JPH1054195A - 化粧材 - Google Patents

化粧材

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JPH1054195A
JPH1054195A JP8210834A JP21083496A JPH1054195A JP H1054195 A JPH1054195 A JP H1054195A JP 8210834 A JP8210834 A JP 8210834A JP 21083496 A JP21083496 A JP 21083496A JP H1054195 A JPH1054195 A JP H1054195A
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JP
Japan
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base plate
decorative
decorative material
substrate
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP8210834A
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English (en)
Inventor
Takashi Ishikawa
堯 石川
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺板状の陶板からなる基板を有する化粧材
が破損した際の飛散を防止することである。 【構成】 長尺板状の陶板からなる基板2の裏面の略全
面に亘ってシート状物からなる裏面材3を貼着した化粧
材1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長尺板状の陶板の裏面の
略全面に亘ってシートを貼着した化粧材に関するもので
あり、さらに詳しくは、トンネルの内装材として耐候
性、耐久性があり、地震等の振動に対して剥落防止を図
るのに有効な化粧材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トンネル内装材として使用される化粧材
としては、硬質珪酸カルシウム板に磁器タイルを接着し
たものや、中空孔を有する長尺陶板を用いて、トンネル
の下地に直接取り付けたり、金具を介したりして固定す
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような化粧材は衝撃性に弱く、車両の追突や車両の通過
によってはね上げられた物体の直撃、さらには車両の通
過や地震等による震動によって破損した場合、化粧材の
破片が飛散して車両や人体を直撃し、重大な事故の要因
となることが危惧された。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、長尺板状の陶板からなる基板の裏面の
略全面に亘って、シート状物を貼着することにより、衝
撃、衝撃等で破損した基板の飛散の防止、および亀裂が
生じた基板の脱落防止を図った、耐候性、耐久性および
安全性に優れた化粧材を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る化粧材に
ついて説明する。図1は上記発明の代表的な一実施例を
示す説明図であり、1は化粧材で、基板2と裏面材3と
から構成される。
【0006】基板2は化粧面4、および複数の中空5を
有する長尺板状のもので、剛性が強く強度が大きいため
支持スパンを大きくとれるため固定部材が少なくて済
み、施工性が良く経済的な内装材となるものである。ま
た、完全な無機質であるため耐火性能に優れ、トンネル
内火災等の際に引火することもないものである。
【0007】その素材としては陶石、長石、カオリナイ
ト、ハロイサイト、メタハロイサイト、木節粘土、蛙目
粘土、信楽粘土などを打ち砕き、水を加えて練り上げた
粘土材料、あるいは、セメント系、炭酸カルシウム系、
珪酸カルシウム系、木片セメント系、炭酸マグネシウム
系の素材、シージングボード、シージングインシュレー
ションボード等、あるいはこれらにガラス繊維、ウィス
カー、アラミド繊維、スチール繊維、炭素繊維、各種鉱
物繊維、各種骨材等を混入したものを押出成形、プレス
成形、射出成形、抄造法等によって成形したもの、もし
くは各種繊維をクロス状、三次元状に織り、これにセメ
ント、粘土等を含浸してパネル状に成形したものを蒸気
養生、もしくは焼成したもの等からなるものである。な
お、ワイヤーを埋設することにより、万が一基板2が破
損した場合でも、基板2の破片の飛散防止を図ることが
できる。
【0008】また、基板2として、粘土を主成分とし、
これに無機繊維、有機繊維を添加し、これを中空体とし
て押し出し、乾燥後に約1000℃以上で焼成したもの
を使用することもできる。
【0009】化粧面4は、化粧材1をトンネルの内装材
として使用する場合は白色系の色彩が好ましいものであ
り、耐候性や洗浄の効率化を図るには釉薬を施すことも
できる。釉薬は、例えば、鉛釉、無鉛釉、錫釉、磁器
釉、マジョリカ釉、炉器釉、ブリストル釉、ロッキンガ
ム釉、ゼーゲル磁器釉、生釉、土釉、フリット釉、揮発
釉、光沢釉、マット釉、アベンチュリン釉、結晶釉、ラ
スター釉、透明釉、不透明釉等よりなり、化粧面4上に
施釉するものであり、化粧面4の保護(コーティング)
材、化粧材、耐水材、耐久材等として機能するものであ
る。また、施釉の方法としては、スプレーガン、フロー
コーター等の一種よりなる施釉機で上記釉薬を化粧面4
上に一定厚さで塗布し、ガス、電気、石油、赤外線ヒー
