JPH1051768A - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号化装置

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JPH1051768A
JPH1051768A JP20234596A JP20234596A JPH1051768A JP H1051768 A JPH1051768 A JP H1051768A JP 20234596 A JP20234596 A JP 20234596A JP 20234596 A JP20234596 A JP 20234596A JP H1051768 A JPH1051768 A JP H1051768A
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JP
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JP20234596A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ankei
武志 安慶
Minoru Eito
稔 栄藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】視覚的特性を加味して視覚上の劣化を抑えつ
つ、従来に比べてより一層符号化量を少なくすることが
出来る画像復号化装置等の実現。 【解決手段】復号化された画像が符号化時の量子化誤差
を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差の
程度に応じて、所定の範囲にある復号化された画素値を
一つの代表値に置き換える置換手段103を有する画像
復号化装置であり、また復号化された画像が符号化時の
量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量
子化誤差の程度に応じて、所定の範囲にある復号化され
た画素値を一つの代表値に置き換える置換手段を有し、
前フレームの復号化結果を用いて予測符号化を行なう画
像符号化装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像とくに物体投
影像の占有領域を示す領域画像を例えば符号化し伝送蓄
積する等に利用可能な画像符号化装置、画像復号化装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータグラフィックスなど
により画像を合成する場合、物体の輝度の他にα値と呼
ばれる物体の透過度に関する情報が必要となる。
【0003】α値は画素ごとに定められ、α値が1か0
かにより完全透過、不透過またはその逆を意味する。以
下、α値が1では完全透過、α値が0では不透過を意味
することとする。すなわち、背景にある物体の画像をは
め込む場合、α値を持つ画像が必要となる。以下、この
ようなα値のみをもつ画像をαプレーンと呼ぶことにす
る。
【0004】α値は、雲、すりガラスなどの物体では
[0、1]の中間値をとる。また、物体境界の輪郭部分
が視覚的に自然になるよう、本来2値の物体境界付近の
α値を平滑化し、[0、1]の中間値をとるよう処理さ
れたαプレーンを用いる場合も多い。以下、0を0、1
を255としてα値を8ビットで扱うこととし、0と2
55の2値のみを持つαプレーンを2値αプレーン、
[0、255]の中間値をとるαプレーンを多値αプレ
ーンと呼ぶことにする。
【0005】自然画像の輝度データ等の一般的な多値画
像データに対しては、離散コサイン直交変換による波形
符号化および量子化技術を用いて、効率良く符号化でき
ることが知られている。これは、自然画像等の一般画像
中の空間周波数が低域に偏って分布しており、復号化さ
れた画像に高域周波数成分の誤差が含まれたとしても、
視覚的に画質の劣化が目立たないという特徴を活かした
符号化方式である。
【0006】一方、多値αプレーン、特に2値αプレー
ンを平滑化することにより人工的に生成された多値αプ
レーンの場合、画素パターンは物体境界を表すステップ
エッジで構成されている場合が多い。このような画素パ
ターンから、高域周波数成分が失われると、エッジ付近
にリンギングが発生し、本来α値が0、すなわち不可視
であった部分のα値が中間値を持つようになり、半透明
の可視状態になる。またα値が255、すなわち完全透
過であった部分についても、中間値のα値をとるように
なるため、輝度データと合成した際、エッジ付近に画質
の劣化が生じる。
【0007】αプレーンの復号化結果が及ぼす視覚特性
を考えると、中間値については必ずしも正確なα値が復
号化される必要がない場合が多い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の多値αプレーン
の特徴を考えると、一般画像に用いられる波形符号化を
多値αプレーンに適用した場合、人間の視覚特性からみ
て必要以上に正確に中間値が符号、復号されるうえ、視
覚的劣化が目立つエッジ近傍の0、255の値が多くの
誤差を持つという欠点が生じていた。
【0009】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、視覚的特性を加味して視覚上の劣化を抑えつつ、従
来に比べてより一層符号化量を少なくすることが出来る
画像符号化装置、画像復号化装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、復
号化された画像が符号化時の量子化誤差を含む場合、復
号化画像の画素値の中で、量子化誤差の程度に応じて、
所定の範囲にある復号化された画素値を一つの代表値に
置き換える置換手段を有することを特徴とする画像復号
化装置である。
【0011】請求項2の本発明は、請求項1の置換手段
