JPH10511733A - 清澄ニームオイルおよび製造方法 - Google Patents

清澄ニームオイルおよび製造方法

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JPH10511733A
JPH10511733A JP50135597A JP50135597A JPH10511733A JP H10511733 A JPH10511733 A JP H10511733A JP 50135597 A JP50135597 A JP 50135597A JP 50135597 A JP50135597 A JP 50135597A JP H10511733 A JPH10511733 A JP H10511733A
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バーネツト,デボラ・ハウル
ウオルター,ジエイムズ・エフ
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サーモ・トリロジー・コーポレーシヨン
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Abstract

(57)【要約】 13℃以下に曇点を示す清澄ニームオイルは低下した植物毒性を示す。希塩基水溶液を用いるか或は脂質を分解する活性を有する酵素を用いて粗ニームオイルを処理すると、植物毒性が満足されるほど低い清澄ニームオイルが得られる。この方法では、粗ニームオイルを清澄にする現存方法を用いると発生するワックス状副生成物の廃棄流れの量が少なくなるか或はなくなることから、この方法は有利である。

Description

【発明の詳細な説明】 清澄ニームオイルおよび製造方法 発明の分野 本発明は、ニーム木(neem trees)から単離される生物防除剤(b iocontrol agents)の分野に関し、より詳細には、殺ダニ、殺 菌・殺カビおよび殺虫特性を有していて植物に対する毒性が低い貯蔵安定性ニー ムオイルに関する。 発明の背景 熱帯の常緑樹であるニーム木は、昆虫が耐性を発現しない有害生物防除剤源と して数百年に渡って用いられてきた。種々のニーム木抽出液、特に親水性のテト ラノルトリテルペノイドアザジラクチン(tetranortriterpen oid azadirachtin)を含有する抽出液は種々の目に属する数多 くの昆虫種が示す食餌挙動、変態(昆虫の成長調節[IGR]に影響)、繁殖力 、適応度に影響を与えることが知られている。 アザジラクチンを含有するニームオイルは、冷したニーム種子からオイルプレ スで機械的に絞り出し可能であるか或はソックスレー装置を用いてアルコールま たは他の溶媒で抽出可能である。ニームオイルが少量の場合、ニーム種子粉末に 水を少し添加して手でもむことでオイルを得ることができる(Schmutte rer & Helip 1988)。このように、親水性抽出可能物と疎水性 抽出可能物両方の混合物が入っている種々の材料を記述する目的で言葉「ニーム オイル」が用いられてきた。抽出方法が多様でありそしてその結果として得られ るニームオイルの組成が多様なことから、「ニームオイル」が示す真の特性に関 して 多大な混乱がもたらされた。KhanおよびWassilew(1986)は、 彼らが調製した「ニームオイル」(ニーム核を水で抽出することで調製)が普通 の菌・カビ14種に対して示す効果を試験していて、その菌・カビには紅色白せ ん菌(Trichophyton rubrum)、紫色白せん菌(T.Vio laceus)、渦状白せん菌(T.concentrichus)、毛そう白 せん菌(T.mentagrophytes)、有毛表皮糸状菌(Epider mophyton floccosum)、ミエルスポルム・シタネウム(Mi ersporum citaneum)、スクロフラリオプシス・ブレヴィカウ リス(Scrophulariopsis brevicaulis)、ゲオト リクム・カンジダム(Geotrichum candidum)およびフーザ リウム種(Fusarium sp)が含まれ、そして彼らはニームオイルが菌 ・カビの成長を抑制しないことを見い出し、そして実際、ニームオイル自身にも 現実に増殖する菌・カビが数種入っている。