JPH1058652A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法

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JPH1058652A
JPH1058652A JP22508296A JP22508296A JPH1058652A JP H1058652 A JPH1058652 A JP H1058652A JP 22508296 A JP22508296 A JP 22508296A JP 22508296 A JP22508296 A JP 22508296A JP H1058652 A JPH1058652 A JP H1058652A
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JP
Japan
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printing
recording medium
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variable data
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Application number
JP22508296A
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English (en)
Inventor
Yuzo Ogawa
勇造 小川
Takanobu Hagiwara
孝信 萩原
Tadao Mori
直生 森
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オフセット印刷機並みの印字品質で固定印刷デ
ータを印字可能で、しかも1頁ごとに異なるデータも印
字でき、余分な印刷を最小限になしうる印刷装置を提供
すること。 【解決手段】固定データ印刷用刷版を作製する製版部
と、この刷版を用いて固定データを印刷する固定データ
印刷部と、記録媒体の1頁ごとに異なる絵柄を印刷可能
な変動データ印刷部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、比較的小ロット
で1部ごとに部分的に異なるデータを印刷するのに適す
る印刷装置、特にダイレクトメールや個別の商談資料な
どを印刷するのに適する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイレクトメールや個別の商談資
料などの様に、同じ文字や画像を印刷した部分と、名前
や住所、メッセージ、個別に報知したい絵柄を含む情報
など一部ごとに異なる文字や画像を同一の記録媒体に印
刷する場合、まず、例えばオフセットあるいは凸版印刷
機などの固定データ印刷装置であらかじめ共通する部分
( 固定データ部分) を印刷しておき、これに、インクジ
ェットプリンタや電子写真プリンタなどのオンデマンド
タイプの変動データ印刷装置を用いて、一部ごとに異な
る部分の印刷を追い刷りするのが一般的であった。
【0003】実際、個人情報のデータベースを持つ雑誌
社などでは個人別に文章を部分的に変えたダイレクトメ
ールを、共通部分を印刷した記録媒体に電子写真プリン
タで個別データを追い刷りして発送してきた。
【0004】しかしながら、従来の印刷機と追い刷りプ
リンタの組み合わせ使用では、固定データ部分を印刷す
るときには、印刷途中のトラブルなどで追い刷り時に印
刷物が足りなくなることがないように、実際に必要な枚
数に比べて余分に印刷することが習慣的に行われてい
る。実際にある印刷会社では平均して1割以上の余分な
印刷を行っているという。このことは、共通部分の印刷
のみ専業の印刷業者に依頼し、追い刷り部分の印刷は別
に行うケースが多いことも影響している。このような余
分の印刷物は、上記のようなトラブルがなかった場合に
は、結局使い道がないために捨てられるだけであり、記
録媒体やインキの無駄となるだけでなく、印刷のコスト
アップにつながっている。
【0005】また、高速の電子写真印刷機などの場合こ
のような変動データ印刷装置ではオフセット印刷等の多
くの固定データ印刷装置に比べて印刷品位が低い。しか
も、そのようなプリンタは非常に高価であり、用いるト
ナー等の記録剤の費用も高くランニングコストが高く、
使用できる記録媒体が限定されるなど、上記のようなダ
イレクトメール等の印刷には用いることは困難であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は簡便な操作によって共通して印刷する部分につい
ては従来の固定データ印刷装置並の印刷品質を保持し、
かつ、1部ごとに個別に対応した情報の印刷が可能であ
り、余分な印刷をしなくてすむ印刷装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、固定印
刷データ印刷用刷版を作製する製版部と、前記刷版を用
いて記録媒体に印刷を行う固定データ印刷部と、記録媒
体の1頁毎に異なる印刷データを印刷可能な変動データ
印刷部と、記録媒体の搬送手段とを備えていることを特
徴とする印刷装置が提供される。
【0008】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷部は第1 の記録剤により前記変動デー
タ印刷部よりも先に記録媒体に印刷を行うものであり、
前記変動データ印刷部で印刷する際には、記録媒体に付
与された前記第1 の記録剤が少なくとも前記変動データ
印刷部の構成部材と干渉しない程度に固定されるように
