JPH1043501A - ドレーン分離装置 - Google Patents

ドレーン分離装置

Info

Publication number
JPH1043501A
JPH1043501A JP21923496A JP21923496A JPH1043501A JP H1043501 A JPH1043501 A JP H1043501A JP 21923496 A JP21923496 A JP 21923496A JP 21923496 A JP21923496 A JP 21923496A JP H1043501 A JPH1043501 A JP H1043501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
pot
pipe
safety
water seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21923496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3799672B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kawai
広 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP21923496A priority Critical patent/JP3799672B2/ja
Publication of JPH1043501A publication Critical patent/JPH1043501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3799672B2 publication Critical patent/JP3799672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負圧が徐々に上昇した場合でも負圧を破るこ
とができるようにし、ドレーンが分析計へ混入するのを
防ぐ。 【解決手段】 ドレーンセパレータ4で分離されたドレ
ーンおよびクーラ14で分離されたドレーンはドレーン
ポット8に入り、排出口10から排出される。測定ガス
導入ラインの負圧が上昇した場合、水封ブレークパイプ
30から水封用内パイプ22aのドレーンが安全ポット
16aに吸い上げられる。Q1<Q2に設定されている
ので、水封用内パイプ22a内の全ドレーンが安全ポッ
ト16aに吸引されたところで負圧が破られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焼却炉等の煙道から
燃焼排ガスを測定ガスとして分析計に導入する導入ライ
ンに設けられ、その測定ガス中の水分を除去するための
ドレーン分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に従来のドレーン分離装置の一例を
示す。煙道ガスなどの測定ガスは例えば250℃程度の
飽和湿度の状態にある。そのような測定ガスが、導入パ
イプ2により、フィルタ5を備え、気密状態にある室温
のドレーンセパレータ4へ導かれる。ドレーンセパレー
タ4では測定ガスの温度が250℃程度から室温まで低
下することにより結露した水分が除去されるとともに、
フィルタ5により固形分も除去される。ドレーンセパレ
ータ4で除去された水分は第1のドレーン排出パイプ6
によってドレーンポット8へ排出される。ドレーンポッ
ト8では底部から所定の高さに排出口10が設けられて
いて、余剰ドレーンは排出される。ドレーンポット8に
は一定量のドレーン12が溜められており、ドレーン排
出パイプ6の下端はそのドレーン12中に浸されてい
る。
【0003】ドレーンが分離された測定ガスは、ドレー
ンセパレータ4の上端の5℃程度に保たれたクーラ14
に導かれている。クーラ14では、冷却により分離され
たドレーンが安全ポット16で受けられ、第2のドレー
ン排出パイプ18を経てドレーンポット12に排出され
る。安全ポット16も気密状態に保たれ、ドレーン排出
パイプ18の上端には安全ポット16の内部の上部でク
ーラ14から分離されたドレーンを受ける受け口20を
備え、ドレーン排出パイプ18の下端はドレーンポット
8内に設けられた水封用内筒22内のドレーンに浸され
ている。水封用内筒22のドレーンの量CC1は安全ポ
ット16内の下部から受け口20までの距離で決まる容
量CC2よりも小さく設定されている。クーラ14を経
た測定ガスの導入路は開閉弁24を経てポンプ26で分
析計につながっている。
【0004】測定ガスはドレーンセパレータ4で室温ま
で冷されてドレーンが除去された後、クーラ14で再び
冷却されてドレーンが除去された後、分析計へ導かれて
分析に供される。ドレーンセパレータ4で除去されたド
レーンと、クーラ14で除去されたドレーンがともにド
レーンポット8へ排出される。
【0005】このドレーン分離装置では、煙道の負圧が
上昇したり、導入パイプ2が詰ったりすることにより、
測定ガス導入ラインの負圧が上昇したとき、水封用内筒
22内のドレーンが安全ポット16へ吸引される。安全
ポット16の容量CC2が水封用内筒22のドレーンの
量CC1より大きく設定されていることにより、水封用
内筒22のドレーンがなくなってドレーン排出パイプ1
8が大気と導通し、負圧を破る。これにより、分析計へ
ドレーンが混入するのを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】突変した負圧上昇の場
合は、上記のように安全ポット16が機能し、負圧を破
ってドレーンが分析計へ混入するのを防止することがで
きる。しかし、負圧が徐々に上昇した場合には、クーラ
14で除去されたドレーンがドレーン排出パイプ18内
に入り、そのドレーンが水封用内筒22内のドレーンの
量に加算されて安全ポット16に溜ることになる結果、
水封用内筒22で大気と導通しなくなり、負圧を破るこ
とができなくなる。その結果、ドレーンが安全ポット1
6から分析計内部に混入する不都合が生じる。そこで、
本発明は負圧が徐々に上昇した場合でも負圧を破ること
