JPH10510343A - コンプレッサ - Google Patents

コンプレッサ

Info

Publication number
JPH10510343A
JPH10510343A JP8517437A JP51743796A JPH10510343A JP H10510343 A JPH10510343 A JP H10510343A JP 8517437 A JP8517437 A JP 8517437A JP 51743796 A JP51743796 A JP 51743796A JP H10510343 A JPH10510343 A JP H10510343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
compressor
cylinder
spring
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8517437A
Other languages
English (en)
Inventor
ハナガン,アンガス・パトリック・ダグラス
マグラス,マイケル・アラン
Original Assignee
ペガサス・エアウェーブ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ペガサス・エアウェーブ・リミテッド filed Critical ペガサス・エアウェーブ・リミテッド
Publication of JPH10510343A publication Critical patent/JPH10510343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B35/00Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for
    • F04B35/04Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric
    • F04B35/045Piston pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by the driving means to their working members, or by combination with, or adaptation to, specific driving engines or motors, not otherwise provided for the means being electric using solenoids

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本体(1,2)と、本体内を往復移動するピストン(10)と、ピストンを駆動する電磁駆動装置(22,23,24)とを含む電磁往復コンプレッサであって、前記ピストンが、本コンプレッサの作動の際に前記本体のシリンダ(12)内の流体を圧縮するためにシリンダ内をスライドするピストンヘッド(11)と、ピストンヘッドから軸方向後方に設けられて前記本体の案内面(14)上をスライドするピストン案内部材(13)とを含み、本コンプレッサがさらに前記ピストンを軸方向に付勢する少なくとも1つの圧縮コイルスプリング(20a,b)を含む圧縮スプリング装置(20)を含み、そのスプリングが、前記ピストンの周囲であってそれによって圧縮される流体の変化する容積の外側に設けられ、かつ、ピストンの移動の際の少なくとも一時期において前記シリンダ内に少なくともその一部が位置するコンプレッサ。本コンプレッサはコンパクトであって、しかも不均一な磨耗が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】 コンプレッサ 技術分野 本発明は、電磁往復コンプレッサないしポンプに関し、特に、空気等の気体を 送るコンプレッサに関する。この装置は真空ポンプとしても作動し得るが、本明 細書においては、便宜上、そのような意味をも含む広い意味で『コンプレッサ』 という語を使用する。 発明の背景 本出願の発明者の一人は、先の国際特許出願PCT/GB94/01193、 PCT/GB94/01194、PCT/GB94/01195であってそれぞ れWO94/28306、WO94/28307、WO94/28308として 公開された出願の発明者である。これらの出願には、当該技術に多くの貢献をな したコンプレッサが記載されている。それらの出願(以下『前記先行出願』とい う)をここに特定することにより、それらのコンプレッサについての先行技術と しての記載およびそれらの出願に開示されたコンプレッサの詳細に代えることと する。 本発明は、前記先行出願に開示されたコンプレッサの改良に関する。