JPH1059160A - 制動力制御装置 - Google Patents
制動力制御装置Info
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- JPH1059160A JPH1059160A JP21731596A JP21731596A JPH1059160A JP H1059160 A JPH1059160 A JP H1059160A JP 21731596 A JP21731596 A JP 21731596A JP 21731596 A JP21731596 A JP 21731596A JP H1059160 A JPH1059160 A JP H1059160A
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- wheel
- wheel speed
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Abstract
電源に対するフェイルセーフ性を高める。 【解決手段】 車両の各車輪に設けられた各ホイルシリ
ンダに供給される流体圧をそれぞれ調整可能なアクチュ
エータ8と、各車輪の速度を検出する車輪速度センサ5
FL〜5RRと、各車輪速度センサ5FL〜5RRの検
出値に基づいて車両の制動状態に応じてアクチュエータ
を制御する制御回路31とを備える制動力制御装置にお
いて、各車輪速度センサ5FL〜5RRに電力を供給す
る複数の電源1,2を備える。
Description
車輪に設けられた制動用シリンダとに供給される流体圧
を制御して制動性能を高めるようにした制動力制御装置
の改良に関するものである。
制動力制御装置として、例えば本出願人により先に提案
した特開平3−246158号公報に記載されたものが
ある。
出する車輪速度センサを備え、各車輪速度センサの検出
値に基づいて各車輪のスリップ率が目標値に近づくよう
に各車輪の制動力を制御するようになっている。
車輪速度センサに供給する電源の回路を備えている。
うな従来の制動力制御装置にあっては、単一の電源の回
路から各車輪速度センサに電力が分配される構成となっ
ていたため、電源の回路が故障した場合に全ての車輪速
度センサの検出値が使えなくなる。
のであり、制動力制御装置において、車輪速度センサの
電源に対するフェイルセーフ性を高めることを目的とす
る。
制御装置は、車両の各車輪に設けられた制動用シリンダ
と、各制動用シリンダに供給される流体圧をそれぞれ調
整可能なアクチュエータと、各車輪の速度を検出する車
輪速度センサと、各車輪速度センサの検出値に基づいて
車両の制動状態に応じてアクチュエータを制御する制御
回路とを備える制動力制御装置において、前記各車輪速
度センサに電力を供給する複数の電源を備える。
項1に記載の発明において、前記各車輪速度センサに電
力を供給する第一の電源と第二の電源を備え、第一の電
源からの電力を右前輪の車輪速度センサと左後輪の車輪
速度センサにそれぞれ供給し、第二の電源からの電力を
左前輪の車輪速度センサと右後輪の車輪速度センサにそ
れぞれ供給する構成とする。
項2に記載の発明において、前記第一の電源または第二
の電源の故障時を判定する電源故障時判定手段を備え、
各電源のうち一方が故障したと判定された場合に他方の
電源から電力が供給される各車輪速度センサの検出値に
基づいて車両の制動状態に応じてアクチュエータを制御
する電源故障時制御手段を備える。
項3に記載の発明において、前記左右の後輪に設けられ
る各制動用シリンダに対して共通の流体圧系統が配設さ
れる制動力制御装置において、前記第一の電源または第
二の電源のうち一方が故障したと判定された場合に左右
の後輪に設けられる各車輪速度センサの検出値のうち検
出速度の高い方の検出値に基づいて車両の制動状態に応
じてアクチュエータを制御するセレクトハイ制御手段を
備える。
ば、各車輪速度センサに電力を供給する複数の電源を備
えるため、一つの電源が故障しても他の電源から電力が
供給される各車輪速度センサの検出値に基づいて車両の
制動状態に応じてアクチュエータを制御することが可能
となり、車輪速度センサの電源に対するフェイルセーフ
性を高められる。
ば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるとと
もに、一つの電源が故障しても車両の左右で車輪の制動
力が確保され、左右の車輪について制動力差を小さく保
つことができる。
ば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるとと
もに、一つの電源が故障しても他の電源から電力が供給
される各車輪速度センサの検出値に基づいてスリップ率
が目標値に近づくように制動力を制御でき、制動距離を
短縮することができる。
