JPH1055822A - リチウム2次電池及び電源装置 - Google Patents

リチウム2次電池及び電源装置

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JPH1055822A
JPH1055822A JP8209571A JP20957196A JPH1055822A JP H1055822 A JPH1055822 A JP H1055822A JP 8209571 A JP8209571 A JP 8209571A JP 20957196 A JP20957196 A JP 20957196A JP H1055822 A JPH1055822 A JP H1055822A
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JP
Japan
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lithium
battery
power supply
aqueous solvent
lithium secondary
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Application number
JP8209571A
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Juichi Arai
寿一 新井
Yutaka Ito
伊藤  豊
Katsunori Nishimura
勝憲 西村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有機電解液を不燃性または難燃性の非水溶媒,
固体有機物の副組成物、及び、リチウム塩で構成するこ
とにより安全性を向上したリチウム2次電池,組電池の
パッケージ構造及び電池システム及び電源装置を提供す
る。 【解決手段】有機電解液を不燃性または発火点を持たな
い引火点及び沸点が100℃以上の有機非水溶媒と、発
火点及び引火点を持たず熱分解温度が100℃以上のリ
チウム塩により構成する。また、導電率を維持するため
に理論化学計算から得られる双極子モーメントが3.5
デバイ以上の有機物を10から50重量パーセント含む
溶液を有機電解液として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウム2次電池及
びこれを用いた電源装置に係わり、特にリチウム2次電
池の安全性及び電池性能を向上する有機電解液の改良及
び電源装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム2次電池は重量及び容量当りの
エネルギー密度が高く、また、高電圧であるため移動通
信体やラップトップコンピュータ等の携帯用電気製品の
繰り返し使用可能な電源として、或いは、電力の効率的
な利用のための夜間電力貯蔵装置、または、電気自動車
の電力源として一部は実用段階に至っている。
【0003】リチウム2次電池の高エネルギー密度を実
現する正極活物質としては、LiMn24,LiCoO
2,LiNiO2,LiFeO2 等のリチウムの複合酸化
物が挙げられる。負極にはリチウム金属,リチウム合金
やリチウムを吸蔵・放出可能な炭素材料が用いられてい
る。リチウム金属やリチウム合金を負極に用いた場合に
は、リチウムイオンの電析により電極表面に樹枝状のデ
ンドライドが生成し、これがセパレーターを貫通して正
極に達すると電池内の短絡を引き起こして発熱し、発火
等の重大な事故につながる。炭素材料、特にグラファイ
トを用いた場合ではリチウムイオンがグラファイトの層
間にインターカレート,デカレートすることにより充放
電を行うので、金属や合金における上記の問題の有効な
解決法となる。しかし、充電電位を4V以上に設定して
1C(クーロン)以上の大電流で充電を行うとインター
カレーションの速度を上回る量のリチウムイオンが負極
表面に到達し、やはり、負極表面にデンドライドが形成
されてしまう。更に、この電池では作動電圧が高いため
有機非水溶媒を用いる。特開平5−13088号公報,特開平
5−182689 号公報には、放電特性や低温特性を改善する
ために混合される有機非水溶媒として危険物取り締り法
による危険物区分第4類の第1または第2石油類に指定
されている引火性の高い有機非水溶媒が含まれている。
つまり、この電池を構成する有機電解液自体が、発火の
危険性を内包している。
【0004】この様な危険を回避する手段として、リチ
ウム2次電池には保護機構や保護回路が組み込まれてい
る。例えば、電池内には電流遮断機構,セパレーターシ
ャットダウンや内圧上昇時の安全弁等が具備され、電池
パッケージには過充電・過放電防止や過電流防止のため
の制御回路(IC,抵抗及びコンデンサー等を持つ実装
