JPH10507578A - 灯を動作させる装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、正弦波電源電圧の所定数の半期間の部分を乱すための符号化手段と、バラスト回路とを備えた灯を動作させる装置に関するものである。半期間の数は制御期間を構成する。乱された電圧を受けるためにバラスト回路の入力端子(1′、2′)が符号化手段に結合される。バラスト回路は、乱された電圧から灯電流を発生するための手段(A、B、C、E)と、灯電流を発生するための手段に結合され、制御信号に依存して灯の動作特性を制御するための手段(G)と、制御期間の形に依存して制御信号を発生するための符号化手段(I)とを備える。符号化手段により加えられる乱れは、電源電圧の乱された各半期間の部分のみの正弦波電源電圧の振幅を変化して、光のちらつきを阻止する。
Description
【発明の詳細な説明】
灯を動作させる装置
本発明は、
−正弦波電圧源に接続するための2つの入力端子と、
−それらの入力端子に接続されて、制御期間を一緒に形成する正弦波電源電圧
の所定数の半期間の部分を乱させる符号化手段と、
−バラスト回路と
を備え、
前記バラスト回路には、
−乱された正弦波電源電圧を受けるために、灯の動作中に前記符号化手段に結
合されるバラスト入力端子と、
−乱された正弦波電源電圧から灯電流を発生する手段Iと、
−前記手段Iに結合され、制御信号に依存して灯の動作特性を制御するための
手段IIと、
−制御期間の形に応じて制御信号を発生するための復号手段と、
が設けられた灯を動作させる装置に関するものである。
本発明はそのような装置に使用するための符号化手段およびバラスト回路にも
関するものである。
そのような装置は米国特許第5,068,576号から知られている。既知の
装置では、符号化手段は半期間全体の大きさを完全にカットすなわち小さくする
ために、失われたパルス、すなわち、バラスト回路中で構成されている整流器の
整流されたDC出力中の大きく低下させられた電圧のパルスが存在する。開示さ
れているバラストでは、制御される灯の動作特性は光出力である。引き続く失わ
れたパルスの間の時間周期は減光命令を表す。たとえば、失われたパルスの間の
時間「n」は70%減光レベルを表すことができ、失われたパルスの間の時間「
m」は90%減光レベルを表すことができる。失われたパルスは、電源電圧の中
断を意味し、バラストにより動作させられている灯をちらつかせる。開示してい
る段階的な減光バラストでは、ある光レベル、たとえば、90%、から次の光レ
ベル、たとえば、70%まで切り替える時に、灯出力の大きくて急な変化をユー
ザーは予測するから、ちらつきはそんなに気になるものではない。しかし、連続
減光作用が望ましい場合、すなわち、光を非常に小さい増分で滑らかに調整しな
ければならない場合は、主電源から全パルスをカットすること(およびその結果
としてのちらつき)はユーザーにとって気になる。
本発明の目的は、符号化手段とバラスト回路との間の通信を改良して、上記欠
点を克服した、灯を動作させる装置を得ることである。
したがって、初めの節で述べた灯を動作させる装置は、本発明によれば、符号
化手段により加えられる乱れが、正弦波電源電圧の乱された各半期間の一部のみ
の正弦波電源電圧の振幅を変化させることを特徴とするものである。
このようにして、本発明の符号化された技術における線電圧の符号化された乱
れを、電源電圧上の符号化された信号によってさえも灯のちらつきが避けられる
ように十分小さく選択できる。
バラスト回路の構成に応じて、乱される半期間の部分を半期間の10%と50
%の間、好ましくは10%と25%の間、で選択できることが見出だされている
。
また乱れは位相カットであることが好ましい。
位相カットは45度より小さく、好ましくは約30度に選択できる。このよう
にして、本発明の符号化技術において線電圧の符号化された乱れを非常に小さく
して灯のちらつきを非常に効果的に避けることができるようにする。
乱れとして一定の位相カットを使用することにより符号化回路と復号回路を比
較的簡単に実現できる。
復号手段は乱された正弦波電源電圧を微分するための手段を備えることが好ま