ば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるとと
もに、一つの電源が故障しても他の電源から電力が供給
される各車輪速度センサの検出値に基づいてスリップ率
が目標値に近づくように左右の後輪に対する制動力を制
御でき、制動距離を短縮することができる。
面に基づいて説明する。
けられる制動装置のシステム図である。
右前輪FR(図示せず。以下同様)には、ホイールシリ
ンダ6FL、6FRが設けられる。デファレンシャルギ
アを介して駆動される左後輪RL、右後輪RR(図示せ
ず。以下同様)にはホイールシリンダ6RL、6RRが
配設される。
は、ブレーキペダル3の操作に応動するマスターシリン
ダ4からの圧油が、後述するアクチュエータ8を介して
それぞれ供給される。
13に駆動され、左右前輪のホイールシリンダ6FRと
6FLにそれぞれ独立して制動液圧を供給可能であり、
アクチュエータ8は後輪のホイールシリンダ6RL、6
RRを前輪から独立させて制御可能な、いわゆる3チャ
ンネルの制動力前後配分制御装置を構成する。
L、5FRが配設されて、左右の前輪の車輪速度
VWFL、VWFRがそれぞれ検出される。一方、左右後輪に
はそれぞれ車輪速度センサ5RL、5RRが配設され
て、左右の前輪の車輪速度VWRL、VWRRがそれぞれ出力
される。これら車輪速度センサ5FL、5FR、5R
L、5RRの出力はコントロールユニット13へ入力さ
れる。
サ14、15からは車体の前後方向加速度αxが検出さ
れて、それぞれの出力がコントロールユニット13へ入
力される。
クチュエータ8は、各液圧系統ごとに設けられた電磁弁
9FR〜9Rを主に構成される。すなわち、左右前輪の
ホイールシリンダ6FL、6FRへの制動液圧を独立し
て制御する電磁弁9FR、9FLと、左右後輪のホイー
ルシリンダ6RL、6RRへの制動液圧を等しく制御す
る電磁弁9Rとから構成される。
ンプ12F、リザーバ10Fおよびアキュームレータ1
1Fと並列に接続され、マスタシリンダ4からの圧油を
増圧、保持、減圧し、ホイールシリンダ6FL、6FR
の制動液圧をそれぞれ独立して制御する。
R、リザーバ10Rおよびアキュームレータ11Rに接
続され、マスタシリンダ4からの制動液圧を増圧、保
持、減圧し、ホイールシリンダ6RL、6RRの制動液
圧を等しくかつ前輪から独立させて制御する。
ンサ5FL、5FRから左右の前輪の車輪速度VWFL、
VWFRがそれぞれ入力するとともに、車輪速度センサ5
RL、5RRから左右の後輪の車輪速度VWRL、VWRRを
入力し、さらに各加速度センサ14、15からの前後方
向加速度αxを入力する。コントロールユニット13は
これらの入力値に基づいて、制動時に各車輪のスリップ
率を所定値以下に抑えるアンチスキッド制御が行われ
る。
L、5RRが正常に作動する通常運転時におけるアンチ
スキッド制御は、セレクトハイの原理により、各車輪速
度センサ5FL、5FR、5RL、5RRの出力
VWFL、VWFR、VWRL、VWRRのうち最も高いものを選択
し、これを基に疑似車速信号Vrを算出する。算出され
た疑似車速信号Vrと各車輪速度センサ5FL、5F
R、5RL、5RRの出力VWFL、VWFR、VWRL、VWRR
に基づいて各車輪のスリップ率を所定値以下に抑えるよ
うに、アクチュエータ8を駆動する。
る。これについて説明すると、車両に搭載されたバッテ
リ20に蓄えられた電圧12Vの電流は、イグニッショ
ンスイッチによって閉成するリレー19を介してコント
ロールユニット13に備えられる第一、第二の各電源
1,2にそれぞれ送られる。各電源1,2はバッテリ2
0から送られる電流を電圧8Vの電流に変換する集積回
路によって構成される。
する電圧モニタ回路21,22が設けられる。電圧モニ
タ回路21,22の出力信号は各マルチプレクサ29,
30を経てマイコン等で構成される制御回路31に入力
され、各電源1,2の異状発生時に対処したフェイルセ
ーフ制御が行われる。
処して、第一の電源1からの電力は左後輪の車輪速度セ
ンサ5RLと右前輪の車輪速度センサ5FRに供給され
る一方、第二の電源2からの電力は右後輪の車輪速度セ
ンサ5RRと左前輪の車輪速度センサ5FLに供給され
る。
て、第一の電源1からの電力は加速度センサ14に供給
される一方、第二の電源2からの電力は別の加速度セン
サ15に供給される。
センサ5FL、5FR、5RL、5RRの出力信号と、
各加速度センサ14、15の出力信号を各入力回路23
〜28から各マルチプレクサ29,30を経て制御回路
31に入力し、運転状態に応じてアクチュエータ8を駆
動する。
状発生時に対処したフェイルセーフ制御を行うルーチン
を示しており、制御回路31において一定周期毎に実行
される。
において、左前輪の車輪速度センサ5FLの出力VWFL
が零かどうかを判定する。
ップ2に進んで右前輪の車輪速度センサ5FRの出力V
