JPH10512148A - 優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有する単一モードのナッツバターおよびスプレッド - Google Patents

優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有する単一モードのナッツバターおよびスプレッド

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JPH10512148A JP8521783A JP52178396A JPH10512148A JP H10512148 A JPH10512148 A JP H10512148A JP 8521783 A JP8521783 A JP 8521783A JP 52178396 A JP52178396 A JP 52178396A JP H10512148 A JPH10512148 A JP H10512148A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特定の単一モード粒径分布を有する新規なナッツペースト、および該新規なナッツペーストを含有し、したがって、優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有する単一モードの全脂肪ナッツバターおよび単一モードの減脂肪ナッツスプレッドに関する。これらのナッツバターおよびナッツスプレッドは、典型的には、約50〜100%のナッツペーストを含有する。該ナッツペーストのカッソン塑性粘度は、約15ポイズ未満であり、該ナッツペーストの脂肪含有量は、少なくとも約45%である。該ナッツバターは、約25%〜約80%の範囲の脂肪含有量を有する。本発明の、最終的に得られるナッツバターおよびナッツスプレッド生成物は、カッソン塑性粘度が約17ポイズ未満であり、かつ降伏値が約300ダイン/cm2下である。本発明のナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物は、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約90%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約85%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約75%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約60%が約10.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約45%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約30%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有する。ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の粒径分布は、約7ミクロン〜約9ミクロンに中心を置く。

Description

【発明の詳細な説明】 優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有する 単一モードのナッツバターおよびスプレッド 発明の技術分野 本発明は、水不溶性の固形物が特定の単一モードの(monomodal)粒径分布を有 することを特徴とする新規なナッツペースト、および該ナッツペーストから製造 される単一モードのナッツバターおよびスプレッドに関する。さらに、上記の新 規なナッツペースト、および該ナッツペーストを含有するナッツバターおよびナ ッツスプレッドの製造方法も記載されている。 発明の技術分野 ピーナッツバターおよびピーナッツペーストは、通常は、ピーナッツペースト (すなわち、粉砕した(size-reduced)ロースト・ピーナッツ)、安定化剤、およ び任意で乳化剤、甘味料、塩および他の成分から構成される。従来、多数の異な る種類のピーナッツペースト(それぞれ、異なる利点および欠点を有する)が、 ピーナッツバターおよびピーナッツスプレッドを製造するのに用いられてきた。 例えば、現在の(全脂肪(full fat))ナッツバター製品を分析すると、そこに 含有される固形物の粒径分布が、主に2つの異なる範囲にあることがわかる。1 つの分布曲線は、約24〜118ミクロンの大きさの中心部を有する、約18ミ クロン〜約118ミクロンの範囲にある粒子から構成される。第2の粒径分布の 範囲は、主に、約3ミクロン〜約14ミクロンの範囲(主要な分布が5〜11ミ クロンにある)である。この分布は、二モード(bimodal)(すなわち、重なる2つ の分布)である。固形物が二モードの粒径の分布を有するピーナッツペーストか ら製造される減脂肪(reduced fat)ピーナッツスプレッドも開示されている。例 えば、米国特許第5,230,919 号(Walling ら、1993年7月27日発行)を参 照されたい。 ナッツバターおよびスプレッド、特に減脂肪ナッツスプレッドは、典型的には 、固形の希釈剤をピーナッツペーストに添加することにより製造される。2つの 理由から、その固形の希釈剤は水溶性であることが望ましい。第1に、水溶性固 形物は、水不溶性固形物よりもペーストの流動性に影響を及ぼさない。第2に、 水溶性固形物は、咀嚼を促進し、かつ口内で知覚される固形物の量を増加する。 残念なことに、二モードの粒径分布を有する水溶性固形物をピーナッツペースト へ添加することは、生成物にとって幾つかのマイナス面を生ずる。特に、その生 成物は、非常に粘稠で(塗布しにくい)、ジャリジャリし(添加した固形物の粗 い粒子)、かつ、該固形物をペーストと強く混合する必要があることから、風味 (flavor)が失われる。さらに、二モードの粒径分布を有するピーナッツペースト の粘度/流動性は、脂肪含有量に非常に影響されやすく(すなわち、粘度は、脂 肪含有量が低下するに従って著しく増加する)、したがって、二モードのピーナ ッツペーストから流動性のある減脂肪のナッツスプレッドを製造することは特に 困難である。 カロリーを低減したナッツバターおよびスプレッドの流動性は、ナッツペース トを含有する固形物を単一モードの粒径分布にまでロール練り(roll milling)す ることにより増加させることが可能であることがわかっている。米国特許第5,07 9,027 号(Wongら、1992年1月7日発行)を参照されたい。Wongらは、脱脂 ピーナッツ固形物をロール練りすることにより製造される、固形成分が単一モー ドの粒径分布を有する低脂肪ナッツバターを開示している。Wongらにより開示さ れているナッツペーストは、固形物粒子の主要な分布(80%以上)が、18ミ クロン未満の粒径を有し、好ましくは、固形物粒子の90%が13ミクロン未満 であるような粒径を有する。 残念なことに、脱脂ピーナッツを用いることにより、およびナッツペーストが かけられる強い加工条件により、Wongにより記載されている種類のナッツスプレ ッドは、全脂肪ナッツバターと比較して、低質の風味を有する場合が多い。さら に、その練り工程は、あまりに多くの微細粒子を有するナッツバター製品を生 ずる可能性がある。あまりにも多くの微細粒子が生ずる結果、製品の塗布性は望 ましいとは言えないものになる。 今や、本発明の特定の単一モードのナッツペーストを利用することにより、優 れた流動性、テクスチャー、および風味を有する全脂肪ナッツバターおよび減脂 肪ナッツスプレッドが製造可能であることがわかった。 発明の要旨 本発明は、特定の単一モードの粒径分布を有する新規なナッツペースト、およ び前記新規なナッツペーストを含有し、したがって、優れた流動性、テクスチャ ーおよび風味を有する単一モードの全脂肪および減脂肪ナッツバターおよびスプ レッドに関する。 これらのナッツバターおよびナッツスプレッドは、典型的には、約50%〜約 100%のナッツペーストを含有する。このナッツペーストは、該ナッツペース トを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも80%が21.6ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも75 %が16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する前記水不 溶性固形物の少なくとも65%が13.0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツ ペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも55%が10.1ミクロン 未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくと も45%が7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する前記 水不溶性固形物の少なくとも30%が6.2ミクロン未満の粒径を有するような 単一モードの粒径分布を有する水不溶性固形物を含有する。該ナッツペーストを 構成する水不溶性固形物の粒径分布曲線は7〜9ミクロンに中心をおく。該ナッ ツペーストのカッソン(Casson)塑性粘度が15ポイズ未満であり、該ナッツペー ストの脂肪含有量は、約45%〜約80%である。 本発明のナッツバターおよびナッツスプレッドは、典型的には、脂肪含有量が 約25%〜約80%である。本発明の最終的に得られるナッツバターおよびナッ ツスプレッド生成物は、カッソン塑性粘度が約17ポイズ未満であり、降伏値が 約300ダイン/cm2以下である。本発明のナッツバターおよびスプレッド中 に存在する水不溶性固形物は、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶 性固形物の少なくとも約90%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッ ツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約85%が約1 6.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水 不溶性固形物の少なくとも約75%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、該 ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約60%が 約10.