しい。波形を微分することによって復号すると、乱れを最小にして電源電圧信号
の乱れを最小にできる。
灯を動作させる本発明の装置の好ましい実施例では、灯の動作特性を制御する
ための手段は、制御期間の第1の形が復号手段により検出された時に前記動作特
性を所定の量だけ増加し、制御期間の第2の形が復号手段により検出された時に
前記動作特性を所定の量だけ減少する。
灯の動作特性を制御するための手段は、たとえば、灯の光出力を制御するため
の減光手段とすることができる。電灯の動作特性の変化を望まなければ、乱れは
線電圧に導入されない。これにより、灯の動作を一定に維持すべき場合に主電源
電圧に歪みが加えられず、したがって、灯のちらつきが完全に避けられるという
利点が得られる。これは重要なことである。というのは、一般的な照明目的のた
めには、灯が同じ光レベルを維持する時間の長さが、光レベルを実際に変化する
非常に限られた時間枠をはるかに超えるからである。これは、中間光レベルで主
電源電圧のあらゆるサイクルに位相カットが連続して加えられるトライアックま
たは電子的減光器とは対照的である。
前記制御期間は電源電圧の連続して乱される2つの半期間と、それらの間の乱
されていない半期間とにより形成でき、信号を制御期間の持続時間に依存させる
ことができる。他方、前記制御期間は正弦波電源電圧の固定した数の半期間を含
むことができる。この後者の場合には、符号化手段と復号手段は比較的簡単な構
造にできる。更に、制御期間が2進数を表すことが可能であり、制御期間の乱さ
れない各半期間は「0」(零)に対応し、制御期間の乱された各半期間は「1」
(一)に対応する。このようにして、多くの指令を制御期間中に対処できる。も
ちろん、等しい可能性は、制御期間が2進数を表し、制御期間の乱されない各半
期間が「1」(一)に対応し、制御期間の乱された各半期間が「0」(零)に対
応することである。
本発明のそれらの目的およびその他の目的、ならびに諸利点は以下の図面、詳
細な説明および添付した請求の範囲から明らかになるであろう。
図面において、第1図は灯を動作させる本発明の装置の部分であるバラスト回
路の実施例のブロック図である。
第2図は第1図に示す実施例に含まれる復号手段を示す。
第3図は灯を動作させる本発明の装置において第1図に示すバラスト回路に使
用するために適当な復号手段の実施例を示す。
第4図は第1図、第2図および第3図に示す灯を動作させる装置の実施例に存
在する信号の形を示す。
第5図は第3図に示す復号手段の動作を制御するための流れ図を示す。
第1図に示す蛍光灯バラスト回路は、全ブリッジ入力整流器「B」に接続され
たEMIおよびトライアック・ダンピングフィルタ「A」を含む。それらは一緒
に正弦波AC電源線電圧を、それの出力端子における整流および平滑されたDC
電圧に変換する。前置調整回路「C」が能動力率修正のため、および整流回路B
からのDC電圧を高くし、かつ制御するための回路を含む。そのDC電圧は一対
のDCレールRL1、RL2の間に提供される。バラスト回路はDC−AC変換
器、すなわちインバータ、「E」と、このインバータを制御する制御器「G」と
を含む。インバータEは半ブリッジ構成であって、半ブリッジ制御器、またはド
ライバ、の制御の下に、インバータEに結合されている灯LAに回路Cが高周波
灯電流を供給する。第1図に示す実施例では、灯電流を発生する手段Iはフィル
タ「A」と、整流器「B」と、前置調整回路「C」と、インバータ「E」とで構
成される。制御器Gは灯の動作特性(光出力)を制御信号に依存して制御する手
段IIを構成する。
整流回路Bの出力端子と制御器Gに存在するバラスト回路の制御入力端子との
間に減光インタフェース回路「I」が接続されて灯の減光を制御する。減光イン
タフェース回路は減光電圧信号(制御信号)を制御器Gに供給し、かつ制御期間
の形に依存して信号を発生するための復号手段を構成する。
第1図に示すバラスト回路の復号手段を除く全ての部分の動作についての詳細
な説明が米国特許出願08/414,859号で行われているから、ここでは繰
り返さない。
第1図、第2図および第3図に示す灯を動作させるための装置の表示器の符号
化手段と復号手段との間の本発明に従う符号化通信では、選択した数の線サイク
