JPH1054191A - ショックアブソーバーを備えたガイド式掘削装置 - Google Patents
ショックアブソーバーを備えたガイド式掘削装置Info
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Abstract
に、適正なスラスト荷重をかけられるようにする。 【達成手段】 必要なスラストをハンマーに伝達すると
ともに、振動減衰のためのクッションの作用を営むコイ
ルスプリング32がショックアブソーバの本体に収容さ
れる。トルクは、低摩擦抵抗のスプラインによってハン
マーに伝達される。作動流体は、ショックアブソーバの
内部を流れて、ハンマーに供給される。ハンマーは連続
して坑を掘進し、同時に、その方位が所望の方向に制御
される。
Description
に、衝撃式ハンマーに接続されてガイド式掘削装置に用
いられるショックアブソーバーに関する。
動により振動する作動体により、ビットから連続的に岩
盤に衝撃を加える。ビットの切削面が変わるように、ハ
ンマーは回転させられる。その結果、破砕された岩は、
坑底から地表にエアによって上げられ。激しいハンマー
の衝撃作用は、地表にの機器にダメージを与えることが
ある。
置や油圧制御装置は、ハンマーで発生する衝撃から保護
されなければならない。
たショックアブソーバーがある。しかし、このラバー
は、掘削により発生する熱によってすぐに駄目になる。
これに替わるものとして、6〜10インチ(15.2〜
25.4m)の坑径用のショックアブソーバーがある
が、これは全長が長すぎてガイド式掘削方式には適当で
はない。
ョックアブソーバーは、坑の外に設けられた。このた
め、ガイド式掘削方式には適さなかった。これは、掘進
するにしたがって、掘進編成を分解して、掘進しだ分を
継ぎ足すために掘進が中断されるからである。このた
め、掘進速度が低下するとともに、コストが増大し、ま
た、分解作業に危険がともなった。
有する問題点を解消できるショックアブソーバーを提供
することにある。
ングと、このコイルスプリングが囲むチューブと、前記
コイルスプリングが収容される雄スプライン部材と、こ
の雄スプライン部材に摺動自在に嵌合する雌スプライン
部材と、前記チューブの一端と接続されるバルブと、前
記バルブが収容されるアダプタを有し、前記アダプタ
は、前記雄スプライン部材と係合し、ショックアブソー
バーの中心部を通る流体通路が形成されていることを特
徴とするものである。
ンマーに伝達するとともに、振動減衰のためのクッショ
ンの作用を営む。トルクは、低摩擦抵抗のスプラインに
よってハンマーに伝達される。作動流体は、ショックア
ブソーバーの内部を流れて、ハンマーに供給される。ハ
ンマーは連続して坑を掘進し、同時に、その方位が所望
の方向に制御される。
て添付の図面を参照して説明する。鉱業において実施さ
れているロングホール生産方式は、鉱物採取率を向上さ
せ、開発費を低減する。この生産方式を効率的に実施す
るためには、200〜400フィート(61〜122)
もの深さに達する発破用坑を正確に掘削することが不可
欠になる。しかしながら、従来の岩盤掘削設備は、方位
を制御する手段を備えていない。この結果、発破用坑が
予定した経路から大きくそれることがある。予想できな
い非効率な発破は、爆薬を正確な位置に配置しないこと
によって起こる。採鉱全体のプロセスは、鉱物採取率の
低下と、鉱産物が細かく破砕された形で採掘されるよう
に影響される。
掘削(例えば、米国特許第4,637,475号)が最
新式の掘削技術である。典型的な坑の傾斜の範囲は、深
度に対して10%である。このような傾斜をもつ場合、
全長400フィート(122メートル)の発破用坑で
は、目標位置から40フィート(12.2メートル)ず
れる。このため、ITH式掘削では、正確な掘削が難し
い。
ドが地中に入れられるたびに、接続を戻し、再度接続し
て圧力をかけなければならない。
ドできる掘削方式が好ましい。このような掘削装置は図
1に示されている。
す。この掘削装置は、回転式衝撃ハンマー12と、ショ
ックアブソーバー14と、ハンマー回転装置16と、ハ
ンマー12を前進させるときの方位をきめる(ステアリ
ングする)スタビライザーと、方位制御装置20と、マ
スト24およびプーリー26によって支持される供給管
22とからなる。自走式支持プラットホーム28は、マ
スト24を移動可能に支持するとともに、サプライリー
ル30を支持し、掘削装置10の位置を固定し、連続的
な掘削を可能とする。電気信号および圧力空気、油圧
は、供給管20を通して掘削装置10に供給される。ダ
