JPH10504396A - 少なくとも2つの測定範囲からの電流測定方法および装置 - Google Patents

少なくとも2つの測定範囲からの電流測定方法および装置

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JPH10504396A JP8507692A JP50769296A JPH10504396A JP H10504396 A JPH10504396 A JP H10504396A JP 8507692 A JP8507692 A JP 8507692A JP 50769296 A JP50769296 A JP 50769296A JP H10504396 A JPH10504396 A JP H10504396A
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Abstract

(57)【要約】 電流導体(2)に、光学的結合手段(34)を介して直列に接続されている2つのファラデー素子(3および4)が対応付けられている。第1のファラデー素子(3)のみを通過した直線偏光された測定光(L1)のファラデー回転が第1の測定範囲からの電流に対する尺度として利用される。両ファラデー素子(3、4)を通過した直線偏光された測定光(L2)のファラデー回転が第2の測定範囲からの電流に対する尺度として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 少なくとも2つの測定範囲からの電流測定方法および装置 本発明は電流導体内の少なくとも2つの測定範囲から電流を測定するための方 法および装置に関する。 ファラデー効果を利用して電流導体内の電流を測定するための磁気光学的変流 器とも呼ばれる光学的測定装置は公知である。ファラデー効果とは、磁界に関係 しての直線偏光された光の偏光面の回転をいう。その際に回転角はいわゆるベル デ定数を比例定数として光が通過した光路に沿っての磁界の変位積分に比例して いる。ベルデ定数は一般に材料、温度および波長に関係している。電流を測定す るためにはたとえばガラスのような光学的に透過性の材料から成るファラデー素 子が電流導体の付近に配置されている。電流により発生される磁界により、ファ ラデー素子を通して送られる直線偏光された光の偏光面が測定信号として評価さ れ得る回転角だけ回転させられる。一般にファラデー素子が電流導体を包囲して いるので、測定光は電流導体の周りをほぼ閉じられた光路で巡る。この場合、回 転角の大きさは良好な近似度で測定すべき電流の振幅に正比例している。ファラ デー素子は光により一回だけ通過される中実なガラスリングとして電流導体の周 りに構成されていてよいし、光を導くモノモードファイバから成る測定コイル( ファイバコイル)の形態で電流導体を包囲していてもよい。中実なファラデー素 子の場合には、変流器の測定範囲は材料の適当な選定により調整され、その際に 大きいほうの電流に対しては小さいほうの電流に対するものよりも小さいベルデ 定数を有する材料が使用される。測定コイルの場合には、変流器の測定範囲は追 加的に測定コイルの巻回数により調整され得る。なぜならば、ファラデー回転角 は巻回数、従ってまた電流導体の周りの光の巡回数にも比例しているからである 。測定範囲として双方の場合に、ファラデー回転角が電流の一義的な関数である 電流範囲が選択される。2つの互いに逆並列に向けられている、すなわち互いに πの角度だけ回転されている測定光の偏光状態は区別できないので、磁気光学的 変流器の測定範囲は最大π/2の回転角間隔に相当する。 ヨーロッパ特許第0088419 号明細書から公知の磁気光学的変流器では2つのフ ァラデー‐ガラスリングが互いに平行に共通の電流導体の周りに配置されている 。両ガラスリングは相い異なる測定感度を有するファラデー材料から成っており 、従ってまた相い異なる電流測定範囲を有する。各ファラデー‐ガラスリングに は、直線偏光された測定光をガラスリングに送るためのそれぞれ1つの送信ユニ ット、それぞれファラデー‐ガラスリングを通過した後にそれぞれファラデー回 転角だけ回転された測定光を相い異なる偏光面を有する2つの光部分ビームに分 けるための検光子としてのそれぞれ1つのロションプリズム、ウォラストンプリ ズムまたは他の偏光ビームスプリッタ、それぞれ光部分信号を電気的信号に変換 するためのフォトダイオードならびにそれぞれファラデー回転角に対する測定信 号を計算するためのそれぞれ評価ユニットが対応付けられている。両ファラデー ‐ガラスリングの両測定信号はオアゲートに導かれ、このオアゲートが両測定信 号から最大信号を求める。この最大信号により大きいほうの測定範囲がカバーさ れ得る。両ガラスリングの相い異なる測定範囲は両ガラスリングの等しい材料の 際にも、相い異なる波長の測定光が使用されることにより達成され得る。その際 ファラデー回転の波長依存性が利用される。 最近の測定プラクチスでは、変流器は測定および積算計用としてはたとえば2 000Aまでの予め定められた測定範囲内の定格電流を典型的には約0.1%と 約0.5%との間の高い測定精度で、また保護用としては定格電流の10倍ない し30倍の測定範囲内の過電流を一般に約5%と10%との間のより低い測定精 度で検出できるようにすべきであろう。 「大高圧電気システムの国際会議」CIGRE、パリ、1988年8月28日 〜9月3日、会議論文集、T,Pref.Subj.1、第34号、第15巻、 第1〜10頁から、0.2%の測定精度で予め定められた最大定格電流の0.1 倍と1倍との間の測定範囲内で定格電流を測定するための第1の磁気光学的変流 器と、5%の測定精度で最大定格電流の0.1倍と20倍との間の測定範囲内で 過電流を測定するための第2の磁気光学的変流器とを有する光ファイバ測定装置 が公知である。定格電流を測定するための第1の変流器は反射形式であり、また 電流導体を巻回数Nの測定コイルの形態で包囲する光ファイバを含んでいる。ビ ームスプリッタを介して偏光子内で直線偏光された光源の光がファイバ内に入結 合され、測定コイルを通り抜け、鏡によりファイバに復帰反射され、また二度目 に逆方向に測定コイルを通り抜ける。ファラデー効果の非可逆性のゆえに回転角 は2倍にされる。ファイバ材料の内因性の円複屈折の可逆性のゆえに円複屈折の 望ましくない、特に温度依存性の効果がそれに対してまさに際立っている。ビー ムスプリッタを介して光は測定コイルを2回通過した後にウォラストンプリズム に供給され、またそこで2つの互いに垂直に偏光された部分光ビームに分けられ 、これらの部分光ビームがそれぞれ光検出器に供給される。部分光信号に対する 光検出器により形成された両電気的強度信号から電子評価回路により両強度信号 の差と和との比に等しい強度正規化された信号が形成される。保護目的に予定さ れている第2の磁気光学的変流器は同じく光源、付設の偏光子、電流導体を測定 コイルの形態で包囲するファイバおよび電子評価回路を含んでいる。