JPH105576A - 流動床反応器に粒状物質を注入する方法 - Google Patents

流動床反応器に粒状物質を注入する方法

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JPH105576A
JPH105576A JP9074959A JP7495997A JPH105576A JP H105576 A JPH105576 A JP H105576A JP 9074959 A JP9074959 A JP 9074959A JP 7495997 A JP7495997 A JP 7495997A JP H105576 A JPH105576 A JP H105576A
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particulate matter
fluidized bed
standpipe
gas
bed reactor
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JP9074959A
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Donald H Eastham
ドナルド・エイチ・イーストハム
Ted M Knowlton
テツド・エム・ノウルトン
Melvyn B Pell
メルヴイン・ビー・ペル
James W Reeves
ジエイムズ・ダブリユー・リーブズ
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EIDP Inc
Original Assignee
EI Du Pont de Nemours and Co
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流動床反応器への粒状物質の供給方法の提
供。 【解決手段】 粒状物質を、それが充填床モードにある
条件でスタンドパイプを経て下方へ流動床反応器に供給
する。この方法はコークスとチタン鉱石とを流動床反応
器に供給し、そこで鉱石をTiCl4に塩素化するのに
特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は粒状物質を流動床反応器に注入
するための改良された方法に関する。流動床プロセス
は、チタン含有物質の塩素化、鉱石の焙焼または精製、
石油の処理および精製、石炭などのような固体の炭素質
物質の燃焼のために工業的に用いられる。このようなプ
ロセスでは粒状物質、空気、酸素また他の酸化剤のよう
な好適な流動化用ガスは反応室に供給され、また所望の
温度および圧力が維持される。必要に応じて、粒状物質
が流動化されるようになるために、つまり粒状物質が懸
濁状態に維持されまた沸き立つように見えるように流量
が調整される。
【0002】工業化された流動床プロセスの好例は、チ
タン含有物質を塩素化するための実施例である。このよ
うなプロセスでは、粒状コークス、粒状のチタン含有物
質、塩素そして望むなら酸素または空気が反応室に供給
され、そして流動床を保持するのに好適な反応温度、圧
力および流量が維持される。ガス状四塩化チタンおよび
他の金属塩化物は反応室から排出される。このようにし
て生成されるガス状の四塩化チタンは次いで他の金属塩
化物から分離されそして二酸化チタン顔料または金属チ
タンを製造するのに使用することができる。
【0003】流動化には多くの利点があるが、いくつか
の問題もやはりある。例えば粒子寸法の分布が広いなら
ば、大きな粒子を流動化するのに十分なガス流は流動床
から未反応の小さい粒子を吹き飛ばすであろう。逆に、
微細な粒子を流動化するのに丁度十分なガス流は大きい
粒子を流動化するのに十分でないかもしれない。粒状物
質を流動床反応器に移送するためにかなりの量の空気ま
たは他のガスが使用される気流輸送による供給は広く用
いられているが、やはり問題となる可能性がある。例え
ば、噴入される空気またはガスは微粉が反応器から吹き
飛ばされるという問題を悪化するおそれがある。
【0004】別な一つの問題は、工業的な流動床の多く
は大気圧を越える圧力で操作されることである。このよ
うな流動床中に粒状物質を注入するために、気流供給お
よび(または)スクリューフィーダーのような機械式注
入装置がしばしば使用される。気流供給はすでに述べた
理由のため好ましくない。加えて機械式供給装置は、そ
の摩耗および保守費用が顕著でありうるので好ましくな
い。本発明にとって興味深いであろう以下の情報が開示
されている。すなわち米国特許第5,320,815号は
微細な粒状物質を流動床に供給するための方法を開示し
ている。米国特許第5,325,603号および5,17
5,943号は粒状物質を流動床反応器に供給するため
の方法および装置を開示している。American Institute
of Chemica Engineers Symposium Seriesの80巻23
4号(1983年)のR.A. Sauer, I.H. ChanおよびT.