特に、本 発明は、往復動するピストンのスライド面の磨耗、特に不均一な磨耗の低減に関 する。本発明はまた、コンプレッサの製造ないし組み立ての容易化に関する。 電磁往復コンプレッサには、良く知られているように、ピストンの復帰移動の ために圧縮コイルばねが採用される。前記先行出願、特にWO94/28306 には、当該圧縮ばねに固有の欠陥やその取り付けの際の位置ずれが原因となって ピストンに非対称性の力が作用し、その結果、不均一な磨耗が生ずることが説明 されている。 更に、GB−A−2241287には、ピストンが隣接する2つの作動室にお いて交互に気体を圧縮する、複動式電磁コンプレッサが開示されている。このコ ンプレッサの各作動室の内部には、ピストンを中間位置に戻すための圧縮ばねが それぞれ設けられている。 発明の概要 本発明の第1の側面によれば、本体と、本体内を往復移動するピストンと、ピ ストンを駆動する電磁駆動装置とを含む電磁往復コンプレッサであって、前記ピ ストンが、本コンプレッサの作動の際に前記本体のシリンダ内の流体を圧縮する ためにシリンダ内を摺動するピストンヘッドと、ピストンヘッドから軸方向後方 に設けられて前記本体の案内面上を摺動するピストン案内部材とを含み、本コン プレッサがさらに前記ピストンを軸方向に付勢する少なくとも1つの圧縮コイル スプリングを含む圧縮スプリング装置を含み、そのスプリングが、前記ピストン の周囲であってそれによって圧縮される流体の変化する容積の外側に設けられ、 かつ、ピストンの移動の際の少なくとも一時期において前記シリンダ内に少なく ともその一部が位置するコンプレッサが提供される。従って、通常、圧縮スプリ ングはその一方の端において、ピストンの面であって流体が圧縮される作動室の 外側に位置する面に作用する。 本発明は、特に、単動式コンプレッサに適用される。単動式コンプレッサとは 、流体がピストンの作動によって圧縮される作動室が1つのみであって、ピスト ンのその作動室に面するヘッド面が1つのみのコンプレッサをいう。 好ましくは、圧縮スプリングの一方の端が、ピストンヘッドの後面に作用する 。 圧縮スプリングが単数の場合はそのスプリングが、複数の場合はその各々のス プリングが、それの少なくとも一方の端において、ピストンに対して自由に回転 できることが望ましい。圧縮スプリングは単数であってもよいが、好適には、2 つのスプリングを含み、その中の少なくとも1つのスプリングについては、その 少なくとも一部がシリンダ内に位置させられる。最も好ましくは、前記先行出願 に記載されているように、コイルの巻き方向が互いに逆であって直列に作用する 1対のコイルスプリングが採用され、それら1対のスプリングの間に自由なベア リングが設けられる。この自由ベアリングは、例えば、ピストンをそれとの間に クリアランスを有して取り囲む環状部材によって構成される。 好ましくは、前記先行出願に記載されているように、各コイルスプリングは、 その一方の端において摩擦の小さな部材を介する等して、ベアリングに対して相 対回転可能とされる。 好ましくは、スプリング装置のピストンヘッドに作用する端とは反対側の端が 、電磁駆動装置のステータを構成する積層体によって支持されるマウント部材に マウントされる。 本発明の上記第1の側面によれば、ピストンの復帰移動用に採用されるスプリ ングが従来のようにピストンとコンプレッサ本体の後端との間に設けられないの で、コンプレッサの全体の長さが短縮される。また、ピストンを取り囲む単数も しくは複数のコイルスプリングとして、従来よりも大径のものを採用することが できるので、スプリングが従来よりも安定し、それが側方に変形してピストンに 対して側方から力を加えることが防止される。好ましくは、シリンダ内のコイル スプリングの外径は、シリンダの内径の少なくとも70%、より好ましくは少な くとも80%とされる。また、圧縮スプリングの付勢力はピストンヘッドに対し て直接的に適用されるので、ピストンヘッドに側方から作用する力が低減すると 考えられる。その結果、ピストンヘッドおよびそれがスライドするシリンダ面の 不均一な磨耗が低減する。以上の効果は、巻き方向が反対の2つのコイルスプリ ングを採用することにより顕著となる。 本発明の他の側面によれば、本体と、本体内を往復移動するピストンと、ピス トンを駆動する電磁駆動装置とを含む電磁往復コンプレッサであって、前記本体 が前と後の2つの本体部材を含み、その2つの本体部材が、前記電磁駆動装置の ステータを構成する磁気透過性の積層体により互いに離されており、かつ、複数 の位置決めピンおよび好適にはさらに前記積層体がその積層体を貫通しさらに2 つの本体部材のそれぞれに設けられた複数の位置決め穴と係合することにより互 いに位置決めされたコンプレッサが提供される。好ましくは、位置決めピンは軸 方向に延びるものとされる。 好ましくは、位置決めピンは、C字形の断面形状を有するスプリングピンであ り、位置決め穴への挿入の際に弾性的に圧縮される。 