ができるようにし、ドレーンが分析計へ混入するのを防
ぐことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラインの測定
ガスを分析計に導入する導入ラインに設けられたクーラ
と、そのクーラで分離されたドレーンを気密状態の安全
ポットで受けてドレーンポットへ排出するドレーン分離
装置において、ドレーンを安全ポット内で受けてドレー
ンポットへ排出するドレーン排出パイプは安全ポット内
の上部でクーラから流出するドレーンをドレーン排出パ
イプの上端の受け口で受けるとともに、そのドレーン排
出パイプの下端が大気に開放されたドレーンポットのド
レーンに浸されており、安全ポット内の下部には新たに
設けた水封ブレークパイプの上端が設けられ、その水封
ブレークパイプの下端がドレーンポット内に設けられた
水封用内パイプの一定量のドレーンを介して大気に開放
されており、安全ポット内でのドレーン排出パイプの受
け口と水封ブレークパイプの上端との距離で決まる安全
ポットの容量がドレーンポット内の水封用内パイプの一
定量よりも大きく設定されている。
【0008】安全ポットからドレーンポットへのドレー
ン排出パイプとは別に、水封ブレークパイプを設けたの
で、測定ガス導入ラインの負圧が徐々に上昇した場合で
も、その間にクーラで分離されたドレーンはドレーン排
出パイプを経てドレーンポットに排出されるので、水封
用内パイプの一定量のドレーンの量に負圧が上昇してい
る期間のドレーンの量が加算されることがない。そのた
め、水封用内パイプの一定量が安全ポット内に吸引され
たときに、測定ガス導入ラインの負圧が破られ、ドレー
ンが分析計に混入するのを防止することができる。
【0009】
【実施例】図2は一実施例を表わす。図1と同一の部分
には同一の符号を用いる。煙道ガスなどの測定ガスは、
例えば250℃程度の飽和湿度の状態にあり、導入パイ
プ2により、フィルタ5を備え、気密状態にある室温の
ドレーンセパレータ4へ導かれる。ドレーンセパレータ
4では測定ガスの温度が250℃程度から室温まで低下
することにより結露した水分が除去されるとともに、フ
ィルタ5により固形分も除去される。ドレーンセパレー
タ4で除去された水分は第1のドレーン排出パイプ6に
よってドレーンポット8へ排出される。ドレーンポット
8では底部から所定の高さに排出口10が設けられてい
て、余剰ドレーンは排出される。ドレーンポット8には
一定量のドレーン12が溜められており、ドレーン排出
パイプ6の下端はそのドレーン12中に浸されている。
【0010】ドレーンセパレータ4の上端は5℃程度に
保たれたクーラ14に導かれている。クーラ14で冷却
されて測定ガスから分離されたドレーンが安全ポット1
6aで受けられる。ドレーンを安全ポット16a内で受
けてドレーンポット8へ排出する第2のドレーン排出パ
イプ18aは、その上端に安全ポット16a内の上部で
クーラ14から流出するドレーンを受ける受け口20を
備えており、ドレーン排出パイプ18aの下端は大気に
開放されたドレーンポット10のドレーン12に浸され
ている。
【0011】安全ポット16a内の下部には、新たに設
けた水封ブレークパイプ30の上端が設けられ、水封ブ
レークパイプ30の下端がドレーンポット8内に設けら
れた水封用内パイプ22aの一定量のドレーンを介して
大気に開放される。
【0012】安全ポット16a内でのドレーン排出パイ
プ18aの受け口20と水封ブレークパイプ30の上端
との距離で決まる安全ポットの容量Q2が、ドレーンポ
ット8内の水封用内パイプ22aの一定量Q1よりも大
きく設定されている。
【0013】図2の実施例の動作について説明する。ド
レーンセパレータ4で分離されたドレーンおよびクーラ
14で分離されたドレーンはドレーンポット8に入り、
排出口10から排出される。ポンプ26の上流側、すな
わち測定ガス導入ラインは負圧状態であり、ドレーン排
出パイプ6,18a及び水封ブレークパイプ30にはそ
の負圧に対応した高さまでドレーンが吸い上げられてい
る。
【0014】測定ガス導入ラインの負圧が上昇した場
合、水封ブレークパイプ30から水封用内パイプ22a
のドレーンが安全ポット16aに吸い上げられる。Q1
<Q2に設定されているので、水封用内パイプ22a内
の全ドレーンが安全ポット16aに吸引されたところで
負圧が破られる。その結果、ポンプ26によってドレー
ンが分析計へ吸い込まれることは避けられる。
【0015】負圧が徐々に上昇しても、その間に発生し
たクーラ14でのドレーンは、ドレーン排出パイプ18
aを経てドレーンポット8へ排出されるので、水封用内
パイプ22aのドレーンに加算されることはなく、水封
用内パイプ22a内の全ドレーンが安全ポット16aに
吸引されたところで負圧が破られる。これはドレーン排
出パイプ18aとは別に水封ブレークパイプ30を設け
たためである。
【0016】
【発明の効果】本発明では、安全ポットからドレーンポ
ットへのドレーン排出パイプとは別に、下端がドレーン
ポット内に設けられた水封用内パイプの一定量のドレー
ンを介して大気に開放される水封ブレークパイプを設
け、安全ポットの容量がドレーンポット内の水封用内パ
イプの一定量よりも大きく設定したので、測定ガス導入
ラインの負圧が徐々に上昇した場合でも、その間にクー
ラで分離されたドレーンはドレーン排出パイプを経てド
レーンポットに排出され、水封用内パイプの一定量のド
レーンの量に負圧が上昇している期間のドレーンの量が
加算されることがなくなり、水封用内パイプの一定量が
安全ポット内に吸引されたときに、測定ガス導入ライン
の負圧が破られ、ドレーンが分析計に混入するのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドレーン分離装置を示す流路図である。
【図2】一実施例のドレーン分離装置を示す流路図であ
る。
【符号の説明】
2 測定ガス導入パイプ 4 ドレーンセパレータ 8 ドレーンポット 14 クーラ 16a 安全ポット 18a ドレーン排出パイプ 20 ドレーン排出パイプの受け口 22a 水封用内パイプ 30 水封ブレークパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙道排ガスの測定ガスを分析計に導入す