M. Knowlton著の「Effect of System and Geometrical
Parameters on the Flow of Class B Solido in Overf
low Standpipes」はスタンドパイプを操作するための種
々のパラメータを開示している。
【0005】
【発明の概要】本発明に従うと、(a) 粒状物質を混合
しかつ通気する装置に粒状物質を供給し、(b) 粒状物
質をスタンドパイプにより下向きに流動床反応器に送
り、前記スタンドパイプには、流動床反応器に粒状物質
が導入される手前に、粒状物質の安息角より大きい角度
をなすベンドがあり、そして(c) 粒状物質の流動化を
防止するためにスタンドパイプ内のガス−固体相対速度
(relative gas-solids velocity)を減少するのに十分な
量のガスを、スタンドパイプにあるベンドより手前の一
つまたはそれより多くの場所で粒状物質中に噴入するこ
とからなる粒状物質を流動床反応器に供給する方法が提
供される。
【0006】本発明の方法は、機械式供給装置を使用せ
ずに、粒状物質を流動床に注入することができることが
判明している。本発明の方法は、かなりの量のガスまた
は空気を付加せずにまた粒状物質を気流により搬送する
ことなしに前記粒状物質を流動床に注入することもでき
る。さらにまた本発明の方法は、大気圧を越える圧力で
操作される流動床に粒状物質を供給するために特に有用
である。
【0007】
【発明の詳述】
流動床反応器および粒状物質 流動床反応器とは、化学反応、物理的処理、混合、接触
または移送が起きる任意の流動床を意味する。本発明の
考え方を利用することができる流動床反応器の例には、
炭素質物質(石炭、木材、泥炭などのような)の燃焼;
鉱石の精製または焙焼(チタン含有物質の塩素化のよう
な);亜鉛、銅または鉄を含有する鉱石のような金属鉱
石の処理;および石油の処理がある。本発明の方法は粒
状物質を大気圧を越える圧力で操作される流動床反応器
に粒状物質を導入するのに特に有用である。粒状物質
は、本発明の方法で十分に機能する任意の粒子寸法範囲
を有することができる。典型的に粒状物質は約1〜50
00ミクロンの粒子寸法を有するであろう。粒子の平均
寸法はしばしば約100〜500ミクロンであろう。約
1〜50ミクロンの粒子寸法を有する粒状物質が使用さ
れる場合、この粒状物質は粒状物質全量の50wt%を越
えないのが好ましい。
【0008】粒状物質は、参照によって本記載に加入さ
れているD. Geldart著のTypes of Fluidization, Powde
r Technology 第7巻(1973年)、285〜292ページに規定
されているようにB型であるのが好ましかろう。典型的
にこのような粒状物質は泡立ちやすくまた海岸の砂のよ
うに振舞う。ガラス、砂、鉱石のような密度の高い粒状
物質および約150ミクロンを越える軽い粒子はB型に
なりそうである。このような粒子は凝集する特性を本質
的に示さず、従って一旦速度が最低流動化速度を越える
と、過剰のガスのほとんどはガス気泡の形をとって現れ
る。1990年にElsevierにより刊行のHandboo of Pow
der Technologyの8巻のM. PellによるGas Fluidizatio
nの第1章3〜4ページも参照されたい。この公刊物も
また参照によって本記載に加入されている。
【0009】炭素質物質を燃焼するための流動床プロセ
スは既知であり、またJ.R. Howardにより編集されそし
て1983年にApplied Science Publishersによる刊行
の教科書である「Fluidized Beds, Combustion and App
lications」中に例えば記載されている。この教科書は
参照によって本記載に加入されている。酸化硫黄および
(または)他の汚染物質の放出を抑制するために、流動
床には粒状の石灰石もまた含められてよい。
【0010】亜鉛鉱石を焙焼するための流動床プロセス
は、Journal of Metalsの1984年8月号にN.J. Them
elisおよびG.M. Freemanの「Fluidized Bed Behavior i
n Zinc Roasters」と題する文献に記述されている。こ
れは参照によって本記載に加入されている。金属を含有
する他の鉱石を焙焼するために同様な方法を用いること
ができる。
【0011】チタン含有鉱石を塩素化するための流動床
プロセスは、既知でありまた米国特許第2,701,17
9号に、そしてSociety of Mining Engineers of AIME