構成されていることを特徴とする印刷装置が提供され
る。
【0009】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷部と前記変動データ印刷部の間に前記
第1 の記録剤の定着装置を備えていることを特徴とする
印刷装置が提供される。
【0010】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記第1 の記録剤が紫外線硬化性の記録剤であって、前記
定着装置が紫外線照射装置であることを特徴とする印刷
装置が提供される。
【0011】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記第1 の記録剤が熱硬化性の記録剤であって、前記定着
装置が加熱装置であることを特徴とする請求項3 に記載
の印刷装置が提供される。
【0012】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷部における印刷開始後所定時間の間
は、印刷を行なわないように変動データ印刷部を制御す
る、変動データ印刷部制御手段を備えていることを特徴
とする印刷装置が提供される。
【0013】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷機における印刷開始後所定時間の間
は、記録媒体が変動データ印刷部を素通しする機構を備
えていることを特徴とする印刷装置が提供される。
【0014】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記変動データ印刷部は第2 の記録剤により前記固定デー
タ印刷部よりも先に記録媒体に印刷を行うものであり、
少なくとも前記固定データ印刷部で印刷する際には、記
録媒体に付与された前記第2の記録剤が前記固定データ
印刷部の構成部材と干渉しない程度に固定されるように
構成されていることを特徴とする印刷装置が提供され
る。
【0015】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷部と前記変動データ印刷部の間に記録
媒体バッファを備えることを特徴とする印刷装置が提供
される。
【0016】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記変動データ印刷部のうち少なくとも1 個の記録媒体搬
送方向上流に記録媒体に記録された管理コードの検出機
を備え、該検出機が検出した管理コードに基づいて前記
変動データ印刷部での変動印刷データを制御する変動デ
ータ制御手段を備えていることを特徴とする印刷装置が
提供される。
【0017】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記変動データ印刷部のうちのひとつ( 第1 の変動データ
印刷部) により管理コードを記録媒体に記録し、前記記
録媒体に記録された管理コードを前記検出機により検出
し、該管理コードに基づいて前記変動データ印刷部のう
ちのひとつ( 第2 の変動データ印刷部) により前記記録
媒体にさらに変動データを印刷するよう前記第1 および
第2 の変動データ印刷部、前記検出機および前記搬送手
段を制御する手段を備えていることを特徴とする印刷装
置が提供される。
【0018】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記第1 の変動データ印刷部は前記第2 の変動データ印刷
部を兼ねるものであり、かつ、前記搬送手段は、管理コ
ードを記録された記録媒体を前記第1 の変動データ印刷
部に再投入するものであることを特徴とする印刷装置が
提供される。
【0019】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記搬送手段は、前記固定データ印刷部により第1 面に印
刷された記録媒体を前記固定データ印刷部により記録媒
体の第2 面を印刷できるように記録媒体を前記固定デー
タ印刷部に再投入可能なものであることを特徴とする印
刷装置が提供される。
【0020】また、本発明の好ましい態様によれば、少
なくとも固定データ印刷部を2個以上備え、それらのう
ち少なくとも1 個は他の固定データ印刷部とは記録媒体
の異なる面に印刷可能なものであることを特徴とする印
刷装置が提供される。
【0021】また、本発明の好ましい態様によれば、少
なくとも変動データ印刷部を2個以上備え、それらのう
ち少なくとも1個は、他の変動データ印刷部とは記録媒
体の異なる面に印刷可能なものであることを特徴とする
印刷装置が提供される。
【0022】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記固定データ印刷部は、全体として、複数の刷版により
記録媒体に印刷可能なものであることを特徴とする印刷
装置が提供される。
【0023】また、本発明の別の態様によれば、記録媒
体に管理コードを記録する工程、前記記録媒体から該管
理コードを検出し検出した前記管理コードに基づいて変
動データを前記記録媒体に印刷する工程を含むことを特
徴とする印刷方法が提供される。
【0024】また、本発明の好ましい態様によれば、前
記記録媒体に固定データを印刷する工程を含むことを特
徴とする印刷方法が提供される。
【0025】このように、この発明によれば製版部を一
体化しているので、固定データ印刷部において印刷する
固定印刷データと、変動データ印刷部で印刷する変動印
刷データを相互に連携させて用いることが容易であり、
必要な枚数のみを固定データ印刷部で印刷して引き続い
て変動データ印刷部で追い刷りを行うか、あるいは変動
データ印刷部で印刷したものにのみ固定データ印刷部で
