JPH10507701A - インクジェットプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 マルチジェット連続式インクジェットプリントヘッド用アクチュエータ駆動用アマチュア（１）の一方の側には列状にトランスデューサ取り付け部（１０）が設けられている。アマチュア（１０）には複数の長尺状スロット（５）が前記一方の側と平行な列をなして形成されており、各スロット（５）は前記一方の側から延び、隣接する２つのトランスデューサ取り付け部（１０）の中間位置に配列され、スロット（５）間の領域（６）がトランスデューサ取り付け部（１０）に対応して配列されている。

Description

【発明の詳細な説明】 インクジェットプリンタ 技術分野 本発明はインタジェットプリンタに関し、特にマルチジェット連続式インクジ ェットプリンタに関する。 背景技術 マルチジェット連続式インクジェットプリンタにおいては、複数のノズル若 しくはオリフィスから複数のインク滴の流れを形成するために、単一の圧電駆動 によるアマチュアにより複数の圧電駆動ロッド等により流体に圧力変調をかける ことが知られている。複数の駆動用ロッドを用いた場合には、独立した複数の駆 動ロッドがすべて同相で振動するように駆動ロッド間の同期をとる必要があると いう点が問題がある。また、単一のアマチュアを用いてオリフィス列から複数の インクジェットを吐出させる場合には、横方向のたわみとオリフィス列を横切る 圧力変化の不均一性をなくす必要があるという問題がある。 発明の開示 本発明によれば、マルチジェット連続式インクジェットプリントヘッド用ア クチュエータドライブは、一方の側に列状に配列されたトランスデューサ取り付 け部を有するアマチュアを備え、アマチュアプレートには複数の長尺状スロット が前記一方の側と平行な列をなして形成されており、各スロットは前記一方の側 から延び、隣接する２つのトランスデューサ取り付け部の中間位置に配列され、 スロット間の領域がトランスデューサ取り付け部に対応して配列されている。 スロットの数がプリントヘッドのオリフィスの数よりも１つ少なく、領域が各 オリフィスに対して整列されているのが好ましい。 最良の実施の形態では、トランスデューサ取り付け部の数がプリントヘッドの オリフィスの数に等しくなっている。しかし、トランスデューサ取り付け部の数 をオリフィスの数より少ない構成としてもよい。よって、アマチュアに形成され る領域の数は使用するトランスデューサの数よりも多くてよいことになる。 使用時における隣接するトランスデューサ間のクロストークを減少するために 、アマチュアプレートにスリットを形成するのが好ましい。スリットは、アマチ ュアに形成されているスロットと平行なトランスデューサ取り付け部間に形成す る。 図面の簡単な説明 本発明によるアクチュエータ駆動の一例を添付図面を参照しながら説明する。 添付図面において、 図１はアクチュエータ駆動アマチュアの平面図、 図２は同側面図、 図３は同底面図、 図４は端部を示した図、 図５は本体を含む図１に示したアクチュエータの断面図、 図６は使用のために接続した図１に示したアクチュエータ駆動アマチュアの断 面図である。 発明を実施するための最良の形態 アクチュエータ駆動用アマチュア１は、取り付け用フランジ２を有するステ ンレス鋼部材であり、この取り付け用フランジ２によりアマチュアがインク室１ １内に取り付けられる。インク室は１１は、本体１３とオリフィスプレート１４ により仕切られている。フランジ２の一方の側から垂下した駆動壁３の下部面１ ４は、使用時にはオリフィスプレート１４に形成されているオリフィス１２の上 方に位置する。オリフィス１２からはインク室１１内のインクが吐出する。駆動 壁３には複数の長尺状スロット５がオリフィス１２のピッチに対応したピッチで 形成されている。駆動壁３にスロット５を形成した結果、一連の駆動域６が形成 されることとなり、使用時にはそれぞれの駆動域６は対応するオリフィス１２の 上部に位置する。断面四角形の突起部８が駆動壁３の上方延長部７に形成されて おり、それぞれの突起部８はスリット９で分離されており、また中心に孔８が形 成されている。使用時に圧電トランスデューサを振動させるために、この孔８を 利用して個々の圧電トランスデューサをアマチュア上に取り付けてある。 