く、しかし一定の強さで押し付け続けなけれ
ばならない。しかし、実際には、テープ貼付部位に対す
る圧着部材2の圧着力の不足及び変動やその他の原因に
よるのであるが、屡々エア噛みや皺、そして接着不良や
短期の使用後のテープの剥がれなどが発生して問題とな
っている。作業途中で誤ってエア噛みや皺が発生した場
合には、そのような欠陥発生部位に貼付治具を押し当て
て、被着体とテープの間からエアを抜き去ってしまう追
加の作業や、一度貼付した粘着テープを剥離した後、テ
ープ貼付部位にもう一度治具を押し当てて、同じ貼付作
業を繰り返す作業が必要である。しかし、一度貼付した
粘着テープは、それを被着体から剥離して再使用するこ
とが困難であるので、テープの貼付作業は、失敗するこ
とのないよう、入念に行わなくてはならない。
【0003】上記したようなエア噛みや皺の問題を解消
するため、粘着テープの改良が日々行われ続けている。
しかし、一方ではそのような粘着テープの性能を十分に
引き出し、そのテープを被着体に密着させるためには、
テープ貼付時、貼付治具から粘着テープに対して均一な
圧着力が付与されなければならない。この要求は、現在
使用されている貼付治具をしては満足させることができ
ず、作業者の感覚あるいは熟練度にせざるを得ず、した
がって、粘着テープ貼付の現場では、経験を積んだ作業
者に多くを委ねているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来の技術の問題点を解決して、被着体に対
して粘着テープを貼付するに際し、作業者の感覚による
ことなく、テープの貼付に関して規定される所定かつ一
定の圧力あるいはそれを上廻る圧力下に被着体に対して
テープを圧着することができ、また、技術的に熟練して
いない作業者でも容易かつ確実にテープを貼付すること
ができるような粘着テープ貼付治具を提供することにあ
る。
【0005】本発明の目的は、特に、略平面状の被着体
に粘着テープを貼付する時に屡々要求されながら未解決
であった、被着体とテープの間の圧着力を管理すること
ができるような粘着テープ貼付治具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
によれば、被着体に粘着テープを貼付するための治具で
あって、前記被着体の上面をテープ貼付方向に移動せし
められる治具本体と、前記治具本体の先端から延在した
ものであるかもしくは前記治具本体の先端に取り付けら
れたものであって、粘着テープの上面に沿って該治具を
移動した時、前記被着体のテープ貼付部位に対して前記
粘着テープを順次押し付けて密着させることが可能な圧
着部材と、前記治具本体の前記粘着テープに面する側と
は反対の側に取り付けられたものであって、該治具の移
動中に前記治具本体に押し付けた時、一定の予め定めれ
た強さの付勢力を前記被着体に対して付与することが可
能な加圧部材とを含んでなることを特徴とする粘着テー
プの貼付治具によって達成することができる。
【0007】本発明の粘着テープ貼付治具を使用する
と、従来からの課題であった圧着力の管理を容易に達成
することができる。具体的には、以下に詳述するよう
に、いろいろな手法によりこれが可能である。例えば、
加圧手段として例えば捩じりスプリングのようなバネ作
用発生手段を使用する場合、スプリングのバネ定数を任
意に変更して設定圧力を自由に調整すること、スプリン
グの取り付け個数を任意に変更して設定圧力を自由に調
整すること、治具本体と加圧部材の間にストッパを設置
して、スプリングの可動角度を変更することにより、設
定圧力を自由に調整すること、などをあげることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による粘着テープ貼付治具
において、治具本体は、任意の材料から、取扱いに便利
な任意の形状及び寸法で形成することができる。治具本
体の寸法及び形状は、好ましくは、粘着テープを貼着し
ようする被着体のテープ貼付部位に相応するものであ
る。すなわち、治具本体は、治具の作業性及び取扱い性
などを考慮して、それに適したものであることが望まし
い。治具本体に適当な材料は、金属材料、例えば鉄、ア
ルミニウム又はその合金類、プラスチック材料、例えば
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアセター
ル樹脂、ABS樹脂、ナイロン樹脂、含フッ素樹脂、特
にテフロンTM樹脂(テフロンはイー・アイ・デュポン社
の商標である)、アクリル樹脂など、その他である。こ
のような治具材料のなかで、特に適当な材料は、長時間
の作業にもその重量が負担とならないような軽量な材料
である。また、治具本体は、取扱いを容易にするため、
それ自体を把持具として使用可能に構成してもよく、特
に手に馴染む形状とすることが好ましく、さもなけれ
ば、別にハンドル、柄などの把持具を取り付けてもよ
い。
【0009】上記した治具本体は、その先端部に、粘着