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成す る水不溶性固形物の少なくとも約45%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、 該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約30% が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有する。 該ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の粒径分布曲線は、 約7ミクロン〜約9ミクロンに中心を置く。 本発明は、さらに、上記したナッツペーストの製造方法、およびここにおいて 記載されているナッツバターおよびナッツスプレッドを製造するためのバッチ式 および連続式の方法にも関する。 発明の詳細な説明 本発明は、特定の単一モードの粒径分布を有する新規なナッツペースト、およ び該新規なナッツペーストを含有し、したがって優れた流動性、テクスチャーお よび風味を有する単一モードの全脂肪ナッツバターおよび単一モードの減脂肪ナ ッツスプレッドに関する。 ここにおいて記載される、ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性 固形物について特定の単一モードの粒径分布を得ることが、優れた流動性、テク スチャーおよび風味を有するナッツスプレッドの製造に重要であることが発見さ れた。さらに、ナッツバターを構成する水不溶性固形物で特定の単一モードの粒 径分布を得るためには、相当量の添加固形物を混合する前に、ナッツペースト( ナッツスプレッドに存在する水不溶性固形物の大部分を含有)中の水不溶性 固形物を、ここにおいて記載される単一モードの粒径分布にまで微粉砕すること (milling)が非常に望ましいことも発見された。水不溶性固形物は、脂肪を結合 およびトラップする能力を有することから、水溶性固形物よりも流動性に対して 大きな影響を及ぼす。該水不溶性固形物を処理工程の初期において粉砕すること (braking down)により、ペーストの流動性は著しく増加し、したがって、残りの 固形物の混合を促進する。 本発明のナッツペーストおよびナッツスプレッド、およびそれぞれを製造する ための方法を以下に詳細に記載する。 I.ナッツペースト 本発明は、ここにおいて、部分的に、特定の単一モードの粒径分布を有する新 規なナッツペーストに関する。本発明は、概して、ピーナッツおよびピーナッツ ペーストについて記載されるが、アーモンド、ペカン、クルミ、カシュー、ハシ バミ、マカデミアナッツ、ブラジリアン、ヒマワリの種子、ゴマの種子、カボチ ャの種子、および大豆等の他の材料を使用して、本発明のナッツペーストおよび ナッツスプレッドにおいて用いられるナッツペーストを製造することも可能であ ることは、容易に明らかになるであろう。ここにおけるナッツペーストは、約8 0〜100%の粉砕ナッツ、好ましくは約85〜100%のナッツ、最も好まし くは約90〜100%の粉砕ナッツを含有する。 さらに、ナッツペーストは、任意で、他の水不溶性固形物を含有してもよく、 例えば、あらゆる穀物または動物供給源からの蛋白質、デンプン、および繊維等 が挙げられるが、それらに限定されるものではない。ナッツペーストは、さらに 任意で、水溶性固形物を含有してもよく、例えば、乳化剤、ハードストック(har dstock)、風味剤、甘味料、および塩が挙げられるが、それらに限定されるもの ではない。一般に、水不溶性固形物には、1つ以上の方法で脂肪に結合可能な固 形物が包含される。例えば、水不溶性固形物は、それらの表面で脂肪と結合して もよく、および/または脂肪をそれらの内部に吸収してもよい。これとは逆に、 水溶性固形物は、唯一1とおりの方法でのみ(例えば、それらの表面上で脂肪と 結合することにより)脂肪と結合可能な固形物である。ナッツペーストは、 さらに、脂溶性成分を含有してもよく、例えば、乳化剤、ハードストック、およ び植物または動物供給源が挙げられるが、それらに限定されるものではない。 ここにおけるナッツペーストを構成する水不溶性粒子は、ナッツペーストを構 成する水不溶性固形物の少なくとも約80%が約21.6ミクロン未満の粒径を 有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約75%が約16 .7ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少 なくとも約65%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構 成する水不溶性固形物の少なくとも約55%が約10.1ミクロン未満の粒径を 有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約45%が約7. 9ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少な くとも約30%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径 分布を有さなければならない。好ましくは、ナッツペーストを構成する水不溶性 固形物の少なくとも約85%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペ ーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約80%が約16.7ミクロン未 満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約70 %が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性 固形物の少なくとも約60%が約10.1ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペ ーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約47%が約7.9ミクロン未満 の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約30% が約6.2ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形 物の少なくとも約16%が約4.8ミクロン未満の粒径を有する。最も好ましく は、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約90%が約21. 6ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少な くとも約85%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成 する水不溶性固形物の少なくとも約75%が約13.0ミクロン未満の粒径を有 し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約60%が約10. 1ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少な くとも約47%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成す る水不溶性固形物の少なくとも約30%が約6.2ミクロン未満の粒径 を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約16%が約4 .8ミクロン未満の粒径を有し、ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の少 なくとも約10%が約3.8ミクロン未満の粒径を有する。 さらに、ナッツペーストを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、約7〜 約9ミクロンに中心を置く。好ましくは、ナッツペーストを構成する非水溶性固 形物の粒径分布は、約7.5〜約8.5ミクロンに中心を置く。ナッツペースト は、好ましくは、約100ダイン/cm2未満の降伏値を有する。 ここにおいて記載されているような単一モードのナッツペーストの製造にとっ て重要なことは、ペーストの流動性を著しく増加させることである。ペーストは 、該ペーストを構成する水不溶性固形物を粉砕(breakdown)して所望の粒径分布 を達成するのに十分な流動性でなければならない。好ましくは、ナッツペースト は、約15ポイズ未満、さらに好ましくは約10ポイズ未満、最も好ましくは約 7ポイズ未満のカッソン(Casson)塑性粘度を有する。ナッツペーストに必要な流 動性の達成は、1)ペーストを微粉砕する(milling)工程、および2)ペースト の脂肪含有量を少なくとも約45%、好ましくは約45%〜約80%に維持する 工程により行われる。さらに、ナッツペーストを高剪断操作(コロイドミルまた は他のインラインの剪断装置)により加工することを用いて、ペーストの粘度を 低下させてもよい。 ナッツペーストの微粉砕(milling)は、種々の方法により達成可能である。本 発明のナッツペースト製造の好ましい具体例において、該ペーストは、それをホ モジナイザー(例えば、ラニー(Rannie)型#45.175H ホモジナイザー) を経てポンプ汲み上げすることにより微粉砕する。このホモジナイザーは、好ま しくは、気泡破壊バルブ(cell disruption valve)(例えば、細いランドを有する バルブ)を装備する。ナッツペーストは、通常は、ホモジナイザーを経て、17 ,500 lbs/時間または20,000 lbs/時間の速度でポンプ汲み 上げられる。ホモジナイザーは、典型的には、約8,000psig〜約14, 500psig、好ましくは約9,000psig〜約13,000psig、 さらに好ましくは約10,000〜約12,000psigの範囲の圧力で操作 される。この混合物は、ホモジナイザーを1〜3回通過させる。本発 明の特に好ましい具体例において、ナッツペーストは、ホモジナイザーを1回通 過させる。 ホモジナイザーを用いた粒径の低下は、ホモジネーション・バルブを通過する 生成物が非常に大きな圧力降下および衝撃にかけられた場合に達成される。粒子 は、該ペースト内へと誘発される乱流、およびホモジネーション・バルブおよび 衝撃リング上でのその衝突の結果、粉砕する、と考えられる。