JPH10527A - 切削刃回転部の安全装置 - Google Patents
切削刃回転部の安全装置Info
- Publication number
- JPH10527A JPH10527A JP8171595A JP17159596A JPH10527A JP H10527 A JPH10527 A JP H10527A JP 8171595 A JP8171595 A JP 8171595A JP 17159596 A JP17159596 A JP 17159596A JP H10527 A JPH10527 A JP H10527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting blade
- start position
- safety device
- rotating
- chuck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】切削刃が作業中外れて、これを装着する場合
に、事故の発生を招く恐れの全くないようにした回転部
に切削刃を装着した工作機械の安全装置を提供する。 【解決手段】回転部がスタ−ト位置にあることを検出す
るスタ−ト位置検出手段と、このスタ−ト位置の検出を
受けて切削刃の装着ロックを解除し得る手段と、切削刃
がセットされていない時は回転部を停止させる刃セット
検出手段と、スタ−ト位置では前記スタ−ト位置の検出
を受けて回転部の回転を停止させるが、スタ−ト位置を
動かすことによってこの回転停止を解除する手段とを備
え、切削刃が外れた時は、回転手段が停止し、回転手段
が停止するスタ−ト位置でしか、切削刃を装着できない
ようにしている。
に、事故の発生を招く恐れの全くないようにした回転部
に切削刃を装着した工作機械の安全装置を提供する。 【解決手段】回転部がスタ−ト位置にあることを検出す
るスタ−ト位置検出手段と、このスタ−ト位置の検出を
受けて切削刃の装着ロックを解除し得る手段と、切削刃
がセットされていない時は回転部を停止させる刃セット
検出手段と、スタ−ト位置では前記スタ−ト位置の検出
を受けて回転部の回転を停止させるが、スタ−ト位置を
動かすことによってこの回転停止を解除する手段とを備
え、切削刃が外れた時は、回転手段が停止し、回転手段
が停止するスタ−ト位置でしか、切削刃を装着できない
ようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボ−ル盤や旋盤
等の回転部に切削刃を装着した工作機械に係り、詳記す
れば、回転部が停止し且つ切削作業に入る前のスタ−ト
位置にないと切削刃の装着ができないようにした切削刃
回転部の安全装置に関するものである。
等の回転部に切削刃を装着した工作機械に係り、詳記す
れば、回転部が停止し且つ切削作業に入る前のスタ−ト
位置にないと切削刃の装着ができないようにした切削刃
回転部の安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作物に穴開け、削り等をする場合、ボ
−ル盤や旋盤等の回転部に切削刃を装着した工作機械が
汎用されている。このような工作機械としては、図1に
示すように、回転するチャック1に、切削刃2を装着し
たボ−ル盤が知られていた。
−ル盤や旋盤等の回転部に切削刃を装着した工作機械が
汎用されている。このような工作機械としては、図1に
示すように、回転するチャック1に、切削刃2を装着し
たボ−ル盤が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ボ−ル盤は、切削
刃2が作業中チャック1から外れても、チャック1の回
転は止まらないようになっているので、回転を止めずに
再取付をして、切削刃2に手が巻き込まれ、指が切断さ
れるという事故が発生している。
刃2が作業中チャック1から外れても、チャック1の回
転は止まらないようになっているので、回転を止めずに
再取付をして、切削刃2に手が巻き込まれ、指が切断さ
れるという事故が発生している。
【0004】この発明は、かかる従来技術の欠点に鑑
み、切削刃2が作業中外れて、これを装着する場合に、
事故の発生を招く恐れの全くないようにした回転部に切
削刃を装着した工作機械の安全装置を提供することを、
その目的とする。
み、切削刃2が作業中外れて、これを装着する場合に、
事故の発生を招く恐れの全くないようにした回転部に切
削刃を装着した工作機械の安全装置を提供することを、
その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る安全装置
