JPH1047067A - 内燃機関の可変吸気制御装置 - Google Patents

内燃機関の可変吸気制御装置

Info

Publication number
JPH1047067A
JPH1047067A JP8200578A JP20057896A JPH1047067A JP H1047067 A JPH1047067 A JP H1047067A JP 8200578 A JP8200578 A JP 8200578A JP 20057896 A JP20057896 A JP 20057896A JP H1047067 A JPH1047067 A JP H1047067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control valve
intake
communication control
intake control
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8200578A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyoichi Umehana
豊一 梅花
Kazuhiro Iwahashi
和裕 岩橋
Takehito Ueda
建仁 上田
Hideo Einaga
秀男 永長
Shigeki Miyashita
茂樹 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8200578A priority Critical patent/JPH1047067A/ja
Publication of JPH1047067A publication Critical patent/JPH1047067A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気通路内の吸気制御弁の開閉により吸気管
長を変更可能な機関において、複数の吸気制御弁の開閉
をより少ない駆動源によって制御可能にする。 【解決手段】 スロットル弁4の下流側の吸気通路2と
吸気マニホルド5, 6との間に分岐通路21, 22を設け、分
岐通路21, 22の途中を連絡通路31, 32で連通し、連絡通
路31, 32内に連通制御弁V1, V2を設ける。連通制御弁V2
はアクチュエータA0の駆動力で開閉するようにし、連通
制御弁V1はクラッチ40を介してアクチュエータA0に接続
し、クラッチ40からの駆動力が作用しない状態では、ば
ね45によって開弁状態を保持させる。クラッチ40はアク
チュエータA0の特定の方向への駆動によってのみ駆動さ
れる。この結果、2つの吸気制御弁V1, V2の駆動を、1
つのアクチュエータA0によって行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の可変吸気
制御装置に関し、特に、吸気通路内に設けられた弁を開
閉することによって吸気管の実質的な長さを変更する内
燃機関の可変吸気制御装置の弁の駆動機構の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の出力を向上させるための1つ
の方法として、吸気通路内に設けられた弁を開閉するこ
とによって吸気管の実質的な長さを機関の運転状態に応
じて変化させる方法が知られている。V型多気筒内燃機
関において、このように吸気管の実質的な長さを変更す
るものとして、図16に示すような可変吸気制御装置が
ある。
【0003】図16に示す可変吸気制御装置では、V型
6気筒内燃機関80の各バンクに接続される各吸気通路
81,82が、スロットル弁83の位置から下流側に所
定距離離れた位置と、最も下流側の位置で、2つの連通
路84,85によってそれぞれ接続されている。また、
各連通路84,85にはここを流れる空気の流れを遮断
する吸気制御弁86,87がそれぞれ設けられている。
そして、吸気制御弁86,87はそれぞれ駆動源である
アクチュエータ(図示せず)によって個々に開閉制御さ
れ、実質的な吸気管長さが変更されることが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
刊行物に記載の多気筒内燃機関には、各吸気制御弁を開
閉駆動するための駆動源(アクチュエータ)がそれぞれ
設けられているにもかかわらず、実質的に有効な吸気制
御弁の開閉状態は、2つの独立に開閉可能な吸気制御弁
によって得られる可能な開閉状態(ここでは2×2=
4)よりも少なく、吸気制御弁と駆動源の配置に無駄が
あるという問題がある。
【0005】この理由を更に詳しく説明する。前述の刊
行物に記載の多気筒内燃機関では、V型6気筒内燃機関
80の各バンクに接続される各吸気通路81,82が、
スロットル弁83の位置から下流側に所定距離離れた位
置にある連通路84と、スロットル弁83の位置から最
も下流側の位置にある連通路85によってそれぞれ接続
されている。このために、一方の連通路84が開状態に
なって空気の流れが生じると、他方の連通路85の開閉
による実質的な吸気管長さの変更がなくなる。従って、
前述の刊行物に記載の多気筒内燃機関における吸気制御
弁の開閉状態は、一方の連通路84が閉じている時の他
方の連通路85の開状態と、閉状態、及び一方の連通路
84が開いている状態の3つの開閉状態しかなく、この
ために駆動源を各吸気制御弁に設けることには無駄があ
る。
【0006】そこで、本発明は、吸気通路内に配置され
る複数の吸気制御弁を開閉制御することにより、吸気管
の実質的な長さを変更可能な内燃機関において、複数の
吸気制御弁の開閉をより少ない駆動源により制御するこ
とができる可変吸気制御装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1に記載の第1の発明の内燃機関の可変吸気制御装置
は、吸気通路内に配置される複数の吸気制御弁を開閉制
御することにより、吸気管の実質的な長さを変更可能な
内燃機関の可変吸気制御装置において、弾性部材によっ
て付勢され、この弾性部材以外の外力の作用しない状態
では、開弁状態と閉弁状態の何れか一方の状態に保持さ
れる第1の吸気制御弁と、外部から与えられる駆動力に
よって開閉駆動される第2の吸気制御弁と、この第2の
吸気制御弁を開閉駆動する駆動手段と、この駆動手段に
よる第2の吸気制御弁の開閉駆動動作の一部において、
第1の吸気制御弁の開閉動作をこの第2の吸気制御弁の
開閉動作に連動させる連動手段とを設けたことを特徴と
している。
【0008】また、目的を達成する請求項2に記載の第
2の発明の内燃機関の可変吸気制御装置は、吸気通路内
に配置される複数の吸気制御弁を開閉制御することによ
り、吸気管の実質的な長さを変更可能な内燃機関の可変
吸気制御装置において、外部から与えられる駆動力によ
って開閉駆動される第1の吸気制御弁と、第1の吸気制
御弁を開閉駆動する第1の駆動手段と、弾性部材によっ
て付勢され、この弾性部材以外の外力の作用しない状態
では、開弁状態と閉弁状態の何れか一方の状態に保持さ
れる第2の吸気制御弁と、外部から与えられる駆動力に
よって開閉駆動される第3の吸気制御弁と、この第3の
吸気制御弁を開閉駆動する第2の駆動手段と、第1の吸
気制御弁と第2の吸気制御弁、及び第2の吸気制御弁と
第3の吸気制御弁とを第2の吸気制御弁の付勢力とは反
対方向のみに連動する連動手段とを設けたことを特徴と
している。
【0009】第1の発明の内燃機関の可変吸気制御装置
によれば、弾性部材に付勢されて開弁状態又は閉弁状態
を保持する第1の吸気制御弁が、外部駆動源によって開
閉駆動される第2の吸気制御弁によって、その動作の一
部の範囲で連動手段によって保持状態とは異なる状態に
駆動されるので、2つの吸気制御弁の駆動を1つの駆動
源によって行うことができる。
【0010】また、第2の発明の内燃機関の可変吸気制
御装置によれば、弾性部材に付勢されて開弁状態又は閉
弁状態を保持する第2の吸気制御弁が、第1の駆動手段
によって開閉駆動される第1の吸気制御弁の動作の一部
の範囲、或いは、第2の駆動手段によって開閉駆動され
る第3の吸気制御弁の動作の一部の範囲において、連動
手段によって保持状態とは異なる状態に駆動されるの
で、3つの吸気制御弁の駆動を2つの駆動源によって行
うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施の形態を、具体的な実施例により詳細に説明する。図
1は本発明の第1の発明における内燃機関の可変吸気制
御装置の一実施例の全体構成を示すものである。
【0012】図1に示される内燃機関1は6つの気筒♯
1〜♯6を備えた直列6気筒であり、このうちの3気筒
♯1〜♯3の部分気筒運転が可能となっている。内燃機
関1の吸気通路2にはエアクリーナ3があり、エアクリ
ーナ3の下流側にはスロットル弁4が設けられている。
吸気通路2のスロットル弁4の下流側は、第1、第2の
分配通路21,22によって2つに分岐されており、第
1の分配通路21は第1気筒♯1から第3気筒♯3に接
続する第1の吸気マニホルド5に接続され、第2の分配
通路22は第4気筒♯4から第6気筒♯6に接続する第
2の吸気マニホルド6に接続されている。
【0013】第1、第2の分配通路21,22の分岐部
Dからの長さは同じであり、かつ、この分岐部Dから等
距離にある2つの位置A,Bで第1の連通通路31と、
第2の連通通路32によって互いに連通されている。ま
た、第1の連通通路31内には、この通路31を開閉す
る第1の連通制御弁V1が設けられており、第2の連通
通路32内には、この通路32を開閉する第2の連通制
御弁V2が設けられている。更に、この実施例では、第
2の連通通路32の第1の分配通路21への接続位置B
と第1の吸気マニホルド5との間の第1の分配通路21
に、第1の吸気マニホルド5への吸気の供給を遮断する
遮断弁V3が設けられている。
【0014】第2の連通制御弁V2はアクチュエータA
0によって開閉制御され、遮断弁V3はアクチュエータ
A3によって開閉制御される。また、第1の連通制御弁
V1はクラッチ40を介してアクチュエータA0によっ
て開閉制御され、スロットル弁4の開度はアクチュエー
タA4によって制御される。そして、アクチュエータA
0,A3,A4の駆動は、ECU(エンジン・コントロ
ール・ユニット)10によって制御される。このECU
には図示しない回転数センサからの機関回転数Neを表
す信号や、第1,第2の吸気マニホルド5,6に取付け
られた圧力センサP1,P2からの吸入空気量Qを表す
圧力信号等が入力される。また、内燃機関1から排出さ
れた排気ガスは排気マニホルド7を経て排気通路8か
ら、図示しない触媒コンバータで浄化された後に大気中
に放出される。
【0015】図2は本発明の内燃機関の可変吸気制御装
置の具体的な実施例の構成を示すものであり、図1と同
じ構成部材には同じ符号を付してある。吸気通路2のス
ロットル弁4の下流側は、第1、第2の分配通路21,
22によって2つに分岐されており、この実施例では第
1、第2の分配通路21,22の下流側にサージタンク
9が設けられている。サージタンク9の内部は隔壁90
によって、第1のサージタンク91と第2のサージタン
ク92に仕切られており、第1のサージタンク91に第
1気筒♯1から第3気筒♯3に接続する第1の吸気マニ
ホルド5が接続され、第2のサージタンク92に第4気
筒♯4から第6気筒♯6に接続する第2の吸気マニホル
ド6が接続されている。
【0016】第1の連通制御弁V1は、第1、第2の分
配通路21,22を連通する第1の連通通路31内に設
けられている。一方、第2の連通通路32は、サージタ
ンク9を第1と第2のサージタンク91,92に仕切る
隔壁90に設けられており、第2の連通制御弁V2はこ
のサージタンク9内に設けられた第2の連通通路32内
に設けられている。また、遮断弁V3も第1のサージタ
ンク91に設けられており、圧力センサP1,P2もそ
れぞれ第1、第2のサージタンク91,92内に設けら
れている。
【0017】一方、第1の連通制御弁V1と第2の連通
制御弁V2は共に1つのアクチュエータA0によって駆
動される。このアクチュエータA0は、第1、第2の分
配通路21,22の間にあるスペース内に設けられてい
る。この実施例では、第2の連通制御弁V2はその回転
軸S2が直接アクチュエータA0に接続されているが、
第1の連通制御弁V1の回転軸S1はクラッチ40を開
始してアクチュエータA0の回転軸S0に接続されてい
る。また、第1の連通制御弁V1の回転軸S1には、ア
クチュエータA0に通電が行われていない状態で、第1
の連通制御弁V1を開弁状態に保持するためのばね45
が設けられている。そして、遮断弁V3を開閉制御する
アクチュエータA3は、サージタンク9の外壁に取付け
られている。
【0018】図3(a) は図2の吸気通路2、第1の分配
通路21、及びサージタンク9の要部の垂直方向の断面
図である。図3(a) では、第1の連通制御弁V1は閉弁
して第1の連通通路31は閉じられており、第2の連通
制御弁V2も閉弁して第2の連通通路32は閉じられて
おり、更に、サージタンク9内の遮断弁V3も閉弁して
いて、部分気筒運転の状態を示している。
【0019】図3(b) は図2,図3(a) のクラッチ40
の構成を説明する組立斜視図であり、アクチュエータA
0に通電が行われていない状態で、ばね45が第1の連
通制御弁V1を開弁状態に保持している時のクラッチ4
0の状態を示している。クラッチ40は、第1の連通制
御弁V1の回転軸S1の端部に取付けられたクラッチ板
41、アクチュエータA0の第1の連通制御弁V1側の
回転軸S0の端部に取付けられたクラッチ板42、クラ
ッチ板41のクラッチ板42の対向面に突設された爪4
3、及び、クラッチ板42のクラッチ板41の対向面に
突設された爪44とから構成されている。
【0020】爪43,44は、クラッチ板41,42の
半径方向に沿って突設された壁状のものであり、アクチ
ュエータA0に通電が行われていない状態で、ばね45
が第1の連通制御弁V1を開弁状態に保持している時に
は、クラッチ板41に突設された爪43は水平方向にな
っている。クラッチ板42に突設された爪44はこの爪
43の下面に、爪43に隣接した状態で位置している。
また、アクチュエータA0に通電が行われていない状態
では、アクチュエータA0に直接接続された第2の連通
制御弁V2も開弁状態になっている。
【0021】従って、図3(b) に示す状態で、アクチュ
エータA0が通電されてアクチュエータA0の回転軸S
0が図3(b) に矢印Xで示す方向に90°回転すると、
爪44が爪43を押すので、第1の連通制御弁V1の回
転軸S1が回転し、第1の連通制御弁V1が閉弁する。
このとき、第2の連通制御弁V2も閉弁する。一方、ア
クチュエータA0が通電されてアクチュエータA0の回
転軸S0が矢印Yで示す方向に90度回転した場合は、
爪44は爪43から離れる方向に回転するので、第1の
連通制御弁V1の回転軸S1は回転せず、第1の連通制
御弁V1は開弁状態を保持したままである。このとき、
第2の連通制御弁V2は閉弁する。
【0022】このように、図2,図3(a) ,(b) に示し
たアクチュエータA0とクラッチ40との組み合わせに
より、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2の
2つの制御弁は1つのアクチュエータA0で駆動するこ
とができ、以下の3つの状態をとることができる。 (1) 第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2が共
に開弁 (2) 第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2が共
に閉弁 (3) 第1の連通制御弁V1は開弁、第2の連通制御弁V
2は閉弁 図4(a) 〜図4(h) は図2,図3(a) ,(b) に示したア
クチュエータA0とクラッチ40との組み合わせによ
り、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2を、
機関の運転状態に応じて開閉制御した時の状態を示すも
のであり、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V
2はその開閉状態を図2と同じ方向から見たものであ
る。
【0023】即ち、図4(a) は図2の連通制御弁V1,
V2の機関停止時の開閉状態を示す図であり、図4(b)
は図4(a) のクラッチ40の爪43,44の係合状態を
水平方向から見た図である。この状態ではハッチングを
付して示す駆動側の爪44は従動側の爪43を付勢して