と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの復号
化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置であ
る。
【0012】請求項3の本発明は、復号化された画像が
符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素値
の中で、量子化ステップに応じて、所定の範囲にある復
号化された画素値を一つの代表値に置き換える置換手段
を有することを特徴とする画像復号化装置である。
【0013】請求項4の本発明は、請求項3の置換手段
と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの復号
化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置であ
る。
【0014】請求項5の本発明は、復号化された画像が
符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素値
の中で、量子化誤差の程度に応じて、絶対値がしきい値
以下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換える
置換手段を有することを特徴とする画像復号化装置であ
る。
【0015】請求項6の本発明は、請求項5の置換手段
と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの復号
化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置であ
る。
【0016】請求項7の本発明は、復号化された画像が
符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素値
の中で、量子化ステップに応じて、絶対値がしきい値以
下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換える置
換手段を有することを特徴とする画像復号化装置であ
る。
【0017】請求項8の本発明は、請求項7の置換手段
と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの復号
化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置であ
る。
【0018】請求項9の本発明は、復号化された画像が
符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素値
の中で、量子化誤差の程度に応じて、しきい値以上の範
囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最大値
に置き換える置換手段を有することを特徴とする画像復
号化装置である。
【0019】請求項10の本発明は、請求項9の置換手
段と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの復
号化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置で
ある。
【0020】請求項11の本発明は、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化ステップに応じて、しきい値以上の範
囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最大値
に置き換える置換手段を有することを特徴とする画像復
号化装置である。
【0021】請求項12の本発明は、請求項11の置換
手段と同じ機能を有する置換手段を有し、前フレームの
復号化結果を用いて予測符号化を行なう画像符号化装置
である。
【0022】請求項13の本発明は、所定の画像内の画
素パターンの各画素の画素値が所定の範囲内にある場
合、その画素値が前記所定の範囲内にない場合に比べ
て、細かく量子化する量子化手段を有し、その量子化手
段により得られた画像を波形符号化し、その波形符号化
データを量子化する符号化手段を有することを特徴とす
る画像符号化装置である。
【0023】請求項14の本発明は、請求項13の画像
符号化装置より出力される符号化データを入力とし、そ
の入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化す
る復号化手段を有し、その復号化された画像の各画素の
画素値が所定の範囲内にある場合、その画素値が前記所
定の範囲内にない場合に比べて、粗く逆量子化する逆量
子化手段を有し、その逆量子化画像を再構成画像とする
ことを特徴とする画像復号化装置である。
【0024】請求項15の本発明は、所定の画像内の画
素パターンの各画素の画素値が零近傍の場合、その画素
値が零近傍でない場合に比べて、細かく量子化する量子
化手段を有し、その量子化手段により得られた画像を波
形符号化し、その波形符号化データを量子化する符号化
手段を有することを特徴とする画像符号化装置である。
【0025】請求項16の本発明は、請求項15の画像
符号化装置より出力される符号化データを入力とし、そ
の入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化す
る復号化手段を有し、その復号化された画像の各画素の
画素値が零近傍の場合、その画素値が零近傍でない場合
に比べて、粗く逆量子化する逆量子化手段を有し、その
逆量子化画像を再構成画像とすることを特徴とする画像
復号化装置である。
【0026】請求項17の本発明は、所定の画像内の画
素パターンの各画素の画素値が、画素値の取り得る最大
値近傍の場合、その画素値が最大値近傍でない場合に比
べて、細かく量子化する量子化手段を有し、その量子化
手段により得られた画像を波形符号化し、その波形符号
化データを量子化する符号化手段を有することを特徴と
