JPH10509068A - 真空掃除機およびそのためのフィルター組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、空気流通路、空気流通路内に設けられた埃塵収集手段と、空気が流れるように空気流通路に沿って流れるようにさせるとともにその中に設けられたモータあるいはファン装置（１１０）と、モータあるいはファン装置の上流に直接取り付けられた第１のフィルター（１１２）と、モータあるいはファン装置の上流に直接取り付けられた第２のフィルター（１１４）とを具備する真空掃除機（１００）において、使用中には、埃塵収集手段は、アクセス可能とされるとともに、空にするかあるいは交換するために取り外し可能とされるとともに、両フィルター（１１２，１１４）は、使用者によって見ることができるようにされている。この配置により、使用者は、両方のフィルター（１１２，１１４）を通常の状態に保つことができ、真空掃除機（１００）の性能を改善することができる。

Description

【発明の詳細な説明】真空掃除機およびそのためのフィルター組立体 本発明は、真空掃除機およびそのためのフィルター組立体に関する。ここでは 、「真空掃除機」の用語は、空気流通路に沿って空気を引き出すことにより真空 状態を作り出すために使われる、あらゆるタイプのクリーニング装置をも包含す るような意味で用いるものと理解する。 アップライト型およびシリンダ型の両方のタイプの真空掃除機は、何らかの種 類のフィルタリング、あるいは、埃／塵の分別装置を通って、汚い空気の入り口 からきれいな空気の出口に向けて設けられている空気流通路に沿って空気を引き 出すためのモータあるいはファン装置を利用することによって動作する。空気流 通路に沿って通る空気は、それゆえモータあるいはファン装置を通過する。 空気が大気中に追い出される前に、空気流通路に沿って通過する空気をフィル ターすることは既知である。もし、モータあるいはファン装置の上流に適切なフ ィルターを設ければ、モータあるいはファン装置の内側の空気流内に引っ張られ るいかなる埃・カーボン・その他の粒子も、必ずその空気の流れとともに大気中 に追い出されるであろう。もしも、フィルターを、モータあるいはファン装置の 下流に設置したならば、フィルタリング、あるいは、埃／塵の分別装置を通過し た後においても空気流の中に残されている埃や塵が、モータやファン装置を通過 するであろう。これにより、モータやファン装置がアンバランスになり、その寿 命が短くなったり早く壊れたりするであろう。さらに、塵は収集されて、モータ あるいはファン装置の領域に積み重なり、細かい塵が大量に解離するような突然 の望ましくない結果が生じ、これらがフィルターを封鎖したりモータやファン装 置に損害を与えたりする。 本出願の日前においては、製造者が、モータおよびファン装置の前後の両方に 静電フィルターを取り付けるようにすることはほとんど行われていなかった。こ れには、汚い空気がモータやファン装置を通過するのを防止し、また、モータあ るいはファン装置内において分離したいかなる粒子をも大気中に放出されるのを 防止するという利点がある。しかしながら、上記のような装置に関しては、２つ の問題点が認められている。第１に、たとえ、操作者がフィルターのうちの１つ を交換することを思い出したとしても、第２のフィルターは、まれにしか交換さ れない。たぶんこれは、第１のフィルターを交換したことにより、操作者に第２ のフィルターを交換する必要がないと思うほど性能が向上したという感じを与え てしまうのか、あるいは、第２のフィルターを忘れてしまうためであろう。第２ に、操作者には容易にはフィルターが見えないので、フィルターの交換の必要性 の有無を確認するのが困難だからであろう。 かかる真空掃除機に用いるフィルター組立体を提供することが、本発明の１つ の目的である。 本発明は、請求項１に記載されているような真空掃除機を提供する。さらに有 利な特徴点については、従属クレームにおいて述べられている。 ここでは、本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。図１は、 本発明に従って配置された真空掃除機を示している。 図１は、本発明を示している。