それにも拘らず、著者不明の論文( Anon.1986)には、「ニームオイルの乳化性濃縮調合物から希釈した1 0%ニームオイル」は数種の菌・カビ、例えば黒色アスペルギルス、フーザリウ ム・モニリフォルメ(Fusarium moniliforme)、マクロフ ォミア・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina)お よびドレシュレラ.ロストラタ(Drechslera rostrata)な どを完全に抑制すると報告されている。しかしながら、このような調合物に関す る具体的な詳細は与えられていなかった。 Kahn他(1986)は、ニームオイル(源は同定されていない)は種々の 菌・カビの成長に対して抑制効果を全く示さなかったと報告し ている。実際、ニームオイルにはカビ(黒色アスペルギルスおよび黄色アスペル ギルスを含む)が混入することが報告されている。同様に、Sharma他(1 986)は、3−5%のニーム種子オイル(調製方法は与えられていない)はひ なまめに付くポドボアラ(pod borer)、即ちヘリオチス・アルミゲラ (Heliothis armigera)の防除に全く効果を示さないと報告 しており、Gujar他(1985)は、ニーム種子オイル(調製方法は与えら れていない)は砂漠のバッタ(desert locust)であるスキストセ ルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)に全く効果 を示さなかったことを報告している。 それとは対照的に、種子からオイルを絞り出すか或は水系溶媒を用いて抽出す ることで調製したニームオイルは有効な殺虫剤および殺菌・殺カビ剤であること が報告されている。10%のニームオイル(調製方法は同定されていない)(A non 1986)は特定の菌・カビの増殖をインビトロで抑制したことが報告 されている。Dryer(1986)は、冷して手で絞ることで得たニームオイ ルも水系抽出液と同様に菜食節足動物を防除したがエキスペラー(expell er)で絞ったオイルが示す活性はずっと低いことを開示している。 同様に、ニームオイルを昆虫の防除で用いることに関する文献にも食い違いが ある。SchmuttererおよびHallpap(1986)は、葉ダニ[ スクロビパルパ・エルガシナ(Scrobipalpa ergasina)] 、リーフローラー(leaf roller)[フィシタ・メロゲヌ(Phyc ita melogenu)]およびリーフホッパー(leaf hopper )[ジャコビエラ・ファシア イナ(Jacobiella faciaina)]の忌避ではニーム種子の水 系抽出液の方がニームオイルよりも有意に優れていることを示している。Man sour他(1986)は、クモダニ、即ちテトラニクス・シナバリヌス(Te tranychus cinnabarinus)の防除ではニーム種子のペン タン抽出液の方がエタノールもしくはメタノール抽出液よりもずっと有効であっ たが、驚くべきことに、フィトセイウルス・ペルシミリス(Phytoseiu lus persimilis)ダニの防除ではエタノールもしくはメタノール 抽出液の方がペンタン抽出液よりも有効であったと報告している。 Yamasaki他は、ヘキサンを用いるとサラニン(salannin)含 有量が高いことが知られているインディアン(indian)ニーム種子から得 られる粗植物抽出液からテトラノルトリテルペノイドサラニンを単離することが できることを示している。