の印刷を行うので、必要な印刷物を確実に無駄なく製作
することが可能になる。
【0026】しかも、固定データ印刷部は従来のオフセ
ット印刷等となんら変わるものではないため、共通する
印刷部分については印刷品質が従来より劣ることはな
く、変動データ印刷部が一体化していることにより、変
動印刷データの印刷位置ズレも最小限にとどめることが
可能となる。
【0027】本発明において、記録媒体の1 頁とは、記
録媒体が枚葉媒体( カットシート)の場合には、枚葉の1
枚を指し、記録媒体が長尺( ウェブ) の場合には、固
定印刷部により印刷される固定データの周期分を印刷す
る範囲を指す。
【0028】また、本発明において、「記録剤が固定デ
ータ印刷部の構成部材と干渉しない程度に定着される」
とは、記録剤が固定データ印刷部の構成部材と接触また
は近接する際にこの構成部材に転写されたり、記録媒体
上の記録剤による印刷品位に致命的な影響を受けること
がない程度の強度に定着されていることを指す。
【0029】また、本発明において、「固定データ印刷
部は、全体として、複数の刷版により記録媒体に印刷可
能なものである」とは、固定データ印刷部が複数ある場
合には少なくともそれぞれの印刷部が1 個以上の刷版を
用いて印刷することができるように構成されていること
をさし、固定データ印刷部が1 個しかない場合には、そ
の固定データ印刷部が複数の刷版により印刷することが
できるよう構成されていることを指す。なお、各刷版は
同一の絵柄を印刷するものでも異なる絵柄を印刷するも
のでもよく、また各刷版に供給される記録剤は同一のも
のであってもよく異なるものであってもよい。複数の種
類の光学特性を有する記録剤を用いて印刷する場合に
は、多色印刷が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の印刷装置の一
実施態様例について図面を参照して説明する。
【0031】図1はこの実施態様例による印刷装置の基
本構成を概念図で示しているが、大きく分けて製版部
1、固定データ印刷部2、変動データ印刷部6からなる
ことを表している。それぞれの部分はこの印刷装置にお
いて少なくとも一つずつ備えているが、複数備えていて
もよい。印刷するデータは固定印刷データ4、変動印刷
データ7がそれぞれ製版部1と変動データ印刷部6に送
られるようになっており、これに記録媒体8が供給され
ると、いくつかの印刷部を通って印刷物として排出され
るように記録媒体8 の搬送手段が設けられている。。
【0032】まず、製版部1では固定印刷データ4に基
づき、印刷版3の製版が行われる。固定データ印刷部2
の版胴の数が複数であるときは、固定印刷データ4の内
容に応じて1回の印刷において最大で版胴の数までの版
がここで作製される。あるいは、各版胴に対応して1台
ずつ製版部1を設けることも可能である。なお、製版部
1においては用いる印刷材料により現像処理工程が必要
な場合がある。例えば、平版印刷でよく用いられるPS
版の場合、描画時の光の照射の有無により印刷版表面の
ポリマの状態が変わることを利用しており、専用の溶媒
を用いた現像処理により不要なポリマを取り除いてい
る。本発明のシステムにおいてはこのような処理工程に
ついてはすべて製版部1に含まれているものとする。
【0033】次に、製版された印刷版3は固定データ印
刷部2に運ばれ版胴に巻き付けセットされる。この巻き
つけは自動的に行う場合と人手による場合が考えられる
が、後者においては巻き付けを間違いなく行うために印
刷版3上の非印字領域に印をつけたり、バーコード等の
識別マーク( 光学的または磁気的な手段等により機械的
に読取り可能なマーク) を付加することにより確認でき
るようにする。ところで、この固定データ印刷部2につ
いては、その印刷方式についてはなんら制限を設けるも
のではない。すなわち、印刷方式としてここでの説明で
は平版を中心に行うが、感熱孔版や凸版あるいは凹版で
あってもよい。
【0034】なお、印刷版3の製版を固定データ印刷部
2の版胴上で行うことも、本質的に同等の結果をもたら
すものであり、本発明ではそのような構成の装置も本質
的に含んでいる。
【0035】また、変動データ印刷部6は1頁毎に異な
るデータを印字することが可能な印刷部である。その印
字方式は、電子写真方式やインクジェット方式、昇華型
熱転写方式、溶融型熱転写方式、インパクトドットマト
リクス方式など本質的にどれを用いても構わない。
【0036】以上が基本的な本発明の装置の構成であ
り、供給された記録媒体8が固定データ印刷部2と変動
データ印刷部6を通って印刷されることにより、印刷品
位が高くしかも変動データを含む印刷物が出力される。
このとき、記録媒体8を固定データ印刷部2と変動デー
タ印刷部6のどちらを先に通すかは以下にも述べるよう
に目的等に応じて選択可能であり、本発明の印刷装置と
してはどちらでも可能である。
【0037】まず、記録媒体8上に固定データの印刷を
先に行う場合について以下に説明する。図2はこの場合
の基本構成をブロック図に表したものである。この場合
変動データが後から印刷されるので、何らかの原因で固
定データ印刷部の印刷後に印刷不良が起こったとして
も、不良部分のみを廃棄しその分余分に固定データ部で
印刷すれば、変動データの印刷のみをやり直せば済む。
【0038】ところで、固定データ印刷部2で使用する
記録剤として好ましく用いられる印刷インキは多くの場
合、印刷後数時間から1日以上経過しないと記録媒体8
上に定着しないものが多い。このため、図2の構成では
記録媒体8上に印刷した記録剤が変動データ印刷部6の
構成部材に逆転写したり、絵柄が乱されて印刷状態が劣
化したり、変動データ印刷の妨げになるなどして印刷品
質の致命的な低下を招く可能性が生じる。このため図3