基板モジュール)が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の安全機構を設け
ることが、リチウム2次電池の価格を上昇させ、内部イ
ンピーダンスの高い本電池の外部に余分な回路抵抗が付
加されるため利用時の実質的な電池性能が低下する。ま
た、リチウム2次電池の充電は定電流・定電圧で行うた
め、満充電を電圧で判定する。安全信頼性を確保するた
めには終止電圧のマージンを多めに設定しなければなら
ず、最大容量の充電を妨げている。リチウム2次電池の
安全性を確保するために本来リチウム2次電池が有する
電池性能を十分に利用できていない。
【0006】また、電気自動車や家庭用オンサイトの電
力貯蔵装置へ応用する場合、リチウム2次電池を大容量
化したり、多数の電池を組電池として用いる。以上の状
況から、電池に使用する有機非水溶媒及びリチウム塩の
安全性を高めること、更には、安全な電源装置の構造や
設置方法の確立がリチウム2次電池の開発において重要
な技術課題となっている。
【0007】本発明の目的は、リチウム2次電池の構成
材料、特に、有機電解液の安全性を向上すること、更
に、電源装置の構造及び設置方法を改良することにより
安全性の高いリチウム2次電池及び電源装置を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下に示
す手段で解決できる。先ず、リチウム2次電池の構成材
料を不燃化、若しくは、難燃化する必要がある。特に、
有機電解液を構成する有機非水溶媒及びリチウム塩の不
燃化・難燃化が必須であり、電池内部に短絡等の異常が
起きた場合には温度が100℃程度に上昇するので、有
機非水溶媒としては引火点が100℃以上、及び沸点が
ある必要があり、リチウム塩に関してもその分解温度が
100℃以上であることが必要である。更に、電池使用
時に必要な大電流放電特性を得るために、有機電解液に
は可能な限り高い導電率が要求される。高い導電率を得
るためには、リチウム塩の溶解性及び塩の解離性が高い
ことが必要である。この特性は、塩と非水溶媒との組み
合わせにも依存するが、一般には誘電率の高い非水溶媒
は塩の溶解性や解離性が高い傾向がある。この誘電率は
理論化学計算(半経験的分子軌道法,プロクラムMOP
AC)から求まる双極子モーメントの値と図1に示す指
数関数的な相関関係がある。更に、塩の解離は誘電率が
20以上になると飛躍的に増大するので(DENKI KAGAK
U,48巻,530頁(1980))、誘電率を30以
上にとれば十分であり、双極子モーメントとしては3.
5 デバイ以上が必要となる。
【0009】しかし、この特性は有機電解液を構成する
すべての非水溶媒に要求されるものではない。例えば、
図2に誘電率が4程度の非水溶媒であるジメチルカーボ
ネート(引火点:16℃)に誘電率が90程度と大きい
固体有機物の副組成物であるエチレンカーボネート(引
火点:143℃,融点:40℃)を混合した場合の濃度
1MのLiPF6 溶液の導電率の変化を示す様に、非水
溶媒に固体有機物の副組成物を混合することによって導
電率は改善する。
【0010】即ち、高誘電率非水溶媒または副組成物は
有機電解液中に少なくとも1種類あれば良く、また、そ
の存在量は50重量パーセント以下でも十分である。こ
のことは重要な性質で、最少量の高誘電率非水溶媒で所
望量のリチウム塩を溶解し、この溶液を別の不燃性非水
溶媒や高分子のゲル等に混合することで一層の難燃化が
達成できる可能性がある。つまり、不燃性または難燃性
非水溶媒の導電性が低い場合であっても、高誘電率の化
合物を適当量含有することでこの問題は解決でき、この
化合物はエチレンカーボネート(融点:40℃)の例で
も明らかな様に常温で固体であっても良い。以上、有機
電解液に関する不燃化及び難燃化の手段をまとめると、
有機非水溶媒は不燃性の化合物、若しくは、発火性がな
く且つ引火点及び沸点が100℃以上の化合物の中から
選ばれる化合物のうちの1種あるいは2から5種の混合
組成物であって、この中に1から3種の固体有機物から
なる副組成物が有機電解液全量に対して10から50重
量パーセント含有されていても良い。更に、これら溶液
の中には理論化学計算から得られる双極子モーメントが
3.5 デバイ以上の値を持つ化合物が少なくとも1種類
含まれている溶液が有機電解液非水溶媒である。リチウ
ム塩は発火点及び引火点を持たない化合物で、且つ、熱
分解温度が100℃以上の化合物であり、これを上記有
機電解液非水溶媒に溶解した溶液が有機電解液である。
即ち、本発明の有機電解液は上記の特性を持つ、不燃性
または難燃性物質で構成されている。
【0011】電源装置では、内蔵する電池の数量または
電池1個当りの容量の大きなものを用いるので、電池単
体の不燃化・難燃化の他に電源装置の構造からの安全対
策も必要と考えた。その方法は、組電池パケージを独立