ウンホールスリーブ(掘削装置10をわかりやすく示す
ために図示が省略されている)は、いくつかの掘削装置
の構成要素を取り囲むように取り付けられる。
のガイド式掘削装置10は、方位を正確にかつ連続的に
坑を掘削できる。
された後、ハンマー12は、岩盤表面から坑を掘るため
に付勢される。圧力流体は、連続的にハンマー12を回
転させるためにハンマー回転装置16を回転させる。方
位制御装置20は、地上に設置されるハンマー12の方
位を判別する手段を含み、このハンマー12の方位に
は、深さ、掘進角度、傾斜等を含み、これらの掘削状態
は、リアルタイムにモニターされる。ハンマー12、あ
らかじめ決まった方向にガイドすることによって、方位
制御手段20は、どのような傾斜方位であっては、正確
に連続的に掘削することができる。
を含み、必要に応じて、坑壁パッドが選択的に拡張また
は引っ込み、これにより、掘削編成を適切な方位傾斜に
ガイドし、この間、坑壁パッドは坑壁と安定して接触す
る。
設定させれた方位に一致するようにステアリングするた
めに、スタビライザー18の向きを変える。掘削サイク
ルでは、スタビライザー18は掘削編成を坑内に固定す
るとともに、同時にハンマー12をさらに前進させる。
ある一定の距離が掘進されると、スタビライザー18
は、部分的に坑壁から離脱し、掘進方向にさらに設定さ
れた一定距離を移動し、これにより、プッシュプル方式
により、掘削作業を連続的に行えるようになっている。
この間、方位制御装置20は、スタビライザー18を制
御することにより、掘進編成の向きを適正に保持する。
な方向へ坑内を推し進める間、供給管22は、リール3
0から繰り出される。
動を減衰させることは、案内式掘削装置の開発において
重要なことである。方位制御装置に含まれる地表の電気
機器、空圧、油圧機器は、振動に敏感である。これに加
えて、振動は、スタビライザー18と坑壁の間の適切な
接触を維持する機能に悪影響を及ぼす。ショックアブソ
ーバー14は、ハンマー12と他の部分の振動伝播を分
断するために、組み込まれる。
2に発生する衝撃力の伝達を減少させるとともに、必要
なトルクとスラスト荷重を効果的にハンマー12に伝達
する機能を維持しなければならない。
させるためには、小さな弾性係数が必要となる。この特
質は、振動周波数に比べて共振周波数を小小さくさせ、
衝撃力の伝達を減じる。しかしながら、小さな弾性係数
の掘削編成は、適正範囲の変形を越える場合に必要とさ
れるスラスト荷重をハンマーに伝えることができない。
この相反する特質が小さな弾性係数のショックアブソー
バー14にはある。
能は、ハンマー12にスラスト荷重を伝えることであ
る。スプリングに蓄えられたポテンシャルエネルギが、
スタビライザー18が作動している間ハンマーのスラス
ト荷重を保持するのに利用される。このことによって、
掘進動作を連続的に行い、掘進率を向上できる。
たショックアブソーバーについて実験を行った。その結
果、軸方向の摩擦(スプリングの内部摩擦と、スプライ
ン同士の接触摩擦)を最小にすることが、この種の掘削
システムにおいては、根本的に重要であり、力を伝達さ
せるための重要な手段となりうることがわかった。
の低いものとしてはもっとも適しているものではある。
しかし、この種のスプリングに固有の内部摩擦(ヒステ
リシス)は過度に過ぎる。
として、大径のコイルスプリング32が本発明では用い
られ、衝撃の伝達の減少に効果的である。図2および図
3は、ショックアブソーバー14の断面図を示す。
のショックアブソーバー14は、ハンマー12を作動さ
せる圧力流体が実質的に制限されずに直接アブソーバー
本体の中を流れることができる。
くは、弾性係数が2400lbs /in(4.2×105
N/M)の圧縮スプリング32が用いられる。あらかじ
め圧縮スプリング32は、2500lbs (1.1×10
4 N)の弾性力を有している状態に組み込まれ、これ
により、ショックアブソーバー14の全長を短くしてい
る。
約1.25インチ(3.2cm)である。この弾性係数
等の数値は、これに限定されるものではなく、例示であ
る。
を与えうる範囲において、適切な弾性係数を有するスプ
リングにするようにすればよく、掘削ための作動スラス
トの最小値よりわずかにちいさい弾性力を持つように、
スプリングはあらかじめ圧縮される。
ット36が、ワイパーリテイナー38と、アダプター4
0およびスリーブ42の間に設けられる。スリーブ42
は、雌スプライン部材44とねじ結合される。図6およ
び図7に示すように、弾性環状ストッパ46は、空間4
8において、アダプター40との間にストローク間隔3
4を形成する。雌スプライン部材44をスリーブ42に