ペーストの粘度が 高い場合、粒径の低下に対する乱流の効果は低下する。その理由は、その効果が 、該ペーストの増加する粘弾性の性質により弱まるからである。同様に、ペース トの粘度が高い場合、衝撃による粒径の低下は弱まる。その理由は、粒子がバル ブに衝突し、リングと弱く衝突するからである。 ナッツペーストにとって必要な流動性を達成する能力も、該ナッツペーストの 脂肪含有量に依存する。ナッツペーストの脂肪含有量が45%未満である場合、 ナッツペーストを構成する水不溶性固形物を単一モードの粒径分布まで低下させ ること、または、粉砕(grind)の所望の細かさを達成することは極めて困難であ る。したがって、所望の単一モードの粒径分布および所望の粉砕の細かさが達成 されるまで、ナッツペーストの脂肪含有量を少なくとも約45%に維持すること が望ましい。 水不溶性固形物がここにおいて記載されている特定の単一モード粒径分布にま で微粉砕されたナッツペーストを用いることは、幾つかの製品および製法上の利 点を有する。特に、これらのナッツペーストを使用することにより、それ以外の 方法で得られるものよりも、さらに流動性があり(例えば、それ程粘稠ではなく )、滑らかで(あまりジャリジャリせず)、さらに風味のある製品が得られる。 固形物をナッツペーストに添加すること、および固形物をナッツペーストと混 合することは、複雑である。その理由は、ナッツバターおよびスプレッドが、剪 断減粘性材料である(例えば、それらの見かけの粘度が、剪断速度が増加するに つれて減少する)からである。混合がま内での均一な混合のための良好な流動パ ターンを得ることは困難である。その理由は、混合羽根の先端におけるバターの 見かけの粘度は、剪断速度の差により、該羽根の中心部におけるものよりも低い ことによる。この混合の問題は、ピーナッツバターの粘度がその脂肪含有量に非 常に影響する(つまり、その粘度は、固形物の含有量(level)が増加しかつ脂肪 含有量が減少するにつれて、著しく増加する)、という事実により、さらに複雑 になる。その結果、固形物は、ゆっくり添加される必要があり、混合条件は強力 になる。このことにより、混合が過度に高い粘度になり、続いて行われる処理が 、効率的ではなくなる。さらに、強力な処理条件は、風味の劣化を招き、非効率 的な処理は、さらに粘稠な(あまりクリーミーではなく、あまり塗布しやすくな い)製品を生ずる原因となる。 しかし、ナッツペーストが微粉砕されて、ナッツペーストを含有する水不溶性 固形物が、ここにおいて記載される特定の単一モードの粒径分布を有するように なる場合、混合効率は上昇する。このことにより、混合時間が短縮されるだけで なく、ナッツペーストの粘度が著しく低くなる。低い粘度であるということによ り、続いて行われる処理がさらに効率的になり、かつそれ程強力ではなくなり、 その結果、良好な風味を有する製品が得られる。ナッツペーストの低い粘度は、 製品のジャリジャリ感の低減および水不溶性固形物および添加された水溶性固形 物の微細な単一モードの粒径分布へのへの低減に対するホモジナイザーの効率も 増加させる。低粘度であることのもう一つの効果は、ホモジネーション後に熱交 換器への圧力降下を低下させて、その熱交換器が詰まったり、あるいは過負荷に ならないようにする。 ナッツペーストを微粉砕して、ナッツペーストを含有する水不溶性固形物が、 ここにおいて記載されているような特定の単一モードの粒径分布を有するように することも、粘度に対する固形物添加の効果を低下させ、したがって、流動性で 低い脂肪のナッツスプレッドを製造することが不可能になる。 II.ここにおいて記載されるナッツペーストを含有する単一モードのナッツバタ ーおよびスプレッド 本発明は、さらに、以上に記載したナッツペーストを含有する単一モードの全 脂肪ナッツバターおよび減脂肪ナッツスプレッドにも関する。本発明のナッツバ ターおよびスプレッドは、優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有する。こ れらの単一モードのナッツバターおよびスプレッド、およびそれらの製造方法を 、以下に詳細に説明する。A.成分 本発明によるナッツバターおよびスプレッドは、典型的には、約50〜約10 0%のナッツペースト(ここにおいて記載されたナッツペースト)を含有する。 本発明による全脂肪ナッツバターは、典型的には、約90%〜約100%、好ま しくは約90%〜約95%のナッツペーストを含有する。本発明による減脂肪ナ ッツスプレッドは、典型的には、約50%〜約90%、好ましくは約50%〜約 80%のナッツペーストを含有する。 本発明のナッツバターおよびナッツペーストは、任意で、他の成分を含有して もよい。例えば、長鎖脂肪酸のスクロースポリエステル(オレストラ)および他 の脂肪酸のポリオールポリエステルなどの低カロリー油およびノンカロリー油が 使用可能である(例えば、米国特許第3,600,186 号(Mattsonら)、同第4,005,196 号(Jandacek)を参照のこと)。中鎖および長鎖の飽和および/または不飽和脂 肪酸とから製造される混合トリグリセライドもここにおいては使用可能である。 少なくとも10%の中鎖トリグリセライドを含有する油も使用可能である。中鎖 トリグリセライドは、炭素数6〜12の飽和脂肪酸を含有する。中鎖のトリグリ セライドを含有する減カロリーピーナッツバターは、米国特許第4,863,753 号( Hunterら、1989)に記載されている。 本発明の方法によるナッツスプレッドは、任意で安定化剤を含有してもよい。 安定化剤は、あらゆる公知のピーナッツバターの安定化剤であってもよく、例え ば、水素化菜種油、または高比率のC20およびC22脂肪酸を有する他の水素化ト リグリセライドが挙げられる。(例えば、米国特許第3,597,230 号、および同第 3,192,102 号を参照)。安定化剤は、通常は、室温で固体のトリグリセライドで ある。それらは、ナッツバター中で、特定の結晶状態で固化して、油を分離した ままに保持する。これらの材料は、ヨウ素価が8未満の第2の水素化油(例えば 、水素化パーム油、キャノーラ油、大豆油、綿実油、ココナツ油、および類似の 材料)と混合可能である。この安定化剤も、米国特許第4,341,814 号(1982)に 開示されているピーナッツバター安定化剤組成物のように、低融点脂肪フラクシ ョンと混合可能である。 安定化剤に加えて、あるいはその代わりに、本発明の方法において乳化剤を用 いることが可能である。乳化剤は、食品に適合する乳化剤であれば如何なるもの であってもよく、例えば、モノグリセライドまたはジグリセライド、レシチン、 スクロースモノエステル、ポリグリセロールエステル、ソルビタンエステル、ポ リエトキシル化グリセロールおよびそれらの混合物が挙げられる。約3%以下、 好ましくは1%〜3%の安定化剤または乳化剤が用いられる。 ここにおいて記載される方法は、任意で、風味剤も利用可能である。ここにお いて用いられる「風味剤」という用語は、ナッツバターの風味に寄与または促進 する剤である。これらとしては、甘味料、風味増強剤、人工甘味料、天然および 人工フレーバー、風味付けまたは砂糖漬けの小片、穀物片、ナッツチャンク、お よびスプレッドの風味に寄与する他の添加物が挙げられる。好ましくは、甘味料 は、およそスクロースまたはフルクトース程度の甘み強度を有するものである。 甘味料は、糖、糖混合物、人工甘味料、および他の天然甘味材料からなる群から 選ばれる。糖には、例えば、スクロース、フルクトース、デキストロース、蜂蜜 、糖蜜、高フルクトースコーンシロップ、ラクトース、マルトース、およびマル トースシロップが含まれる。甘味料は、一般に、0%〜約8%、好ましくは約1 %〜約6%のレベルで添加される。 アスパルテーム、アセスルファン(acesulfam)、サッカリン、シクラメート、 およびグリシルヒジン(glycyrrhizin)等の人工甘味料も使用可能である。用いら れる人工甘味料の量は、所望される甘みを生ずるのに有用な量であり、約1%〜 7%のスクロースを添加するのに相当する量である。 塩または塩置換体等の風味増強剤(例えば、塩化カリウム、塩化ナトリウム/ 塩化カリウム混合物、調味塩)も使用可能である。用いられる風味増強剤の量は 、所望される味のレベルの問題であるが、通常は、約0.1%〜約2%である。 他の風味剤としては、天然または人工のピーナッツ・フレーバー、ロースト・フ レーバー、およびプラリーヌ/キャラメル・フレーバー、クルミ・フレーバー、 アーモンド・フレーバー、およびフレーバー組成物が挙げられる。 本発明の方法は、ナッツチャンク、およびピーナッツスプレッドと混合可能な 他の風味付けした添加剤も使用可能である。これらの添加剤としては、チョコレ ートのチップまたは小片、または他の風味付けした小片(バタースカッチ・アン ド・ピーナッツ等)、ゼリー(低カロリーゼリー、または通常のゼリー、または ジャム)およびプラリーヌ・ナッツまたは他のキャンディー類が挙げられる。こ れらの添加剤は、通常は、約1〜約20重量%のレベルで添加される。ナッツチ ャンクおよびフレーバーは、脂肪および油を含有してもよい。したがって、これ らの材料を添加することは、ナッツスプレッドの脂肪含有量およびカロリーレベ ルに影響する。 B.本発明のナッツバターおよびスプレッドの製造方法 1.ナッツペーストの製造 本発明の単一モードの全脂肪ナッツバターまたは減脂肪ナッツスプレッドの製 造における第1の工程は、ここにおいて記載されている種類の単一モードのナッ ツペーストを製造することである。そのようなナッツペーストの製造は、上記セ クションIに記載した。 2.ピーナッツペーストの混合タンクへの充填(depositing) 次に、上記のホモジナイズしたピーナッツペーストを、ハミルトンがま(Hamil ton kettle)等の混合タンクに充填(deposit)する。このピーナッツペーストを、 次いで、固形成分を工程(C)で以下に記載するように添加しながら混合する。 3.固形成分の、単一モードピーナッツペーストを含有するタンクへの混合、 および得られた混合物の高剪断ミキサーへの通過 本発明の方法の次の工程は、固形成分(ナッツペーストに含有されるもの以外 )を、単一モードのピーナッツペーストを含有する混合タンクに添加して、該成 分をピーナッツペーストに混合することである。本発明の工程で用いられる固形 成分としては、例えば、コーンシロップ固形物、マルトデキストリン、デキスト ロース、ポリデキストロース、繊維、モノサッカライドおよびジサッカライド、 デンプン(例えば、コーン、馬鈴薯、小麦)および穀粉(例えば、小麦、ラ イ、エンドウ)等の希釈剤;追加のピーナッツ固形物、大豆粉、大豆濃縮物、大 豆単離物、カゼイン、卵白、および他の動物または植物供給源からの蛋白質等の 蛋白質補充剤;および上記の組み合わせを挙げることが可能である。 