この図に示す真空掃除機１００は、カバー１０ ２を有しており、このカバー１０２とケーシング１０４とは、軸１０６周りにヒ ンジ結合されている。従って、カバー１０２が、図中に実線で示されている閉鎖 位置と破線で示されている開口位置との間で移動可能となっている。ケーシング １０４の内側には、図示しない埃塵収集手段およびモータあるいはファン装置１ １０が設けられている。第１のフィルター１１２および第２のフィルター１１４ は、モータあるいはファン装置１１０に対してそれぞれ上流と下流とに直接設け られている。フィルター１１２およびフィルター１１４は、好ましくは、静電フ ィルターであるが、代替え可能な型のフィルターも同様に適用可能である。さら に、必要であれば、フィルター１１２およびフィルター１１４を、単一のフィル ター組立体を形成するように一体に接続することも可能である。 モータあるいはファン装置１１０は、カバー１０２が閉鎖位置から開口位置に 移動する際に、フィルター１１２・フィルター１１４が、マシンの使用者に見え るようにケーシング１０４の内側に配置されている。これにより、迅速かつ簡単 に、フィルター１１２・フィルター１１４のうちいずれかが、交換あるいは清掃 が必要になっているかどうかを使用者が、みることが可能となる。これにより、 使用者は、真空掃除機１００の性能を改善させる必要が生じた際に、順次、各フ ィルター１１２・フィルター１１４を積極的に交換するようになる。 埃塵収集手段を空にしたり交換したりする目的で、これにアクセスするために は、カバー１０２を閉鎖位置から開口位置へ移動させることが必要になる。それ ゆえ、収集箱あるいは貯蔵箱が、ケーシング１０４の内側に配置されるならば、 使用者は、バッグあるいは貯蔵箱中から真空掃除機１００によって集められた埃 塵がすっかり出されているかどうかについて、毎回、フィルター１１２・フィル ター１１４を積極的に見るようになる。図１に示されている真空掃除機１００は 、シリンダ型の真空掃除機であり、好ましくは、真空掃除機には、ケーシング１ ０４の内側に設けられている図示しないサイクロン型の埃塵収集手段が組み込ま れている。しかしながら、本発明を、アップライト型の真空掃除機に適用するこ とも可能である。見えないようにされているフィルターは、真空掃除機の通常の 使用状態にあるときは、カバーあるいはパネル、あるいは、他の埃塵収集手段自 体によって見えないように隠されている。このカバーあるいはパネルが取り除か れた場合、あるいは、埃塵収集手段が、中を空にするか交換するために取り外さ れた場合には、両方のフィルターは使用者に見えるようになる。 当業者には明らかなことだが、本発明の範囲は、前述した実施例に限定される ものではない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．空気流通路と、 該空気流通路に沿って空気を流すとともに該空気流通路の中に設けられている モータあるいはファン装置と、 モータあるいはファン装置の上流に直接設けられている第１のフィルターと、 モータあるいはファン装置の下流に直接設けられている第２のフィルターと、 空気流通路中に、前記第１および第２のフィルターと分離されて、かつ、追加 的に設けられた埃塵収集手段とを具備し、 使用の際には、前記埃塵収集手段にアクセス可能とされ、あるいは、空にする かあるいは交換するために取り外し可能とされ、かつ、両フィルターは、使用者 によって見ることができるようにされていることを特徴とする真空掃除機。 ２．請求項１に記載された真空掃除機であって、 該真空掃除機は、シリンダ型の真空掃除機であり、 可動のカバーを具備するとともに両フィルターは、カバーを開くか取り外すこ とにより使用者に見えるようにされていることを特徴とする真空掃除機。 ３．請求項１又は２に記載された真空掃除機であって、 前記第１および第２のフィルターは、静電フィルターであることを特徴とする 真空掃除機。 ４．請求項１から３までのいずれかに記載された真空掃除機であって、 前記第１および第２のフィルターは、単一のフィルター組立体を形成するよう に一体に接続されていることを特徴とする真空掃除機。 ５．添付図面の図１に示されている実施例を参照して説明されているのと実質的 に同じである前記真空掃除機。