JPH10507490A - アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス - Google Patents

アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス

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JPH10507490A JP9508737A JP50873797A JPH10507490A JP H10507490 A JPH10507490 A JP H10507490A JP 9508737 A JP9508737 A JP 9508737A JP 50873797 A JP50873797 A JP 50873797A JP H10507490 A JPH10507490 A JP H10507490A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は水中のN−メチルモルホリン−N−オキサイド溶液を生成するためのプロセスに関し、(a)N−メチルモルホリン及びモルホリンを含みpH値が6.0〜9.0である水性溶液が使用され、その後(b)N−モルホリンをN−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化するために前記水性溶液が過酸化オキシダントを使用して処理される。

Description

【発明の詳細な説明】 アミンオキサイドプロセスからの水性処理液を再利用するためのプロセス 本発明は、N−メチルモルホリン及びモルホリンを含むアミン―オキサイドプ ロセスの水性処理液の再生成プロセスに関する。 この何十年かの間、現在広く使用されているビスコースプロセスに代わり得る 、セルロース成型体の製造プロセスが模索されてきた。数ある理由の中、環境へ の影響が少ないために興味深い代替物として、セルロースを誘導体化することな く有機溶媒に溶解してこの溶液から押し出して成型体、例えばファイバ(繊維) 、フィルム及び他の成型体を生成することができることが見出された。このよう に押し出し成型されたファイバは、BISFA(国際人工ファイバ規格局)から 属名「リオセル(Lyocell)」を与えられた。BISFAは有機溶媒を有 機化学薬品と水との混合物と理解している。 有機溶媒として、3級アミン―オキサイドと水との混合物は、特にセルロース 成型体の製造のために特に適切であることが分かった。そのアミン−オキサイド として、主にN−メチルモルホリン−N−オキサイド(NMMO)が使用される 。他のアミン−オキサイドは、例えば、EP−A−0553070中で述べられ ている。成型可能セルロース溶液の製造プロセスは、例えばEP−A−0356 419により公知である。本明細書及び本発明の請求の範囲では、3級アミン― オキサイドを使用するセルロース成型体の製造を一般に、アミン―オキサイドプ ロセスと呼ぶ。 EP−A−0356419号には紡糸可能セルロース溶液を生成するためのア ミン―オキサイドプロセスが記載されており、この中では開始材料として他の物 質の中でも液体、水性N−メチルモルホリン−N−オキサイド(NMMO)中の セルロース懸濁液が使用されている。このプロセスは、薄膜処理装置内で該懸濁 液を単一ステップで連続的に成型可能溶液に変えることからなる。最後に、成型 可能溶液は、紡績器等の成形工具によってフィラメントに紡糸され、該フィラメ ントを沈澱バスに通過させる。 該沈澱バス内でセルロースが沈澱する。3級アミン―オキサイドが該沈澱バス 内に蓄積される。該沈澱バスは、アミン―オキサイドを30重量%まで収容し得 る。アミン―オキサイドプロセスの経済性のために、アミン―オキサイドをでき るだけ完全に回収し、成型可能セルロース溶液を生成するためにこれを再利用す ることが大変重要である。従って、該沈澱バスからNMMOを回収する必要があ る。 しかし、アミン―オキサイドに加え、アミン―オキサイドの分解生成物もまた 該沈澱バス内に蓄積される。これらの分解生成物は強烈な色が付く場合があり、 製造されたセルロース成型体の質を低下させ得る。一方、ある条件下ではアミン ―オキサイドは高い発熱分解反応を見せる傾向があり、これらの分解反応はある 物質によって誘導又は加速されることがあるため、他の物質は安全面での更なる リスクを呈示するであろう。これらの物質はNMMOが濃縮し分離される前に再 生成される沈澱バスから除去されなければならない。 これらの望ましくない物質を除去したあと、浄化された沈澱バスから水が引き 出されるが、この沈澱バスはセルロース溶液の生成中に生成された蒸発凝縮物等 のようなアミン―オキサイドプロセスの他の処理液と任意に結合される。これは 、例えば蒸発によって行われる。この蒸発の残留物は、高濃縮された水性アミン ―オキサイドを含み、これはアミン―オキサイドプロセスに再びリサイクルされ る。