好ましくは、前記前本体部材が、前記ピストンのピストンヘッドがスライドす るシリンダ面を有し、前記後本体部材が、前記ピストンのピストン案内部材がス ライドする単数もしくは複数のピストン案内面を有し、それらのシリンダ面およ び単数もしくは複数のピストン案内面の各々が、前記位置決め穴の少なくとも1 つを基準にして所定のサイズに加工される。従って、組み立てられたコンプレッ サにおいて、シリンダ面と単数もしくは複数のピストン案内面とが精度良く一致 する。 好ましくは、前および後の2つの本体部材がボルトによって互いに固定される 。 本発明の上記第2の側面によれば、コンプレッサの各部、特に前および後の2 つの本体部材と積層体とが互いに精度良く一致する。また、それら2つの本体部 材が精度良く一致するので、前述したように、ピストンがスライドする複数の面 が互いに精度良く一致することとなる。さらに、積層体がその径方向において精 度良く位置決めされるので、積層体の内面とピストン上のアーマチュアの外面と の空隙が小さくされる。その結果、電気効率が良くなるので、コンプレッサの消 費電力が低減する。この空隙は、0.5mm以下とされ、0.1mm程度まで低 減させることができる。後述の実施例において説明するように、本発明の本特徴 によれば、前および後の2つの本体部材は、同一の鋳物を基礎として製造するこ とができる。即ち、2つの同じ鋳物から出発してそれらを加工することにより、 前および後の2つの本体部材の最終的な形状に仕上げることができるのである。 その結果、コンプレッサの製造が容易となる。 実施例の記載 以下、本発明の非限定的な具体例としての一実施例を添付の図面を参照しなが ら詳細に説明する。なお、 図1は、本発明の実施例としてのコンプレッサの軸方向断面図であって、図2 のI−I矢視図であり、 図2は、図1のコンプレッサの軸方向断面図であって、図1のII−II矢視図で ある。 本実施例のコンプレッサの作動は、前記先行出願に記載されたコンプレッサの それと基本的に同じであり、同一の機能を有する部分には前記先行出願において 使用された参照符号と同一の符号が使用される。 図示されたコンプレッサは前本体部材1と後本体部材2とを含む。前本体部材 1と後本体部材2とはそれぞれ、コンプレッサの軸直角方向における断面の外形 が方形であって、複数のボルト4(図2参照)によって相互に固定されている。 各ボルト4のヘッド部の下には、一対ずつの電気絶縁性ワッシャ5が設けられ、 両本体部材1,2の電気的絶縁が図られている。前本体部材1にはシリンダヘッ ド3が固定され、前本体部材1内の円環状の凹所62を塞いでいる。円環状凹所 62は、コンプレッサによって圧縮された空気を円滑に流通させるための緩衝容 積として作用し、出口コネクタ3Aと連通している。同様に、コンプレッサの後 方端では、後本体部材2に対して、空気入口コネクタ8Aを有する端板8が固定 されている。入口コネクタ8Aから入った空気はフィルタ7を通過する。フィル タ7は、後述するように前本体部材1内の円環状凹所62と同一形状とされた後 本体部材2内の凹所に収容されている。シリンダヘッド3と端板8とはそれぞれ 前本体部材1と後本体部材2とに図示しないボルトで固定されている。 ピストン10は、コンプレッサ内においてそれの軸方向に往復移動する。ピス トン10はピストンヘッド11を有し、ピストンヘッド11の外周上にはプラス チック材料から型成形された連続バンド15が設けられている。連続バンド15 は、前本体部材1のシリンダ面12上を摺動する。ピストン10は、ピストンヘ ッド11の後方に、アーマチュア24を有し、アーマチュア24の後方に、後ピ ストン案内部材13を有する。ピストンヘッド11とアーマチュア24と後ピス トン案内部材13とは、ボルト16により相互に固定されている。後ピストン案 内部材13の前部13aと円筒部13bとは一体に形成され、円筒部13bの外 周上には、摩擦の小さなプラスチック材料から型成形された連続バンド13cが 設けられている。連続バンド13cは、後本体部材2の部分円筒状のピストン案 内面14上を摺動する。本コンプレッサの電磁リニア駆動装置は、前記アーマチ ュア24の他、複数のコイル22と磁気透過性の積層体23とを含む。磁気透過 性積層体23は前本体部材1と後本体部材2の間に介挿され、ステータ23とし て作用する。このリニア駆動装置は従来の型式のものであり、詳細な説明は省略 するが、ピストン10を一方向(図1および図2において右方向)に駆動する。 ピストン10の逆方向の(圧縮方向の)移動ないしストロークは、後述するスプ リング装置20によって生じさせられる。 ピストンヘッド11には複数の空気流通路ないし流通孔30が設けられる。前 記先行出願に開示されているように、空気流通路30をコンプレッサの軸に対し て傾斜させることにより、ピストン10の移動の際に、タービン効果により、ピ ストン10に回転力を付与することができる。