おらず、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2
は共に開弁している。
【0024】図4(c) は図2の連通制御弁V1,V2の
機関低速時の開閉状態を示す図であり、図4(d) は図4
(c) のクラッチ40の爪43,44の係合状態を水平方
向から見た図である。この状態ではハッチングを付して
示す駆動側の爪44は従動側の爪43を押して90°回
転しており、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁
V2は共に閉弁している。
【0025】図4(e) は図2の連通制御弁V1,V2の
機関中速時の開閉状態を示す図であり、図4(f) は図4
(e) のクラッチ40の爪43,44の係合状態を水平方
向から見た図である。この状態ではハッチングを付して
示す駆動側の爪44は従動側の爪43から離れる方向に
90°回転しており、第1の連通制御弁V1は前述のば
ね45によって開弁状態を保持しており、第2の連通制
御弁V2は閉弁している。
【0026】図4(g) は図2の連通制御弁V1,V2の
機関高速時の開閉状態を示す図であり、図4(h) は図4
(g) のクラッチ40の爪43,44の係合状態を水平方
向から見た図である。この状態ではハッチングを付して
示す駆動側の爪44は従動側の爪43を付勢しておら
ず、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2は共
に開弁している。
【0027】ここで、図4(a) ,(c) ,(e) ,(g) に示
したように第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V
2とを制御する理由を説明する。まず、6気筒内燃機関
において、機関の全気筒運転時に吸気通路長を変えなが
ら機関回転数Neに対するトルクを測定すると、吸気通
路長が長い時はトルクのピークが機関の低速域に現れ、
吸気通路長が中程度の時はトルクのピークが機関の中速
域に現れ、吸気通路長が短い時はトルクのピークが機関
の高速域に現れることが分かった。そこで、長い等価吸
気通路長L1、中程度の等価吸気通路長L2、及び短い
等価吸気通路長L3を設定(L1>L2>L3)し、各
等価吸気通路長において機関回転数に応じたトルクを測
定し、最大トルクが切り換わるクロスオーバ点の機関回
転数、及び最大トルクを測定して記録すると、図5(a)
に実線で示すような特性が得られた。即ち、長い等価吸
気通路長L1では機関回転数N1まで最大トルクが得ら
れ、中程度の等価吸気通路長L2では機関回転数N1か
らN2の範囲で最大トルクが得られ、短い等価吸気通路
長L3では機関回転数N2以上で最大トルクが得られる
ことが分かった。
【0028】また、この6気筒内燃機関が3気筒の稼働
を停止した部分気筒運転で運転している時に、等価吸気
通路長を同様にL1,L2,L3と変えながら機関回転
数Neに対するトルクを測定した。部分気筒運転の場合
も、長い吸気通路長L1の時にトルクのピークが機関の
低速域に現れ、中程度の吸気通路長L2の時にトルクの
ピークが機関の中速域に現れ、短い吸気通路長L3の時
にトルクのピークが機関の高速域に現れるという傾向は
全気筒運転時と同じであった。しかしながら、最大トル
クが切り換わるクロスオーバ点の機関回転数及び最大ト
ルクを測定して記録すると、図5(b) に実線で示すよう
な特性が得られ、クロスオーバ点の機関回転数は全気筒
運転時と異なった。即ち、長い等価吸気通路長L1では
機関回転数N1′(≠N1)まで最大トルクが得られ、
中程度の等価吸気通路長L2では機関回転数N1′から
N2′(≠N2)の範囲で最大トルクが得られ、短い等
価吸気通路長L3では機関回転数N2′以上で最大トル
クが得られることが分かった。
【0029】そこで、本実施例では、第1の連通通路3
1を第1の連通制御弁V1を閉弁して閉じると共に、第
2の連通通路32を第2の連通制御弁V2を閉弁して閉
じた時の等価吸気通路長がL1、第1の連通通路31を
第1の連通制御弁V1を開弁して開くと共に、第2の連
通通路32を第2の連通制御弁V2を閉弁して閉じた時
の等価吸気通路長がL2、第1の連通通路31を第1の
連通制御弁V1を開弁して開くと共に、第2の連通通路
32も第2の連通制御弁V2を開弁して開いた時の等価
吸気通路長がL3、となるように第1、第2の連通通路
31,32の分配通路21,22における設置位置を決
め、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2の開
閉制御を、機関の全気筒運転時には図5(a) の特性に基
づいて制御し、機関の部分気筒運転時には図5(b) の特
性に基づいて制御するようにしている。
【0030】ここで、図1,図2のように構成された第
1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2の開閉制御
の一例を、図6のフローチャート、及び、図7(a) に示
す機関の全気筒運転時の回転数−負荷特性と、図7(b)
に示す機関の部分気筒運転時の回転数−負荷特性を用い
て説明する。図6のフローチャートに示される制御は所
定時間毎に実行される。
【0031】図6のフローチャートに示されるように、
第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2の開閉制
御を行う場合は、まず、ステップ601において機関の
回転数Neと吸入空気量Qが読み込まれる。この実施例
では吸入空気量Qは圧力センサP1,P2による吸気圧
力の検出値から演算して求めることができる。続くステ
ップ602では、機関負荷が機関1回転当たりの吸入空
気量Q/Nとして演算される。そして、ステップ603
では負荷Q/Nが最低基準値 (Q/N)minより大きく、
かつ、機関回転数Neが最低基準値Nmin より大きいか
否かが判定される。
【0032】Q/N≦ (Q/N)minかつNe≦Nmin の
場合は機関始動時等の場合であり、全気筒運転する必要
があるのでステップ604に進んで遮断弁V3が開弁さ
れ、続くステップ605では全気筒に点火、燃料噴射処
理が行われる。そして、ステップ606において第1の
連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2が共に閉弁さ
れ、等価吸気通路長が最も長いL1に制御される。
【0033】一方、ステップ603でQ/N> (Q/
N)minかつNe>Nmin の場合はステップ607に進
み、負荷Q/Nが所定値cより大きいか否かが判定され
る。この判定は機関を全気筒で運転するか、或いは部分
気筒で運転するかを判定するものであり、所定値cは、
図6(b) に示される部分気筒運転時の最大負荷である。
よって、Q/N>cの場合は、全気筒運転が必要である
のでステップ608に進み、遮断弁V3が開弁される。
そして、ステップ609において、全気筒に点火、燃料
噴射処理が行われる。続くステップ610では負荷Q/
Nが基準値bよりも大きいか否かが判定される。この基
準値bは図7(a) に示されるように、第1の連通制御弁
V1と第2の連通制御弁V2の開閉を定める基準値であ
る。
【0034】ステップ610でQ/N>bと判定された
時はステップ611に進み、機関回転数Neが回転数N
1より小さいか否かが判定される。この機関回転数N1
は、前述のように、長い等価吸気通路長L1と中程度の
等価吸気通路長L2における最大トルクが切り換わるク
ロスオーバ点の機関回転数である。そして、ステップ6
11でNe<N1の場合はステップ606に進み、第1
の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2が共に閉弁さ
れ、等価吸気通路長がL1にされる。このような制御が
行われる機関の運転領域は図7(a) に領域M1で示され
る。
【0035】一方、ステップ611でNe≧N1の場合
はステップ612に進み、機関回転数Neが回転数N2
より小さいか否かが判定される。この機関回転数N2
は、前述のように、中程度の等価吸気通路長L2と短い
等価吸気通路長L3における最大トルクが切り換わるク
ロスオーバ点の機関回転数である。ステップ612でN
e<N2の場合はステップ613に進み、第2の連通制
御弁V2は閉弁されたまま第1の連通制御弁V1が開弁