ナッツペーストに添加される固形成分は、典型的には、約13%〜約50%の ナッツスプレッドを含有する。好ましくは、該固形成分は、約38%〜約45% のナッツスプレッドを含有する。さらに好ましくは、該固形成分は、約32%〜 約43%のナッツスプレッドを含有する。 該固形成分およびあらゆる所望の任意成分は、典型的には、約15〜約45分 の範囲の時間にわたって徐々に添加される。ピーナッツペーストと固形成分との 混合物は、高剪断ミキサー(コロイドミル等)および典型的には熱交換器を通過 させ、その後で、以下に記載する工程(D)で処理する。 好ましい具体例において、固形成分を徐々に添加しながら、得られたピーナッ ツペーストと固形成分との混合物の一部を、コロイドミルを経て上記混合タンク ヘ、あるいはホモジナイザーおよびコロイドミルを経て上記混合タンクへと同時 に再循環(recycle)する。この再循環は、通常は、少なくとも、固形物の全部が 添加されるまで続ける。典型的には(必須ではないが)、この再循環は、ピーナ ッツペーストと固形物との混合物のカッソン塑性粘度が30ポイズ未満になるま で続ける。 ホモジネーションの後および/またはコロイドミル処理の前に熱交換器を任意 で使用して、該混合物を冷却してもよい。熱交換器の使用により、風味の劣化が 防止できる。 4.工程(E)におけるホモジナイザーから排出される温度が約華氏240度 未満になるような、混合物の温度の調整 上記の工程(C)で採用された混合およびコロイドミル処理は、ピーナッツペ ーストと固形物との混合物の温度を上昇させる。(以下に記載の工程(E)にお いて)ホモジナイザーから排出される混合物の温度が華氏240度(116℃) を越える場合、ナッツスプレッドは非常に粘稠になる。この現象は、大豆蛋白質 の展開(unfolding)変性および油吸収、およびこれらの高温で生じるスクロース 、糖蜜およびコーンシロップ固形物のカラメル化によるものであ る。このことは、ナッツスプレッドを、極めて加工しにくくする。しかし、以下 に記載する工程(E)においてホモジナイザーから排出される際の混合物の温度 が約華氏240度(116℃)未満である場合には、ホモジナイザーから排出さ れる該ナッツスプレッドは、望ましくも流動性であり、かつ容易に加工される。 ホモジナイザーが12,000psigの圧力で操作される場合、ホモジナイ ザーに入る前の混合物の温度は、約68℃(華氏155度)未満に調整されて、 ホモジナイザーから排出されるナッツスプレッドの温度が確実に華氏240度( 116℃)を越えないようにしなければならない。好ましくは、ホモジナイザー が12,000psigの圧力で操作される場合には、ホモジナイザーに入る混 合物の温度は、約66℃(華氏150度)〜約68℃(華氏155度)である。 一般に、圧力が1000psigずつ上昇する毎に、ホモジナイザーから排出さ れる際の混合物の温度は、約華氏6度ずつ上昇する。混合物の温度は、多くの慣 用の方法のいずれか(例えば、熱交換器の使用)によって、所望の範囲内に調整 してもよい。 5.ピーナッツペーストと固形成分とを含有する混合物の、ホモジナイザーを 経由した約9,000〜約14,500psigの圧力でのポンプ汲み上 混合物の温度を工程(D)において上記にように調整した後、該混合物を、ホ モジナイザー(ラニー45.175Hホモジナイザー等)のホモジナイザーを経て、約 8,000〜約14,500psigの範囲の圧力でポンプ汲み上げした。好ま しくは、ホモジナイザー内の圧力は、約9,000〜約13,000psigの 範囲である。最も好ましくは、ホモジナイザー内の圧力は、約10,000〜約 12,000の範囲である。ホモジナイザーは、好ましくは、気泡破壊バルブ( 例えば、細いランド(land)を有するバルブ)を装備する。 ホモジナイザーの後で熱交換器を任意で用いて、混合物をコロイドミルに到達 する前に冷却してもよい。熱交換器の使用により、風味の劣化が防止され、かつ コロイドミルの効率増加が促進される。 6.ホモジナイズした混合物の、コロイドミルを経由するポンプ渇み上げ 次に、ホモジナイズした混合物を、コロイドミル(Greerco Colloid Mill等) を経てポンプ汲み上げして、該混合物の粘度を低下させる。典型的には、該コロ イドミルは、0.055インチのギャップで約3600rpmで操作する。 7.ホモジナイズし、コロイドミル処理した混合物の、バーサター(versator) およびスクレープドウォール熱交換器の通過 最後に、ナッツスプレッドを、上記混合物をバーサター(versator)およびスク レープドウォール(scraped wall)熱交換器を通過させることにより仕上げて、該 ナッツスプレッド生成物の酸化安定性を増加させ、かつ該ナッツスプレッドの結 晶構造を調整(set up)する。スクレープドウォール熱交換器は、典型的には、フ リーザーの出口温度が華氏97〜100度であるように操作される。所望により 、全脂肪ナッツのチャンクまたは小片を添加してもよい。 C.ナッツバターまたはナッツスプレッド生成物の特徴 本発明の最終的に得られるナッツバターおよびナッツスプレッド生成物は、カ ッソン塑性粘度が約17ポイズ未満であり、降伏値が約300ダイン/cm2以 下である。本発明のナッツバターおよびスプレッド中に存在する水不溶性固形物 は、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約9 0%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを 構成する水不溶性固形物の少なくとも約85%が約16.7ミクロン未満の粒径 を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも 約75%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペース トを構成する水不溶性固形物の少なくとも約60%が約10.1ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なく とも約45%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペー ストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約30%が約6.2ミクロン未満の 粒径を有するような単一モードの粒径分布を有する。好ましくは、該ナッツバタ ーまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約92%が約21.6 ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する 水不溶性固形物の少なくとも約87%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、 該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約77% が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成 する水不溶性固形物の少なくとも約62%が約10.1ミクロン未満の粒径を有 し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約4 7%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構 成する水不溶性固形物の少なくとも約30%が約6.2ミクロン未満の粒径を有 し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約1 6%が約4.8ミクロン未満の粒径を有する。最も好ましくは、該ナッツバター またはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約92%が約21.6ミ クロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶性固 形物の少なくとも約87%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバ ターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約77%が約13. 0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不溶 性固形物の少なくとも約62%が約10.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッ ツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約47%が約7 .9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不 溶性固形物の少なくとも約30%が約6.2ミクロン未満の粒径を有し、該ナッ ツバターまたはペーストを構成する水不溶性固形物の少なくとも約16%が約4 .8ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツバターまたはペーストを構成する水不 溶性固形物の少なくとも約10%が約3.8ミクロン未満の粒径を有する。 ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の粒径分布曲線は、 約7ミクロン〜約9ミクロンに中心を置く。さらに典型的には、ナッツバターま たはスプレッドを構成する水不溶性固形物の粒径分布曲線は、約7.5〜約8. 5ミクロンに中心を置く。 ナッツバターまたはナッツスプレッドを構成する全固形物は、該固形物の少な くとも約90%が約40ミクロン未満、好ましくは約38ミクロン未満、最も好 ましくは約37ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの分布曲線を有す る。ナッツバターまたはナッツペーストを構成する全固形物の粒径分布曲線は、 約10〜約11ミクロンに中心を置く。 本発明のナッツバターおよびスプレッドの脂肪含有量は、典型的には、約25 %〜約80%、好ましくは約30%〜約60%の範囲である。減脂肪ナッツスプ レッドは、典型的には、脂肪含有量が、約25%〜約45%、好ましくは約30 %〜約40%、さらに好ましくは約30%〜約35%である。全脂肪ナッツバタ ーは、典型的には、脂肪含有量が、約45%〜約80%、好ましくは約45%〜 約60%の範囲である。 