はめる前に、タブワッシャ50がこれらの間に装着され
る。図10に示すように、タブワッシャ50の幅広タブ
52Aは、スプライン部材44の端面でワッシャ50の
心を出すために折り曲げられ、幅小タブ52はスリーブ
42にフィットするように折り曲げられる。タブ52
A、52Bはスリーブ42のノッチに合うように大き
さ、ピッチが決められ、これにより、ワッシャ50とス
リーブが必要なトルクで締め付けられるようになってい
る。ワッシャ50は、ロックワッシャとしても作用し、
作動中は、スリーブ42のねじ戻りを防止する。
ンマー 製)は、スライド可能にアダプタ40内の空間
74内に設けられる。図4および図5に示すように、バ
ルブ54は、スプリング56により付勢されて閉じられ
る。バルブ54は、空気通路58を含む。バルブ54に
装着されるシール94は、アダプター40と接触する。
と噛み合う。図8および図9に示すように、スプライン
部材60は、複数のスプライン62を含み、このスプラ
イン62は、対応する雌スプライン部材44のスプライ
ン64と噛み合う。図6および図7に示すように、これ
らのスプライン62、64は、噛み合わせる前に、潤滑
される。スプライン62、64は、ストローク34より
も大きな距離の軸方向の移動を許容する。
ンが用いられ、これとともに、ペスペル(Vespel 登録
商標)低摩擦ポリマーライナー80が用いられる。図1
1に示すように、このライナー80は、対をなすスプラ
イン62、64の接触面の一方の面の間に挿入される。
これは、ハンマーは一方向に回転するからである。
ダプター40に装着された後に、このアダプター40
は、雄スプライン部材60と接合される。スプリングス
トッパ66は、アダプタ40に押しつけられ、スプリン
グ56の一端の位置を保持する。ネオプレン製のセルス
ペーサ68は、コイルスプリング32の巻きの間に設け
られる。このコイルスプリング32は、雌スプライン部
材60に一端が挿入され、この一端は、スプリングスト
ッパ66に当接する。
スプリング32の他端に当接し、スプリング32を適切
に加圧する。
78を有するエアチューブ72は、スプリング32に挿
入され、グランドパッキン66から空間74まで先端が
延びる。最終的にバックヘッド76が雌スプライン部材
44に接合される。
ー14は、従来の標準的なハンマーバックヘッド(図示
せず)のかわりに、ハンマー12の上に接続され、ショ
ックアブソーバー14の上には、回転装置16が接続さ
れる。
ソーバー14に導入される。加圧空気は、スプリング5
6の弾性力に打ち勝って、ポペットバルブ54をアダプ
タ40から離れさせる。図3は、ショックアブソーバー
14が完全にたたんだ状態を示している。エアチューブ
72は空間74まで延びている。このため、空気は、通
路58から、矢印82で示すようにエアーチューブ72
の内部通路に流れる。ポペットバルブ54は、エアの流
れが止まったときに、ハンマー12に水や破片が戻るに
を防止する。
このショックアブソーバー14では、トルクを伝えるこ
とができるととともに、圧力流体の通路92を形成す
る。バルブ54が開いているときは、直接圧力流体(主
として空気)は、ショックアブソーバー14の内部を流
れてハンマー12に供給される。
いて説明しているが、ウォータハンマー、油圧ハンマー
も適用できる。また、この実施形態では、エアチューブ
72を通してショックアブソーバー内を流してしている
が、そのハンマーの形式如何によらばに、作動流体をシ
ョックアブソーバー内を流すことができる。
クは、スプライン62、64を介して伝達される。スプ
ラインは、一方向の回転を伝える。すなわち、この実施
例では、右回りの回転の場合は、スプラインは耐摩擦ラ
イナー80によって保護される。反対回りの回転は、シ
ョックアブソーバーのネジを戻す。
予圧されて組み込まれる。予想される最小スラスト荷重
(約4000ポンド)の60パーセントである2500
ポンドに予圧される。ハンマーが作動する場合の、掘削
編成により4000ポンドから5000ボンドのスラス
ト荷重が加えられる。このスラストのために、雄スプラ
イン部材60とアダプター40は、アンシートしない。
スラスト荷重が適正でありば、雄スプライン部材60と
アダプター40は、予圧位置と、エンドストップ位置と
の間でフロート状態となる。
の円筒によってスプライン62、64を介して構成され
るので、曲げ荷重にも耐える。スプラインは、曲げに耐
える第三の接触部を構成する。
振動を発生する。この振動の振幅は、減衰されて地表の
機器に伝達される。なぜなら、ハンマーの変位は、コイ
ルスプリング32に吸収されるからである。