され、等価吸気通路長がL2にされる。このような制御
が行われる機関の運転領域は図7(a) に領域M2で示さ
れる。
【0036】また、ステップ610で負荷Q/N≦bと
判定された場合、又は、ステップ612でNe≧N2と
判定された場合はステップ614に進み、第1の連通制
御弁V1と第2の連通制御弁V2が共に開弁され、等価
吸気通路長がL3にされる。このような制御が行われる
機関の運転領域は図7(a) に領域M3で示される。次
に、ステップ607でQ/N≦cとなり、機関の部分気
筒(減気筒)運転が行われる場合について説明する。こ
の場合はステップ615に進み遮断弁V3が閉弁され
る。そして、ステップ616において、休止気筒の点
火、燃料噴射処理が停止される。続くステップ617で
は負荷Q/Nが基準値aよりも大きいか否かが判定され
る。この基準値aは図7(b) に示されるように、部分気
筒運転時の第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V
2の開閉を定める基準値である。
【0037】ステップ617でQ/N>aと判定された
時はステップ618に進み、機関回転数Neが回転数N
1′より小さいか否かが判定される。この機関回転数N
1′は、前述のように、部分気筒運転状態において、長
い等価吸気通路長L1と中程度の等価吸気通路長L2に
おける最大トルクが切り換わるクロスオーバ点の機関回
転数である。そして、ステップ618でNe<N1′の
場合はステップ619に進み、第1の連通制御弁V1と
第2の連通制御弁V2が共に閉弁され、等価吸気通路長
がL1にされる。このような制御が行われる機関の運転
領域は図7(b)に領域M1′で示される。
【0038】一方、ステップ618でNe≧N1′の場
合はステップ620に進み、機関回転数Neが回転数N
2′より小さいか否かが判定される。この機関回転数N
2′は、前述のように、部分気筒運転状態において、中
程度の等価吸気通路長L2と短い等価吸気通路長L3に
おける最大トルクが切り換わるクロスオーバ点の機関回
転数である。ステップ620でNe<N2′の場合はス
テップ621に進み、第2の連通制御弁V2は閉弁され
たまま第1の連通制御弁V1が開弁され、等価吸気通路
長がL2にされる。このような制御が行われる機関の運
転領域は図7(b) に領域M2′で示される。
【0039】また、ステップ617で負荷Q/N≦aと
判定された場合、或いは、ステップ620でNe≧N
2′と判定された場合はステップ622に進み、第1の
連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2が共に開弁さ
れ、等価吸気通路長がL3にされる。このような制御が
行われる機関の運転領域は図7(b) に領域M3′で示さ
れる。
【0040】以上のように、この実施例では、吸気通路
長を変更する連通制御弁V1,V2の開閉時期は、図7
(a) ,(b) に示すように、機関の全気筒運転時と部分気
筒運転時とでは、負荷、機関回転数で異なるので、それ
ぞれの運転状態で最良の出力を得ることができる。即
ち、図8に示すように、全気筒運転時には機関の出力性
能が破線の特性から実線で示す特性に向上し、部分気筒
運転時でも機関の出力性能を破線の特性から実線で示す
特性に向上させることができる。そして、部分気筒運転
時の機関の出力性能の向上は、部分気筒運転できる領域
を拡大することになり、部分気筒運転時の燃費低減運転
域を拡大できる。
【0041】なお、前述の実施例では、吸気分配通路間
に連通通路が2本あり、それぞれの連通通路内に設けら
れている連通制御弁の開閉を1つの駆動源で制御する例
について説明したが、吸気分配通路間に設ける連通通路
の数が増えても、前述の実施例の機構を適用すれば、制
御弁の数に対して駆動源の数を減らすことが可能にな
る。
【0042】また、前述の実施例では、第1の連通制御
弁V1はクラッチ40からの駆動力が及ばない時には、
ばね45に付勢されて開弁状態を保持するように構成さ
れているが、クラッチ40の機構を変更することによ
り、ばね45のみに付勢されている時に閉弁状態を保持
するように構成することもできる。図9(a) は本発明の
可変吸気制御装置の第1の発明における他の実施例の具
体的な構成の一例を示す吸気通路部分の一部切欠断面図
である。図9(a) に示す実施例が図2に示した実施例と
異なるのは、アクチュエータA0、クラッチ40、およ
びばね45の配置のみであり、その他の構成は図2と全
く同じである。従って、同じ構成部材については、図2
と同じ符号を付してその説明を省略する。
【0043】図2及び図3(a) に示した実施例では、第
2の連通制御弁V2がアクチュエータA0によって開閉
制御されており、第1の連通制御弁V1はばね45によ
って通常は開弁状態に保持され、クラッチ40を介して
アクチュエータ40の駆動力が伝達されると閉弁される
ようになっていた。一方、図9(a) に示す実施例では、
アクチュエータA0とばね45の配置が逆になってい
る。即ち、図9(a) に示す実施例では、第1の連通制御
弁V1がアクチュエータA0によって開閉制御されるよ
うになっており、第2の連通制御弁V2はばね45によ
って通常は閉弁状態に保持され、クラッチ40を介して
アクチュエータA0の駆動力が伝達されると開弁される
ようになっている。図9(b) は図9(a) において第2の
連通制御弁V2の回転軸S2にアクチュエータA0の回
転軸S0から駆動力が伝わらない時の状態を示してい
る。この状態はアクチュエータA0に通電が行われてい
ない状態であり、第2の連通制御弁V2はばね45によ
り閉弁状態に保持されている。クラッチ40は、アクチ
ュエータA0の第2の連通制御弁V2側の回転軸S0の
端部に取付けられたクラッチ板42、第2の連通制御弁
V2の回転軸S2の端部に取付けられたクラッチ板4
6、クラッチ板42のクラッチ板46の対向面に突設さ
れた爪44、及び、クラッチ板46のクラッチ板42の
対向面に突設された爪47とから構成されている。
【0044】爪44,47は、クラッチ板42,46の
半径方向に沿って突設された壁状のものであり、アクチ
ュエータA0に通電が行われていない状態で、ばね45
が第2の連通制御弁V2を閉弁状態に保持している時に
は、クラッチ板46に突設された爪47は水平方向にな
っている。クラッチ板42に突設された爪44はこの爪
47の上面に、爪47に隣接した状態で位置している。
また、アクチュエータA0に通電が行われていない状態
では、アクチュエータA0に直接接続された第1の連通
制御弁V1も閉弁状態になっている。この実施例におい
ても、アクチュエータA0とクラッチ40との組み合わ
せにより、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V
2は、前述の(1) から(3) の3つの状態をとることがで
きる。
【0045】図10(a) 〜図10(h) は図9(a) に示し
たアクチュエータA0とクラッチ40との組み合わせに
より、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2
を、機関の運転状態に応じて開閉制御した時の状態を示
すものであり、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御
弁V2はその開閉状態を図9(a) と同じ方向から見たも
のである。
【0046】図10(a) は図9の連通制御弁V1,V2
の機関停止時の開閉状態を示す図であり、図10(b) は
図10(a) のクラッチ40の爪44,47の係合状態を
水平方向から見た図である。この状態ではハッチングを
付して示す駆動側の爪44は従動側の爪47を押して9
0°回転しており、第1の連通制御弁V1と第2の連通
制御弁V2は共に開弁している。
【0047】図10(c) は図9の連通制御弁V1,V2
の機関低速時の開閉状態を示す図であり、図10(d) は
図10(c) のクラッチ40の爪44,47の係合状態を
水平方向から見た図である。この状態ではハッチングを
付して示す駆動側の爪44は従動側の爪47を付勢して
おらず、第1の連通制御弁V1と第2の連通制御弁V2
は共に閉弁している。
【0048】図10(e) は図9の連通制御弁V1,V2
の機関中速時の開閉状態を示す図であり、図10(f) は