該蒸発の蒸気は主に水を含むが、多量のN−メチルモルホリン、NMMOの 主な分解生成物もまたその中に溶解している。更に、該蒸気はまたNMMO及び モルホリンも含む。一般に、該蒸気は1リットル中にNMMOを最大100mg 、N−メチルモルホリンを240mg、及び30mgのモルホリンを含む。一般 的には、これらの蒸気は例えば逆浸透によって濃縮される。こうして得られた水 性溶液は、一般にNMMOを最大4g、N−メチルモルホリンを最大10g、及 び最大約1gのモルホリンを含む。 NMMOの無駄を最小限に止めるために、N−メチルモルホリンをNMMOに 再び酸化する。これは、例えば過酸化オキシダントを使用して行われる。 3級アミンの酸化による3級アミン―オキサイドの準備生成プロセスは、例え ばEP−A−0092862号より公知である。このプロセスに従って、アミン ―オキサイドは水性溶媒中の分子状酸素で圧力をかけて酸化され、前記溶媒は該 3級アミンのpKa値とほぼ同じ又はそれより高いpH値を有する。 DD−A−259863号は、N−メチルモルホリンをH22で酸化し、該反 応溶液を、スルホネート基を含むスチレン/ジビニルベンゼンコポリマーを充填 した一つ以上の交換カラムを通過させると同時に、ホスホン酸を加えて該溶液の pH値を8から5の間に調整することによる、水性NMMO溶液の生成に関する 。 酸化において、3級アミンとともに汚染物質として誘導された該処理液中のモ ルホリンの一部が有毒N−ニトロソモルホリンに変化し、これがNMMOサイク ル内に不慮に蓄積されるのは、不利益である。更に、他のニトロソアミンもまた 該酸化反応中に生成される。 N−メチルモルホリンをH22でNMMOに酸化することは、例えばEP―A −0254803号より公知である。DE−A−4140259号より、ニトロ ソアミンの生成が、例えば酸ハロゲン化物によって第一アミン及び第二アミンを 浄化することによって制限されるプロセスによる、NMMOの生成が公知である 。EP−A−0320690号は、ニトロソアミン抑制剤として作用するCO2 /アスコルビン酸の組み合わせの存在下で、過酸化物で酸化することによってニ トロソアミンを実質的に含まないアミン―オキサイドの生成について記載してい る。EP−A−0401503号より、水中のH22及び助溶剤、好ましくはカ ルボン酸エステルでの酸化は公知である。FR−A−8808039号に従って 酸化を行ないながらCO2を添加し、US−A−5,216,154号に従って 純粋なCO2雰囲気の中でNMMOへの酸化が行われた。 当技術の現状では、ニトロソアミンの生成は、防止されていないか、N−ニト ロソモルホリンの出発物質を除去するか、又は添加物を使用してN−ニトロソモ ルホリンの生成率を遅めることによって、その生成を防止するかのいずれかが行 われる。特に閉鎖されたサイクルを含むアミン―オキサイドプロセスにおいて、 酸ハロゲン化物若しくはアスコルビン酸等の様々な化学薬品又はCO2を該プロ セスに加えると、添加された化学薬品とともに誘導された分解生成物を該プロセ スから取り除かなければならないために、処理液の浄化において問題が起こる。 多くの化学薬品の場合、発熱反応のリスク等の安全面を考慮することが必要であ る。従って、上記のプロセスはどちらも、アミン―オキサイドプロセスの処理液 の再生成には適当ではない。 従って、N−メチルモルホリンがNMMOに簡単に酸化され、有毒なN−ニト ロソモルホリンの生成を制限する、処理液の再生成プロセスを提供することが本 発明の目的である。これは例えば誘導体化によって、N−ニトロソモルホリンを 生成するための開始産物、例えばモルホリン等を浄化する化学添加物を使用しな いで達成される。更に、酸化中に生成されるN−ニトロソモルホリンの量が減少 しても化学添加物を使用しないで大部分破壊されるように、このプロセスを実行 することが本発明の目的である。 N−メチルモルホリンがNMMOに酸化されて有毒N−ニトロソモルホリンの 生成が制限される、処理液の再生成プロセスを提供するという目的は、以下のプ ロセスによって達成される。 (a)N−メチルモルホリン及びモルホリンを含み、6.0〜9.0のpH値 を有する水性溶液が提供され、その後、 (b)前記水性溶液を過酸化オキシダントで処理してN−メチルモルホリンを N−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化する。 指示された範囲内で該酸化混合物のpHを単に調節することによって、有毒N −ニトロソモルホリンの生成を制限し、且つ同時にN−メチルモルホリンをNM MOに最大限に酸化することができることが分かった。これらの二つの反応方法 のpH依存性は、添付した図面から分かる。 図1は、該溶液のpH値に依存して生成されたNMMOの収率(理論値%)を 表し、6.0〜9.0の範囲内で達成された最大値は、本実施例では約50%で ある。図2はpH値に依存する酸化後の該溶液内のN−ニトロソモルホリン濃度 (ppb)を表す。