JPH1051773A - 画像データ伝送装置 - Google Patents
画像データ伝送装置Info
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- JPH1051773A JPH1051773A JP22189496A JP22189496A JPH1051773A JP H1051773 A JPH1051773 A JP H1051773A JP 22189496 A JP22189496 A JP 22189496A JP 22189496 A JP22189496 A JP 22189496A JP H1051773 A JPH1051773 A JP H1051773A
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- Japan
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可変帯域のネットワークを利用して、リアルタ
イムに画像を伝送する画像伝送装置において、汎用性の
ある圧縮チップを用いて、リアルタイムの画像伝送を容
易に行うこと。 【解決手段】 前置変換部12は、ネットワークのトラ
フィックを監視し、トラフィックが混み合っている状況
の場合には画像データの高周波成分を抑制した画像に変
換する。圧縮部13は高周波成分を抑制された画像に対
してはより高い圧縮率で圧縮符号化する。したがって、
トラフィックが混み合って利用帯域が限定された状況に
おいてもリアルタイムの伝送が可能となる。又、圧縮部
13の前段に前置変換部12を付加する構成であるの
で、汎用の圧縮チップをそのまま利用することができ、
装置を安価に構成することができる。
イムに画像を伝送する画像伝送装置において、汎用性の
ある圧縮チップを用いて、リアルタイムの画像伝送を容
易に行うこと。 【解決手段】 前置変換部12は、ネットワークのトラ
フィックを監視し、トラフィックが混み合っている状況
の場合には画像データの高周波成分を抑制した画像に変
換する。圧縮部13は高周波成分を抑制された画像に対
してはより高い圧縮率で圧縮符号化する。したがって、
トラフィックが混み合って利用帯域が限定された状況に
おいてもリアルタイムの伝送が可能となる。又、圧縮部
13の前段に前置変換部12を付加する構成であるの
で、汎用の圧縮チップをそのまま利用することができ、
装置を安価に構成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変帯域ネットワ
ークを利用して、印刷装置やディスプレイ装置に、画像
データをリアルタイムに伝送する画像データ伝送装置に
関する。
ークを利用して、印刷装置やディスプレイ装置に、画像
データをリアルタイムに伝送する画像データ伝送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】イメージスキャナから読み込んだデータ
を離れたプリンタにコピーする場合や、ワードプロセッ
サで作成された文書を離れたプリンタに印刷させたり、
動画データを離れたディスプレイ装置に表示する場合な
ど画像データをリアルタイムに伝送する必要が生じる。
印刷装置やディスプレイ装置が十分なメモリを備えてい
ない場合、データは、印刷装置の印刷速度、ディスプレ
イ装置の表示速度に合わせて、リアルタイムにページ単
位又は細分化した単位で、データを転送しなければなら
ない。印刷装置の場合について説明すると、ネットワー
ク等で接続された印刷装置に、画像データを転送する場
合において、印刷データを印刷装置内または印刷装置に
接続されたハードディスク等のメモリに、1ページ分又
は全ページ分を蓄積して、印刷を開始する。これは、ペ
ージプリンタの場合、一旦ページの印刷が開始される
と、ページの途中でウエイトを掛けることができないた
めである。一旦メモリに蓄積して印刷を行う場合、蓄積
に必要な容量のメモリが必要となり、コストがかかって
しまう。又、データを一旦蓄積するために、印刷終了ま
でに時間がかかってしまう。印刷装置のコストを削減す
ることと、印刷時間を短縮するために、蓄積用のメモリ
を削減すると、印刷装置の印刷速度に応じたリアルタイ
ム転送が必要となる。画像データを圧縮した場合でも、
