JPH10501748A - 複合ハンドルを備えた対向形ハンドルハンド工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ロッキングプライヤ（１０）は、第１および第２ハンドル（１２、１４）を含む。第１ハンドル（１２）は、２つの離間する平行プレート（２６）と、これらプレートの間に嵌合されたジョー（３４）を含む。プレート（２６）およびジョー（３４）の少なくとも一部が、成形プラスチック部品（４２）によって囲まれ、成形プラスチック部品は第１ハンドル（１２）の手に係合する表面を有する。第２ハンドル（１４）についても同様の構造も採用できる。プレート（２６）は、ハンドル（１２、１４）に剛性を与える。成形されたプラスチック部品（４２）は、人間工学的な形状の、手に係合する表面を提供する。このハンドル（１２、１４）は、プライヤ、ワイヤーカッター、スニッパーおよび同等品を含む他のハンド工具でも使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 複合ハンドルを備えた対向形ハンドルハンド工具 発明の背景 本発明は、対向形ハンドルハンド工具に関し、より詳細には改良されたハンド ルを備えたハンド工具に関する。 従来のロッキングプライヤのような対向形ハンドルハンド工具は、一般に、ス タンプ加工された金属部品から成るハンドルを備えている。かかるハンドルは、 強力で信頼性があり、広範な用途に適している。しかし、スタンプ加工された金 属のハンドルの形状は、コスト的な面からその範囲が限られている。かかるハン ド工具のための人間工学的な形状のハンドルを、安価に製造しうる方法があれば 有利である。 スニップ（金切りばさみ）のような対向形ハンドルハンド工具は、従来、鋳造 された金属ハンドルを備えている。このようなハンドルは、相当な強度を有し、 かつ鋳造されるので、ハンドルの形状を用途に容易に合わせることができる。し かし、かかる鋳造金属ハンドルは、多くの用途に対しては、かなり高価であり、 かつ重いものである。もし、かかる工具用の金属鋳造ハンドルの不利な面を解消 できれば、その利点は大きい。 発明の概要 本発明によれば、第１および第２ハンドルを備える対向形ハンドルハンド工具 が提供される。各ハンドルは、手に係合する表面と、加工部品に係合する表面と を有する。 第１ハンドルと第２ハンドルとは、手に係合する表面がユーザーにより握られ 、加工品に力を加えるべく、加工品の係合表面が対向するよう、枢着ジョイント によって相互に接続されている。 第１ハンドルは、互いに並置された２つの離間するほぼ平行なプレートと、こ れらプレートを架橋するようにプレートに隣接するジョーと、プレートの少なく とも一部のまわりに形成された成形プラスチック部品とを含んでいる。成形プラ スチック部品は、第１ハンドルの手に係合する表面の少なくとも一部を形成し、 ジョーは、第１ハンドルの加工品係合表面の少なくとも一部を形成する。これら のプレートは、第１ハンドルに大きな曲げ強度を与える。 本発明によれば、コスト的に有利で、十分な強度を有し、かつ人間工学的に形 成されたハンドルを、ハンド工具に設けることが可能となっている。成形プラス チック要素により、手と係合する表面を所望に応じて低コストで成形しながら、 プレートは大きな曲げ強度をハンドルに与える。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の第１の好ましい実施例を含むロッキングプライヤの側面図で ある。 図２は、図１の２−２ラインで見た頂面図である。 図３は、図１の３−３ラインで見た底面図である。 図４は、図２の４−４ラインに沿う断面図である。 図５は、製造中の中間工程における図１のロッキングプライヤの一部を示す分 解斜視図である。 図６は、図５の６−６ラインに沿う断面図である。 図７は、プラスチック成形作業が完了した後の、図６の面における断面図であ る。 図８は、図７の８−８ラインに沿う断面図である。 図９は、図７の９−９ラインに沿う断面図である。 