ルすなわち基本期間が制御期間を構成する。制御期間内に予め選択した乱れの発
生記号は制御命令、たとえば、光レベルなどの、灯の動作特性を変更すること、
を示す。制御期間内の乱れの「発生記号」は単に制御期間内に乱れが生ずる回数
のことがある。発生記号は制御期間内の乱れの場所パターンのこともある。たと
えば、乱れを符号化して制御期間内の2進数を形成できる。
減光のための魅力的な実施例では、第1の固定した数の乱れは光レベルを予め
選択した増分量だけ高くするための指令を表し、第2の異なる数の乱れは光レベ
ルを予め選択した減分量だけ低くするための指令を表す。制御期間の第3のカッ
ト数は光レベルを同じに保つための指令を表す。制御期間関当り無(零)カット
は一定の光レベルを維持するための指令を表す。これは、変更しないことが望ま
しい場合に、電源線波形に歪みを導入しないから有利である。また、歪みが導入
されないからTHD、力率または部品のストレスに悪影響を及ぼさない。乱れは
基本期間の正常な波形における位相カットである。というのはこの種の乱れはト
ライアックの点弧を制御することにより実現することが容易だからである。
第4図(a)ないし(c)は、この特待の減光実現を示す、符号化手段を構成
する壁調整器からの3つの電力線波形を示す。選択した制御期間は符号化手段す
なわち壁調整器の所における3つの完全な線サイクルである。その線サイクルは
、整流の後はバラスト中のインタフェース回路における6つの半波サイクルであ
る。第4図(d)は受信側、すなわち、減光インタフェースの、における波形で
あって、第14図(c)の電源線波形を微分したものである。光の強さを変化す
ることを求められなければ、電源線波形は第4図(a)に示すようには変化され
ない。したがって、線には追加の歪みは加えられない。この場合には、線電圧は
滑らかな正弦波であるから、微分受信機波形にはパルスは存在しない。光を減少
するための制御信号は、3つの線サイクル(第4図(b))の全ての間の1つの
正側波形における位相カットにより表される。そうすると受信機による復号(微
分)の後では受信機波形における1つのパルスになる。光レベルを高くするため
の制御信号が、第4図(d)に示すように、3つの線サイクルの全ての間に受信
器波形が2つのパルスを持つように、制御期間中の2つのパルスにより表される
(第4図(c))。
バラストにおいては、整流された電源線波形中に受信器により検出されるパル
スがなければ、光は不変のままである。3つの線サイクルの全て(整流後は6つ
の半波サイクル)の間に1つまたは2つのパルスが検出されると、光は1段階だ
け、すなわち、予め選択した増分だけ、対応する向きへ変化する。
最低光レベルと最高光レベルとの間の段階の数が十分に大きい、いいかえると
、いつも光が変化させられる量である増分が非常に小さい、とすると、連続減光
を真似られることが経験により示されている。以下の実施例では、段階の数は1
00を選択する。壁調整器により増加制御信号または減少制御信号が連続して発
生されるならば、光の強さを最低レベルから最高レベルまで変化するために約5
秒かかる。
符号化した減光技術のための壁調整器すなわち符号化手段の主な機能は、第4
図(a)ないし第4図(c)に示す制御パターンを発生することである。壁調整
器の形態の、適当な送信器の回路図を第3図に示す。
2つの入力端子W1とW3は電源線の白(中性)線と黒(電流が流れる)線に
それぞれ接続するためのものである。出力端子W2は、符号化したホットAC信
号をバラストへ運ぶ赤出力線に接続する。トライアックWU1が端子W1とW2
の間に接続される。逓降トランスWT1の一次巻線WP1の各端部が端子W1と
W3のそれぞれ1つに接続される。二次巻線WS1の端部が、ダイオードWD1
〜WD4により構成されている全波ブリッジ整流器のそれぞれの回路点W4、W
5に接続される。ダイオードWD1とWD2のカソードが回路点W4に接続され
、ダイオードWD3とWD4とのアノードが回路点W5に接続される。ダイオー
ドWD3のカソードとダイオードWD1のアノードがアノードW6に接続され、
ダイオードWD4のカソードとダイオードWD2のアノードが回路点W7に接続
される。
トライアックWU1のトリガは、発振器が組み込まれている8ビットマイクロ