駆動域６を形成するためのスロット５により横方向のたわみを防止することが でき、インク室内のインクには均一にエネルギーを伝達することができ、よって 列状に配列されたオリフィスからインク滴を均一に吐出することができる。 取り付け用突起部８間に形成されたスリット１０は、個々の圧電トランスデュ ーサ間のクロストークを減少する役割を果たしている。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年１１月２０日 【補正内容】 明細書（補正後） インクジェットプリンタ 技術分野 本発明はインクジェットプリンタに関し、特にマルチジェット連続式インクジ ェットプリンタに関する。 背景技術 マルチジェット連続式インクジェットプリンタにおいては、複数のノズル若 しくはオリフィスから複数のインク滴の流れを形成するために、単一の圧電駆動 によるアマチュアにより複数の圧電駆動ロッド等により流体に圧力変調をかける ことが知られている。複数の駆動用ロッドを用いた場合には、独立した複数の駆 動ロッドがすべて同相で振動するように駆動ロッド間の同期をとる必要があると いう点が問題がある。また、単一のアマチュアを用いてオリフィス列から複数の インクジェットを吐出させる場合には、横方向のたわみとオリフィス列を横切る 圧力変化の不均一性をなくす必要があるという問題がある。 また、マルチジェット連続式インクジェットプリンタにおいて、米国特許第４ ，９９９，６４７号に示されているような速度変調器若しくは共振器により液滴 流を生成する方法も知られている。米国特許第４，９９９，６４７号では、共振 器内に取り付けられているトランスデューサ間に形成された長尺状のスロットを 有する共振器が示されており、インク流が共振器を介してオリフィスプレートに 形成されたオリフィスと連通している。オリフィスプレートは共振器の一方の側 に接着されている。 発明の開示 本発明によれば、液滴吐出用の複数のオリフィスが形成されたインク室と、 列状に配列された複数の長尺状スロットを有するアクチュエータ駆動用アマチュ アとを有するマルチジェット連続式インクジェットプリントヘッドにおいて、ア マチュアがインク室内に配置され、一方の側に一列のトランスデューサ取り付け 部を他方の側に駆動壁を有し、スロットがアマチュアの前記一方の側と平行な列 をなして駆動壁に形成されており、各スロットは前記一方の側から延び、隣接す る２つのトランスデューサ取り付け部の中間位置に配列され、スロット間の領域 がトランスデューサ取り付け部に対応して配列されていることを特徴としている 。 スロットの数がプリントヘッドのオリフィスの数より１つ少なくして、領域が 各オリフィスに対して整列するようにするのが好ましい。 最良の実施の形態では、トランスデューサ取り付け部の数がプリントヘッドの オリフィスの数に等しくなっている。しかし、トランスデューサ取り付け部の数 をオリフィスの数より少ない構成としてもよい。よって、アマチュアに形成され る領域の数は使用するトランスデューサの数よりも多くてよいことになる。 使用時における隣接するトランスデューサ間のクロストークを減少するために 、アマチュアプレートにスリットを形成するのが好ましい。スリットは、アマチ ュアに形成されているスロットと平行なトランスデューサ取り付け部間に形成す る。 図面の簡単な説明 本発明によるアクチュエータ駆動の一例を添付図面を参照しながら説明する。 添付図面において、 図１はアクチュエータ駆動アマチュアの平面図、 図２は同側面図、 図３は同底面図、 図４は端部を示した図、 図５は本体を含む図１に示したアクチュエータの断面図、 図６は使用のために接続した図１に示したアクチュエータ駆動アマチュアの断 面図である。 発明を実施するための最良の形態 アクチュエータ駆動用アマチュア１は、取り付け用フランジ２を有するステ ンレス鋼部材であり、この取り付け用フランジ２によりアマチュアがインク室１ １内に取り付けられる。インク室は１１は、本体１３とオリフィスプレート１４ により仕切られている。フランジ２の一方の側から垂下した駆動壁３の下部面１ ４は、使用時にはオリフィスプレート１４に形成されているオリフィス１２の上 方に位置する。オリフィス１２からはインク室１１内のインクが吐出する。駆動 壁３には複数の長尺状スロット５がオリフィス１２のピッチに対応したピッチで 形成されている。駆動壁３にスロット５を形成した結果、一連の駆動域６が形成 されることとなり、使用時にはそれぞれの駆動域６は対応するオリフィス１２の 上部に位置する。