    る導入ラインに設けられたクーラと、そのクーラで分離
    されたドレーンを気密状態の安全ポットで受けてドレー
    ンポットへ排出するドレーン分離装置において、 前記安全ポット内の上部でクーラから流出するドレーン
    をドレーン排出パイプの上端の受け口で受けるととも
    に、そのドレーン排出パイプの下端が大気に開放された
    ドレーンポットのドレーンに浸されており、 前記安全ポット内の下部にはドレーン排出パイプとは別
    に設けられた水封ブレークパイプの上端が配置され、そ
    の水封ブレークパイプの下端がドレーンポット内に設け
    られた水封用内パイプの一定量のドレーンを介して大気
    に開放されるようになっており、 前記安全ポット内でのドレーン排出パイプの受け口と水
    封ブレークパイプの上端との距離で決まる安全ポットの
    容量がドレーンポット内の前記水封用内パイプの一定量
    よりも大きく設定されていることを特徴とするドレーン
    分離装置。
JP21923496A 1996-07-31 1996-07-31 ドレーン分離装置 Expired - Fee Related JP3799672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21923496A JP3799672B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ドレーン分離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21923496A JP3799672B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ドレーン分離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1043501A true JPH1043501A (ja) 1998-02-17
JP3799672B2 JP3799672B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=16732317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21923496A Expired - Fee Related JP3799672B2 (ja) 1996-07-31 1996-07-31 ドレーン分離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3799672B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054443A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Horiba Ltd 排ガス測定装置および排ガス測定方法
JP2021015028A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社島津製作所 ガス分析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054443A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Horiba Ltd 排ガス測定装置および排ガス測定方法
JP2021015028A (ja) * 2019-07-11 2021-02-12 株式会社島津製作所 ガス分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3799672B2 (ja) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CY1110776T1 (el) Διαχωριστης αεριου/υγρου που περιλαμβανει ενα φιλτρο παγιδας υγρου
US4913771A (en) Method for dewatering sludge or slurry
JPH1043501A (ja) ドレーン分離装置
CN212348021U (zh) 一种窑炉尾气的预处理装置
US4842622A (en) Gas/liquid/solids separator
EP0441348A1 (en) Gas-liquid separator
KR100836393B1 (ko) 자동차 배출가스 측정장치의 수분 분리기 구조
JPH09313863A (ja) ガスから液体及び/或いは不純物を除去する装置
IE43264L (en) Gas scrubbing apparatus
CN112014520B (zh) 废气测量装置
JPH11520A (ja) 水分排出装置
JPH0239533Y2 (ja)
CN218496524U (zh) 一种高温取样装置
CN210495714U (zh) 一种带有过滤器的文丘里汽液分离器
CN212748821U (zh) 一种固相萃取仪用气液分离装置
JP3984364B2 (ja) ガス分析計のサンプリング装置
RU2309785C2 (ru) Вакуумная станция
KR200226967Y1 (ko) 배기가스 수분분리기
JP2971646B2 (ja) ガス分析装置
CN210243301U (zh) 一种气体取样装置及热释放测试设备
JPH0744994Y2 (ja) サンプリング装置
JP2003222578A (ja) サンプリング装置
CN103962342B (zh) 具有隔膜吹扫碎屑分离机构的气相色谱仪
JPH10185778A (ja) 自動ドレン排出装置
JP2544097Y2 (ja) ドレン排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060417

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees