JPH10506482A - 特に衣類のための光学信号装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも２個の能動的な照明用の光源５から成り、これは様々な色の光を発するよう設計されることが好ましく、所定の周期で光源５を起動するための制御回路３に接続され、さらにスイッチに接続される制御回路３と、手動で起動及び／又は不作動状態にしたりするためのキー２及びこれに類するものから成る、特に衣類用の光学信号装置に関する。手動ばかりでなく外部からも起動することができる光学信号装置を得るため、光源５を、手動（スイッチ位置Ｉ）または遠隔制御（スイッチ位置II）によって起動することができる。遠隔制御システムを介すると、光源５は受信機４を介して起動することができる。その結果、多くの等しい光学信号装置を、向上した光学効果を達成するよう、たとえば集団（多数が参加する）行事などで、コーディネータによって、あるいは自動的に同時に起動することができる。本発明の一つの特徴によると、光源５の色は、特定のクラブ、組織または国籍の色に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の名称】 特に衣類のための光学信号装置 ［発明の詳細な説明］ 本発明は、光学信号装置、特に特許請求の範囲１で述べるような、衣類のため の光学信号装置に関する。 着用者の安全のために、たとえば反射板などの光学信号装置を備えるか、光源 からの光により発光された反射性ストリップ、小板などを備えた衣類が知られて いる。着用者が暗い環境で最大限の自由な動きで両手で作業できるよう、ランプ またはサーチ・ライトを装備したヘルメットも存在する。 娯楽または宣伝の目的のための光学的効果を生じる光学信号装置を有する様々 な衣類も知られている。DE-OS 39 00 417 は、衣類に印刷された絵の一部を形成 する複数の別個の光源から成るグラフィック・ディスプレイ装置について開示し ている。照明は、光源を操作する制御回路を起動することによって動画化できる 。US 4 875 144は、同様の発明を開示し、ここでは複数の光ファイバーを加工し て衣類に組み込み、ファイバーの端部が衣類の布地を通過して、様々な絵（画像 ）に従って配置される。以上のすべての装置で、光源の照明のシーケンスは、制 御回路を介して手動で動画化される。 光学信号装置、特に純粋に美的または娯楽の光学的効果を生じ、手動で制御す るばかりでなく、たとえばコーディネータまたは特に伝達された信号などを介し て外部から起動することもできる光学信号装置を提供することが、本発明の目的 である。 本発明に関連する問題は、請求項１の特定部分の特徴によって解決される。光 源は、手動でも遠隔制御でも起動することができる。たとえば、光学信号装置の 着用者は、手動で制御回路を起動させることができ、そうすると制御回路に接続 された光源が所定の周期で起動される。たとえば、フットボール・クラブのファ ンが、この方法でゴールの喜びを表現することができる。遠隔制御で起動できる ことによって、特定の事象が発生した時に光学信号装置の光源を起動することが できる。たとえば、スポーツ時にゴールすると、たとえばコーディネータが光学 信号装置を起動するか、ラインを横切ると前記装置が自動的に起動される。 本発明の別の特徴によると、多数の同一の光学信号装置を、遠隔制御によって 同時にしかも同期して起動することができる。その結果、光学効果も向上する。 同期起動は、光源を制御状態で起動するのに必要な情報をケーブルなしで送信す ることによって実行される。たとえば、フットボールのスタジアムで、ゴールす ると、コーディネータは遠隔制御を介してファン・クラブの信号装置をすべて同 時に起動することができる。 請求項３の特徴によると、光源の遠隔制御による起動は、高周波、赤外線また は音響信号によって実行することができる。遠隔制御の種類は、特定の送信設備 、ガイドライン、送信特性の存在など、様々な側面に従って選択することができ る。たとえば、スタジアムには通常、スピーカー設備が存在し、これを介して、 特別な送信設備を設置せずに、光学信号装置の遠隔制御の起動を実行することが できる。 