ネットワークに固定的な帯域を確保する必要がでてく
る。固定的な帯域を確保するためには、ISDN、専用
回線、FDDI−2、ATMのCBR、VBRサービス
といったネットワークを必要とする。又、現在LANで
標準となっているEthernetの場合、CSMA/
CDというアクセス方式であるため、他の通信用のネッ
トワークとは独立させるか、又は特殊な制御を行わなけ
ればならない。可変帯域のネットワークを使用して、リ
アルタイムに画像データを転送する方法が、特開平7−
75092号公報「ディジタル動画像圧縮装置及びこれ
を用いたリアルタイム動画通信システム」に開示されて
いる。
を離れたプリンタにコピーする場合や、ワードプロセッ
サで作成された文書を離れたプリンタに印刷させたり、
動画データを離れたディスプレイ装置に表示する場合な
ど画像データをリアルタイムに伝送する必要が生じる。
印刷装置やディスプレイ装置が十分なメモリを備えてい
ない場合、データは、印刷装置の印刷速度、ディスプレ
イ装置の表示速度に合わせて、リアルタイムにページ単
位又は細分化した単位で、データを転送しなければなら
ない。印刷装置の場合について説明すると、ネットワー
ク等で接続された印刷装置に、画像データを転送する場
合において、印刷データを印刷装置内または印刷装置に
接続されたハードディスク等のメモリに、1ページ分又
は全ページ分を蓄積して、印刷を開始する。これは、ペ
ージプリンタの場合、一旦ページの印刷が開始される
と、ページの途中でウエイトを掛けることができないた
めである。一旦メモリに蓄積して印刷を行う場合、蓄積
に必要な容量のメモリが必要となり、コストがかかって
しまう。又、データを一旦蓄積するために、印刷終了ま
でに時間がかかってしまう。印刷装置のコストを削減す
ることと、印刷時間を短縮するために、蓄積用のメモリ
を削減すると、印刷装置の印刷速度に応じたリアルタイ
ム転送が必要となる。画像データを圧縮した場合でも、
ネットワークに固定的な帯域を確保する必要がでてく
る。固定的な帯域を確保するためには、ISDN、専用
回線、FDDI−2、ATMのCBR、VBRサービス
といったネットワークを必要とする。又、現在LANで
標準となっているEthernetの場合、CSMA/
CDというアクセス方式であるため、他の通信用のネッ
トワークとは独立させるか、又は特殊な制御を行わなけ
ればならない。可変帯域のネットワークを使用して、リ
アルタイムに画像データを転送する方法が、特開平7−
75092号公報「ディジタル動画像圧縮装置及びこれ
を用いたリアルタイム動画通信システム」に開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−75092
号公報に示されているような従来の画像伝送システムで
は、空間周波数領域のデータに変換した後に、伝送周波
数成分選択処理を入れている。伝送周波数成分選択処理
は、ITU−T勧告になく、特殊な処理となっている。
一般に市販されている圧縮チップは、ITU−T勧告に
準拠したかたちで開発、提供されるため、前記従来技術
(特開平7−75092号公報)の実現のためには、一
般の圧縮チップは用いることができず、特別にチップを
開発したりする必要がある。
号公報に示されているような従来の画像伝送システムで
は、空間周波数領域のデータに変換した後に、伝送周波
数成分選択処理を入れている。伝送周波数成分選択処理
は、ITU−T勧告になく、特殊な処理となっている。
一般に市販されている圧縮チップは、ITU−T勧告に
準拠したかたちで開発、提供されるため、前記従来技術
(特開平7−75092号公報)の実現のためには、一
般の圧縮チップは用いることができず、特別にチップを
開発したりする必要がある。
【0004】本発明はこのような従来技術の問題点を解
決するものであり、可変帯域ネットワークを利用して、
リアルタイムに画像を伝送する画像伝送装置において、
汎用性のある圧縮チップを用いて、リアルタイムの画像
伝送を容易に行うことを課題とする。
決するものであり、可変帯域ネットワークを利用して、
リアルタイムに画像を伝送する画像伝送装置において、
汎用性のある圧縮チップを用いて、リアルタイムの画像
伝送を容易に行うことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