測定目的に 予定されている第1の磁気光学的変流器と対照的に第2の変流器は透過形式であ る。すなわち、偏光子内で直線偏光された光源の光は測定コイルの一端に入結合 され、測定コイルを1回だけ通過し、測定コイルの他端において再び出結合され 、また付設の電子評価回路に供給される。さらに、第2の変流器の測定コイルは 過電流測定範囲への適応のためにただ1つの測定コイルを有する。光ファイバは その内因性の円複屈折を抑制するため回転方向に測定コイルの一方の半部に沿っ て、また反対方向に測定コイルの他方の半部に沿って同一の大きさだけねじられ ている(二重ねじりファイバ)。この公知の測定装置では両変流器の各々に対し てそれぞれ光源および付設の偏光子から構成される固有の送信ユニットが直線偏 光された光の送信のために必要とされる。 本発明の課題は、ファラデー効果を利用して電流導体内の少なくとも2つの測 定範囲から成る電流を測定するための特別な方法および特別な装置であって、測 定光の送信のためにただ1つの光源しか必要としない方法および装置を提供する ことにある。 この課題は、本発明によれば、請求項1および請求項4の特徴により解決され る。 本発明は、電流導体内の電流の誘導作用により発生された磁界内にファラデー 効果を示す少なくとも2つのファラデー素子を配置し、また第1の電流測定範囲 からの電流を測定するために第1のファラデー素子を通過する直線偏光された測 定光の偏光回転を評価し、また第2の電流測定範囲からの電流を測定するために 第2のファラデー素子を通過する直線偏光された測定光の偏光回転を評価すると いう考察に基づいている。測定範囲とは、電流に関係して生ずるファラデー回転 角が電流の一義的な関数である定義範囲としての、電流導体内の電流に対する電 流値の範囲または間隔をいう。 この考察から出発して、電流導体内の少なくとも2つの測定範囲からの電流を 、電流導体に対応付けられている少なくとも2つのファラデー素子を用いて、測 定するための測定方法は下記の工程を含んでいる。 a)第1の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子のみ を通過する直線偏光された測定光のファラデー回転角が評価される。 b)第2の測定範囲からの電流に対する尺度として、両ファラデー素子の各々少 なくとも1回通過する直線偏光された測定光のファラデー回転角が評価される。 測定装置では前記の考察から出発して、電流導体に、光学的結合手段を介して 光学的に直列に接続されている少なくとも2つのファラデー素子が対応付けられ ている。第1の評価ユニットは第1の測定範囲からの電流に対する尺度として、 第1のファラデー素子のみを少なくとも1回通過する直線偏光された測定光の偏 光面のファラデー回転を評価する。それに対して第2の評価ユニットは第2の測 定範囲からの電流に対する尺度として、少なくとも2つのファラデー素子を少な くとも1回通過する直線偏光された測定光の偏光面のファラデー回転を評価する 。電流導体内の等しい電流の際に2つのファラデー素子を通過する測定光の偏光 回転は2つのファラデー素子の一方のみを通過する測定光の偏光回転よりも大き いので、第2の評価ユニットは第1の評価ユニットよりも小さい電流を測定し得 る。前記の措置により測定光の送信のために1つの光源で十分である。なぜなら ば、測定光が光学的結合手段により2つの光成分に分けられ、それらのうち一方 の光成分が第1の評価ユニットにより、また他方の光成分が第2の評価ユニット により受信かつ評価されるからである。さらに、両ファラデー素子が空間を節減 して 並び合って配置され得るので、装置のコンパクトな構成が可能である。 本発明による方法および装置の特別な実施態様はそれぞれ従属請求項に記載さ れている。 第1の実施態様では第1のファラデー素子が反射装置内で作動させられる。相 応の手段により第1のファラデー素子に直線偏光された測定光が入結合され、ま た第1のファラデー素子を1回目に通過をする。光学的結合手段はいま測定光の 第1の成分を第1のファラデー素子に復帰反射させ、また第2のファラデー素子 に供給される測定光の第2の成分を通過させる。結合手段はそのために測定光の 伝播方向に対してほぼ垂直に配置されている部分透過性の鏡を含むことができる 。測定光の第1の復帰反射された成分は第1のファラデー素子を1回目とは逆方 向に2回目に通過し、また次いで第1の評価ユニットに供給される。 第2の実施態様では第1のファラデー素子が透過装置内で作動させられる。入 結合手段の直線偏光された測定光はこの第2の実施態様では第1のファラデー素 子の通過後に光学的結合手段により2つの成分に分けられる。測定光の第1の成 分は、第1のファラデー素子を再度通過することなしに、直接に第1の評価ユニ ットに供給される。そのために結合手段はたとえば光ファイバ結合器またはビー ムスプリッタを含んでいてよい。測定光の第2の成分は第2のファラデー素子に 入結合される。測定光のこの第2の成分はいま第2のファラデー素子の1回の通 過後に、 A)直接に第2の評価ユニットに供給され、 もしくは B)光反射手段により第2のファラデー素子に復帰反射され、また、 B1)第2のファラデー素子を再度の通過後に第2の評価ユニットに供給さ れ、または、 B2)両ファラデー素子の直列接続の再度の通過後に第2の評価ユニットに 供給され、 もしくは C)2つの光部分に分けられ、それらのうち一方の部分が少なくとも1つのファ ラデー素子を少なくとも1回通過し、また第3の評価ユニットにより第3の 電流測定範囲からの電流に対して評価され、また他方の部分は同じく少なくとも 第2のファラデー素子の再度の通過後に第2の評価ユニットに供給される。 C)の実施例では第2のファラデー素子および別のファラデー素子は好ましく は相い異なる測定感度を有する。 ファラデー素子は特に電流導体の周りの光学的ファイバコイルまたは中実リン グコアにより形成することができる。 以下、図面を参照して本発明を説明する。 図1にはそれぞれ透過モードで作動する2つのファラデー素子を有する2つの 測定範囲からの電流を測定するための装置、 図2には透過モードで作動する第1のファラデー素子および反射モードで作動 する第2のファラデー素子を有する2つの測定範囲からの電流を測定するための 装置、 図3には透過モードで作動する第1のファラデー素子および反射モードで作動 する2つのファラデー素子の直列回路を有する2つの測定範囲からの電流を測定 するための装置、 図4には透過モードで作動する第1のファラデー素子およびそれぞれ別のファ ラデー素子と第1のファラデー素子との2つの直列回路を有する3つの測定範囲 からの電流を測定するための装置、 図5には3つのファラデー素子の直列回路を有する3つの測定範囲からの電流 を測定するための装置、 図6には2つのファイバ光学的なファラデー素子および特別な評価ユニットを 有する2つの測定範囲からの電流を測定するための装置、 図7には反射モードで作動する第1のファラデー素子および透過モードで作動 するこの第1のファラデー素子および第2のファラデー素子の直列回路を有する 2つの測定範囲からの電流を測定するための装置、 図8および図9には相い異なる評価ユニットを有する2つの測定範囲からの電 流を測定するための装置、 図10には反射モードで作動する第1のファラデー素子およびそれぞれ別のフ ァラデー素子と第1のファラデー素子との2つの直列回路を有する2つの測定範 囲からの電流を測定するための装置の概要が示されている。