する画像符号化装置である。
【0027】請求項18の本発明は、請求項17の画像
符号化装置より出力される符号化データを入力とし、そ
の入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化す
る復号化手段を有し、その復号化された画像の各画素の
画素値が、画素値の取り得る最大値近傍の場合、その画
素値が最大値近傍でない場合に比べて、粗く逆量子化す
る逆量子化手段を有し、その逆量子化画像を再構成画像
とすることを特徴とする画像復号化装置である。
【0028】次に上記の構成を有する本発明の動作を説
明する。
【0029】請求項1の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化誤差の程度に応じて、所定の範囲にあ
る復号化された画素値を一つの代表値に置き換える。
【0030】請求項2の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化誤差の程度に応じて、所定の範囲にあ
る復号化された画素値を一つの代表値に置き換え、得ら
れた復号化結果を用いて予測符号化を行なう。
【0031】請求項3の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化ステップに応じて、所定の範囲にある
復号化された画素値を一つの代表値に置き換える。
【0032】請求項4の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化ステップに応じて、所定の範囲にある
復号化された画素値を一つの代表値に置き換え、得られ
た復号化結果を用いて予測符号化を行なう。
【0033】請求項5の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化誤差の程度に応じて、絶対値がしきい
値以下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換え
る。
【0034】請求項6の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化誤差の程度に応じて、絶対値がしきい
値以下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換
え、得られた復号化結果を用いて予測符号化を行なう。
【0035】請求項7の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化ステップに応じて、絶対値がしきい値
以下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換え
る。
【0036】請求項8の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化ステップに応じて、絶対値がしきい値
以下の範囲にある復号化された画素値を零に置き換え、
得られた復号化結果を用いて予測符号化を行なう。
【0037】請求項9の本発明では、復号化された画像
が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画素
値の中で、量子化誤差の程度に応じて、しきい値以上の
範囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最大
値に置き換える。
【0038】請求項10の本発明では、復号化された画
像が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画
素値の中で、量子化誤差の程度に応じて、しきい値以上
の範囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最
大値に置き換え、得られた復号化結果を用いて予測符号
化を行なう。
【0039】請求項11の本発明では、復号化された画
像が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画
素値の中で、量子化ステップに応じて、しきい値以上の
範囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最大
値に置き換える。
【0040】請求項12の本発明では、復号化された画
像が符号化時の量子化誤差を含む場合、復号化画像の画
素値の中で、量子化ステップに応じて、しきい値以上の
範囲にある復号化された画素値を画素値のとり得る最大
値に置き換え、得られた復号化結果を用いて予測符号化
を行なう。
【0041】請求項13の本発明では、所定の画像内の
画素パターンの各画素の画素値が所定の範囲内にある場
合、その画素値が前記所定の範囲内にない場合に比べ
て、細かく量子化し、その量子化手段により得られた画
像を波形符号化し、その波形符号化データを量子化す
る。
【0042】請求項14の本発明では、請求項13の画
像符号化装置より出力される符号化データを入力とし、
その入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化
し、その復号化された画像の各画素の画素値が所定の範
囲内にある場合、その画素値が前記所定の範囲内にない
場合に比べて、粗く逆量子化する。
【0043】請求項15の本発明では、所定の画像内の
画素パターンの各画素の画素値が零近傍の場合、その画
素値が零近傍でない場合に比べて、細かく量子化し、そ
の量子化手段により得られた画像を波形符号化し、その
波形符号化データを量子化する。
【0044】請求項16の本発明では、請求項15の画
像符号化装置より出力される符号化データを入力とし、
その入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化
し、その復号化された画像の各画素の画素値が零近傍の