のトラフィックの状況に応じて、画像データの高周波成
分を抑制する前置変換手段と、その前置変換手段により
高調波成分の抑制された画像データを圧縮する圧縮手段
と、その圧縮手段により圧縮された画像データをネット
ワークに送信する送信手段とを備えた画像データ伝送装
置である。その前置変換手段は、例えば、画像単位又は
画像単位を複数ブロックに分けたブロック単位毎に、平
均値あるいは代表値で置き換える処理によって、画像デ
ータの高周波成分を抑制することができる。
のトラフィックの状況に応じて、画像データの高周波成
分を抑制する前置変換手段と、その前置変換手段により
高調波成分の抑制された画像データを圧縮する圧縮手段
と、その圧縮手段により圧縮された画像データをネット
ワークに送信する送信手段とを備えた画像データ伝送装
置である。その前置変換手段は、例えば、画像単位又は
画像単位を複数ブロックに分けたブロック単位毎に、平
均値あるいは代表値で置き換える処理によって、画像デ
ータの高周波成分を抑制することができる。
【0006】
【作用】前置変換手段は、ネットワークのトラフィック
を監視し、トラフィックが混み合っている状況の場合に
は画像データの高周波成分を抑制した画像に変換する。
圧縮手段は高周波成分を抑制された画像が入力されたと
きに高い圧縮率で動作し、圧縮画像データのデータ量が
減少する。したがって、トラフィックが混み合って利用
帯域が限定された状況においてもリアルタイムの伝送が
可能となる。又、圧縮手段の前段に前置変換手段を付加
する構成であるので、汎用の圧縮チップをそのまま利用
することができ、装置を安価に構成することができる。
を監視し、トラフィックが混み合っている状況の場合に
は画像データの高周波成分を抑制した画像に変換する。
圧縮手段は高周波成分を抑制された画像が入力されたと
きに高い圧縮率で動作し、圧縮画像データのデータ量が
減少する。したがって、トラフィックが混み合って利用
帯域が限定された状況においてもリアルタイムの伝送が
可能となる。又、圧縮手段の前段に前置変換手段を付加
する構成であるので、汎用の圧縮チップをそのまま利用
することができ、装置を安価に構成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像データ伝送装
置の実施の形態を説明するための図である。この画像伝
送装置は、スキャナ111、画像メモリ112あるいは
カメラ113等の画像入力部11と、ネットワーク15
のトラフィックの状態に応じて画像入力部11から入力
された画像を後段の圧縮部13での圧縮効率を高くでき
るように変換する前置変換部12と、前置変換部12の
出力する画像を圧縮符号化する圧縮部13と、圧縮部1
3の出力をネットワーク15へ送出するネットワークイ
ンタフェース14とを備えている。前置変換部12は、
可変帯域のネットワーク15のトラフィックの状態を監
視するネットワークモニタ122と、ネットワークモニ
タ122の監視出力に応じて、画像の高周波成分を制御
する画像処理部121からなっている。また、圧縮部1
3は、画像のデータを離散コサイン変換(DCT)する
DCT部131と、DCT部131の出力を量子化する
量子化部132と、量子化部132により量子化された
出力をハフマン符号化等の可変長符号化する可変長符号
化部133とからなっている。
置の実施の形態を説明するための図である。この画像伝
送装置は、スキャナ111、画像メモリ112あるいは
カメラ113等の画像入力部11と、ネットワーク15
のトラフィックの状態に応じて画像入力部11から入力
された画像を後段の圧縮部13での圧縮効率を高くでき
るように変換する前置変換部12と、前置変換部12の
出力する画像を圧縮符号化する圧縮部13と、圧縮部1
3の出力をネットワーク15へ送出するネットワークイ
ンタフェース14とを備えている。前置変換部12は、
可変帯域のネットワーク15のトラフィックの状態を監
視するネットワークモニタ122と、ネットワークモニ
タ122の監視出力に応じて、画像の高周波成分を制御
する画像処理部121からなっている。また、圧縮部1
3は、画像のデータを離散コサイン変換(DCT)する
DCT部131と、DCT部131の出力を量子化する
量子化部132と、量子化部132により量子化された