互いに相応する部分 には同一の符号が付されている。 2つの相い異なる測定範囲からの電流を測定するための装置の図1に示されて いる実施例は、磁気光学的ファラデー効果を利用して電流導体2内の電流Iを測 定するためそれぞれ空間的に電流導体2の付近に配置されている2つのファラデ ー素子3および4を含んでいる。一般にファラデー素子3および4の少なくとも 一方および好ましくは双方が電流導体2を包囲しているので、ファラデー素子を 通って走る光が電流導体2を実際上閉じられた光路に沿って少なくとも1回巡る 。第1のファラデー素子3および/または第2のファラデー素子4は1つの実施 例ではファラデー効果を示す中実のブロック、好ましくはガラスから形成するこ とができる。各ファラデー素子3または4に対して1つまたはそれ以上のブロッ クを設けることもできる。好ましくはこれらのブロックは電流導体2を実際上閉 じられた光路のなかで包囲している。唯1つにまとめられたブロックはその場合 に一般に多角形のリングブロックとして構成されている。このような中実のブロ ック、特にリングブロックは機械的に堅牢であり、また実際上円複屈折を呈さな い。他の実施例では第1のファラデー素子3および/または第2のファラデー素 子4は好ましくは電流導体2を少なくとも1回の巻回数を有する測定コイルの形 態で包囲する光導波路ファイバにより形成されている。 第1のファラデー素子3および第2のファラデー素子4は光学的接続手段とし ての3ゲート結合器18を介して光学的に直列に接続されている。第1のファラ デー素子3はその際に直線偏光された測定光Lを送信するための送信ユニット1 0と第2のファラデー素子4との間に接続されており、従って最初に送信ユニッ ト10の直線偏光された測定光Lにより通過される。送信ユニット10としては たとえば後段に接続されている偏光子を有するレーザーダイオードまたは光源( たとえばLED)を設けることができる。両ファラデー素子を光学的に結合する ための3ゲート結合器18は、送信ユニット10から第1のファラデー素子3に 入結合されて第1のファラデー素子3を通過した測定光Lの第1の部分L1が第 1の評価ユニット7に入結合され、また第1のファラデー素子3を通過した測定 光Lの第2の部分L2が第2のファラデー素子4に入結合されるように構成され ている。3ゲート結合器18としては、衝突する測定光Lのビーム方向に対して 一般に45°の角度に配置されているビーム分割する部分透過性の鏡またはY結 合器、特にファイバ結合器を設けることができる。 測定光Lの第2の部分L2は第2のファラデー素子4を1回だけ通過し、また 次いで直接に第2の評価ユニット8に入結合される。第2のファラデー素子4は こうして測定光Lの第2の部分L2に関して透過モードで作動させられる。その ために第2のファラデー素子4は第2のファラデー素子4に第2の部分L2を入 結合するための3ゲート結合器18の第2のゲート18Bと、また測定光Lの第 2のファラデー素子4を通じて伝送された第2の部分L2を伝送するための第2 の評価ユニット8とそれぞれ光学的に接続されている。3ゲート結合器18の第 1のゲート18Aは第1のファラデー素子3を通過した測定光Lを伝送するため 第1のファラデー素子3と、また第3のゲート18Cは測定光Lの第1の部分L 1を伝送するため第1の評価ユニット7と光学的に接続されている。 好ましくは、3ゲート結合器18から第1の評価ユニット7へ測定光Lの第1 の部分L1を伝送するため、また第2のファラデー素子4から第2の評価ユニッ ト8へ測定光Lの第2の部分L2を伝送するため、それぞれ光導波路、好ましく は偏光を維持する光ファイバが設けられている。3ゲート結合器18とファラデ ー素子3および4との間の光学的結合も偏光を維持する光導波路を介して行われ る。最後に、送信ユニット10の測定光Lも第1のファラデー素子3へ好ましく は偏光を維持する光導波路により伝送される。 第1の評価ユニット7は、第1の評価ユニット7の出力端から取り出される第 1の測定信号Pに対する測定光Lの第1の部分L1の偏光面の回転を評価する。 それによって第1のファラデー素子3は透過モードで作動させられる。第2の評 価ユニット8は、第2の評価ユニット8の出力端から取り出される第2の測定信 号Mに対する測定光Lの第2の部分L2の偏光面の回転を評価する。測定光Lの 第2の部分L2の偏光面の全ファラデー回転はその際に、第2のファラデー素子 4で行われた第1のファラデー回転角部分と、第2のファラデー素子4で行われ た第2のファラデー回転角部分とから成っている。両ファラデー素子3および4 におけるファラデー回転が等しい方向に行われるならば、電流導体2の電流方向 に対して相対的な第1のファラデー素子3および第2のファラデー素子4の伝送 される光の等しい回転方向に相応して、全回転角は両方の個々の回転角の和に等 しい。それに対して、逆の回転方向の際には生ずる回転角は両方の個々の回転角 の差である。 両ファラデー素子3および4から成る光学的直列回路は図1による実施例では 測定光Lの第2の部分L2に関して透過モードで作動させられる。 図2は測定装置の別の実施例を示す。第1のファラデー素子3および第2のフ ァラデー素子4は光学的接続手段としての4つのゲート19Aないし19Dを有 する光学的4ゲート結合器19を介して光学的に直列に接続されている。第2の ファラデー素子4には光反射手段40、たとえば鏡が付設されており、この鏡が 測定光Lの第2の部分L2を第2のファラデー素子4の初回の通過の後に第2の ファラデー素子4に復帰反射させる。測定光Lの復帰反射された第2の部分は符 号L2′を付されている。この復帰反射された第2の部分L2′は第2のファラ デー素子4を2回目に逆方向に通過し、また次いで4ゲート結合器19を介して 第2の評価ユニット8に供給される。4ゲート結合器19の第2のファラデー素 子4と接続されているゲート19Bおよび第2の評価ユニット8と接続されてい るゲート19Dはそのために光学的に互いに結合されている。4ゲート結合器1 9の第1のファラデー素子3と接続されているゲート19Aおよび第1の評価ユ ニット7と接続されているゲート19Cは同じく光学的に互いに結合されている 。4ゲート結合器19としてはたとえば光伝播方向に対して斜めに配置された部 分透過性の鏡を有するビームスプリッタまたは光ファイバ結合器を設けることが できる。こうして第2のファラデー素子4は図2によるこの実施例では反射モー ドで作動させられる。第2の評価ユニット8により評価された光部分L2′は第 1のファラデー素子3を通過する際のファラデー回転および第2のファラデー素 子4を通過する際のファラデー回転から成るその偏光面のファラデー回転を有す る。 