驚くべきことに、上述した単一モードのピーナッツペーストを含有する本発明 のピーナッツバターおよびピーナッツスプレッドが、優れた風味、流動性(低粘 度)およびクリーミィ性[固形物(特に水不溶性固形物)の粉砕の細かさ]の組 み合わせを示す。 分析試験法 本発明の要素を特徴付けるのに用いられる多くのパラメータが、特的の実験分 析操作により定量される。これらの操作の各々について、以下に詳細に記載する 。 1.ナッツペーストおよびナッツバターおよびスプレッド中の水不溶性固形物の 粒径分布 A.サンプルの調製 装置 1.Vortex Jr.-Model-K-500 5 Scientific Industries - Bohemia,NY 11716 2.Bandelin Sonorex - Model - RX 106(超音波浴) Bandelin Corp.- Berlin,West Germany 3.IEC Clinical Centrifuge - Model - AF 1752 Damon/IEC Corp.- Median Hts.,MA 02194 4.リブ付き試験管- Model - 14956-IJ Fischer Scietific - Pittsburgh,PA 15218 5.アセトン- Omini/Solv HR EM-AX0110-1 VWR Scientific - Chicago,IL 60666 6.使い捨てガラス製ピペット- #13-678-20A(長さ:5 3/4") VWR Scientific - Chicago,IL 60666 7.IBM PS2 コンピュータ付きマルバーン(Malvern)2600D レーザー粒径アナ ライザー;Munhall Company - Worthington,OH 43085 方法: 1.0.2〜0.3グラム(±0.05グラム)のサンプルを試験管に秤量す る。 2.5.0グラム(±0.1グラム)のアセトンを、サンプルを含有する試験 管に添加する。 3.試験管をボルテックス・シェーカー(Vortex Shaker)で10秒間にわたっ て混合する。 4.試験管を10分間にわたって最大速度で遠心する。 5.液体をデカントし、次いで工程#2〜4を2回繰り返す。 6.最後のアセトン抽出の後、6.0グラム(±0.1グラム)の蒸留水を、 試験管中のサンプルに添加する。 7.試験管をボルテックス・シェーカーで20秒間にわたって混合する。 8.試験管を10分間にわたって最大速度で遠心する。 9.液体をデカントし、次いで工程#6〜8を2回繰り返す。 注意: この方法をクランキーなナッツバターおよびスプレッドについて用いた場合 、上記の水抽出は(3回ではなく)4回行われ、次いで、サンプルをボルテック ス・シェーカーに(20秒ではなく)30秒にわたって置く。 10.0.50グラムの抽出したサンプルを、5.0グラム(±0.1グラム) のアセトンを有する試験管に入れる。 11.サンプルをボルテックス・シェーカーで20秒間にわたって混合する。 12.試験管を超音波浴に少なくとも3分間にわたって置く。 B.粒径分析 IBM PS/2コンピュータを有するマルバーン2600D粒径アナライザ ーを用いて、サンプルの粒径を分析する。移送用ピペットを用いて、5〜6滴の サンプルを、アセトンを満たしたアナライザーのセルに移す。サンプルを、遮光 度(obscuration)が0.2〜0.3になるまで添加する。この遮光度とは、サン プルによって、回析および吸収により遮られる光の量を意味する。この計測器は 、遮光度が0.02〜0.5、好ましくは0.2〜0.3(20%〜30%の光 エネルギーが減少)の場合に、より正確に読みとる。 この装置には、100mmのレンズが固定されていて、該ペーストを構成する (水不溶性)固形物の粒径を決定する。磁性スターラーを用いて、読み取りを行 う間にサンプルが確実に分散するようにする。各サンプルは、各読み取りについ てレーザーを250回通す。各サンプルは、各読み取りの間に2分間の間隔を空 けて最低2回読みとる。 2.ナッツバターまたはスプレッドのカッソン塑性粘度およびカッソン降伏値 8C4−27スピンドルを有するブルックフィールド粘度計(Brookfield Visc ometer)(HATシリーズ)の5C4−13Rチャンバーを用いた。この装置は 、0.465インチ(1.12cm)のスピンドル「束(bob)」から構成される 。サンプル用セルの内径は0.750インチ(1.87cm)である。装置は6 5℃で検量し、全てのサンプルは65℃で測定する。 ナッツスプレッド(空気に曝していない)の14.0グラムのサンプルを、サ ンプル用セルに入れる。このサンプル用セルを、ジャケット付きセルホルダーに 挿入する。チューブ材料等を通っての熱損失を補償するために、ジャケット付き セルホルダーに入る水温は、所望のサンプル温度である65℃よりも数度高くな ければならない。サンプルの温度が65℃に達した後、該サンプルを5分間にわ たって50rpmで予備剪断する。この速度を、次いで100rpmに変え、ダ イアル読み取りの後で得られる測定値を一定値に設定する。100、50、20 、10および5rpmについての5段階の読み取りの合計を記録する。一般に、 読み取り前の時間は、表Iに記載するようにしなければならない。 ダイアルの読み取りおよびrpmは、rpmおよびダイアルの読み取りに0. 34および17をそれぞれ掛け算することにより、剪断応力および剪断速度の値 に換算する。剪断応力の平方根の、剪断速度の平方根に対するプロットは、直線 になる。ダイアルの指針がスケールを振り切った読み取りは無視する。最小二乗 法線形回帰をデータ全体について行い、勾配および切片を算出する。 このデータは、2つの値を算出するのに用いられる。これらの第1の値は、塑 性粘度であり、これは、二乗した線の勾配と等しい。この塑性粘度は、無限剪断 速度におけるナッツスプレッドの粘度の測定値である。それは、ポンプ汲み上げ 、移動または混合の状況における流れに対する抵抗性を正確に予測する。カッソ ン塑性粘度は、ポイズ(poise)で測定する。 第2の値は、降伏値であり、これは、二乗したx切片(横座標)と等しい。こ の降伏値は、ナッツスプレッドが移動を開始するのに必要な力または剪断の量の 測定値である。この降伏値は、ダイン(dynes)/cm2で測定される。塑性粘度と 降伏値との関係は、ナッツスプレッドがさらなる処理(加工)においてどのよう に挙動するかを決定する。 実施例 実施例I 実施例Iは、ここにおいて記載される種類の単一モードのナッツペーストから 製造される単一モードの減脂肪クリーミィ・ピーナッツスプレッドを記載する。 このピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、以下のとおりである。 ピーナッツを華氏422度で炒り、バウアー・ミル(Bauer Mill)内で湯むきし 、粉砕する。粉砕したピーナッツを、次いで、ラニー(Rannie)型#18.72H ホモジナイザーを通して1200 lbs/時間の速度および12,000ps igの圧力でポンプ汲み上げする。ホモジナイズしたナッツペーストを、次いで 、熱交換器を通過させることにより冷却し、100ガロンのハミルトンがまに入 れる。 ナッツペーストを構成する水不溶性粒子は、該ナッツペーストを構成する水不 溶性固形物の88%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペースト を構成する水不溶性固形物の80%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該 ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の70%が約13.0ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の59%が約10.1 ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の47 %が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶性 固形物の31%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するのような単一モードの粒 径分布を有する。ナッツペーストを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、 8.4ミクロンに中心を置く。 糖蜜、安定化剤、および乳化剤を、上記ナッツペーストを含有する混合タンク に添加し、華氏150度の一定温度に保持する。混合は約5分間にわたって継続 する。 次いで、塩および砂糖を、該混合タンクの上に配置されたK−Tron−35 ツインスクリューフィーダーに充填し、該混合タンクに103 lbs/時間の 一定供給速度で添加する。砂糖および塩を添加した後で、コーンシロップ固形物 を該フィーダーに充填し、次いで、該混合タンクに同じ速度で添加する。最後に 、大豆蛋白質単離物を該フィーダーに充填し、該混合タンクに同じ速度で添加す る。 固形物を混合タンク内のピーナッツペーストに添加している間中にわたって、 該タンク混合物の一部を、広い開口ギャップで操作される5インチの GreercoW- 500Hコロイドミルおよび熱交換器を通してポンプ汲み上げし、次いで該混合タン クに再度入れる。これは、1200 lbs/時間での再循環ループである。固 形物の全部を添加し終わった後、混合物を、コロイドミルおよび熱交換器を通し て30分間にわたって再循環し続ける。 この混合物を、次いで、12,000psigの圧力でラニー型#18.72 Hホ モジナイザーを通して、次に熱交換器およびコロイドミルを通してポンプ汲み上 げし、タンクに入れる。ビタミン類およびミネラル類を該混合物に添加し、その 混合物を慣用のピーナッツバター仕上げ装置に通過させる。例えば、該混合物は 、バーサター(versator)およびスクレープドウォール熱交換器を通過させ、次い で、冷却し、ピッカーボックス(picker box)を通過させる。好ましくは、その温 度は、50℃以下である。 仕上がったナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が約17.3ポイズであり 、かつ降伏値が198ダイン/cm2である。