JPH1052522A - 手で用具を操るスポーツ等におけるグリップを強化、確実にする指ぬき - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ゴルフ、野球、テニスなど、用具をスイング
して行うスポーツ等で、そのグリップの確実な押さえと
滑り止めのためのスパイクやスタッド等を付した、人の
指の、主に薬指や小指に装着して使用する指ぬきで、当
該スポーツのスイングをより正確かつ安定的に行えるよ
うにするものである。 【課題】 スポーツ等における用具のスイングで、握力
の不足のため、グリップがゆるみ、滑ったりすることを
防止し、より正確で、力強いスイングを確保しようとす
るものである。 【解決手段】 目的解決のために、本発明は、用具を握
る、指の、主に薬指や小指に、確実な押さえと滑り止め
のためのスパイクやスタッド等を付した指ぬきを装着
し、スポーツに必要な、微妙なグリップ感を損なわず、
より確実で、安定したスイングを確保できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ、野球、テ
ニス、バドミントンなど、用具をスイングして行うスポ
ーツ等では、グリップの確かさが大きな比重を占め、そ
のためには特に、薬指と小指の握りの確実さが極めて重
要であるという専門的な視点から発明されたものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、スポーツ用具側のグリップ部に滑
り止めテープを巻きつける等の技術はあるが、本発明の
ように、指の握りが当該スポーツ等のスイングのパワー
とコントロールに極めて重要な役割を担いながら、必ず
しも握力が十分でない薬指や小指に実質的な握力の増大
効果を与え、かつ用具の使用の微妙なグリップ感を損な
わずに当該効果を実現する技術は他に類がない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、主に用具を
スイングして行うスポーツ等の、特にグリップの重要性
が求められる面において、握力の不足のために、グリッ
プがゆるみ、また滑ったりすることを防止し、スイング
を安定させ、確実にし、より正確な打球等を実現しよう
とするものである。

【０００４】特に、スポーツにおける用具のスイングで
は、その性質上、素手の場合、あるいは手袋使用の場合
でも、グリップの補強と同時に、使用しやすく、かつ使
用上の違和感を感じさせないこと等、その微妙なグリッ
プ感を損なわないことが必要である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明における装置は、当該スイング等で求められ
るグリップの重要性に比べて、握力が不足している主に
薬指や小指の各関節間の、局部にのみ装着する指ぬきと
し、必要な部分に簡単、確実に装着、取外しができ、ま
た手袋の場合、当初から接着剤等で固定することもで
き、使用上の違和感が少ない、シンプル、軽量な形状、
構造としている。

【０００６】また、指ぬきと用具との接触部に、必要な
局部の押さえを確実にし、滑りを防止し、さらに実質的
な握力の増大効果を上げるため、押さえや滑り止めに適
した様々な形状の金属製等のスパイクや硬質ゴム等のス
タッドなどを付す。

【０００７】さらに、ゴルフやテニスなど、用具のグリ
ップ部がラバー系の場合、あるいは野球のバットのよう
にグリップ部が木質の場合など、スポーツの用途に応じ
て、指ぬきや、スパイク、スタッド等は、ゴム、合成樹
脂あるいは金属など、最も効果的な素材や形状を選択
し、使用できるようにしている。

【０００８】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図１及び図２のように、指ぬきは、
それぞれ用途に応じて、素材と、さらに、指ぬきに装着
されているスパイクやスタッド等の組み合わせを選択
し、図７に示すように、当該指の関節間にはめ込んでス
ポーツ用具を握り、そのスイング等を行う。また、指ぬ
きは、指のサイズの違いに対応して各種サイズやフリー
サイズのものを用意する。

【０００９】

【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。

【００１０】指ぬきの装着により、指が一回り太くなっ
たと同じ握力の増大効果があり、またスパイクやスタッ
ドの押さえの効果により、滑りにくく、より確実で安定
したグリップが確保される。

【００１１】また、用具の使用時において、指ぬきをは
めた状態の及ぼす影響が局部のみであるため、使用上の
違和感が殆どない。

【００１２】請求項１の指ぬきは、指の必要な部分に、
非常に簡単かつ確実に装着できるので、着脱の煩わしさ
がなく、スポーツ時のリズムや爽快感を損なわない。

【００１３】また、加工性に富んでおり、スポーツでは
非常に重要な要素であるファッション面での成形、着色
等のデザイン対応も有利であり、スポーツをより楽しく
する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】金属製、合成樹脂製等の指ぬきでフリーサイズ
の装置の例の斜視図である。

【図２】ゴム製等の指ぬき装置の例の斜視図である。

【図３】図１の指ぬき装置の断面図である。

【図４】図２の指ぬき装置の断面図である。

【図５】スパイク部の形状の一例の拡大斜視図である。

【図６】スタッド部の形状の一例の拡大斜視図である。

【図７】装置の使用状態の例図である。

【符号の説明】

１ 指ぬき部 ２ スパイク部 ３ スタッド部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 手で用具を操るスポーツ等におけるグリ
   ップを強化、確実にするために、用途に応じて、ゴム、
   合成樹脂、金属等の素材を用いて、図１及び図２に示す
   ように、指輪状に加工し、用具との接触面に図５及び図
   ６のような、金属製等のスパイクや硬質ゴム等のスタッ
   ドなど、グリップの強化と滑り止めのための装置を付
   し、主に薬指や小指の関節間に装着して使用する指ぬ
   き。
2. 【請求項２】 手袋に装着する場合で、着脱式ではな
   く、請求項１の原理を用い、手袋の指の当該部分に、当
   初から接着剤等で固定するなどした、指ぬき、スパイ
   ク、スタッド等の組み合わせ。