空気流通路30は、ピストンヘッ ド11の前面において、可撓性シート31によって塞がれる。可撓性シート31 は、各空気流通路30上でフラップ弁として機能する。シリンダ面12を規定す るシリンダ壁には貫通孔32が形成され、貫通孔32を通して、圧縮空気が流出 する。貫通孔32の出口端は図示しないフラップ弁で塞がれている。 前後2つの本体部材1,2とステータ23とは、径方向にずれないように、1 対の位置合わせピン(ドエルピン)50で精度良く一致させられる。2つの位置 合わせピン50はコンプレッサ本体の両側部にそれぞれ設けられ、かつ、2つの 本体部材1,2のそれぞれに設けられて軸方向に対向する複数の止まり孔51に 堅く保持される。位置合わせピン50はC字形の断面形状を有しまたスプリング 鋼からなるので、止まり孔51に容易に挿入することができ、しかも、挿入後は 弾性によって開くので、止まり孔51に堅く保持される。その結果、2つの本体 部材1,2は互いに精度良く一致させられる。その際に、位置合わせピン50は 、ステータ(積層体)23に設けられたピン50と略同サイズの貫通孔を通され るので、ステータ23もその全体が径方向に精度良く位置決めされる。このよう に、ステータ23が径方向に正確に位置決めされるので、ステータ23の内側面 とアーマチュア24の間の空隙は、図1に示されように、最小化され、約0.1 mm程度とされる。 本体部材1、2はアルミニウムからなる全く同一の鋳物を元にして得ることが できる。鋳造後、本体部材1,2はそれぞれ、正確に離れた2つの軸上に止まり 孔51を有するように加工され、その後、前本体部材1のシリンダ面12と後本 体部材2のシリンダ面14とがそれぞれ所定の直径を有するように、止まり孔5 1を基準にして正確に決定された軸上において形成、加工される。本体部材1, 2とステータ23とを、位置合わせピン50とボルト4とを用いて組み立てる時 、2つのシリンダ面12,14は同軸上に極めて正確に一致させられるので、そ の後ピストン10をコンプレッサ内に収容させる際には、ピストン10は正確に 位置決めされることになる。ピストン10の収容後、シリンダヘッド3を前本体 部材1に固定する。その結果、本コンプレッサにおいては、シリンダ面12,1 4が不一致であるならば生ずるであろう摩耗、特に不均一な摩耗が有効に回避さ れる。 コンプレッサの構造内における短絡(shorted turn)を避けるために、2つの 本体部材1,2は互いに電気的に絶縁される。そのために、本体部材1、2は各 々の表面が陽極処理(anodise)されるので、本体部材1、2の間で位置合わせピ ン50やステータ23を介して短絡することがない。 ピストン10の復帰方向の移動を生じさせるスプリング装置20には、2つの スプリング20a,20bが含まれる。スプリング20a,20bはそれぞれコ イルスプリングであるが、巻き方向が互いに逆になっている。つまり、一方が右 巻き螺旋で、他方が左巻き螺旋である。2つのスプリング20a,20bのそれ ぞれの対向する端部の間には円環状のベアリング40が設けられ、それの内孔内 をピストン10がクリアランスを有して延びている。このように、ベアリング4 0は、スプリング20a,20bのみによって支持され、ピストン10に対して 移動可能とされている。ベアリング40は、上記2つのスプリング20a,20 bの対向する端部を受ける2つのリング42のための座を提供する。リング42 は、摩擦係数の小さな材料、例えば約1%の潤滑媒体と約1%の補強繊維とがブ レンドされたPPS(ポリフェニレンサルファイド)から成る。2つのリング4 2はそれぞれ、ベアリング40の径方向フランジ41の両面に当接する。ベアリ ング40はまたスリーブ部43を含み、スリーブ部43は2つのスプリング20 a,20bを径方向において位置決めする。このように、2つのスプリング20 a,20bは各々の一方の端部において、それらの中心軸回りに、ベアリング4 0に対して(またピストン10に対して、さらに、お互いに対して)ほぼ自由に 回転可能である。前側のスプリング20aの他方の端部は、フランジ付き位置決 めリング44を介してピストンヘッド11の後端面に当接する。位置決めリング 44は、スプリング20aの軸をピストン10に対して位置決めする。同様に、 後側のスプリング20bの他方の端部は、フランジ付きリング45によって位置 決めされる。フランジ付きリング45は、図2に示されるように、前本体部材1 内において径方向に位置決めされ、軸方向にはステータ23に当接する。このよ うにスプリング20bもその後端において径方向に位置決めされる。 以上の記載から明らかなように、ピストン10の移動中の少なくとも一時期、 スプリング20aは部分的にシリンダ面12内に位置する。スプリング20a, 20bの外径は、シリンダ面12の直径の約85%である。