JPH1042693A - 椎茸栽培方法 - Google Patents

椎茸栽培方法

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Publication number
JPH1042693A
JPH1042693A JP8208234A JP20823496A JPH1042693A JP H1042693 A JPH1042693 A JP H1042693A JP 8208234 A JP8208234 A JP 8208234A JP 20823496 A JP20823496 A JP 20823496A JP H1042693 A JPH1042693 A JP H1042693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
shiitake mushrooms
lentinus edodes
artificial
cultivating
Prior art date
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Pending
Application number
JP8208234A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizukado Furuya
水門 古屋
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Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】椎茸を効率よく発茸させ、しかも品質の良い椎
茸を他に類をみない高収量で収穫することができる椎茸
栽培方法を提供しようとするものである。 【解決手段】菌糸を蔓延させた人工榾木をコンテナに搭
載し、このコンテナを約10〜50回/毎分の速度で揺
動させることにより、椎茸の発生および生長を飛躍的に
増大させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、椎茸を効率よく
発茸させ、しかも品質の良い椎茸を他に類をみない高収
量で収穫することができる椎茸栽培方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の人工榾木等に衝撃を与え
るようにした椎茸栽培方法としては、特公平5−178
14号公報に記載の、人工榾木等に1〜15kg・m/
sの撃力を与えるものが知られている。
【0003】そしてその具体例として、次の各例が挙げ
られている。 人工榾木を所定の高さから硬質な床面に重力落下させ
るもの。 人工榾木に槌等の治具を使用して衝撃を与えるもの。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の人工榾木を所定の高さから硬質な床面に重力落下さ
せるものにおいては、人工榾木が損傷しやすく、繰り返
し使用できなくなって不経済であり、しかも発茸および
収穫面で期待するほどの効果は上げられなかったのが実
情である。
【0005】また、上記後者の人工榾木に槌等の治具を
使用して衝撃を与えるものにおいても、前者と同様に人
工榾木が損傷しやすく、繰り返し使用できなくなって不
経済であり、しかも発茸および収穫面で期待するほどの
効果は上げられないという欠点があった。
【0006】この発明は従来例の上記欠点を解消して、
椎茸を効率よく発茸させ、しかも品質の良い椎茸を他に
類をみない高収量で収穫することができる椎茸栽培方法
を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の椎茸
栽培方法は、菌糸を蔓延させた人工榾木をコンテナに搭
載し、このコンテナを約10〜50回/毎分の速度で揺
動させることにより、椎茸の発生および生長を飛躍的に
増大させたことを特徴とするものである。
【0008】またこの発明の椎茸栽培方法は、上記揺動
手段が、コンテナを直接起振装置により揺動させること
をも特徴とするものである。
【0009】さらにこの発明の椎茸栽培方法は、上記揺
動手段が、コンテナをワイヤないしアームをカム機構と
連結し、このカム機構を電気的もしくは機械的に駆動す
ることをも特徴とするものである。
【0010】この発明の椎茸栽培方法は以上のように構
成したので、椎茸を効率よく発茸させ、しかも品質の良
い椎茸を他に類をみない高収量で収穫することができる
新規な椎茸栽培方法を提供できるようになった。
【0011】またこの発明の椎茸栽培方法においては、
人工榾木に過度の負荷を与えないので、人工榾木の損傷
や疲労が少なく、人工榾木を繰り返し使用することがで
きるので非常に経済的に椎茸を栽培できるようになっ
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の椎茸栽培方法の
実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0013】図1はこの発明の椎茸栽培方法に使用する
栽培装置を示すものである。図において、1は菌糸を蔓
延させた人工榾木であり、U字形断面の枠体を備えたコ
ンテナ2内に整列して搭載することにより、多数収容さ
れている。
【0014】上記コンテナ2は、人工榾木1を搭載する
ために所定の幅を備えており、その上端にはフックへの
係止手段3が形成されている。図ではこの係止手段3は
リングとして示されている。
【0015】4は、上記係止手段3に係合してコンテナ
2を吊り下げるためのコ字状アームであり、このコ字状
アーム4両端には上記係止手段3に係合するフック5が
取り付けられている。
【0016】また上記コ字状アーム4には、ほぼ中央に
クレーンへの係止手段6が形成されており、シーソー状
にスイングするよう構成されている。図ではこの係止手
段6もリングとして示されている。
【0017】7は、上記係止手段6に係合してコンテナ
2を吊り下げるための天井クレーンであり、この天井ク