サラニン抽出液が示す生物学的活性は、噛む昆虫、例 えば甲虫および幼虫などへの投与で食餌を阻止しそして成長を抑制する活性であ ることが報告されている。 粗ニームオイルは貯蔵安定性を示さず、生物防除活性を失い得る。米国特許第 5,409,708号(引用することによって本明細書に組み入れられる)の溶 媒抽出方法を用いることにより、安定性を低下させる成分を粗ニームオイルから 除去することができる。このような溶媒抽出方法は、粗ニームオイルの曇点(c loud point)を下げるに有効でありかつ清澄生成物の貯蔵安定性を高 める。しかしながら、その方法では脱溶媒(solvent−strippin g)段階とオイル分別段階が必要であり、その場合、その中に入っている特定の ワックスおよび脂肪酸が固化して染み出る。更に、その方法では、投入したニー ムオイルの体積が有意に低下することで廃棄生成物流れが生じ、その流れを処分 する必要があることから、製造業者または消費者に有意な出費がかかることにな る。上記特許に従い、35ポンドの粗ニームオイルを溶媒抽出で清澄にする場合 、清澄オイルが30ポンド得られると共にニームワックスが5ポンド生じる。こ の清澄オイルとワックス画分の両方とも活性を示すが、植物に対する毒性はワッ クス画分の方がより高いことから、葉で用いる場合には清澄オイル画分の方が有 効である。従って、上記ワックス画分に最も適切な使用は休眠植物もしくは非植 物材料に投与される調剤における使用であろう。 本技術において、ニームワックス副生成物の生成量を最小限にしながら葉植物 毒性(foliar phytotoxicity)が低くて貯蔵安定性が高い 清澄ニームオイルを製造することができれば、経済および他の実用理由の両方で 望ましいことである。 発明の要約 本発明の要約は、粗ニームオイルを塩基水溶液またはリパーゼで処理すること で粗オイルの曇点を低くして製造過程で生じるワックス廃棄流れをなくすか或は 本質的になくすことである。請求する方法で製造した清澄ニームオイルは、植物 に対する毒性が低くて貯蔵安定性を示す殺虫剤、殺菌・殺カビ剤および/または 有害生物防除剤である。 本発明の1つの目的は、従来の方法が有する制限が回避されるにも拘らず殺虫 、殺菌・殺カビおよび/または有害生物防除活性を保持していて植物に対する毒 性が低くて貯蔵安定性を示す清澄ニームオイルを製造する方法を提供することに ある。 以下に示す詳細な説明を考慮することで本発明の他の目的、特徴およ び利点が明らかになるであろう。 発明の詳細な説明 熱帯のニーム木、即ちアザジラクチン・インディカ(Azadirachti n indica)の種子および葉に含まれるある種の活性材料、特にテトラノ ルトリテルペノイド類であるアザジラクチンおよびサラニンは、これらが強力な 殺虫活性を示すことで知られている。本発明は、非極性で疎水性の溶媒で抽出し たニームオイルから調製した種々の殺虫および殺菌・殺カビ調剤に向けたもので あり、これらは、実質的にアザジラクチンを含まないが、昆虫有害生物を植物の 表面から忌避しそして種々の生活段階、特に卵および幼虫段階の昆虫有害生物を 死滅させかつ菌・カビ病原体を防除する能力を有する。本明細書では、ニームオ イルに入っているアザジラクチンの量が1重量パーセント未満、好適にはアザジ ラクチンの量が0.2重量パーセント未満、最も好適にはアザジラクチンの量が 0.06重量パーセント未満であることを示す目的で、言葉「実質的にアザジラ クチンを含まない」を用いる。 言葉「殺虫剤」を本明細書で用いる場合、この言葉に昆虫忌避剤、殺幼虫剤お よび殺卵剤などを包含させることを意図する。言葉「殺虫有効量」または「殺菌 ・カビ有効量」は、所望の殺虫もしくは殺菌・殺カビ活性を及ぼすに充分な活性 物質用量を意味する。本明細書では、ニーム種子から抽出でか或はそれを機械的 に絞ることで得たニームオイルを示す目的で言葉「粗ニームオイル」を用いる。 言葉「清澄ニームオイル」は曇点が12℃以下のニームオイルを表す。