JPH10501446A - 改良されたバッグ用グリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 改良されたバッグ用グリップは、長手方向溝（３）を画定する２個の側壁（２）を有する細長い部分（１）を有し、前記溝（３）内、特に、側壁（２）の内面の端部に２対の互いに対向するラグ（１０）が設けられており、また、使用者の手と人間工学的に整合するように、側壁（２）の上縁が凹曲線状１１に湾曲している。

Description

【発明の詳細な説明】 改良されたバッグ用グリップ 本発明の背景 本発明は改良されたバッグ用グリップに関し、その目的は、品物をグリップに 取り付け、容易に快適に持ち運び出来るようにし、また、該グリップを用いて、 シャツやバッグを、または、使用者の手を直接傷つけ兼ねない物品を把持し、保 持することにより、有利な態様で手の損傷を防止することである。 同時に、本発明は、バッグの端部にコードを渡すことにより数個のバッグを持 ち運ぶことを可能にし、また、グリップ自身内の要素の作用により、バッグを何 処においた場合にも、グリップに結合された数個のバッグを、適当な態様で、そ のままの結合状態に保持することを可能にしている。 本発明の分野 本発明は、好ましくはプラスチック材料のグリップ等を製造する工業において 適用され、また、プラスチック材料の成形に関する工業において適用される。 関連技術 現在、使用者の手を傷つけることなく、快適にバッグを持ち運ぶ数種類のグリ ップまたは把持具が知られている。 これらグリップの中には、使用者がバッグを床面上等に置いたとき、グリップ をバッグハンドルの位置に保持しておく適切な手段が無いため、グリップがバッ グのハンドルから外れ、自身の重みにより支持面に向かって落下するため、不適 当なグリップもある。 特に、前記欠点を有するスペインの実用新案９４０３２６５のグリップの存在 が知られている。 他方、多くのグリップは、現在までの所、使用者の手に正しく整合し得ない外 部形状を有していることが知られている。 この問題に対する明白な解決は、持ち運ぶべき数個のバッグを一緒に、他の固 定用具を使用または使用することなく、グリップに結合させることが出来る保持 具、グリップ等に依存し、同時に、バッグを床面に置いたり、他の操作を行った りしたとき、グリップが常にバッグのハンドルに結合されて数個のバッグを互い に連結しており、グリップの形状が人間工学的に適切で使用性が向上された把持 具に依存している。 しかし、現在までのところ、本目的に適切に沿った本発明の特性は全く知られ ていない。 本発明の概要 本発明が提供する改良されたバッグ用グリップは、上述した特性を全て備えて いるから、適用分野における明らかな新規性を有している。 より明確には、本発明の改良されたバッグ用グリップは、長手方向に細長い部 材にして、凸曲面の底を有しバッグのハンドルを留置させる長手方向溝を画定す る２個の側壁を有する部材により構成されている。 側壁の端部は、バッグのハンドルが挿入される曲線状の凹所を有し、バッグ持 ち運びの間、バッグのハンドルが側壁の間の長手方向溝から脱落することを防止 している。 本発明の最も重要な新規性は、側壁内面の端部に互いに対向するラグの存在で あり、これらラグが、バッグのハンドルが長手方向溝内に挿入されることを可能 にし、同時に、バッグのハンドルが一旦溝内に挿入されると、使用者がグリップ に連結されたバッグを床面上等に置いて手放したとき、バッグのハンドルが抜け 出ることが防止され、グリップがバッグのハンドルから自発的に取り外されるま で、グリップが常にバッグのハンドルに連結されたままであることである。 前述したように、本発明は、側壁の上縁が僅かに凹曲線になつており、使用者 の手と実質的に人間工学的に整合させることを提示している。 本発明のグリップは、閉鎖コードを使用して、同様な態様で、数個のバッグを 持ち運ぶことを可能にしている。 図面の簡単な説明 本説明を補足し、本発明の特徴をより良く理解し得るため、本仕様書の一部で あり、単に例示するためだけの付図を参照して説明する。図において、 第１図は、本発明の改良されたバッグ用グリップの一部断面側面図、 第２図は、第１図のグリップの内部形状を示す正面図、 第３図は、第１、２図に示したグリップの長手方向一部断面側面図であり、主 にグリップの製造を容易にし安価にするためのオリフィスまたは穴を示している 、 第４図は、バッグを含んだ本発明のグリップの透視図、 第５図は、数個のバッグを吊り下げ、一群としての持ち運びを容易にする閉鎖 コード等を含んだ前記各図のグリップを示す図である。 本発明の好適実施例の詳細な説明 図面から、本発明の改良されたバッグ用グリップは、細長い部分１から成り、 該部分１は、長手方向溝３を画定する側壁または隔壁２を有し、バッグ６のハン ドル５を留置させる該溝の底が凸曲面形状４をなし、該ハンドル５がグリップの 側壁２の端部に形成された曲線状の凹所７内に挿入され、かくて、バッグ持ち運 びの間、バッグ６のハンドル５を確実に固定、締結している。 第１、２、３図は、数個のオリフィスまたは類似形９を形成された中実体８を もつグリップ内部の頑丈な構造を明らかに示しており、オリフィスの作用は、射 出工程におけるグリップ組立体の冷却を容易し、同時に、製造に使用される材料 を減少させることである。 他方、側壁２の内面端部に一体に形成された２対の互いに対向するラグ１０が 設けられ、該ラグ１０は、使用者がバッグ６を何処かへ置いたとき、バッグ６の ハンドル５が長手方向溝３から抜け出ることを防止する役目を有し、かくて、本 発明のグリップは、使用者がグリップをバッグから自発的に取り外すまで、常に バッグ６のハンドル５に連結されている。 側壁２の上縁は、中心部においてグリップ高さを減少させるように、全長にわ たって僅かに凹湾曲１１をなしており、それにより、使用者が本発明のグリップ を使用してバッグ６を持ち運ぶときの、使用者の手のひら内部との人間工学的整 合を相当改良している。 類似の態様で数個のバッグ６を持ち運ぶために、閉鎖コード１２が第５図に示 すように使用され、コード１２はバッグ６のハンドル５を通り挿入され、次に、 本発明のグリップ１の長手方向溝３内に連結されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．細長い部分（１）にして、該部分の下方部から立ち上がり、間に長手方向 溝（３）を画定する２個の側壁（２）を備えた細長い部分を有し、該溝の底がバ ッグ（６）のハンドル（５）が留置される凸曲面（４）をなし、側壁（２）の端 部に、バッグ（６）のハンドル（５）が挿入され固定されるべき曲線状の凹所（ ７）が形成されている改良されたバッグ用グリップにおいて、側壁（２）の内面 の端部と一体に、２対の互いに対向するラグ（１０）が設けられ、使用者がバッ グを何処に置こうと、グリップがバッグ（６）と一緒に結合されたままであり、 また、長手方向溝（３）の底（４）に、幾つかのオリフィスまたは類似の形（９ ）が形成されていることを特徴とするグリップ。 ２．請求の範囲第１項に記載の改良されたバッグ用グリップにおいて、側壁（ ２）の上縁が、使用者の手と人間工学的に整合するように、凹形に湾曲している ことを特徴とするグリップ。