JPH10511286A - 歯列矯正器具を歯科用インプラントに固定するための締め具 - Google Patents
歯列矯正器具を歯科用インプラントに固定するための締め具Info
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Abstract
(57)【要約】
顎骨(1)に挿入され、そして主に歯冠又は上部構造のための支持体として予定される歯科用インプラント(10)のために、取り外しができるようにインプラント(10)に固定されたアンカー基礎(30)は、予備的な矯正処置の目的でつくられた。アンカー基礎(30)の垂直方向の外側面は、付着面(31)として設計されている。支持金具(50)は、結合層(60)によって、選択された付着面(31)に固定される。歯列矯正の器具要素(70,71)は、この支持金具(50)上で締めつけられる。アンカー基礎(30)は、アンカーネジ(80)を用いてインプラント(10)上にネジで固定され、そしてその過程で回転の微調整位置で、強固にロックされる。好ましくは偏心して配置した穴(37)は、空間の状態への適応と、歯列矯正作業への適応とを促進する。アンカー基礎(30)は、インプラント(10)と支持金具(50)に適合する。いったん歯の矯正が完全になされるならば、チタンから作られた、再使用可能なアンカー基礎(30)は、簡単な方法でインプラント(10)から除去される。好ましい接着接合によって、ステンレス鋼の支持金具(50)と、アンカー基礎(30)との間の異種金属間の接触腐食は、実質的に問題とならない。
Description
【発明の詳細な説明】
歯列矯正器具を歯科用インプラントに固定するための締め具発明の分野
本発明は、一片又は複数片の歯科用インプラント上の締め具に関する。歯科用
インプラントは、歯列矯正器具を固定するために、そして歯冠又は別の上部構造
の支持体としてインプラントを続いて用いるために、軟組織から突出しながら、
インプラント頭部又は経粘膜(transmucosal)のユニットとともに、顎骨に合致
するものである。
歯列矯正器具の目的は、先天性又は後天性の歯の異常位置を矯正することであ
る。支持金具に固定された歯列矯正の弓形ワイヤーは、矯正を必要とする歯を動
かすために使われることがたびたびある。歯が動くように歯に力を加える手段と
して、そのようなワイヤーの張力そして/又は曲げ応力が利用される。できるだ
け安定した方法で位置決めされたアタッチメントポイントと、矯正されることに
なっている歯すなわち一群の歯との間で、ワイヤーが延在する。アタッチメント
ポイントは、ブロックを形成するために取り去られた複数の歯から構成されるか
、又は挿入されたインプラントから構成されている。本発明は、後者の選択肢に
関する。背景技術
支持金具は、適切な特殊な接着剤を用いて、動かされることになっている歯の
エナメル質の上へ直接に接着されているか、又は、痕跡から準備され、そして歯
のまわりに強固に結合された閉じた金属バンド上に接着される。一端で、歯列矯
正ワイヤーはこの支持金具で締めつけられており、そして他端で、そのワイヤー
はインプラントで支持される。スイス特許第3165/94‐5号公報に記載さ
れているように、このインプラントは、単に歯列矯正処置のために設計されたも
のである。この種類のインプラントは、ねじでとめられ、どんな位置でも固定さ
れ、そしてワイヤーを受け入れるための周辺ガイドスロットを有する、クランプ
キャップを備えている。歯の位置決めが矯正されたあと、この単なる歯列矯正イ
ンプラントは除去される。しかしながら、アタッチメントポイントとしてインプ
ラントを使用することができる。インプラントは、二つの機能、すなわち、まず
第1に歯列矯正ワイヤーを固定する機能、そして第2には、歯冠又は別の上部構
造の支持体として働く機能を有する。動かされる歯に働く力を増やすために、弓
形ワイヤーは、ほとんどの場合、小片又は圧縮スプリングと、又は弾性体バンド
と結合している。
本発明は、特に、二つの機能を備えた、歯科用インプラントに歯列矯正器具を
固定するための締め具に関する。これまで、歯の異常位置の矯正が最初に予想さ
れるとき、一時的な、個別的な、又は前もって作られた歯冠が、インプラントに
基づいて用いられていた。歯列矯正ワイヤーを受け入れるための支持金具が、一
時的な歯冠に固定されている(米国特許第5,232,364号公報参照)。こ
の手順は、いくつかの欠点を有する。第一のコスト的な特徴は、一時的な歯冠が
全てで合致しなければならないことである。もし、支持金具が再び取りはずされ
るならば、そして、そのようにする際に、各歯冠は、それがもはや使用できない
ほどにダメージを受ける。特殊で一時的な歯冠を用いるとき、特珠な輪郭のワイ
ヤー継目がこの種の歯冠に入り込むことがたびたびあるので、その後のワイヤー
形状の選択は制限される。ワイヤーの継目のため、一時的な歯冠のトリミングも
不可能になる。ほとんどの場合、歯科医は、すでに口の中にある一時的な歯冠の
上へ支持金具自体を接着する。そして、歯科医は、歯科技工士によってすでに支
持金具を備えた歯冠を合致させることができない。結果として、患者と歯科医に
は、更に不都合なものとなっている。矯正処置をしている間、患者の口の中にあ
る器具を再調整することは、かなりの努力を必要とする。最後には、一時的な歯
冠は、異常位置が矯正されたあと後、取りはずされる支持金具によってダメージ
を受けている。一時的な歯冠は、最終的な歯冠又はインプラント上の故意の上部
構造に用いられるために、完全にインプラントから取り去らねばならない。あら
ゆる場合で、この手順はかなりのコストが必要であり、そして他の従来の器具は
、ある場合に不満足なものである。何故ならば、それらが腐食に耐えないし、十
分
な安定性をもって固定されないからであり、又はその他に、口腔内部に障害物が
あるという違和感を感じさせるからである。いくらかの改良が、米国特許第4,
988,292号公報記載の器具で行われた。その公報に提示され、そして挿入
された歯科用インプラントにネジでとめられたアンカー基礎は、その設計が複雑