本明細書 では、粗ニームオイルから得られる半固体状のニームワックス画分を表示する目 的で言葉「ニームワックス」または「ニームワックス画分」を互換的に用いる。 「曇点」は、液体を冷却した時にワックス状結晶の曇が最初に現れる温度を意味 する。本発明に従って調製する清澄ニームオイルが示す曇点はASTM D25 00−86「Standard Test Method for Cloud −Point of Petroleum Oils」で容易に測定される。曇 点が下がることは、一般に、オイル中のワックス量および脂質量が低下すること に相当する。 ニーム種子は2つの部分、即ちオイルを含有しない、即ち殺虫活性を示さない 殻と、オイルおよびアザジラクチンを含有する核から成っている。ニーム種子の 大きさ、形状および組成は極めて多様であり得る。世界中で得られる種子は、ピ ー(pea)のように小さくて丸いもの、或はビーン(bean)のように大き くて長いものが存在し得る。また、世界中で得られる種子の組成も表Aに示すよ うにかなり多様である。特に、我々は、アザジラクチン濃度が高いニーム木から 得たオイルが殺虫性と殺菌・殺カビ性の両方を示すことを見い出した。 ニーム種子から得た粗ニームオイルから本発明の殺虫剤および殺菌・ 殺カビ剤調合物を調製する。ニーム種子から粗ニームオイルを取り出すには主に 下記の2つの方法がある:排除方法(種子からオイルを絞り出す)および抽出方 法(種子を溶媒に溶解させてオイルを取り出す)。それらの方法で得られた材料 は本質的に非常に異なる特性を示す。排除方法で種子から得られたオイルはまた 同じ過程でその種子から排除された水も含有する。このような水系材料はそれと 一緒にリミノイド類(liminoids)、例えばアザジラクチンなど(これ ら自身が殺虫活性を示す)を含有する。本発明の方法は、機械的排除方法で得ら れた粗ニームオイルに対して、或は溶媒抽出で製造された粗ニームオイルに対し て実施可能である。いずれの方法も使用可能であるが、溶媒抽出で得られる粗ニ ームオイルの方が水含有量が低くかつ昆虫に対する活性が高いことから、この方 が好適である。 疎水性溶媒で抽出された粗ニームオイルそしてそれの製造方法は米国特許第5 ,356,628号(引用することによって本明細書に組み入れられる)に開示 されている。簡単に言えば、粉砕したニーム種子を非極性で疎水性の溶媒で約5 メッシュ抽出することで粗ニームオイルを取り出す。良好な収率を得るには溶媒 を有意な過剰量(≧3:1、重量:重量)で用いるのが好適である。その溶媒は 、過剰量の水が生成物に混入しないように、適切には疎水性を示すべきである。 その抽出液に水が存在していると、種子からアザジラクチンが抽出され、かつそ の抽出液の加水分解が起こる。粉砕したニーム種子から粗ニームオイルを抽出す る時に用いるに適切な非極性で疎水性の溶媒には、ニームオイルを高い度合で溶 かしかつアザジラクチンも水も実質的に溶かさない溶媒が含まれる。好適な非極 性溶媒には、これらに限定するものでないが、脂肪族 炭化水素およびハロゲン化脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタ ン、オクタン、ノナン、デカン、イソオクタン、クロロペンタン、クロロヘキサ ンなどおよびそれらの異性体、石油溜分、石油エーテルなど、芳香族および置換 芳香族、例えばベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、ベンズアルデヒド、キシ レンなど、並びにそれらの混合物が含まれる。その他、この上に示した特徴を有 する種々の非極性溶媒が本分野の技術者によく知られていて、本発明にとって個 々の溶媒の選択は本質的に決定的ではないが、但しアザジラクチンがそれに実質 的に不溶でありかつニームオイルがそれに高い度合で溶解することを条件とする 。 抽出後、低温蒸発、好適には真空蒸発でその抽出液から溶媒を実質的に全部除 去することにより、粗ニームオイル生成物を得る。