構造とし、その内部を窒素,ヘリウム,アルゴン,ネオ
ン,クリプトン,キセノン,二酸化炭素から選ばれた1
つ若しくは複数の不活性ガス、或いは、不燃性の非水溶
媒、或いは、液状またはゲル状または固形状の高分子で
満たし、該パッケージを密閉することにより、パッケー
ジ内部での発火を阻止するものである。更に、内部の発
熱等による制御回路の誤動作を防止するために、この回
路とパッケージとの隔離も可能な様に、これらをコンセ
ント或いはコネクターによる接続方式とすることであ
る。
【0012】更に、設置方法に関して、家庭用の電源装
置においては、この電源装置をコンクリート製もしくは
ステンレス製の収納容器に納め地下に埋設設置すること
である。地中は気温の年中変化も安定しており、電池特
性を一定に維持でき、且つ、夏の高温による危険も回避
できる。また、電気自動車用途では、容積や重量の増加
を抑えるために耐熱性のあるポリイミドフィルムや樹脂
で電池パッケージを密閉被覆することである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施の形態
について、図表を参照しながら説明する。
【0014】先ず、不燃性あるいは引火点が100℃以
上の難燃性有機非水溶媒として、2−アセチルブチロラ
クトン(引火点:>100℃、以下物質名の後ろのかっ
こ内は引火性物質の引火点を示す)、N−アセチルカプ
ロラクタム(122℃)、4−アセチルモルフォリン
(122℃)、1−アセチル−4−ピペリドン(>110
℃)、4−アセチルピリジン(104℃)、1−アリル
イミダゾール(104℃)、4−アミノアセトアニリド
(>150℃)、4−アミノ−ベンジルピペリジン(>
110℃)、2−アミノビフェニル(153℃)、6−
アミノカプロニトリル(>110℃)、3−(2−アミ
ノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン(136
℃)、3−アミノ−1,2−プロパンジオール、オルト
ーアニシジン(100℃)、メターアニシジン(126
℃)、パラーアニシジン(122℃)、ベンゾチアゾール
(>100℃)、2−ベンジル−1,3−ジオキソラン
ベンジルエーテル(135℃)、N−ベンジルグリシン
エチルエステル(>110℃)、4−ベンジルピペリジン
(>112℃)、4−ベンジルピリジン(>110℃)、
1−ベンジル−3−ピロリジノール(>110℃)、1
−ベンジル−3−ピロジノン(>110℃)、N,N′
−ビス(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミ
ン(>110℃)、O,O′−ビス(2−アミノプロピ
ル)ポリエチレングリコール(平均分子量900は17
0℃、2000は260℃、600は160℃、230
は165℃、これらの商標はジェファミン)、ビス(2
−エチルヘキシル)フタレート(199℃)、ビス(2
−メチルヘキシル)セバケート(210℃)、ビス(3,
5,5−トリメチルエチル)フタレート(200℃)、
プロピレングリコールドデシルエーテル(>150
℃)、2−ブロモ−γ−ブチロラクトン(>110
℃)、4−ブロモブチロニトリル(103℃)、1−ブ
ロモナフタレン(>110℃)、3−ブロモキノリン
(>110℃)、1,4−5−ブロモバレロニトリル
(>110℃)、4−ブロモバラトロール、1,4−ブ
タンサルトン(>110℃)、4−ターシャル−ブチル
アニリン(101℃)、ブチルベンゾエート(106
℃)、タシャリ−ブチル−2,4−ジブロモブチレート
(107℃)、N−ブチルジエタノールアミン(143
℃)、N−ターシャリ−ブチルジエタノールアミン(1
40℃)、ターシャリ−ブチル−ジフェニルクロロシラ
ン(112℃)、6−カプロラクトン(109℃)、2−
クロロベンジルクロライド(124℃)、4−クロロ−
1,3−ジオキソラン−2−オン(>110℃)、2−
クロロエチルフェニルサルファイド(>100℃)、1
−クロロ−3−アイオドプロパン(>110℃)、1−
クロロナフタレン(121℃)、2−クロロ−2−オク
ソ−1,3,2−ジオキソフォスフォラン、シトラコサ
ン酸無水物(101℃)、γ−クロトノラクトン(>1
10℃)、1−シクロヘキシル−2−ピロリドン(14
1℃)、ジベンジルアミン(143℃)、ジベンジルマ
ロネート(>110℃)、ジブチルセバケート(178
℃)、2,6−ジクロロベンゾイルクロライド、ジエチ
ルエトキシメチレンマロネート(144℃)、ジメチル
−4−オキソピメレート(>110℃)、ジエチルピロ
リドンメチルフォスフェート(103℃)、(3,4−
ジヒドロ−2H−ピラン−2−イン−メチル)3,4−
ジヒドロ−2H−ピラン−カーボキシレート(154
℃)、ジイソプロピル(4R,5R)−1,3,2−ジ
オキサチオラン−4,5−ジカーボキシレート−2,2
−ジオキサイド(>110℃)、2,5−ジメトキシベ
ンジルアルコール、3,5−ジメトキシベンジルアルコ
ール(>110℃)、ジメチルブロモマロネート(11
0℃)、ジメチルグリコールフタレート(121℃)、
ジメチル−2−ヒドロキシエチルフォスフォネート(1
92℃)、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジオン
(102℃)、1,6−ジメチルナフタレン(112
℃)、ジメチルナフタレート(146℃)、2,4−ジ
メチルスルホラン(143℃)、ジメチルテレフタレー
ト(141℃)、1,3−ジメチル−3,4,5,6−
テトラヒドロ−2(1H)−ピリミヂオン(100℃)、
ビニルスホン(102℃)、2−ドデセ−1−ニルサク
シン酸無水物(178℃)、ドデシルアミン(115
℃)、3−エトキシ−2−シクロヘキセノン,エチルシ
ンナメート(135℃)、エチル(ジフェニルメチルシリ
ル)アセテート(100℃)、エチル−1,3−ジチオ
ラン−2−カーボキシレート(>100℃)、2,2′
−(エチレンジオキシ)ジエチルアミン(121℃)、
エチレンサルファイト、エチル(S)−トランス−4,5
−O−イソプロピリデン−4,5−ジヒドロキシ−2−
ペンテノエート(>110℃)、エチル−2−エチルミ
リステート(>100℃)、2−エチルナフタレン(1
04℃)、N−エチル−1−ナフチルアミン(128
℃)、エチルフェニルアセテート(101℃)、エチル
フェニルプロピオネート(>110℃)、エチル−2−
ピコリネート(107℃)、エチル−2−ピリヂルアセ
テート(>110℃)、エチル−3−ピレヂルアセテー
ト(>110℃)、エグノールエチルメチルエーテル(1
10℃)、2−フロロアセトフェノン(>110℃)、
2−フロロベンゾイルクロライド(122℃)、ホルム
アミド(150℃)、S(−)−1−ホルミル−2−(メト
キシメチル)ピロリジン(>110℃)、4−ホルミル
モルホリン(125℃)、1−ホルミルピペリジン(1
02℃)、1−ホルミルピロリジン、グルタリルクロラ
イド(106℃)、3−グリシジロキシプロピルトリメ
トキシシラン(135℃)、ヘプタデカフロロ−1−ヨ
ードオクタン(>115℃)、ヘキサクロロ−2−プロ
パノン(>100℃)、ヘキサメチルホスホアミド(14
4℃)、1−ヨードデカン(>110℃)、1−ヨード
ドデカン(>110℃)、1−ヨードトリデカフロロヘ
キサン(>115℃)、α−イオノドン(118℃)、
β−イオノドン(112℃)、イソホロンジイソシアネ
ート(163℃)、D−α,β−イソプロピリデングリ
セゾール−γ−ベンジルエーテル(100℃)、イソプ
ロピルミリステート(152℃)、(S)−4−イソプロ
ピル−3−プロピオニル−2−オキソゾラヂオン(>1
10℃)、イソサフロール(>110℃)、ラウリルア
ルデヒド(101℃)、ラウリンクロライド(140
℃)、3−メトキシアセトフェノン(121℃)、3−
メトキシベンゾアルデヒド(121℃)、4−メトキシ
ベンゾイルアミン(>110℃)、3−メトキシベンゾ
イルクロライド(101℃)、4−メトキシベンジルク
ロライド(109℃)、4−メトキシベンジルメルカプ
トン(>110℃)、1−メトキシナフタレン(>11
2℃)、4−メチルフェニルアセトニトリル(117
℃)、4−メチルフェニルアセチルクロライド、2−
(3−メトキシフェニル)エチルアミン(>110
℃)、3−メトキシフェニルイソシアネート(>110
℃)、4−メトキシフェニルイソシアネート(>110
℃)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジン(>1
10℃)、6−メトキシキノリン、7−メトキシ−2−
テトラロン(>110℃)、3−メチルアニサルデヒド
(112℃)、メチルアントラニレート(123℃)、
メチル−P,P−ビス(2,2,2−トリフロロエチ
ル)ホスホノアセテート(>110℃)、メチル−5−
ブロモバレレート(100℃)、メチル−4−フロロベ
ンジルアセテート(>110℃)、N−メチルホルムア
ミド(111℃)、4−(メチルメルカプト)アニリン
(>110℃)、メチルメタンスルホネート(104
℃)、メチル(フェニルメルカプト)アセテート(>1
10℃)、(4R,5S)−4−メチル−5−フェニル
−3−プロピオニル−2−オキサゾリジン、(S)−1
−メチル−2−(ピペリヂノメチル)ピロリジン(10
5℃)、6−メチルキノリン(>100℃)、2−メチ
ルキノキサリン(107℃)、3−メチルホスホラン
(>110℃)、4−メチルチオベンゾアルデヒド(1
10℃)、1−モルホリノシクロドデセン(100
℃)、1−ナフチルアルデヒド(>110℃)、1−ナ
フチルメチルアミン(>110℃)、1−(1−ナフチ
ル)エチルアミン(>100℃)、1−ナフチルクロライ
ド(>110℃)、2−ニトロアニソール(200
℃)、ニコチン(101℃)、2−ニトロフェニルブチ
レート、4−ニトロフェニルブチレート(>110
℃)、2−ニトロフェニルオクチルエーテル(110
℃)、2−ニトロフェニルペンチルエーテル−3−ニト
ロトルエン(102℃)、パーフロロデカリン(>11
0℃)、1−フェニルノナン(>110℃)、2−ノネ
−1−イルサクシン酸無水物(146℃)、ノニルフェ
ニルポリエチレングリコール、オクチルベンゼン(10
7℃)、オクチルトリエトキシシラン(100℃)、オレ
イルアミン(154℃)、ペンタデカン(132℃)、
パラミチルクロライド(160℃)、ペンタエチレング
リコールジトシレート(>110℃)、ペンタエチレン
ヘキサミン(175℃)、フェノキシアセトアルデヒド
ジメチルエーテル(>110℃)、4−フェノキシベン
ズアルデヒド(>110℃)、2−エトキシアニリン
(>110℃)、3−エトキシアニリン(>110
℃)、4−エトキシアニリン(140℃)、フェニルグ
リシギルエーテル(114℃)、フェニルデカン(>1
10℃)、フェニルジクロロボラン、2−フェニルピリ
ジン(>110℃)、3−フェニルピリジン(>110
℃)、フェニルサルファイド(>113℃)、フタロイ
ルクロライド、ピペロニルアミン(>110℃)、プロ
パルギルベンゼンスルホネート(100℃)、ピリダジ
ン、1−(2−ピリジル)ピペラジン(>110℃)、
α−パイロン、2−ピロリドン(130℃)、サルホロ
ール(100℃)、セバコニトリル(>110℃)、ス
ルホラン(177℃)、セバコイルクロライド(113
℃)、ステアロイルクロライド(165℃)、シススチル
ベン(>110℃)、スルホラン(177℃)、テトラ
エチルペンタミン(139℃)、テトラエチルメチレン
ジホスホネート(>110℃)、1,2,3,4−テト
ラヒドロイソキノリン、テトラヒドロチオヘン−1−オ
ン(112℃)、1,1,3,3−テトライソプロピル
ジシロキサン(>110℃)、N,N,N′,N′−テト
ラキス(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン
(>110℃)、プロピレンカーボネート(123
℃)、α−テトラロン(>110℃)、β−テトラロン
(>110℃)、(3−チオシアネートプロピル)トリ
エトキシシラン(125℃)、チオジエチレングリコー
ル(160℃)、チオヘン−3−アセトニトリル(11
9℃)、チオヘン−2−カルボニルクロライド(>11
0℃)、トルエン−4−スルホニルイソシアネート(1
45℃)、チオヘン−2,4−ジイソシアネート(13
2℃)、トルエン−2,6−ジイソシアネート(>11
0℃)、パラートリルアセトニトリル、トリブチルホス
フェート(145℃)、トリブチルホスフィン(117
℃)、トリブチリン(180℃)、1,2,4−トリクロ
ロベンゼン(110℃)、2,2,2−トリクロロエチ
レンクロロホーメイト(>110℃)、2,2,2−ト
リクロロエチレンラウリレート(>110℃)、2,
4,6−トリクロロピリミジン(>110℃)、α,
α,α−トリクロロトルエン(109℃)、トリクレジ
ルホスフェイト(250℃)、トリエチレントリアミン
(129℃)、トリエチルメタントリカーボキシレート
(>110℃)、トリエチルホスホノアセテート(10
5℃)、トリイソブチルホスフェート(150℃)、ト
リイソブチルシラン(109℃)、トリイソプロピルホ
スフィン(>105℃)、1,2,4−トリメトキシベ
ンゼン(>110℃)、3−(トリメトキシシリル)プ
ロピルメタクリレート(>100℃)、2,4,6−トリ
メチルアセトフェノン(105℃)、トリオクチルアミ
ン(163℃)、トリオクチルホスフィン(147
℃)、トリフェニルホスフェイト(210℃)、トリス
(2−アミノエチル)アミン(>110℃)、トリス
(2−エチルヘキシル)アミン(>110℃)、トリス
(2−エチルヘキシル)トリメリテート(>110
℃)、トリス[2−(2−メトキシエトキシ)エチル]ア
ミン(162℃)、トリス(N,N−テトラメチレン)
ホスホン酸トリアミド、トリス(トリメチルシリル)ホ
スフェイト(>110℃)、ベンジルポリエチレングル
コールテトラーオクチルフェニルエーテル(260
℃)、ポリオキシレンソルビタンモノオレート(>15
0℃)、ビニルベンジルクロライド(100℃)、1−
ビニルイミダゾール、ビニルラウレート(136℃)が
ある。また、固体有機物の副組成物としては、エチレン
カーボネート(143℃)、アセナフタレン(125
℃)、アセナフタレンキノン(>110℃)、アセナフ
タノン(168℃)、4−アセトキシ−2−アゼチジオ
ン(>110℃)、4−アセチルービフェニル(>11
0℃)、1−アセチルイミダゾール(>110℃)、3