のJ.GlasserおよびW.L. Robinsonにより1962年9月
9日に著された「FluidizedBed Chlorination of Rutil
e」という文献に記載されている。これらの特許および
文献はともに参照によって本記載に加入されている。チ
タンを含有する物質を塩素化するための工業的な流動床
にとって代表的な条件は、約900℃〜1300℃の反
応温度、約1.5〜3気圧の圧力、基底部に複数の塩素
ジェットのある反応器の寸法として、約6〜25フィー
トの直径、約0.5〜1.5フィート/秒の反応器見掛け
速度、および約6〜25フィートの沈静時床高である。
典型的には、最初に供給されるチタン含有物質は直径約
50〜800ミクロンの粒子寸法を有し、また最初に供
給されるコークスは直径約300〜3000ミクロンの
粒子寸法を有する。所望ならコークスおよび(または)
鉱石の粒状物質の約50%までは50ミクロンより小さ
い粒子寸法を有してよい。反応器に供給されるコークス
と鉱石との配合物の平均粒子寸法はしばしば約100〜
500ミクロンである。
【0012】チタン含有物質は、ルチル、イルメナイト
またはアナターゼの鉱石;これらの選鉱されたもの;チ
タンを含有する副生物または鉱滓;およびこれらの混合
物のような適当な任意のチタンを含む源泉物質であって
よい。チタン含有物質を塩素化するための流動床プロセ
スで使用するのに好適なコークスは、コークス化工程に
かけられている任意の粒状の炭素物質である。石油もし
くは石炭から誘導されたコークスまたはか焼コークスあ
るいはこのようなコークスの混合物が好ましい。
【0013】石油の精製および処理のための流動床反応
器は周知でありまた例えば米国特許第3,850,582
号、第2,892,773号、第2,881,133号、第
4,774,299号および第2,905,635号に記載
されている。これらの特許の開示は参照によって本記載
に加入されている。
【0014】混合および流動化の装置 本発明の方法の工程(a)には、粒状物質を混合しあるい
は通気する装置が使用される。好適な装置には流動床お
よびサイクロンが含まれる。好ましいのは流動床であ
る。このような流動床では、粒状物質の最低流動化速度
の約300〜500%の流動化速度が用いられる。
【0015】スタンドパイプスタンドパイプについて
は、これが実質的に垂直であるのが好ましい。しかしな
がら、スタンドパイプは、粒状物質が満足なように流れ
ることをやはり可能にする任意の角度で配置されること
ができる。スタンドパイプはしばしば垂直から約45°
またはそりより小さい角度を有するであろう。スタンド
パイプには、粒状物質が流動床反応器に供給される個所
より手前に、粒状物質の安息角より大きい角度を有する
ベンドがあるであろう。ベンドはしばしば「L」、
「J」または「U」字の形をしているであろう。「L」
ベンドは垂直から90°のまたは実質的に90°のベン
ドである。「J」ベンドは垂直から約90〜180℃の
ベンドである。「U」ベンドは垂直から180°のまた
は実質的に180°のベンドである。
【0016】ガスは、ベンドの手前のスタンドパイプの
一つまたはそれより多くの場所で、そして望ましくはベ
ンドの手前のスタンドパイプの二つまたはそれより多く
の場所で粒状物質中に噴入されるであろう。スタンドパ
イプがかなりの高さである場合、例えば少なくとも20
〜50フィートの高さである場合、二つまたはそれより
多くの噴入個所があるのが好ましいことに留意すべきで
ある。このことの理由は、高さがこのようであると、ス
タンドパイプのガス−固体相対速度は、スタンドパイプ
の下方部分でガスが圧縮されるので、スタンドパイプの
下方部分において一層大きくなるからである。従ってス
タンドパイプがより高い場合、スタンドパイプの高さ全
体にわたって流動化が本質的に回避されることを確実に
するために望ましくは3つまたはそれより多くの、そし
て最も望ましくは4つまたはそれより多くの噴入個所が
好ましいであろう。
【0017】噴入されるガスの量は、粒状物質の流動化
を防止するためにスタンドパイプ中のガス−固体相対速
度を減少するのに十分でなければならない。しばしば噴
入ガスの量はこのガスによってスタンドパイプ中のガス
−固体相対速度が最低流動化速度の約95%より小さく
されそして望ましくは約20〜80%にされるような量
であろう。スタンドパイプ中には、上方に向って流れる
ガスの気泡が事実上存在せず、そしてスタンドパイプが
流動床モードで操作されないことが望ましい。さらに、
スタンドパイプ内の粒状物質の下方に向う流れは充填床
モードであるのが好ましい。加えて、ガスを噴入する場