であり、位置決めを柔軟に行なう可能性がほとんどなく、ある限られた信頼性が
あるのみである。発明の目的
したがって、本発明の目的は、二つの機能を備えた歯科インプラントの歯列矯
正器具を固定するためのより実際的な手段を与えることである。ここでは、作業
量と物質的な支出を減らすことを考察し、その際に、コストと患者への不都合を
最小にすることを特に考察した。歯列矯正ワイヤーをインプラントに固定するた
めに設計された締め具は、患者がアレルギー性反応を経験するリスクを最小にす
るために、安定した固着、十分な耐食性、そして生物学的適合性を保証しなけれ
ばならない。締め具は可動できなければならないが、容易にセッティング調整が
できることが望ましい。作業の大部分が歯科技工士によって、患者の口腔から離
れて前もって行なわれることが望ましい。発明の特質
本発明の原理は、歯冠又は別の上部構造のための支持体として、主として顎骨
に合致できる歯科用インプラントのために、歯科用器具要素が、インプラントに
固定されたアンカー基礎の形でつくられていることである。このアンカー基礎は
、予備的な歯列矯正処置の間、接着結合、ロウ付け、又は溶接によってアンカー
基礎に取り付けられた支持金具によって使われる。その支持金具は、歯列矯正ワ
イヤー又はスプリングのような器具要素を締めつけるために交替で使われる。ア
ンカー基礎の特に有利な実施形態において、アンカーネジを通すために用意され
た貫通孔が、偏心して並べられている。そのため、アンカー基礎は、隣接した歯
の間に存在する隙間に依存し、そして、歯列矯正的に好ましい配置に変えること
ができる方法で整列する。インプラントと逆さまに固定されたアンカー基礎でも
、位置決め場所をもっと大きく変化させることができる。
本発明による締め具で、治療学的な、歯科医学的な、金銭的な利点が、たくさ
ん得られる。現在の手順が、患者、歯科医、歯科技工士のために簡略化すること
ができる。アンカー基礎を適合させて、それを支持金具に合致させるという広範
囲な予備作業は、患者の口腔から離れて、実験室レベルの歯科技工士によって行
なわれる。従来の接着剤の品質に基づく口腔の湿気というマイナスの効果が、未
然に防がれている。そして、器具要素が腐食するという以前の問題は、実質的に
減少している。歯列矯正処置のための実際のインプラント上のアタッチメントと
して、一度だけ使われる歯冠、そしてそれから破壊される歯冠の使用は、不必要
になる。対照的に、使用されたアンカー基礎は、使用後にきれいにして、それか
らもう一度使うことができる。不要な部分を取り除いてこのようにしばしばアン
カー基礎を適合させることは、可能である。比較的簡単な方法で、器具に関する
あらゆる必要な再調整をすることができる。アンカー基礎が簡単に除去できると
いう理由で、歯列矯正療法から、歯冠又は上部構造の支持体としてインプラント
を二次的に使用することに簡単に移行することができる。結果的に、歯科医の作
業量が減少し、一緒に検討した全ての要因によりコストが削減される。図面と実施形態
本発明による締め具の実施形態の詳細な説明を、図面を参照して以下に行う。
終わりのほうで、その他の可能な実施形態について言及する。
図面において、
図1は、上面図であり、歯科用インプラントに基づく本発明による締め具と、
歯まで延在する歯列矯正器具とともに、上顎又は下顎の断面を示す。
図2は、図1のラインA−Aに沿った部分断面を示している。(拡大図)
図3は、図1に従ってラインB−Bに沿ってねじ込まれたアンカー基礎ととも
に、顎骨の中にネジを入れたインプラントを通る部分断面を示す。(拡大図)
図4は、上面図であり、臼歯より奥の領域で両側にねじ込まれたインプラント
と、そしてその上に固着した歯列矯正器具とともに、上顎又は下顎を示す。
図5は、図4の視点方向Cに従った、上顎の一部破断面を示す。
以下のことは、次の記述の全てに適用される。もし、図面を明瞭にするという
目的で、参照番号を、図に入れることができるが、詳細な説明で直接関連したテ
キストで説明していないならば、それらをそれより前の図で詳細に説明している
。明瞭にするために、これらが「思い出される」要素である図面から明瞭にわか
る限り、ほとんどの場合、あとの図で要素を繰り返し説明していない。図1から3についての詳細な説明
従来のインプラントであり、主要部分の形態であるインプラント10が、顎骨
1をカバーする軟組織2を越えて存在するインプラントショルダ11をともなっ
て、顎骨1に挿入される。従来のアンカーネジ20は、2次的な形で、インプラ
ント10にネジ込まれている。アンカーネジ20のねじ部分22が、インプラン
ト10の軸方向に配置され、ブラインド穴の形をしたねじ穴12に係る一方、ア
ンカーネジ20のネジ頭部21(八角形として設計される)は、インプラントシ
ョルダ11より上に突出している。その部分のためのアンカーネジ20は、同様
にブラインド穴の形であり、ネジ頭部21から軸方向にアンカーネジ20の内部
に延在するねじ穴23を備えている。アンカーネジ20の八角形のネジ頭部21
を接合すると、より大きい直径を有し、円錐形のテーパを下方に備えるネジ円錐
25が存在する。その結果、環状のショルダ24は、八角形のネジ頭部21から
ネジ円錐25まで変化することで形成される。ねじ部分22は、ネジ円錐25と
テーパーからさらに下方へ延びる。
ネジがいっしょになった状態で、ネジ円錐25は、インプラント頭部14の内
部円錐13に位置する。この場合の環状のショルダ24は、許容度に依存しなが
ら、インプラントショルダ11の上縁レベルまで突出する。以上述べてきた機能
上の要素は、例えば、シュローダー/シュター/ブーサー/クレケラーによる参
照研究、すなわち、演説されたインプラントロジー〔口述されたインプラントロ
ジー〕,第2版,ジョージ シーメ ベルラグ、シュツットガルト−ニューヨー
ク,(1994),192と210ページに、それ自身知られており、記載され
、そして示されている。
基本的に平行六面体であるが、角が丸くなったアンカー基礎30がインプラン
トショルダ11上に合致している(このことは発明の重要な部分である)。位置
決めされたアンカー基礎30に垂直方向に働く4つの凸面の外表面を、付着面3