ター、遠赤外線ヒーター、マイクロ波加熱機等の乾燥機
により主体の焼成温度の最高加熱温度よりも低い温度で
焼成し釉薬をガラス状に硬化、定着させるものである。
【0010】中空5は、基板2の軽量化や焼成の際の熱
や水蒸気の通路として有効で、場合によっては化粧材1
を壁面に取り付ける際の、取付具を介する箇所として利
用するものである。また、中空5にワイヤー等を通過さ
せることにより、万が一基板2が破損した際の飛散防止
を強化することもできる。
【0011】裏面材3は、図1、図2に示すように基板
2の裏面の略全体に接着剤等によって貼着され、基板2
が破損した際の飛散や脱落を防止し、周辺の人や動植
物、車両、構築物等に破片が当たって被害が生じるのを
未然に防止するものである。
【0012】裏面材3は化粧材1を接着剤等によって下
地に貼着する場合には接着剤を施す箇所となるものであ
る。また裏面材3を基板2に貼着する際や裏面材3と基
板2間が水等によって濡れた際には乾燥を促す効果があ
るものである。なお、化粧材1を接着剤等によって直接
下地に取り付ける場合には、基板2を裏面材3を介する
ことなく直接下地に貼着することが強度的に好ましく、
裏面材3に孔6を設けることにより、基板2の剥落防止
と接着強度の維持との両立が可能なものである。
【0013】裏面材3としては、金属材、あるいはアス
ベスト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔
(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシ
ート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、アルミ蒸着
フィルム、合成繊維不織布、自着性ゴム化アスファルト
コンパウンド、離型紙、ガラス繊維不織布等の1種、ま
たは2種以上をラミネートしたもの、あるいは防水処
理、難燃処理されたシート状物、等を用いるものであ
り、弾性を有し、基板2との接着性に優れたものである
ことが好ましい。
【0014】次に、化粧材1をトンネルAの内装材とし
て使用した場合の例について説明する。図3は、複数枚
の化粧材1をトンネル下地7に取り付け、化粧帯Bを形
成した例である。
【0015】図4は、化粧材1をトンネル下地7に接着
剤を使用して直接貼着した例を示すものであり、接着剤
層8は図示するようにトンネル下地7の化粧帯Bを施す
範囲の全面、あるいは図示しないが目地部9を除いた範
囲や裏面材3の孔6の位置する部分に施されるものであ
る。この場合、裏面材3としてある程度の厚みと弾性を
有するものを使用すれば、トンネル下地7の凹凸の吸収
や衝撃の緩和が可能となり、化粧帯Bの外観を美しく仕
上げたり、安全性を向上するのに有効である。
【0016】接着剤層8を形成する接着剤は、エラスト
マー型エポキシ樹脂、イソシアネート、例えばメチレン
ジイソシアネート(略称MDI)等のエマルジョンタイ
プ、ホットメルトタイプ、およびその変性イソシアネー
ト、例えばウレタン変性、ビュレット変性イソシアネー
ト、イソシアヌレート変性イソシアネート等の1種より
なるものである。
【0017】図5および図6は、支持部材10を用いて
トンネル下地7に化粧材1を取り付けた例である。支持
部材10は、短尺状のL型アングルを組み合わせた取付
材11と、化粧材1同士の縦目地部の裏面全体を覆いつ
つ取付材11と接続するプレート12と、化粧材1の下
端、上端にそれぞれ配される下ガイド13、上ガイド1
4と、基板2の孔6の端部に嵌挿して化粧材1を支持す
る嵌挿材15とから構成されるものである。
【0018】取付材11はトンネル下地7とプレート1
2を接続するもので、例えば図示するようにL型アング
ル材を複数組み合わせたことにより取り付け位置の微調
整を可能とし、化粧帯Bの外観を向上させると共に施工
を容易ならしめるものである。プレート12は狭幅の板
状のもので、化粧材1同士の縦目地の裏面の全範囲に連
続するように配するもので、下ガイド13、上ガイド1
4、嵌挿材15を配する基材となる。
【0019】下ガイド13、上ガイド14はそれぞれ化
粧材1の上下端に位置し、化粧材1を上下から挟持する
か化粧材1を取り付ける際のガイドとなるかのうち少な
くとも一方の機能を有し、取り付け強度や施工性の向上
を図ったものである。嵌挿材15は基板2の孔6に両端
部を嵌挿しつつプレート12に固定され、化粧材1を支
持するものである。なお、随所の固定にはボルト・ナッ
ト等の固定具αを使用するものである。
【0020】図7(a)は、上下端部に凹部16を有す
る基板2を用いた化粧材1の取り付け例である。この場
合、図8(a)、(b)〜図10(a)、(b)に示さ
れるような取付材17、引掛材18、支持材19を図7
(b)に示すように組み合わせて使用するもので、必要
に応じて長孔として形成される孔17a〜19aを組み
合わせて固定する際に化粧材1の取付位置を調節し、化
粧帯Bの外観を滑らかに仕上げるのに有効である。
【0021】図11(a)〜(d)〜図14(a)〜
(e)は化粧材1のその他の形成例である。すなわち、
図11(a)〜(d)は裏面材3の形状のその他の実施
例であり、特に(d)図は帯状材を重ねて裏面材3を形
成したものである。なお、図示しないが、図5や図7
(a)、(b)にて説明したような支持部材10を用い
て化粧材1をトンネル下地7に固定する場合は、化粧材
1がトンネル下地7に直接接触して固定するものではな
く、接着剤層8を施す面を基板2の裏面に残す必要がな
いことから、孔6を有さない裏面材3を用いることがで
きる。
【0022】図12(a)〜(d)は化粧材1の剥落防
止、および強度の向上を図ったものであり、(a)図は