出力をハフマン符号化等の可変長符号化する可変長符号
化部133とからなっている。
【0008】ネットワークモニタ122は、ネットワー
クのトラフィック量を計測し、その計測値を基にネット
ワーク15の利用可能な帯域を求め、ネットワーク15
の利用帯域が圧縮部13で圧縮するのみでは画像の送信
が困難となる程度に利用可能な帯域が低くなったときに
は、その旨を画像処理部12に通知する。
クのトラフィック量を計測し、その計測値を基にネット
ワーク15の利用可能な帯域を求め、ネットワーク15
の利用帯域が圧縮部13で圧縮するのみでは画像の送信
が困難となる程度に利用可能な帯域が低くなったときに
は、その旨を画像処理部12に通知する。
【0009】画像処理部121は、ネットワークモニタ
15から現在のネットワークの利用可能帯域が低くなっ
ており、画像に対する前置変換処理を行うように指示が
合ったときに動作し、圧縮部13での圧縮率が上がるよ
うに高周波成分が抑制された画像に変換する。今1列ず
つ交互に白黒の縦縞画像があった場合、これを例えばJ
PEGにて圧縮した場合、さほど圧縮率は上がらない。
圧縮率を上げるためには、圧縮しようとしている画像に
対して、画像の高周波成分を抑えるような画像に変換を
施すのが効果的である。高周波成分を抑えるためには、
画像内での急激な変化が発生しないように、平滑化を行
う。
15から現在のネットワークの利用可能帯域が低くなっ
ており、画像に対する前置変換処理を行うように指示が
合ったときに動作し、圧縮部13での圧縮率が上がるよ
うに高周波成分が抑制された画像に変換する。今1列ず
つ交互に白黒の縦縞画像があった場合、これを例えばJ
PEGにて圧縮した場合、さほど圧縮率は上がらない。
圧縮率を上げるためには、圧縮しようとしている画像に
対して、画像の高周波成分を抑えるような画像に変換を
施すのが効果的である。高周波成分を抑えるためには、
画像内での急激な変化が発生しないように、平滑化を行
う。
【0010】画像処理部121で行う急激な変化が発生
しないような画像に変換する方法としては、種々考えら
れるが、図2はその幾つか例を示すものである。後段の
圧縮部13では、画像を所定サイズの画像単位(例えば
画像単位サイズ=4×4)毎に処理を行う。図2はその
4×4の16画素からなる画像単位が1列ずつ交互に白
黒の縦縞画像からなる場合に、全部の画素を平均値によ
って置き換える処理を示している。図の左側の画像21
が入力画像の画像単位であり、右側の画像22が処理後
の画像単位である。図6は図2の処理を行うための画像
処理部121の構成例を示すもので、画像単位を保持す
る画像メモリ61と、画像メモリ61の画素値の加算を
行う加算器62と、加算器の出力を画素数で除算する除
算器63からなっている。これにより画像単位の平均値
を計算し、圧縮部13へ出力する。なお、この画像処理
を行うか否かはネットワークモニタ122のモニタ結果
による指示に基づいて行う。
しないような画像に変換する方法としては、種々考えら
れるが、図2はその幾つか例を示すものである。後段の
圧縮部13では、画像を所定サイズの画像単位(例えば
画像単位サイズ=4×4)毎に処理を行う。図2はその
4×4の16画素からなる画像単位が1列ずつ交互に白
黒の縦縞画像からなる場合に、全部の画素を平均値によ
って置き換える処理を示している。図の左側の画像21
が入力画像の画像単位であり、右側の画像22が処理後
の画像単位である。図6は図2の処理を行うための画像
処理部121の構成例を示すもので、画像単位を保持す
る画像メモリ61と、画像メモリ61の画素値の加算を
行う加算器62と、加算器の出力を画素数で除算する除
算器63からなっている。これにより画像単位の平均値
を計算し、圧縮部13へ出力する。なお、この画像処理
を行うか否かはネットワークモニタ122のモニタ結果
による指示に基づいて行う。
【0011】図3は、4×4の16画素からなる画像単
位を更に4個のブロックに分け、各ブロック毎に平均値
を求め、各ブロックの各画素値は平均値によって置き換
える処理を示す図である。この処理は図6の回路と同様
の構成によって平均値を得ることができる。この場合、
画像メモリ61にはブロック毎の画素が保持され、ブロ
ック毎の平均値が算出される。
位を更に4個のブロックに分け、各ブロック毎に平均値