スプリング装置20 はその全体が、ピストンヘッド11と後ピストン案内部材13の間においてピス トン10を取り囲んでいる。本実施例においては、スプリング20a,20bは 、後ピストン案内部材13やアーマチュア24よりも大きな直径を有しているの で、装置の組み立てが容易である。同様に、ベアリング40も後ピストン案内部 材13やアーマチュア24よりも大きな直径を有している。 スプリング20a,20bは互いに、またピストン10に対して、さらにコン プレッサ本体に対して、各々の一端部において自由に回転することができるので 、スプリング20a,20bはピストン10に対して回転トルクを付加すること がなく、またそれら自体が側方に変形してピストン10に側方から力を加えるこ ともない。スプリング20a,20bの直径は比較的大きいので、直径の小さな スプリングに比べて側方に変形し難くなっている。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月23日 【補正内容】 EP−A−509660の開示するコンプレッサにおいては、ピストンの復帰 移動用に採用されるスプリングがそのピストン回りに設けられ、しかもその一部 が、シリンダ内であってシリンダの圧縮室の外側に設けられる。 発明の概要 本発明の第1の側面によれば、本体と、本体内を往復移動するピストンと、ピ ストンを駆動する電磁駆動装置とを含む電磁往復コンプレッサであって、前記ピ ストンが、本コンプレッサの作動の際に前記本体のシリンダ内の流体を圧縮する ためにシリンダ内を摺動するピストンヘッドと、ピストンヘッドから軸方向後方 に設けられて前記本体の案内面上を摺動するピストン案内部材とを含み、前記ピ ストンがさらに前記電磁駆動装置の一部をなすアーマチュア(24)を含んでお り、 本コンプレッサがさらに前記ピストンを軸方向に付勢する少なくとも1つの 圧縮コイルスプリングを含む圧縮スプリング装置を含み、そのスプリングが、前 記ピストンの周囲であってそれによって圧縮される流体の変化する容積の外側に 設けられ、かつ、ピストンの移動の際の少なくとも一時期において前記シリンダ 内に少なくともその一部が位置するコンプレッサにおいて、前記アーマチュア( 24)と前記ピストン案内部材(13)を含む前記ピストン(10)が、交換も しくはメインテナンスのために、前記本体(1,2)から、前記ピストン案内面 (14)から遠い方の前記シリンダ(12)の端を通して取り外し可能とされて いることを特徴とするコンプレッサ が提供される。従って、通常、圧縮スプリン グはその一方の端において、ピストンの面であって流体が圧縮される作動室の外 側に位置する面に作用する。 本発明は、特に、単動式コンプレッサに適用される。単動式コンプレッサとは 、流体がピストンの作動によって圧縮される作動室が1つのみであって、ピスト ンのその作動室に面するヘッド面が1つのみのコンプレッサをいう。 好ましくは、圧縮スプリングの一方の端が、ピストンヘッドの後面に作用する 。 圧縮スプリングが単数の場合はそのスプリングが、複数の場合はその各々のス プリングが、それの少なくとも一方の端において、ピストンに対して自由に回転 できることが望ましい。圧縮スプリングは単数であってもよいが、好適には、2 つのスプリングを含み、その中の少なくとも1つのスプリングについては、その 少なくとも一部がシリンダ内に位置させられる。最も好ましくは、前記先行出願 に記載されているように、コイルの巻き方向が互いに逆であって直列に作用する 1対のコイルスプリングが採用され、それら1対のスプリングの間に自由なベア リングが設けられる。この自由ベアリングは、例えば、ピストンをそれとの間に クリアランスを有して取り囲む環状部材によって構成される。 好ましくは、前記先行出願に記載されているように、各コイルスプリングは、 その一方の端において摩擦の小さな部材を介する等して、ベアリングに対して相 対回転可能とされる。 請求の範囲 1.本体(1,2)と、本体内を往復移動するピストン(10)と、ピストンを 駆動する電磁駆動装置(22,23,24)とを含む電磁往復コンプレッサであ って、前記ピストンが、本コンプレッサの作動の際に前記本体のシリンダ(12 )内の流体を圧縮するためにシリンダ内を摺動するピストンヘッド(11)と、 ピストンヘッドから軸方向後方に設けられて前記本体の案内面(14)上を摺動 するピストン案内部材(13)とを含み、前記ピストンがさらに前記電磁駆動装 置の一部をなすアーマチュア(24)を含んでおり、 本コンプレッサがさらに前 記ピストンを軸方向に付勢する少なくとも1つの圧縮コイルスプリング(20a ,b)を含む圧縮スプリング装置(20)を含み、そのスプリングが、前記ピス トンの周囲であってそれによって圧縮される流体の変化する容積の外側に設けら れ、かつ、ピストンの移動の際の少なくとも一時期において前記シリンダ内に少 なくともその一部が位置するコンプレッサにおいて、前記アーマチュア(24) と前記ピストン案内部材(13)を含む前記ピストン(10)が、交換もしくは メインテナンスのために、前記本体(1,2)から、前記ピストン案内面(14 )から遠い方の前記シリンダ(12)の端を通して取り外し可能とされているこ とを特徴とするコンプレッサ 。 