場合、その画素値が零近傍でない場合に比べて、粗く逆
量子化する。
【0045】請求項17の本発明では、所定の画像内の
画素パターンの各画素の画素値が、画素値の取り得る最
大値近傍の場合、その画素値が最大値近傍でない場合に
比べて、細かく量子化し、その量子化手段により得られ
た画像を波形符号化し、その波形符号化データを量子化
する。
【0046】請求項18の本発明では、請求項17の画
像符号化装置より出力される符号化データを入力とし、
その入力符号化データに対し逆量子化および波形復号化
し、その復号化された画像の各画素の画素値が、画素値
の取り得る最大値近傍の場合、その画素値が最大値近傍
でない場合に比べて、粗く逆量子化する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
について図面を参照しながら説明する。
【0048】図1は本発明の一実施の形態である画像復
号化装置の構成を示すブロック図であり、同図を用いて
本実施の形態の構成を説明する。
【0049】同図において、逆量子化器101は、離散
コサイン変換(以下、これをDCTと呼ぶ)を行い、得
られたDCT係数を量子化したデータを入力とし、その
入力されたデータを逆量子化する装置であり、逆DCT
器102は、逆量子化の結果に対し、逆離散コサイン変
換(以下、逆DCTと呼ぶ)を行う装置である。
【0050】置換フィルタ103は、逆DCTの結果及
び参照画像により得られた、復号化画像の画素値の中
で、所定の範囲にある復号化された画素値を一つの代表
値に置き換えるフィルタ装置である。
【0051】フレームメモリ104は、復号化画像を前
フレームの復号結果として1フレーム分記憶するための
ものであり、動き補償回路105は、フレームメモリ1
04に記録された画像に動き補償を行い、参照画像を生
成する装置である。
【0052】以上のように構成された本実施の形態の画
像復号化装置において、その動作を図1、図3を参照し
ながら説明する。
【0053】ここで、対象となる画像は[0、255]
の多値αプレーンとする。図1の画像復号化装置への入
力は、多値αプレーンをDCTし、得られたDCT係数
を量子化したものとする。この入力に対し逆量子化器1
01で逆量子化を行うと、符号化時に得られたDCT係
数に、量子化、逆量子化の粗さによって決まる量子化誤
差を含んだデータが得られる。通常、この量子化誤差を
制御するため、符号化装置と復号化装置間で量子化ステ
ップと呼ばれるパラメータが伝送される。量子化ステッ
プが小さい場合、細かく量子化されたデータが符号装置
から復号化装置に伝送され、この入力に対し逆量子化は
細かく行われ、量子化誤差は小さくなる。逆に、量子化
ステップが大きい場合、量子化、逆量子化は粗く行わ
れ、量子化誤差は大きくなる。
【0054】逆量子化の結果に対し、逆DCT器102
で逆DCTを行うと、符号化装置でDCT処理を行う前
の画像に、量子化による誤差の含まれた画像が得られ
る。復号化装置への入力が、前フレームの復号化結果を
用いて生成した参照画像との残差情報である場合、逆D
CTの結果得られた画像と、参照画像との各画素の画素
値の和が復号化画像となる。
【0055】この復号化画像には量子化誤差が依然とし
て含まれている。ここで、復号化すべき多値αプレーン
が0、63、127、191、255の5値のみで構成
されており、α値の取り得る値が復号化装置で既知であ
る場合を一例として考える。この場合の置換フィルタ1
03の入出力特性の一例を表した図が図3である。
【0056】図3の置換フィルタは、31以下の値を0
に、(31、95]の値を63に、(95、159]の
値を127に、(159、224]の値を191に、2
24より大きい値を255に置換する特性をもつ。すな
わち、逆DCT等を経て得られた復号化画像の各画素
が、本来の画素値(0、63、127、191、25
5)に[─32、+32)の誤差を含むならば、この置
換フィルタ処理により完全に本来とるべき画素値に復元
され、置換フィルタ103の出力が復号化装置の出力と
なる。
【0057】フレームメモリ104は、置換処理により
量子化誤差の削減された復号化画像を、前フレームの復
号化結果として記憶し、このフレームメモリ104内の
復号化画像に対し、符号化装置より入力された動き補償
情報等をもとに、動き補償回路105が動き補償処理を
行い、参照画像を生成する。
【0058】以上説明したように本実施の形態は、所定
の範囲にある復号化された画素値を一つの代表値に置き
換える置換手段を付加することにより、復号化画像から
量子化誤差を削減できる画像復号化装置に関するもので
ある。
【0059】すなわち、復号化画像の画素値をいくつか
の代表値で構成することにより、視覚的特性を加味する
と、中間値の正確な復号化が要求されない画像、例えば
多値αプレーン等を、大きい量子化ステップを用いて符
号化、復号化しても、量子化誤差による視覚的劣化が目
立たないという効果が得られる。一般に、量子化ステッ
プが大きければ、少ない情報量で画像が復号できるた
め、図1の復号化装置を用いた復号化方法は有効であ
り、特に画素値の取り得る値が既知である場合、極めて
有効な復号化方法である。
【0060】次に、図2は、本発明の第2の実施の形態
である画像符号化装置の構成を示すブロック図であり、
同図を用いて同実施の形態の構成を説明する。
【0061】同図において、DCT器201は、符号化
装置への入力と参照画像との差分に対し、DCTを行う
装置であり、量子化器202は、得られたDCT係数を
量子化する量子化装置である。逆量子化器203は第1
の実施の形態に示した復号化装置中の逆量子化器101
と、逆DCT器204は復号化装置中の逆DCT器10
2と、置換フィルタ205は復号化装置中の置換フィル
タ103と、フレームメモリ206は復号化装置中のフ
レームメモリ104と、動き補償回路207は復号装置
中の動き補償回路105と同様の装置である。