を求め、各ブロックの各画素値は平均値によって置き換
える処理を示す図である。この処理は図6の回路と同様
の構成によって平均値を得ることができる。この場合、
画像メモリ61にはブロック毎の画素が保持され、ブロ
ック毎の平均値が算出される。
【0012】図4は、4×4の16画素からなる画像単
位の全部の画素を代表値によって置き換える処理を示し
ている。この例では、図の左側の入力画像41の左上の
角の画素1の画素値を代表値としている。処理後の画像
単位42は、図の右側のように全ての画素の値は代表値
と同じ値となる。この処理は図7の回路構成によって実
行することができる。即ち、セレクタ72によって画像
単位内の予め決められた1つの画素を選択し、その画素
値を代表値とする。この場合、画像メモリ71には各画
像単位毎に記憶される。
位の全部の画素を代表値によって置き換える処理を示し
ている。この例では、図の左側の入力画像41の左上の
角の画素1の画素値を代表値としている。処理後の画像
単位42は、図の右側のように全ての画素の値は代表値
と同じ値となる。この処理は図7の回路構成によって実
行することができる。即ち、セレクタ72によって画像
単位内の予め決められた1つの画素を選択し、その画素
値を代表値とする。この場合、画像メモリ71には各画
像単位毎に記憶される。
【0013】図5は、4×4の16画素からなる画像単
位を更に4個のブロックに分け、各ブロック毎に代表値
を求め、各ブロックの各画素値は代表値によって置き換
える処理を示すである。この処理は図7の回路と同様の
構成によって代表値を得ることができる。この場合、画
像メモリ71にはブロック毎の画素が保持され、ブロッ
ク毎の代表値がセレクタ72よって選択される。この例
では、画素1、2、5、6からなるブロックは画素1が
代表値の画素として、画素3、4、7、8からなるブロ
ックは画素3が代表値の画素として、画素9、10、1
3、14からなるブロックは画素9が代表値の画素とし
て、画素11、12、15、16からなるブロックは画
素11が代表値の画素として、それぞれ予め決められて
いる。
位を更に4個のブロックに分け、各ブロック毎に代表値
を求め、各ブロックの各画素値は代表値によって置き換
える処理を示すである。この処理は図7の回路と同様の
構成によって代表値を得ることができる。この場合、画
像メモリ71にはブロック毎の画素が保持され、ブロッ
ク毎の代表値がセレクタ72よって選択される。この例
では、画素1、2、5、6からなるブロックは画素1が
代表値の画素として、画素3、4、7、8からなるブロ
ックは画素3が代表値の画素として、画素9、10、1
3、14からなるブロックは画素9が代表値の画素とし
て、画素11、12、15、16からなるブロックは画
素11が代表値の画素として、それぞれ予め決められて
いる。
【0014】なお、図2による各変換処理では画像単位
内の画素のみに基づいて高周波成分を抑える処理をして
いたが、対象の画像単位の前、後の画像単位をも参照し
て処理を行うようにすることもできる。
内の画素のみに基づいて高周波成分を抑える処理をして
いたが、対象の画像単位の前、後の画像単位をも参照し
て処理を行うようにすることもできる。
【0015】以上に説明した画像処理部121による画
像変換処理は、ネットワークモニタ122による監視結
果に応じて、ネットワークの利用可能帯域に制限があ
り、送信のために大幅な圧縮が必要なときに行う。利用
可能帯域に余裕があるときには、画像の解像度を劣化さ
せないようにするために、上記画像変換処理は行わな
い。ネットワークモニタ122によるネットワークの状
況の監視は、従来技術によって行うことができる。ネッ
トワークモニタ122は、ネットワーク15のトラフィ
ック量を測定し、予め保持しているトラフィック量と利
用可能なネットワークの帯域との関係を表すテーブルを
参照して、利用可能な帯域を求め、前置変換部12での
変換が必要か否かを判定し、その判定結果を画像処理部
121に通知する。
像変換処理は、ネットワークモニタ122による監視結
果に応じて、ネットワークの利用可能帯域に制限があ
り、送信のために大幅な圧縮が必要なときに行う。利用
可能帯域に余裕があるときには、画像の解像度を劣化さ
せないようにするために、上記画像変換処理は行わな
い。ネットワークモニタ122によるネットワークの状