1〜34として明示している。基準の支持金具である支持金具50は、付着面(す
なわち本実施形態においては付着面31)の1つ上で薄い結合層60によって接
着される。支持金具50は、ここで例示したように、動かされることになってい
る歯3まで延在しているスプリング71とワイヤー70とともに、スプリング7
1をガイドする歯列矯正ワイヤー70を固定するために使われる。従来技術に従
って、この歯3はその周囲のまわりに巻かれた金属バンド72を備えている。金
属バンド上の支持金具73は接着又はロウ付けによって固定される。ワイヤー7
0は、支持金具73に装着され、治療プランに依存するが、歯4まで延在して、
これらの歯に配置された支持金具73に固定される。
アンカー基礎30の最上面35の上面図である図1において、後者の水平方向
の断面は、あらゆる所で凸面状に外へふくらむ正方形をしている。底面36が、
最上部面35の反対側にある。理解しやすいように、アンカー基礎30は、理論
的な格子線に位置している。下顎を例にとると、これは口唇側の舌の軸(la-li
)と、頬側の口腔の軸(bu-or)にすることができた。
アンカー基礎30を通して垂直方向に働く穴37が、これらの軸の偏心交差点
で存在し、そしてその穴37は、上から導かれた従来のアンカーネジ80を受け
入れるために使われる。アンカーネジ80は、非回転的に対称的に係合する輪郭
82を備えたネジ頭部81を有する。輪郭82は、対応したねじを切った器具へ
の係合と縮径のねじを切った軸83のためにその上側に位置する。
最上面35から開始すると、穴37は、最初に頭部38を有し、そして後者の
下に存在する狭いネジ座39を有する。ネジ頭部81は、頭部38の下に位置し
、ネジ座39にもたれかかっている。穴37は、ネジ座39の下で再び広くなっ
て、24面体40として設計される。放射状の円周が24面体40の下端にある
ならば、放射状の円周は溝41を広げる。万一、アンカーネジ20上の環状のシ
ョルダ24が、挿入深さの許容度の結果、インプラントショルダ11上に出るな
らば、それは、溝41の自由空間に深く入りこんで、破壊させる効果を有しない
。
溝41を隣接させることで、カウンターショルダ42の底面36が広がり、そ
して、それは円形のリング面として円錐下方へ広くなり、インプラントショルダ
11を補完するために設計される。穴37が偏心している結果、カウンターショ
ルダ42が、付着面31の近くにある。アンカー基礎30は、アンカーネジ80
によってインプラント10上へ強く押し付けられる。すなわち、カウンターショ
ルダ42は、実際的にはギャップなしでインプラントショルダ11に位置する。
ネジ頭部21の八角形は、アンカー基礎30の24面体40にプラスに合致して
係合する。
ネジ頭部21の八角形と24面体40との間でプラスに合致する結果、アンカ
ー基礎30を24の異なる回転位置(すなわち15度刻みで)でインプラント1
0に取り付けることは、原則として、可能である。偏心して配置された穴37と
ともに、4つの異なる代替位置(すなわち90度毎のオフセットで)は、選択し
た各角度で位置決めされる。このことは、例えば、4つの異なる間隔は、穴37
と当該の付着面(この場合は31)との間で口唇の方向に位置決めされているこ
とを意味する。口唇方向の間隔を決定するならば、そして、もしこれが対応する
付着面31の位置決めによって定まっているならば、頬側の、舌側の、口腔側の
方向の間隔が、自動的に得られる。人がアンカー基礎30を180度回転させる
ならば、付着面33は、より大きい間隔が穴37から正面の付着面33まで得ら
れる結果として、正面に位置する。穴37から頬側と口腔側方向への付着面34
,32までの間隔が変化した。それぞれの歯の状況と作業とに対する締め具の高
度な適応性、そして合致したインプラント10を囲む領域での空間状態への締め
具の高度な適応性は、このようにして達成された。歯列矯正ワイヤー70の案内
角を最適化することが可能である。支持金具50は、その支持板51とともに付
着面31上へ接着される。以前に用いた薄い結合層60は、信頼できる付着性を
備えている。接着剤による接続は、従来な熟練技術として確立されている。すべ
ての適切な接着剤が結合物質と考することができる。例えば、オランダのカベッ
クス社B.V.から出されている「登録商標パナビア」があり、これは、金属の
上でも十分な接着性を備え、必要とされる化学的、機械的保持力を備えた、複合
体をベースにしたセメントである。
用いるものの種類に依存するが、小穴、固定した輪、又はバーの締めつけは、
支持金具50の支持板51のうしろで行われる。歯列矯正ワイヤー70、又は、
スプリング又は輪ゴムのような他の歯列矯正手段を固着するために、小穴、固定
した輪、又はバーを用いる。図3において、例えば、支持金具50は、その支持
板51と合致している。その背面で貫通孔53とバー54とを備えた締めつけ小
穴52が用いられている。歯列矯正ワイヤー70は、貫通孔53の中を通され、
バー54の撚りによって締めつけられる。
その優れた生物学的適合性のため、非合金チタンはインプラント材料として有
効であることを証明されている。インプラント10と直接に結合したアンカー基
礎30のために、ある材料が選択される。その材料は、細菌の増殖とその結果と
して生ずる炎症を引き起こす割れ目腐食を避けるためにインプラント物質から選
ばれる。したがって、アンカー基礎30が、同様に非合金又は合金チタンから出
来ていることは有利である。対照的に、接着された支持金具50は、十分な強度
と耐食性を有するステンレス鋼からふつう構成されている。セラミック又はチタ
ンも、とりわけ、支持金具50のために使われる。アンカー基礎30の付着面3
1から34のうちの1つの上に支持金具50の支持板51を突き刺すときに、挿
入された結合層60が、異種金属間の接触電位が異なった物質の間で、電気的絶
縁層として作用する。その結果、腐食は物質の移行で不可能となり、すなわち巨
視的に不完全な結合層60の場合において、わずかな腐食が認められるだけであ
る。
接着部の接着性のためには、付着面31から34が、12.5mmから50.