のブロック図に示すように、固定データ印刷部2で用い
る記録剤の特性に応じた記録剤定着装置11を固定デー
タ印刷部2と変動データ印刷部6の間に設けることで逆
転写を防いでいる。
【0039】このような、記録剤の定着を行う方法とし
ては、紫外線硬化型の記録剤を用いて紫外線照射により
定着する方法と、熱硬化型の記録剤を用いて加熱装置に
より定着する方法などがある。前者の場合には、記録剤
として例えば株式会社T&KTOKAのUVベストキュ
アや東洋インキ製造株式会社のフラッシュドライなどの
印刷用インキを用いることができる。後者の場合には、
記録剤として例えば東洋インキ製造株式会社のウェブド
ライレオエコーなどの印刷用インキを用いることができ
る。
【0040】なお、変動データ印刷部6がインクジェッ
ト方式のように非接触で印刷が可能な場合や固定データ
印刷部2による印刷がその直後でもインキの逆転写等の
発生しないものである場合には、必ずしも記録剤固定装
置11は必要ではないし、固定データ印刷部2で紫外線
硬化性の記録剤を用いる必要もない場合もある。
【0041】さて、固定データ印刷部2においては一般
に印刷版3を取り替えて刷り始めるとき、最初のうち印
刷不良が発生したり、印刷品質が安定しないという場合
が多い。このため従来の印刷機では作業者が目視で印刷
したものを検査し、印刷品質が安定してきたことを確認
して製品として出していた。そこで、つねに一定頁数は
不良であると仮定して刷り始めのうちは次工程へ出さず
に排出することでこの問題を解決することができる。こ
の場合、ある枚数以上で必ず安定する印刷部である必要
があるが、実公平4−34035に開示されているドク
ターブレードの押し込み量を自動調節して、供給するイ
ンキ膜厚を精度よく調整可能なインキ装置( キーレスイ
ンキング装置) を用いた、例えば実公平4−43326
に開示された水なし平版を使用する印刷機においては、
たとえば10枚程度で安定して印刷できることが知られ
ておりこのような場合に適用できる。
【0042】また、図4のブロック図に示すように変動
データ印刷部6の前に印刷状態監視装置12を設けて監
視することにより、品質が安定してきたことを確認して
次工程へ出すようにすることもできる。印刷状態監視装
置12としては例えば記録媒体の周囲の非製品領域にべ
たやあみ点領域をいくつか印刷しておき、その濃度を測
定することで実現できる。この場合には、例えば印刷出
力9または10の出口に濃度センサを少なくとも一つ設
けておき、この出力から品質が安定してきたかどうか判
定する。あるいは、固定データ印刷部2での印刷状態が
上記の条件により安定するまでは、変動データ印刷部6
において印刷を行わず素通しするようにすることも可能
である。
【0043】次に、記録媒体8上に変動データの印刷を
先に行う場合について説明する。図5はこの場合の基本
構成をブロック図に表したものである。固定データの印
刷を先に行う場合は上に述べたように記録剤定着装置1
1が必要になるが、変動データ印刷部として用いられる
各種のプリンタは印刷後の定着が早いことが多く、この
ような変動データ印刷部を用いる場合には記録剤定着装
置はなくても印刷に不都合が生じない場合もある。ただ
し、変動データ印刷後に記録媒体8に不都合があった場
合、再度変動データの印刷と固定データの印刷の両方を
やり直す必要がある。
【0044】この構成においてもやはり、固定データ印
刷部2での刷り始めに不良が発生しやすいことに代わり
はなく、例えば一定頁数または印刷が安定するまでは、
変動データ印刷部の上流から送られてきた記録媒体8上
ではなく、別途供給する試し刷り用の記録媒体8上に印
刷を行って印刷状態が安定するのを待つことが好まし
い。あるいは、先に述べた方法と同様に印刷状態の自動
監視をして、固定データ印刷部の印刷濃度が安定してき
たところで、上流から送られてきた記録媒体8上へ変動
データの印刷を始めることが有効である。
【0045】ところで、これまで述べてきた固定データ
印刷部2と変動データ印刷部6は、処理速度が一般的に
異なっているケースが多い。これについては、図6に示
すとおり固定データ印刷部2と変動データ印刷部6の間
に記録媒体バッファ15( スタッカなどの記録媒体の一
時蓄積手段) を備えることにより、この速度差を調整す
ることができる。一般に固定データ印刷部2は変動デー
タ印刷部6よりも印刷速度は高速であるが、印刷版3を
必要とするためこの取り替えや初期不良処理のために、
ジョブの切り替わり毎に印刷ができない一定の時間があ
る。これに対し、変動データ印刷部6は一般に処理速度
が相対的に遅いものの一定のペースで印刷できる。この
ため、例えば図6のように固定データ印刷部2によって
先に印刷する場合には、固定データによる印刷出力をい
ったん記録媒体スタッカに蓄積し、このスタッカから順
次記録媒体を一定ペースで取り出しながら変動印刷部6
で印刷することにより、それぞれの能力を有効に引き出
すことが可能となる。あるいは、変動データ印刷部によ
る印刷を先に処理する場合においても同様に、固定デー
タ印刷部で版の取り替え時など印刷できない時間も含め
て印刷処理を進めることが可能になりシステムとしての
生産性を向上できる。
【0046】さて、記録媒体8の両面に印刷する場合に
おいてその第一の面に印刷するデータと第二の面に印刷
するデータの整合性をとることは重要であり、特に変動
データ印刷部6における第二の面への印刷においては1
ページごとに変動するデータを間違いなく与えることが
必要である。第一面と第二面を逐次処理する場合は問題
が少ないが、それぞれの面をまとめて処理するときには
第二面への印刷において、途中のトラブルなどで順序よ
く印刷媒体が送られてこないケースも考えられる。この
ため、第二の面に印刷する前に第一の面の印刷データを
特定しこれに合わせて第二の面のデータを与えることが
できるのが好ましい。
【0047】そこで、本発明の印刷方法では、例えばあ
らかじめ第一の面の印刷時に記録媒体周辺部の非製品領
域に個別のデータを特定できる個別管理コードを同時に
印刷しておき、図7のように少なくとも変動データ印刷
部6の記録媒体搬送方向上流に、変動データ印刷部6で
の印刷面の第一面に個別管理コード検出機16を備えて
おくようにする。こうすれば、検出した個別管理コード
をもとに変動データ印刷部6での変動印刷データ7を制
御することが可能となる。また、この個別管理コードの
印刷は第一面の印刷と必ずしも同じ面に行う必要はな
く、別の手段によって第二の面に表示しておいてもよ
い。この場合は個別管理コードは第二の面を読み取るよ
うに取り付けられる。この個別管理コードは非製品領域
に印刷すると先に書いたが、後で、発送時の仕分け作業
など別の目的に使うことも可能でありこの場合製品領域
への印刷もありうる。
【0048】なお、この個別管理コードの具現化形態と
しては文字や数字のほか、バーコードの様に高速に読み
取りと判別が可能なパターン化された図形等からなる識
別マークなどが好ましい。
【0049】また、図7においては一回の処理で一方の
面の印刷を行い第二面は別途行うことを想定している
が、例えば図8に示すように変動データ印刷部6および
固定データ印刷部2の記録媒体搬送方向下流に記録媒体
バッファ15を備え、第1回目の印刷時には記録媒体8
の第一面に、個別管理コードを所定の位置に印刷して、
記録媒体スタッカ15に蓄積し、その後、変動データ印
刷部6のうち少なくとも一つにより第二の面に印刷を行
うに際し、個別管理コード検出機16により第一の面に
記録された個別管理コードを検出し、検出した個別管理
コードに従って、変動データ印刷部6で印刷するデータ
を制御することにより一貫して両面の印刷を完了するよ
うにすることも可能である。もちろん、上記のような管
理コードを用いた整合とりは両面印刷の場合に限らず利
用できる場合がある。たとえば、変動データ印刷部が複
数ある場合に、第1 の変動データ印刷部で管理コードを
含むデータを印刷し、第2 の変動データ印刷部で別の変
動データを印刷する場合や、同一のウェブ状の記録媒体
の途中から固定データが変更される場合に、その固定デ
ータに管理コードが含まれているときなどである。
【0050】ところで、本発明の装置においてはシステ
ムの各部をそれぞれ別々に操作することにより印刷物を
作製することも可能であるが、図9のブロック図のよう
に製版部1に送る固定印刷データ4の管理、および、前
記固定データ印刷部2での版の供給と排出の制御、印刷
枚数の制御、および、変動データ印刷機に送る変動印刷
データ7の管理並びに印刷の制御、および個別管理コー
ド検出機16を備えている場合はこの検出機の制御、並
びに個別管理コードの検出のうち少なくとも2つ以上、
好ましくは備えている機能のすべてを、デジタルデータ
で統一して行う統合印刷制御部19を備えていることも
できる。この場合には、ある印刷媒体に、印刷すべき固
定データや変動データを一貫して管理するので、人手に
よらずに確実に印刷物を仕上げることが可能となる。
【0051】さて、具体的に本発明の装置を構成した例
である図10を用いて説明する。この実施態様例におい
て用いた印刷版3の材料は特公昭53−35482に開
示されているような熱破壊モード型の直接製版可能なも
のであり、集光されたレーザ光の照射により部分的に版
表面を熱的に加工するものである。加工前の状態では表
面にシリコーンの薄層が形成されており、インキ反発性
を有し熱加工されたところはインキが付着しやすい特性
となるいわゆる水なし平版と呼ばれる形式の印刷版材料
である。また、湿し水調整が不要となるため、固定デー
タ印刷部の安定化に要する時間を短縮できる。
【0052】この材料では、レーザで加工後、化学的な
処理なしに印刷が可能となるためいわゆる現像工程は不
要または簡単である。さらに、水なし平版の特性を有す
るため湿し水を版に付加することなく印刷が行えるた
め、湿し水供給系および廃液処理系も不要である。
【0053】なお、レーザビーム等を用いてイメージデ
ータから印刷版3上に直接印刷画像を形成するいわゆる
直接製版材料としては、ここで用いている熱破壊モード
のほかに、従来の印刷版3上に銀塩の写真フィルムを密
着させ比較的弱い光で描画し現像した後下層の印刷版を
露光現像するマスク型のもの、光反応によって部分的に
直接インキ受容性を変化させるフォトンモードのもの、
印刷版表面とインキ受容性の異なる物質を何らかのエネ
ルギーによって付着させるものなどが提案され一部実用
化されている。
【0054】それぞれのタイプにより、一長一短あり目
的により使い分けがなされているところであるが、本発
明の印刷装置においてはどれを用いてもかまわない。ま
た、直接製版タイプの印刷材料に限らず従来版でも本発
明に用いることが可能である。さらに、ここではいわゆ
る平版タイプの印刷版を中心に述べているが凸版や凹
版、感熱孔版なども利用可能である。
【0055】さて、図10における製版部1ではこの印
刷版材料に合わせた赤外領域のレーザ光源を有する。こ
こでは光源の波長830nm、エネルギー1Wの半導体
レーザを用いておりビーム径は40μmとしているが、
処理速度や解像度により異なる仕様のものを用いること
もかまわない。
【0056】ここで、自動的にシリンダに巻き付け装着
された印刷版3材料上に統合印刷制御部19から送信さ
れた固定印刷データ4にしたがって加工を行い、これ
を、固定印刷部へと送るようになっている。この実施態
様例では固定データ印刷部2は4つの版胴を持つ多色印
刷可能な印刷部となっているので、一般的には、フルカ
ラー印刷が可能であり、固定印刷データ4はYMCKの
4色に色分解されたデータとなっている。
【0057】また、この製版部1はパンチング機構を有
する場合があるが、これは印刷機に装着するときの位置
合わせ用の穴を開けるために用いられるほか、印刷機の
どの版胴に装着すべき版であるかを区別するために用い
ることも可能である。
【0058】なお、本実施態様例においては製版部1は
1台のみとなっているが、これを複数有する場合もあ
る。また、製版時に版材料をシリンダに巻き付けて加工
を行っているが、これは平面上に装着して加工するタイ
プや円筒の内面に装着して加工するものなど、どのよう
な形式であってもよい。
【0059】製版部1で製版された版は、順次固定デー
タ印刷部2に搬送される。本実施態様例では、固定デー
タ印刷部2は先に述べたように4つの版胴を有している
ので、送られてきた版は順番にそれぞれ対応する版胴に
自動的に装着される。
【0060】引き続き、順次供給される記録媒体8上に
固定データ印刷が行われる。このとき、印刷する頁数は
統合印刷制御部19が指示する通りとなるが、一般的に
印刷では刷りはじめに印刷不良が起こりやすいため、最
初の一定枚数はあらかじめ変動データを印刷せず使えな
いようにするか、または目視あるいは印刷状態監視装置
12によって印刷された状態を監視して良好になればそ
の後のものは次の工程に送るなどの工夫が考えられる。
本実施態様例においては、印刷版3として先に述べた水
なし平版を用いキーレスインキングユニットにより記録
剤の供給をしており、通常5〜10枚の印刷で品質が安
定してくるので、固定枚数でのテスト印刷としている。
なおこの枚数については用いる記録媒体の種類によって
も適正値が異なるので、あらかじめ指定した記録媒体8
に応じ統合印刷制御部19から指示するようにしてい
る。
【0061】さらに、本実施態様例の固定データ印刷部
2では一般にUVインキと称される紫外線硬化性のイン
キを用いており、記録媒体8は固定データ印刷の後紫外
線照射型のインキ定着装置に入り記録媒体8上のインキ
は硬化する。これは、本実施態様例においては変動デー
タ印刷部6に電子写真方式の印刷機を用いているが、こ
の場合記録媒体8の印刷面が変動データ印刷機の印刷胴
と接触する構造になっており、これらと干渉しない程度
に定着していないインキがあると印刷胴に逆転写して印
刷不良の原因となることを防ぐためである。
【0062】したがって、例えば変動データ印刷部6が
インクジェット方式のように印刷面に非接触で印字が可
能な方式である場合には、必ずしもインキ固定装置は必
要ではないし、固定データ印刷部2で紫外線硬化性のイ
ンキを用いる必要もない。
【0063】なお、インキ定着装置でのインキの固化の
程度であるがあくまでも変動データ印刷部6での印刷不
良を防ぐことが主目的であり、インキの表面が固化する
程度でこの場合十分であり、実施態様例においてもイン
キを完全に固定するためにはやや紫外線量が不足する状
態で用いて充分な印刷状態を得ている。
【0064】そうして、インキ固定装置を通った記録媒
体8は変動データ印刷部6で統合印刷制御部19から送
信されてくる、変動する情報にしたがって文字や絵柄が
印刷される。例えば、ダイレクトメールにおける個人名
や個人向けの情報は通常1頁ごとに異なっており、その
ような情報がここで印刷される。
【0065】本実施態様例においては変動データ印刷部
6は電子写真方式を用いており、固定データ印刷部2で
の印刷処理速度と同等の速度を有しているため、記録媒
体8は順次印刷処理が施されていく。もし、固定データ
印刷部2の印刷処理速度に比べ変動データ印刷部6の処
理速度が追いつかないような構成においては、先に述べ
たように図6のブロック図に示すように固定データ印刷
部2と変動データ印刷部6の間に記録媒体8を一時蓄積
しておく記録媒体スタッカを設けることで、処理速度の
差を緩和することが可能である。この場合、固定データ
印刷部2での製版や給排版など印刷準備のための時間な
どを利用して処理を進めることが可能になる。
【0066】さて、変動データ印刷部6で印刷されたも
のはこの実施態様例では出力スタッカ23に積み上げら
れて印刷が完了する。
【0067】ところで、印刷後の処理は通常記録媒体の
断裁や重ね合わせ、折り、ホッチキス止め、パンチング
などが行われることが多い。本発明の印刷装置では印刷
完了後このような処理を自動で行う装置を連結して、一
括して印刷物を仕上げることが可能となっている。
【0068】つぎに、具体的に本発明の装置を構成した
もう一つの実施態様例を図11を用いて説明する。図1
1においては、変動データ印刷部6が固定データ印刷部
2よりも前に設置されており、記録媒体8上へは先に変
動データの印刷を行うようになっている。固定データ印
刷部2で用いる印刷版3については、先に述べた例と同
じものを使うことが可能でありやはり製版部1において
製版後、版胴に巻き付け印刷を行うようになっている。
【0069】この例においては、固定データ印刷部2で
用いた記録剤が変動データ印刷部6内で逆転写するなど
の問題がないため、記録剤定着部は備えていない。ただ
し、すでに変動データの印刷された記録媒体8上に固定
データを印刷することになるので確実に安定した品位の
印刷ができるようになるまで、ダミーの記録媒体8上に
テスト印刷して調子を整えるようにしている。なお、固
定データの印刷後にそのまま記録媒体を重ねて保持した
い場合には、主として固定データ印刷部の記録剤の定着
を促進するための記録剤定着装置を設けていてもよい。
【0070】この固定データ印刷部2では、印刷版3と
して先に述べた水なし平版を用いキーレスインキングユ