制御器IC1により制御される。IC1のために適当な制御器はモトローラNC
68HC05k1である。マイクロ制御器IC1は2つのポートA、Bを有する
。ポートAは8個の端子を持ち、ポートBは2個の端子を持つ。次の機能、すな
わち、オン、オフ、光増加、および光減少、を制御するための4個の押しボタン
スイッチWS1〜WS4を持つ。マイクロ制御器IC1はそれらのスイッチの状
態をポートAのそれの端子PA4〜PA7を介して読み取る。
整流器の回路点W7は端末器IC1の電源VDDに線WRL2を介して接続さ
れる。それは5V電圧調整器WU2を含む。調整器WU2の入力(A)側におい
て線WRL3とWRL2の間に電解コンデンサWC1が接続されて、整流器から
のDCリップルを除去する。調整器W2の出力側(B)でそれらの同じ線の間に
コンデンサWC2が接続されてノイズを除去する。ツェナーダイオードWD5が
線WRL3とWRL5を橋絡する。後者の線にそのツェナーダイオードのカソー
ドが接続される。端子RST(リセット)とIRQ(割り込み要求)も調整器W
U2の+5V出力端子に接続される。セラミック共振器XTが発振器の端子OS
C1とOSC2の間に接続される。共振器XTを正しく動作させるために、部品
Wc3、Wc4、およびWR2は共振器の製造者により指定される。
マイクロ制御器IC1は線電圧零交差信号をトライアックWU1をトリガする
ための基準として必要とする。この信号は抵抗WR1とツェナーダイオードWD
5により供給され、端子PB0とPB1に入力される。ダイオードWD5のカソ
ードにおける電圧は、電源線のピーク電圧よりはるかに低い僅かに4.7Vであ
るから、線電圧が零と交差する時に端子PB0とPB1に論理信号「1」と「0
」を供給する。制御器IC1は端子PA0ないしPA3にトライアックトリガ信
号を生じ、そのトリガ信号を線WRL4を通じてトライアックWU1に供給する
。抵抗WR3がトライアック信号からトライアックWU1に供給される電流を制
限する。駆動の信頼度を高くするためにそれらの端子は並列接続される。線電圧
の零交差を検出した時にマイクロ制御器IC1がトリガ信号を直ちに送り出すも
のとすると、電源線波形は変化させられない。そうすると一定光レベルに対して
第4図(a)の波形が得られる。光レベルを上昇または降下させる信号(第4図
(B)および第4図(c)に示すように)を発生するために半サイクルの1つま
たは2つにおいて位相カットを行うために、それぞれの半サイクルの零交差の後
でトリガ信号は約1.39mS遅延させられる。これにより約30度の小さい位
相カットが行われる。
第5図は壁調整器のためのプログラム流れ図である。初期化ポートの指令の後
で、4個のスイッチWS1〜WS4の状態を読み取るループにプログラムは進む
。スイッチが作動されていたとすると、プログラムは対応する機能を実行する。
たとえば、スイッチWS4(ダウンキー)が押されると、壁調整器が第4図(b
)の波形を生じて光を減少し、スイッチWS3(アップキー)が押されると、壁
調
整器が第4図(c)の波形を生じて光レベルを高くする。スイッチWS1(オン
キー)が押されると、接続されている灯に電力が供給される。この場合にはAC
電源線には乱れは加えられない。スイッチWS2が押されると、AC電力線信号
が完全に遮断されるために、接続されているバラストには電力は供給されない。
第2図はバラスト回路中の復号手段すなわち受信器、またはインタフェース回
路の回路図である。インタフェース回路の心臓部はマイクロ制御器IC2(たと
えば、Zilog,Inc.からのZ86C03)である。このマイクロ制御器
は減光制御信号を対応するPWM(パルス幅変調)出力に変換する。マイクロ制
御器IC2は入力端子P31に符号化された減光信号を受ける。PWM出力(d
im)信号が端子P27に形成され、DC信号に変換されて端子Z7に供給され
、制御器「G」の「dim」入力端子で半ブリッジドライバに入力されて、灯に
供給される電力を調整する。整流器Bの回路点A(参照記号Z8でもある)が、
抵抗GR1、GR2およびGR3で構成されている分圧器回路網を介して接地(
参照記号Z9)される。入力端子P31が、GC2とGR5で構成されている微