0mmの平均表面粗さRaで、粗さ等級N10からN12の範囲での表面粗さで
あることは、有利であると判明した。アンカー基礎30の付着面31から34と
、支持金具50の支持板51上の付着面とのシラン化することで、結合物質の接
着性が良かった。図4と5についての詳細な説明
これらの図は、本発明による締め具を用いた、歯の位置を矯正するための歯列
矯正器具の一つの実施形態を図示している。動かされることになっている歯3と
4上の器具によって連続的な力が作用する。従来法によって、この場合の両サイ
ドで、下顎又は上顎に導入されたインプラント10が、安定な固着要素として用
いられる。インプラント頭部14が、取り込みの間、密封される。取り込みの期
間に続いて、シールが除去され、アンカーネジがねじ込まれ、そしてアンカー基
礎30は、固着された支持金具50により、前もって口腔の外側で用意され、そ
れから取り付けられ、適切な状態に従ってその向きを定められる。それから、ア
ンカー基礎30は、アンカーネジ80によってインプラント10に取り付けられ
る。もし必要であるならば、接着させた支持金具73を備えた前もって作られた
金属バンド72が、隣接した大臼歯3のまわりに放射状に実際に位置する。そし
て、近心方向の歯4は、支持金具73を備えている。最後に、歯列矯正ワイヤー
70が、支持金具50,73(ワイヤー70が更なる器具要素を備えていること
ができる)にガイドされる。この場合、スプリング71とワイヤー70は、端部
の位置にある支持金具50において、この目的のために用意されていたパーツ(
例えば固定した輪55)に固定される。歯列矯正ワイヤー70が1つのアンカー
基礎30から強く引き伸ばされ、アンカー基礎30は、端部の位置にあるインプ
ラント10上で合致し、そして、歯列矯正ワイヤー70がそのような第2のアン
カー基礎30の端部まで全歯列に亘って存在している。
以上のように記述した締め具に関して、別の実施形態について、特別に言及す
る。
その頭部14が軟組織2から突出した単一の部分のインプラント10の代わり
に、アンカー基礎30も、複数部分のインプラントの経粘膜(transmucosal)の
ユニットに合致される。
アンカー基礎30には、特に高さにおいて様々なサイズのものがある。穴37
が偏心というよりむしろ中心に配置されたならば、アンカー基礎30の切り取り
することで幾何学的に適応できる。
水平方向の断面形状に関しては、外側にふくらみ、凸面の付着面31から34
と丸コーナーとを備えた、基本的に矩形又は三角形のアンカー基礎30も、考慮
している。そのようなアンカー基礎30は、それぞれの支持金具50を正しく受
け入れるための4又は3の異なった曲面をそれぞれ備えている。卵形又は円形の
形状も考えられるが、その場合は相互にもはや付着面の境界を設定することはな
い。
有用に機能するものに限定すると、アンカーネジ20のネジ頭部21上にあり
、そしてアンカー基礎30における内縁40上にある、選択された縁の数が変化
する。インプラント10とアンカー基礎30との間で固定される回転の位置は、
同じくアンカー基礎30から突出して、そしてインプラント10内部の多角形に
係合する多角形によって決まる。
好ましい接着、ロウ付け、又は溶接接続に加えて、結合層60も、代表的に用
いることができる。
1つの付着面がアンカー基礎30上で用いられるならば、底面36近くのこの
付着面上で、盛り上がり、突出した材料の隆起線を配置することは、有利である
。この材料の隆起線は、材料の隆起線の上縁のレベルまで、付着面から材料がい
くらか取り去られることによって出来上がる。この付着面に固定される支持金具
50は、大抵の場合に突出するので口腔内で邪魔になる。
アンカー基礎30上のカウンターショルダ42は、以前に記載された円錐形状
を有する必要がない。カウンターショルダ42の形状は、インプラントショルダ
11の形状に依存している。
カウンターショルダ42が、最上面35と底面36上に各々の場合において構
成されるならば、そして、内部の多角形40が相互に用いられるネジ座39の上
下に備えられているならば、アンカー基礎30も、インプラント10上に逆さま
にネジ込まれる。穴37が偏心して配置されるとき、アンカー基礎30の位置決
めについて、すなわち、穴37からそれぞれの付着面31から34までの異なる
間隔の分布について、4つの可能性がある。
アンカー基礎30における内部の多角形40は、必要不可欠なものでない。円
柱形又は円錐形のネジ頭部21を備えたアンカーネジ20を用いるとき、アンカ
ー基礎が回転は、アンカーネジ80だけを締めることと、面接着力を生じさせる
こととによって、又は、他に付加的手段によって、確保されなければならない。
主に口唇のなかで、特に美的な要望がある場所において、インプラントはより
深く骨内部に挿入され、アンカー基礎30の下部は少なくともいくらかの歯肉に
囲まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年11月11日
【補正内容】
明細書
歯列矯正器具を歯科用インプラントに固定するための締め具発明の分野
本発明は、一片又は複数片の歯科用インプラント上の締め具に関する。歯科用
インプラントは、歯列矯正器具を固定するために、そして歯冠又は別の上部構造
の支持体としてインプラントを続いて用いるために、軟組織から突出しながら、
インプラント頭部又は経粘膜(transmucosal)のユニットとともに、顎骨に合致
するものである。
歯列矯正器具の目的は、先天性又は後天性の歯の異常位置を矯正することであ
る。支持金具に固定された歯列矯正の弓形ワイヤーは、矯正を必要とする歯を動
かすために使われることがたびたびある。歯が動くように歯に力を加える手段と
して、そのようなワイヤーの張力そして/又は曲げ応力が利用される。できるだ
け安定した方法で位置決めされたアタッチメントポイントと、矯正されることに
なっている歯すなわち一群の歯との間で、ワイヤーが延在する。アタッチメント
ポイントは、ブロックを形成するために取り去られた複数の歯から構成されるか
、又は挿入されたインプラントから構成されている。本発明は、後者の選択肢に
関する。背景技術
支持金具は、適切な特殊な接着剤を用いて、動かされることになっている歯の