ピーナッツスプレッド生成物を構 成する水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の92 %が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不 溶性固形物の88%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッ ドを構成する水不溶性固形物の80%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、 該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の66%が約10.1ミクロン未 満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の50%が約7 .9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固 形物の32%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分 布を有する。該ナッツスプレッドを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、 7.8ミクロンに中心を置く。このナッツスプレッドの脂肪含有量は34%であ る。実施例II 実施例IIは、ここにおいて記載される種類の単一モードのナッツペーストから 製造される単一モードの減脂肪クリーミィ・ピーナッツスプレッドを記載する。 このピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、実施例Iにおいて上記さ れるものと同一である。 ナッツペーストは、実施例Iにおいて記載されるようにして製造される。この ナッツペーストは、100ガロンのハミルトンがまに入れる。糖蜜、安定化剤、 および乳化剤を、華氏150度の一定温度に保持されている混合タンクに添加す る。混合は、約5分間にわたって続ける。 次いで、塩および砂糖を、該混合タンクの上に配置されたK−Tron−35 ツインスクリューフィーダーに充填し、該混合タンクに103 lbs/時間の 一定速度で添加する。糖および塩を添加した後で、コーンシロップ固形物を該フ ィーダーに充填し、次いで、該混合タンクに同じ速度で添加する。最後に、大豆 蛋白質単離物を該フィーダーに充填し、該混合タンクに同じ速度で添加する。 固形物を混合タンク内のピーナッツペーストに添加している間中にわたって、 該タンク混合物の一部を、Gaulin M-3ホモジナイザー(7,000psig)、 熱交換器、広い開口ギャップで操作される5インチの Greerco W-500H コロイド ミルを通してポンプ汲み上げし、次いで該混合タンクに再度入れる。これは、9 06 lbs/時間での再循環ループである。固形物の全部を添加し終わった後 、混合物を、ホモジナイザー、熱交換器およびコロイドミルを通して30分間に わたって再循環し続ける。 この混合物を、次いで、Gaulinホモジナイザー(7,000psig)、熱交 換器およびコロイドミルを通してポンプ汲み上げする。ビタミン類およびミネラ ル類を該混合物に添加し、その混合物をバーサターおよびスクレープドウォール 熱交換器を通過させる。 このナッツ混合物を次いで典型的な慣用のピーナッツバター仕上げ装置に通過 させる。生成物を冷却し、ピッカーボックスを通過させる。好ましくは、この温 度は50℃以下である。 仕上がったナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が約9.3ポイズであり、 かつ降伏値が206ダイン/cm2である。ピーナッツスプレッド生成物を構成 する水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の94% が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶 性固形物の89%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッド を構成する水不溶性固形物の82%が約13.0ミクロン未満の粒径を有し、該 ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の67%が約10.1ミクロン未満 の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の52%が約7. 9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の 34%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有 する。該ナッツスプレッドを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、7.7 ミクロンに中心を置く。このナッツスプレッドの脂肪含有量は34%である。実施例III 実施例III は、ここにおいて記載される種類の単一モードのナッツペーストか ら製造される単一モードの減脂肪クランキー・ピーナッツスプレッドを記載する 。このピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、以下のとおりである。 ピーナッツペーストは、実施例Iに記載されているようにして製造する。この ナッツペーストを100ガロンのハミルトンがまに入れる。糖蜜、安定化剤およ び乳化剤を、華氏150度の一定温度に保持されている混合タンクに添加する。 混合は約5分間にわたって継続する。 乾燥した固形物を、K−Tron−35ツインスクリューフィーダーに充填し 、上記タンクに106 lbs/時間に速度で供給する。砂糖および塩を最初に 充填・供給し、続いてコーンシロップ固形物および大豆単離蛋白質の混合物を供 給する。 固形物を混合タンク内のピーナッツペーストに添加している間中にわたって、 該タンク混合物の一部を、Gaulin M-3ホモジナイザー(7,000psig)、 熱交換器、広い開口ギャップで操作される5インチの Greerco W-500H コロイド ミルを通してポンプ汲み上げし、次いで該混合タンクに再度入れる。これは、9 06 lbs/時間での再循環ループである。固形物の全部を添加し終わった後 、混合物を、ホモジナイザー、熱交換器およびコロイドミルを通して30分間に わたって再循環し続ける。 この混合物を、Gaulinホモジナイザー(圧力:7,000psig)、次いで 熱交換器およびコロイドミルを通してポンプ汲み上げする。ビタミン類およびミ ネラル類を該混合物に添加し、その混合物をバーサターおよびスクレープド ウォール熱交換器を通過させる。 このナッツ混合物を次いで典型的な慣用のピーナッツバター仕上げ装置に通過 させる。生成物を冷却し、ピッカーボックスを通過させる。好ましくは、この温 度は50℃以下である。 仕上がったナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が約10.1ポイズであり 、かつ降伏値が253ダイン/cm2である。ピーナッツスプレッド生成物を構 成する水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の94 .8%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する 水不溶性固形物の90.4%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツ スプレッドを構成する水不溶性固形物の81.6%が約13.0ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の66.2%が約1 0.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形 物の49.8%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構 成する水不溶性固形物の32.9%が約6.2ミクロン未満の粒径を有し、該ナ ッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の19.2%が約4.8ミクロン未満 の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の10.3%が約 3.8ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有する。該ナ ッツスプレッドを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、7.9ミクロンに 中心を置く。このナッツスプレッドの脂肪含有量は30%である。 全脂肪ナッツ粒子を、Cherry Burrell フルーツ・ミキサーを用いて上記スプ レッドに添加する。15%のピーナッツ粒子が用いられる場合、最終的に得られ るナッツスプレッドは、脂肪含有量が34%である。実施例IV 実施例IVは、ここにおいて記載される種類の単一モードのナッツペーストから 製造される単一モードの減脂肪クリーミィ・ピーナッツスプレッドを記載する。 このピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、実施例Iにおいて上記さ れるものと同一である。 ピーナッツを華氏422度で炒り、バウアー・ミル内で湯むきし、粉砕する。 ピーナッツを粉砕しながら、砂糖、塩、ハードストック、乳化剤および糖蜜をベ ース・ペーストに添加する。この混合物を、次いで、ラニー型#45.175H ホモジナイザーを通して20,000 lbs/時間の速度および12,000 psigの圧力でポンプ汲み上げする。ホモジナイズしたナッツペーストを、次 いで、プレート・アンド・フレーム(plate and frame)熱交換器、7 1/2イ ンチのGreerco コロイドミル(0.055インチのギャップで操作)およびもう 一つのプレート・アンド・フレーム熱交換器を通過させることにより冷却する。 このナッツペーストを構成する水不溶性粒子は、該ナッツペーストを構成する水 不溶性固形物の88%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペース トを構成する水不溶性固形物の80%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、 該ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の80%が約13.0ミクロン未満 の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の70%が約10. 