JPH105050A - 傾斜天板付光源書写机 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】書写自体を容易にし、作業の便を計った傾斜式
光源書写机。 【解決手段】書写机本体１を傾斜天板２、固定天板３、
左右の側板５，６並びに前板７及び後板８とで構成す
る。傾斜天板には、表面の一部を開口して透写板９を設
けるとともに、下部に箱体を設ける。箱体内部には、蛍
光灯と各種の反射板を収納する。また、箱体の後方には
昇降自在となるよう昇降金具を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、漢書、写経、写仏、賞
状、及びかな文字等の書写する一部に照明付の傾斜天板
を有するようにした傾斜付光源書写机に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】一般に、この種の書写台は、いずれも机
の上に載置して書写作業を実施するのが知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】従来のもので述べた書
写台は、重量が有り、使用時の携帯に大変に不便であ
り、且、透視板の有する天板が傾斜出来ず、非常に不便
であると共に、一般の机、又は傾斜机としての役目を達
成出来ないと言う問題点がある。本発明は、上記で述べ
た従来の問題点を解決したものであって、その主たる目
的とする所は、木製等を以て机を組み立て、表面に透写
板を設けた傾斜天板、水平の固定天板との２種類の天板
を構成し且、傾斜天板の下部に、蛍光灯等を収納した箱
体を装着すると共に、後方に昇降金具を装着し、透写部
分の傾斜によって、各種の書写を極めて容易にする。ま
た、固定天板の上部に各種の用具などを載置して、書写
作業を良好に出来る、傾斜付光源書写机を提供するもの
である。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光源書写机は、天板を、傾斜天板と固定天
板とで構成し、左右の側枠と、前後の前後枠とで枠組み
される。傾斜天板の一部を開口して透写板を嵌装すると
共に、その下面に箱体を設け、その箱体の内部に蛍光灯
と反射板とを収納する。また、傾斜天板には、前方に可
動用の蝶番と、後方に昇降自在の昇降金具を装設したも
のである。 【０００５】 【作用】本発明の光源書写机は、上述の如き構成であっ
て、今、この書写机の用法を説明すると、電源に、電源
コード（１５）を接続することによって、書写机本体
（１）の内部の照明器具である蛍光灯（１３）を点灯す
る。次に傾斜天板が書写しやすい位置に、後部の昇降金
具に抗して、該傾斜天板を前方に引き上げて、適切な傾
斜位置に停止せしめる。この時に、半透明などの透写板
（９）の上面に見本紙と書写紙を積み重ねて敷設載置
し、蛍光灯の明りによって書写作業を実施するまた、水
平の固定天板には、水平のために硯りから墨液が溢れる
事が無く、各種の書写用具等を安定して載置できる便利
さがある。 【０００６】 【実施例】次に、本発明の実施例を図面について説明す
ると、図１．における書写机本体（１）は、全体を木材
等の構成材料で枠組みされ、表面にはスライドして傾斜
する傾斜天板（２）と、水平に固定された固定天板
（３）とを構成する。そして、傾斜天板（２）と固定天
板（３）との下部には、左右の側枠（５）と側枠（６）
とを有し、且、前後に、前枠（７）と後枠（８）とを以
て枠組みされている。次に、傾斜天板（２）には、表面
の一部中央に方形状の開口部を設け、硝子板またはアク
リル樹脂等の合成樹脂板よりなる透写板（９）を平坦状
に嵌合してある。該透写板（９）の下面には、木製で組
み立てた箱体（１１）を装設してある。該箱体（１１）
の内部には、横方向に照明器具として蛍光灯（１３）を
装着してある。また、該蛍光灯（１３）には、下面に各
種の反射しやすい材料よりなる反射板（１４）を湾曲状
に装設してある。更に、該傾斜天板（２）には、下面の
前方に可動用の蝶番（１２）（１２）を以て前枠（７）
に可動自在に装着されている。 また、該傾斜天板
（２）の後方には、該箱体（１１）の下面と、下方の、
該後板（８）とに取着する昇降金具（１０）を装設す
る。該昇降金具（１０）は、各種の昇降具であって、所
定位置で停止するように構成されたものを使用する。符
号（１５）は、該蛍光灯（１３）に接続されている電源
コードを示すものである。 【０００７】 【発明の効果】本発明は上記の如く構成されているの
で、この傾斜付光源書写机によれば、全体を木製材料を
以て強固に構成されると共に、従来のものより、書写面
が傾斜して適宜の位置に選定して書写作業を良好とする
と共に、水平の固定天板に各種の書写用具が邪魔になら
ず、安定して載置出来ると言う便利な効果がある。そし
て、傾斜天板の一部に開口部を設けて透写板を装着する
と共に、透視板の下面の内部に蛍光灯と反射板を収納し
た箱体を装設したことによって、全体の構造が簡単で箱
体の内部に照明具を安定して収納でき、長期間の使用で
も故障が無く、反射板によって照明を著しく高める効果
がある。また、該傾斜天板の後方に設けた昇降自在の昇
降金具によっては、書写操作をする場合には、昇降金具
によって傾斜すればよく、普通の机として使用する場合
には、後方に倒して水平にすることにより、容易に両者
に利用出来る便利な効果がある。

【図面の簡単な説明】 【図．１】本発明の書写机本体の全体斜面図である。 【図．２】同じく本発明の傾斜天板を手前に傾斜した状
態の斜面図である。 【図．３】同じく本発明の傾斜天板が傾斜した状態の背
面図である。 【図．４】同じく本発明の照明具を収納する箱体の斜面
図である。 【図．５】本発明の図．３のＡ−Ａ線の縦断側面図であ
る。 【符号の説明】 １．書写机本体 ２．傾斜天板 ３．固定天板 ５．６．側板 ７． 前板 ８． 後板 ９．透写板 １０．昇降金具 １１．箱体 １２．蝶番 １３．蛍光灯 １４．反射板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【 請求項 １】 表面に傾斜天板（２）と固定天板
   （３）とを有する傾斜天板付光源書写机において、書写
   机本体（１）は、該傾斜天板（２）及び該固定天板
   （３）との下部に左右の側枠（５）と側枠（６）と、前
   後の前枠（７）と後枠（８）とを以て枠組し、該傾斜天
   板（２）には、表面の一部を開口して透写板（９）を装
   着すると共に、該透写板（９）の下面に箱体（１１）を
   装設し、該箱体（１１）の内部には蛍光灯（１３）と各
   種の反射板（１４）を収納し、且、該傾斜天板（２）に
   は、下面の前方に可動用の蝶番（１２）を設けると共
   に、後方に傾斜天板（２）を傾斜自在とする昇降金具
   （１０）を装設したことを特徴とする傾斜付光源書写
   机。