図3は2つのファラデー素子3および4を有する測定装置の別の実施例を示す 。両ファラデー素子3および4は3ゲート結合器18を介して互いに光学的に結 合されている。第2のファラデー素子4には図2中のように、1回第2のファラ デ ー素子4を通して伝送された測定光Lの第2の部分L2を第2のファラデー素子 4に再び復帰反射させる光反射手段40が付設されている。測定光Lの復帰反射 された第2の部分L2′は第2のファラデー素子4を2回目に逆方向に通過し、 3ゲート結合器18のゲート18Bおよびゲート18Aを介して第1のファラデ ー素子3に供給される。続いて測定光Lのこの第2の部分L2′は第1のファラ デー素子3を2回目に逆方向に通過し、また次いで第2の評価ユニット8に好ま しくは別の光学的結合器13を介して導かれる。光学的結合器13は第1のファ ラデー素子3を送信ユニット10とも第2の評価ユニット8とも接続する。送信 ユニット10から送られた直線偏光された測定光Lは結合器13を介して第1の ファラデー素子3に入結合される。結合器13としてはファイバ結合器または部 分透過性の鏡により形成されたビームスプリッタを設けることができる。 送信ユニット10はたとえばレーザーダイオードのような直線偏光された光源 または後段に接続されている偏光子を有する光源であってもよいし、図示されて いない実施例では光源と、光源の光を直線偏光させるために第1のファラデー素 子3の直前に配置されているたとえば偏光フィルタのような偏光手段とから構成 することもできる。送信ユニット10の最後にあげた実施例では光学的結合器1 3は光学的に光源と偏光手段との間に接続される。 すべての実施例でファラデー素子3および4の測定感度は好ましくは、測定信 号Mが第1の予め定められた測定範囲からの電流に対する一義的な尺度であり、 また他方の測定信号Pが第2の予め定められた測定範囲からの電流に対する一義 的な尺度であるように選定される。両ファラデー素子3および4の相い異なる測 定感度を設定するため、たとえば両ファラデー素子3および4に対して相い異な るベルデ定数を有する材料を使用できるし、または電流により発生される磁界に 沿って相い異なる光路長さを有するファラデー素子3および4を使用することも できる。特に有利な実施例では、透過モードで作動させられる第1のファラデー 素子3の測定範囲が、たとえば10kAと少なくとも100kAとの間の範囲内 にある保護目的の予め定められた過電流測定範囲に適合させられる。この過電流 測定範囲内にある過電流Iにより発生される十分に大きいファラデー回転角は次 いで保護信号としての測定信号Pに対する第1の評価ユニット7により評価され る。両ファラデー素子3および4の個別測定範囲から成る両ファラデー素子3お よび4の直列回路の全測定範囲は予め定められた定格電流測定範囲に適合させら れ、その際に各個のファラデー素子3および4を測定光Lの第2の部分L2が通 過する回数が顧慮される。定格電流測定範囲は通常は過電流測定範囲の下側のほ ぼ係数10ないし30に位置している。全測定範囲とは、両ファラデー素子3お よび4を通して少なくとも1回伝送された測定光Lの第2の部分L2の全回転角 が電流Iの一義的な関数である電流測定範囲をいう。全回転角は定格電流測定範 囲内にある電流Iに対する尺度として第2の測定信号Mに対する第2の評価ユニ ット8により評価される。第1のファラデー素子3のファラデー回転角は定格電 流Iの際には第1のファラデー素子3の比較的小さい測定感度のゆえに一般に第 2のファラデー素子4におけるファラデー回転角よりも明らかに小さい。 図4による測定装置の実施例では第1のファラデー素子3およびそれに対応付 けられている第1の評価ユニット7とならんで、それぞれ第1のファラデー素子 3と光学的に直列に接続されまたそれぞれ評価ユニット8Aまたは8Bが対応付 けられている2つの別のファラデー素子4Aおよび4Bが設けられている。第2 の評価ユニット8Aは測定信号MAに対する光部分として第1のファラデー素子 3および第2のファラデー素子4Aの直列回路を通して伝送された測定光Lの光 部分L2Aを評価し、また第3の評価ユニット8Bは別の測定信号MBに対する 光部分として第1のファラデー素子3および第3のファラデー素子4Bの直列回 路を通して伝送された測定光Lの光部分L2Bを評価する。第1のファラデー素 子3をファラデー素子4Aおよび4Bと結合するための光学的結合手段として2 つの光学的に相前後して接続されたビームスプリッタ20および21が設けられ ている。第1のビームスプリッタ20は第1のファラデー素子3から出結合され た測定光Lを第1の部分L1および第2の部分L2に分ける。測定光Lを第1の 部分L1は第1の評価ユニット7に供給され、また測定光Lの第2の部分L2は 第2のビームスプリッタ21に伝達される。第2のビームスプリッタ21でこの 第2の部分L2は2つの光部分L2AおよびL2Bに分けられる。第1の光部分 L2Aは次いで第2のファラデー素子4Aに入結合され、またこのファラデー素 子4Aの通過後に第1の別の評価ユニット8Aに供給される。それに対して第2 の光部分L2Bは第3のファラデー素子4Bに入結合され、またこの第3のファ ラデー素子4Bの通過後に第2の別の評価ユニット8Bに評価のために供給され る。光学的結合手段は測定光Lを第1のファラデー素子3の通過後に3つの部分 L1、L2AおよびL2Bに分け、また第1の部分L1を第1の評価ユニット7 に、第2の部分L2Aを第2のファラデー素子4Aに、また第3の部分L2Bを 第3のファラデー素子4Bに結合する。この機能を有する光学的結合手段はたと えば光学的Y結合器または多重スプライスにより構成することができる。これら の光部分L1、L2AおよびL2Bの各々の相い異なるファラデー回転は付設の 測定範囲からの電流に対する付属の測定信号P、MAまたはMBを導出するため 。それぞれ対応付けられている評価ユニット7、8Aまたは8Bにより評価され る。別の両方のファラデー素子4Aおよび4Bの測定感度を相応して選定するこ とによりこの実施例で3つの異なる測定範囲からの電流が測定できる。 それぞれ第1のファラデー素子3と直列に接続されている3つ以上のファラデ ー素子を設けることもできる。 図5は3つの測定範囲からの電流Iを測定するための3つのファラデー素子3 、4および5を有する装置の実施例を示す。3つのファラデー素子3、4および 5は光学的に直列に接続されている。第1のファラデー素子3は3ゲート結合器 22、たとえばビームスプリッタを介して第2のファラデー素子4および第1の 評価ユニット7と光学的に結合されている。第2のファラデー素子4は別の3ゲ ート結合器23を介して第3のファラデー素子5および第2の評価ユニット8と 光学的に結合されている。送信ユニット10の直線偏光された測定光Lは第1の ファラデー素子3を通過し、また次いで3ゲート結合器22のゲート22Aに供 給される。