況の監視は、従来技術によって行うことができる。ネッ
トワークモニタ122は、ネットワーク15のトラフィ
ック量を測定し、予め保持しているトラフィック量と利
用可能なネットワークの帯域との関係を表すテーブルを
参照して、利用可能な帯域を求め、前置変換部12での
変換が必要か否かを判定し、その判定結果を画像処理部
121に通知する。
【0016】圧縮部13には圧縮チップとして市販され
ている汎用のデバイスを用いることができる。その圧縮
部13においては、DCT部131は画像処理部121
から渡された画像単位の画像データをDCT変換により
空間周波数成分に変換する。量子化部132は、DCT
部131での変換の出力を量子化する。可変長符号化部
133は量子化部132からの量子化出力を例えばハフ
マン符号化方式のような可変長符号化方式により符号化
する。可変長符号化においては、データのビット列パタ
ーンの生起確率が高いものに短い符号を割り当てること
によりデータの圧縮が行われる。
ている汎用のデバイスを用いることができる。その圧縮
部13においては、DCT部131は画像処理部121
から渡された画像単位の画像データをDCT変換により
空間周波数成分に変換する。量子化部132は、DCT
部131での変換の出力を量子化する。可変長符号化部
133は量子化部132からの量子化出力を例えばハフ
マン符号化方式のような可変長符号化方式により符号化
する。可変長符号化においては、データのビット列パタ
ーンの生起確率が高いものに短い符号を割り当てること
によりデータの圧縮が行われる。
【0017】ネットワークインタフェース部14は、圧
縮部13で圧縮された画像データを信号形式ネットワー
ク15の通信方式の信号形式とプロトコルに従って送信
する。
縮部13で圧縮された画像データを信号形式ネットワー
ク15の通信方式の信号形式とプロトコルに従って送信
する。
【0018】図8は、以上のように構成された実施の形
態の動作の概略を示すフロー図である。ネットワークモ
ニタ部122でネットワークのトラフィックの状況を監
視し、帯域の制限があるか否かを判定する(ステップS
82)。トラフィックの状況から帯域の制限があるとき
には画像処理部121は、図2〜図5により説明したよ
うな急激な変化を平滑化し、圧縮部13での圧縮率が高
くなるような画像に変換する(ステップS83)。ネッ
トワークモニタ部122からネットワークに帯域制限が
ないとの通知を受けたときには画像処理部121は入力
部11からの画像に対して変換を施すことなく圧縮部1
3へ画像データを伝達する。圧縮部13は入力された画
像を圧縮し(ステップS84)、圧縮された画像データ
はネットワークインタフェース部14を介してネットワ
ーク15へ送信される(ステップS85)。このような
動作を入力データが終了するまで繰り返す(ステップS
81)。
態の動作の概略を示すフロー図である。ネットワークモ
ニタ部122でネットワークのトラフィックの状況を監
視し、帯域の制限があるか否かを判定する(ステップS
82)。トラフィックの状況から帯域の制限があるとき
には画像処理部121は、図2〜図5により説明したよ
うな急激な変化を平滑化し、圧縮部13での圧縮率が高
くなるような画像に変換する(ステップS83)。ネッ
トワークモニタ部122からネットワークに帯域制限が
ないとの通知を受けたときには画像処理部121は入力
部11からの画像に対して変換を施すことなく圧縮部1
3へ画像データを伝達する。圧縮部13は入力された画
像を圧縮し(ステップS84)、圧縮された画像データ
はネットワークインタフェース部14を介してネットワ
ーク15へ送信される(ステップS85)。このような
動作を入力データが終了するまで繰り返す(ステップS
81)。
【0019】以上に説明した、本発明の実施の形態によ
れば、汎用の圧縮チップを用いた圧縮部13の前段に、
前置変換部12を設け、ネットワークのトラフィックの
状況に応じて、トラフィックが混み合った状況では後段
の圧縮部13での圧縮率を高くするための画像データの
急激な変化を平滑化する変換処理を施す。この変換処理
によって多少の解像度の劣化は生ずるが、圧縮率を高く
できることにより、制限された帯域においてもリアルタ
イムでの送信が可能となる。一方、込み合っていない帯
域制限の必要でない状況ではそのような変換処理を行わ