1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶性固形物の5 9%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツペーストを構成する水不溶 性固形物の47%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒 径分布を有する。該ナッツペーストを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は 、8.4ミクロンに中心を置く。 ナッツペーストは、固形物分散ディスクを装備する10,000ガロンのかま に入れる。再循環ループを開始し、そこにおいて該ペースト混合物の一部を、熱 交換器、7 1/2インチのGreerco W-500Hコロイドミル(0.055インチの ギャップで操作される)、もう1つの熱交換器を通してポンプ汲み上げし、次い で、華氏150度の一定温度に保持されている混合タンクに再度入れる。これは 、20,000 lbs/時間での再循環ループである。 固形物の供給は、再循環を開始した直後に開始する。固形物の全部を50分間 に間に添加する。この混合物は、固形物の全部が添加し終わった後、約30分間 にわたって再循環する。 次に、この混合物を、ラニー#45.175Hホモジナイザー(12,000 psig)、熱交換器、コロイドミルを通過させてタンクに入れる。ビタミン類 およびミネラル類を該混合物に添加し、その混合物をバーサターおよびスクレー プドウォール熱交換器を通過させる。 このナッツ混合物を次いで典型的な慣用のピーナッツバター仕上げ装置に通過 させる。生成物を冷却し、ピッカーボックスを通過させる。好ましくは、この温 度は50℃以下である。 仕上がったナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が約13.6ポイズであり 、かつ降伏値が213ダイン/cm2である。ピーナッツスプレッド生成物を構 成する水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の92 .1%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する 水不溶性固形物の87.8%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツ スプレッドを構成する水不溶性固形物の80.4%が約13.0ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の66.3%が約1 0.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形 物の50.3%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構 成する水不溶性固形物の31.5%が約6.2ミクロン未満の粒径を有し、該ナ ッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の18.4%が約4.8ミクロン未満 の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の10.5%が約 3.8ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有する。該ナ ッツスプレッドを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、7.8ミクロンに 中心を置く。このナッツスプレッドの脂肪含有量は34%である。実施例V 実施例Vは、ここにおいて記載される種類の単一モードのナッツペーストから 製造される単一モードの減脂肪クランキー・ピーナッツスプレッドを記載する。 このピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、実施例III において上記 されるものと同一である。 単一モードのナッツペーストは、実施例IVにおいて上記したようにして製造さ れる。このナッツペーストは、固形物分散ディスクを装備する10,000ガロ ンのかまに入れる。再循環ループを開始し、そこにおいて該ペースト混合物の一 部を、熱交換器、7 1/2インチのGreerco W-500Hコロイドミル(0.055 インチのギャップで操作される)、もう1つの熱交換器を通してポンプ汲み上げ し、次いで、華氏150度の一定温度に保持されている混合タンクに再度入れる 。これは、20,000 lbs/時間での再循環ループである。 固形物の供給は、再循環を開始した直後に開始する。固形物は2時間以内に添 加される。混合物の脂肪含有量が34%になったら、この混合物を、固形物添加 の残りを行うために、ホモジナイザー(6,000psig)、熱交換器および コロイドミルを通過させて再循環させる。この混合物は、固形物の全部が添加し 終わった後、約30分間にわたって再循環する。次に、この混合物を、ラニー# 45.175Hホモジナイザー(12,000psigの圧力)、熱交換器、コ ロイドミル、もう1つの熱交換器を通過させて、再度タンクに入れる。ビタミン 類およびミネラル類を該混合物に添加し、その混合物をバーサターおよびスクレ ープドウォール熱交換器を通過させる。 このナッツ混合物を次いで典型的な慣用のピーナッツバター仕上げ装置に通過 させる。生成物を冷却し、ピッカーボックスを通過させる。好ましくは、この温 度は50℃以下である。 仕上がったナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が約15ポイズであり、か つ降伏値が267ダイン/cm2である。ピーナッツスプレッド生成物を構成す る水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の94.4 %が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不 溶性固形物の88.3%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプ レッドを構成する水不溶性固形物の77.8%が約13.0ミクロン未満の粒径 を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の62.3%が約10. 1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の 46.9%が約7.9ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成す る水不溶性固形物の29.8%が約6.2ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツ スプレッドを構成する水不溶性固形物の16.1%が約4.8ミクロン未満の粒 径を有するような単一モードの粒径分布を有する。該ナッツスプレッドを 構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、8.3ミクロンに中心を置く。この ナッツスプレッドの脂肪含有量は30%である。 全脂肪ナッツ粒子を、Cherry Burrell フルーツ・ミキサーを用いて上記スプ レッドに添加する。15%のピーナッツ粒子が用いられる場合、最終的に得られ るナッツスプレッドは、脂肪含有量が34%である。実施例VI 実施例VIは、連続法により製造される減脂肪ピーナッツスプレッドを記載する ものであり、この連続法では、固形成分が、ツイン・スクリュー混合装置(例え ば、Reeadco ミキサー)内で連続して混合される。再循環の流れは用いなかった 。実施例VIのピーナッツスプレッドの製造に用いられる成分は、実施例Iで用い られるものと同一である。ピーナッツペーストは、実施例Iのように製造され、 固形成分は、全部を一度に添加する。固形物が添加された後、ピーナッツペース トと固形成分との混合物を、0.055インチのギャップで操作される7.5イ ンチのGreerco コロイドミルを通過させてポンプ汲み上げする。次に、この混合 物の温度を約65.5℃に調整する。この混合物を、ラニー45.175Hホモ ジナイザー(12,000psigの圧力)、次いで熱交換器、コロイドミル、 もう1つの熱交換器、およびバーサターを通過させてポンプ汲み上げする。 このナッツスプレッドは、カッソン塑性粘度が17ポイズ未満であり、かつ降 伏値が300イン/cm2未満である。ピーナッツスプレッド生成物を構成する 水不溶性固形物は、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも 約90%が約21.6ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成す る水不溶性固形物の少なくとも約85%が約16.7ミクロン未満の粒径を有し 、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約75%が約13 .0ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物 の少なくとも約60%が約10.1ミクロン未満の粒径を有し、該ナッツスプレ ッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約45%が約7.9ミクロン未満の 粒径を有し、該ナッツスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも約 30%が約6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有 する。該ナッツスプレッドを構成する非水溶性固形物の粒径分布曲線は、約7ミ クロン〜約9ミクロンに中心を置く。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KZ,RU,TJ,TM),A L,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR,BY ,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES, FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 シアラー,マーク,デニス アメリカ合衆国 45208 オハイオ州 シ ンシナティー ポーツマス 3020 ナンバ ー2 (72)発明者 ザッケンハイム,リチャード,ジョーゼフ アメリカ合衆国 45013 オハイオ州 ハ ミルトン ウッドリッジ ドライブ 1431