2.前記圧縮コイルスプリング(20a,b)の一方の端が、前記ピストンヘッ ド(11)の前記圧縮される流体の変化する容積の外側に位置する面に作用する 請求項1に記載のコンプレッサ。 3.前記圧縮コイルスプリング(20a,b)が単数の場合はそのスプリングの 、複数の場合はその各々のスプリングの、少なくとも一方の端が前記ピストン( 10)に対して回転自在である請求項1または2に記載のコンプレッサ。 4.前記圧縮スプリング装置(20)が、前記ピストンの周囲に設けられた少な くとも2つの圧縮コイルスプリング(20a,b)を含み、その中の少なくとも 1つのスプリングの少なくとも一部が前記シリンダ内に位置する請求項1ないし 3のいずれか1つに記載のコンプレッサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マグラス,マイケル・アラン イギリス国 ハンプシャー ピー・オー11 0ジェイ・エル ヘイリング・アイラン ド ウェスト・レーン 139ビー(番地な し)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.本体(1,2)と、本体内を往復移動するピストン(10)と、ピストンを 駆動する電磁駆動装置(22,23,24)とを含む電磁往復コンプレッサであ って、前記ピストンが、本コンプレッサの作動の際に前記本体のシリンダ(12 )内の流体を圧縮するためにシリンダ内を摺動するピストンヘッド(11)と、 ピストンヘッドから軸方向後方に設けられて前記本体の案内面(14)上を摺動 するピストン案内部材(13)とを含み、本コンプレッサがさらに前記ピストン を軸方向に付勢する少なくとも1つの圧縮コイルスプリング(20a,b)を含 む圧縮スプリング装置(20)を含み、そのスプリングが、前記ピストンの周囲 であってそれによって圧縮される流体の変化する容積の外側に設けられ、かつ、 ピストンの移動の際の少なくとも一時期において前記シリンダ内に少なくともそ の一部が位置するコンプレッサ。 2.前記圧縮コイルスプリング(20a,b)の一方の端が、前記ピストンヘッ ド(11)の後面に作用する請求項1に記載のコンプレッサ。 3.前記圧縮コイルスプリング(20a,b)が単数の場合はそのスプリングの 、複数の場合はその各々のスプリングの、少なくとも一方の端が前記ピストン( 10)に対して回転自在である請求項1または2に記載のコンプレッサ。 4.前記圧縮スプリング装置(20)が、前記ピストンの周囲に設けられた少な くとも2つの圧縮コイルスプリング(20a,b)を含み、その中の少なくとも 1つのスプリングの少なくとも一部が前記シリンダ内に位置する請求項1ないし 3のいずれか1つに記載のコンプレッサ。 5.前記圧縮スプリング装置が、コイルの巻き方向が互いに逆であって直列に作 用する一対のコイルスプリング(20a,b)と、それら一対のスプリングのそ れぞれ対向する端と端の間にそれら2つの端の相対回転を許容するように設けら れたベアリング(40)とを含み、そのベアリングが、前記ピストン(10)と 前記シリンダ(12)に対して移動自在である請求項4に記載のコンプレッサ。 6.前記圧縮スプリング装置(20)の一方の端が、前記電磁駆動装置のステー タを構成する積層体(23)によって支持されるマウント部材(45)にマウン トされた請求項1ないし5のいずれか1つに記載のコンプレッサ。 7.本体(1,2)と、本体内を往復移動するピストン(10)と、ピストンを 駆動する電磁駆動装置(22,23,24)とを含む電磁往復コンプレッサであ って、前記本体が前と後の2つの本体部材(1,2)を含み、その2つの本体部 材が、前記電磁駆動装置のステータを構成する磁気透過性の積層体(23)によ り互いに離されており、かつ、複数の位置決めピン(50)がその積層体(23 )を貫通しさらに2つの本体部材のそれぞれに設けられた複数の位置決め穴(5 1)と係合することにより互いに位置決めされたコンプレッサ。 8.前記前本体部材(1)が、前記ピストン(10)のピストンヘッド(11) が摺動するシリンダ面(12)を有し、前記後本体部材(2)が、前記ピストン (10)のピストン案内部材(13)が摺動する単数もしくは複数のピストン案 内面(14)を有し、それらのシリンダ面および単数もしくは複数のピストン案 内面の各々が、前記位置決め穴(51)の少なくとも1つを基準として所定のサ イズに加工された請求項7に記載のコンプレッサ。 9.前記位置決めピン(50)がC字形状の断面を有し、前記位置決め穴(51 )への挿入の際に弾性的に圧縮されるものである請求項7または8に記載のコン プレッサ。