は、回転部がスタ−ト位置にあることを検出するスタ−
ト位置検出手段と、このスタ−ト位置の検出を受けて切
削刃の装着ロックを解除し得る手段と、切削刃がセット
されていない時は回転部を停止させる刃セット検出手段
と、スタ−ト位置では前記スタ−ト位置の検出を受けて
回転部の回転を停止させるが、スタ−ト位置を動かすこ
とによってこの回転停止を解除する手段とを備え、切削
刃が外れた時は、回転手段が停止し、回転手段が停止す
るスタ−ト位置でしか、切削刃を装着できないようにし
ている。
は、回転部がスタ−ト位置にあることを検出するスタ−
ト位置検出手段と、このスタ−ト位置の検出を受けて切
削刃の装着ロックを解除し得る手段と、切削刃がセット
されていない時は回転部を停止させる刃セット検出手段
と、スタ−ト位置では前記スタ−ト位置の検出を受けて
回転部の回転を停止させるが、スタ−ト位置を動かすこ
とによってこの回転停止を解除する手段とを備え、切削
刃が外れた時は、回転手段が停止し、回転手段が停止す
るスタ−ト位置でしか、切削刃を装着できないようにし
ている。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、ボ−ル盤の円筒状チャッ
ク(回転部)1に、ドリル、バイト等の切削刃2を嵌合
装着した例を示す回転部の断面図である。上記ボ−ル盤
は、手動で回転部1を上下動させるものであり、スタ−
ト位置は回転部が最上部に達する位置になっている。以
下に、ボ−ル盤の電源スイッチは、投入されているもの
として説明する。
に基づいて説明する。図2は、ボ−ル盤の円筒状チャッ
ク(回転部)1に、ドリル、バイト等の切削刃2を嵌合
装着した例を示す回転部の断面図である。上記ボ−ル盤
は、手動で回転部1を上下動させるものであり、スタ−
ト位置は回転部が最上部に達する位置になっている。以
下に、ボ−ル盤の電源スイッチは、投入されているもの
として説明する。
【0007】切削刃2の上端は、刃セット検出手段cの
下端に連設した接触部材3に接触している。この状態で
は、刃セット検出手段cは、切削刃2のセットされてい
ることを検出しているので、スタ−ト位置では、回転部
1の回転を停止させるが、スタ−ト位置を動かした状態
では、回転の停止を解除して回転させるようになってい
る。
下端に連設した接触部材3に接触している。この状態で
は、刃セット検出手段cは、切削刃2のセットされてい
ることを検出しているので、スタ−ト位置では、回転部
1の回転を停止させるが、スタ−ト位置を動かした状態
では、回転の停止を解除して回転させるようになってい
る。
【0008】切削刃2が作業中外れると、刃セット検出
手段cは、切削刃2を検出しないので作動しない。刃セ
ット検出手段cが作動しない場合は、回転部1の回転は
停止するようになっている。刃セット検出手段cは、上
記実施例では、リミットスイッチによって、切削刃2を
検知しない場合とスタ−ト位置では、回転部1の回転を
停止させ、切削刃2を検知している場合は回転の停止を
解除するように構成している。
手段cは、切削刃2を検出しないので作動しない。刃セ
ット検出手段cが作動しない場合は、回転部1の回転は
停止するようになっている。刃セット検出手段cは、上
記実施例では、リミットスイッチによって、切削刃2を
検知しない場合とスタ−ト位置では、回転部1の回転を
停止させ、切削刃2を検知している場合は回転の停止を
解除するように構成している。
【0009】切削刃2がチャック1から外れた場合に、
回転部1がスタ−ト位置(回転部1は停止する)になっ
ていないと、切削刃2の装着ができないように、スタ−
ト位置検出器aと切削刃ロック手段bとを設けている。
切削刃ロック手段bは、スタ−ト位置検出器aによっ
て、回転部1がスタ−ト位置にあることを検出しない
と、ロックの解除ができないようになっている。
回転部1がスタ−ト位置(回転部1は停止する)になっ
ていないと、切削刃2の装着ができないように、スタ−
ト位置検出器aと切削刃ロック手段bとを設けている。
切削刃ロック手段bは、スタ−ト位置検出器aによっ
て、回転部1がスタ−ト位置にあることを検出しない
と、ロックの解除ができないようになっている。
【0010】上記実施例では、切削刃ロック手段bは、
ア−ム5,5′の下端につめ4,4′を連設することに
より構成され、該つめ4,4′が切削刃外周の凹条溝に
嵌合して、切削刃2をロックするようになっている。切
削刃2が外れても、ロックを解除しない限り、つめ4,
4′は外方に開かれないので、切削刃2は装着できない