エナメル質の上へ直接に接着されているか、又は、痕跡から準備され、そして歯
のまわりに強固に結合された閉じた金属バンド上に接着される。一端で、歯列矯
正ワイヤーはこの支持金具で締めつけられており、そして他端で、そのワイヤー
はインプラントで支持される。スイス特許第3165/94‐5号公報に記載さ
れているように、このインプラントは、単に歯列矯正処置のために設計されたも
のである。この種類のインプラントは、ねじでとめられ、どんな位置でも固定さ
れ、そしてワイヤーを受け入れるための周辺ガイドスロットを有する、クランプ
な安定性をもって固定されないからであり、又はその他に、口腔内部に障害物が
あるという違和感を感じさせるからである。いくらかの改良が、米国特許第4,
988,292号公報記載の器具で行われた。その公報に提示され、そして挿入
された歯科用インプラントにネジでとめられたアンカー基礎は、その設計が複雑
であり、位置決めを柔軟に行なう可能性がほとんどなく、ある限られた信頼性が
あるのみである。発明の目的
したがって、本発明の目的は、二つの機能を備えた歯科インプラントの歯列矯
正器具を固定するためのより実際的な手段を与えることである。ここでは、作業
量と物質的な支出を減らすことを考察し、その際に、コストと患者への不都合を
最小にすることを特に考察した。歯列矯正ワイヤーをインプラントに固定するた
めに設計された締め具は、患者がアレルギー性反応を経験するリスクを最小にす
るために、安定した固着、十分な耐食性、そして生物学的適合性を保証しなけれ
ばならない。締め具は可動できなければならないが、容易にセッティング調整が
できることが望ましい。作業の大部分が歯科技工士によって、患者の口腔から離
れて前もって行なわれることが望ましい。発明の特質
本発明の原理は、歯冠又は別の上部構造のための支持体として、主として顎骨
に合致できる歯科用インプラントのために、歯科用器具要素が、インプラントに
固定されたアンカー基礎の形でつくられていることである。このアンカー基礎は
、予備的な歯列矯正処置の間、接着結合、ロウ付け、又は溶接によってアンカー
基礎に取り付けられた支持金具によって使われる。その支持金具は、歯列矯正ワ
イヤー又はスプリングのような器具要素を締めつけるために交替で使われる。ア
ンカー基礎の特に有利な実施形態において、アンカーネジを通すために用意され
た貫通孔が、偏心して並べられている。そのため、アンカー基礎は、隣接した歯
の間に存在する隙間に依存し、そして、歯列矯正的に好ましい配置に変えること
ができる方法で整列する。インプラントと逆さまに固定されたアンカー基礎でも
、位置決め場所をもっと大きく変化させることができる。
決めされたアンカー基礎30に垂直方向に働く4つの凸面の外表面を、締め付け
面31〜34として明示している。基準の支持金具である支持金具50は、締め
付け面(すなわち本実施形態においては締め付け面31)の1つ上で薄い結合層
60によって接着される。支持金具50は、ここで例示したように、動かされる
ことになっている歯3まで延在しているスプリング71とワイヤー70とともに
、スプリング71をガイドする歯列矯正ワイヤー70を固定するために使われる
。従来技術に従って、この歯3はその周囲のまわりに巻かれた金属バンド72を
備えている。金属バンド上の支持金具73は接着又はロウ付けによって固定され
る。ワイヤー70は、支持金具73に装着され、治療プランに依存するが、歯4
まで延在して、これらの歯に配置された支持金具73に固定される。
アンカー基礎30の最上面35の上面図である図1において、後者の水平方向
の断面は、あらゆる所で凸面状に外へふくらむ正方形をしている。底面36が、
最上部面35の反対側にある。理解しやすいように、アンカー基礎30は、理論
的な格子線に位置している。下顎を例にとると、これは口唇側の舌の軸(la-li
)と、頬側の口腔の軸( bu-or)にすることができた。
アンカー基礎30を通して垂直方向に働く穴37が、これらの軸の偏心交差点
で存在し、そしてその穴37は、上から導かれた従来のアンカーネジ80を受け
入れるために使われる。アンカーネジ80は、非回転的に対称的に係合する輪郭
82を備えたネジ頭部81を有する。輪郭82は、対応したねじを切った器具へ
の係合と縮径のねじを切った軸83のためにその上側に位置する。
最上面35から開始すると、穴37は、最初に頭部38を有し、そして後者の
下に存在する狭いネジ座39を有する。ネジ頭部81は、頭部38の下に位置し
、ネジ座39にもたれかかっている。穴37は、ネジ座39の下で再び広くなっ
て、24面体40として設計される。放射状の円周が24面体40の下端にある
ならば、放射状の円周は溝41を広げる。万一、アンカーネジ20上の環状のシ
ョルダ24が、挿入深さの許容度の結果、インプラントショルダ11上に出るな
らば、それは、溝41の自由空間に深く入りこんで、破壊させる効果を有しない
。
溝41を隣接させることで、カウンターショルダ42の底面36が広がり、そ
して、それは円形のリング面として円錐下方へ広くなり、インプラントショルダ
11を補完するために設計される。穴37が偏心している結果、カウンターショ
ルダ42が、締め付け面31の近くにある。アンカー基礎30は、アンカーネジ
80によってインプラント10上へ強く押し付けられる。すなわち、カウンター
ショルダ42は、実際的にはギャップなしでインプラントショルダ11に位置す
る。ネジ頭部21の八角形は、アンカー基礎30の24面体40にプラスに合致
して係合する。
ネジ頭部21の八角形と24面体40との間でプラスに合致する結果、アンカ
ー基礎30を24の異なる回転位置(すなわち15度刻みで)でインプラント1
0に取り付けることは、原則として、可能である。偏心して配置された穴37と
ともに、4つの異なる代替位置(すなわち90度毎のオフセットで)は、選択し
た各角度で位置決めされる。このことは、例えば、4つの異なる間隔は、穴37
と当該の締め付け面(この場合は31)との間で口唇の方向に位置決めされてい
ることを意味する。口唇方向の間隔を決定するならば、そして、もしこれが対応
する締め付け面31の位置決めによって定まっているならば、頬側の、舌側の、