本発明の別の特徴によると、光源の色は特定のクラブ、組織または国籍に対応 する。この方法で、このようなクラブ、組織または国籍のメンバーは、そのよう に自分を示し、その関係を実証することができる。 光源は、様々な色で覆うことにより、様々な色にすることもできる。これによ って、たとえば発光ダイオードなどで利用可能な光源の、たとえば色のスペクト ルにない色も得ることができる。 マトリクスの形で配置された光源を使用すると、十分な数の光源、シンボルま たはグラフィックスを、広告パネルと同様の方法で表示することができる。 本発明による光学信号装置は、たとえば野球帽形状のヘッド・カバーの形をと ることが好ましい。このような帽子は、現在は特にスポーツのアマチュアに特に 好まれ、したがって着用者にとって魅力的な実際的な方法で適用され、それと同 時に帽子の頂部は、光の効果が着用者の目を眩ませたり、同様に悩ませたりする のを防止することができる。さらに、頭部へ着用するものに配置された光源は、 たとえばスタジアムで前の観客などによって容易に隠されることがない。光学信 号装置は、着用者の見る方向に配置すると有利なので、ヘッドギアは着用者の頭 部の動きに付随するので有利である。 言うまでもなく、本発明の範囲内で、様々な他の応用例、変形および構造的変 更をすることができる。たとえば、スボーツ競技において、観客や競技者の帽子 や衣服に、たとえば遠隔制御などによって点灯したりスイッチを切ったりするこ とができる光要素を設けることができる。各着用者が自分の光要素のスイッチを 入れたり切ったりするか、あるいはコーディネータまたは参加者の１人が、たと えば送信機を介して遠隔制御により全着用者の光要素のスイッチを、自由に入れ たり切ったりすることができる。２グループ以上のグラブのファンがいるスポー ツ競技では、各グループが自分のクラブの光要素を着用することができ、関連の コーディネータによって、一方のグループまたは別のグループの要素のみのスイ ッチを入れたり切ったりすることができる。 同様の信号装置を、広告スポット、宣伝用サイン、企業サインなどに、宣伝目 的に使用することもできる。次に、本発明の他の特徴について、添付の図面を参 照しながら説明する。 図１は、光信号装置の１つの実施形態のブロック回路図である。 図２は、図１に図示した制御システムの詳細なブロック回路図である。 図３は、外部制御システム（遠隔制御装置）と光学信号装置の受信機との１つ の実施形態の詳細なブロック回路図である。 図４は、複数の光学信号装置の遠隔制御起動の回路図である。 図５ａないしｃは、光学信号装置の様々な実施形態である。 図１を参照すると、光学信号装置は、電源１、切換スイッチ２、制御システム ３、受信機４および光源５から成る。電源１は、低電圧蓄電池またはバッテリで 形成すると有利である。多くの応用例で、太陽電池による電圧供給または電圧上 昇を考慮することができる。図示の実施形態では、スイッチ２は３つの機能、つ まりＩ内部制御（手動制御）、II外部制御（遠隔制御）、III「ＯＦＦ」（動作 不能）を選択するために使用可能な３つの接点を有する。スイッチ位置Ｉでは、 内部制御システム３が起動し、予めプログラムされた周期で光源５を操作する。 スイッチ位置IIでは、受信機４が起動し、これによって外部制御信号（遠隔制御 ）を受信させることができる。スイッチ位置IIIでは、電源への接続が中断され るので、操作が不可能になる。スイッチを使用する代わりに、キーによって操作 モードを切り換えることもでき、操作モードはキーを押すたびに変化する。図面 では、 光源５は発光ダイオードと図示されている。ＬＥＤを使用すると、黄色、オレン ジ、赤、緑および青の色が可能である。他の色を得るには、対応する色の透明な プラスチック部品を光源の前に配置する。十分な光学効果を得るために、光源が 十分な照明強度を有するよう、注意を払わねばならない。光学信号装置は、高さ が低く、電圧消費量および製造費が低いことを特徴とする。 図２は、図１に図示した制御システム３の実施の形態を示す。制御システム３ は、論理回路７のタイミングをとる適切な周波数のタイミング信号を生成する発 振器６を含む。