図10(e) のクラッチ40の爪44,47の係合状態を
水平方向から見た図である。この状態ではハッチングを
付して示す駆動側の爪44は従動側の爪47から離れる
方向に90°回転しており、第2の連通制御弁V2は前
述のばね45によって閉弁状態を保持しており、第1の
連通制御弁V1は開弁している。
【0049】図10(g) は図9の連通制御弁V1,V2
の機関高速時の開閉状態を示す図であり、図10(h) は
図10(g) のクラッチ40の爪44,47の係合状態を
水平方向から見た図である。この状態ではハッチングを
付して示す駆動側の爪44は従動側の爪47を押して9
0°回転しており、第1の連通制御弁V1と第2の連通
制御弁V2は共に開弁している。
【0050】このように、アクチュエータA0とクラッ
チ40の位置を逆にしても、同様の動作を行わせること
ができる。従って、図9のように構成された第1の連通
制御弁V1と第2の連通制御弁V2の開閉制御は、図6
のフローチャートによって、図7(a) に示す機関の全気
筒運転時の回転数−負荷特性と、図7(b) に示す機関の
部分気筒運転時の回転数−負荷特性に応じて制御するこ
とができる。
【0051】図11は本発明の第2の発明における内燃
機関11の可変吸気制御装置の一実施例の全体構成を示
すものである。図11に示される内燃機関1は6つの気
筒♯1〜♯6を備えたV型6気筒である。内燃機関11
の吸気通路12にはエアクリーナ13があり、エアクリ
ーナ13の下流側にはスロットル弁14が設けられてい
る。吸気通路12のスロットル弁14の下流側は、第
1、第2の分配通路51,52によって2つに分岐され
ており、第1の分配通路51は第1のサージタンク61
に接続され、第2の分配通路52は第2のサージタンク
62に接続されている。そして、第1のサージタンク6
1は第1の吸気マニホルド15を介して第1気筒♯1,
第3気筒♯3,第5気筒♯5を備えた右バンク55に接
続され、第2のサージタンク62は第2の吸気マニホル
ド16を介して第2気筒♯2,第4気筒♯4,第6気筒
♯6を備えた左バンク56に接続されている。
【0052】第1、第2の分配通路51,52の分岐部
Eから第1、第2のサージタンク61,62までの長さ
は同じであり、かつ、この分岐部Eから等距離にある2
つの位置F,Gで、第1、第2の分配通路51,52は
第1の連通通路71によって連通され、第1、第2のサ
ージタンク61,62は第2の連通通路72によって連
通されている。また、第1の連通通路71内には、この
通路71を開閉する第1の連通制御弁VBが設けられて
おり、第2の連通通路72内には、この通路72を開閉
する第2の連通制御弁VCが設けられている。
【0053】更に、この実施例では、第1、第2のサー
ジタンク61,62の吸気入口部には回転軸が共通で開
閉動作が連動する第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA
2が設けられていると共に、この第1、第2の吸気遮断
弁VA1,VA2の上流側の第1、第2の分配通路5
1,52との接続部と、第1、第2のサージタンク6
1,62の最下流部との間に、それぞれ第1、第2のブ
ランチ通路63,64が設けられている。
【0054】吸気通路12内のスロットル弁4の開度は
アクチュエータA4によって制御され、第1、第2の吸
気遮断弁VA1,VA2はアクチュエータA5によって
開閉制御される。また、第1の連通制御弁VBはアクチ
ュエータA6によって直接開閉制御され、第2の連通制
御弁VCは、クラッチ40を介してアクチュエータA6
に開閉制御されるか、或いは、レバー機構100を介し
てアクチュエータA5に開閉制御される。そして、アク
チュエータA4,A5,A6の駆動は、ECU(エンジ
ン・コントロール・ユニット)20によって制御され
る。このECUには図示しない回転数センサからの機関
回転数Neを表す信号や、第1,第2のサージタンク6
1,62に取付けられた圧力センサP3,P4からの吸
入空気量Qを表す圧力信号等が入力される。また、内燃
機関11から排出された排気ガスは排気マニホルド17
を経て排気通路18から、図示しない触媒コンバータで
浄化された後に大気中に放出される。
【0055】図11に示される内燃機関11では、第
1、第2の吸気遮断弁VA1,VA2の開閉により、吸
気系通路長さを長い経路と短い経路の2段階に切り換え
ることができ、機関高負荷運転時における吸気の充填効
率特性を機関回転数に応じて2通り作ることができる。
即ち、長い経路のときは低速、短い経路の時は高速にお
いて充填効率(トルク)のピークを形成することができ
る。
【0056】また、第1の連絡通路71は吸気系の共鳴
用圧力を反転させる通路であり、圧力反転位置が2通り
になるようにするものである。即ち、機関の高負荷運転
時に、第1の連絡通路71を閉じると共鳴用圧力の反転
位置が分岐部Eにすることができ、開くと反転位置が第
1の連絡通路71のところにすることができる。この第
1の連絡通路71の開閉により、吸気系の充填効率特性
(トルク特性)を2通りにすることができる。
【0057】一方、第1の連絡通路71の効果を発揮さ
せるためには、大きめの開口面積が必要であり、これは
機関が高回転になるほど顕著であるが、スペース上、も
しくは吸気系のデッドボリューム削減のためにその開口
面積の大きさには設計的な限界がある。そこで、第2の
連絡通路72を設けて圧力反転を確実に行うようにして
いる。
【0058】図11の構成によれば、第1、第2の吸気
遮断弁VA1,VA2の開閉による長短の吸気経路の切
り換えで2通り、第1、第2の連絡通路71,72の開
閉による2通りの吸気経路長の可変によるトルクモード
が形成できる。よって、この両者を組み合わせることに
よって、4通りの充填効率特性で4段階可変の吸気系と
することができ、機関の低速から高速運転に至るまでの
全域で谷間のないトルク特性を実現することができる。
【0059】そして、吸気系に設けられた4つの制御弁
を2つの駆動源によって駆動することにより、機構の無
駄を無くすことができる。図12は図11に示した内燃
機関の可変吸気制御装置の具体的な実施例の構成を示す
ものであり、図11と同じ構成部材には同じ符号を付し
てある。また、図13は図12に示すサージタンク部分
の具体的な構成の一例の概略構成を示す斜視図である。
【0060】吸気通路12のスロットル弁14の下流側
は、第1、第2の分配通路51,52によって2つに分
岐されており、この実施例では第1、第2の分配通路5
1,52は、図13に示すように、吸気通路2を隔壁5
3で上下に仕切った形で設けられている。そして、第
1、第2の分配通路51,52の下流側に設けられる第
1、第2のサージタンク61,62も同じ隔壁53の延
長部によって1つのサージタンク60が上下に仕切られ
た形で存在する。同様に、第1、第2のブランチ通路6
3,64もこのサージタンク60に一体的に設けられて
おり、同じく隔壁53によって上下に仕切られた形で存
在する。図12にはこの隔壁53の部分がハッチングに
よって示されており、図13には、サージタンク60内
におけるこの隔壁53の部分が破線を用いて示されてい
る。
【0061】また、図12に示されるように、サージタ
ンク60の上側にある第1のサージタンク61は第1の
吸気マニホルド15を介して第1気筒♯1,第3気筒♯
3,第5気筒♯5を備えた右バンク55に接続され、下
側にある第2のサージタンク62は第2の吸気マニホル
ド16を介して第2気筒♯2,第4気筒♯4,第6気筒
♯6を備えた左バンクに接続されている。
【0062】第1、第2の分配通路51,52を連通す
る第1の連通通路71と、第1、第2のサージタンク6
1,62を連通する第2の連通通路72は、共にサージ
タンク60を第1と第2のサージタンク61,62に仕
切る隔壁53に設けられており、第1の連通制御弁VB
と第2の連通制御弁VCは閉弁時にこの隔壁53に略面
一になるように取り付けられている。第1の連通制御弁
VBの回転軸SBは第1、第2の連通通路71,72の
外部に引き出されてアクチュエータA6に直接接続され
ている。また、第2の連通制御弁VCの回転軸SCは、
一端がクラッチ40を介して第1の連通制御弁VBの回
転軸SBに接続されていると共に、他端がばね45によ
って付勢されている。このばね45は、クラッチ40を
介して第2の連通制御弁VCの回転軸SCに駆動力が加