口腔側の方向の間隔が、自動的に得られる。人がアンカー基礎30を180度回
転させるならば、締め付け面33は、より大きい間隔が穴37から正面の締め付
け面33まで得られる結果として、正面に位置する。穴37から頬側と口腔側方
向への締め付け面34,32までの間隔が変化した。それぞれの歯の状況と作業
とに対する締め具の高度な適応性、そして合致したインプラント10を囲む領域
での空間状態への締め具の高度な適応性は、このようにして達成された。歯列矯
正ワイヤー70の案内角を最適化することが可能である。支持金具50は、その
支持板51とともに締め付け面31上へ接着される。以前に用いた薄い結合層6
0は、信頼できる付着性を備えている。接着剤による接続は、従来な熟練技術と
して確立されている。すべての適切な接着剤が結合物質と考することができる。
例えば、オランダのカベックス社B.V.から出されている「登録商標パナビア
」があり、これは、金属の上でも十分な接着性を備え、必要とされる化学的、機
械的保持力を備えた、複合体をベースにしたセメントである。
用いるものの種類に依存するが、小穴、固定した輪、又はバーの締めつけは、
支持金具50の支持板51のうしろで行われる。歯列矯正ワイヤー70、又は、
スプリング又は輪ゴムのような他の歯列矯正手段を固着するために、小穴、固定
した輪、又はバーを用いる。図3において、例えば、支持金具50は、その支持
板51と合致している。その背面で貫通孔53とバー54とを備えた締めつけ小
穴52が用いられている。歯列矯正ワイヤー70は、貫通孔53の中を通され、
バー54の撚りによって締めつけられる。
その優れた生物学的適合性のため、非合金チタンはインプラント材料として有
効であることを証明されている。インプラント10と直接に結合したアンカー基
礎30のために、ある材料が選択される。その材料は、細菌の増殖とその結果と
して生ずる炎症を引き起こす割れ目腐食を避けるためにインプラント物質から選
ばれる。したがって、アンカー基礎30が、同様に非合金又は合金チタンから出
来ていることは有利である。対照的に、接着された支持金具50は、十分な強度
と耐食性を有するステンレス鋼からふつう構成されている。セラミック又はチタ
ンも、とりわけ、支持金具50のために使われる。アンカー基礎30の締め付け
面31から34のうちの1つの上に支持金具50の支持板51を突き刺すときに
、挿入された結合層60が、異種金属間の接触電位が異なった物質の間で、電気
的絶縁層として作用する。その結果、腐食は物質の移行で不可能となり、すなわ
ち巨視的に不完全な結合層60の場合において、わずかな腐食が認められるだけ
である。
接着部の接着性のためには、締め付け面31から34が、12.5mmから5
0.0mmの平均表面粗さRaで、粗さ等級N10からN12の範囲での表面粗
さであることは、有利であると判明した。アンカー基礎30の締め付け面31か
ら34と、支持金具50の支持板51上の付着面とのシラン化することで、結合
物質の接着性が良かった。図4と5についての詳細な説明
これらの図は、本発明による締め具を用いた、歯の位置を矯正するための歯列
矯正器具の一つの実施形態を図示している。動かされることになっている歯3と
4上の器具によって連続的な力が作用する。従来法によって、この場合の両サイ
ドで、下顎又は上顎に導入されたインプラント10が、安定な固着要素として用
いられる。インプラント頭部14が、取り込みの間、密封される。取り込みの期
間に続いて、シールが除去され、アンカーネジがねじ込まれ、そしてアンカー基
礎30は、固着された支持金具50により、前もつて口腔の外側で用意され、そ
れから取り付けられ、適切な状態に従ってその向きを定められる。それから、ア
ンカー基礎30は、アンカーネジ80によってインプラント10に取り付けられ
る。もし必要であるならば、接着させた支持金具73を備えた前もって作られた
金属バンド72が、隣接した大臼歯3のまわりに放射状に実際に位置する。そし
て、近心方向の歯4は、支持金具73を備えている。最後に、歯列矯正ワイヤー
70が、支持金具50,73(ワイヤー70が更なる器具要素を備えていること
ができる)にガイドされる。この場合、スプリング71とワイヤー70は、端部
の位置にある支持金具50において、この目的のために用意されていたパーツ(
例えば固定した輪55)に固定される。歯列矯正ワイヤー70が1つのアンカー
基礎30から強く引き伸ばされ、アンカー基礎30は、端部の位置にあるインプ
ラント10上で合致し、そして、歯列矯正ワイヤー70がそのような第2のアン
カー基礎30の端部まで全歯列に亘って存在している。
以上のように記述した締め具に関して、別の実施形態について、特別に言及す
る。
その頭部14が軟組織2から突出した単一の部分のインプラント10の代わり
に、アンカー基礎30も、複数部分のインプラントの経粘膜(transmucosal)の
ユニットに合致される。
アンカー基礎30には、特に高さにおいて様々なサイズのものがある。穴37
が偏心というよりむしろ中心に配置されたならば、アンカー基礎30の切り取り
することで幾何学的に適応できる。
水平方向の断面形状に関しては、外側にふくらみ、凸面の締め付け面31から
34と丸コーナーとを備えた、基本的に矩形又は三角形のアンカー基礎30も、
考慮している。そのようなアンカー基礎30は、それぞれの支持金具50を正し
く受
け入れるための4又は3の異なった曲面をそれぞれ備えている。卵形又は円形の
形状も考えられるが、その場合は相互にもはや締め付け面の境界を設定すること
はない。
有用に機能するものに限定すると、アンカーネジ20のネジ頭部21上にあり
、そしてアンカー基礎30における内縁40上にある、選択された縁の数が変化
する。インプラント10とアンカー基礎30との間で固定される回転の位置は、
同じくアンカー基礎30から突出して、そしてインプラント10内部の多角形に
係合する多角形によって決まる。
好ましい接着、ロウ付け、又は溶接接続に加えて、結合層60も、代表的に用
いることができる。
1つの締め付け面がアンカー基礎30上で用いられるならば、底面36近くの
この締め付け面上で、盛り上がり、突出した材料の隆起線を配置することは、有