−アセチルチオフェン(>110℃)、アクリジン(>
110℃)、アクリドン(>110℃)、アデニン(>
110℃)、アラトイン(>110℃)、アミノアセト
アニリド(>110℃)、アミドアセトフェノン(>1
10℃)、アミノベンゾフェノン(>110℃)、アミ
ノベンゾチアゾール(>110℃)、3−アミノ−2−
シクロヘキセン−1−オン(>110℃)等があげられ
る。これらのうちの一部の非水溶媒または副組成物に関
する理論化学計算から得られた双極子モーメントの値を
表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】2−トリフロロメチル−1、3−ジオキソ
ラン−2−オン、2−ブロモ−1,3−ジオキソラン−
2−オン、2−クロロ−1,3オキソラン−2−オン、
2−ブロモ−γ−ブチロラクトン、2−フロロ−1,3
−ジオキソラン−2−オン、6−カプロラクトン、エチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、1,4−
ブタンサルトン、N−アセチルカプロラクタム、2−ア
セチルブチロラクトン等は高配位性非水溶媒あるいは副
組成物になり得て、高導伝率に寄与し得る化合物であ
る。
【0017】また、リチウム塩としては、LiPF6,L
i(CF3SO3),Li(CF3SO2)2Nがある。
【0018】本発明における有機電解液は、上記不燃性
または難燃性非水溶媒の1種または2〜5種の混合物を
非水溶媒とし、上記固体副組成物の1〜3種を有機電解
液組成にして10から50重量パーセント添加した溶液
に、上記リチウム塩を所定量(1から2モル/リッタ
ー)溶解してなる溶液である。
【0019】この有機電解液を用いたリチウム2次電池
としては、電極とセパレーターを捲回して電池容器に収
納した図3に示す円筒型、或いは、電極板でセパレータ
ーを挟み電池容器に収納した図4に示すコイン型、或い
は、図5に示す電極及びセパレーター群を図6に示す角
型金属製容器に収納した角型等が作製可能である。
【0020】更に、これらのリチウム2次電池を用いた
電源装置は、図7に示す様な電池を連結した組電池パッ
ケージと、図8に示す様な、これらの電池の充放電動作
を安全に制御するICを含む電子部品を搭載した制御回
路からなる。特徴として、これらの組電池パッケージと
制御回路はコネクター接続方式になっている。この様に
電池パッケージを独立させることにより、電池パッケー
ジを窒素,ヘリウム,アルゴン,ネオン,クリプトン,
キセノン,二酸化炭素等の不活性ガス,不燃性非水溶
媒,液状またはゲル状または固体状の高分子で満たし且
つ密封することができ、更に、安全な構造とすることが
できる。
【0021】また、家庭用電源装置の設置方法として
は、図9に示す様な厚さ30ミリ以上のコンクリート製
または厚さ10ミリ以上のステンレス製の容器に電源装
置を収納し地下1メートル以内に埋設することにより、
事故発生時に被害を最小限に抑さえる。
【0022】以下、本発明の具体的な実施例について図
面を参照して詳細に説明する。
【0023】(実施例1)本発明の効果を実証するため
図3に横断面図を示す円筒型リチウム2次電池を以下の
手順で作製した。正極活物質には市販のLiPF6粉末
(日本化学製,セルシード)を90重量パーセント、導電
剤として市販の黒鉛(日本黒鉛製,JSP)を6重量パ
ーセント、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを4重量
パーセントを適当量の溶剤(N−メチル−2−ピロリド
ン)を加えて十分混練してペーストにした。このペース
トを集電体基体である厚み15μmのアルミニウムの両
面に塗布し、100℃で6時間乾燥後、120℃で熱プ
レスして正極1を得た。また、日本黒鉛製の黒鉛JSP
に銀を10重量パーセント坦持させた粉末を90重量パ
ーセント、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを10重
量パーセント加え、適当量のN−メチル−2−ピロリド
ンを加えて十分混練してペーストにし、このペーストを
集電体基体である厚み20μmの電解銅箔の両面に塗布
し、100℃で48時間乾燥後、120℃で熱プレスし
て負極2を得た。尚、正極1及び負極2には集電するた
め、それぞれアルミニウム製の正極リード端子3と、ニ
ッケル製の負極リード端子4とを接続してある。この様
にして作製した正極1及び負極2を、これらの間にポリ
プロピレン製のマイクロポーラスフィルムからなるセパ
レータ5を介在させながら互いに積層し、多数回卷回し
て、渦巻型の電極体を作った。
【0024】この電極体を、ニッケル・メッキを施した
鉄製の電池容器6に収納し、負極リード端子4を、電池
容器6の内低部にスポット熔接により接続し、正極リー
ド端子3を電池封口板7に同様にして接続した。