図１０は、図３のロッキングプライヤの選択された要素を示す、図３の１０− １０ラインに沿う横断面図である。 図１１は、本発明の第２の好ましい実施例で使用するのに適したハンドルの金 属部品の分解斜視図である。 図１２は、図１１の部品を使用したハンドルの長手方向断面図である。 図１３は、図１２のライン１３−１３に沿う断面図である。 現時点で好ましい実施例の詳細な説明 次に図面を参照する。図１〜図１０は、本発明の第１の好ましい実施例を含む 対向形ハンドルハンド工具１０を示す。この実施例では、ハンド工具１０はロッ キングプライヤをなっている。 このハンド工具１０は、第１ハンドル１２と第２ハンドル１４（図１）を含む 。 第１ハンドル１２は、手に係合する表面１６、および加工品に係合する表面２０ を備えている。第２ハンドル１４は、第２の手に係合する表面１８と、第２の加 工品に係合する表面２２を備えている。 第１ハンドル１２と第２ハンドル１４とは、手に係合する表面１６、１８がユ ーザーが握ることができるように対向する状態となり、加工品係合表面２０、２ ２が、加工品を係合するように対向した状態となるよう（図４）に枢着ジョイン ト２４により相互に接続されている。 図５に最も良く示されているように、ハンドル１２は、２つの離間する平行な プレート２６を含み、これらのプレート２６は、互いに並置されている。各プレ ート２６は、１列に並んだ横長孔２８と、枢着ピン孔３０と、貫通孔３２を有す る。この実施例では、プレート２６は平面状であり、金属プレートの素材から容 易にスタンプ加工されるものである。 第１ハンドル１２は第１ジョー３４を含み、第１ジョー３４は、本例では好ま しくは鍛造品として製作されている。このジョー３４は、１対の対向する突起３ ６を含み、各突起３６は、横長孔２８の１つの中に嵌合しうるような形状となっ ている。第１ジョー３４は、歯付き表面およびワイヤーカッター表面４０をも有 し、これらの表面には、第１の加工品係合表面２０が設けられている。 第１ハンドル１２は、成形されたプラスチック部品４２（図７〜図９）を含ん でいる。このプラスチック部品は、プレート２６およびジョー３４の一部のまわ りに成形されている。この成形プラスチック部品４２は、一端に設けられたねじ 切りされたボア４４と、枢着ジョイント２４の領域に設けられたリセス４６と、 プレートの間のリセス４８を有している（図４）。 所望により、金属部品、例えばプラスチック部品４２内に成形されたねじ切り されたカラーすなわちナット内に、ねじ切りされたボアを設けることができる。 後に示すように、プレート２６およびジョー３４（図４）は、成形されたプラス チック部品４２内に挿入して成形することが好ましく、成形されたプラスチック 部品４２が貫通孔３２を満たし、組立体全体を共に保持するようになっている。 成形されたプラスチック部品４２は、第１ハンドル１２の第１の手に係合する表 面１６を形成している。 図１および図４に最も良く示されているように、第２のハンドル１４は、第２ のジョー５０を含んでいる。本例では、この第２のジョーも鍛造品であり、歯付 き表面５２とワイヤーカッター表面５４が設けられており、これらの表面は、第 ２の加工品係合表面２２を形成している。 第２ジョー５０は、リセス４６内のプレート２６の間に嵌合し、枢着ピン５６ により、第２ジョー５０が第１ハンドル１２に枢着されるように、枢着ピン５６ を受ける孔を備えている。 枢着ピン６４によ、り第２ジョー５０にロッキングレバー５８が枢着されてい る。このロッキングレバー５８は、２つの離間する平行な金属プレート６０を含 み、これら金属プレートは、成形プラスチック部品６２内に挿入して成形されて いる（図１０）。 図４に示すように、スタブシャフト６６が設けられている。このスタブシャフ ト６６は、スタンプ加工された金属から形成することが好ましい。この方法とは 別に、サブシャフト６６を、適当な熱可塑性材料から成形することもできる。 スタブシャフト６６は、枢着ピン６８によりロッキングレバー５８に枢着され る。このスタブシャフト６６は、（図４には示されていないが、図４の平面の上 下に位置し、ピン６４と６８の間に延びる）プレート６０の間に嵌合し、枢着ピ ン６８を受けるための孔を備えている。 