光源の、点灯の必要な順番に従って、操作論理回路７は、単純な カウンタまたは個々にプログラミングされたディジタル集積回路（ＩＣ）で構成 することができる。カウンタを使用すると、ＬＥＤ５は、順番に点灯することが でき、必要なシーケンスがあれば、より複雑なカスタマイズＩＣまたはマイクロ コントローラを使用してプログラムすることができる。 図３は、制御パルスを送信する光学信号装置の外部（遠隔）制御に必要な送信 装置と、図１に図示した光学信号装置の受信機の１つの実施形態も示す。送信機 側の回路は、トリガ回路８、エンコーダ９および送信アンテナ１１付きの送信機 １０で構成される。最も単純な例では、トリガ回路８は、特定の事象が発生した 時に、たとえばコーディネータによって起動することができるキーで構成される 。しかし、トリガ・パルスは、光のバリヤまたはセンサから発生することもでき 、これは所定の閾値を超えると信号を送る。前記トリガ信号が発生すると、エン コーダ９または符号化シーケンスが起動される。エンコーダ９は、受信側回路で 光源５を制御するのに必要な情報を含む。送信機１０が、発生されたコードで変 調され、アンテナ１１が信号を放つ。送信は、対応する周波数帯域で、高周波信 号搬送波による。送信エネルギーは、必要な範囲および有効な法規（regulation in force）に従って調整される。受信アンテナ１２が、遠隔制御信号を受信し 、受信機３に供給する。デコーダ１４は、受信信号から情報を取得し、光源５を 操作する操作回路１５に供給される。遠隔制御起動によって、複数の等しい光学 信号装置の特定の光源を、同時に操作することができ、その結果、光学効果が増 大する。遠隔制御が、赤外線によるものであれば、赤外線発光ダイオードまたは 赤外線レーザを使用し、たとえば赤外線フォトダイオードを受信アンテナ１２の 代わりに使 用する。音響信号による遠隔制御の場合は、スピーカが送信機として働き、マイ クが受信機として働く。音響遠隔制御は、音響設備が既に存在する場合に有利で ある。たとえばスタジアムの場合は、通常、光学信号装置への制御信号の送信に 利用できるスピーカ設備が存在する。信号は、人間の可聴領域外（たとえば超音 波）にするか、可聴周波数範囲にすることができる。マイクは非常に安価なので 、光学信号装置を非常に妥当な価格にすることができ、したがって幅広い大衆が これを入手することができる。音響制御のもう一つの利点は、音波の伝播特性で 、これはこの用途例にとって好ましい。光学信号装置のマイクは、送信装置（ス ピーカ）と整列してはならない。さらに、光学信号装置は、たとえばスポーツの クラブを特徴付ける特別のメロディなど、特定の音の順序によって起動すること ができる。音楽的な催しでは、照明要素を、音楽に合わせて自動的に起動するこ とも考えられる。 図４は、複数の光学信号装置を遠隔制御起動するための基本的な回路図である 。たとえばスタジアムなどでは、多数の観客が、たとえば光源５付きの野球帽１ ６などの形の、本発明による信号装置を持つ。フットボールの試合中にゴールす ると、コーディネータが、たとえばボタンを押すことなどによってトリガ回路８ を起動し、これによって送信機１０のスイッチを入れることができる。遠隔制御 が赤外線によるものである場合は、赤外線光源１１を介して制御信号を放出し、 その送信画像および独特な像の矯正Ｒは、要件に従って選択される。ファン全員 の光学信号装置１６を同時に起動する場合は、可能な限り広い独特な像の矯正Ｒ を選択する。制限された活動を起こす場合は、送信ダイオード１１の狭い独特な 像の矯正Ｒが必要である。適度に狭い送信ビームを使用すると、理論的に異なる パターンや少量の情報さえ観客の領域に「書き込む」ことができる。本発明によ る信号装置は、したがって情報項目や宣伝のスイッチを入れるのにも適している 。地域を越えた事象の場合は、衛星を介した高周波信号による遠隔制御も考えら れる。 図５ａないしｃは、本発明による光学信号装置のいくつかの実施形態を示す。 ５ａは、集積発光ダイオード５付きの野球帽１６形状の衣類を示す。全体的な電 子システム、電源および遠隔制御信号の受信に必要な受信装置（高周波送信の受 信アンテナまたは光を伝送するフォトダイオード）が、野球帽に組み込まれてい る。