断面四角形の突起部８が駆動壁３の上方延長部７に形成されて おり、それぞれの突起部８はスリット９で分離されており、また中心に孔８が形 成されている。使用時に圧電トランスデューサを振動させるために、この孔８を 利用して個々の圧電トランスデューサをアマチュア上に取り付けてある。 駆動域６を形成するためのスロット５により横方向のたわみを防止することが でき、インク室内のインクには均一にエネルギーを伝達することができ、よって 列状に配列されたオリフィスからインク滴を均一に吐出することができる。 取り付け用突起部８間に形成されたスリット１０は、個々の圧電トランスデュ ーサ間のクロストークを減少する役割を果たしている。 請求の範囲（補正後） １．液滴吐出用の複数のオリフィス（１２）が形成されたインク室（１１）と 、列状に配列された複数の長尺状スロット（５）を有するアクチュエータ駆動用 アマチュア（１）とを有するマルチジェット連続式インクジェットプリントヘッ ドにおいて、 前記アマチュア（１）が前記インク室（１１）内に配置され、一方の側に一列 のトランスデューサ取り付け部（８）を他方の側に駆動壁（３）を有し、前記ス ロット（５）が前記アマチュア（１）の前記一方の側と平行な列をなして前記駆 動壁（３）に形成されており、各スロット（５）は前記一方の側から延び、隣接 する２つのトランスデューサ取り付け部（８）の中間位置に配列され、スロット （５）間の領域（６）が前記トランスデューサ取り付け部（８）に対応して配列 されていることを特徴とするマルチジェット連続式インクジェットプリントヘッ ド。 ２．前記アマチュア（１）の前記トランスデューサ取り付け部（８）間には前 記駆動壁（３）に形成されたスロット（５）と平行なスリット（９）が形成され ており、使用時に隣接するトランスデューサ間のクロストークを減じるようにし たことを特徴とする請求項１記載のプリントヘッド。 ３．アマチュア駆動壁（３）に形成されたスロット（５）の数がインク室に 形成されたオリフィス（１２）の数より１つ少なく、領域（６）が各オリフィス （１２）に対して整列されていることを特徴とする請求項１若しくは２に記載の プリントヘッド。 ４．トランスデューサ取り付け部（８）の数がインク室（１１）に形成されて いるオリフィス（１２）の数に等しいことを特徴とする請求項３記載のプリント ヘッド。 ５．トランスデューサ取り付け部（８）の数がインク室（１１）に形成されて いるオリフィス（１２）の数よりも少ないことを特徴とする請求項３記載のプリ ントヘッド。 ６．オリフィス（１２）がオリフィスプレート（１４）に配列されていること を特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載のプリントヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．マルチジェット連続式インクジェットプリントヘッド用アクチュエータ駆 動用アマチュアであって、当該アマチュアの一方の側に列状に配列されたトラン スデューサ取り付け部を有するアマチュアにおいて、 前記アマチュアには複数の長尺状スロットが前記一方の側と平行な列をなして 形成されており、各スロットは前記一方の側から延び、隣接する２つのトランス デューサ取り付け部の中間位置に配列され、スロット間の領域が前記トランスデ ューサ取り付け部に対応して配列されていることを特徴とするアマチュア。 ２．前記アマチュアの前記トランスデューサ取り付け部間には前記アマチュア に形成されたスロットと平行なスリットが形成されており、使用時に隣接するト ランスデューサ間のクロストークを減じるようにしたことを特徴とする請求項１ 記載のアマチュア。 ３．請求項１若しくは請求項２に記載のアマチュアと、前記アマチュアが取り 付けられるアクチュエータ室とからなり、該アクチュエータ室には液滴放出用の 複数のオリフィスが形成されており、前記アマチュアに形成されているスロット の数がアクチュエータ室に形成されているオリフィスの数よりも１つ少なく、領 域が各オリフィスに対して整列されていることを特徴とするプリントヘッド。 ４．トランスデューサ取り付け部の数がアクチュエータ室に形成されているオ リフィスの数に等しいことを特徴とする請求項３記載のプリントヘッド。 ５．トランスデューサ取り付け部の数がアクチュエータ室に形成されているオ リフィスの数よりも少ないことを特徴とする請求項３記載のプリントヘッド。