JP8517437A 1994-12-08 1995-12-08 コンプレッサ Pending JPH10510343A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9424790.5A GB9424790D0 (en) 1994-12-08 1994-12-08 Compressor
GB9424790.5 1994-12-08
PCT/GB1995/002901 WO1996018037A2 (en) 1994-12-08 1995-12-08 Compressor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10510343A true JPH10510343A (ja) 1998-10-06

Family

ID=10765617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8517437A Pending JPH10510343A (ja) 1994-12-08 1995-12-08 コンプレッサ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6015273A (ja)
EP (2) EP1167766A3 (ja)
JP (1) JPH10510343A (ja)
AT (1) ATE215672T1 (ja)
DE (1) DE69526248T2 (ja)
DK (1) DK0796395T3 (ja)
GB (1) GB9424790D0 (ja)
HK (1) HK1039169A1 (ja)
WO (1) WO1996018037A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998001675A1 (fr) * 1996-07-09 1998-01-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Compresseur lineaire
GB2312835B (en) * 1996-12-18 1998-08-12 Pegasus Airwave Ltd Patient supports and methods of operating them
KR100442386B1 (ko) * 2001-11-05 2004-07-30 엘지전자 주식회사 왕복동식 압축기
JP4112313B2 (ja) 2002-08-28 2008-07-02 サンコール株式会社 リニア圧縮機
US7777600B2 (en) * 2004-05-20 2010-08-17 Powerpath Technologies Llc Eddy current inductive drive electromechanical liner actuator and switching arrangement
US20060034711A1 (en) * 2004-08-13 2006-02-16 Bergner Jeffrey W Linear pump with sound attenuator
BRPI1103355A2 (pt) * 2011-07-04 2013-07-23 Whirlpool Sa dispositivo adaptador para compressor linear, e compressor provido do referido dispositivo
BRPI1103647A2 (pt) * 2011-07-07 2013-07-02 Whirlpool Sa disposiÇço entre componentes de compressor linear
BRPI1103447A2 (pt) * 2011-07-19 2013-07-09 Whirlpool Sa feixe de molas para compressor e compressor provido de feixe de molas
BRPI1104172A2 (pt) * 2011-08-31 2015-10-13 Whirlpool Sa compressor linear baseado em mecanismo oscilatório ressonante

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1403989A1 (de) * 1962-03-16 1969-01-30 Ernst Gauss Gekapselter Schwingverdichter,insbesondere Kaelteverdichter