【0062】以上のように構成された本実施の形態の画
像符号化装置において、その動作を図2を参照しながら
説明する。
【0063】図2の逆量子化器203、逆DCT器20
4、置換フィルタ205、フレームメモリ206、動き
補償回路207は図1の復号化装置と同じ動作をする。
この部分を符号化装置内の復号化処理部と考えると、D
CT器201の出力であるDCT係数を量子化器202
で量子化した符号化データに対し、この復号化処理部で
第1の実施の形態に示した復号化処理を行い、参照画像
を生成していることになる。
【0064】すなわち、図2のように置換フィルタ20
5を含む復号化処理部を内蔵する画像符号化装置による
と、視覚的特性を加味した際、中間値の正確な復号化が
要求されない画像、例えば多値αプレーン等を、大きい
量子化ステップを用いて符号化することにより、量子化
誤差による視覚的劣化を抑えつつ、少ない符号化量で符
号化できるという効果が得られる。
【0065】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図6と図4を参照しながら説明する。本実施の形態
の画像復号化装置は、図6の構成をとり、逆量子化器6
01、逆DCT器602、フレームメモリ605、動き
補償回路606は、それぞれ第1の実施の形態に示した
図1中の逆量子化器101、逆DCT器102、フレー
ムメモリ104、動き補償回路105と同様な構成を有
し、置換フィルタ603は図4の特性をもち、平滑化フ
ィルタ604は、例えばフィルタ係数[1、2、1]の
低域通過ディジタルフィルタ(以下、LPFと呼ぶ)で
ある。
【0066】ここで、第1の実施の形態と同様に、画像
復号化装置の復号化対象画像の一例として、[0、25
5]の多値αプレーンを考える。本実施の形態におい
て、復号化装置では復号化すべきα値の取り得る値が未
知であるとする。図4中の閾値間隔Aは256/(k×
Q)、(Qは量子化ステップ、kは定数)で、[0、2
55]の256値の入力を、(256/(k×Q))+
1個の代表値に置き換える特性を持ったフィルタを表し
ている。
【0067】逆DCTを終え復号化された画像は、 符
号化時の量子化及び復号化時の逆量子化に用いられた量
子化ステップQが大きいほど、大きな量子化誤差を含む
可能性がある。復号化画像の取り得る値の数が、本来の
[0、255]の256値より少ない、量子化ステップ
に応じた数であると仮定し、逆DCTを終えた画像の各
画素値を置き換えることで、部分的な量子化誤差による
リンギングを抑制し、粗い量子化で視覚的に劣化の少な
い画像が復元できる。また、部分的に大きな誤差によ
り、本来置き換えられるべき代表値と大きく異なる値に
置き換えられた画素は、平滑フィルタ604の効果によ
り、その画素値が補正される。
【0068】すなわち、本実施の形態によると、第1の
実施の形態と同様、量子化誤差による視覚的劣化が目立
たない画像を復号化できるという効果が得られる。
【0069】次に第4の実施の形態について、図7及び
図4を参照しながら、説明する。本実施の形態の画像符
号化装置は、図7の構成を持ち、DCT器701、量子
化器702、逆量子化器703、逆DCT器704、フ
レームメモリ707、動き補償回路708は、それぞれ
第2の実施の形態に示した図2中のDCT器201、量
子化器202、逆量子化器203、逆DCT器204、
フレームメモリ206、動き補償回路207と同様な構
成である。置換フィルタ705は例えば図4の特性を持
つフィルタであり、平滑化フィルタ706は、例えばフ
ィルタ係数[1、2、1]のLPFである。つまり、逆
量子化器703、逆DCT器704、置換フィルタ70
5、平滑化フィルタ706、フレームメモリ707、動
き補償回路708で、第3の実施の形態に示した画像復
号化装置を構成している。
【0070】本実施の形態の画像符号化装置は、復号化
画像の取り得る値の数が、本来の[0、255]の25
6値より少ない、量子化ステップに応じた数であると仮
定し、復号化する画像復号化装置を内蔵することによ
り、大きな量子化ステップを用いて量子化しても視覚的
劣化の少ない画像を再構成できる。すなわち、本実施の
形態によると、少ない符号化量で符号化できるという効
果が得られる。
【0071】次に、本発明の第5の実施の形態につい
て、図1と図5を参照しながら説明する。本実施の形態
の画像復号化装置は、図1の第1の実施の形態と同じ構
成をとる。逆量子化器101、逆DCT器102、フレ
ームメモリ104、動き補償回路105は第1の実施の
形態と同じ動作をする。
【0072】ここで、画像復号化装置の復号化対象画像
の一例として、[0、255]の多値αプレーンを考え
る。多値αプレーンの画素値において、画素値0には不
透過、画素値255には完全透過という特別な意味付け
がなされている。第1の実施の形態と同様に、逆量子化
器101の出力は量子化誤差を含むDCT係数であり、
量子化誤差は量子化ステップに応じた大きさを持つ。量
子化誤差を含むDCT係数に対し、逆量子化器102に
おいて逆DCT処理を行い、得られた復号化情報が参照
画像との残差画像である場合には、参照画像を用いるこ
とにより、復号化画像が得られる。ここで、復号化画像
には量子化誤差が含まれており、本来0の画素値が、0
よりわずかに大きな絶対値を持つ値に復号化される場合
がある。また、本来255の画素値が、255よりわず
かにずれた値として復号化される場合もある。
【0073】このような量子化誤差を持つ画像に対し、
図5(a)の入出力特性をもつ置換フィルタ103でフ
ィルタ処理を行う。図5(a)中の閾値Aは、量子化ス
テップQにより、A=k × Q (kは定数)で決まる
値、閾値Bは、B=255 ─k × Q で決まる値であ
る。つまり、置換フィルタ103は、A以下の値を0に
置き換え、B以上の値を255に置き換えるという特性
をもち、置き換えられる値の範囲A及び255─Bは、
量子化ステップQにより変化する。このフィルタ処理に
