JPH10502279A - 工具のラベル付け方法およびラベル付けされた工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 サイズを特定しかつ異なるサイズを互いに区別することを容易とするために、サイズが、ＩＳＯまたはＡＤＡ規格に規定されるサイズ、これにより規定される色と異なるときに、ハンドルを２つの色でラベル付けし、これにより、ハンドルは、下方に最も近接するサイズに対して規定される色と、上方に最も近接するサイズに対して規定される色とを有する工具、特にやすり部材とハンドル部材とを有する根管やすりのラベル付け方法と、この方法でラベル付けされた根管やすりと、サイズに応じて分類された根管やすりを備えるキット。

Description

【発明の詳細な説明】 工具のラベル付け方法およびラベル付けされた工具 本発明は、サイズを特定しかつ異なるサイズを互いに区別することを容易とす るために、工具、特に根管やすりをラベル付けする方法に関する。 根管やすりは、長年の間、０．０５ｍｍの間隔の一連の異なるサイズで製造さ れ、正確なサイズを決定すること、または、一見しただけでまたは感覚で２つの やすりのいずれが最大径を有しているかを決定するさえも困難であることから、 ある種のラベル付けが必要である。サイズが小さいために、図を使用するラベル 付けは、読むのが非常に困難であり、この試みはあまり成功しなかった。 今日、異なるサイズの根管やすりは、異なる色のハンドルを有するシステムを 使用してラベル付けされている。たとえば、白色のハンドルは根管やすり番号１ ５（０．１５ｍｍの径）、黄色のハンドルは根管やすり番号２０（０．２０ｍｍ の径）、赤色のハンドルは根管やすり番号２５（０．２５ｍｍの径）等を意味し ている。これはＩＳＯ規格、米国の対応するＡＤＡ規格に規定されている。 現在、中間サイズ、すなわち、０．１２５ｍｍ、０．１７５ｍｍ等を有するや すりを提供する必要が生じている。これらのサイズを有する根管やすりは、今日 すでに製造されているが、ラベル付けシステムは存在していない。図を使用する ラベル付けが再度試みられたが、結果は悪かった。 本発明の１の目的は、ＩＳＯ規格の色で規定されるサイズ間のサイズのときに も根管やすりを互いに簡単かつ明瞭に区別可能とする、工具、とくに、根管やす りをラベル付けする方法を提供することである。 この目的は、サイズがＩＳＯまたはＡＤＡ（米国）規格に規定されるサイズ、 これにより規定される色と異なるときに、ハンドルを２つの色でラベル付けし、 これにより、ハンドルは、部分的に、下方に最も近接するサイズの色に対応した 規定色を有し、かつ、部分的に、根管やすりのサイズに最も近接する上方のサイ ズの色に対応した規定色を有することを特徴とする、本発明のラベル付け方法で 達成される。 また、本発明は、実サイズのやすり部材とハンドル部材とを備え、やすり部材 がハンドル部材の一端に装着される本発明のラベル付けシステムでラベル付けさ れた根管やすりに関し、ハンドル部材は、やすり部材と反対側の端部の肩部と、 たとえば、スナップ作用でこの肩部に装着するハット部（hat）と、を有し、ハ ンドル部材とハット部とが、実際のサイズに応じて選択された異なる色を有し、 ハンドル部は、ＩＳＯ規格（または米国のＡＤＡ規格）の下方に最も近接するサ イズの色に対応した色を有することを特徴としている。 更に、本発明は、０．１２５，０．１７５，０．２２５，０．２７５，０．３ ２５および０．３７５ｍｍの中間サイズのそれぞれをマーキングするために、Ｉ ＳＯ規格（米国のＡＤＡ規格）の色、すなわち、０．１０ｍｍに対して紫色、０ ．１５ｍｍに対して白色、０．２０ｍｍに対して黄色、０．２５ｍｍに対して赤 色、０．３０ｍｍに対して青色および０．３５ｍｍに対して緑色で、ハンドル部 材がラベル付けされ、かつ、白色、黄色、赤色、青色、緑色および黒色のそれぞ れで、ハット部がラベル付けされ、たとえば、０．１２５〜０．３７５ｍｍの中 間サイズで製造されたサイズに応じて分類されたやすりを備えるキットに関する 。 つぎに、同封の図面を参照してより詳細に本発明について説明する。 図面は本発明の好ましい実施例にしたがい構成された根管やすりを示している 。 図面に示した根管やすり１は、やすり部材２とハンドル部材３とを有している 。ハンドル部材３は、その一端にやすり部材が装着されるほぼ円筒状のハンドル ボデイ４とハット部５とを備え、このハット部は、スナップ取付具（図示せず） でハンドルボデイ４の反対側の端部の肩部６に配置される。これにより、ハンド ルボデイ４は１の色カラー１を有し、ハット部５は他の色カラー２を有している 。 これらの色は、本明細書の最初の部分で論述されている規格（ＩＳＯおよびＡ ＤＡ）にしたがい選択され、この規格により規定されている２つのサイズの間の サイズの場合に、ハンドルは下方に最も近接するサイズに対応した色を有し、ハ ット部は上方に最も近接するサイズに対応した色を有している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．サイズを特定しかつ異なるサイズを互いに区別することを容易とするため の、やすり部材とハンドル部材とを有する、特に根管やすりである工具のラベル 付け方法であって、 サイズが、ＩＳＯまたはＡＤＡ（米国における）に規定されるサイズ、これに より定まる色と異なるときに、ハンドルを２つの色でラベル付けし、これにより 、ハンドルは、下方に最も近接するサイズに対して規定される色と、上方に最も 近接するサイズに対して規定される色とを有することを特徴とするラベル付け方 法。 ２．実サイズのやすり部材とハンドル部材とを備え、やすり部材がハンドル部 材の一端に装着される請求の範囲第１項の方法によりラベル付けされた根管やす りであって、 前記ハンドル部材（３）は、やすり部材（２）と反対側の端部の肩部（６）と 、たとえば、スナップ嵌めでこの肩部に装着するハット部（４）と、を有し、こ れにより、ハンドル部材とハット部とが、実際のサイズに応じて選択された異な る色（カラー１およびカラー２）を有し、ハンドル部材は、ＩＳＯ規格（または 米国のＡＤＡ規格）の下方に最も近接するサイズに対応した色を有し、ハット部 は、この規格の上方に最も近接するサイズに対応した色を有することを特徴とす る根管やすり。 ３．０．１２５，０．１７５，０．２２５，０．２７５，０．３２５および０ ．３７５ｍｍの中間サイズのそれぞれをマーキングするために、ＩＳＯ規格（米 国のＡＤＡ規格）の色、すなわち、０．１０ｍｍに対して紫色、０．１５ｍｍに 対して白色、０．２０ｍｍに対して黄色、０．２５ｍｍに対して赤色、０．３０ ｍｍに対して青色、０．３５ｍｍに対して緑色等の色で、ハンドルがラベル付け され、かつ、白色、黄色、赤色、青色、緑色および黒色等のそれぞれで、ハット 部がラベル付けされ、たとえば、０．１２５〜０．３７５ｍｍの中間サイズで製 造された請求の範囲第２項のサイズに応じて分類されたやすりを備えるキット。