US3588291A (en) * 1969-12-05 1971-06-28 Mechanical Tech Inc Resonant piston pumps
SE355215B (ja) * 1971-03-17 1973-04-09 Atlas Copco Ab
US4261689A (en) * 1979-02-08 1981-04-14 Man Design Co., Ltd. Electro-magnetic fluid pump
US4636150A (en) * 1983-05-23 1987-01-13 Greatbatch Enterprises, Inc. Low power electromagnetic pump
JPH01149575U (ja) * 1988-04-06 1989-10-17
JPH0442536Y2 (ja) * 1990-02-09 1992-10-07
JPH0511355Y2 (ja) * 1990-05-09 1993-03-19
JPH04121477U (ja) * 1991-04-16 1992-10-29 サンデン株式会社 フリーピストン型コンプレツサー
GB9311385D0 (en) * 1993-06-02 1993-07-21 Contech Int Ltd Compressor

Also Published As

Publication number Publication date
EP1167766A3 (en) 2002-04-03
EP1167766A2 (en) 2002-01-02
WO1996018037A2 (en) 1996-06-13
DE69526248D1 (de) 2002-05-08
GB9424790D0 (en) 1995-02-08
HK1039169A1 (zh) 2002-04-12
EP0796395A2 (en) 1997-09-24
US6015273A (en) 2000-01-18
EP0796395B1 (en) 2002-04-03
ATE215672T1 (de) 2002-04-15
DK0796395T3 (da) 2002-07-22
DE69526248T2 (de) 2002-12-12
WO1996018037A3 (en) 1996-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5727932A (en) Electromagnetic reciprocating compressor
CN104564881B (zh) 阀芯转移复合式液压激振控制阀
EP0796402B1 (en) Hinged armature electromagnetically actuated valve
CN101084373A (zh) 往复泵系统
JPH10510343A (ja) コンプレッサ
US20050163635A1 (en) Resonant arrangement for a linear compressor
CN100580247C (zh) 一种直线压缩机
CN111441928B (zh) 一种高功率密度动圈式电磁直驱液压泵
KR20040096653A (ko) 공진 압축기의 구조적 배치
US20230160375A1 (en) Linear frac pump assembly
US8049375B2 (en) Electromagnetic transducer apparatus
CN113969881A (zh) 一种无电机直动型无油活塞式空气压缩机
CN106917709A (zh) 凸轮从动组件、柱塞泵和高压燃油泵
CN110259760B (zh) 高频无杆耦合动力缸及其使用方法
CN111207054B (zh) 一种空压机
JPH04298689A (ja) 冷凍装置用コンプレツサ
CN113123940B (zh) 直线式无油压缩机
US20210246889A1 (en) Electrically driven power end apparatus and methods
CN116624444A (zh) 气液增力缸及其方法
CN114718837A (zh) 磁力直驱气泵系统及制造方法
WO2017195576A1 (ja) ピストン式コンプレッサ
GB2303886A (en) Electromagnetic reciprocating compressor
WO2021016677A1 (en) Cam machine with adjustment mechanism
EP3688865A1 (de) Elektrischer pumpenantrieb für eine verdrängerpumpe, verdrängerpumpe und verfahren hierzu
GB2303887A (en) Electromagnetic reciprocating compressor