より、本来0であった画素値にA以内の量子化誤差が含
まれても、少なくとも本来0であった画素は0に置き換
えられる。また、本来255であった画素値に255─
B以内の量子化誤差が含まれても、本来255であった
画素は255に置き換えられる。
【0074】すなわち、特別な意味を持つ値(0及び2
55)付近で、量子化に伴う誤差の範囲を考慮した閾値
を決定し、復号化した画素値が閾値内にある場合は、特
別な意味を持つ値に置き換えることにより、少なくとも
本来特別に意味付けされた値を画素値として持つ画素
は、完全に復号化出来るという効果が得られる。多値α
プレーンにおいては、中間値の正確な復号化よりも、上
記のような特別な意味を持つ値の正確な復号化が要求さ
れるため、本実施の形態に示した画像復号化装置は有効
であり、特に0、255の2値αプレーンを平滑化して
得られた多値αプレーンに対しては、極めて有効な復号
化装置である。
【0075】なお、同様な効果を、図5(b)の特性を
持つフィルタを置換フィルタ103に用いることにより
得ることができる。このフィルタ処理により、閾値内の
値を0、255に置き換えたうえ、閾値外の値を(0、
255)で平滑化する効果があり、0、255に置き換
えた部分が視覚的劣化を招きにくいという効果が得られ
る。
【0076】次に第6の実施の形態について、図2及び
図5を参照しながら、説明する。本実施の形態の画像符
号化装置は、図2の構成を持ち、置換フィルタ205を
除く符号化装置内の各構成要素は、第2の実施の形態と
同じ動作をする。置換フィルタ205は例えば図5
(a)の特性を持つフィルタであり、逆量子化器20
3、逆DCT器204、置換フィルタ205、フレーム
メモリ206、動き補償回路207で、第5の実施の形
態に示した画像復号化装置を構成している。
【0077】つまり、本実施の形態の画像符号化装置
は、特別な意味を持つ値(0及び255)付近で、量子
化に伴う誤差の範囲を考慮した閾値を決定し、復号化し
た画素値が閾値内にある場合は、特別な意味を持つ値に
置き換えることにより、少なくとも本来特別に意味付け
された値を画素値として持つ画素は、完全に復号化出来
る画像復号化装置を内蔵することにより、多値αプレー
ンに対しても、自然画像と同様の波形符号化手段を適用
し、少ない符号化量で符号化できるという効果が得られ
る。
【0078】次に、第7の実施の形態について説明す
る。
【0079】図8は、本実施の形態の画像符号化装置の
構成を示すブロック図である。前処理用量子化器801
は、例えば図10(a)の入出力関係をもつ量子化器で
あり、符号化の対象画像に対して量子化を行う。前処理
用量子化器801の出力と、前フレームの復号化情報に
より生成された参照画像との差分画像は、DCT器80
2でDCT係数に変換され、量子化器803でDCT係
数に対する量子化が行われる。画像符号化装置の出力は
量子化の結果情報である。符号化装置内には、参照画像
を生成するための画像復号化装置が内蔵される。逆量子
化器804、逆DCT器805により、符号結果から差
分画像が復号され、参照画像との和が前フレームの復号
画像としてフレームメモリ806内に記憶される。動き
補償回路807はフレームメモリ内の復号画像から参照
画像を生成する。
【0080】以上のように構成された本実施の形態の画
像符号化装置において、その動作を図8、図10を参照
しながら説明する。
【0081】ここで、符号化の対象となる画像は[0、
255]の多値αプレーンとする。α値0、及び255
には不透過、完全透過という特別な意味付けがなされて
いる。この0、255が復号装置で出来るだけ正確に復
号化されるためには、対象画像の0付近の画素値をもつ
画素、及び255付近の画素値をもつ画素に多くの情報
量を与え、復号化時の誤差を少なくすることが有効であ
る。しかし、一般のDCT係数に対する量子化では、画
素値に対応した量子化の粗さを設定できない。図10
(a)の特性を持つ、前処理用量子化器801では、特
別な値0、255付近を細かく量子化することで、0、
255付近の画素値を持つ画素に多くの情報量を与えて
いる。
【0082】前処理用量子化器801の出力に対し、一
般的な予測符号化を用いた符号化手法を適用する。つま
り、前処理としての量子化を終えた画像と、参照画像と
の差分に対し、DCTを行い、得られたDCT係数を量
子化する。量子化された情報は、復号化装置、及び符号
化装置内の復号化部分に送られる。復号化側では、逆量
子化、逆DCTを経て、差分画像を復元し、参照画像と
の和より、0付近の画素値をもつ画素、及び255付近
の画素値をもつ画素に多くの情報量を与えられた画像を
再構成する。
【0083】すなわち、従来の画像符号化装置に、特別
な意味を持つ値(0、255)付近で細かく量子化する
量子化手段を、画像に対する前処理として適用すること
で、0、255付近に多くの情報量を割り当てられると
いう効果が得られる。
【0084】次に、第8の実施の形態について説明す
る。
【0085】図9は、本実施の形態の画像復号化装置の
構成を示すブロック図である。画像復号化装置への入力
は、第7の実施の形態の画像符号化装置から出力された
量子化データである。逆量子化器901は入力された量
子化データよりDCT係数を復元する装置、逆DCT器
902はDCT係数より残差画像を復号する装置であ
る。フレームメモリ904は、再構成された復号化画像
を前フレームの情報として記憶する装置、動き補償回路
905はフレームメモリ内の画像から参照画像を生成す
る装置である。逆量子化器901、逆DCT器902、
フレームメモリ904、動き補償回路905は、従来の
前フレームの復号化画像を用いた予測復号化装置を構成
している。この予測復号化装置により得られた復号化画
像は、第7の実施の形態中の前処理用量子化後の、0、
255付近に多くの情報量が割り当てられた画像を復号
化したものである。後処理用逆量子化器903は図10