WFRが10km/h以上かどうかを判定する。
場合、ステップ3に進んで各電源1,2のいずれかに異
状が発生したものと判定する。
た場合、ステップ5に進んで、右前輪の車輪速度センサ
5FRの出力VWFRが零かどうかを判定する。
ップ6に進んで、左前輪の車輪速度センサ5FLの出力
VWFLが10km/h以上かどうかを判定する。
場合、ステップ3に進んで各電源1,2のいずれかに異
状が発生したものと判定する。
WFRのいずれか一方が零で、他方が10km/h以上の
場合、各電源1,2のいずれかに異状が発生したものと
判定される。
発生したものと判定された場合、ステップ4に進んで、
左右の後輪について車輪速度VWFL、VWFRのうち高い方
の値を基に左右の後輪に共通の制動液圧Rrを制御す
る、セレクトハイ制御が行われる。
0かつVWFR<10km/hと判定された場合、または
ステップ1と5でVWFL≠0かつVWFR≠0と判定された
場合、またはステップ5と6でVWFR=0かつVWFL<1
0km/hと判定された場合、各電源1,2はいずれか
も正常であると判定してステップ7に進む。ステップ7
では、左右の後輪について車輪速度VWFL、VWFRのうち
低い方の値を基に左右の後輪に共通の制動液圧Rrを制
御する、通常のセレクトロー制御が行われる。
る制御例を示している。
停電した場合、右前輪の車輪速度センサ5FRの出力V
WFRと左後輪の車輪速度センサ5RLの出力VWRLが零と
なると、右前輪がロックしたものとみなして、アクチュ
エータ8を介して右前輪のホイルシリンダ6FRに導か
れる制動液圧Frは減圧される。
センサ5FL、5RRに電力が供給されているため、左
前輪の車輪速度VWFLと右後輪の車輪速度VWRRの出力が
それぞれ得られる。セレクトハイの原理により、車輪速
度VWFL、VWRRのうち速い方の値を基に疑似車速信号V
rを算出し、算出された疑似車速信号Vrと各車輪速度
センサ5FL、5RRの出力VWFL、VWRRに基づいて各
車輪のスリップ率を所定値以下に抑えるように、アクチ
ュエータ8を駆動する。左右後輪の液圧系統は、ホイル
シリンダ6RL、6RRに導かれる制動液圧が右後輪の
車輪速度VWRRの出力に基づいて制御される。
輪が駆動される車両に設けられる制動装置のシステム図
である。
8は左前輪と右後輪に備えられる各ホイールシリンダ6
FL、6RRと、右前輪と左後輪に備えられる各ホイー
ルシリンダ6RL、6RLの2系統に独立して制動液圧
を供給可能な、いわゆる2チャンネルの制動力前後配分
制御装置を構成する。
前輪にはそれぞれ車輪速度センサ5FL、5FRが配設
され、左右後輪にはそれぞれ車輪速度センサ5RL、5
RRが配設される。
一の電源1からの電力は左後輪の車輪速度センサ5RL
と右前輪の車輪速度センサ5FRに供給される一方、第
二の電源2からの電力は右後輪の車輪速度センサ5RR
と左前輪の車輪速度センサ5FLに供給される。
輪速度センサ5FRの出力VWFRと左後輪の車輪速度セ
ンサ5RLの出力VWRLが零となると、右前輪と左後輪
がロックしたものとみなして、アクチュエータ8を介し
て右前輪のホイルシリンダ6FRに導かれる制動液圧F
rは減圧される。
センサ5FL、5RRに電力が供給されているため、左
前輪の車輪速度VWFLと右後輪の車輪速度VWRRの出力が
それぞれ得られる。セレクトハイの原理により、車輪速
度VWFL、VWRRのうち速い方の値を基に疑似車速信号V
rを算出し、算出された疑似車速信号Vrと各車輪速度
センサ5FL、5RRの出力VWFL、VWRRに基づいて各
車輪のスリップ率を所定値以下に抑えるように、アクチ
ュエータ8が駆動される。
車輪速度センサ5RLと右前輪の車輪速度センサ5FR
に供給される一方、第二の電源2からの電力は右後輪の
車輪速度センサ5RRと左前輪の車輪速度センサ5FL
に供給される構成としたため、各電源1,2のうち一方
が故障しても車両の左右で車輪の制動力が確保され、左
右車輪の制動力差を小さく保つことができる。
特性図。
Claims (4)
- 【請求項1】車両の各車輪に設けられた制動用シリンダ
と、 各制動用シリンダに供給される流体圧をそれぞれ調整可
能なアクチュエータと、 各車輪の速度を検出する車輪速度センサと、 各車輪速度センサの検出値に基づいて車両の制動状態に
応じてアクチュエータを制御する制御回路と、 を備える制動力制御装置において、 前記各車輪速度センサに電力を供給する複数の電源を備
えたことを特徴とする制動力制御装置。 - 【請求項2】前記各車輪速度センサに電力を供給する第
一の電源と第二の電源を備え、 第一の電源からの電力を右前輪の車輪速度センサと左後
輪の車輪速度センサにそれぞれ供給し、 第二の電源からの電力を左前輪の車輪速度センサと右後
輪の車輪速度センサにそれぞれ供給する構成としたこと
を特徴とする請求項1に記載の制動力制御装置。 - 【請求項3】前記第一の電源または第二の電源の故障時