いは最大作動スラストの110パーセント以上となる
と、ラバーストップ46がアダプター40に接触する。
この弾性ストッパ46は、完全にショックアブソーバー
が畳むまでさらに圧縮される。
するために最大限の考慮が払われている。回転装置側の
アセンブリBに対するハンマー側のアセンブリAの軸方
向の動きに伴え摩擦抵抗は、いくつかの接触点(シール
36、84、86、ワイパーリング88、ウエアリング
90およびスプライン62、64)で生じる。すべての
接触点では、摩擦抵抗の少ない部材が用いられる。
を配置しているために、ショックアブソーバの長さを短
くできる。この実施形態のものは、長さが25.3イン
チ(64.3センチ)である。
伝達するトルクの大きさに比例する。この抵抗を小さく
するために、スプライン64には、、低摩擦ライナー8
0が張り付けられている。スプライン62は、このライ
ナー80にそって円滑に摺動する。
ィルム潤滑剤により適切にコーティングされている。シ
ョックアブソーバーでは、これらの接触面を介して荷重
が伝達される。
図。
ーバーの断面図。
面図。
ン部材の端面図。
れるタブワッシャの平面図。
Claims (15)
- 【請求項1】コイルスプリングと、このコイルスプリン
グが囲むチューブと、前記コイルスプリングが収容され
る雄スプライン部材と、この雄スプライン部材に摺動自
在に嵌合する雌スプライン部材と、前記チューブの一端
と接続されるバルブと、前記バルブが収容されるアダプ
タを有し、前記アダプタは、前記雄スプライン部材と係
合し、ショックアブソーバーの中心部を通る流体通路が
形成されていることを特徴とするショックアブソーバ
ー。 - 【請求項2】雌スプライン部材派、雄スプライン部材を
取り囲むことことを特徴とする請求項1に記載のショッ
クアブソーバー。 - 【請求項3】前記アダプタは、第1の空間を含み、この
空間内に前記バルブが移動可能に設けられことを特徴と
する請求項1に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項4】前記第1空間には、弾性手段が設けられ、
この弾性手段は、前記バルブと当接することことを特徴
とする請求項3に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項5】前記バルブは、複数の通路を含むことを特
徴とする請求項1に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項6】前記雌スプライン部材は、複数の第1のス
プラインと、この第1スプラインに固定される潤滑ライ
ナーとを有し、前記雄スプライン部材は、前記第1スプ
ラインに係合する複数の第2のスプラインを有すること
を特徴とする請求項2に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項7】前記雌スプライン部材とアダプタに嵌合
し、これらとの間に第2の空間を形成するスリーブを有
することを特徴とする請求項1に記載のショックアブソ
ーバー。 - 【請求項8】第2空間には、弾性ストッパが配設される
ことを特徴とする請求項7に記載のショックアブソーバ
ー。 - 【請求項9】前記雌スプライン部材とスリーブの間に
は、タブワッシャが設けられることを特徴とする請求項
8に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項10】前記コイルスプリングを囲むように前記
雌スプライン部材にバックヘッドが接続されることを特
徴とする請求項1 に記載のショックアブソーバー。 - 【請求項11】前記チューブは、スプリングランドを有
することをことを特徴とする請求項1に記載のショック
アブソーバー。 - 【請求項12】ショックアブソーバーは、衝撃ハンマー
に接続されることをことを特徴とする請求項1に記載の
ショックアブソーバー。 - 【請求項13】ショックアブソーバーは、掘削装置に組
み込まれることを特徴とする請求項1に記載のショック
アブソーバー。 - 【請求項14】前記掘削装置は、ガイド式の連続掘削シ
ステムであることを特徴とする請求項13に記載のショ
ックアブソーバー。 - 【請求項15】掘削装置は、ハンマーと、ショックアブ
ソーバーと、ハンマー回転装置と、スタビライザーと、
方位制御装置と、供給管とからなる掘削編成と、この掘
削編成を坑内に支持する支持手段とを有することを特徴
とする請求項14に記載のショックアブソーバー。
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