ニットにより記録剤の供給をしており、通常5〜10枚
の印刷で品質が安定してくるので、固定枚数でのテスト
印刷としている。なおこの枚数については用いる記録媒
体の種類によっても適正値が異なるので、あらかじめ指
定した記録媒体8に応じ統合印刷制御部19から指示す
るようにしている。
【0071】そのほかの処理については、おおむね図1
0の実施態様例で説明したとおりである。
【0072】また、本発明の装置で印刷する印刷物では
記録媒体8の両面に印刷するケースが多いが、このため
の方法については以下のような様々な構成が考えられ
る。
【0073】まず、図12のブロック図に示すように固
定データ印刷部2を複数台設け、そのうちの少なくとも
1台は他の固定データ印刷部2とは記録媒体8の異なる
面に印刷することで固定印刷データ4の両面印字が可能
になる。また、図13のブロック図に示すように変動デ
ータ印刷部6を複数台設け、そのうちの少なくとも1台
は他の変動データ印刷部6とは記録媒体8の異なる面に
印刷することで変動印刷データ7の両面印字が可能にな
る。この2つの方法を組み合わせれば固定印刷データ4
も変動印刷データ7も両面に印刷可能となる。
【0074】さて、もう1つの両面印刷のための方法と
して両面印字バッファを設ける図14に示すブロック図
の構成がある。これによれば、固定データ印刷部2で印
刷後一旦両面印字バッファ25に蓄積し次にこれを再び
固定データ印刷部2に反転供給して反対面への印刷を行
うことができる。この両面印字バッファは変動データ印
刷部6の後に設けることもできる。この場合には、変動
データも両面印字できる。また、図14の構成において
変動データ印刷部6 と固定データ印刷部2 との上下流関
係を逆転すれば、変動データのみ両面印字できる構成と
なる。
【0075】
【発明の効果】本発明の装置を用いることによって、ダ
イレクトメールや個別顧客向け商談資料など、共通して
印刷したい情報と個別情報の双方を盛り込んだ印刷物を
オフセットレベルの印刷品質のまま1つの印刷装置で一
括して作製することが可能となる。しかも、パソコン等
でデザインしたデジタルデータがそのまま使えるので、
誰でも簡単な操作で品質の高い印刷物を必要な部数だけ
確実にむだなく印刷することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシステム概念図である。
【図2】 固定データ印刷部が変動データ印刷部よりも
先に記録媒体に印刷する場合の装置構成ブロック図(変
動データ印刷部の構成部材に固定データ印刷時の記録材
が逆転写しないように記録材を定着される)である。
【図3】 記録材固定装置を備える場合の装置構成ブロ
ック図である。
【図4】 印刷状態監視装置を備え印刷状態が安定する
までは変動データの印刷を行わない場合の装置構成ブロ
ック図である。
【図5】 変動データ印刷部が固定データ印刷部よりも
先に記録媒体に印刷する場合の装置構成ブロック図であ
る。
【図6】 固定データ印刷部と変動データ印刷部の間に
記録媒体バッファを備える装置構成ブロック図である。
【図7】 個別管理コード読み取り機を備え変動データ
印刷部での印刷情報を逐次制御する場合の装置構成ブロ
ック図である。
【図8】 固定データ印刷部と変動データ印刷部の記録
媒体搬送方向下流に記録媒体バッファを備える場合の装
置構成ブロック図である。
【図9】 デジタルデータでシステムを統合的に制御す
る統合印刷制御部を備える場合の装置構成ブロック図で
ある。
【図10】 本発明の実施態様例1である。
【図11】 本発明の実施態様例2である。
【図12】 固定データ印刷部を2つ有し固定印刷デー
タについて両面を連続して印刷する場合の装置構成ブロ
ック図(二つの固定データ印刷部では記録媒体に対する
印刷面が異なる)である。
【図13】 変動データ印刷部を2つ有し変動印刷デー
タについて両面を連続して印刷する場合の装置構成ブロ
ック図(二つの変動データ印刷部では記録媒体に対する
印刷面が異なる)である。
【図14】 両面印字バッファを備え固定データ印刷部
に用紙を2回反転させて通すことで両面印刷する場合の
装置構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 製版部 2 固定データ印刷部 3 印刷版 4 固定印刷データ 5 排版 6 変動データ印刷部 7 変動印刷データ 8 記録媒体 9 印刷出力 10 中間出力 11 記録剤定着装置 12 印刷状態監視装置 13 印刷制御データ 14 不良印刷物排出 15 記録媒体バッファ 16 個別管理コード検出機 17 個別管理コード 18 第一面出力 19 統合印刷制御部 20 印刷枚数、印刷版の供給・排出制御 21 給紙カセット 22 ダミー用紙カセット 23 出力バッファ 24 第二面出力 25 両面印字バッファ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定印刷データ印刷用刷版を作製する製版
    部と、前記刷版を用いて記録媒体に印刷を行う固定デー
    タ印刷部と、記録媒体の1頁毎に異なる印刷データを印
    刷可能な変動データ印刷部と、記録媒体の搬送手段とを
    備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】前記固定データ印刷部は第1 の記録剤によ
    り前記変動データ印刷部よりも先に記録媒体に印刷を行
    うものであり、前記変動データ印刷部で印刷する際に
    は、記録媒体に付与された前記第1 の記録剤が少なくと
    も前記変動データ印刷部の構成部材と干渉しない程度に
    定着されるように構成されていることを特徴とする請求