裏面の対角線を結ぶように金属帯状板、針金、ワイヤ
ー、紐等の補強材20を配した例、(b)図は中空6内
にワイヤー21を通過させた例、(c)図は中空6内を
通過させたワイヤー21を裏面にて交差させた例、
(d)図はワイヤー21を基板2に埋設した例である。
また、図13は自己接着性をもつ接着層3aを有する裏
面材3を使用し、トンネル下地7への貼着を容易にした
化粧材1である。
【0023】図14(a)〜(e)は化粧材1の変形例
であり、基板2を変形し、意匠性の向上を図ったもので
ある。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る化粧材に
よれば、基板の裏面の略全面に亘ってシート状物より
なる裏面材を貼着することにより、衝撃、衝撃等で破損
した基板の飛散の防止、および亀裂が生じた基板の脱落
防止が図れる。裏面材に厚みがある弾性体を使用すれ
ば、トンネル下地の凹凸を吸収するのに有効で、かつ地
震や車両の通過等による震動も吸収するので、施工性と
耐衝撃性、および施工後の美観に優れ、また、洗浄等に
よって受ける圧力を吸収するため、化粧材が破損するこ
とがない。ワイヤー、紐等を基板に埋設、もしくは中
空を通過させることにより、基板の破片の飛散、脱落防
止をより強化できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧材の代表例を示す説明図であ
る。
【図2】本発明に係る化粧材の代表例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明に係る化粧材をトンネル内装材として使
用した例である。
【図4】本発明に係る化粧材の取付構造を示す説明図で
ある。
【図5】本発明に係る化粧材の取付構造を示す説明図で
ある。
【図6】本発明に係る化粧材の取付構造を示す説明図で
ある。
【図7】本発明に係る化粧材の取付構造を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の化粧材の取付構造に使用する支持部材
の例である。
【図9】本発明の化粧材の取付構造に使用する支持部材
の例である。
【図10】本発明の化粧材の取付構造に使用する支持部
材の例である。
【図11】本発明の化粧材のその他の例である。
【図12】本発明の化粧材のその他の例である。
【図13】本発明の化粧材のその他の例である。
【図14】本発明の化粧材のその他の例である。
【符号の説明】
α 固定具 A トンネル B 化粧帯 1 化粧材 2 基板 3 裏面材 3a 接着層 4 化粧面 5 中空 6 孔 7 トンネル下地 8 接着剤層 9 目地部 10 支持部材 11 取付具 12 プレート 13 下ガイド 14 上ガイド 15 嵌挿材 16 凹部 17 取付材 17a 孔 18 引掛材 18a 孔 19 支持材 19a 孔 20 補強材 21 ワイヤー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状の陶板からなる基板の裏面の略
    全面に亘って、シート状物を貼着したことを特徴とする
    化粧材。
JP8210834A 1996-08-09 1996-08-09 化粧材 Pending JPH1054195A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8210834A JPH1054195A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 化粧材

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JP8210834A JPH1054195A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 化粧材

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JPH1054195A true JPH1054195A (ja) 1998-02-24

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ID=16595891

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JP8210834A Pending JPH1054195A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 化粧材

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JP (1) JPH1054195A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003184212A (ja) * 2001-12-25 2003-07-03 Inax Corp 外 壁
JP2014077250A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Hiro Corporation:Kk 板状外装材の取付金具
JP2016069801A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社竹中工務店 壁パネル取付け構造
CN106593465A (zh) * 2017-01-17 2017-04-26 中铁十六局集团第四工程有限公司 一种提高隧道衬砌抗震减震能力的结构及施工方法

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