なくとも、送信が可能であるので、画質(解像度)の多
少の劣化を招く前置の変換処理をバイパスできる。前述
の従来の技術では、圧縮チップにおけるDCT部と量子
化部の間に、ITU−T勧告にない特殊な処理である伝
送周波数成分の選択機能を付加する構成であり、一般に
市販されている圧縮チップをそのまま利用することはで
きない。従来の技術による圧縮チップを実現するには、
付加機能を組み込んだ特別のチップを新たに開発する必
要が生じ、製造に要する費用が高くなっていた。これに
対し、本発明の上記実施の形態の画像データ伝送装置
は、圧縮部13は市販の圧縮チップをそのまま利用し、
その前段に前置変換部12を付加するだけでよいので、
従来の技術に比べ安価に製造することが可能である。
れば、汎用の圧縮チップを用いた圧縮部13の前段に、
前置変換部12を設け、ネットワークのトラフィックの
状況に応じて、トラフィックが混み合った状況では後段
の圧縮部13での圧縮率を高くするための画像データの
急激な変化を平滑化する変換処理を施す。この変換処理
によって多少の解像度の劣化は生ずるが、圧縮率を高く
できることにより、制限された帯域においてもリアルタ
イムでの送信が可能となる。一方、込み合っていない帯
域制限の必要でない状況ではそのような変換処理を行わ
なくとも、送信が可能であるので、画質(解像度)の多
少の劣化を招く前置の変換処理をバイパスできる。前述
の従来の技術では、圧縮チップにおけるDCT部と量子
化部の間に、ITU−T勧告にない特殊な処理である伝
送周波数成分の選択機能を付加する構成であり、一般に
市販されている圧縮チップをそのまま利用することはで
きない。従来の技術による圧縮チップを実現するには、
付加機能を組み込んだ特別のチップを新たに開発する必
要が生じ、製造に要する費用が高くなっていた。これに
対し、本発明の上記実施の形態の画像データ伝送装置
は、圧縮部13は市販の圧縮チップをそのまま利用し、
その前段に前置変換部12を付加するだけでよいので、
従来の技術に比べ安価に製造することが可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、利用可能帯域の変化す
るネットワークにおいて、前置変換手段により、トラフ
ィックが混み合っている状況の場合には画像データの高
周波成分を抑制した画像に変換する。圧縮手段は高周波
成分を抑制された画像が入力されたときに高い圧縮率で
動作し、圧縮画像データのデータ量が減少するので、ト
ラフィックが混み合って利用帯域が限定された状況にお
いてもリアルタイムの画像伝送が可能となる。又、圧縮
手段の前段に前置変換手段を付加する構成であるので、
汎用の圧縮チップをそのまま利用することができ、装置
を安価に構成することができる。
るネットワークにおいて、前置変換手段により、トラフ
ィックが混み合っている状況の場合には画像データの高
周波成分を抑制した画像に変換する。圧縮手段は高周波
成分を抑制された画像が入力されたときに高い圧縮率で
動作し、圧縮画像データのデータ量が減少するので、ト
ラフィックが混み合って利用帯域が限定された状況にお
いてもリアルタイムの画像伝送が可能となる。又、圧縮
手段の前段に前置変換手段を付加する構成であるので、
汎用の圧縮チップをそのまま利用することができ、装置
を安価に構成することができる。
【図1】 本発明の実施形態の構成の概略を示す図、
【図2】 画像単位全体の平均値を求めることにより入
力画像の高周波成分を抑える処理を説明するための図
力画像の高周波成分を抑える処理を説明するための図
【図3】 画像単位4ブロックに分割し、各分割ブロッ
ク毎に平均値を求めることにより入力画像の高周波成分
を抑える処理を説明するための図
ク毎に平均値を求めることにより入力画像の高周波成分
を抑える処理を説明するための図
【図4】 画像単位を1つの画素の画素値で代表させる
ことにより入力画像の高周波成分を抑える処理を説明す
るための図
ことにより入力画像の高周波成分を抑える処理を説明す
るための図
【図5】 画像単位4ブロックに分割し、各分割ブロッ
ク毎に1つの画素の代表値で代表させることにより入力
画像の高周波成分を抑える処理を説明するための図
ク毎に1つの画素の代表値で代表させることにより入力
画像の高周波成分を抑える処理を説明するための図