所の少なくとも一つは、スタンドパイプにあるベンドか
らスタンドパイプの内径の大きさを越えない距離だけ上
流にあるのが好ましい。
【0018】スタンドパイプについての好適な長さを決
定する方法は、知られている。一つの適当な方法は、
「L」字型の弁のような粒状物質の任意の流動手段によ
ってもたらされる圧力降下を含めた、スタンドパイプの
頂上からスタンドパイプが流動床反応器に入る個所まで
に必要となる全体の圧力降下(「Delta P tot」)、つま
り差圧を決定することである。使用される粒状物質に関
して、最低流動化条件におけるスタンドパイプの単位長
さ当たりの圧力降下(「Delta P/Lmf」)も決定されねば
ならず、これは実験室規模のスタンドパイプで実験する
ことにより決定されることができる。従ってスタンドパ
イプの最小長さ(「Lm」)は式:
【数1】 を用いて算出できる。0.75という係数は、粒状物質
を非流動化条件に保つ、つまり充填床モードに保つため
に好ましいので、用いられる。また、所望なら、算出さ
れたLmは安全係数として約10〜20%増大されてよ
い。
【0019】他のパラメータ 本発明の方法は、(a)スタンドパイプが流動床反応器に
流入する個所の絶対圧力と(b)粒状物質がスタンドパイ
プに流入する個所の絶対圧力との比が少なくとも約1.
5、望ましくは少なくとも2.0そして最も望ましくは
約3である時に特に有用である。好ましい比率は約3:
1〜4.3:1である。本発明の方法は使用する粒状物
質の最小流動化速度が約0.05〜0.5フィート/秒、
そして好ましくは約0.1〜0.3フィート/秒の場合に
特に有用である。本発明の方法は、二つまたはそれより
多くの異なる粒状物質が使用される時もまた特に有用で
ある。
【0020】
【実施例】図1を参照することにするが、この図は実施
例1に述べる処理のために用いられた。図1において、
20wt%の粒状の石油コークスと80wt%の粒状のTi
2鉱石とからなるコークス/鉱石混合物1が毎時約1
1,000ポンドの流量で導管3を経てサイクロン2に
供給された。このような混合物の嵩密度は約125ポン
ド/立方フィートであった。コークス/鉱石混合物の粒
子寸法は約90〜3500ミクロンでありまた平均粒子
寸法は約250ミクロンであった。コークス/鉱石混合
物1は空気中に同伴され、また真空送風機(図示せず)
によってサイクロン2に約58フィート/秒の速度で供
給された。サイクロン2の高さは約95フィートであ
り、またサイクロン内の圧力は約10.5ポンド/立方
インチ(絶対)(「psia」)であった。
【0021】コークス/鉱石混合物1は、上方にある混
合/通気流動床5に導管4を経て重力により供給され
た。上方にある混合/通気流動反応器5の直径は12イ
ンチであり、またその高さは6フィートであった。混合
/通気流動床5およびサイクロン2からの過剰の空気3
3は導管6および7を経て流出した。混合/通気流動床
5から流出する過剰の空気33の量を調整するために弁
8を開いたりあるいは閉じたりすることができる。
【0022】コークス/鉱石混合物1は直径4インチの
スタンドパイプ9を経て、上方にある混合/通気流動床
反応器5から流出する。スタンドパイプ9は、(a)垂直
から約22.5°の角度をなす勾配のある部分と(b)短
い水平部分とを除いて垂直である。約45ポンド/平方
インチ(ゲージ)(「psig」)の圧力と約2.5フィート
/秒の速度を有する約2.5標準立方フィート/分(「SC
FM」)の流量の空気10Cを導管11を経てスタンドパ
イプ9に噴入した。これによってガスがL型弁のところ
で制御されながら流動させられた。スタンドパイプ9内
のコークス/鉱石混合物1は充填床流れとなって下方に
流れた。モーター駆動弁12はスタンドパイプ9に供給
される空気の量を制御するために使用することができ
る。「L」型弁13(つまり直角のベンド)はスタンド
パイプ9の下端に位置する。
【0023】導管26および27を経て空気10Aおよ
び10Bもまたスタンドパイプ9に噴入される。噴入は
以下のように自動化することができる。導管26および
27はモーター駆動弁28および29を有することがで
きる。導管26および27を通って噴入される空気10
Aおよび10Bの量は、スタンドパイプ内のガス−固体
相対速度をコークス/鉱石混合物の最低流動化速度の約
20〜80%にさせるのに十分な量でなければならな
い。このような最低流動化速度は、上方にある混合/通
気流動床5内のコークス/鉱石混合物1の最低流動化速
度に大体等しい。上方にある混合/通気流動床5内での
流動化状態に際して検出器19によって測定した差圧を