本発明の方法で処理する前の 粗ニームオイルにはワックス状混入物が40重量%に及ぶ量で入っている可能性 がある。この粗ニームオイルが示す曇点は典型的に約15℃である。 塩基水溶液を用いて特定のワックス状混入物を析出させるか或はリパーゼを添 加してワックス状混入物の量を酵素で低下させることにより、粗ニームオイルが 示す曇点を下げることができる。 この粗ニームオイルの曇点を下げる1番目の方法では、Levineの脱ろう 方法(引用することによって本明細書に組み入れられる米国特許第4,035, 402号)に従って粗ニームオイルを処理する。この粗ニームオイルを6度F( 15℃)の温度またはそれ以下に冷却する。容認される曇点は13℃であるが、 12℃または10℃がより好適である。10℃以下の曇点が最も好適である。こ のニームオイルを10℃に冷却するのが適切である。希塩基水溶液を10−30 重量%添加する。 この希塩基溶液にNaOHを1から5%の範囲の量で入れてもよいか、或は他の アルカリを化学量論的等量で入れてもよい。次に、ワックス状固体(石鹸)の沈 澱が実質的に完了するまで、その混合物を約30−60分間穏やかに撹拌する。 沈澱して来る固体の量は少量、即ち粗ニームオイル1キログラム当たり100グ ラムの桁である。さらなる沈澱物が生じなくなった時点で実質的に沈澱が完了す る。所望の撹拌時間は、標準的な時間過程実験を実施することで容易に計算可能 である。この沈澱が実質的に完了した時点で、その沈澱した固体を除去する。こ の固体の除去は、液相からワックス状固体を分離するに適切な如何なる方法で実 施されてもよいが、好適には遠心分離で除去を行う。塩基を用いた処理で生じる 沈澱材料を除去する場合、濾過は、清澄生成物の曇点を下げそして貯蔵寿命を延 ばすにあまり有効でないことを確認した。また、残存する水系材料もその清澄オ イルから分離されることから、遠心分離が好適である。 2番目の方法では、この上に記述した如く得た粗ニームオイルを、脂質を分解 する酵素、例えばα−リパーゼなどで処理することにより、望まれないワックス 状成分の量を酵素で低くするか或はなくす。α−リパーゼは数多くの商業源から 高純度形態で商業的に入手可能である。Novo Nordiskから入手可能 なリポラーゼ(Lipolase)が適切であることが示された。このリパーゼ 方法では、粗ニームオイルの温度を該酵素の脂質分解活性が保持される温度にす る。この温度は、好適には20から40℃の範囲であり、最も好適には30℃で ある。リパーゼを水と一緒に添加した後の粗ニームオイルを約30分の反応時間 か或は適切なパーセントで脂質材料が分解を受けるまで撹拌する。その 脂質材料の約50%以上を分解させるのが好適であり、約75%以上を分解させ るのがより好適である。その脂質材料の実質的全部を分解させるのが最も好適で ある。この処理した粗ニームオイルをリパーゼ酵素の活性がなくなるに適切な高 温(例えば95℃)で充分な時間(例えば20分間)加熱することにより、該リ パーゼ酵素を失活させる。この粗オイルから固体状材料を除去する(例えば、3 40Whatman濾紙または他の濾過装置を用いた濾過でか或は遠心分離で) 。約98%の回収率を達成する。この回収した清澄ニームオイルは低い曇点を示 し、そして以下に示す植物毒性が粗ニームオイルに比較して低下している。 1.0−4.0の等級スケールで葉植物毒性を測定することができ、以下に挙 げるように、1.0は植物に対する影響がないことを示しそして4.0は影響が ひどいことを示す。材料が植物毒性を示すことは、材料を植物に投与した時にそ の材料が植物に毒であることを意味する。2.8以上の等級は容認されない高い 等級である一方、2.3以下の等級は満足される低い等級である。いずれの方法 で調製したニームオイルの植物毒性も溶媒清澄ニームオイルのそれに匹敵するが 、本明細書に開示する方法で清澄オイルを製造すると、生じる副生成物の量が有 意に少なくなる。 