利である。この材料の隆起線は、材料の隆起線の上縁のレベルまで、締め付け面
から材料がいくらか取り去られることによって出来上がる。この締め付け面に固
定される支持金具50は、大抵の場合に突出するので口腔内で邪魔になる。
アンカー基礎30上のカウンターショルダ42は、以前に記載された円錐形状
を有する必要がない。カウンターショルダ42の形状は、インプラントショルダ
11の形状に依存している。
カウンターショルダ42が、最上面35と底面36上に各々の場合において構
成されるならば、そして、内部の多角形40が相互に用いられるネジ座39の上
下に備えられているならば、アンカー基礎30も、インプラント10上に逆さま
にネジ込まれる。穴37が偏心して配置されるとき、アンカー基礎30の位置決
めについて、すなわち、穴37からそれぞれの締め付け面31から34までの異
なる間隔の分布について、4つの可能性がある。
アンカー基礎30における内部の多角形40は、必要不可欠なものでない。円
柱形又は円錐形のネジ頭部21を備えたアンカーネジ20を用いるとき、アンカ
ー基礎が回転は、アンカーネジ80だけを締めることと、面接着力を生じさせる
こととによって、又は、他に付加的手段によって、確保されなければならない。
主に口唇のなかで、特に美的な要望がある場所において、インプラントはより
深く骨内部に挿入され、アンカー基礎30の下部は少なくともいくらかの歯肉に
囲まれる。
請求の範囲
1. 歯列矯正用の器具要素の固定と、顎骨(1)に合致した一つ又は複数の部
分のインプラント(10)の次回の使用とのために、歯冠又は別の上部構造の支
持体として、インプラントショルダ(11)を有し、その中に、
a)インプラント頭部(14)、又は軟組織(2)から少なくともいくらか突
出し接着された経粘膜(transmucosal)のユニットとを備え、
b)インプラント(10)のインプラントショルダ(11)に合致するアンカ
ー基礎(30)が、少なくとも1つの締め付け面(31‐34)を備え、
c)この締め付け面(31‐34)が、支持金具(50)の支持板(51)を
締め付けるのに役立ち、
d)少なくとも1つの器具要素(70,71)が、支持金具(50)に固定さ
れ、
e)アンカー基礎(30)が、垂直方向に連続した穴(37)を有し、
f)アンカー基礎(30)が、穴(37)を通してガイドされ、そして、直接
的又は間接的にインプラント(10)に係合するアンカーネジ(80)によって
、インプラント(10)に固定され、
g)雄型と雌型構造の多角形(21,40)が、直接的又は間接的に、インプ
ラント(10)とアンカー基礎(30)との上で、交互にそれぞれ存在し、プラ
スのロックでお互いに係合し、その結果、アンカー基礎(30)が、異なった安
定した回転位置でインプラント(10)上に位置し、
h)穴(37)が、穴(37)から締め付け面(31−34)までの距離が段
階的に変化するように偏心して用いられることを特徴とする歯科用インプラント
の締め具。
2. a)インプラント頭部(14)にネジ込まれるアンカーネジ(20)が用
いられ、
b)アンカーネジ(20)にネジが切られたネジ頭部(21)が、インプラン
ト頭部(14)から突出して、そして多角形として設計され、
c)ネジ穴(23)が、ネジ頭部(21)からアンカーネジ(20)まで延在
し、
d)アンカー基礎(30)の穴(37)が、内部の多角形(40)とともに少
なくとも1つの断面を有し、
e)ネジ頭部(21)上の多角形が、内部の多角形(40)で、プラスにロッ
クされて係合し、
f)組み立てられた状態で、そのネジを切った軸(83)が、アンカーネジ(
20)のネジ穴(23)に係合する一方、アンカーネジ(80)は、穴(37)
に位置するネジ座(39)上で、そのネジ頭部(81)を据えつけていることを
特徴とする請求項1記載の締め具。
3. a)ネジ座(39)が、最上面(35)から穴(37)まで入れたアンカ
ーネジ(80)と、底面(36)から穴(37)まで入れたアンカーネジ(80
)のために使用され、
b)穴(37)内部で、両面の上で、そして、ネジ座(39)を隣接して、各
々の場合で内部の多角形(40)を備えた断面が存在し、
c)ネジ頭部(81)が、ネジ頭部(21)の外部の多角形を補足するために
用いられない内部の多角形(40)の断面に余地を見出し、又は各々の場合の頭
部(38)が、ネジ頭部(81)を受け入れるために内部の多角形(40)の断
面に隣接し、外部で、穴(37)が、インプラントショルダ(11)を補足する
カウンターショルダ(42)とともに各々の場合に広がることを特徴とする請求
項2記載の締め具。
4. アンカー基礎(30)の回転の位置決めが、15度刻みで可能であるよう
に、ネジ頭部(21)は八角形として、そして内縁(40)は24面体として設
計されていることを特徴とする請求項3記載の締め具。
5. カウンターショルダ(42)が、インプラントショルダ(11)に対して
円錐形に補完して外側に開いていることを特徴とする請求項3記載の締め具。
6. a)アンカー基礎(30)が、原則的に、その4つの垂直側面が凸面状に
外部にふくらんだ締め付け面(31‐34)を形成する平行六面体の形状を有し
、
b)締め付け面(31‐34)が、少なくとも一対の異なった曲率半径を有す
ることを特徴とする請求項1記載の締め具。
7. a)インプラント(10)とアンカー基礎(30)とが、合金又は非合金
のチタンからできており、
b)アンカー基礎上で用いられる支持金具(50)が、ステンレス鋼、セラミ
ック、チタン、又は別の適切な材料からできており、
c)アンカー基礎(30)上で用いられる締め付け面(31‐34)が、粗さ
等級でN10からN12であり、平均粗さ値で12.5mm<Ra<50.0m
mの範囲の表面粗さを有し、
d)少なくとも、アンカー基礎(30)上の締め付け面(31‐34)と支持
板(51)上の付着面とがシラン化されていることを特徴とする請求項1記載の
締め具。
8. 支持金具(50)の支持板(51)が、使用又は形成された結合層(60
)によって、この付着面(31‐34)に固定され、結合層(60)が、代表的