3ゲート結合器22は測定光Lを、3ゲート結合器22の第2のゲー ト22Bを介して第1の評価ユニット7に供給される第1の光部分LAと、3ゲ ート結合器22の第3のゲート22Cを介して第2のファラデー素子4に供給さ れる第2の光部分LBとに分ける。第2のファラデー素子4を通過した後に第2 の光部分LBは光部分LB1およびLB2に分けられる。光部分LB1は3ゲー ト結合器23のゲート23Bから第2の評価ユニット8に結合される。光部分L B2は3ゲート結合器23の別のゲート23Cにおいて出結合され、第3のファ ラ デー素子5を通過し、また次いで第3の評価ユニット9に供給される。第1の評 価ユニット7は測定光Lの光部分LAからその第1のファラデー素子3を通じて の伝送後に第1の測定範囲からの電流Iに対する測定信号Pを導出する。第2の 評価ユニット8は第1のファラデー素子3および第2のファラデー素子4から成 る直列回路を通過した測定光部分LB1から第2の測定範囲からの電流Iに対す る測定信号M1を導出する。最後に第3の評価ユニット9はすべての3つのファ ラデー素子3、4および5の直列回路を通過した測定光部分LB2から第3の測 定範囲からの電流Iに対する測定信号M2を導出する。3つの電流測定範囲は特 にファラデー素子3、4および5の測定感度の選定により設定され得る。 第1の評価ユニット7ならびに別の評価ユニット8、8A、8Bまたは9での ファラデー回転角の評価のために原理的には、直線偏光された光の偏光状態を検 出するためのすべてのアナログおよびディジタル評価方法を使用することができ る。 図6はそれぞれファイバコイルとして構成され直列に接続されている2つのフ ァラデー素子と有利な評価ユニットとを有する実施例を示す。第1のファラデー 素子3に対しても第2のファラデー素子4に対しても、電流導体2を測定コイル の形態で包囲するそれぞれ光ファイバが設けられている。好ましくは、低い直線 複屈折および実質上無視可能な円複屈折を特徴とする熱処理された光ファイバ( アニールドファイバ)が設けられている。電流測定範囲の適合のためにこの実施 例では両ファラデー素子3および4に対する相い異なる材料の選定とならんで測 定コイルの巻回数も変更される。第2のファラデー素子4の測定コイルはその際 に好ましくは第1のファラデー素子3の測定コイルよりも多い巻回数を有する。 それによって、第2のファラデー素子4の測定範囲は両ファラデー素子3および 4のファイバ材料の比較可能なファラデー回転の際に第1のファラデー素子3の 測定範囲よりも小さい電流Iに位置している。図示の実施例では両ファラデー素 子3および4の直列回路に対する全測定範囲は好ましくは等しい巻方向の際に第 1のファラデー素子3および第2のファラデー素子4の両測定コイルの巻回数の 和を介して適合される。送信ユニット10は直線偏光された測定光Lを発生し、 この測定光がを伝送路としての偏光を維持する光導波路50を介して第1のファ ラデー素子3に入結合される。偏光を維持する光導波路50としては低複屈折の 光ファイバ(LoBiファイバ)を設けることができる。スプライス53が好ま しくは光導波路50を第1のファラデー素子3の測定コイルと結合する。第2の ファラデー素子4および第2の評価ユニット8は好ましくは同じく偏光を維持す る光導波路60を介して光学的に結合されている。この光導波路60もスプライ ス64を介して第2のファラデー素子4の測定コイルと結合され、および/また はLoBiファイバとして構成される。両ファラデー素子3および4の直列回路 は好ましくは3ゲート結合器18としてのビーム分割スプライスにより行われ、 また図1による実施例中のように透過モードで作動させられる。しかしファラデ ー素子3および4は図2または図3による実施例中のように作動させることもで きる。 図6にはさらに両評価ユニット7および8の有利な実施例が示されている。第 1の評価ユニット7では3ゲート結合器18のゲート18Bと好ましくは偏光を 維持する光導波路70を介して光学的に結合されているビーム分割手段72が設 けられており、この手段72が第1のファラデー素子3を通過した測定光Lの第 1の部分L1を相い異なる偏光面を有する2つの直線偏光された部分光信号L1 1およびL12に分ける。さらに、この評価ユニット7は部分光信号L11また はL12をそのつどの部分光信号L11またはL12の強度に対する尺度として のそれぞれ電気信号R1またはR2に変換するための光電変換器74および75 と、これらの両電気信号R1およびR2から測定信号Pを導出するための電子的 手段76とを含んでいる。測定光部分L1を2つの部分光信号L11およびL1 2に分けるための手段72としては、偏光するビームスプリッタ、好ましくはウ ォラストン‐プリズム、またはビームスプリッタおよび2つの光学的に後段に接 続されており予め定められた角度で交叉する検光子を設けることもできる。部分 光信号L11およびL12は自由ビーム装置において、または光ファイバを介し ても変換器74および75に伝送される。光電変換器74および75の出力端は それぞれ電子的手段76の入力端と電気的に接続されている。電子的手段76は 好ましい実施例では両信号R1およびR2をディジタル化するためのアナログ‐ ディジタル変換器77と、その後段に接続されており電流導体2の第1の測定範 囲からの電流に対する尺度として測定信号Pを計算するためのディジタル計算ユ ニット78とを含んでいる。好ましくは計算ユニット78で先ず両信号R1およ びR2の差R1=R2および和R1+R2から比信号(R1−R2)/(R1+ R2)が計算される。この比信号は送信ユニット10または伝送路内の強度変動 の影響をほとんど受けず、cos(2α)に比例している。ここでαはファラデ ー回転角である。電流導体2の電流Iに対する直接的な尺度としての測定信号P は関係式P=α/(NS・VS)から得られる。ここでNSは第1のファラデー素 子3の巻回数、またVSは第1のファラデー素子3の材料のベルデ定数である。 典型的にNsは過電流測定に対しては1と3との間である。 第2の評価ユニット8は第1の評価ユニット7と類似して構成されている。第 2のファラデー素子4と偏光を維持する光導波路60を介して光学的に結合され ているビーム分割手段82、好ましくはウォラストン‐プリズムが設けられてお り、この手段82が第2のファラデー素子4を通過した直線偏光された測定光L の第2の部分L2を相い異なる偏光面を有する2つの直線偏光された部分光信号 L21およびL22に分ける。光導波路60は第2のファラデー素子4のファイ バとスプライス64を介して結合されている。偏光を維持する光導波路60とし ては特に高い直線複屈折を有する光ファイバ(HiBiファイバ)を設けること ができ、その直線複屈折の特性はウォラストン‐プリズム82の特性に調節され る。さらに、第2の評価ユニット8は部分光信号L21またはL22をそのつど の部分光信号L21またはL22の強度に対する尺度としてのそれぞれ電気信号 T1またはT2に変換するための光電変換器84および85と、これらの両電気 信号T1およびT2から測定信号Mを導出するための電子的手段86とを含んで いる。