本発明の組成物および調剤に入れる清澄ニームオイルは、単独で使用可能であ るか、或は添加可能な通常の不活性で農業経営的に容認される(即ち植物が適合 性を示しそして/または殺虫的に不活性な)アジュバントまたは生理学的適合性 を示す(本殺虫剤の意図した使用に応じて)アジュバント、例えば界面活性剤、 安定剤、消泡剤およびアンチドリフト剤(antidrift agents) と一緒に混合可能である。 本発明に従う組成物および調剤の例には、水懸濁液および分散液、油状分散液、 ペースト、乳化可能濃縮物、流動性を示すもの、逆エマルジョンおよびエーロゾ ル組成物などが含まれる。 本分野の技術者に知られている様式で、例えば担体ベヒクル補助剤(carr ier vehicle assistants)、例えば通常の界面活性剤( これには乳化剤および/または分散剤が含まれる)などを任意に用いて通常の希 釈用分散性液状担体および/または分散性固体状担体で活性化合物を増量する( 例えば水を希釈剤として用いる場合、補助溶媒として有機溶媒を添加してもよい )ことなどで、本組成物および調剤を調製する。 本調剤では、本殺虫剤が示す接着力を向上させる目的で、接着剤、例えば粉末 、粒子またはラテックスの形態のカルボキシメチルセルロースおよび天然および 合成ポリマー類、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルセル ロースおよびポリ酢酸ビニルなどを用いることができる。 本発明のニームオイルは、望まれるならば、単独で使用可能であり、そして/ またはそのような固体状および/または液状の分散性担体ベヒクルと一緒にに使 用可能であり、そして/または適合性を示す他の公知活性剤、特に植物保護剤、 例えば他の殺虫剤、殺節足動物剤、殺線虫剤、殺菌・殺カビ剤、殺細菌剤、殺鼠 剤、除草剤、肥料、成長調節剤、相乗剤などと一緒に使用可能であり、或は特定 の用途では、それらから調製した個々の投薬調剤、例えば液剤、乳剤、懸濁剤、 粉剤、ペースト剤および粒剤など(従って使用の準備が出来ている)の形態で使 用可能である。 本発明に従う殺虫および殺菌・殺カビ調剤は、一般に、上記清澄ニームオイル を約5から50体積%、好適には5から20体積%、最も好適には7から15体 積%の乳化用界面活性剤で希釈しそして任意にPABAまたは他のUV遮蔽材を 0−1%含有させることで調製可能である。適切な乳化用界面活性剤には、ソル ビタンエステル類、モノ−およびジグリセリド類をエトキシル化したものおよび プロポキシル化したもの、モノ−もしくはジグリセリドをアセチル化したもの、 モノ−もしくはジグリセリドをラクチル化したもの(lactylated)、 モノ−もしくはジグリセリドのクエン酸エステル、糖エステル、ポリソルベート 類、ポリ−グリセロールエステル類などおよびそれらの混合物が含まれる。好適 な乳化用界面活性剤は、無水ソルビトールを脂肪酸で部分的にエステル化したエ ステルのポリオキシエチレン誘導体であり、これらはTween 20、Twe en 40、Tween 60およびTween 80の名称で販売されている 。本殺虫および殺菌・殺カビ調剤を最終的に用いるに先立って、典型的にはこれ を水で希釈する。 葉で用いる場合に容認されない植物損傷を起こさせることなく昆虫有害生物お よび菌・カビ病を防除するには清澄ニームオイルを0.1から10%、好適には 0.25から3%の割合で水で希釈するのが有効であることを観察した。芝、園 芸および農業作物に加えて貯蔵果物および野菜に付く種々の有害生物および病気 問題を防除する場合にはまたニームオイルをいろいろな希釈率で使用することも 可能である。本ニームオイル調剤は、コロラドじゃがいもはむし(Colora do Potato Beetle)、ダイアモンドバックトモス(Diamo nd−backed Moth)、ホワイトフライ(Whitefly)、いぼ たむし(Mealy bug)、あぶら虫(Aphids)、ホーンワーム(H ornworm)、レースバグ(Lacebug)、ノミ、蚊およびハエなどの 虫の防除で有効であることが示された。