成形されたプラスチック部品４２のねじ切りされたボア４４に嵌合された調節 ネジ７２に、スタブシャフト６６の自由端７０が当接している。ねじ切りボア４ ４内の調節ネジ７２を回すと、スタブシャフト６６の自由端７０の位置が調節さ れ、第２ハンドル１４の閉じたときの第１ジョー３４に対する第２ジョー５０の 位置が調節される。 第２ジョー５０と、ロッキングレバー５８と、スタブシャフト６６と、調節ネ ジ７２とは、従来のロッキングプライヤで使用されているのと同様のオーバーセ ンターロッキングリンクを形成している。 成形熱可塑性部品として形成可能な解放レバー７４が設けられている。この解 放レバー７４は、枢着ピン７６によりロッキングレバー５８に枢着されている。 この解放レバー７４は、図４の位置から、ロッキングレバー５８に対する解放レ バー７４を時計回り方向の回転を防止するような形状とされている。 しかし、図４の位置から、解放レバー７４を反時計回り方向に回転すると、枢 着ピン７６がスタブシャフト６６から離間し、オーバーセンターロッキングリン クを解放する。解放レバー７４およびロッキングレバー５８の外側表面は、第２ の手に係合する表面１８を形成している。第２ジョー５０とハンドル１２との間 には、スプリング７８が設けられ、第２ジョー５０を開放状態に押圧している。 図５〜図７は、第１ハンドル１２を形成するための好ましい方法を示している 。 図５および図６に示すように、プレート２６を、まずジョー３４上の所定位置 に移動させ、ジョーの突起３６を、横長孔２８に嵌合される。この組立体は、プ レート２６およびジョー３４の一部のまわりに成形されたプラスチック部品４２ を形成する挿入成形作業中の挿入体として使用される（図７）。 このプレート３６は、機械的に連動しているので、突起３６および横長孔２８ により、ジョー３４に結合している。このように、プレート２６はハンドル１２ に対するすぐれた曲げ強度を与える。プラスチック部品４２を成形するので、容 易に所望の人間工学的形状とすることができる。 図１１〜図１３は、本発明の第２の好ましい実施例のためのハンドル１００を 示す。このハンドル１００は、ロッキングプライヤのようなプライヤで使用する のに適しており、手に係合する表面１０２および加工品係合表面１０４を含んで いる。 ハンドル１００は、ハンドル１００と他のハンドル（図示されていないが、図 １のハンドル１４と同様のものにすることができる）とを接続するのに使用され る枢着ピン（図示せず）のための貫通孔１０６を備えている。 ハンドル１００は、２つの離間する平行なプレート１０８を含み、各プレート １０８には、孔１１０（図１１）があけられている。プレート１０８のまわりに は、成形されたプラスチック部品１１２が形成されている。ハンドル１００は、 ジョー１１４を含み、このジョー１１４は、プレート１０８の間に延びるリテー ナー１１６を含んでいる。このリテーナー１１６は、成形プラスチック部品１１ ２がジョー１１４をハンドル１００内に固定するような形状となっている。ジョ ー１１４は、プラスチック１０８上に載り、圧縮負荷をプレート１０８に伝 達する。 枢着ピン（図示せず）のための開口部１０６の両側で、ハンドル１００のプレ ート１０８がかなりの程度延びているという点で、このハンドル１００は、上記 ハンドル１２と大幅に異なっている。 これとは対照的に、工具１０のプレート２６は、枢着ジョイント２４のジョー の側へはほとんど延びていないが、そのかわり、手に係合する表面１６と同じ枢 着ジョイント２４の側で、ジョー３４と機械的に係合する。 上記工具には、重要な利点がある。すなわち、ハンドルを人間工学的な形状と することができ、ユーザーの快適さをより高めるよう、ハンドルのプラスチック にエラストマーを容易に成形または接着できる。所望により、すべての金属部品 をステンレススチールから形成できるので、メッキを減らすか、または省略する ことが可能である。上記工具は、コスト時に有利な態様でこれら利点を与えるも のである。 