【0025】非水溶媒として2−アセチルブチロラクト
ンを用い、固体有機物の副組成物としてエチレンカーボ
ネートを40重量パーセント加えた溶液にLiPF6
1モル/リッター溶解し、有機電解液とした。
【0026】この有機電解液を電極を収納した電池容器
6に注液し、該電池容器6と電池封口板7とをポリプロ
ピレン製パッキン8を介して嵌合してかしめ、密封する
ことで、円筒型非水有機電解液2次電池を10個作製し
た。この電池の充電容量は1400mAh/gであっ
た。
【0027】(実施例2〜3)有機電解液の非水溶媒を
2−ブロモ−γ−ブチロラクトンとした実施例2,1,
4−ブタンサルトンとした実施例3をそれぞれ10個作
製した。実施例2の充電容量は1400mAh/g、実
施例3の充電容量は1380mAh/gであった。
【0028】(比較例1)有機電解液の非水溶媒をジメ
トキシカーボネートとした比較例1を10個作製した。
この電池の充電容量は320mAh/gであった。これ
らの電池の安全性を試験するため電池単体での加速試験
を実施した。試験は単電池を印加電圧12V−2C(28
00mA)で過充電し、60℃にて10日放置した後、
室温にて2Cで放電してその変化を調べた。この結果を
表2に纏める。
【0029】
【表2】
【0030】実施例電池に於いても発熱や電圧の急変が
起こるものの、試験した10個のすべてに於いて発火は
起こらず、有機電解液を難燃化したことによる安全性の
向上が認められた。
【0031】(実施例4)電極及び電解液を実施例1と
同一とし、図4の構造のボタン型電池を作製した。
【0032】(実施例5)電極及び電解液を実施例4と
同一とし、図6の構造の角型電池を作製した。
【0033】(実施例6)10個のリチウム2次電池の
単電池を並列に接続し、図8に示す樹脂製の組電池パッ
ケージに挿入し、不活性ガスとしてアルゴンを高圧ガス
チャンバー中で導入し、導入口を樹脂で封止した。ま
た、安全制御基板と組電池パッケージとの接続部分をコ
ンセントで行った。安全制御基板を取り外し、組電池パ
ッケージのみを100℃にて10日放置したが,発火等
の異常はなかった。また、常温に戻した後充電・放電試
験をしたが正常に動作した。
【0034】(実施例7)10個のリチウム2次電池の
単電池を並列に接続した組電池パッケージを、図9に示
す厚み3cmのコンクリート製容器に格納し、地下3mに
埋設して20日放置した。その後取り出して安全制御基
板を取付けた後、充電・放電試験をしたが正常に動作し
た。
【0035】(実施例8)10個のリチウム2次電池の
単電池を並列に接続した後、厚さ100μmのポリイミ
ドフィルムで巻き付けて包、更に、周囲を金属バンドで
固定した形の組電池パッケージを作製した。
【0036】
【発明の効果】以上、本発明の有機電解液を用いること
により電池の安全信頼性を大幅に向上でき安全なリチウ
ム2次電池が提供できる。更に、安全性の向上した単電
池を用いて、安全機構及び安全制御回路をもつ電源装置
とすること、また、この組電池パッケージを更に不活性
な構造にすることで二重三重に安全構造を配したリチウ
ム2次電池電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる有機非水溶媒の誘電率と理論化
学計算から得られた双極子モーメントとの関係を示す説
明図である。
【図2】本発明に係わる有機固体の副組成物の伝導率に
対する効果を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例である円筒型リチウム2次電
池の縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例であるコイン型リチウム2次
電池の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施例である角型リチウム2次電池
の電極及びセパレーター群を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施例である角型リチウム2次電池
の外観図である。
【図7】本発明の組電池のパッケージを示す外観図であ
る。
【図8】本発明の制御ユニットの外観を示す図である。
【図9】本発明の電源装置を埋設するための収納構造の
一例を示す外観図である。
【符号の説明】
1…正極、2…負極、3…正極リード端子、4…負極リ
ード端子、5…セパレーター、6…電池容器、7…電池
封口板、8…パッキン、9,10…絶縁板、11…単電
池、12…単電池の接続配線、13…コネクター、14
…組電池収納パッケージ、15…コネクターソケット、
16…制御基板回路、17…制御IC1、18…制御IC
2、19…制御IC3、20…コンバーター、21…組
電池パッケージ、22…制御ユニット、23…電源装置