用いる遠隔制御の方法に従って、帽子は受信アンテナ、フォトダイオードま たはマイクを含む。発光ダイオード５は、受信した制御信号によって起動する。 図５ｂに図示した実施形態は、光源と、電子システム、電源および受信回路を含 むハンドル１７とから成る照明棒である。右側の図では、光ファイバー１８を使 用し、これがハンドル内の点灯状態の照明要素に結合され、ファイバーの先端に 光を伝送する。左側の実施形態では、光源がプラスチック部材１９に統合されて いる。照明棒が起動し、特定のシーケンスの照明が、遠隔制御パルスを介して搬 送される。図５ｃでは、光学信号装置が、スエットシャツ２０上に配置されるか 、それに組み込まれる。点灯状態の光源は、マトリックス２１の形で配置される 。光源の数、配置および色に従って、たとえばフットボールの試合のゴール・キ ーパーや試合の状況などの文字、文またはグラフィッグスを表示することが可能 である。個々の照明要素を正確に操作するのに必要な情報は、遠隔制御信号と一 緒に送信される。必要な電子システム、電源および受信装置も、スエットシャツ に組み込まれる。 本発明の実施の形態は、図示した例に限定されるものではない。本発明による 装置は、マジック・テープを付けて、いかなる衣類にも配置することができる。 本発明による信号装置に可能な用途は多種多様であり、本明細書で例示した実 施形態に限定されるものではない。しかし、スボーツ競技やコンサートなどの多 数が出席する（集団的）行事が好ましい。光学効果を高めるために、夕方の暗さ を求めて暗い室内で使用することが好ましい。たとえば、フットボールの試合で ゴールした場合、得点したクラブの色を、このような光学信号装置を備えたファ ン全員に同時かつ周期的に点灯し、当該チームを応援する。線を使用せずに、た とえばフットボールの試合の競技状況も、観客の衣服に送信し、表示することも できる。既存の公共の照明マトリクスも、小さい宣伝テキストや企業のロゴの表 示に使用することができる。コンサートでも、この装置を使用して聴衆の熱意を 表明することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 Ａ１８４８／９５ (32)優先日 1995年11月９日 (33)優先権主張国 オーストリア（ＡＴ） (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＣＡ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＪＰ，ＭＸ，ＴＲ，ＵＳ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも２個の能動的な照明用の光源（５）から成り、これは様 々な色の光を発するよう設計されることが好ましく、所定の周期で光源（５）を 起動するための制御回路（３）に接続され、さらにスイッチに接続される制御回 路（３）と、手動で起動及び／又は不作動状態にしたりするためのキー（２）及 びこれに類するものとから成り、光源（５）が手動または遠隔制御によって起動 できることを特徴とする、特に衣類用の光学信号装置。
2. 【請求項２】多数の等しい光学信号装置を、遠隔制御システムを介して同時に同 期して起動することができることを特徴とする、請求項１に記載の光学信号装置 。
3. 【請求項３】遠隔制御が、高周波、赤外線または音響信号により行われることを 特徴とする、請求項１または２のいずれか１項に記載の光学信号装置。
4. 【請求項４】光源（５）の色が、特定のクラブ、組織または国籍の色に対応する ことを特徴とする、請求項１ないし３のいずれか少なくとも１項に記載の光学信 号装置。
5. 【請求項５】光源（５）の様々な着色が、様々な色で覆うことによって実行され ることを特徴する、請求項１ないし４のいずれか少なくとも１項に記載の光学信 号装置。
6. 【請求項６】光源（５）がマトリクスの形で配置されることを特徴とする、請求 項１ないし５のいずれか少なくとも１項に記載の光学信号装置。
7. 【請求項７】光学信号装置が、たとえば野球帽（１６）形状のヘッド・カバーの 形をとることを特徴とする、請求項１ないし６のいずれか少なくとも１項に記載 の光学信号装置。