部分光信号L21またはL22に相応する変換器84の出力端における電 気信号T1およびT2は同様に電子的手段86のアナログ‐ディジタル変換器8 7および後段に接続されているディジタル計算ユニット88に供給される。好ま しくは計算ユニット88で同じく先ず両電気信号T1およびT2の差T1−T2 および和T1+T2から強度正規化された比信号(T1−T2)/(T1+T2 )が計算される。この比信号はcos(2β)に比例している。ここでβは伝送 された偏光された光部分LTのファラデー全回転角である。特に定格電流範囲か ら の電流導体2内の電流Iに相応する測定信号Mは関係式M=β/(NS・VS+NM ・VM)から得られる。ここでNMは第2のファラデー素子4の巻回数、またVM は第2のファラデー素子4の材灯のベルデ定数である。NMは一般に10と50 との間に選定される。 追加的に特に定格電流に対して必要とされる高い測定精度のゆえに温度補償方 法が実行される。 第1の測定範囲内の電流(過電流)の関数としてのファラデー回転角αおよび 第2の測定範囲内の電流(定格電流)の関数としてのファラデー全回転角βに対 する値範囲としては一般にそれぞれ間隔〔−π/4;+π/4〕が選ばれる。回 転角αおよびβはその場合に、測定範囲からの値である電流を値範囲からの値で ある回転角に模擬する一義的な関数である。 図7による実施例では、第1のファラデー素子3および第2のファラデー素子 4は電流導体2内の電流Iの磁界内に配置されており、また光学的結合手段14 を介して光学的に直列に接続されている。第1のファラデー素子3および第2の ファラデー素子4から成る直列回路は光学的に送信ユニット10と第2の評価ユ ニット8との間に接続されている。第1のファラデー素子3はその際に送信ユニ ット10と第2のファラデー素子4との間に接続されており、また従って先ず送 信ユニット10の直線偏光された測定光Lにより通過される。光学的結合器13 が第1のファラデー素子3を直線偏光された測定光Lを送り出すための送信ユニ ット10とも第1の評価ユニット7とも接続する。この結合器13はYファイバ 結合器であってもよいし、部分透過性の鏡により形成されたビームスプリッタで あってもよい。 両ファラデー素子3および4を光学的に結合するための光学的結合手段14は いま、第1のファラデー素子3を通過した測定光Lの一部分LRが第2のファラ デー素子4に復帰反射され、また他の一部分LTが通過させられて第2のファラ デー素子4に入結合されるように構成されている。そのために光学的結合手段1 4は好ましくは、入射する測定光Lのビーム方向に対してほぼ垂直に配置されて いる部分透過性の鏡35を含んでいる。しかしながら、入射する測定光Lのビー ム方向に対してたとえば45°の角度に向けられている部分透過性の鏡と、この 部分透過性の鏡で反射された測定光部分LRの光路に配置されており、この測定 光部分LRを部分透過性の鏡へ復帰反射させるための別の鏡とを有するビームス プリッタを設けてもよい。光学的結合手段14から復帰反射された光部分LRは 第1のファラデー素子3を2回目に逆方向に通過し、また光学的結合器13を介 して第1の評価ユニット7に供給される。第1のファラデー素子3はこうして反 射モードで作動させられる。このことは、ファラデー効果の非可逆性のゆえに測 定光LRがファラデー素子3をただ1回通過する場合にくらべて2倍の大きさの ファラデー回転を受け、それに対して第1のファラデー素子3内の可能な円複屈 折の効果はその可逆特性のゆえにまさに打ち消されるという利点を有する。評価 ユニット7は第1のファラデー素子3を2回通過した測定光部分LRから第1の 測定信号Pを導出する。それに対して光学的結合手段14を通過した測定光Lの 部分LTは第2のファラデー素子4を通過した後に第2の評価ユニット8に供給 される。第1のファラデー素子3および第2のファラデー素子4から成る直列回 路はこうして測定光Lの透過された部分LTに対して透過モードで作動させられ る。評価ユニット8に到着する直線偏光された光部分LTは、第1のファラデー 素子3内で第1のファラデー回転角だけ、また第2のファラデー素子4内で第1 のファラデー回転角だけ回転された偏光面を有する。第1のファラデー素子3お よび第2のファラデー素子内の透過光の等しい回転方向に相応して、両ファラデ ー素子3および4のファラデー回転が等しい方向に行われるならば、全回転角は 両方の個別の回転角の和に等しい。それに対して、回転方向が反対の場合には、 その結果回転角は両方の個別の回転角の差に等しい。評価ユニット8でその結果 全回転角が第2の測定信号Mに対して評価される。両ファラデー素子3および4 の測定感度はいま、測定信号Mが第1の測定範囲からの電流、特に定格電流に対 する一義的な尺度であり、また他の測定信号Pが第2の測定範囲からの電流、特 に過電流に対する一義的な尺度であるように設定されている。 図8は測定装置の有利な実施例を示す。第1のファラデー素子3に対しても第 2のファラデー素子4に対しても、図6中のように、電流導体2を測定コイルの 形態で包囲するそれぞれ光導波路、好ましくは光ファイバが設けられている。好 ましくは、低い内因性の直線複屈折および実質上無視可能な内因性の円複屈折を 特徴とする熱処理された光ファイバが設けられている。両ファラデー素子3およ び4は光学的結合手段15を介して直列に接続されている。光学的結合手段15 は部分反射性であり、また、好ましくは、スパッタリングまたは化学的析出によ りファイバ端に被覆することのできる第1のファラデー素子3または第2のファ ラデー素子4の両ファイバの一端における半透過性の鏡35と、鏡を設けられて いるファイバ端を他方のファラデー素子の隣接するファイバ端と結合するための 機械的結合手段とにより構成されている。機械的結合手段は解除可能な差し込み 結合であってもよいし、解除不可能なスプライス、たとえば日本電気ガラス社の 毛細管であってもよい。送信ユニット10は、結合器13と、この結合器13と ファラデー素子3との間の伝送路としての偏光を維持する光導波路50とを介し て第1のファラデー素子3に入結合される直線偏光された測定光Lを発生する。 送信ユニット10としてはレーザーダイオードを設けることができる。ここに結 合器13として設けられているビームスプリッタに好ましくは、送信ユニット1 0から到来する測定光Lと結合器13から光導波路5に入結合された測定光Lと を平行光線束とするための詳細には示されていないコリメーターレンズ(グリン レンズ)が対応付けられている。偏光を維持する光導波路50としては低複屈折 光ファイバ(LoBiファイバ)を設けることができる。スプライス53が好ま しくは光導波路50を第1のファラデー素子3の測定コイルと結合する。第2の ファラデー素子4および第2の評価ユニット8は好ましくは同じく偏光を維持す る光導波路60を介して光学的に結合されている。