    項1 に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】前記固定データ印刷部と前記変動データ印
    刷部の間に前記第1 の記録剤の定着装置を備えているこ
    とを特徴とする請求項2 に記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】前記第1 の記録剤が紫外線硬化性の記録剤
    であって、前記定着装置が紫外線照射装置であることを
    特徴とする請求項3 に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】前記第1 の記録剤が熱硬化性の記録剤であ
    って、前記定着装置が加熱装置であることを特徴とする
    請求項3 に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】前記固定データ印刷部における印刷開始後
    所定時間の間は、印刷を行なわないように変動データ印
    刷部を制御する、変動データ印刷部制御手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項2 〜5 のいずれかに記載の印
    刷装置。
  7. 【請求項7】前記固定データ印刷機における印刷開始後
    所定時間の間は、記録媒体が変動データ印刷部を素通し
    する機構を備えていることを特徴とする請求項2〜6 の
    いずれかに記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】前記変動データ印刷部は第2 の記録剤によ
    り前記固定データ印刷部よりも先に記録媒体に印刷を行
    うものであり、少なくとも前記固定データ印刷部で印刷
    する際には、記録媒体に付与された前記第2 の記録剤が
    前記固定データ印刷部の構成部材と干渉しない程度に固
    定されるように構成されていることを特徴とする請求項
    1 に記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】前記固定データ印刷部と前記変動データ印
    刷部の間に記録媒体バッファを備えることを特徴とする
    請求項1 〜8 のいずれかに記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】前記変動データ印刷部のうち少なくとも
    1 個の記録媒体搬送方向上流に記録媒体に記録された管
    理コードの検出機を備え、該検出機が検出した管理コー
    ドに基づいて前記変動データ印刷部での変動印刷データ
    を制御する変動データ制御手段を備えていることを特徴
    とする請求項1 〜9 のいずれかに記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】前記変動データ印刷部のうちのひとつ(
    第1 の変動データ印刷部) により管理コードを記録媒体
    に記録し、前記記録媒体に記録された管理コードを前記
    検出機により検出し、該管理コードに基づいて前記変動
    データ印刷部のうちのひとつ( 第2 の変動データ印刷
    部) により前記記録媒体にさらに変動データを印刷する
    よう前記第1 および第2 の変動データ印刷部、前記検出
    機および前記搬送手段を制御する手段を備えていること
    を特徴とする請求項10に記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】前記第1 の変動データ印刷部は前記第2
    の変動データ印刷部を兼ねるものであり、かつ、前記搬
    送手段は、管理コードを記録された記録媒体を前記第1
    の変動データ印刷部に再投入するものであることを特徴
    とする請求項11に記載の印刷装置。
  13. 【請求項13】前記搬送手段は、前記固定データ印刷部
    により第1 面に印刷された記録媒体を前記固定データ印
    刷部により記録媒体の第2 面を印刷できるように記録媒
    体を前記固定データ印刷部に再投入可能なものであるこ
    とを特徴とする請求項1 〜12のいずれかに記載の印刷装
    置。
  14. 【請求項14】少なくとも固定データ印刷部を2個以上
    備え、それらのうち少なくとも1 個は他の固定データ印
    刷部とは記録媒体の異なる面に印刷可能なものであるこ
    とを特徴とする請求項1 〜13のいずれかに記載の印刷装
    置。
  15. 【請求項15】少なくとも変動データ印刷部を2個以上
    備え、それらのうち少なくとも1 個は、他の変動データ
    印刷部とは記録媒体の異なる面に印刷可能なものである
    ことを特徴とする請求項1 〜14のいずれかに記載の印刷
    装置。
  16. 【請求項16】前記固定データ印刷部は、全体として、
    複数の刷版により記録媒体に印刷可能なものであること
    を特徴とする請求項1 〜15のいずれかに記載の印刷装
    置。
  17. 【請求項17】記録媒体に管理コードを記録する工程、
    前記記録媒体から該管理コードを検出し検出した前記管
    理コードに基づいて変動データを前記記録媒体に印刷す
    る工程を含むことを特徴とする印刷方法。
  18. 【請求項18】前記記録媒体に固定データを印刷する工
    程を含むことを特徴とする請求項17に記載の印刷方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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