(b)の特性を持つ逆量子化器で、図10(a)の量子
化器に対応した逆量子化器である。
【0086】以上のように構成された本実施の形態の画
像復号化装置は、上記のとおり従来の前フレームの復号
化画像を用いた予測復号化装置の出力部に、第7の実施
の形態中の前処理用量子化器に対応した後処理用逆量子
化器を付加したものである。この後処理用逆量子化によ
り、第7の実施の形態において入力とされた原画像を復
元する。この際、DCT後の量子化で付加された量子化
誤差は0、255付近の閾値内では低減される。
【0087】つまり、あらかじめ特別な意味を持つ0、
255付近の値に多くの情報を割り当てた状態で、符号
化、復号化を行うことで、0、255付近の値が正確に
復号化されるという効果が得られる。
【0088】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は視覚上の劣化を抑えつつ、従来に比べてより一
層符号化量を少なくするという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第5の実施の形態である画像
復号化装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2及び第6の実施の形態である画像
符号化装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施の形態である画像復号化装
置内の置換フィルタの特性を示す図
【図4】本発明の第3の実施の形態である画像復号化装
置内の置換フィルタの特性を示す図
【図5】本発明の第5の実施の形態である画像復号化装
置内の置換フィルタの特性を示す図
【図6】本発明の第3の実施の形態である画像復号化装
置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の第4の実施の形態である画像符号化装
置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の第7の実施の形態である画像符号化装
置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の第8の実施の形態である画像復号化装
置の構成を示すブロック図
【図10】(a)は図8中の前処理用量子化器の特性を
示す図であり、(b)は図9中の後処理用逆量子化器の
特性を示す図
【符号の説明】
101 逆量子化器 102 逆DCT器 103 置換フィルタ 104 フレームメモリ 105 動き補償回路 201 DCT器 202 量子化器 203 逆量子化器 204 逆DCT器 205 置換フィルタ 206 フレームメモリ 207 動き補償回路 601 逆量子化器 602 逆DCT器 603 置換フィルタ 604 平滑化フィルタ 605 フレームメモリ 606 動き補償回路 701 DCT器 702 量子化器 703 逆量子化器 704 逆DCT器 705 置換フィルタ 706 平滑化フィルタ 707 フレームメモリ 708 動き補償回路 801 前処理用量子化器 802 DCT器 803 量子化器 804 逆量子化器 805 逆DCT器 806 フレームメモリ 807 動き補償回路 901 逆量子化器 902 逆DCT器 903 後処理用逆量子化器 904 フレームメモリ 905 動き補償回路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差
    の程度に応じて、所定の範囲にある復号化された画素値
    を一つの代表値に置き換える置換手段を有することを特
    徴とする画像復号化装置。
  2. 【請求項2】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差
    の程度に応じて、所定の範囲にある復号化された画素値
    を一つの代表値に置き換える置換手段を有し、前フレー
    ムの復号化結果を用いて予測符号化を行なうことを特徴
    とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ステ
    ップに応じて、所定の範囲にある復号化された画素値を
    一つの代表値に置き換える置換手段を有することを特徴
    とする画像復号化装置。
  4. 【請求項4】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ステ
    ップに応じて、所定の範囲にある復号化された画素値を
    一つの代表値に置き換える置換手段を有し、前フレーム
    の復号化結果を用いて予測符号化を行なうことを特徴と
    する画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差
    の程度に応じて、絶対値がしきい値以下の範囲にある復
    号化された画素値を零に置き換える置換手段を有するこ
    とを特徴とする画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差
    の程度に応じて、絶対値がしきい値以下の範囲にある復
    号化された画素値を零に置き換える置換手段を有し、前
    フレームの復号化結果を用いて予測符号化を行なうこと
    を特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ステ
    ップに応じて、絶対値がしきい値以下の範囲にある復号
    化された画素値を零に置き換える置換手段を有すること
    を特徴とする画像復号化装置。
  8. 【請求項8】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ステ
    ップに応じて、絶対値がしきい値以下の範囲にある復号
    化された画素値を零に置き換える置換手段を有し、前フ