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水不溶性固形物を含有するナッツペーストであって、a)前記水不溶性固形 物が、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも80%が 21.6ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶 性固形物の少なくとも75%が16.7ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツ ペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも65%が13.0ミクロン 未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なく とも55%が10.1ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成す る前記水不溶性固形物の少なくとも45%が7.9ミクロン未満の粒径を有し、 前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも30%が6.2 ミクロン未満の粒径を有するような単一モードの粒径分布を有しており、b)粒 径分布曲線が7〜9ミクロンに中心をおき、c)前記ナッツペーストの脂肪含有 量が少なくとも45%であり、かつd)前記ナッツペーストのカッソン(Casson) 塑性粘度が15ポイズ未満であることを特徴とするナッツペースト。 2.前記水不溶性固形物が、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物 の少なくとも85%が21.6ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペースト を構成する前記水不溶性の固物の少なくとも80%が16.7ミクロン未満の粒 径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも70 %が13.0ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水 不溶性固形物の少なくとも60%が10.1ミクロン未満の粒径を有し、前記ナ ッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも47%が7.9ミクロ ン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少な くとも30%が6.2ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成す る前記水不溶性固形物の少なくとも16%が4.8ミクロン未満の粒径を有する ような単一モードの粒径分布を有することを特徴とする請求項1に記載のナッツ ペースト。 3.水不溶性固形物を含有するナッツペーストの製造方法であって、該ナッツペ ーストが、a)前記水不溶性固形物が、前記ナッツペーストを構成する前記水不 溶性固形物の少なくとも80%が21.6ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッ ツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも75%が16.7ミクロ ン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少な くとも65%が13.0ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成 する前記水不溶性固形物の少なくとも55%が10.1ミクロン未満の粒径を有 し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固形物の少なくとも45%が7 .9ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツペーストを構成する前記水不溶性固 形物の少なくとも30%が6.2ミクロン未満の粒径を有するような単一モード の粒径分布を有しており、かつb)粒径分布曲線が7〜9ミクロンに中心をおき 、かつc)前記ナッツペーストの脂肪含有量が少なくとも45%であり、c)前 記ナッツペーストのカッソン(Casson)塑性粘度が15ポイズ未満であることを特 徴とする方法であって、 i)ローストしたピーナッツを粉砕して(grind)して、ナッツペーストを形成 する工程と、 ii)前記ナッツペーストを微粉砕する(milling)工程と、 iii)前記ナッツペーストの脂肪含有量を少なくとも45%に維持し、かつ前 記ナッツペーストのカッソン塑性粘度を少なくとも15ポイズに維持する工程と を具えることを特徴とする方法。 4.前記微粉砕する工程が、前記ナッツペーストを、8,000〜14,500 psigの範囲の圧力で1〜3分間にわたって操作されるホモジナイザーを通し てのポンプ汲み上げにより達成されることを特徴とする請求項3に記載の方法。 5.優れた流動性、テクスチャーおよび風味を有し、かつ a)50〜100%の請求項1のナッツペーストと、 b)0〜3%の安定化剤と、 c)0〜30%の増量剤と、 d)0〜8%の芳香剤と、 e)0〜3%の乳化剤と を含有することを特徴とする単一モードのナッツバターまたはナッツスプレッド であって、 前記ナッツバターまたはナッツスプレッド製品が、i)17ポイズ未満のカッ ソン塑性粘度、ii)300ダイン/cm2未満の降伏値、iii )前記ナッツバタ ーまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも90%が21.6ミ クロン未満の粒径を有し、前記ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶 性固形物の少なくとも85%が16.7ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツ バターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも75%が13. 0ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツバターまたはスプレッドを含有構成水 不溶性固形物の少なくとも60%が10.1ミクロン未満の粒径を有し、前記ナ ッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも45%が7 .9ミクロン未満の粒径を有し、かつ前記ナッツバターまたはスプレッドを構成 する水不溶性固形物の少なくとも30%が6.2ミクロン未満の粒径を有するよ うな単一モードの粒径分布、およびiv)7〜9ミクロンに中心を置く粒径分布曲 線を有することを特徴とする単一モードのナッツバターまたはナッツスプレッド 。 6.脂肪含有量が25〜80%の範囲であることを特徴とする請求項5に記載の 単一モードのナッツバターまたはスプレッド。 7.前記水不溶性固形物が、前記ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不 溶性固形物の少なくとも92%が21.6ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッ ツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも87%が16 .7ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツバターまたはスプレッドを構成する 水不溶性固形物の少なくとも77%が13.0ミクロン未満の粒径を有し、前記 ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも62%が 10.1ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツバターまたはスプレッドを 構成する水不溶性固形物の少なくとも47%が7.9ミクロン未満の粒径を有し 、前記ナッツバターまたはスプレッドを構成する水不溶性固形物の少なくとも3 0%が6.2ミクロン未満の粒径を有し、前記ナッツバターまたはスプレッドを 構成する水不溶性固形物の少なくとも16%が4.8ミクロン未満の粒径を有す るような単一モードの粒径分布を有することを特徴とする請求項6に記載の単一 モードのナッツバターまたはスプレッド。 8.前記ナッツバターまたはスプレッドを構成する全固形物の粒径分布曲線が1 0〜11ミクロンに中心を置くことを特徴とする請求項7に記載の単一モードの ナッツバターまたはスプレッド。 9.a)前記ナッツペーストを混合タンクに入れる工程と、 b)前記ナッツペーストに前記固形成分を混合して混合物を形成し、該混合物 を高剪断ミキサーに通過させる工程と、 c)前記混合物の温度を、工程(d)においてホモジナイザーから排出される 際の該混合物の温度が115.5℃未満になるように調整する工程と、 d)前記混合物を、ホモジナイザーを通して、8,000〜14,500ps igの範囲の圧力でポンプ汲み上げする工程と、 e)前記混合物を、コロイドミルを通してポンプ汲み上げする工程と、 f)前記混合物を、バーサター(versator)およびスクレープドウォール(scrap ed wall)熱交換器を通してポンプ汲み上げする工程と を具えることを特徴とする請求項5に記載の単一モードのナッツバターまたはナ ッツスプレッドを製造するための方法。 10.a)前記ナッツペーストを混合タンクに入れる工程と、 b)前記ナッツペーストに前記固形成分を混合して混合物を形成し、同時に、 該混合物の一部をコロイドミルを通して再循環させて前記混合タンクに戻す工程 と、 c)前記混合物の温度を、工程(d)においてホモジナイザーから排出される 際の該混合物の温度が115.5℃未満になるように調整する工程と、 d)前記混合物を、ホモジナイザーを通して、8,000〜14,500ps igの範囲の圧力でポンプ汲み上げする工程と、 e)前記混合物を、コロイドミルを通してポンプ汲み上げする工程と、 f)前記混合物を、バーサター(versator)およびスクレープドウォール(scrap ed wall)熱交換器を通してポンプ汲み上げする工程と を具えることを特徴とする請求項5に記載の単一モードのピーナッツバターまた はスプレッドを製造するための方法。
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