この光導波路60はスプライ ス64を介して第2のファラデー素子4の測定コイルと結合することができ、お よび/またはLoBiファイバとして構成することができる。 両評価ユニット7および8は図6中と同様に構成されている。第1の評価ユニ ット7には、結合器13と光学的にたとえば自由ビーム装置または光導波路を介 して結合されており第1のファラデー素子3を2回通過した反射光部分LRを相 い異なる偏光面を有する2つの直線偏光された部分光信号LR1およびLR2に 分けるための手段72と、これらの部分光信号LR1およびLR2をそのつどの 部分光信号LR1およびLR2の強度に対する尺度としてのそれぞれ電気信号R 1またはR2に変換するための光電変換器74および75と、これらの両電気信 号R1およびR2から測定信号Pを導出するための電子的手段76とが設けられ ている。光電変換器74および75の出力端はそれぞれ電子的手段76の入力端 と電気的に接続されている。電子的手段76は好ましい実施例では、両信号R1 またはR2をディジタル化するためのアナログ‐ディジタル変換器77と、その 後段に接続されており電流導体2内の過電流に対する尺度として測定信号Pを計 算するためのディジタル計算ユニット78とを含んでいる。好ましくは計算ユニ ット78で先ず比信号(R1−R2)/(R1+R2)が両電気信号R1および R2の差R1−R2および和R1+R2から計算される。この比信号は送信ユニ ット10または伝送路内の強度変動の影響をほとんど受けず、cos(2α)に 比例している。ここでαはファラデー回転角である。電流導体2の電流Iに対す る直接的な尺度としての測定信号Pは関係式P=α/(2・NS・VS)から得ら れる。ここでNSは第1のファラデー素子3の巻回数、またVSは第1のファラデ ー素子3の材料のベルデ定数である。典型的にNSは過電流測定に対しては1と 3との間である。 第2の評価ユニット8は、第2のファラデー素子4と偏光を維持する光導波路 60を介して光学的に結合されており直線偏光された透過された比部分LTを相 い異なる偏光面を有する2つの直線偏光された部分光信号LT1およびLT2に 分けるための手段82と、これらの部分光信号LT1およびLT2をそのつどの 部分光信号LT1およびLT2の強度に対する尺度としてのそれぞれ電気信号T 1またはT2に変換するための光電変換器84および85と、これらの両電気信 号T1およびT2から測定信号Mを導出するための電子的手段86とが設けられ ている。変換器84および85の出力端における電気信号T1およびT2は同様 にアテログ‐ディジタル変換器87と、その後段に接続されているディジタル計 算ユニット88とに供給される。好ましくは計算ユニット88で先ず強度正規化 された比信号(T1−T2)/(T1+T2)が両電気信号T1およびT2の差 T1−T2および和T1+T2から計算される。この比信号はcos(2β)に 比例している。ここでβは透過され偏光された光部分LTのファラデー全回転角 である。定格電流範囲からの電流導体2内の電流Iに相応する測定信号Mは関係 式M=β/(NS・VS+NM・VM)から得られる。ここでNMは第2のファ ラデー素子4の巻回数、またVMは第2のファラデー素子4の材料のベルデ定数 である。第2のファラデー素子4の券回数NMは一般に10と50との間に選ば れる。 追加的に特に定格電流に対して必要とされる高い測定精度のゆえに温度補償方 法が実行される。 図9には過電流測定のための簡単化された評価を有する装置の実施例が示され ている。評価ユニット7はここでは図8に示されている実施例による分割手段7 2の代わりに、光学的に第1のファラデー素子3と結合器13との間に接続され ている偏光手段10Bと、光学的に結合器13と結合されている光検出器79と を含んでおり、光検出器79の出力端は電気的に電子的評価手段76と接続され ている。光学的に結合器13と結合されており光Lを送り出すための光源10A が設けられている。結合器13は光ファイバ50′を介して偏光手段10Bと接 続されている。このファイバ50′はこの実施例では偏光を維持する特性なしの 簡単な遠隔通信ファラデーであってよい。なぜならば、偏光手段10Bが光Lを 第1のファラデー素子3の入力端において両ファラデー素子3および4の直列回 路への光Lの入射の直前に初めて直線偏光するからである。従って、光源10A として偏光しない簡単な光源を設けることができる。偏光手段10Bおよび光源 10Aは共通に、直線偏光された測定光Lを第1のファラデー素子3に入結合す るための送信ユニット10を形成する。部分反射する結合手段15から反射され その偏光面を回転された光部分LRに対して、偏光手段10Bは同時に検光子と して設けられている。検光子は直線偏光された光LRのその予め定められた偏光 面上に投影された部分LR′のみを通過させる。検光子を通り抜けた直線偏光さ れた光部分LR′は結合器13を介して光検出器79に供給され、またそこで電 気的測定信号Rに変換される。この測定信号Rはcos(α)に比例している。 ここでαはファラデー回転角である。評価手段76はこの信号Rから電流導体2 内の過電流に対する尺度として保護信号Pを関係式P=α/(2・NS・VS)に 従って求める。その他の点では図5中に示されている測定装置が図8による実施 例中のように構成されている。 図10による測定装置の実施例では第1のファラデー素子3および2つの別の ファラデー素子4Aおよび4Bが設けられている。ファラデー素子4Aおよび4 Bは共に共通の光結合手段16を介して第1のファラデー素子3と光学的に直列 に接続されており、またそれらにそれぞれ評価ユニット8Aまたは8Bが対応付 けられている。光結合手段16としては好ましくは部分反射性のY結合器が設け られている。評価ユニット8Aは第1のファラデー素子3および第1の別のファ ラデー素子4Aの直列回路を通過した光部分LTAを測定信号MAとして評価し 、また評価ユニット8Bは第1のファラデー素子3および第2の別のファラデー 素子4Bの直列回路を通過した光部分LTBを別の測定信号MBとして評価する 。個々の別のファラデー素子4Aおよび4Bの測定感度の相応の選定によりこの 実施例では特に定格電流に対する装置の全測定範囲が拡大することができる。 それぞれ第1のファラデー素子3と共通の光学的結合手段を介して直列に接続 されている3つ以上の別のファラデー素子を設けることもできる。その場合、光 学的結合手段はたとえば機械的な多重スプライスと第1のファラデー素子3のフ ァイバの鏡面端とにより構成することができる。 測定装置の種々の光学的構成要素の光学的結合は、好ましくは測定光Lおよび その部分LR、LT、LTAおよびLTBを束ねるためのコリメーターレンズ( グリンレンズ)により助成される。 図示されていない特別な実施例では、一般に近接して並び合って位置する種々 の波長の多くの直線偏光された測定光信号が波長敏感な光学的結合手段14、1 5、16、18、19、20、22または23と結び付けて使用することができ る。