わらない状態で、第2の連通制御弁VCを開弁状態に保
持するためのものである。
【0063】一方、第1、第2の吸気遮断弁VA1,V
A2は第1、第2のサージタンク61,62の吸気入口
部の上下方向に同じ回転軸SAに取付けられて設けられ
ており、この回転軸SAは第2のサージタンク62の外
側に引き出されてアクチュエータA5に直接接続されて
いる。この回転軸SAは、第2の連通制御弁VCの回転
軸SCに直交するように設けられているために、回転軸
SAの回転軸SCに交わる部分には、回転軸SCとの接
触を避けるためにクランク部54が設けられている。更
に、第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA2の回転軸S
Aには、詳細は後述されるが、回転軸SAが所定方向に
回転した時に、第2の連通制御弁VCの回転軸SCを9
0°回転させて第2の連通制御弁VCを閉弁させるリン
ク機構100が設けられている。
【0064】図14(a) は図13の第1、第2の吸気遮
断弁VA1,VA2、第1の連通制御弁VB、及び第2
の連通制御弁VCの部分のみを取り出してその機構を説
明するものである。図14(a) から分かるように、第1
の連通制御弁VBの回転軸SBはアクチュエータA6に
直接接続されており、このアクチュエータA6によって
第1の連絡通路71を開閉することができる。第2の連
通制御弁VCの回転軸SCは第1の連通制御弁VBの回
転軸SBと同軸上にあり、一端がクラッチ40を介して
第1の連通制御弁VBの回転軸SBに接続されており、
他端がばね45によって第2の連絡通路72を開弁する
方向に付勢されている。即ち、クラッチ40を介して第
2の連通制御弁VCの回転軸SCに駆動力が加わらない
状態では、このばね45により第2の連通制御弁VCは
開弁状態に保持される。
【0065】クラッチ40は、図14(b) に示すよう
に、回転軸SBの端部に設けられたクラッチ板4Bに設
けられた突起48と、回転軸SCの端部に設けられたク
ラッチ板4Cに設けられた突起49とが、アクチュエー
タA6に通電が行われない状態で隣接するようになって
いる。そして、図14(a) に示すように、第1の連通制
御弁VBが矢印TB方向(閉弁方向)に回転すると、突
起48が突起49を押し、回転軸SCが回転して第2の
連通制御弁VCが矢印TC方向に回転して閉弁するよう
になっている。即ち、第1の連通制御弁VBが矢印TB
−HBに示す範囲で回動すると、第2の連通制御弁VC
が矢印TC−HCに示す範囲で回動する。逆に、第1の
連通制御弁VBが矢印UB方向(閉弁方向)に回転する
と、突起48が突起49から離れる方向になるので、回
転軸SCは動かず、第2の連通制御弁VCの開弁状態は
保持される。従って、第1の連通制御弁VBが矢印UB
−WBに示す範囲で回動しても、第2の連通制御弁VC
は動かない。
【0066】なお、クラッチ40における突起48,4
9の形状は、図14(c) に示すような第1の発明と同様
の爪の形状としても良い。一方、第1、第2の吸気遮断
弁VA1,VA2は同軸の回転軸SAで上下方向に接続
されており、回転軸SAはアクチュエータA5に直接接
続されている。この回転軸SAは、第2の連通制御弁V
Cの回転軸SCに直交するように設けられているため
に、回転軸SAの回転軸SCに交わる部分には、回転軸
SCとの接触を避けるためにクランク部54が設けられ
ている。このクランク部54は、回転軸SAの回転によ
って回転軸SCに接触しないような位置に設けられてい
る。また、第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA2の回
転軸SAには、第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA2
がサージタンク61,62の吸気取入口65,66を開
弁している状態から矢印TA方向に回転して閉弁状態に
なる時に、開弁状態にある第2の連通制御弁VCの回転
軸SCを矢印TC方向に90°回転させて第2の連通制
御弁VCを閉弁させるリンク機構100が設けられてい
る。
【0067】リンク機構100は、第1、第2の吸気遮
断弁VA1,VA2の回転軸SAのクランク部54の近
傍に、このクランク部54の上側のアーム57とは所定
角度をなすレバー99とこのレバー99の先端部に設け
られた押圧片98、及び、第2の第2の連通制御弁VC
の回転軸SC上に突設された突片97とから構成され
る。この突片97の先端部は、レバー99の先端部の押
圧片98の回転軌跡上に位置している。従って、第1、
第2の吸気遮断弁VA1,VA2が開弁状態から矢印T
A方向に回転すると、第2の連通制御弁VCが開弁状態
にある時に、この回転の途中でレバー99の先端部の押
圧片99が第2の連通制御弁VCの回転軸SC上に突設
された突片97に当接し、これを押す。突片97が押さ
れると第2の連通制御弁VCの回転軸SCが矢印TC方
向に回転し、第2の連通制御弁VCが閉弁する。なお、
突片97の形状は、第2の連通制御弁VCの閉弁時にも
レバー99の先端部の押圧片99に当接している形状で
ある。
【0068】このように、図12から図14に示したア
クチュエータA5,A6と、クラッチ40及びリンク機
構100との組み合わせにより、第1、第2の吸気遮断
弁VA1,VA2、第1の連通制御弁VB、及び第2の
連通制御弁VCの3組の制御弁を2つのアクチュエータ
A5,A6で駆動することができ、以下の4つのモード
をとることができる。 (第1のモード)吸気遮断弁VA1,VA2、第1の連
通制御弁VB、及び第2の連通制御弁VCが全て閉弁 (第2のモード)吸気遮断弁VA1,VA2と第2の連
通制御弁VCが閉弁し、第1の連通制御弁VBが開弁 (第3のモード)吸気遮断弁VA1,VA2が開弁し、
第1の連通制御弁VBと第2の連通制御弁VCが閉弁 (第4のモード)吸気遮断弁VA1,VA2、第1の連
通制御弁VB、及び第2の連通制御弁VCが全て開弁 図15(1) 〜図15(4) は第1から第4のモードにおけ
る吸気遮断弁VA1,VA2と第1の連通制御弁VBの
動作、及びその時の第2の連通制御弁VCの駆動状態を
説明するものである。
【0069】図15(1) は高負荷低速運転時を示す第1
のモードにおける図14に示す各吸気制御弁の状態を示
しており、(a) は第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA
2の状態、(b) は第1の連通制御弁VBの状態、(c) は
第2の連通制御弁VCの状態、(d) は第2の連通制御弁
VCを駆動するクラッチ40の状態を示している。高負
荷低速運転時は、第1、第2の吸気遮断弁VA1,VA
2がアクチュエータA5に駆動されて閉弁し、第1の連
通制御弁VBがアクチュエータA6に駆動されて閉弁し
ている。そして、第2の連通制御弁VCは、クラッチ4
0の回転軸SB(駆動軸)側の突起48に回転軸SC側
の突起49が押されて回転軸SCが回転することによっ
て閉弁状態となる。このとき、第2の連通制御弁VCは
リンク機構100によっても閉弁状態となっている。
【0070】この状態は、吸気系の諸元としては最長の
吸気通路長になっている。図15(2) は高負荷低中速運
転時示す第2のモードにおける図14に示す各吸気制御
弁の状態を示しており、(a) は第1、第2の吸気遮断弁
VA1,VA2の状態、(b) は第1の連通制御弁VBの
状態、(c) は第2の連通制御弁VCの状態、(d) は第2
の連通制御弁VCを駆動するリンク機構100の状態を
示している。高負荷低中速運転時は、第1、第2の吸気
遮断弁VA1,VA2がアクチュエータA5に駆動され
て閉弁するが、第1の連通制御弁VBはアクチュエータ
A6に駆動されて開弁している。この時は第2の連通制
御弁VCはクラッチ40によっては駆動されないが、第
2の連通制御弁VCはリンク機構100によって閉弁状
態となっている。即ち、(d) に示すように、第1、第2
の吸気遮断弁VA1,VA2の回転軸SAに取り付けら
れた押圧片98が、回転軸SAの回転(第1、第2の吸
気遮断弁VA1,VA2の閉弁方向への回転)によっ
て、二点鎖線の位置から実線位置に移動することによ
り、二点鎖線位置にあった突片97が押圧片98に押さ
れ、実線の位置まで回転することによって、回転軸SC
が90°回転し、第2の連通制御弁VCが閉弁状態にな
るのである。