pH値が8〜9でN−ニトロソモルホリンの生成は増大し、 pH10から最大値に達することが分かる。本発明に従って酸化される該溶液の pH値を6.0〜9.0の範囲に調節することによって、NMMOの収量が最大 化されると同時に有毒N−ニトロソモルホリンの生成が最小限に止められる。 モルホリンを吸収できる陽イオン交換体に再生成される該溶液を通過させるこ とによって、該水性溶液のpH値を所望の範囲内に調整することが大変有益であ ることが証明された。このステップは、ニトロソアミンの減少に関して2つの重 大な影響を与える。陽イオン交換体を使用して、モルホリンは該溶液から選択的 に除去され、ニトロソアミンを新しく生成するために使用できるモルホリンが実 際的になくなる。更に、他の組成物に比べて最も強塩基度を呈するモルホリンを 分離させることによって、該溶液のpH値が該範囲に正確に低められ、NMMO の生成は高レベルに達し、ニトロソアミンの生成は更に抑制される。 一般的には、陽イオン交換体はカルボキシル基又はスルホン酸基を含む。 酸化中に生成された少量のN−ニトロソモルホリンまでもが化学添加物なしで 大部分破壊されるような、本発明に従ったプロセスを実行する目的は、該水性溶 液を過酸化オキシダントで処理する間又は処理後に実質的に254nmの波長を 有する紫外線にさらすことによって達成される。 陽イオン交換体を使用してpH値を調整するための本発明に従ったプロセスの 好適な実施の形態において、pH調整はモルホリンの選択的な除去に基づくので 、後続する酸化においてN−ニトロソモルホリンの新しい生成は実際には起こら ないであろう。この場合、本発明に従った露光によって、該プロセスで提供され るN−ニトロソモルホリンのある基本レベルを破壊させる目的が満たされる。 更に、本発明に従った露光によって、N−ニトロソモルホリンの非常に効果的 な破壊が可能になり、過酸化オキシダントの存在によってこの破壊が妨害されな いだろうということが分かった。 該露光率は例えば200〜500mJ/cm2であり、この率はランプのデザ イン及び処理状況、特に温度に依存する。本発明に従ったプロセスのこの実施の 形態は、追加的な化学薬品を何ら含まない。 UV露光を使用したニトロソアミンの定量分析及び後続する生成された亜硝酸 塩の測定の一般的な方法は公知である(D.E.G.Shuker,S.R.Tannenbaum,Anal .Chem.,1983, 55, 2152-2155; M.Rhighezza,M.H.Murello,A.M.Siouffi,J . 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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // D01F 2/00 D01F 2/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H U,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM ,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 マンゲング、ブルノ オーストリア国 アー−4863 ズィーエバ ルヒェン ドクトル−ルドルフ−シュー− シュトラーセ 25 (72)発明者 フィルゴ、ハインリッヒ オーストリア国 アー−4840 フェークラ ブルック オーバーシュタットグリース 7/4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)6.0〜9.0のpH値を有するN−メチルモルホリン及びモルホ リンを含む水性溶液を提供し、その後、 (b)前記水性溶液を過酸化オキシダントで処理してN−メチルモルホリンを N−メチルモルホリン−N−オキサイドに酸化する、 ステップを特徴とする、N−メチルモルホリン−N−オキサイド溶液の生成プ ロセス。 2.ステップ(a)においてpH値を調整するためにモルホリンを吸収するこ とができる陽イオン交換体を通過させられた水性溶液が使用される、請求項1に 記載のプロセス。 3.前記陽イオン交換体がカルボキシル基を含むことを特徴とする、請求項2 に記載のプロセス。 4.前記陽イオン交換体がスルホン酸基を含むことを特徴とする、請求項2に 記載のプロセス。 5.過酸化オキシダントで処理される間または処理後に254nmの波長を実 質的に有する紫外線に前記水性溶液がされされることを特徴とする、請求項1か ら4のうち一つに記載のプロセス。 6.前記紫外線が水銀低圧ランプから発光されることを特徴とする、請求項5 に記載のプロセス。 7.アミン―オキサイドプロセスからのモルホリン及びN−メチルモルホリン 処理液を含む前記水性溶液が使用されることを特徴とする、請求項1から6のう ち一つに記載のプロセス。
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