それによって保護チャネルと測定チャネルとの間の漏話を回避することがで きる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電流導体(2)内の少なくとも2つの測定範囲からの電流を、電流導体(2 )に対応付けられている少なくとも2つのファラデー素子(3、4、4A、4B 、5)を用いて測定するための測定方法において、 a)第1の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子(3 )のみを少なくとも1回通過する直線偏光された測定光(LR、L1、LA)の ファラデー回転角が評価され、また b)第2の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子(3 )および少なくとも1つの第2のファラデー素子(4、4A、4B、5)をそれ ぞれ少なくとも1回通過する直線偏光された測定光(LT、L2、L2′、L2 A、L2B、LB1、LB2、LTA、LTB)のファラデー回転角が評価され る ことを特徴とする少なくとも2つの測定範囲からの電流測定方法。 2.第3の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子(3 )および第3のファラデー素子(4B)をそれぞれ少なくとも1回通過する直線 偏光された測定光(LTB、L2B)のファラデー回転角が評価されることを特 徴とする請求項1記載の方法。 3.第3の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子(3 )、第2のファラデー素子(4)および第3のファラデー素子(5)をそれぞれ 少なくとも1回通過する直線偏光された測定光(L2B)のファラデー回転角が 評価されることを特徴とする請求項1記載の方法。 4.電流導体(2)内の少なくとも2つの測定範囲からの電流を測定するための 測定装置において、 a)電流導体(2)に少なくとも2つのファラデー素子(3、4、4A、4B、 5)が対応付けられており、 b)第1の測定範囲からの電流に対する尺度として、第1のファラデー素子(3 )のみを少なくとも1回通過する直線偏光された測定光(LR、L1、LA)の 偏光面のファラデー回転を評価するための第1の評価ユニット(7)が設けられ ており、 c)その他の各測定範囲に対して、第1のファラデー素子(3)および少なくと も1つのその他のファラデー素子(4、4A、4B、5)を少なくとも1回通過 する直線偏光された測定光(LT、L2、L2′、L2A、L2B、LB1、L B2、LTA、LTB)の偏光面のファラデー回転を評価するためのそれぞれ1 つの評価ユニット(8、8A、8B、9)が設けられている ことを特徴とする少なくとも2つの測定範囲からの電流測定装置。 5.a)直線偏光された測定光(L)を第1のファラデー素子(3および4)に 入結合するための手段(10)が設けられており、 b)第1のファラデー素子(3)が第2のファラデー素子(4、4A、4B)と 光学的結合手段(14、15、16)を介して光学的に直列に接続されており、 c)光学的結合手段(14、15、16)が測定光(L)の第1の成分(LR) をその第1のファラデー素子(3)の最初の通過後にこの第1のファラデー素子 (3)に復帰反射し、また第2の成分(LT)を第2のファラデー素子(4、4 A)に入結合し、また、 d)第1の評価ユニット(7)が測定光(L)の第1の成分(LR)のファラデ ー回転をその第1のファラデー素子(3)の再度の通過後に評価する ことを特徴とする請求項4記載の装置。 6.光学的結合手段(14、15、16)が、測定光(L)の伝播方向に対して ほぼ垂直に配置されている部分透過性の鏡(35)を含んでいることを特徴とす る請求項5記載の装置。 7.a)直線偏光された測定光(L)を第1のファラデー素子(3および4)に 入結合するための手段(10)が設けられており、 b)第1のファラデー素子(3)が第2のファラデー素子(4、4A、4B)と 光学的結合手段(14、15、16)を介して光学的に直列に接続されており、 c)光学的結合手段(18、19、20)が測定光(L)の第1の成分(L1、 LA)をその第1のファラデー素子(3)の1回の通過後に第1の評価ユニット (7)に供給し、また測定光(L)の第2の成分(L2、L2A、LB)を第2 のファラデー素子(4、4A)に入結合する ことを特徴とする請求項4記載の装置。 8.第2のファラデー素子(4)に、測定光(L)の第2の成分(L2)を第2 のファラデー素子(4)の最初の通過後に第2のファラデー素子(4)に復帰反 射する光反射手段(40)が対応付けられていることを特徴とする請求項7記載 の装置。 9.光学的結合手段(19)が第2のファラデー素子(4)および第2の評価ユ ニット(8)を光学的に互いに結合し、また光反射手段(40)から第2のファ ラデー素子(4)に復帰反射された測定光(L)の第2の成分(L2′)を第2 のファラデー素子(4)の再度の通過後に第2の評価ユニット(8)に供給する ことを特徴とする請求項8記載の装置。 10.第2の評価ユニット(8)が第1のファラデー素子(3)と光学的に結合 されており、また両ファラデー素子(3、4)の再度の通過後に測定光(L)の 復帰反射された第2の成分(L2′)を評価することを特徴とする請求項8記載 の装置。 11.第2の評価ユニット(8、8A)が測定光(L)の第2の成分(LT、L TS、L2、L2A、LB1)のファラデー回転をその第2のファラデー素子( 4、4A)の1回の通過後に第2の測定範囲からの電流に対する尺度として評価 することを特徴とする請求項5ないし7の1つに記載の装置。 12.a)第3のファラデー素子(4B、5)が設けられており、 b)第3の評価ユニット(8B、9)が少なくとも第1のファラデー素子(3) および第3のファラデー素子(4B、5)をそれぞれ少なくとも1回通過した測 定光(L2B、LB2、LTB)のファラデー回転を第3の測定範囲からの電流 に対する尺度として評価する ことを特徴とする請求項4ないし11の1つに記載の装置。 13.第2のファラデー素子(4A、4)および第3のファラデー素子(4B、 5)が相い異なる測定感度を有することを特徴とする請求項12記載の装置。 14.ファラデー素子(3、4、4A、4B、5)が、電流導体(2)をそれぞ れ少なくとも1回の巻回数を有するコイルの形態で包囲するそれぞれ1つの光導 波路により形成されていることを特徴とする請求項4ないし13の1つに記載の 装置。 15.ファラデー素子(3、4、4A、4B、5)がそれぞれ電流導体(2)を 包囲する中実のリングブロックにより形成されていることを特徴とする請求項4 ないし13の1つに記載の装置。
JP8507692A 1994-08-23 1995-08-16 少なくとも2つの測定範囲からの電流測定方法および装置 Ceased JPH10504396A (ja)

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