当然ながら、上記好ましい実施例に関して、広範な変形および変更が可能であ る。例えば、本発明を、他のタイプの対向形ハンドルハンド工具、例えば他のタ イプのプライヤ、ワイヤーカッター、スニッパー、クリンプ加工工具および同等 品に容易に適用できる。 他のタイプの枢着ジョイント、例えば航空機用ニッパーで従来使用されている タイプの複合枢着ジョイント、弧状チャンネルおよび弧状リッジ枢着ジョイント も使用できる。 更にすべての用途において、プレートを別個の分離した部品として形成するこ とは必ずしも必要ではない。むしろ、所望の場合には、２つのプレートを構成し 、２つのプレートを相互に接続するウェブを含むような一体部品とすることも可 能である。これらプレートは正確に平行である必要はなく、「ほぼ平行」なる用 語は、他端部よりも一端部でプレートが多少より密な距離に離間しているような 構造をカバーするものである。 更に、材料を広範に変えることができる。強化材料、例えばグラスファイバー またはカーボンファイバーを用いたり、または用いないで、更に硬化剤、例えば エポキシを用いることなく、広範な熱可塑性プラスチックおよび熱硬化性プラス チックを使用できる。 ロッキングプライヤに本発明を実施する際に、一体的長さ調節機構を有するよ うな他のタイプのスタブシャフトを含む種々のロッキングリンクを使用できる。 このような方法を用いると、ハンドルに設けられる調節ネジを不要とすることが できる。更に従来のロッキングプライヤの解放レバーのような他のタイプの解放 機構も使用できる。 本発明の最良の態様を示すため、単なる例として次の情報を記載する。すなわ ち、プレート２６、１０８は約１．５７ｍｍ（約０．０６２インチ）の厚さの合 金またはステンレススチールのような適当な金属からスタンプ加工できる。ジョ ー３４、５０、１１４は、合金またはステンレススチールのような適当な金属を 鍛造することにより形成でき、所望する場合には、メッキできる。 成形されたプラスチック部品４２、６２、１１２は、グラスファイバー補強ナ イロンのような材料から形成できるが、当然ながら他の材料も適する。 手に係合する表面を構成する成形プラスチック部品の人間工学的利点と、プレ ートの強度の利点とを組合わせた改善された対向形ハンドルハンド工具が記載さ れていることが、上記により明らかであろう。 ２つのプレートは離間し、ほぼ平行をなしているので、上記ハンドルはバラン スが良好であり、ひねりモーメントを生じることなく、手に係合する表面から加 工品係合表面にクランプ力を容易に加えることができる。 プレート２６、１０８は互いに離間しているので、これらのプレートは、プレ ートの間に設けられ、枢着ピンにより所定位置に枢着されている第２ジョーと共 に、容易にバランスのとれた枢着ジョイントを形成できる。 上述の詳細な記述は、本発明を説明するものである。上記好ましい実施例に対 して、多くの変形および変更を行うことができるので、次の請求の範囲は、本発 明を限定し、すべての可能な均等物を含むものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年６月４日 【補正内容】 請求の範囲 ９．ジョーを第１ハンドル内の所定位置に係止するよう、ジョーが成形プラス チック部品と機械的に連動するようになっている、請求項８記載の対向形ハンド ルハンド工具。 １０．プレートが貫通孔を有し、成形プラスチック部品とプラスチックとを機 械的に連動するよう、貫通孔内に成形プラスチック部品が延びている、請求項１ 記載の対向形ハンドルハンド工具。 １１．２つのプレートが、別体の金属部品である、請求項１記載の対向形ハン ドルハンド工具。 １２．互いに側面に沿って配置された２つの離間するほぼ平行なプレートと、 一部がプレート間に位置し、加工品係合表面を形成するようにプレートから離間 する方向に延びる第１ジョーと、手に係合する表面を形成するべく、プレートの 少なくとも一部の回りに形成された成形プラスチック部品とを備え、前記プラス チックが、ハンドルに対して大きな曲げ強度を与えるようになっているハンドル と、 枢着ジョイントによりハンドルに枢着された第２ジョーと、 第２ジョーに枢着されたロッキングレバーと、ロッキングレバーに枢着されハ ンドル上に支持されるように位置するスタブシャフトとを備えるロッキングプラ イヤ。 １３．プレートの間でハンドル内に螺合された調節ネジを更に備え、この調節 ネジが、プレートの間でスタブシャフトに当接する自由端を有する、請求項１２ 記載のロッキングプライヤ。 １４．調節ネジが嵌合されるねじ切りされたボアを、成形プラスチック部品が 備えている、請求項１３記載のロッキングプライヤ。 １５．ジョーが、１対の突出する部品を備え、プレートが、突出する部品を受 け入れるように位置した開口部を有し、突出部品が、それぞれの開口部内に位置 し、ジョーをプレートに強固に結合した状態で、ジョーがプレート間に延びてい る、請求項１２記載のロッキングプライヤ。 １６．ハンドルの手に係合する表面および加工品係合表面が、それぞれ枢着ジ ョイントの対向する第１側面および第２側面に位置し、枢着ジョイントの第１の 側面に突出部品が位置している、請求項１５記載のロッキングプライヤ。 １７．プレートが、それぞれの第１の枢着ピン用開口部を有し、第２ハンドル の一部が、枢着ピン用開口部に隣接してプレート間に延びており、更に第２枢着 ピン用開口部を構成し、枢着ジョイントが、第１および第２枢着ピン用開口部内 に嵌合された枢着ピンを含む、請求項１６記載のロッキングプライヤ。 １８．ロッキングレバーが、少なくともスタブシャフトと第２ジョーとの間に 延びるよう、互いに側面に沿って配置された１対の離間したほぼ平行なロッキン グレバーと、ロッキングレバープレートの少なくとも一部のまわりに形成された ロッキングレバー成形プラスチック部品とを備えている、請求項１２記載のロッ キングプライヤ。 １９．プレートが、ジョーの加工品係合表面に密に隣接して延び、プレート間 にジョーが延びている、請求項１２記載のロッキングプライヤ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．各々がそれぞれの手に係合する表面、およびそれぞれの加工品係合表面を 有する第１および第２ハンドルと、 ユーザーによって握ることができるように手に係合する表面を対向させ、加工 品に力を加えるべく加工品係合表面を対向するように位置する、第１ハンドルと 第２ハンドルとを相互に接続する枢着ジョイントとを備え、 前記第１ハンドルが、互いに並置された２つの離間するほぼ平行なプレートと 、これらプレートを架橋するよう、プレートに隣接するジョーと、プレートの少 なくとも一部のまわりに形成された成形プラスチック部品とを備え、 前記成形プラスチック部品が、第１ハンドルの手に係合する表面の少なくとも 一部を形成し、 前記ジョーが、第１ハンドルの加工品係合表面の少なくとも一部を形成し、 前記プレートが、第１ハンドルの手に係合する表面に隣接する第１ハンドルの 曲げ強度を高めるようになっている対向形ハンドルハンド工具。 ２．ジョーが、１対の突出する部品を備え、プレートが突出する部品を受け入 れるように位置する開口部を有し、突出部品が、各開口部内に位置し、ジョーを プレートに強固に結合した状態で、ジョーがプレート間に延びている、請求項１ 記載の対向形ハンドルハンド工具。 ３．第１ハンドルの手に係合する表面および加工品係合表面が、それぞれ枢着 ジョイントの対向する第１側面および第２側面に位置し、かつ枢着ジョイントの 第１の側面に突出部品が位置している、請求項２記載の対向形ハンドルハンド工 具。 ４．プレートが、第１の枢着ピン用開口部を構成し、第２ハンドルの一部が、 枢着ピン用開口部に隣接してプレート間に延びており、かつ第２枢着ピン用開口 部を構成し、枢着ジョイントが、第１および第２枢着ピン用開口部内に嵌合され た枢着ピンを含む、請求項１記載の対向形ハンドルハンド工具。 ５．ハンド工具が、ロッキングプライヤであり、成形プラスチック部品が、プ レート間に延びるねじ切りされたボアを含み、第２ハンドルが、第１ハンドルに 枢着された第２ジョーと、第２ジョーに枢着されたロッキングレバーと、ロッキ ングレバーに枢着されたスタブシャフトとを備え、プレート間にスタブシャフト を係合するよう、ねじ切りされたボア内に調節ネジが螺合されている、請求項１ 記載の対向形ハンドルハンド工具。 ６．ロッキングレバーが、少なくともスタブシャフトと第２ジョーとの間に延 びるよう、互いに側面に沿って配置された１対の離間したほぼ平行なロッキング レバーと、ロッキングレバープレートの少なくとも一部のまわりに形成されたロ ッキングレバー成形プラスチック部品とを備える、請求項５記載の対向形ハンド ルハンド工具。 ７．ジョーのまわりの一部に、成形されたプラスチック部品が配置されている 、請求項１記載の対向形ハンドルハンド工具。 ８．プレートが、ジョーの加工品係合表面に密に隣接して延び、プレート間に ジョーが延びている、請求項１記載の対向形ハンドルハンド工具。 ９．ジョーを第１ハンドル内の所定位置に係止するよう、ジョーが、成形プラ スチック部品と機械的に連動するようになっている、請求項８記載の対向形ハン ドルハンド工具。 １０．プレートが貫通孔を有し、成形プラスチック部品とプラスチックとを機 械的に連動するよう、貫通孔内に成形プラスチック部品が延びている、請求項１ 記載の対向形ハンドルハンド工具。 １１．２つのプレートが、別体の金属部品である、請求項１記載の対向形ハン ドルハンド工具。 １２．互いに側面に沿って配置された２つの離間するほぼ平行なプレートと、 一部がプレート間で位置し、加工品係合表面を形成するようにプレートから離間 する方向に延びる第１ジョーと、手に係合する表面を形成するよう、プレートの 少なくとも一部の回りに形成された成形プラスチック部品とを備え、前記プラス チックが、第１ハンドルに対し大きな曲げ強度を与えるようになっているハンド ルと、 枢着ジョイントにより第１ハンドルに枢着された第２ジョーと、 第２ジョーに枢着されたロッキングレバーと、 ロッキングレバーに枢着され、第１ハンドル上に支持されるように位置するス タブシャフトとを備えるロッキングプライヤ。 １３．プレートの間でハンドル内に螺合された調節ネジを更に備え、この調節 ネジが、プレートの間でスタブシャフトに当接する自由端を有する、請求項１２ 記載のロッキングプライヤ。 １４．調節ネジが嵌合されるねじ切りされたボアを、成形プラスチック部品に 設けてある、請求項１３記載のロッキングプライヤ。 １５．ジョーが、１対の突出する部品を備え、プレートが突出する部品を受け 人れるように位置する開口部を有し、突出部品が、それぞれの開口部内に位置し 、ジョーをプレートに強固に結合した状態で、ジョーがプレート間に延びている 、請求項１２記載のロッキングプライヤ。 １６．第１ハンドルの手に係合する表面および加工品係合表面が、それぞれ枢 着ジョイントの対向する第１側面および第２側面に位置し、枢着ジョイントの第 １の側面に突出部品が位置している、請求項１５記載のロッキングプライヤ。 １７．プレートが、それぞれの第１の枢着ピン用開口部を有し、第２ハンドル の一部が、枢着ピン用開口部に隣接してプレート間に延びており、更に第２枢着 ピン用開口部を有し、枢着ジョイントが、第１および第２枢着ピン用開口部内に 嵌合された枢着ピンを含む、請求項１６記載のロッキングプライヤ。 １８．ロッキングレバーが、少なくともスタブシャフトと第２ジョーとの間に 延びるよう、互いに側面に沿って配置された１対の離間したほぼ平行なロッキン グレバーと、ロッキングレバープレートの少なくとも一部のまわりに形成された ロッキングレバー成形プラスチック部品とを備えている、請求項１２記載のロッ キングプライヤ。 １９．プレートが、ジョーの加工品係合表面に密に隣接して延び、プレート間 にジョーが延びている、請求項１２記載のロッキングプライヤ。 ２０．ジョーを第１ハンドル内の所定位置に係止するよう、ジョーが成形プラ スチック部品と機械的に連動するようになっている、請求項１９記載のロッキン グプライヤ。 ２１．プレートが貫通孔を有し、成形プラスチック部品とプラスチックとを機 械的に連動するよう、貫通孔内に成形プラスチック部品が延びている、請求項１ ２記載のロッキングプライヤ。