この差圧を測定した長さで除した商(「DP/Lmf」)
は、このような最低流動化速度のための制御信号であ
る。従ってスタンドパイプの内において最低流動化速度
の20〜80%を維持するために、DP/Lmfの20
〜80%(「MF制御仕様」)である制御信号を用いるこ
とができる。従って、場合に応じて検出器21または2
2によって読みとられた差圧を、測定される長さで除し
た商(「DP/L21または「DP/L22」)がMF制御仕様以
内にないことを、操作に際して制御器30が感知する
時、制御器30によって、場合に応じてモーター駆動弁
28または29に信号が送られ、また場合に応じてDP
/L21またはDP/L 22をMF制御仕様以内にするよう
に必要に応じてこれらの弁が開放または閉鎖される。
【0024】上方にある混合/通気流動床5内でコーク
ス/鉱石混合物1の水準を所望なものに維持することの
できる制御系を実施例1に利用される装置のために使用
した。この点に関し、上方にある混合/通気流動床反応
器5内のコークス/鉱石混合物1が所望の高さにある
時、検出器18によって読みとられる差圧を、この差圧
が測定される長さで除した商が観察されそして床高制御
仕様になる。従って、検出器18によって読みとられる
差圧を、この差圧が測定される長さで除した商(「DP/
L18」)が床高制御仕様より小さくあるいはそれより大
きいことを、操作に際して制御器31が感知する時、制
御器31によってモーター駆動弁12に信号が送られ、
そうするとこの弁が必要に応じて開放または閉鎖によっ
て調節され、これによって、検出器18によって感知さ
れるDP/L18が床高制御仕様以内となるまで、導管1
1を経てスタンドパイプ9に流入する空気10Cの流量
が増加または減少される。
【0025】コークス/鉱石混合物1をスタンドパイプ
9の水平部分を経て、直径36インチの模擬流動床反応
器14に供給した。毎秒約0.6フィートの速度および
約645 SCFMの量で、流動化用空気15を導管1
6を経て模擬流動床反応器14に噴入した。模擬流動床
反応器内にある流動化されたコークス/鉱石混合物1の
表面の上方の圧力は約22.5psigであった。過剰の空
気34は導管17を経て模擬流動床反応器14から流出
した。コークス/空気混合物1のサージングを防止する
ことを助けるために、約1.1 SCFMの流量の空気1
0Dを導管33を経てスタンドパイプ9の水平部分に供
給した。模擬的な生成物35は6インチの導管36を経
て模擬流動床反応器14から流出した。
【0026】コークス/鉱石混合物1の下方への流れを
防止することが好ましいならば、適当な圧力をもつ空気
10Cを導管11を経てスタンドパイプ9に供給し、圧
力シールを行いそして流動床14内のコークス/鉱石混
合物がスタンドパイプ9内に逆流するのを防止すること
ができる。実施例1で使用した装置のいろいろな区間で
の差圧は、検出器18、19、20、21、22、2
3、24および25によって測定した。差圧、この差圧
を測定した長さ、およびこの差圧とこの長さとの比を下
記の表1に示す。
【0027】
【表1】 上記した方法では、毎分ただの約2.7標準立方フィー
トの空気を模擬流動床反応器14に噴入しつつ、実質的
に充填床モードにある。毎時11,000ポンドのコー
クス/鉱石混合物1を供給することが可能なことが判明
した。噴入された空気は、粒状物質の流動化を防止する
ためにスタンドパイプ内のガス−固体相対速度を減少す
るのに十分な量であった。さらに、コークス/鉱石混合
物1を模擬流動床14に注入するのに、気流輸送による
供給も機械式供給装置(加圧スクリューフィーダーのよ
うな)も必要でなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に記載する模擬的な流動床反応器に粒状
物質を供給するのに採用され手段を示す模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テツド・エム・ノウルトン アメリカ合衆国イリノイ州60521.ウイロ ウブルツク.リツジムーアドライブ553 (72)発明者 メルヴイン・ビー・ペル アメリカ合衆国デラウエア州19810.ウイ ルミントン.ジヤステインレイン2542 (72)発明者 ジエイムズ・ダブリユー・リーブズ アメリカ合衆国デラウエア州19810.ウイ ルミントン.ウラストンロード8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 粒状物質を混合しかつ通気する装
    置に粒状物質を供給し、(b) 粒状物質をスタンドパイ
    プにより下向きに流動床反応器に送り、前記スタンドパ