テープの上面に沿って貼付治具を移動した時、被着体の
テープ貼付部位に対して粘着テープを順次押し付けて密
着させることが可能な圧着部材を有する。この圧着部材
は、治具本体と同じ材料からできていてその先端から延
在したものであってもよく、あるいは治具本体とは別の
材料から構成して、治具本体の先端に取り付けられたも
のであってもよい。この圧着部材の材料は、基本的に、
前記した治具本体の材料と同様であることができ、しか
し、良好な密着状態を保障するため、適度のフレキシビ
リティ及び弾性を有している材料を選択するのが好まし
い。圧着部材の形状は、被着体のテープ貼付部位に対し
て粘着テープを順次押し付けて密着させる作業が有効か
つ効果的に行われる限りにおいて特に限定されないとい
うものの、「へら」あるいはそれに類する形状とするこ
とが好ましい。
【0010】上記した治具本体は、加圧部材をさらに有
している。加圧部材は、治具本体の粘着テープに面する
側とは反対の側に取り付けられたものであり、そして、
貼付治具の移動中にその治具の治具本体に押し付けた
時、一定の予め定めれた強さの付勢力を被着体に対して
付与することが可能である。この加圧部材は、いろいろ
な構成を採用することができるというものの、好ましく
は、圧着力の適正な管理のため、治具本体に取り付けら
れたバネ作用発生手段と、このバネ作用発生手段と一体
的に結合していて治具本体に押し付け可能な付勢力伝達
手段とを含むように構成することができる。バネ作用発
生手段としては、各種のバネ部材、例えば捩じりスプリ
ング、圧縮スプリング、コイルバネ、板バネなどの所望
とする効果に応じて任意に使用することができる。本発
明者の知見によれば、取り付けの容易さ、付勢力の制御
の容易さなどの利点から、好ましくは、捩じりスプリン
グを使用することができる。捩じりスプリングを使用す
る場合には、その捩じりスプリングの取り付け個数なら
びに個々のスプリングの巻数及び使用角度を調整するこ
とにより、被着体に対する付勢力を有利に制御し、よっ
て圧着力を最適な形で管理することができる。
【0011】本発明の粘着テープ貼付治具において、治
具本体に取り付けられる加圧部材は、固定的に取り付け
られていてもよく、さもなければ、必要に応じて、着脱
自在に取り付けられていてもよい。加圧部材が着脱自在
であると、一つの治具本体に対して多数の、すなわち、
発生せしめられるバネ作用を異にするいろいろな加圧部
材を提供することができ、取扱い性や保管スペースなど
の面で非常に便利である。加圧部材の着脱構造は、任意
にいろいろな構造であることができる。例えば、治具本
体に所定の溝あるいはその他の空間を形成して、この部
分に加圧部材の一部、通常はバネ作用発生手段を支承す
る部材を嵌合する構造を有利に採用することができる。
バネ作用発生手段を支承する部材を溝あるいはその他の
空間に嵌合した後は、もしもそれだけで外れのない嵌合
が得られるのならば、特別に固定手段を使用しなくても
よく、さもなければ、もしも十分な嵌合強度がさらに必
要であるならば、ネジあるいはその他の固定手段を併用
してもよい。
【0012】圧着部材により粘着テープに対して付与さ
れる付勢力は、上記したように、加圧部材の構成、特に
そのバネ作用発生手段の構成を変更することにより任意
に変更し、いつでも最適値を得ることができる。しか
し、必要に応じて、バネ作用発生手段の構成の変更に組
み合わせて、あるいはそれとは別に、治具本体上に、そ
の治具本体と前記加圧部材の間に介在する形でストッパ
を取り付けてもよい。ストッパは、加圧部材の圧着部材
を治具本体に押し付けて所望とする加圧力を得ようとす
る時に、その加圧力のレベルを任意に変更するのに有利
である。ここで使用するストッパは、いろいろな材料か
らいろいろな形状に形成することができる。例えば、適
度な強度及び弾性を有する部材を治具本体に接着剤ある
いはネジ及びその他の固定手段で固定してストッパとし
て作用させることができる。適当なストッパ材料とし
て、例えば、天然及び合成ゴム、発泡プラスチック材
料、例えば発泡ポリウレタン、各種のフェルト材料など
を挙げることができる。また、必要に応じて、治具本体
に一部が浮き出した形で頭付きネジなどを螺子込んでス
トッパとしてもよい。
【0013】本発明の実施において、被着体及びそれに
貼付する粘着テープは、この技術分野において一般的に
使用されているものを、そのまま、さもなければ、なん
らかの適当な改良又は変更を施した後で使用することが
できる。例えば、被着体は、自動車等の車両、建築物、
その他の構造物や、機械類、家庭電化製品等、広範囲の
物品を包含する。また、粘着テープは、紙、プラスチッ
ク材料等の任意の基材上に粘着剤層、例えばアクリル系
接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコ
ーン系接着剤、フェノール系接着剤、塩化ビニル系接着