    レームの復号化結果を用いて予測符号化を行なうことを
    特徴とする画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 復号化された画像が符号化時の量子化誤
    差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤差
    の程度に応じて、しきい値以上の範囲にある復号化され
    た画素値を画素値のとり得る最大値に置き換える置換手
    段を有することを特徴とする画像復号化装置。
  10. 【請求項10】 復号化された画像が符号化時の量子化
    誤差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化誤
    差の程度に応じて、しきい値以上の範囲にある復号化さ
    れた画素値を画素値のとり得る最大値に置き換える置換
    手段を有し、前フレームの復号化結果を用いて予測符号
    化を行なうことを特徴とする画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 復号化された画像が符号化時の量子化
    誤差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ス
    テップに応じて、しきい値以上の範囲にある復号化され
    た画素値を画素値のとり得る最大値に置き換える置換手
    段を有することを特徴とする画像復号化装置。
  12. 【請求項12】 復号化された画像が符号化時の量子化
    誤差を含む場合、復号化画像の画素値の中で、量子化ス
    テップに応じて、しきい値以上の範囲にある復号化され
    た画素値を画素値のとり得る最大値に置き換える置換手
    段を有し、前フレームの復号化結果を用いて予測符号化
    を行なうことを特徴とする画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 所定の画像内の画素パターンの各画素
    の画素値が所定の範囲内にある場合、その画素値が前記
    所定の範囲内にない場合に比べて、細かく量子化する量
    子化手段を有し、その量子化手段により得られた画像を
    波形符号化し、その波形符号化データを量子化する符号
    化手段を有することを特徴とする画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像符号化装置より
    出力される符号化データを入力とし、その入力符号化デ
    ータに対し逆量子化および波形復号化する復号化手段を
    有し、その復号化された画像の各画素の画素値が所定の
    範囲内にある場合、その画素値が前記所定の範囲内にな
    い場合に比べて、粗く逆量子化する逆量子化手段を有
    し、その逆量子化画像を再構成画像とすることを特徴と
    する画像復号化装置。
  15. 【請求項15】 所定の画像内の画素パターンの各画素
    の画素値が零近傍の場合、その画素値が零近傍でない場
    合に比べて、細かく量子化する量子化手段を有し、その
    量子化手段により得られた画像を波形符号化し、その波
    形符号化データを量子化する符号化手段を有することを
    特徴とする画像符号化装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の画像符号化装置より
    出力される符号化データを入力とし、その入力符号化デ
    ータに対し逆量子化および波形復号化する復号化手段を
    有し、その復号化された画像の各画素の画素値が零近傍
    の場合、その画素値が零近傍でない場合に比べて、粗く
    逆量子化する逆量子化手段を有し、その逆量子化画像を
    再構成画像とすることを特徴とする画像復号化装置。
  17. 【請求項17】 所定の画像内の画素パターンの各画素
    の画素値が、画素値の取り得る最大値近傍の場合、その
    画素値が最大値近傍でない場合に比べて、細かく量子化
    する量子化手段を有し、その量子化手段により得られた
    画像を波形符号化し、その波形符号化データを量子化す
    る符号化手段を有することを特徴とする画像符号化装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の画像符号化装置より
    出力される符号化データを入力とし、その入力符号化デ
    ータに対し逆量子化および波形復号化する復号化手段を
    有し、その復号化された画像の各画素の画素値が、画素
    値の取り得る最大値近傍の場合、その画素値が最大値近
    傍でない場合に比べて、粗く逆量子化する逆量子化手段
    を有し、その逆量子化画像を再構成画像とすることを特
    徴とする画像復号化装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011193437A (ja) * 2010-11-30 2011-09-29 Akuseru:Kk エンコードシステムおよびデコードシステム
US9520081B2 (en) 2013-11-08 2016-12-13 Samsung Display Co., Ltd. Recording device and recording method using the same
JP2019022015A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 日本放送協会 映像符号化装置、映像復号装置及びプログラム
JP2022140729A (ja) * 2017-07-13 2022-09-27 日本放送協会 映像復号装置及びプログラム

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