レーン7の下端には上記係止手段6に係合するフック8
が取り付けられている。この天井クレーン7は、必要に
応じて栽培用の部屋の天井に設けたレール9に沿って走
行する。
【0018】上記コンテナ2の適所にはワイヤ11が連
結してあり、このワイヤ11をカム機構12と接続し、
このカム機構12を減速モータ13で一定の周期で電気
的に駆動するようになっている。
【0019】以上のように構成された栽培装置に基づい
て椎茸を栽培するには、先ず菌糸を蔓延させた人工榾木
1をコンテナ2内に整列して搭載する。
【0020】このコンテナ2を、フック5を係止手段3
に取り付けることによってコ字状アーム4に吊り下げ、
さらにフック8をコ字状アーム4の係止手段6に取り付
けることによって天井クレーン7に吊り下げる。この状
態でコンテナ2は、天井クレーン7にコ字状アーム4を
介してシーソーないし振り子状にスイングするよう吊り
下げられている。
【0021】その状態でカム機構12を減速モータ13
で一定の周期で電気的に駆動すると、コンテナ2はワイ
ヤ11で牽引されて揺動する。この揺動のサイクルは、
経験的に約10〜50回/毎分の速度が好適であり、こ
の範囲内で非常に優れた発茸作用が現れ、しかも品質の
良い椎茸が高収量で収穫できた。
【0022】ちなみに、従来の静置による収量に比較し
て、この発明の椎茸栽培方法によれば大幅に発芽が促進
され、出荷できる品質の椎茸の収量を約2倍程度とする
ことができるようになった。
【0023】なお上記において、揺動手段としてコンテ
ナをワイヤないしアームをカム機構と連結し、このカム
機構を電気的もしくは機械的に駆動するものを示した
が、他の起振装置を使用することができるのはもちろん
である。起振装置としては、例えば起震車と同様の機構
を持つもの、フォークリフト、レール9に凹凸を持たせ
て天井クレーン7が走行中に振動するようにしたもの等
であってもよい。
【0024】さらに、必要に応じてコンテナに連結した
ワイヤないしアームを人力で操作することにより、補助
的に振動を与えるようにすることもできる。
【0025】
【発明の効果】この発明の椎茸栽培方法は以上のように
構成したので、椎茸を効率よく発茸させ、しかも品質の
良い椎茸を他に類をみない高収量で収穫することができ
る新規な椎茸栽培方法を提供できるようになった。
【0026】またこの発明の椎茸栽培方法においては、
人工榾木に過度の負荷を与えないので、人工榾木の損傷
や疲労が少なく、人工榾木を繰り返し使用することがで
きるので非常に経済的に椎茸を栽培できるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の椎茸栽培方法に使用する栽培装置の
要部を示す正面図である。
【図2】装置の全体を示す概略図である。
【符号の説明】
1 人工榾木 2 コンテナ 3 係止手段 4 コ字状アーム 5 フック 6 係止手段 7 天井クレーン 8 フック 9 レール 11 ワイヤ 12 カム機構 13 減速モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 菌糸を蔓延させた人工榾木をコンテナに
    搭載し、このコンテナを約10〜50回/毎分の速度で
    揺動させることにより、椎茸の発生および生長を飛躍的
    に増大させたことを特徴とする椎茸栽培方法。
  2. 【請求項2】 揺動手段が、コンテナを直接起振装置に
    より揺動させてなる請求項1に記載の椎茸栽培方法。
  3. 【請求項3】 揺動手段が、コンテナをワイヤないしア
    ームをカム機構と連結し、このカム機構を電気的もしく
    は機械的に駆動してなる請求項1に記載の椎茸栽培方
    法。
JP8208234A 1996-08-07 1996-08-07 椎茸栽培方法 Pending JPH1042693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8208234A JPH1042693A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 椎茸栽培方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8208234A JPH1042693A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 椎茸栽培方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1042693A true JPH1042693A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16552882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8208234A Pending JPH1042693A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 椎茸栽培方法

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Country Link
JP (1) JPH1042693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160059636A (ko) * 2014-11-19 2016-05-27 변한섭 표고 종균을 이용한 둥근갓 비대자루 표고 버섯 재배 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160059636A (ko) * 2014-11-19 2016-05-27 변한섭 표고 종균을 이용한 둥근갓 비대자루 표고 버섯 재배 방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308