【0071】この状態は、吸気系の諸元としては2番目
に長い吸気通路長になっている。図15(3) は高負荷中
高速運転時を示す第3のモードにおける図14に示す各
吸気制御弁の状態を示しており、(a) は第1、第2の吸
気遮断弁VA1,VA2の状態、(b) は第1の連通制御
弁VBの状態、(c) は第2の連通制御弁VCの状態、
(d) は第2の連通制御弁VCを駆動するクラッチ40の
状態を示している。高負荷中高速運転時は、第1、第2
の吸気遮断弁VA1,VA2はアクチュエータA5に駆
動されて開弁し、第1の連通制御弁VBはアクチュエー
タA6に駆動されて閉弁している。そして、第2の連通
制御弁VCは、クラッチ40の回転軸SB(駆動軸)側
の突起48に回転軸SC側の突起49が押されて回転軸
SCが回転することによって閉弁状態となる。このと
き、リンク機構100は第2の連通制御弁VCの開閉に
関与していない。
【0072】この状態は、吸気系の諸元としては3番目
に長い吸気通路長になっている。図15(4) は高負荷高
速運転時示す第4のモードにおける図14に示す各吸気
制御弁の状態を示しており、(a) は第1、第2の吸気遮
断弁VA1,VA2の状態、(b) は第1の連通制御弁V
Bの状態、(c) は第2の連通制御弁VCの状態、(d) は
第2の連通制御弁VCを駆動するばね45を示してい
る。高負荷高速運転時は、第1、第2の吸気遮断弁VA
1,VA2がアクチュエータA5に駆動されて開弁し、
第1の連通制御弁VBもアクチュエータA6に駆動され
て開弁している。この時はクラッチ40及びリンク機構
100は共に第2の連通制御弁VCの開閉に関与してい
ない。従って、第2の連通制御弁VCは、その回転軸V
Cの端部に設けられたばね45の付勢力によって、開弁
状態を保持している。
【0073】この状態は、吸気系の諸元としては最短の
吸気通路長になっている。以上のように構成された内燃
機関の可変吸気制御装置によれば、ばね45に付勢され
て開弁状態を保持する第2の連通制御弁VCの開閉が、
アクチュエータA5によって開閉駆動される第1、第2
の吸気遮断弁VA1,VA2の動作の閉弁動作時にクラ
ッチ40を介して、或いは、アクチュエータA6によっ
て開閉駆動される第1の連通制御弁VBの閉弁動作によ
ってリンク機構100を介して閉弁状態に駆動されるの
で、3つの制御弁の駆動を2つの駆動源によって行うこ
とができる。
【0074】以上説明した実施例においては、第2の連
通制御弁VCはクラッチ40或いはリンク機構100か
らの駆動力が及ばない時には、ばね45に付勢されて開
弁状態を保持するように構成されているが、クラッチ4
0或いはリンク機構100の機構を変更することによ
り、ばね45のみに付勢されている時に閉弁状態を保持
するように構成することもできる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、弾性部材の付勢力で所定状態を保持する第1の吸気
制御弁が、外部駆動源で開閉駆動される第2の吸気制御
弁の動作の一部の範囲で連動手段によって保持状態とは
異なる状態に駆動されるので、2つの吸気制御弁の駆動
を1つの駆動源によって行うことができ、第2の発明に
よれば、弾性部材の付勢力で所定状態を保持する第1の
吸気制御弁が、外部駆動源でそれぞれ開閉駆動される第
2、或いは第3の吸気制御弁の動作の一部の範囲で連動
手段によって保持状態とは異なる状態に駆動されるの
で、3つの吸気制御弁の駆動を2つの駆動源によって行
うことができる。従って、本発明によれば、吸気通路内
に配置される複数の吸気制御弁を開閉制御することによ
り、吸気管の実質的な長さを変更可能な内燃機関におい
て、複数の吸気制御弁の開閉をより少ない駆動源により
制御することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関の可変吸気制御装置の第1の
発明における一実施例の全体構成を示す全体構成図であ
る。
【図2】図1に示した内燃機関の可変吸気制御装置の具
体的な構成の一例を示す吸気通路部分の一部切欠断面図
である。
【図3】(a) は図2の吸気通路の要部の垂直方向の断面
図で、機関の部分気筒運転状態を示す図、(b) は(a) の
クラッチ部の構成を説明する組立斜視図である。
【図4】(a) は図2の連通制御弁の機関停止時の開閉状
態を示す図、(b) は(a) のクラッチ部の爪の位置を水平
方向から見た図、(c) は図2の連通制御弁の機関低速時
の開閉状態を示す図、(d) は(c) のクラッチ部の爪の位
置をを水平方向から見た図、(e) は図2の連通制御弁の
機関中速時の開閉状態を示す図、(f) は(e) のクラッチ
部の爪の位置をを水平方向から見た図、(g) は図2の連
通制御弁の機関高速時の開閉状態を示す図、(h) は(g)
のクラッチ部の爪の位置をを水平方向から見た図であ
る。
【図5】(a) は多気筒内燃機関が全気筒運転を行ってい
る時の、機関回転数と異なる吸気通路長に応じた最大ト
ルク特性を示す特性図、(b) は多気筒内燃機関が部分気
筒運転を行っている時の、機関回転数と異なる吸気通路
長に応じた最大トルク特性を示す特性図である。
【図6】第1、第2の連通制御弁の開閉領域を実現する
ための制御を示すフローチャートである。
【図7】(a) は多気筒内燃機関が全気筒運転を行ってい
る時の機関回転数と最適吸気通路長を実現するための連
通制御弁の開閉領域を示す特性図、(b) は多気筒内燃機
関が部分気筒運転を行っている時の機関回転数と最適吸
気通路長を実現するための連通制御弁の開閉領域を示す
特性図である。
【図8】機関の全気筒運転時と部分気筒運転時におい
て、吸気管長制御を行った場合と行わない場合のトルク
の変化を比較して示す特性図である。
【図9】(a) は本発明の内燃機関の可変吸気制御装置の
第1の発明における他の実施例の具体的な構成の一例を
示す吸気通路部分の一部切欠断面図、(b) は(a) のクラ
ッチ部の部分拡大斜視図である。
【図10】(a) は図9の連通制御弁の機関停止時の開閉
状態を示す図、(b) は(a) のクラッチ部の爪の位置を水
平方向から見た図、(c) は図9の連通制御弁の機関低速
時の開閉状態を示す図、(d) は(c) のクラッチ部の爪の
位置をを水平方向から見た図、(e) は図9の連通制御弁
の機関中速時の開閉状態を示す図、(f) は(e) のクラッ
チ部の爪の位置をを水平方向から見た図、(g) は図9の
連通制御弁の機関高速時の開閉状態を示す図、(h) は
(g) のクラッチ部の爪の位置をを水平方向から見た図で
ある。
【図11】本発明の内燃機関の可変吸気制御装置の第2
の発明における一実施例の全体構成を示す全体構成図で
ある。
【図12】図11に示した内燃機関の可変吸気制御装置
の具体的な構成の一例を示す吸気通路部分の構成を示す
平面図である。
【図13】図12に示す吸気通路のサージタンク部分の
具体的な構成の一例の概略構成を示す斜視図である。
【図14】(a) は図13の吸気制御弁の構成を説明する
斜視図、(b) は(a) のクラッチ部の一例の構成を示す組
立斜視図、(c) は(a) のクラッチ部の他の例の構成を示
す組立斜視図である。
【図15】(1) は高負荷低速運転時を示す第1のモード
における図14に示す各吸気制御弁の状態を示してお
り、(a) は第1の吸気制御弁の状態、(b) は第2の吸気
制御弁の状態、(c) は第3の吸気制御弁の状態、(d) は
第3の吸気制御弁を駆動するクラッチの状態を示す図で
あり、(2) は高負荷低中速運転時を示す第2のモードに
おける図13に示す各吸気制御弁の状態を示しており、
(a) は第1の吸気制御弁の状態、(b) は第2の吸気制御
弁の状態、(c) は第3の吸気制御弁の状態、(d) は第3
の吸気制御弁を駆動するレバーとガイドの状態を示す図
であり、(3) は高負荷中高速運転時を示す第3のモード
における図13に示す各吸気制御弁の状態を示してお
り、(a) は第1の吸気制御弁の状態、(b) は第2の吸気
制御弁の状態、(c) は第3の吸気制御弁の状態、(d) は
第3の吸気制御弁を駆動するクラッチの状態を示す図で
あり、(4) は高負荷高速運転時を示す第4のモードにお
ける図13に示す各吸気制御弁の状態を示しており、
(a) は第1の吸気制御弁の状態、(b) は第2の吸気制御
弁の状態、(c) は第3の吸気制御弁の状態、(d) は第3