を判定する電源故障時判定手段を備え、 一方の電源が故障したと判定された場合に他方の電源か
ら電力が供給される各車輪速度センサの検出値に基づい
て車両の制動状態に応じてアクチュエータを制御する電
源故障時制御手段を備えたことを特徴とする請求項2に
記載の制動力制御装置。 - 【請求項4】前記左右の後輪に設けられる各制動用シリ
ンダに対して共通の流体圧系統が配設される制動力制御
装置において、 前記第一の電源または第二の電源のうち一方が故障した
と判定された場合に左右の後輪に設けられる各車輪速度
センサの検出値のうち検出速度の高い方の検出値に基づ
いて車両の制動状態に応じてアクチュエータを制御する
セレクトハイ制御手段を備えたことを特徴とする請求項
3に記載の制動力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21731596A JP3684697B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 制動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21731596A JP3684697B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 制動力制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1059160A true JPH1059160A (ja) | 1998-03-03 |
JP3684697B2 JP3684697B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=16702247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21731596A Expired - Fee Related JP3684697B2 (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 制動力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3684697B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001180469A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Toyota Motor Corp | ブレーキ液圧制御装置 |
JP2003011808A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-01-15 | Toyota Motor Corp | ブレーキ液圧制御装置 |
US7321994B2 (en) | 2003-02-06 | 2008-01-22 | Denso Corporation | Electronic control unit |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP21731596A patent/JP3684697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001180469A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Toyota Motor Corp | ブレーキ液圧制御装置 |
US6761418B2 (en) | 1999-12-27 | 2004-07-13 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake fluid pressure control device |
US7229138B2 (en) | 1999-12-27 | 2007-06-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Brake fluid pressure control device |
JP2003011808A (ja) * | 2002-05-24 | 2003-01-15 | Toyota Motor Corp | ブレーキ液圧制御装置 |
US7321994B2 (en) | 2003-02-06 | 2008-01-22 | Denso Corporation | Electronic control unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3684697B2 (ja) | 2005-08-17 |
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