これらはまたべと病、錆病、ドルスポッ ト(dollar spot)、ブラウンパッチ(Brown patch)、 ブラックスポット(black spots)、ボトリチス(botrytis )などの如き菌・カビの防除でも有効である。更に、本清澄ニームオイルは、哺 乳動物に付く寄生有害生物、例えばダニ(mites)、シラミ、ダニ(tic ks)およびひぜんなどの防除でも使用可能である。本清澄ニームオイルはまた 湿疹および皮膚炎などの症状も治療し得る。 従って、本方法を清澄ニームオイルの製造に適用して殺虫剤、有害生物防除剤 または殺菌・殺カビ剤として調合を行うと有意な実用的および経済的有用性が確 認される。 実施例 実施例1 〜15℃に曇点を示す粗ニームオイル302.5グラムを40度Fに冷却した 。重炭酸ナトリウムを1.9グラムおよび水を127.7グラム入れて冷却した 水溶液を上記粗オイルに加えた。この混合物を40度Fで60分間穏やかに撹拌 した。次に、この混合物を40度Fで10分間10,000RPMで遠心分離し た。8℃に曇点を示す処理オイルを250.66グラム回収した。この処理オイ ルを調合して有害生物防除剤として用いたが、これは、植物に対して有意な悪影 響を全く示さなかった。 実施例2 〜15℃に曇点を示す粗ニームオイル150グラムを10℃に冷却した。また 、水が20グラムおよび重炭酸ナトリウムが0.75グラム入っている溶液も1 0℃に冷却し、そしてこれをその冷却した粗オイルに加えた。この混合物を10 ℃で30分間穏やかに撹拌した。10,000RPMで遠心分離を10℃で40 分間行うことにより、清澄オイルを水およびワックスから分離した。次に、この 清澄オイルを40Whatman濾紙に通して濾過した。11℃に曇点を示す処 理オイルを132.3グラム回収した。このオイルを有害生物防除剤に調合した が、これは、植物に対して有意な悪影響を全く示さなかった。 実施例3 〜15℃に曇点を示す粗オイル100グラムを30℃にした。0.4mLの水 と一緒にリポラーゼ(Novo Nordiskの製品)を0.4mL加えた。 この溶液を撹拌しながら30℃で30分間インキュベートした。次に、この溶液 を95℃に加熱してそれをその温度に20分間保持することにより、酵素を失活 させた。340Whatman濾紙を用いてオイルを濾過した。12℃に曇点を 示す処理オイルを98グラム回収した。この処理オイルを有害生物防除剤に調合 したが、これは、植物に対して有意な悪影響を全く示さなかった。 実施例4 〜15℃に曇点を示す粗ニームオイル150グラムを10℃に冷却した。また 、水が20グラムおよび重炭酸ナトリウムが0.25グラム入っている溶液も1 0℃に冷却し、そしてこれをその冷却した粗オイルに加えた。この混合物を10 ℃で30分間穏やかに撹拌した。水およびワックスから清澄オイルを分離する時 に遠心分離を用いなかった。その代わ りに、そのオイル混合物を単に40Whatman濾紙に通して濾過した。この オイルを有害生物防除剤に調合したが、これは、植物に対して有意な悪影響を全 く示さなかった。しかしながら、これは非常に曇っており、所望の貯蔵寿命特性 を示さなかった。 実施例5 いろいろな様式で調製したニームオイルがホウセンカ科の植物(Impati ens)に対して示す植物毒性を比較する目的で、実施例1から4と同様に調製 したニームオイルを有害生物防除剤に調合した。また、粗ニームオイルも有害生 物防除剤に調合した。正の対照は、溶媒清澄方法を用いて脱ろうしたニームオイ ルと水であった。 調製後のオイル生成物を水で1:100に希釈した後、花が咲いているホウセ ンカ科の植物に噴霧してその植物を完全に湿らせた。噴霧した次の日に損傷を評 価する。各々1週間置いて行った3回の噴霧の結果を平均した。その結果を以下 の表に示す。 