ようになっている。切削刃2を装着する場合は、ハンド
ル(図示省略)を回転させ、回転部1をスタ−ト位置
(この実施例では最上部)に上昇させる。
ア−ム5,5′の下端につめ4,4′を連設することに
より構成され、該つめ4,4′が切削刃外周の凹条溝に
嵌合して、切削刃2をロックするようになっている。切
削刃2が外れても、ロックを解除しない限り、つめ4,
4′は外方に開かれないので、切削刃2は装着できない
ようになっている。切削刃2を装着する場合は、ハンド
ル(図示省略)を回転させ、回転部1をスタ−ト位置
(この実施例では最上部)に上昇させる。
【0011】この状態で、回転部1がスタ−ト位置にあ
ることをスタ−ト位置検出器aが検出しると、切削刃ロ
ック手段bを解除できるように作動する。即ち、スタ−
ト位置を検出すると、ロック解除ボタン6を押すことに
よって、ア−ム5,5′が外方に開いて、切削刃の装着
ができるようにしている。ロック解除ボタン6を離す
と、ア−ム5,5′が内方に閉じて、つめ4,4′で切
削刃を掴持してロックするようになっている。尚、上記
実施例では、スタ−ト位置検出器aとして、リミットス
イッチを使用し、該リミットスイッチがスタ−ト位置を
検出して、切削刃ロック手段bのロックを解除するよう
にしている。
ることをスタ−ト位置検出器aが検出しると、切削刃ロ
ック手段bを解除できるように作動する。即ち、スタ−
ト位置を検出すると、ロック解除ボタン6を押すことに
よって、ア−ム5,5′が外方に開いて、切削刃の装着
ができるようにしている。ロック解除ボタン6を離す
と、ア−ム5,5′が内方に閉じて、つめ4,4′で切
削刃を掴持してロックするようになっている。尚、上記
実施例では、スタ−ト位置検出器aとして、リミットス
イッチを使用し、該リミットスイッチがスタ−ト位置を
検出して、切削刃ロック手段bのロックを解除するよう
にしている。
【0012】次に、本発明の作用を図3のフロ−チャ−
トに基づいて説明する。ボ−ル盤の回転中、切削刃2が
外れると、刃セット検出手段(リミットスイッチ)cが
これを検知し、回転部1の回転を停止させる。
トに基づいて説明する。ボ−ル盤の回転中、切削刃2が
外れると、刃セット検出手段(リミットスイッチ)cが
これを検知し、回転部1の回転を停止させる。
【0013】ついで、ハンドルを回して、回転部2を上
下可動部の最上部のスタ−ト位置に上昇させると、スタ
−ト位置検出器(リミットスイッチ)aがスタ−ト位置
を検知する(OK)と、ロック解除ボタン6を押すこと
によって、ロック手段bの解除がで可能になる。尚、リ
ミットスイッチaがスタ−ト位置を検知しない(NO)
と、ロック解除ボタン6を押しても、スリップしてロッ
ク手段bを解除できない。
下可動部の最上部のスタ−ト位置に上昇させると、スタ
−ト位置検出器(リミットスイッチ)aがスタ−ト位置
を検知する(OK)と、ロック解除ボタン6を押すこと
によって、ロック手段bの解除がで可能になる。尚、リ
ミットスイッチaがスタ−ト位置を検知しない(NO)
と、ロック解除ボタン6を押しても、スリップしてロッ
ク手段bを解除できない。
【0014】ロック手段bを解除し、ロック解除ボタン
6を押すと、ア−ム5,5′が外方に開くので、切削刃
2をチャック1に嵌合装着し、ロック解除ボタン6を離
すと、ア−ム5,5′が内方に移動して、つめ4,4′
で切削刃2の凹状溝を掴持し、切削刃2がロックされ
る。
6を押すと、ア−ム5,5′が外方に開くので、切削刃
2をチャック1に嵌合装着し、ロック解除ボタン6を離
すと、ア−ム5,5′が内方に移動して、つめ4,4′
で切削刃2の凹状溝を掴持し、切削刃2がロックされ
る。
【0015】それから、ハンドルを回して、回転手段2
を下降させ、スタ−ト位置から移動させると、刃セット
検出手段(リミットスイッチ)cが回転手段の停止を解
除し、回転部2が回転する。
を下降させ、スタ−ト位置から移動させると、刃セット
検出手段(リミットスイッチ)cが回転手段の停止を解
除し、回転部2が回転する。
【0016】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、切
削刃が回転中外れた場合は、回転部を停止させ、回転部
が停止するスタ−ト位置でないと回転刃が装着できない
という、この種従来のボ−ル盤等には全く見られない構
成とすることによって、作業中回転刃が外れても、作業
員が手を巻き込まれる等の事故を皆無とすることができ
る。
削刃が回転中外れた場合は、回転部を停止させ、回転部
が停止するスタ−ト位置でないと回転刃が装着できない