    イプには、流動床反応器に粒状物質が導入される手前
    に、粒状物質の安息角より大きい角度をなすベンドがあ
    り、そして(c) 粒状物質の流動化を防止するためにス
    タンドパイプ内のガス−固体相対速度を減少するのに十
    分な量のガスを、スタンドパイプにあるベンドより手前
    の一つまたはそれより多くの場所で粒状物質中に噴入す
    ることからなる粒状物質を流動床反応器に供給する方
    法。
  2. 【請求項2】 工程(a)における装置が流動床であり、
    スタンドパイプにあるベンドが約90°の角度をなし、
    ガスはスタンドパイプにあるベンドの手前の二つまたは
    それより多くのの場所にガスが噴入され、ガスを噴入す
    るための少なくとも一つの場所が、スタンドパイプの内
    径にほぼ近い長さを超えない距離だけスタンドパイプの
    ベンドの上流にあり、また(a)スタンドパイプが流動床
    反応器に入る個所の絶対圧と(b)粒状物質がスタンドパ
    イプに流入する個所の絶対圧との比が少なくとも約1.
    5である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 スタンドパイプに噴入されるガスの量
    が、スタンドパイプ内のガス−固体相対速度を粒状物質
    の最低流動化速度の約20〜80%にする請求項1記載
    の方法。
  4. 【請求項4】 流動床反応器が大気圧を超えて操作さ
    れ、粒状物質の流れが実質的に充填床のモードにあり、
    また流動床反応器からのガスがスタンドパイプに何ら流
    入しないようにするのに十分な圧力および流量でガスが
    噴入される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 (a) 粒状物質の粒子方法が約1〜50
    00ミクロンであるが、ただし約1〜50ミクロンの寸
    法を有する粒状物質が使用されるならば、それは粒状物
    質の全重量の約50%を越えないものとし、そして(b)
    粒状物質がGeldart B型に分類されることを条件とする
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 粒状物質がコークスと、TiO2の源泉
    となる物質との配合物である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 粒状物質の最低流動化速度の約500%
    を越えないガスが工程(a)の流動床装置に噴入され;そ
    して工程(a)の流動床装置内の粒状物質の所望の高さ
    が、(i)工程(a)のこのような流動床装置の頂部と底部
    との差圧を、(ii)この差圧を測定した長さで除した商に
    大体等しい制御信号によって維持される、請求項2記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 流動床反応器が大気圧を越える圧力で操
    作され;粒状物質の流れが実質的に充填床モードにあ
    り;スタンドパイプに噴入されるガスの量が、スタンド
    パイプ内のガス−固体相対速度を粒状物質の最低流動化
    速度の約20〜80%にさせるのに十分であり;そして
    粒状物質がコークスと、TiO2の源泉となる物質との
    配合物である、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(a)の装置が流動床であり;粒状物
    質の平均寸法が約100〜500ミクロンであり;工程
    (a)の流動床装置内に噴入するガスの速度が粒状物質の
    最低流動化速度の約500%を越えず;そして(a)スタ
    ンドパイプが流動床反応器に流入する個所の絶対圧力と
    (b)粒状物質がスタンドパイプに流入する個所の絶対圧
    力との比が少なくとも約1.5である、請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 噴入されるガスの量が、(1)工程(a)
    の流動床装置内の流動化された粒状物質の頂部と底部と
    の差圧を、(2)工程(a)の流動床装置内のこのような流
    動化された粒状物質の高さで除した商の約20〜80%
    を反映する制御信号によって調節される請求項2から9
    のいずれか1項に記載の方法。
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