分回路を介して回路点Bに接続される。ツェナーダイオードGD6がGR5に並
列接続されて回路制御器IC2の入力を保護する。このマイクロ制御器の端子V
CCに5V電圧、この場合は電圧調整器から、が供給される。クロック端子X1
とX2の間に外部セラミック共振器XL1(2MHZ)が接続される。クロック
端子はコンデンサGC3とGC4をそれぞれ介して接地される。これにより共振
器が正しく動作するようにされる。ノイズを抑制するためにアースと電源との間
にコンデンサGC5が接続される。抵抗GR6、GR7とコンデンサGC6、G
C7が端子P27からのPWM出力信号を、制御器Gの減光入力端子に入力する
平均DC信号まで平滑にする。
電力が供給されると、すなわち、壁制御器からの主電圧がバラスト入力端子1
′、2′に供給されると、マイクロ制御器IC2が初期化され、出力P27が
デフォールト光レベル、たとえば、85%光出力、に対してデフォールトPWM
値にセットされる。マイクロ制御器入力しきい値レベルは約2.5Vである。こ
れは、入力が2.5Vより上であればそれが論理「1」であり、入力が2.5V
より下であればそれが論理「0」であることを意味する。P31における電圧が
2.5Vを超えた時のみ論理「1」は端子P31に受けられる。符号化された減
光信号(第4図(d))におけるように正弦波半サイクルが位相カットを含む時
は、微分回路は2.5Vより高い(論理「1」)パルスを端子P31に常に供給
する。インタフェース回路に供給される整流されたDC出力は120HZの脈動
DCである。標準点滅スイッチが任意の減光制御器の代わりに取り付けられたと
すると、PWM出力信号がデフォールトレベルにセットされる。その理由は、電
源線が変更されておらず、マイクロ制御器U2がそれの入力端子でどのようなパ
ルスも検出しないからである。
マイクロプロセッサIC2はPWMと名付けた8ビットレジスタを含む。この
レジスタはPWMレジスタ出力端子P27に存在するほぼ正方形波形のPWM出
力信号を制御する。マイクロ制御器内のタイマー0がth(その間はPWM出力
信号が高いような時間間隔)とtL(その間はその出力信号が低いような時間間
隔)との持続時間を、レジスタにおけるPWM値を基にして決定する。タイマー
0が時間切れした後で、割り込み4が発生される。割り込みサブルーチンにおい
ては、最初のテストは現在のPWMレジスタの出力状態についてである。現在の
PWMレジスタの出力が論理「0」であれば、それはPWMレジスタの出力を1
にセットし、PWM値をタイマー0に組み込む。現在のPWMレジスタの出力が
論理「1」であれば、それはPWMレジスタの出力を論理「0」にセットし、P
WM値をタイマー0に組み込む(255−PWM)。次の割り込みを呼び出す時
刻はタイマー0に組み込まれた値に比例する。PWM信号周波数が一定であるよ
うに、thプラスtLの時間GはPWMの値とは独立であるようにセットされ
る。したがって、大きいPWMの値では、PWMレジスタは論理「1」状態に留
まる時間がより長く、より高い平均出力減光制御信号をピン27に供給する。減
光電圧範囲は0.4Vから3Vまでにセットされる。これはPWMデューティ・
サイクルを8%ないし60%にすべきであることを意味する。その理由は、論理
「0」が0ボルトで、論理「1」が5ボルトだからである。
端子P31におけるパルスはサブルーチン「割り込み1」を呼び出す。「割り
込み1」手順は「パルス数」と呼ばれるレジスタの値を1だけ増加させる。マイ
クロ制御器IC2に組み込まれている符号化された減光制御(CDL)ループが
レジスタ内の「パルス数」の値を50msごとに調べる。50msは線サイクル
3つ分に等しいから、レジスタの「パルス数」の値は光レベルを変更すべきかど
うかを決定する。レジスタ内の「パルス数」の値が零(0)に等しいとパルスは
無いから、光レベルの変化またはPWMの変化は起きない。レジスタ内の「パル
ス数」の値が一(1)に等しいと、PWM値が予め設定されている最小値に達す
るまでその値は減少する。レジスタの「パルス数」の値が二(2)に等しいと、
PWM値が予め設定されている最大値に達するまでその値は増加する。したがっ
て、インタフェース回路は、バラストが減光入力を壁制御器から自動的に受ける