に、接着、ロウ付け、又は溶接であることを特徴とする請求項1記載の締め具。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 グラッツマイアー,ユルゲン
ドイツ連邦共和国デー−80637ミュンヘン、
トリヴァシュトラーセ4番
(72)発明者 ディートリッヒ,ペーター
ドイツ連邦共和国デー−52057アーヒェン、
パオヴェルシュトラーセ30番
(72)発明者 ズッター,フランツ
スイス、ツェーハー−4435ニーダードル
フ、ベンヴィラーシュトラーセ42番
【要約の続き】
よって、ステンレス鋼の支持金具(50)と、アンカー
基礎(30)との間の異種金属間の接触腐食は、実質的
に問題とならない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 歯列矯正用の器具要素の固定と、顎骨(1)に合致した一つ又は複数の部 分のインプラント(10)の次回の使用とのために、インプラント頭部(14) 、又は軟組織(2)から少なくともいくらか突出し、接着された経粘膜(transm ucosal)のユニットとを備えるとともに、歯冠又は別の上部構造の支持体として 、インプラントショルダ(11)を有し、 a)インプラント(10)のインプラントショルダ(11)に合致するアンカ ー基礎(30)が、インプラントショルダ(11)を補足する少なくとも1つの カウンターショルダ(42)と、少なくとも1つの付着面(31‐34)とを備 え、 b)支持金具(50)の支持板(51)が、使用又は形成された結合層(60 )によって、この付着面(31‐34)に固定され、 c)結合層(60)が、代表的に、接着、ロウ付け、又は溶接であり、 d)少なくとも1つの器具要素(70,71)が、支持金具(50)に固定さ れ、 e)直接的又は間接的に取り外しできる接続が、アンカー基礎(30)とイン プラント(10)との間で、アンカー基礎(30)をロックする目的で用いられ ることを特徴とする歯科用インプラントの締め具。 2. a)雄型と雌型構造の多角形(21,40)が、直接的又は間接的に、イ ンプラント(10)とアンカー基礎(30)との上で、交互にそれぞれ存在し、 プラスのロックでお互いに係合し、その結果、 b)アンカー基礎(30)が、異なった安定した回転位置でインプラント(1 0)上に位置し、 c)アンカー基礎(30)が、一般的に、又は偏心して配置される垂直方向に 連続した穴(37)を有し、 d)アンカー基礎(30)が、穴(37)を通してガイドされ、そして、直接 的に又は間接的にインプラント(10)に係合するアンカーネジ(80)によっ て、インプラント(10)に固定され、 e)アンカーネジ(80)のネジ頭部(81)が、ねじ込み用器具のための係 合用輪郭(82)をその上側に有することを特徴とする請求項1記載の締め具。 3. a)インプラント頭部(14)にネジ込まれるアンカーネジ(20)が用 いられ、 b)アンカーネジ(20)にネジが切られたネジ頭部(21)が、インプラン ト頭部(14)から突出して、そして多角形として設計され、 c)ネジ穴(23)が、ネジ頭部(21)からアンカーネジ(20)まで延在 し、 d)アンカー基礎(30)の穴(37)が、内部の多角形(40)とともに少 なくとも1つの断面を有し、 e)ネジ頭部(21)上の多角形が、内部の多角形(40)で、プラスにロッ クされて係合し、 f)組み立てられた状態で、そのネジを切った軸(83)が、アンカーネジ( 20)のネジ穴(23)に係合する一方、アンカーネジ(80)は、穴(37) に位置するネジ座(39)上で、そのネジ頭部(81)を据えつけていることを 特徴とする請求項1と2記載の締め具。 4. a)ネジ座(39)が、最上面(35)から穴(37)まで入れたアンカ ーネジ(80)と、底面(36)から穴(37)まで入れたアンカーネジ(80 )のために使用され、 b)穴(37)内部で、両面の上で、そして、ネジ座(39)を隣接して、各 々の場合で内部の多角形(40)を備えた断面が存在し、 c)ネジ頭部(81)が、ネジ頭部(21)の外部の多角形を補足するために 用いられない内部の多角形(40)の断面に余地を見出し、又は各々の場合の頭 部(38)が、ネジ頭部(81)を受け入れるために内部の多角形(40)の断 面に隣接し、外部で、穴(37)が、インプラントショルダ(11)を補足する カウンターショルダ(42)とともに各々の場合に広がることを特徴とする請求 項3記載の締め具。 5. アンカー基礎(30)の回転の位置決めが、15度刻みで可能であるよう に、ネジ頭部(21)は八角形として、そして内縁(40)は24面体として設 計されていることを特徴とする請求項2から4記載の締め具。 6. a)インプラント頭部(14)が、円錐形のインプラントショルダ(11 )を有するその上側面で終端し、 b)アンカー基礎(30)の底面(36)で、又はアンカー基礎(30)の最 上面(35)で、穴(37)が、外側の開口部と円錐形のカウンターショルダ( 42)で終端することを特徴とする請求項1又は4記載の締め具。 7. 穴(37)から付着面(31‐34)までの異なった間隔が段階的に得ら れる方法で、穴(37)が偏心して延在していることを特徴とする請求項2,3 ,4,又は6記載の締め具。 8. a)アンカー基礎(30)が、原則的に、その4つの垂直側面が凸面状に 外部にふくらんだ付着面(31‐34)を形成する平行六面体の形状を有し、 b)付着面(31‐34)が、少なくとも一対の異なった曲率半径を有するこ とを特徴とする請求項1記載の締め具。 9. a)インプラント(10)とアンカー基礎(30)とが、合金又は非合金 のチタンからできており、 b)アンカー基礎上で用いられる支持金具(50)が、ステンレス鋼、セラミ ック、チタン、又は別の適切な材料からできており、 c)アンカー基礎(30)上で用いられる付着面(31‐34)が、粗さ等級 でN10からN12であり、平均粗さ値で12.5mm<Ra<50.0mmの 範囲の表面粗さを有し、少なくとも、アンカー基礎(30)上の付着面(31‐ 34)と支持板(51)上の付着面とがシラン化されていることを特徴とする請 求項1記載の締め具。
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