剤などの層を施したものであることができる。粘着テー
プのサイズは、幅の狭いものから広いものまで、任意で
ある。必要に応じて、シート又はフィルム状であっても
よい。また、本発明の粘着テープ貼付治具は、必要に応
じて、粘着テープの貼着ではなくて、その他のテープ状
製品のいろいろな異なる形状を有する物品に対する適用
に応用することもできる。
【0014】本発明によるこれらの及びその他の好まし
い実施の形態は、以下、実施例の項において詳細に説明
する。
【0015】
【実施例】以下、添付の図面を参照しながら本発明の好
ましい態様を詳細に説明する。なお、以下の説明では特
にバネ作用発生手段として捩じりスプリングを使用した
例を参照するけれども、本発明はこれらの図示の態様に
限定されるものではないことを、理解されたい。
【0016】図1は、本発明の好ましい1態様による粘
着テープ貼付治具の使用状態を示した略示断面図であ
る。粘着テープ貼付治具10は、図示の通り、プラスチ
ック製薄板からなる治具本体1及び治具本体1の先端に
ネジ(図示せず)により固定して取り付けられたへら状
の圧着部材2を有している。圧着部材2は、フレキシブ
ルなプラスチックからできている。治具本体1にはさら
に、バネ作用発生手段3及び付勢力伝達手段4からなる
加圧部材5が取り付けられている。
【0017】図示の粘着テープ貼付治具10の構成は、
図2の平面図及び図3の正面図からさらに明らかになる
であろう。図示の例では、バネ作用発生手段3として5
個の捩じりスプリングが治具本体1に埋め込んで使用さ
れていて、それぞれの捩じりスプリングは、巻数が2
(2巻)、そして角度は135°(使用角度90°)で
ある。スプリングはステンレス鋼でできている。
【0018】再び図1を参照して、本発明の粘着テープ
貼付治具の使用について説明する。その表面が略平面で
ある被着体30のテープ貼付部位に粘着テープ20を位
置決めした後、矢印Aの方向に粘着テープ20の貼付を
開始する。貼付治具10の治具本体1を付勢力伝達手段
4と一緒に、すなわち、手段4を図3に示した角度13
5°の状態から図1で矢印Bで示すように折り曲げて使
用角度90°の状態に変更して、掴み、そのままの状態
で圧着部材2の先端をテープ貼付部位に角度θで押し付
け、さらに、この圧着部材2の角度θでの押し付けを維
持しながら、矢印Aの方向(貼付方向)に移動させる。
この作業中に、被着体30上の粘着テープ20には強い
圧着力が均一にかかり、被着体30と粘着テープ20の
中間にエア噛みが発生することがない。また、作業者
は、治具本体1を付勢力伝達手段4と一緒にテープ貼付
部位に押し付けているにもかかわらず、従来の貼付治具
を使用した場合のような押圧力や入念な注意は不要であ
った。圧着部材2の角度θは、被着体や粘着テープの種
類などに応じて広く変更することができるというもの
の、通常、約10°〜60°であるのが好ましい。上記
したような範囲外の角度では、作業がやりにくい、圧着
効果に乏しい、などの不都合が発生する。貼付治具10
の移動方向(矢印A)は特に限定されないというもの
の、本発明者の知見によると、被着体がほぼ垂直であっ
て、粘着テープを上方から下方に向けて貼付する時に効
果的であるということが判明している。その理由は、明
確にされたわけではないけれども、作業者の治具の持ち
易さ、その他が考えられる。
【0019】図4及び図5は、それぞれ、本発明のもう
1つの好ましい態様による粘着テープ貼付治具の構成を
示した断面図である。図示の粘着テープ貼付治具10
は、その組み立て前、図4に示すように治具本体1と加
圧部材5とに分離されている。したがって、このような
場合には、治具の保管が容易でスペースをとらないばか
りか、ひとつの治具本体1に対して、圧着力を異にする
いろいろな加圧部材5を任意に使用することができる。
使用に際しては、治具本体1に予め形成されている着脱
部材収容溝12に加圧部材5の着脱部材11を嵌合して
貼付治具10を完成する。図示の例では、着脱部材収容
溝12に加圧部材5の着脱部材11をスライド式に挿入
して、図示しないけれども、ビスで固定した(図5を参
照されたい)。この粘着テープ貼付治具10も、先に図
1を参照して説明したようにして、被着体に対する粘着
テープの貼付に有利に使用することができる。また、治
具本体1は、もしもそれに加圧部材5を付設しなければ
(図4を参照されたい)、それ単独で通常の粘着テープ
貼付治具として利用することも可能である。
【0020】図6及び図7は、それぞれ、本発明のさら
にもう1つの好ましい態様による粘着テープ貼付治具の
構成を示した断面図である。図示の粘着テープ貼付治具
10は、治具本体1と圧着部材2が同一の材料(プラス
チック材料)により一体的に成形されていること、そし
て治具本体1の上部表面には加圧部材5の圧着力を調整
するためのストッパ(弾性プラスチック材料)13が付
設されている相違点を除いて、基本的には図1〜図3に
示した貼付治具に同じである。粘着テープ貼付治具10