【図6】 画像処理部121の構成例を示す図で、ブロ
ックの平均値を求める回路。
ックの平均値を求める回路。
【図7】 画像処理部121の他の構成例を示す図で、
ブロックの代表値を求める回路。
ブロックの代表値を求める回路。
【図8】 動作の概略を示すフロー図。
11…入力部、12…前置変換部、121…画像処理
部、122…ネットワークモニタ部、13…圧縮部、1
31…DCT(離散コサイン変換)部、132…量子化
部、133…可変長符号化部、14…ネットワークイン
タフェース部、15…ネットワーク、61、71…画像
メモリ、62…加算器、63…除算器、72…セレク
タ。
部、122…ネットワークモニタ部、13…圧縮部、1
31…DCT(離散コサイン変換)部、132…量子化
部、133…可変長符号化部、14…ネットワークイン
タフェース部、15…ネットワーク、61、71…画像
メモリ、62…加算器、63…除算器、72…セレク
タ。
Claims (3)
- 【請求項1】 ネットワークのトラフィックの状況に応
じて、画像データの高周波成分を抑制する前置変換手段
と、その前置変換手段の出力する画像データを圧縮する
圧縮手段と、その圧縮手段により圧縮された画像データ
をネットワークに送信する送信手段とを備えた画像デー
タ伝送装置。 - 【請求項2】 前記前置変換手段は、画像単位又は画像
単位を複数ブロックに分けたブロック単位毎に、画素の
平均値を計算し、前記画像単位又はブロック単位の各画
素値を前記計算した平均値で置き換える処理を行うもの
であることを特徴とする請求項1記載の画像データ伝送
装置。 - 【請求項3】 前記前置変換手段は、画像単位又は画像
単位を複数ブロックに分けたブロック単位毎に、代表値
で置き換える処理を行うものであることを特徴とする請
求項1記載の画像データ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22189496A JPH1051773A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 画像データ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22189496A JPH1051773A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 画像データ伝送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051773A true JPH1051773A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16773844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22189496A Pending JPH1051773A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 画像データ伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1051773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006157444A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および方法 |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP22189496A patent/JPH1051773A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006157444A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置および方法 |
JP4715175B2 (ja) * | 2004-11-29 | 2011-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置および方法 |
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