ことができるようにし、かつDC信号を発生し、制御器Gに入力して蛍光灯の光
レベルを制御する。
非減光状態の下では、開示したバラストは力率>0.99、THD<10%、
および波高率<1.6に維持するから、この回路は、高い力率を達成し、かつT
HDとWMIを維持しながら減光可能なバラストに対する需要と、最低減光レベ
ルでも非常に低い部品ストレスとを満たす。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ジャヤラマン,ラジ
アメリカ合衆国カリフォルニア州、ランチ
ョ、パロス、ベルデ、ゴールデン、メド
ー、28206
(72)発明者 ファルカス,トーマス
アメリカ合衆国オハイオ州、サウス、ユー
クリッド、オカローナ、ロード、4029
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. −正弦波電圧源に接続するための2つの入力端子と、 −前記入力端子に接続されて、制御期間を共に形成する正弦波電源電圧の所定 数の半期間の部分を乱させる符号化手段と、 −バラスト回路と を備え、 前記バラスト回路には、 −乱された正弦波電源電圧を受けるために、灯の動作中に前記符号化手段に結 合されるバラスト入力端子と、 −前記乱された正弦波電源電圧から灯電流を発生する手段Iと、 −前記手段Iに結合され、制御信号に依存して灯の動作特性を制御するための 手段IIと、 −前記制御期間の形状に応じて前記制御信号を発生するための復号手段と、 が設けられ、 前記符号化手段により加えられる乱れは、前記正弦波電源電圧の乱された各半 期間の一部のみ前記正弦波電源電圧の振幅を変化させることを特徴とする灯を動 作させる装置。 2. 請求の範囲1記載の装置であって、各半期間の部分は半期間の10%と 50%の間、好ましくは10%と25%の間である装置。 3. 請求の範囲1または2記載の装置であって、乱れは位相カットである装 置。 4. 請求の範囲1、2または3記載の装置であって、復号手段は乱された正 弦波電源電圧を微分するための手段を備える装置。 5. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置であって、灯の 動作特性を制御するための手段は、制御期間の第1の形が復号手段により検出さ れた時に前記動作特性を所定の量だけ増加し、制御期間の第2の形が復号手段に より検出された時に前記動作特性を所定の量だけ減少する装置。 6. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置であって、前記 制御期間は電源電圧の連続して乱される2つの半期間と、それらの間の乱されて いない半期間とにより形成でき、減光信号は制御期間の持続時間に依存す装置。 7. 請求の範囲1、2、3、4または5に記載の装置であって、前記制御期 間は正弦波電源電圧の固定した数の半期間を含む装置。 8. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置であって、制御 期間は2進数を表し、制御期間の乱されない各半期間は「0」(零)に対応し、 制御期間の乱された各半期間は「1」(一)に対応する装置。 9. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置であって、制御 期間の乱されない各半期間は「1」(一)に対応し、制御期間の乱された各半期 間は「0」(零)に対応する装置。 10. 請求の範囲7記載の装置であって、信号は制御期間中の正弦波電源電 圧の乱された半期間の数に依存する装置。 11. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置であって、灯 の動作特性はそれの光出力である装置。 12. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置に使用するた めに適当な符号化手段。 13. 先行する請求の範囲の1つまたはそれ以上に記載の装置に使用するた めに適当なバラスト回路。
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