という、この種従来のボ−ル盤等には全く見られない構
成とすることによって、作業中回転刃が外れても、作業
員が手を巻き込まれる等の事故を皆無とすることができ
る。
【0017】
【図1】従来のボ−ル盤の回転部を示す側面図である。
【図2】本発明のボ−ル盤の回転部を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の作用を示すフロ−チャートである。
1 チャック(回転部) 2 切削刃 6 ロック解除ボタン a スタ−ト位置検出器 b 切削刃ロック手段 c 刃セット検出手段
Claims (6)
- 【請求項1】回転部に切削刃を装着した工作機械の安全
装置において、該安全装置は、前記回転部がスタ−ト位
置にあることを検出するスタ−ト位置検出手段と、この
スタ−ト位置の検出を受けて切削刃の装着ロックを解除
し得る手段と、切削刃がセットされていない時は回転部
を停止させる刃セット検出手段と、スタ−ト位置では前
記スタ−ト位置の検出を受けて回転部を停止させるが、
スタ−ト位置を動かすことによってこの回転停止を解除
する手段とを具備したことを特徴とする切削刃回転部の
安全装置。 - 【請求項2】前記切削刃の装着ロックを解除し得る手段
が、回転部がスタ−ト位置にあることが検出されるとロ
ックを解除できるようにしたロック解除ボタンである請
求項1に記載の安全装置。 - 【請求項3】前記切削刃がセットされていないと回転部
を停止させる刃セット検出手段と、前記スタ−ト位置で
はスタ−ト位置の検出を受けて回転部を停止させるが、
スタ−ト位置を動かすことによって回転部を回転させる
手段とを、単一のリミットスイッチで構成してなる請求
項1に記載の安全装置。 - 【請求項4】切削刃がセットされていないと回転部を停
止させる刃セット検出手段が、リミットスイッチに連設
した接触部を、前記切削刃に接触させることにより、切
削刃装着の有無を検出する請求項1に記載の安全装置。 - 【請求項5】前記回転部がスタ−ト位置にあることを検
出するスタ−ト位置検出手段と、このスタ−ト位置の検
出を受けて切削刃の装着ロックを解除し得る手段とを、
単一のリミットスイッチで構成してなる請求項1に記載
の安全装置。 - 【請求項6】前記工作機械が、手動で回転部を上下動さ
せるボ−ル盤であり、前記スタ−ト位置が、回転部の最
上部に達する位置である請求項1〜5のいずれかに記載
の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8171595A JPH10527A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 切削刃回転部の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8171595A JPH10527A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 切削刃回転部の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10527A true JPH10527A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15926085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8171595A Pending JPH10527A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 切削刃回転部の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006070594A1 (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Oji Paper Co., Ltd. | 感熱記録体 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP8171595A patent/JPH10527A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006070594A1 (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Oji Paper Co., Ltd. | 感熱記録体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050823 |