収納容器(蓋)、24…電源装置収納容器(側)。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リチウム金属またはリチウムを吸蔵放出可
    能な炭素材またはリチウムと合金を形成する金属を坦持
    した炭素材料から成る負極,リチウムの遷移金属複合酸
    化物から成る正極,セパレーター及び、リチウム塩と非
    水溶媒とから成る有機電解液により構成されるリチウム
    2次電池において、前記非水溶媒が発火点及び引火点を
    持たず、且つ沸点が100℃以上の液体、あるいは引火
    点及び沸点が100℃以上の液体の中から選ばれる単一
    液体、または2〜5種類の混合液組成物であることを特
    徴とするリチウム2次電池。
  2. 【請求項2】リチウム金属またはリチウムを吸蔵放出可
    能な炭素材またはリチウムと合金を形成する金属を坦持
    した炭素材料から成る負極,リチウムの遷移金属複合酸
    化物から成る正極,セパレーター及び、リチウム塩と非
    水溶媒とから成る有機電解液により構成されるリチウム
    2次電池において、前記非水溶媒のうち少なくとも1つ
    が、3.5 デバイ以上の理論化学計算から得られる双極
    子モーメントを有することを特徴とするリチウム2次電
    池。
  3. 【請求項3】リチウム金属またはリチウムを吸蔵放出可
    能な炭素材,リチウムと合金を形成する金属を坦持した
    炭素材料から成る負極,リチウムの遷移金属複合酸化物
    から成る正極,セパレーター及び、リチウム塩と非水溶
    媒とから成る有機電解液により構成されるリチウム2次
    電池において、有機電解液が不燃性物質、若しくは、難
    燃性物質により構成されることを特徴とするリチウム2
    次電池。
  4. 【請求項4】請求項3において、有機電解液を構成する
    非水溶媒が発火点及び引火点を持たず且つ沸点が100
    ℃以上の液体の中から、或いは、引火点並びに沸点が1
    00℃以上の液体の中から選ばれた単一若しくは、2か
    ら5種の混合液組成物であることを特徴とするリチウム
    2次電池。
  5. 【請求項5】請求項3,4において、有機電解液が常温
    では固体の不燃性または発火点を持たず且つ引火点が1
    00℃以上の有機化合物の1から3種を副組成物として
    10から50重量パーセント含むことを特徴とするリチ
    ウム2次電池。
  6. 【請求項6】請求項3において、有機電解液を構成する
    リチウム塩が発火点及び引火点を持たず且つ熱分解温度
    が100℃以上のリチウム化合物であることを特徴とす
    るリチウム2次電池。
  7. 【請求項7】請求項3及び4において、有機電解液を構
    成する非水溶媒または副組成物のうち少なくとも1つの
    化合物が、3.5 デバイ以上の理論化学計算から得られ
    る双極子モーメントを有することを特徴とするリチウム
    2次電池。
  8. 【請求項8】請求項3記載のリチウム2次電池が複数個
    あり、該電池を直列または並列に接続した組電池、及
    び、これらの充放電条件を制御するICを含む制御回路
    からなることを特徴とする繰り返し充放電可能な電源装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の電源装置において、組電池
    パッケージ内部が窒素,ヘリウム,アルゴン,ネオン,
    クリプトン,キセノン,二酸化炭素から選ばれた1つ若
    しくは複数の不活性ガス、或いは、不燃性の非水溶媒、
    或いは、液状またはゲル状または固形状の高分子で満た
    され、且つ、該パッケージが密閉されていることを特徴
    とする電源装置。
  10. 【請求項10】請求項8,9記載の電源装置において、
    制御回路と組電池モジュールとが取り外し可能なコネク
    ターにより接続されていることを特徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】請求項8,9,10記載の電源装置にお
    いて、システムの接続端子がコネクター型、或いは、コ
    ンセント型であることを特徴とする電源装置。
  12. 【請求項12】請求項8〜11に記載の電源装置が地下
    3m以内の埋設に耐える強度のコンクリート製容器、若
    しくは、ステンレス製容器に収納されていることを特徴
    とする電源装置。
  13. 【請求項13】請求項8〜11に記載の電源装置のパッ
    ケージが厚み50μm以上のポリイミドフィルムまたは
    樹脂硬化物で密閉被覆されたことを特徴とする電源装
    置。
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