試験サンプル 等級 実施例1を用いて調製したオイル 2.3A 実施例2を用いて調製したオイル 1.5A 実施例3を用いて調製したオイル 2.0A 実施例4を用いて調製したオイル 2.0A 溶媒脱ろうを受けさせたオイル 2.1A 粗オイル 2.9B 水 1.0A A=統計学的に等しい結果 等級スケール 1.0 − 植物に対する影響なし 2.0 − 若干の影響、花または葉の縁が若干漂白された 3.0 − 中程度の影響、花または葉の縁に褐色の斑点が生じた 4.0 − ひどい影響、花も葉も大部分が褐色になった この植物毒性試験において、清澄ニームオイルサンプルは全部粗オイルよりも 優れた結果を与えた。粗オイルを用いた場合に起こる如き損傷は、商業的市場で は容認されないであろう。 本実施例は本発明の例示であって本発明を制限するものでなく、本発明の範囲 内に入れる如き変形および修飾形全部を本発明に包含させることを意図する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 葉植物毒性が満足されるほど低いニームオイルを製造する方法であって 、 粗ニームオイル調合物を、固体を沈澱させるに適切な温度で充分な量の 希アルカリ水溶液で充分な時間処理し、 このアルカリで処理したニームオイル調合物からその沈澱した固体を分 離し、そして このアルカリで処理したニームオイルが示す葉植物毒性を測定する、 段階を含み、ここで、該アルカリで処理したニームオイルが示す葉植物毒性が粗 ニームオイルが示す葉植物毒性よりも統計学的に低い方法。 2. 該アルカリで処理したニームオイルが13℃またはそれ以下の曇点を示 す請求の範囲第1項記載の方法。 3. 該アルカリで処理したニームオイルが10℃またはそれ以下の曇点を示 す請求の範囲第1項記載の方法。 4. 該アルカリで処理したニームオイルが示す葉植物毒性等級が2.3また はそれ以下である請求の範囲第1項記載の方法。 5. 葉植物毒性が満足されるほど低いニームオイルを製造する方法であって 、 脂質材料を含有する粗ニームオイル調合物を、脂質を分解する活性を有 する充分な量の酵素で、この酵素が脂質を分解する活性を保持する温度で、該脂 質材料を適切なパーセントで分解するに充分な時間処理し、 該酵素を失活させ、そして この酵素で処理したニームオイルが示す葉植物毒性を測定する、段階を 含み、ここで、該酵素で処理したニームオイルが示す葉植物毒性が粗ニームオイ ルが示す葉植物毒性よりも統計学的に低い方法。 6. 該酵素で処理したニームオイルが13℃またはそれ以下の曇点を示す請 求の範囲第5項記載の方法。 7. 該酵素で処理したニームオイルが10℃またはそれ以下の曇点を示す請 求の範囲第5項記載の方法。 8. 該酵素で処理したニームオイルが示す葉植物毒性等級が2.3またはそ れ以下である請求の範囲第5項記載の方法。 9. 満足されるほど低い葉植物毒性等級を示すニームオイルであって、 粗ニームオイル調合物を、固体を沈澱させるに適切な温度で充分な量の 希アルカリ水溶液で充分な時間処理し、 このアルカリで処理したニームオイル調合物からその沈澱した固体を分 離し、そして このアルカリで処理したニームオイルが示す葉植物毒性を測定する、 段階を含む方法に従って調製し、ここで、該アルカリで処理したニームオイルが 示す葉植物毒性が粗ニームオイルが示す葉植物毒性よりも統計学的に低いニーム オイル。 10. 葉植物毒性が満足されるほど低いニームオイルであって、 脂質材料を含有する粗ニームオイル調合物を、脂質を分解する活性を 有する充分な量の酵素で、この酵素が脂質を分解する活性を保持する温度で、該 脂質材料を適切なパーセントで分解するに充分な時間 処理し、 該酵素を失活させ、そして この酵素で処理したニームオイルが示す葉植物毒性を測定する、 段階を含む方法に従って調製し、ここで、該酵素で処理したニームオイルが示す 葉植物毒性が粗ニームオイルが示す葉植物毒性よりも統計学的に低いニームオイ ル。
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