の吸気制御弁を駆動する捩じりばねの状態を示す図であ
る。
【図16】従来の内燃機関の可変吸気制御装置の構成を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1,11…内燃機関 2,12…吸気通路 4,14…スロットル弁 5,15…第1の吸気マニホルド 6,16…第2の吸気マニホルド 9,60…サージタンク 10…ECU 21,51…第1の分配通路 22,52…第2の分配通路 31,71…第1の連通通路 32,72…第2の連通通路 40…クラッチ 41…第1のクラッチ板 42…第2のクラッチ板 43,44…爪 45…ばね 48,49…突起 53,90…隔壁 54…クランク部 61,91…第1のサージタンク 62,92…第2のサージタンク 65,66…吸気取入口 97…突片 98…押圧片 99…レバー 100…レバー機構 A0,A3,A5,A6…アクチュエータ P1,P2…圧力センサ S0,S1,S2,SA,SB,SC…回転軸 V1,V2,VB,VC…連通制御弁 V3,VA1,VA2…遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 17/02 F02D 17/02 H 41/02 310 41/02 310C (72)発明者 永長 秀男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 宮下 茂樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路内に配置される複数の吸気制御
    弁を開閉制御することにより、吸気管の実質的な長さを
    変更可能な内燃機関の可変吸気制御装置であって、 弾性部材によって付勢され、この弾性部材以外の外力の
    作用しない状態では、開弁状態と閉弁状態の何れか一方
    の状態に保持される第1の吸気制御弁と、 外部から与えられる駆動力によって開閉駆動される第2
    の吸気制御弁と、 この第2の吸気制御弁を開閉駆動する駆動手段と、 この駆動手段による前記第2の吸気制御弁の開閉駆動動
    作の一部において、前記第1の吸気制御弁の開閉動作を
    この第2の吸気制御弁の開閉動作に連動させる連動手段
    と、 を備えることを特徴とする内燃機関の可変吸気制御装
    置。
  2. 【請求項2】 吸気通路内に配置される複数の吸気制御
    弁を開閉制御することにより、吸気管の実質的な長さを
    変更可能な内燃機関の可変吸気制御装置であって、 外部から与えられる駆動力によって開閉駆動される第1
    の吸気制御弁と、 前記第1の吸気制御弁を開閉駆動する第1の駆動手段
    と、 弾性部材によって付勢され、この弾性部材以外の外力の
    作用しない状態では、開弁状態と閉弁状態の何れか一方
    の状態に保持される第2の吸気制御弁と、 外部から与えられる駆動力によって開閉駆動される第3
    の吸気制御弁と、 この第3の吸気制御弁を開閉駆動する第2の駆動手段
    と、 前記第1の吸気制御弁と第2の吸気制御弁、及び前記第
    2の吸気制御弁と第3の吸気制御弁とを前記第2の吸気
    制御弁の付勢力とは反対方向のみに連動する連動手段
    と、 を備えることを特徴とする内燃機関の可変吸気制御装
    置。
JP8200578A 1996-07-30 1996-07-30 内燃機関の可変吸気制御装置 Pending JPH1047067A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200578A JPH1047067A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 内燃機関の可変吸気制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8200578A JPH1047067A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 内燃機関の可変吸気制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1047067A true JPH1047067A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16426673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8200578A Pending JPH1047067A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 内燃機関の可変吸気制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1047067A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904930B1 (ko) 2006-10-25 2009-06-29 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 가변 흡기 제어 시스템
CN106368825A (zh) * 2015-07-20 2017-02-01 现代自动车株式会社 发动机的停缸装置及其控制方法
CN114622999A (zh) * 2016-04-18 2022-06-14 卡特彼勒公司 用于发动机的进气关断阀

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904930B1 (ko) 2006-10-25 2009-06-29 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 가변 흡기 제어 시스템
CN106368825A (zh) * 2015-07-20 2017-02-01 现代自动车株式会社 发动机的停缸装置及其控制方法
CN114622999A (zh) * 2016-04-18 2022-06-14 卡特彼勒公司 用于发动机的进气关断阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03229936A (ja) エンジンの制御方法および制御装置
JPH1047067A (ja) 内燃機関の可変吸気制御装置
US7059299B2 (en) Multi-stage sliding air throttle valve assembly and cylinder assembly engine including same
JPH1037774A (ja) 多気筒内燃機関の吸気制御装置
JPH06173695A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS6036736A (ja) 気筒数制御エンジン
JP2620871B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPS6113708Y2 (ja)
JPH07229429A (ja) 吸気制御装置
JPS59138718A (ja) 多気筒内燃機関の排気系制御装置
JP2546047B2 (ja) 自動車用可変吸気装置
JP2783420B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPH0550584B2 (ja)
JPH0123654B2 (ja)
JP2734899B2 (ja) 自動車用エンジン
JPH0640904Y2 (ja) 内燃機関の排気装置
JPH0226048B2 (ja)
KR20030067856A (ko) 가솔린 직접 분사 엔진의 가변 차지 모션 밸브 제어장치및 그 제어방법
JPS59158320A (ja) エンジンの吸気装置
JPH0636260Y2 (ja) 可変マフラ
JPH0732923Y2 (ja) 排気ブレーキ装置
JPH01314A (ja) エンジンの吸気装置
JP3051194B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPH102226A (ja) 多気筒エンジンの排気装置
JPH08284670A (ja) エンジンの吸気装置