は、その使用前、図6に示すような状態にある。使用に
際しては、図7に示すように、治具本体1の上部表面に
付勢力伝達手段4を押し付ける。結果として、被着体
(図示せず)の粘着テープ貼付部位に対して圧着部材2
から所定の圧着力が負荷されるけれども、図示の例で
は、ストッパ13を介在させたので、ストッパを介在さ
せなかった例に比較して負荷圧着力を抑止することがで
きる。なお、図示の例では、矩形のプラスチック部材に
よりストッパを構成したけれども、頭付きネジ、その他
の部材を使用しても同様な効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の粘着テープ貼付治具を使用すると、治具本体の圧着部
材をバネ作用発生手段及び付勢力伝達手段を含む加圧部
材と連動するように構成したので、被着体に対して粘着
テープを貼付するに際し、作業者の感覚によることな
く、テープの貼付に関して規定される所定かつ一定の圧
力あるいはそれを上廻る圧力下に被着体に対してテープ
を圧着することができ、また、技術的に熟練していない
作業者でも容易かつ確実にテープを貼付することができ
る。また、被着体に対するテープの圧着が一定に行われ
るので、圧着力の管理を容易にすることができる。さら
に、略平面状の被着体に粘着テープを貼付する時に屡々
発生していた、被着体とテープの間のエア噛みや皺も、
上記のような一定の圧力によるテープの押圧の結果とし
て、効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい1態様による粘着テープ貼付
治具の使用状態を示した略示図である。
【図2】図1に示した粘着テープ貼付治具の平面図であ
る。
【図3】図1に示した粘着テープ貼付治具の正面図であ
る。
【図4】本発明のもう1つの好ましい態様による粘着テ
ープ貼付治具の構成(組立前)を示した断面図である。
【図5】図4に示した粘着テープ貼付治具の構成(組立
後)を示した断面図である。
【図6】本発明のさらにもう1つの好ましい態様による
粘着テープ貼付治具の構成(使用前)を示した断面図で
ある。
【図7】図6に示した粘着テープ貼付治具の構成(使用
中)を示した断面図である。
【図8】従来の粘着テープ貼付治具の使用状態を示した
略示図である。
【符号の説明】
1…治具本体 2…圧着部材 3…バネ作用発生手段 4…付勢力伝達手段 5…加圧部材 10…粘着テープ貼付治具 11…着脱部材 12…着脱部材収容溝 13…ストッパ 20…粘着テープ 30…被着体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体に粘着テープを貼付するための治
    具であって、 前記被着体の上面をテープ貼付方向に移動せしめられる
    治具本体と、 前記治具本体の先端から延在したものであるかもしくは
    前記治具本体の先端に取り付けられたものであって、粘
    着テープの上面に沿って該治具を移動した時、前記被着
    体のテープ貼付部位に対して前記粘着テープを順次押し
    付けて密着させることが可能な圧着部材と、 前記治具本体の前記粘着テープに面する側とは反対の側
    に取り付けられたものであって、該治具の移動中に前記
    治具本体に押し付けた時、一定の予め定めれた強さの付
    勢力を前記被着体に対して付与することが可能な加圧部
    材とを含んでなることを特徴とする粘着テープの貼付治
    具。
  2. 【請求項2】 前記加圧部材が、前記治具本体に取り付
    けられたバネ作用発生手段と、該バネ作用発生手段と一
    体的に結合していて前記治具本体に押し付け可能な付勢
    力伝達手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    貼付治具。
  3. 【請求項3】 前記バネ作用発生手段が捩じりスプリン
    グであることを特徴とする請求項1又は2に記載の貼付
    治具。
  4. 【請求項4】 前記捩じりスプリングの取り付け個数な
    らびに個々のスプリングの巻数及び使用角度の調整によ
    り前記被着体に対する付勢力を制御したものであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の貼付
    治具。
  5. 【請求項5】 前記加圧部材が前記治具本体に着脱自在
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の貼付治具。
  6. 【請求項6】 前記治具本体上に、その治具本体と前記
    加圧部材の間に介在する形でストッパが取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の貼付治具。
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